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リンゴオーナー契約会
宮田村のリンゴオーナー契約会は28日開き、中京圏のオーナー家族約千人が来村した。受け入れる27の農園に分かれ、お気に入りの木を選定。順調に生育するよう収獲の秋に期待をふくらませた。
名古屋市のめいきん生協組合員や友好都市の愛知県田原市などを中心に参加。良質なリンゴを楽しんでもらおうと本数を制限し、昨年に比べて50本余り少ない579本を受け入れた。
中越区のリンゴ団地にも次々とオーナー家族が。32本を受け入れた杉山栄司さんの農園でも、好みの木を選ぼうと歓声がこだました。
日進市から5人家族で訪れた土屋廣起さんは「子どもたちに収獲を体験させたくて」と2回目のオーナー。長女の文乃ちゃん(8)は「たくさんリンゴがなったらイイな」と、まだ緑色の実ををなでながら話した。
オーナー家族と会話したり、リンゴジュースでもてなしたりと、交流も深めていた杉山さん。「こんな機会を通じて、若い人や子どもたちに本物の味を覚えてもらえればうれしいですね」と話した。 -
超大型店進出反対の共同声明
食品や衣料などを扱うスーパー「ベイシア」とホームセンター「カインズホーム」が合計店舗面積1万平方メートルに及ぶ新店舗を駒ケ根市福岡の伊南バイパス沿線に出店する計画があるとする情報を受けて伊南4市町村の商工会議所会頭、商工会長、市町村長、市町村議会議長、上伊那農業協同組合長は連名で1日「進出に断固反対する」とする共同声明を発表した。説明によると大型店占有率は県下全体では59・4%であるのに対し駒ケ根市は69・8%(3月末現在)。仮に1万平方メートルの店舗が立地すれば73・9%となり、良好な商業環境のバランスを大きく失う竏窒ニしている。声明ではこれに加え、優良農地の保全が強く求められている中、秩序あるまちづくりを進める上でこれ以上の超大型店の進出は住民の望むものではない竏窒ニしている。出店の影響は駒ケ根市だけにとどまらないことから、県商工会連合会上伊那支部広域協議会が4市町村に働き掛けて声明をまとめた。
進出に当たってこれまでベイシア側から駒ケ根市への説明などは一切ないため、具体的な規模や出店計画などは現在までのところ不明のままだが、一方でかなり多くの地権者が仮調印を済ませているとの情報もあるという。中原正純市長は「今後、こちらから接触することも検討する。中心市街地の活性化のため、何としても出店を阻止したい」と述べた。駒ケ根商工会議所の渋谷会頭は「(出店は)消費者利便のためと言うが、今でも十分過ぎるくらいだ」として進出に絶対反対する考えを強調した=写真。
ベイシア(本部・群馬県)は1997年3月設立の総合流通グループ企業。関東を中心に11県下93店を展開する。売上高2700億円(08年2月計画)、従業員数990人。カインズは同社のグループ企業。 -
大久保区の飯ごうすいさん
大久保区の飯ごうすいさんは、約30人の子どもたちが自分たちで石を組み、かまどをつくってカレーを調理。協力して汗を流した。
みんなでジャガイモ、タマネギ、ニンジンをザクザク切るなど、和気あいあいとクッキング。男の子たちが主体となって火の管理などを行い、美味しく完成した。
家庭の炊飯器とは違う、飯ごうで炊いたご飯の味を存分に満喫。スイカ割りも楽しんだ。 -
河原町の飯ごうすいさん
河原町の飯ごうすいさんは、75人の子どもたちが参加。班ごとにご飯をつくり、親子一緒に夏の思い出をつくった。
一昨年まではマスのつかみどりも行っていたが、昨年から水中宝探しゲームに変更。子どもたちは川に入って、自然遊びを堪能した。
スイカ割りにも挑戦し、にぎやかに交流を深めていた。 -
町一区の飯ごうすいさん
小学生は夏休みに入り、宮田村内でも地区行事が盛んに行われている。各地区のPTAや育成会などが協力し、肝だめしや花火大会、納涼祭と多彩。火おこしから調理まで子どもたち自ら協力する飯ごうすいさんは、太田切川の河原で行う地区が大半で、野外体験も満喫している。
