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村民登山の参加者が写真交歓会
7年ぶりの復活で8月に行った宮田村の村民登山の思い出を振り返ろうと5日夜、登山の参加者が写真交歓会を開いた。・ス山談義・スに花を咲かせ、「今後も続けていきたい」などの声もあがった。
登山に参加した約30人のうち半数の15人ほどが出席。それぞれ撮影した写真を持ち寄り、「キレイに撮れてるな」「天気に恵まれて本当に良かった」などなど、充実した山行を振り返った。
酒も酌み交わし、尽きない思い出の数々。仲間の輪も広がる山の楽しさを改めて感じていた。 -
運動の習慣づけ目指して「健康deクラス」開講
宮田村住民福祉課と村公民館は5日、運動の習慣づけで健康な体力をつくろうと新講座「健康deクラス」を開講した。月3回、6カ月間のメニューで、ウォーキングや体操など、バラエティに富んだ内容。保健師や栄養士などの指導も組み合わせ、体調管理、体力維持につなげる。
講師は村内外で運動指導に定評がある伊藤百合さん、鬼久保亜紀さん、竹村典子さんの3人。初回は11人が受講し、体力測定や正しい姿勢で歩くウォーキングにも挑戦した。
楽しみながら体を動かし、自分の体力を感じた参加者。「もう少し運動しなきゃね」などと会話もしながら、心地良い汗を流した。
同講座は中途からの参加も歓迎で、新たな受講者を随時募集中。問い合わせは村公民館85・2314、村保健福祉係85・4128まで。 -
河原町リバースがグランセローズに熱い声援
宮田村の少年野球チーム・河原町リバースは1日、伊那市で初めて開かれた北信越BC(ベースボールチャレンジ)リーグの信濃グランセローズの試合を観戦。県民球団の・ス一投一打・スに熱い声援を送った。
伊那県営球場で行われた対富山サンダーバーズ戦。結果は3‐9で敗れたが、子どもたちはプロの技術に興奮気味で、戦況をかたずを飲んで見守った。
試合後は、選手たちと記念撮影も。握手もしてもらうなど、ふれあいも深めた。 -
宮田小児童が生産農家と給食交流、安全、安心な農産物に感謝
宮田村の宮田小学校は5日、毎日の給食に農産物を提供している村内農家などを招いて「地域食材100%の日」を開いた。生産者と児童が地元食材ふんだんの給食で会食。安全、安心な食を届けようと協力してくれる地域の支えに、子どもたちは改めて感謝した。
「学校給食を育てる会」をはじめとした生産者や、学校運営の協力者28人を各学級に招待。
そのうち3年3組は学級で取り組んだスイカ栽培にも協力してくれた、育てる会の小田切靖子さん=南割区=を招いた。
豚肉、カボチャ、ニンジン、タマネギなど夏野菜たっぷりのカレーをはじめ、サラダ、ゼリーと全てが村内産食材。美味しい給食に舌鼓を打ちながら、スイカ栽培した春から夏にかけての思い出話にも花を咲かせた。
感謝の気持ちを込めて子どもたち一人ひとりが、小田切さんに手紙や色紙を渡す姿も。「消費者とふれあう機会ってめったにないでしょ。喜んでくれると、私たちの力にもなりますね」と小田切さんは話した。
生産者と児童の交流は4年ほど前から続くが、子どもたちは色々な場面で地元の豊かさにふれる機会となっており、食や農を通じて学習の幅は広がりを続けている。 -
宮田中2年生が職場体験学習
宮田村宮田中学校2年生は5、6日、村内外の事業所で職場体験学習を行っている。将来の夢も考えながら、仕事の厳しさや楽しさを肌で学んでいる。
97人の生徒は希望する職業を選択。サービス、製造、小売りなど37の企業、団体が受け入れた。