町一区の飯ごうすいさんは29日開き、38人の小学生が参加。村内の養魚場閉鎖により中止する地区が多くなったマスのつかみどりを、子どもたちの強い要望を受けて今年も実施した。
太田切川の河原にできた安全なよどみにマスを放流。子どもたちは素早い魚影を追いながら歓声をあげた。
ご飯を炊き、カレーを調理。遊んで汗をかいた後は、野外で食べる美味しい食事に舌鼓を打っていた。 -
地図情報システムで地域の支え合いマップを
宮田村中越区は、パソコンの地図情報(GIS)システムを住民自ら駆使して、緊急災害時の支え合いマップを作成しようと取り組み始めた。今までは初期に膨大な費用や労力がかかるとされ行政や企業が利用主体だった同システム。集落単位で活用する試みは上伊那では初、全国的にも珍しいが「これをきっかけに情報を寄せ合ったり、真剣に考える過程のほうが大切」と、関係者は希薄だった災害に対する住民の意識変化に期待を寄せる。
地図情報システムは様々な用途に使われるが、数百万から数千万円と高額。専門知識がないと操作も難しかったが近年10万円ほどの安価なソフトが登場し、容易に使いこなせることもあり着目した。
中越区は当初、除雪管理に使おうと計画したが、幅広い用途が考えられるシステムの利便性を発揮させようと、未整備だった支え合いマップからまず着手することに。県の元気づくり支援金から15万円の助成も受けた。
30日夜には区の役員が集まり、システムの使い方などを学習。さらにはどのような情報を地図に盛り込んでいくか、話題を広げた。
「支援が必要な世帯を色分けしよう」「色々な情報を盛り込み過ぎるのは逆に使いずらくなるのでは」など、さっそく熱く議論。
今までは区の集落センターとしか定めていなかった避難所についても、「隣組や班で1次避難場所を決め地図情報に盛り込もう」と話しは及んだ。
「このように頭をみんなでひねることこそ大切なのでは」と近藤健一区長。システム導入を提案した村総務課企画情報係長で同区担当職員でもある赤羽和夫さんも「地域のことを話し合うきっかけづくりになるはず。モデルケースにして全村に広げたい」と話す。
マップは9月の防災訓練に活用。緊急時に必要な情報を精査していく考えだ。 -
高校生活の集大成、インターハイ出場の2選手を激励
宮田村から全国高校総体(インターハイ)にフェンシング個人、団体で出場する赤穂高3年三澤杏奈さん(18)=大原区=と、同じく新体操団体の伊那西高3年大沢ひとみさん(17)=南割区=の激励会が31日、村役場であった。2人はいずれも3年連続の出場。高校生活の集大成として、活躍を誓った。
全身を突くことで得点を競う「エペ」で1年の時からインターハイ出場の三澤さん。今大会は有効面が胴体に限られる「フルーレ」に加え、赤穂高の仲間と一緒に戦う団体でもインターハイに挑む。
この日は清水靖夫村長から激励を受け「団体で行けるのは本当にうれしい。自分たちが納得できるよう頂点を目指し、高校生活の全てをぶつけたい」と抱負。個人種目でも今まで以上の成績を残すと力強く語った。
保育園の時から新体操を続けてきた大沢さん。個人は届かなかったが、団体で3年連続の全国に臨む。
夏休みに入ってから合宿が続き、31日日早朝には大会会場へ向けて出発。激励会には母親の富美恵さんが代理で出席し、「昨年の16位より上を狙っている。頑張ってきてくれるはず」と話した。
今年のインターハイは佐賀県が会場。新体操は3日から県体育館、フェンシングは7日から嬉野市体育館で行われる。 -
喫茶「ありがとう」、地域とともに1周年祝う
宮田村福祉作業所が町二区の仲なかふれあいセンター内に開設する喫茶「ありがとう」は1周年を迎え28日、記念パーティーを開いた。関係者や住民約40人が出席。さらに多くの人がふれあえる場にしていこうと、地域とともに祝った。
喫茶は火曜日から金曜日の昼間に営業し、作業所利用者とボランティアが交替で勤務。周辺に喫茶が少ない村の中心商店街にあって、ホッと休める空間として定着しつつある。
パーティーでは、軽食を囲みながら歌ったり、大道芸を楽しんだり。喫茶マスターでボランティアの薮本一男さん(22)は「皆さんの支えで1年を迎えられた。さらに多くの利用を待っています」とあいさつした。 -
長持ち会が20周年
宮田村町二区の有志らでつくる「信州宮田長持ち会」は28日、発足20周年の記念祝賀会を開いた。津島神社祇園祭本祭りに奉納し、2年に1度の村の夏祭りでも勇壮な練り歩きを披露するが、さらに伝統を育んでいこうと、地域一緒に節目を祝った。
あばれみこしが有名な宵祭りとともに、本祭りも賑やかに盛り上げようと発足したのがきっかけ。現在も60人余りが会員となり、地域を結ぶ役割も担っている。
祝賀会には会員が家族同伴で集まり、来賓含め80人ほどが出席。花井茂治会長は「長く続けられたのも地域の温かな支援あってこそ。今後もさらに協力していきたい」とあいさつした。
清水靖夫村長、加藤一彦町二区長は「25年、30年とさらに伝統を培って」と祝辞。
会員の伊藤博康さんが相撲甚句で20年を振り返ったほか、練り歩く時に口ずさむ独特の長持ち唄を全員で唱和するなど、和やかな雰囲気に包まれた。 -
名物丼が弁当に、先行販売で160食完売
宮田村の名物丼「紫輝彩丼」が弁当になって29日、同村で開かれたリンゴオーナー契約会の会場で販売された。
10月にコンビニ大手のサークルKサンクスが県内120店舗で販売を予定。同社の弁当を生産する村内のジャパンフレッシュが研究を重ね、和風仕立てで製品化した。
この日は先行して提供する形となったが、県外から訪れるリンゴオーナーの事前予約分を含め計160食を完売。
会場には名物丼のイメージキャラクター「どんぶりレンジャー」も登場し、購入者に丼食事券やタオルなどが当たる抽選会も。
丼プロジェクトの代表も務める小田切等村商工会青年部長は「反響も上々。弁当を食べて、名物丼を取り扱う12店舗にも足を運んでもらえたら」と期待を寄せた。 -
トップストーンロゼッタ北信越へ
宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンの女子ロゼッタは28、29日、U‐12(12歳以下)の女子北信越大会出場をかけた松本平カップ(松本市)で4位に入り、県代表の切符を手にした。また、男子ジュニアの4年生チームはマクドナルド杯で3位に入った。
参戦1年目で県リーグを制して臨んだロゼッタだが、厳しい対戦カードに苦戦した。最終戦は3点差以上での勝利が求められたが、波田に5‐0で快勝。富山県で開かれる北信越大会への出場を決めた。 -
全国に挑むトップストーンJrに・スビッグ・スなプレゼント
U‐12(12歳以下)の全日本少年サッカー大会に県代表として初出場する宮田村のトップストーンジュニアを応援しようと30日、マクドナルド駒ケ根ベルシャイン店はビッグマックバリューセット1000食分の無料券を同チームにプレゼントした。地元企業の熱烈なサポートに、選手たちは活躍を改めて誓った。
来月4日に開幕を控え合宿中の選手たち。5人が同店を訪問し、黒田利幸店長は「全国大会は一生の宝物になるはず。期待してます」と激励した。
「宮田村トップストーンジュニア全国大会もがんばれ」と特別に書かれた無料券を手渡され、古河原凌哉主将は「県の代表として恥かしくない試合をしたい」と感謝した。
マクドナルドは大会も開くなど県の少年サッカーを支援。トップストーンの杉本雅史理事は「子どもたちを育成できるのもこのような企業の理解協力あってこそ」と話した。 -
建設、水道両組合が地域ボランティア
宮田村の建設業組合(黒河内勇雄組合長)と水道業組合(小林真組合長は)は27日、村道の草刈りや井ざらいをボランティアで行った。6年前から行う地域貢献活動。炎天下の下、約20人が地域のためにと汗を流した。