町一区のベーカリー「モンパルノ」では、伊藤なつきさん、加藤真結香さん、工藤一哉君の3人が実習。次々と焼き上がるパンを包装し、店頭に並べた。
「将来料理人になりたくて、食べ物をつくっている所を希望した」という工藤君。レジ打ちなどの接客や清掃も体験し、ただつくって販売するだけでは終わらないサービス業の一端にもふれた。
生徒の職場体験を長年受け入れている店主の堀井健一さんは「オーブンの熱が広がるこの暑い工房で作業するのは大変なこと。店に並ぶ商品が簡単にできるものではないことを知り、職業、社会の厳しさも感じてもらえるのでは」と話した。
6日はパンづくりも体験する予定だ。 -
村税最高更新も公債費比率は20%超、実質単年度収支は赤字に
宮田村の2006年度一般会計決算が5日までにまとまり、村税収入が過去最高だった前年度をさらに3・4%上回り、12億5297万円にのぼったことが分かった。一方で、実質単年度収支は4年ぶりに赤字に転落。借金返済の負担の重さの指標となる実質公債費比率は20%を超え、今後7年間の公債費負担適正計画を策定するほか、繰り上げ償還を断行するなどして財政の健全化を図る。
村税のうち法人村民税は好調な業績にも支えられ、7・9%増の2億8196万円。2004年度には1億2千万円余りだったことから、わずか4年間で倍増した。
個人村民税も定率減税の半減などにより9・5%増の3億3960万円だった。
06年度決算では歳入が34億4019万円、歳出が32億6722万円。前年度から繰入金を除いた実質単年度収支は1473万円の赤字を計上した。
実質公債費比率は20・4%。前年度から3・9ポイント増加しているが、村企画財政係は「国が詳細な扱いを指導するようになり、債務負担行為や公営企業への繰り出し金なども新たに加味して、算定したため。財政悪化を示すわけではない」と説明。実質は約1ポイントの増加という。
適正化計画策定の必要がある18%を超えたが、村は金利が高かった1990年代前半以前の借金返済を中心に繰り上げて償還していきたい考え。
同係は「公債費は06年度あたりがピークで、今後は徐々に減少傾向に入る。人件費の削減など含めた財政の健全化とあわせて、適正化に努めていく」としている。 -
村社協デイサービスセンターで避難訓練
宮田村社会福祉協議会デイサービスセンターで3日、火災を想定した避難訓練が行われた。利用者は身の安全を守るため「頭巾」をかぶり、職員の誘導に従って車イスや徒歩で避難した。
1日の防災の日にあわせて毎年実施。7分30秒で21人全員が玄関前に避難した。
職員はあわせて消火栓を使って放水訓練。利用者の安全を第一に考えて、連携も再確認した。
山浦正弘社協会長、酒井一衛同事務局長は「有事の際は、落ち着いて職員の指示に従って」と呼びかけた。 -
学校文化祭に向けて資源回収
宮田村宮田中学校は1日、空き瓶、空き缶の資源回収を行った。生徒とPTAが協力。得た資金は月末に控えた村の文化祭「梅樹祭」に充てる。
生徒たちが各家庭をまわって回収。まず地区ごとにまとまた後、学校に集めた。
地域の協力があってこそ梅樹祭も行えると実感しつつ、子どもたちは保護者の協力を得て汗を流していた。 -
村保育園、外部専門講師のスポーツ指導で効果も
宮田村の保育園は、専門の外部講師を招いて園児へのスポーツ指導を積極的に展開している。理論に基づいた指導を行うことで、子どもたちの普段の動きや集中力に変化も。「運動指導は保育士だけでは限界もある。専門知識を持っている人に教えてもらうことは、子どもたちのやる気にもつながっている」と、関係者はさらなる期待を寄せている。