太田切川に近い新田区の村道約1キロほどに渡り草刈り。道路にはみ出しそうなほど生い茂った雑草を懸命に刈り取った。
マレットゴルフ場東側の側溝では井ざらい。堆積した土砂を協力しながらかき出し、きれいにした。
ボランティア作業は、村の要望を聞きながら毎年実施。「ものを作りっぱなしにするのではなく、今後も維持管理に目を向けお手伝いしていきたい」と黒河内組合長らは話していた。 -
歴史詰まった宮田宿周辺を散策、公民館ふるさと発見講座
宮田村公民館のふるさと発見講座は28日開き、かつての宿場町の風情が各所に残る町一区、町二区界隈を散策した。養蚕の隆盛を今に伝える貴重な3階建ての土蔵も見るなど、約20人の参加者は知られざる地域の歴史の奥深さにふれた。
村教育委員会の文化財担当者も最近存在を知ったという、明治時代に建てられた3層の土蔵。養蚕が盛んだった当時、製品となった絹織物を保管する倉庫に使っていたとみられる。
歴史を感じる佇まいに「すごいねぇ。こんな建物があったんだ」と驚きの声も。写真などに収める姿もあった。
宮田宿があった江戸時代の古地図と照らし合わせて歩いた参加者。大きく変わった街並みを眺めながら、往時の面影を残す水路や町の区画などに思いを馳せていた。 -
西保育園縁日ごっこ、背中がゾクゾクお化け屋敷も
宮田村西保育園は25、26日に縁日ごっこを開き、夏祭りの風情を楽しんだ。
お化け屋敷では、年長園児自ら妖怪に扮そう。各家庭で手作りしてきた衣装を身にまとい、ゲゲゲの鬼太郎やドラキュラなどに変身した。
客となった年下の園児たちは、薄暗い屋敷の中へ。年長園児の演出に、泣き叫ぶ子どもの姿もあるなど、ちょっぴりこわーい体験を満喫した。
年中園児は手作りのおもちゃを並べた・スお店屋さん・スを開設。「いらっしゃい、いらっしゃい」と客寄せも本格的に、縁日気分を盛り上げた。 -
天竜川護岸改修促進期成同盟会総会
天竜川(大久保地区縲恆セ田切川)護岸改修促進期成同盟会(会長・中原正純駒ケ根市長)は26日、07年度総会を駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員ら約30人が出席し、護岸改修と大久保橋改良の早期着手を国、県に要望していくなどの07年度事業計画・予算案を承認した。任期満了に伴う役員改選が行われ、正副会長、監事とも再任された。
中原会長は「天竜川は過去洪水で大きな被害をもたらしてきた。年々整備はされているが、まだ10カ所以上の改修が必要。大久保橋も老朽化が進んでることから、一刻も早い架け替えを要望したい」と述べた。 -
避難所と役場の通信網を確保、災害時の情報伝達に期待
宮田村の防災行政無線が、従来のアナログ設備の老朽化による更新で、上伊那で初めてデジタル同報無線システムを導入し、8月1日、本格運用を開始する。役場に設置した親局と、災害時には避難所となる村内13カ所の公共施設に設置した屋外拡声子局(子局)の双方向通信が可能になる。災害では電話や携帯が使えないことも予想されるが、無線により各地区との情報伝達網を確保する。
今までの子局設備は、火災や広報など親局からの送信情報を受け取り、拡声スピーカーを通して近隣に伝達するのみだった。
双方向通信により、親局と子局は電話感覚の通話を実現。補助バッテリーにより、停電になっても3日間程度は子局機能を保つ。
全19カ所の子局数は以前と同じだが、双方向通信機能を持たせたのは集落センターなど各区の基幹施設13カ所。村内11区すべてを網羅し、各区で管理する。
また、子局と同様に親局からの情報を受け取る持ち運び可能な戸別受信機を14台導入。村民会館、老人福祉センター、村体育センター、小、中学校に設ける5台は、電光表示盤により情報を文字表示する機能を持ち、音声だけでなく情報が目で読み取れる。
昨年度から2年間かけて整備し、総工費は9240万円。音声だけでなくデータや画像の送受信など将来的な拡張性も備え、村内全域で9月2日にある防災訓練では双方向通信を取り入れる。
防災行政無線のデジタル化は03年から総務省が推奨。現在宮田村と同様のシステムを設けているのは全国で50カ所程度だが、アナログ波の免許更新が本年末で出来なくなり、各自治体で導入が進むと予想される。
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避難所にもなる各区の基幹施設に設けられた子局に整備した「双方向通信機能」。親局と電話感覚で通話ができる -
1年生は初めての通知表にドッキドキ
宮田村宮田小学校は25日、一学期を終業した。1年生にとっては初めてもらう通知表。ワクワクドキドキしながら、入学から75日間の新生活を振り返った。
1年1組では「友達ができた」「鉄棒ができるようになった」など、楽しかった、うれしかった、頑張った一学期の思い出を児童一人ひとり発表。
「お掃除よくできたね」「たくさん発言、素晴らしかった」と担任の大日野昭美教諭から声をかけてもらい、通知表とともに「がんばり賞」の賞状を全員が受け取った。
終業式では、2年生、4年生、6年生の代表児童が1学期の思い出や取り組んだことを発表。自立学級の児童は草笛の演奏、夏休みにコンクールを控える合唱クラブは心を込めて歌声を披露した。
清水閣成校長は「夏休みはいつもと違う自分を発見するチャンス。どんな花を咲かせてくれるか楽しみです」とあいさつした。 -
障害者の悩み、疑問に連携して、相談員が村長に要望書
宮田村の身体障害者相談員は23日、依然として弱い立場にある障害者の自立と社会参加を促すためにも行政の協力が必要と、清水靖夫村長に相談活動の連携、支援を求め要望書を提出した。村長は「現状把握して推進する」と前向きな姿勢を示し、高齢者なども含めた各地区の支え合いも進めていると話した。
相談員の川手巖治郎さんと小原勇さんの2人が役場を訪れ、村長と面談。従来からの相談員制度は行政との連携が不十分な面もあったと指摘した。
そのうえで役場と相談員が意見交換するなど情報を共有化し、活動業務の支援協力体制を強化するよう要望。
相談員制度を幅広く知ってもらうために、村の広報紙を使って周知を徹底するようにも求めた。
県は2006年度末で相談員制度を廃止したが、かわって県、上伊那の両身体障害者福祉協会が制度を引き継ぎ、市町村ごとに相談員を設置している。
宮田村の相談員は今後、定期的な相談日を設けるほか、民生員とも連携を図って家庭訪問なども行いたい考え。村保健福祉係は「要望に挙がったものを含め連携を強めていきたい」と話している。
障害者の相談に関する問い合わせは、村保健福祉係85・4128。 -
シルバー人材、役場きれいにボランティア作業
宮田村の駒ケ根伊南広域シルバー人材センター宮田地区は24日、多くの村民も利用する村役場周辺をきれいにしようと、ボランティア作業を行った。
長年続けている貢献事業の一環で、この日も地区登録者60人余りの8割近くにあたる45人が参加。草刈り、庭木のせん定、ゴミ拾いなどで半日にわたって汗を流した。
同センターは各家庭のあらゆる作業も受託。障子貼りから清掃、庭の手入れなどまで各種相談に応じている。問い合わせはセンター宮田地区85・5912。 -
「命のうた・生きるうた」をライブで
創立30周年を迎えた宮田村のパブリックレコード(奥田憲一社長)は、多くの人に命の尊さを感じてほしいと制作に参加した音楽CD「命のうた・生きるうた」の完成記念コンサート(伊那毎日新聞社後援)を8月12日午後3時から宮田村民会館でする。
コンサートは、CDを企画した松本第一高校(松本市)音楽部OBを中心とした「Musik Schatz(ムズィーク・シャッツ)」が出演。CDにも参加したソプラノ歌手の渡辺しおりさんを特別ゲストに迎え、ミュージカルや朗読も交えた3部構成。
「命のうた・生きるうた」には、県立子ども病院(安曇野市)の院内学級の子どもたちの詩を楽曲にした8曲を含む全24曲を収録。04年度の伊那市春富中学校3年生が病逝した友人に捧げた言葉を曲にした「生きる」も1曲目に入っている。