中央保育園は昨年度から保護者会の支援も受けて、村内のサッカークラブチーム・トップストーンのコーチを月に1回程度招へい。
今年度は村の社会教育指導員で、豊富な水泳インストラクターの経験も持つ伊藤百合さんを招き、2日間に渡って園児の水泳指導を任せた。
遊び感覚を織り交ぜ、飽きやすい子どもの関心を絶えず引き寄せる指導法に、関礼子園長は「我々ではこのようにはうまくいかない」と話す。
段階を追いながらレベル向上にもつながっていることを説明し、「指導が良ければ、子どもたちも一目置いて取り組む」とも。
馴れあいがちな園の生活だけに、より多くの地域の人に接することが園児の刺激になることも確かだ。
「たくましく育ってというのが一番の願い」。そんな関係者の想いが、元気な宮田っ子を育んでいる。 -
「地域防災対策-自主防災組織の役割と活動-」
宮田村村民会館で2日、防災訓練に合わせ、県出前講座があり、県防災推進員の伊藤秀雄さんが「地域防災対策-自主防災組織の役割と活動-」をテーマに講話。約300人が聴講し、防災意識を高めた。
この中で、伊藤さんは風水害や土砂災害について説明した後、上下伊那で心配される大規模地震は「東海地震」「伊那谷断層地震」「糸魚川-静岡構造線断層帯地震」とした。
自主防災組織の活動には▽自助・共助・公序の役割認識に立ち、要援護者対策、ライフライン復旧▽地域の実情把握▽平常時には点検、準備と訓練▽災害時には応急活動の実施▽災害時要支援者への避難支援-などを挙げた。
また、自治体が出す避難情報について、「避難準備情報」は災害発生までに90縲・20分程度を予測。要援護者は避難開始、一般は避難準備。「避難勧告」は発災まで60分程度を予測。避難開始。「避難指示」は発災まで30分以内を予測。避難していない住民は直ちに避難する-などとした。 -
宮田村地震防災訓練
宮田村は2日、村内全域で07年度地震総合防災訓練があった。自主防災組織が中心に、地域が連携し、避難誘導、初期消火、救護訓練などを展開、災害時の対応を住民ひとり一人が再確認した。
このうち、中越区では区民全員が各班ごとの第1次避難場所に避難したあと、各班長の誘導で、歩いて第2次避難場所の集落センターに集合し、人員報告をした。
引き続き、消火器を使った初期消火訓練、防災倉庫に常備した折りたたみリヤカーの組み立て、担架を使って、負傷者の搬出訓練も行ない、地域の防災力アップを図った。 -
所在把握に・ス避難カード・ス村の防災訓練で新たな試み
宮田村は2日午前8時から、地震防災訓練を村内全域で開く。今年は・ス情報把握・スを最重要のテーマに掲げ、各地区の自主防災会を中心に避難訓練を展開。よりきめ細かな住民の所在を把握をするため「避難カード」を事前に全戸配布し、1次避難場所で提出することにより、各世帯全員の避難の可否をつかむ。
避難カードは初めての試み。各世帯が家族の構成と避難の可否、避難できない理由を記入し、当日の避難場所で提出する。
今までの訓練では避難所に集まった人員のみを報告していたが、カード提出により、避難できていない人とその理由も明確に。迅速な救助、誘導活動につなげる。
各地区では避難のほかに、バケツリレーや土のうづくりなど独自の訓練を盛り込み、災害時に備える。
訓練終了後の午前10時半からは、村民会館で地域の防災対策について県の出前講座も開く。 -
トップストーン・ロゼッタ、ガールズエイト県大会は惜敗
女子サッカーU‐12(12歳以下)の第8回ガールズエイト県大会は1日、松本市営サッカー場で開いた。県リーグ戦を制して臨んだ宮田村のトップストーン・ロゼッタは、1回戦で塩尻FCレディースJrにPK戦で惜敗。全国の夢は散ったが、10月に控える女子北信越大会に向けて貴重な経験を積んだ。