パブリックレコードは30周年事業として先日、宮田中学校全校生徒にこのCDを寄贈。さらに広くCDの制作意図を伝えたいと、関係者の協力でコンサートにこぎつけた。
入場料は大人千円で同伴の小学生は無料。中学・高校生は500円。CDは1575円で販売している。
コンサートチケットやCDの申し込み、問い合わせはパブリックレコード(TEL85・2871、FAX85・4814)へ。
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生と向き合う子どもたちの心の叫びをつむいだCD「命のうた・生きるうた」。反響も呼んでおり、コンサートでは収録曲を中心に届ける -
宮田小6年2組がソバ種まき、味噌の天地返し
宮田村宮田小学校6年2組は23日、ソバを育てようと村農業委員会などの協力で種を手播きした。24日には昨年育てた大豆を用いて仕込んでいる味噌の・ス天地返し・スを体験。農家の苦労を肌身に覚えつつ、天の恵みの偉大さを感受している。
春先から畑の草刈りを何度も行うなど準備してきた子どもたち。農業委員の田中一男さんら4人から指導を仰ぎ、ソバの種を丁寧に播いた。
蒸し暑く、中腰の慣れない姿勢が長時間続いたが、昨年の大豆栽培の経験から黙々と作業。
「ちょっとの時間なのに暑くてつらい。毎日作業するなんて農家の人たちはすごいなぁ」と話す小林天海君の額には大粒の汗が。
「大変だけど、早くそば打ちがしてみたい」と大矢涼二君は笑顔を広げた。
昨年と同様に育てるだけでなく、畑で学んだことは多方面に広がりをみせるが、担任の鈴木由美子教諭は「普段の学校生活でも、清掃など黙々とやるように変わってきた」と目を細める。 -
宮田小6年武井さん、全国小学生陸上出場で激励会
全国小学生陸上競技交流大会(27縲・9日・大阪長居陸上競技場)女子400メートルリレーで、県代表「松川陸上クラブ」のアンカーとして出場する宮田村宮田小学校6年の武井祐里香さん(12)=新田区=の激励会が24日、村民会館で開かれた。「ここまで来たら1位になりたい」と武井さんは力強く抱負を語った。
武井さんは上伊那小学生陸上6年女子100メートルに出場して大会新記録で優勝したが、県大会はリレーに専念。
昨年から通う松川町のクラブの仲間とともに県を制覇し、初の全国切符を手にした。
清水靖夫村長、新井洋一教育長は「今まで練習を積んできた自分の力を信じて、精一杯頑張って」と激励。
「プレッシャーで固くなってしまう所があるので、直して臨みたい」と武井さん。同席した両親の克憲さん、美和さんは「実力が出せれば上位に入れると思う」と話した。 -
宮田小3年篠田琢充君が国土緑化運動ポスター原画コンクールで入選
宮田村宮田小学校3年の篠田琢充君(9)が、全国の子どもたちを対象にした「国土緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクール」で国土緑化推進機構理事長賞(入選)を受けた。
同機構の主催で小学生の部は全国で17人が入賞したが、県内からは篠田君と文部科学大臣賞(特選)になった飯田市三穂小学校5年の古川孝一くんのみだった。
「木と友達を描いてみた」と話す篠田君。担任の唐澤剛俊教諭は「木の緑など、明るい色使いで描けていると思います」と話した。 -
長持ち巡行
宮田村町2区伝統の長持ち巡行が22日行なわれ、2基が繰り出し、地区内を「ギッション、ギション」と練り歩いた。
町有志などでつくる宮田長持保存会が祇園祭の本祭りの一環として、20年前から実施。高齢化に伴い、担ぎ手不足から地区外や女性にも呼びかけ、今年は約50人が参加した。津島神社で神事を行なった後、神社前で長持ちと特別参加の県看護大学生が踊りを披露した後、地区内をのどかに巡行した。
会長の花井茂治さんは「本祭りをにぎやかにしようと始め、今年は20周年。多くの人が参加し、にぎやかにできた」と話していた。 -
全日本少年サッカー、トップストーンジュニアは優勝候補東京ヴェルディジュニアと同組に
U‐12(12歳以下)の全日本少年サッカー決勝大会の1次ラウンド(8月5日縲恤沒㈹ァJヴィレッジ)組み合わせが決まり、長野県代表として初出場する宮田村のトップストーンジュニアは優勝候補で東京都代表の東京ヴェルディ1969ジュニアと同じF組に入った。23日はトップストーンの細田文徳総監督が村役場を訪問。清水靖夫村長から激励を受け「1次予選突破を目指したい」と語った。
ヴェルディは言わずとしれた、Jリーグの名門チーム。ジュニアチームも多彩なタレントを輩出し、全日本は過去に優勝、昨年まで3大会も連続して3位入賞の実績を持つ。
そのほかF組には、ヴェルディと同じく上部チームがJリーグ2部(J2)に所属する3年連続出場の徳島ヴォルティスジュニア(徳島)、15年ぶりの宮前SC(愛媛)、初出場組のスポーツネット(大阪)、青森FC(青森)が入った。
トップストーンジュニアは県大会を接戦の末に制し、伊那谷初の県代表に。前哨戦となった先日の北信越大会は準決勝で敗退も、再三の押し上げと展開力で期待感を抱かせる内容に仕上がってきた。
「1次突破が目標だが、全国の力を学んできたい」と細田総監督。激励に応える戦いを誓った。トップストーンの1次ラウンド日程は次の通り。
▽5日=対徳島ヴォルティス(午前11時半)、対スポーツネット(午後4時半)▽6日=対宮前SC(午前11時半)▽7日=対青森FC(午前10時半)、対ヴェルデイ(午後4時半) -
祇園祭にYOSAKOIソーラン、梅舞会が初参加
宮田村のYOSAKOIソーラン「信州みやだ梅舞会」は21日にあった津島神社祇園祭宵祭りに初参加。多くの観衆の前で、息のあった踊りを披露した。
3年前の当時宮田小学校6年2組の児童が夏祭りで踊ったことから火がついた村内のソーラン熱。その後に梅舞会が結成され、大人も巻き込みながら活動が受け継がれている。
この日は中心商店街の各所で披露。20年近く祭りを彩る先輩格の阿波踊りとはまた違った迫力ある演舞で、観客を魅了した。
「こんなに多くの人の前で踊れて気持ちが良かった」とメンバー。伝統の祇園祭に新たな歴史を刻んだ。 -
優雅に市中を祇園囃子屋台巡行
350年の伝統を誇る宮田村津島神社祇園祭宵祭りは21日開き、伊那谷に本格的な夏の訪れを告げる祇園囃子の屋台が市街地を巡行した。
氏子の子どもたちが力をあわせて屋台を引っ張り、小学生から高校生まで参加する宮田祇園囃子保存会が、笛や太鼓で涼しげな音色を響かせた。
浴衣姿の女の子たちが各所で踊りも披露。勇壮なあばれみこしとはひと味違う優雅さで祭りを盛りたてた。 -
宮田村津島神社祇園祭、勇壮に本格的な夏の到来告げる
“天下の奇祭”と呼ばれる宮田村津島神社祇園祭は21日あり、名物のあばれみこしが神社周辺の中心商店街を練り歩いた。梅雨空を吹き飛ばす迫力で、埋め尽くす観客も巻き込んで熱気に満ちた。
18歳から60代後半までの「奉仕者」と称される担ぎ手が、勇壮にみこしを運行。5時間近く練り歩き、神社石段からみこしを豪快に投げ落とす「打ち壊し」で最高潮に達した。
原形をとどめないまでにみこしを粉砕。その破片は厄除けになるとされ、見物客も一緒になり奪い合う光景がみられた。 -
津島神社祇園祭、あばれみこし勇壮に
・ス天下の奇祭・スと呼ばれる宮田村津島神社祇園祭宵祭りは21日あり、名物のあばれみこしが神社周辺の中心商店街を練り歩いた。梅雨空を吹き飛ばす迫力で、埋め尽くす観客も巻き込んで熱気に満ちた。
18歳から60代後半までの「奉仕者」と称される担ぎ手が、勇壮にみこしを運行。5時間近く練り歩き、神社石段からみこしを豪快に投げ落とす「打ち壊し」で最高潮に達した。
原形をとどめないまでにみこしを粉砕。その破片は厄除けになるとされ、見物客も一緒になり奪い合う光景がみられた。