ガールズエイトはこのカテゴリーで唯一、全国につながる大会。トップストーンは同年代の男子が全日本出場を果たし、ロゼッタも県リーグ優勝の勢いを今大会にぶつけた。
前半、池上からFW伊藤に渡り先制。しかし、後半に追いつかれPK戦に。サドンデスまで持ち込んだが、最後は力尽きた。
塩尻FCとは相性が良く、この大会まで今季は全勝。しかし、全国に向けた初戦で苦汁をなめる結果に。
「相手のほうが、勝ちたいという意欲が強かったのだと思う。勝つために自分たちは何をすべきか考える良い経験になった」と杉本雅史監督。
西村樹主将は「攻撃に広がりがなく、パスがつながらなかった」と振り返った。
今大会とは別の北信越大会が10月に富山県であるが、ロゼッタは出場を決めている。
「もっと、もっと声を出して戦い、北信越は優勝したい」と西村主将は次を見据えた。 -
小梅の梅酒で全国へ
本坊酒造信州工場(宮田村新田区)は、地元上伊那産の小梅を使ったアルコールベースで割安感のある梅酒を県内限定から全国販売に転換した。既に全国展開している高級なブランデーベースの梅酒が人気を集めていることもあり、幅広い客のニーズにも応える。
全国発売にあわせて、銘柄も「伊那谷の梅酒」から「小梅の梅酒」にリニューアル。価格は720ミリリットル1300円(税別)で、年間1万本の出荷を計画する。
今まで全国に向けて発売してきたブランデーベースの「竜峡梅酒」は、1700円と梅酒としては高価だが、愛好者に高い支持を受けて好評。「小梅の梅酒」との併売により、首都圏を中心とした購買層にアピールする。 -
響きの会コンサート
宮田村大原区の瀧澤智恵子さんが主宰する音楽教室の生徒たちによる響きの会コンサートがこのほど、同村民会館であった。日ごろの練習の成果を発表。ピアノだけでなく、リコーダーや管楽器の演奏なども取り入れ、会場と一緒に音楽の楽しさを味わった。
幼い子どもたちは、母親と一緒に演奏。小学校2縲・年生は息をあわせてリコーダーも披露した。
ピアノソロ、アンサンブルに、遊び心を盛り込んだ楽しい演出も。瀧澤さんは「色々な音楽の楽しみ方を感じてもらえれば」と話していた。 -
宮田の名物丼・ス紫輝彩丼・ス10月9日からサークルK県内全店で販売正式決定
宮田村の名物丼「紫輝彩丼」が、コンビニエンスストア・サークルKの県内全120店舗で10月9日から発売することが31日、正式に決まった。3週間の限定だが、あわせて丼の味付けにも使う同村特産の山ぶどうワインを同店頭で取り扱う。名物を通じて・スみやだ・スを広くアピールする機会にもなるが、サークルKの担当者も「ある地域に特化したこれだけ大掛かりな企画は初めて」と話す。
村商工会青年部や村内飲食店でつくる「名物丼プロジェクト」と、コンビニ大手サークルKサンクスの共同開発。
3月から12店で提供を開始している「紫輝彩丼」の良い所を散りばめ、鶏肉、シメジ、タマネギを共通食材でもある村特産の山ぶどうワインを用いて和風に仕立てた。
今回の企画は、ただ単に丼を販売するだけでなく、「食べた人に宮田村へ足を運んでもらうことも強く意識している」とサークルKサンクスの清水重秋バイヤーは話す。
どこへ行けば紫輝彩丼が食べられるか分かる宮田村の地図をリーフレットにして、コンビニ店頭に並ぶ丼一つひとつに添付。
「ここまでするのは珍しいことだが、名物丼を商品化することで、我が社としても地域おこしや地産地消に貢献できる」と同バイヤーは続ける。
コンビニ各社は近年、地域の名物に着目して商品化も競っているが、遠隔地よりも地元のものに高い関心を示す購買層の傾向もみられ、宮田村の関係者も近隣のファン掘り起こしも期待を寄せる。 -
宮田大学院、認知症などについて学習
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田大学院」はこのほど、村地域包括支援センターの高山可代子さんを講師に介護保険の現状から認知症予防まで学んだ。
認知症の人たちは不安の中で生活していると説明。「顔見知りの友人の顔を見たりするとホッとする。ぜひ話し相手になったり、外出できる機会も設けてあげて」と続けた。
元気に生活するために、家庭でも簡単にできる筋力アップの体操も紹介。学院生も実際に体を動かし、健康の大切さを肌身で感じていた。 -
祇園祭写真コンテスト、力作を選考
宮田村津島神社祇園祭の写真コンテスト審査会は30日、村商工会館で開いた。主催する村商工会などが推薦、特選などの各賞を選考。入賞者は9月2日に発表する。
今年は村の夏まつりがなかった影響で昨年よりも応募が少なかったが、それでも村内外から45点が集まった。
7月にあった祇園祭の魅力を様々な角度から描写した力作揃い。
勇壮な「あばれみこし」や、花火の火の粉を浴びる男衆、華やかな阿波踊り、YOSAKOIソーランなど、臨場感あふれる作品の数々が、前林善一商工会長ら7人の審査員を悩ませていた。
入賞作品は観光ポスターなどに使われる。 -
信州サーモンの燻製新たに
特産の・ス煙・ス再び‐。宮田村新田区で燻製工房を営む平沢秋人さん、明子さん夫妻は、県の特産品として注目を集める「信州サーモン」の燻製を新たに手がけ始めた。県と共同で県産食材の商品化事業を手がける有名シェフから加工依頼を受けたもの。既に県外の物産展で販売し好調。天竜川漁協が運営した旧宮田養魚場の閉鎖により、夫妻が村の特産として育てたニジマスの燻製は姿を消したが、その努力と技術は県の特産として花開こうとしている。
茅野市蓼科高原でフランス料理店「エスポワール」を営む藤木徳彦オーナーシェフから依頼が来たのは、最後まで在庫してあったニジマスの燻製も全て終わった7月過ぎ。
10年間地元にこだわり、近くの養魚場で育ったニジマスのみを使って燻製を手がけてきた平沢さん夫妻だが「県の特産を加工することで宮田村のPRになれば」と引き受けた。
佐久市から運ばれる信州サーモンを今まで通り、下ごしらえから4日間かけて燻製。変わったのは、藤木さんのレシピを使うことだけだ。
ニジマスと違って生臭さなどクセが少ないのも特徴。「1度食べたら忘れられない味に仕上がった」と、藤木シェフも胸を張る。
・ス信州職材・ス6商品の一つとして、東京と名古屋の百貨店で開かれた県物産展で販売。好調な売れ行きをみせ、今後も県内外のイベントを中心に販売も計画する。 -
宮田小自律学級が喫茶
宮田村宮田小学校の自律学級5、6組は29日、2年ぶりとなる喫茶を同小梅の子ホールで開いた。
事前にケーキやデザートを手作りして用意。8人の児童全員が店員に扮し、客として訪れた教職員や保護者を迎え入れた。
「いらっしゃいませ」と気持ち良くあいさつも。レジで注文を聞き、テーブルまで丁寧に運ぶ。
「美味しいよ、ありがとう」と声をかけられニンマリ笑顔。接客を通じて、ちょっとした気づかいなども学んでいた。 -
村道の街路灯倒れる
通学路にも使われる宮田村新田区の中央道西側の村道で26日、何らかの衝撃で高さ3メートルの街路灯が倒れていたことが分かった。ぶつかったとみられる痕跡もあるが、村へは当事者からの連絡もなく困惑している。
同日朝に住民が見かけた時には無事だったが、昼過ぎには既に倒れていたという。
街路灯の柱には衝撃痕があったが、周辺に自動車の破損物などの遺留品はなかった。
周辺は山に面した閑静な地域。街灯は地域の安全面でも重要な役割を果たしており、村は早急に復旧させる。 -
旧宮田養魚場の後利用に4件の申請
宮田村は29日、天竜川漁協が5月末で閉鎖した旧宮田養魚場の後利用事業者の公募を締め切った。9件の問い合わせに4件(うち3件は村内)の申請があり、課長らを中心にした庁内の1次審査会を31日に開く。その後に村議会全員協議会に諮り、信用度や資金力、実現性などを加味して絞り込み、9月末にも契約締結を予定する。
申し込みの4件はいずれも、何らかの形で養魚場の施設を活用したい考え。村は審査の公平を期すために、それぞれの申請内容を明らかにしていない。
旧養魚場周辺の西山山麓は、村が住民公募などで研究会を立ち上げるなど、観光活性化を図ろうと考えているエリア。
村は養魚場の土地を漁協から全て買い取り、利用する事業者には賃貸する。 -
宮田村と南箕輪村の両民生児童委員が合同研修
宮田村と南箕輪村の両民生児童委員協議会は28日、2年に1度の合同研修会を宮田村で開いた。今後の取り組みに活かそうと、活動報告や意見交換。子どもから高齢者まで地域の人たちの生活を地道に見守っていこうと、改めて確認し合った。
宮田村の浦野勝人会長は、先日あった全国大会の様子を報告。子どものしつけや飽食など、社会の変化が周囲にも渦巻いていることを話した。
南箕輪村の掘深志会長も、社会環境の変化にふれながら「特に児童福祉が問題になっている」と指摘した。
委員数は宮田村が18人、南箕輪村が28人と違うが、同規模の自治体で環境も似通っていることもあり、交流は20年以上前から続いている。
席上、自己紹介で現況を報告し、活動するうえでの特色など情報も交換。新田区の本坊酒造にも足を運び、懇親も深めた。 -
小田切川で美化作業
地域を流れる小田切川の愛護活動に取り組む宮田村町三区の有志でつくる愛川会(あいせんかい、湯沢武雄会長)と同区役員はこのほど、同河川でゴミ拾いなどの環境美化作業を行った。
昨年7月の豪雨では、同川に流れ込んだ流木の撤去をボランティアで行うなど尽力した同会。年に1度はゴミ拾いも行い、地元の川を大切にしている。
この日は約40人が参加。相当量のゴミを回収し、汗を流した。 -
学校花壇コンクール、秋審査に上伊那から15校
県学校花壇コンクール(フラワーブラボーコンクール)秋花壇の上伊那地方審査が28、29日に行われている。猛暑のため花の生育にも影響が出ているが、参加15校は丹精こめた色彩豊かな花壇を審査員を務める県職員らに披露した。
宮田村宮田中学校は春花壇で奨励賞。さらに良い花壇にしようと、緑化委員会が中心となって管理を続ける。
デザインは全校公募し、3年生の岸本彩香さんの作品を採用。夏休み前の7月に植え付け、休み中も交替で水やりをしてきた。
「この暑さで水をやってもすぐに乾いてしまうので大変だった」と委員長の西山浩平君と副委員長の細田彩乃さん。それでもサルビア、マリーゴールドなど巧みに配置した花壇は、学校に彩りと潤いを与えている。
「猛暑による生育不足などで、非常に作るのが難しいシーズンになっている」と審査員のひとり。28日は11校、29日は4校を審査し、同日午後には結果が決まる。 -
町二区食事処「萬里」、チャリティゴルフの5万円を教育に
宮田村町二区の食事処「萬里」は28日、常連客ら16人が参加したチャリティゴルフコンペ(26日・木曽カントリークラブ)で集まった5万円を村教育委員会に寄付した。「子どもたちのために」と毎年続く地域の善意は、小学校の図書充実にあてられる。
同店経営の岩淵光江さんはゴルフ歴10年以上のベテランで、コンペは毎年開き4回目。
初回から「次代を担う子どもたちのために何かしてあげたい」とチャリティ方式を採用し、ゲーム感覚も取り入れながら参加者の善意を募ってきた。
善意を受け取った新井洋一教育長は「子どもたちの喜ぶ姿が目に浮かぶようです」と感謝しきり。岩淵さんは「来年以降も続けていきたいですね」と話した。 -
信州みやだ連、東京高円寺の阿波おどりを見学
宮田村の「阿波踊り信州みやだ連」は25、26日に東京都内で開かれた「高円寺阿波おどり」に参加した。今年は踊りの輪には加わらなかったが、本場の踊り手たちの妙技を見学。10月には村商工祭の出演を控えており、レベルアップを図る貴重な体験ともなった。
同連は東京高円寺の菊水連から手ほどきを受け19年前に発足。以来、100団体以上が参加し、51回の歴史を数える高円寺阿波おどりに参加している。
今年は踊る予定だった若者の都合などが悪くなり、出演は取りやめ。しかし、子ども7人を含む25人が訪問し、本場の雰囲気を体感した。
「手つき、足つき、腰つきを特に見てきた。良い所を真似して、ステップアップにつながれば」と副連長の小木曽広子さん。
7月の祇園祭で今年も華麗な踊りを披露した後は練習も中断していたが、9月からは商工祭に向けて再び始動する。 -
宮田小3年と養護学校に通う浦野さんの交流
伊那養護学校小学部3年の浦野美古都さん(8)=宮田村町一区=は、顔なじみの旧友がたくさんいる地元宮田小学校3年生と継続して交流を深めている。27日は3年4組と同小プールで水遊び。仲間が準備してくれた楽しいメニューで心を通わせた。
地元の村立保育園に通っていた美古都さん。養護学校入学で友人たちとは別の道へ進んだが、今も年に数回は宮田小を訪れ、ふれあいを続けている。
3年4組はこの日のために準備。雨が降った場合のことまで考え計画を立て、美古都さんを迎えた。
みんなの願いも通じて絶好のプール日和に。予定通りジャンケンやボールなどを使った数々のゲームを一緒に満喫した。
水の中を飛び跳ねながら、友人の元へ寄って行く美古都さんの姿も。
「保育園の3年間でいっぱいお友達ができた。そのつながりを今も大切に思ってくれている。知っているみんなとふれあえることは、大きな刺激にもなっています」と母親の一美さんは目を細めた。 -
村のホームページに・ス宮田中だより・ス開設
宮田村宮田中学校は、より多くの人に学校の様子を知ってもらおうと、村のホームページに「宮田中学校だより」を開設した。
同中は独自のホームページを持っているが、更新も簡単にでき、人目につきやすい村のホームページを活用することに。
既に、2年生の駒ケ岳集団登山や2学期の始業式の様子を写真ふんだんに用いて紹介している。
今後も随時、学校行事などを中心に掲載していく予定。担当の教員は「タイムリーに学校の様子を伝えていければ」と話している。 -
駒ケ根JCと宮田村商工会青年部親ぼく野球
駒ケ根青年会議所(北原和明理事長)と宮田村商工会青年部(小田切等部長)は26日、初の親ぼく野球大会を宮田村の宮田球場で開いた=写真。同じ地域でそれぞれまちづくりに取り組んでいるにもかかわらず、これまで目立った交流がなかったことから、今後の親ぼくを深めるきっかけにしようと初めて行った。
試合は申し合わせにより、互いのトップである理事長と部長が先発投手を務めた。両チームとも血気盛んな若いメンバーがそろっているとあって試合は乱打戦となったが、最後は8竏・で宮田村商工会青年部が制した。
試合後は宮田村の飲食店で懇親会。互いのプレーぶりをさかなに酒を酌み交わし、まちづくり談義にも花を咲かせた。