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宮田小3年3組、西保育園で劇上演
一生懸命な姿、伝えたい想いひしひしと宮田村宮田小学校3年3組は22日、1年間交流を深めた西保育園を訪問。「園児に喜んでほしい」と年明けから練習を積んだ劇を上演した。年度初めには、園児となかなか打ち解けられなかった児童たちだが、一生懸命に伝えようとする姿にたくましさも。今回が最後の交流の予定だったが「また遊んで」との声に「来週も来たい」と、絆の深まりもみせた。
全員が出演できるようにと4つの班に分かれて、浦島太郎と海島太郎、もも太郎とうめ太郎をそれぞれ上演。
物語に忠実に演じたり、アレンジを加えたりと、趣向を凝らした内容で園児を楽しませた。
堂々と大きな声で発表。一生懸命に演じる姿に、会場全体が物語の世界に。
鬼と戦うもも太郎、うめ太郎に「頑張れ」と声援も。園児は身を乗り出して夢中になった。
演じ終わった後の充実感。「今までで一番良かった」と笑顔がはじけた。
5月から数えて4回目の交流会。劇終了後は鬼ごっこしたり、鉄棒したりと、遊びの輪が自然と広がった。
「想いを伝える大切さ。相手を見て、どう自分が動いたら良いか、交流を通じて少しは成長したかな」と担任の清水喜美子教諭は目を細めた。 -
新技術、新産業創出に補助新設
宮田村は中小企業などの技術開発を積極的に支援しようと、4月から新たな補助金制度を新設する。企業グループなどが行なう新産業の創出などにも助成し、意欲ある企業の育成を進めたい考えだ。
「ベンチャー事業・新技術開発等支援事業」として、経費の半額(上限50万円)を補助。開発研究に関わるさまざまな経費に適用することができ、製造業を中心とした村内企業の意欲向上を図る。
また、新産業創出に向けて取り組む企業グループも補助対象。村内でも異業種で組織をつくり、他にはない独自の製品づくりに取り組んでいるグループもあり、共同研究なども支援する。
補助は村内で1年以上事業をした企業、グループなどが対象。村産業建設課は「村内にも新しい技術が芽生えてきており、力を入れていきたい」と話す。 -
10年を経て改めて耐震診断、宮田小で補強に向けて着手へ
宮田村宮田小学校の体育館や一部校舎が耐震基準を満たしていないことから、村教委は新年度、約1000万円かけて耐震診断を行なう。96年の診断で基準値以下の結果は出ていたものの、10年を経て耐震補強へ向けた取り組みに着手する。
築32年の体育館は96年当時の耐震診断で基準を大きく下回り、普通教室の東棟、特別教室棟、給食室も基準以下で耐震補強の必要性が示されていた。
10年間、補強へ向けた対応が図られなかったことについて、新井洋一教育長は「財政的な部分が大きい」と説明する。
今回の診断は耐震補強の前段階。基準も変わり、診断内容もより細かくなっており耐震の設計も費用に含まれるという。
村教委は耐震の必要性がある部分について診断結果をもとに、08、09年度で1億円近いとされる補強工事を行なう計画だ。
宮田中学校については96年当時の基準は上回っているが、宮田小学校の診断が終わった時点で再診断の実施を検討する考え。 -
宮田村07年度当初予算案一般会計0・02%減
宮田村は22日、2007年度当初予算案を発表した。一般会計は総額32億9450万円で前年度当初に比べ0・02%減少。借金の返済に充てる公債費は平成に入って初めてマイナスに転じ3・8%減となった。07年度で事業が終了する大田切の県単農道など一部を除き、大型建設事業は引き続き凍結。教育委員会にこども室を新設して窓口の一元化を図るなど、緊縮予算のなかでも子育て支援に重点を置いた配分となった。
歳入は村税が前年度当初比12%増の13億3290万円。国の税源委譲により個人税が32%増え、業績が堅調な法人税も6・2%の伸びと見込んだ。
一方で地方交付税は8170万円で5%減。税源委譲を中心とした三位一体の改革の交付税抑制を考慮した。
預貯金にあたる財政調整基金からの繰り入れは7300万円。残高は07年度末で2億8千万円余りとなる。
歳出のうち人件費は共済組合負担金の増加や、統一地方選など選挙関係の手当てが増えることなどから8億780万円で2・9%増。普通建設事業費は18・7%減の2億8530万円となった。
平成に入ってから初めて減少に転じた公債費は5億9030万円。財政を圧迫している要因でもあるが、村管理財政係は「06年度がピークで、今後は減少していく」と見通す。 -
宮田村新年度の主な新規継続、廃止事業
宮田村が22日に発表した07年度当初予算案では、新規事業も打ち出されたが、その一方で廃止や縮小事業も。中学校の英語教育充実にALT(外国語指導助手)を常勤職として採用するが、カナダへ中学生を派遣する海外研修事業の費用補助(1人あたり8縲・0万円)は廃止(研修は継続)する。
商工関連でも、今年度まで2年間実施し継続の要望がある住宅リフォーム補助を廃止。2000年度から実施のISO取得のための企業助成金もやめる一方で、ベンチャー企業・新技術支援事業を新設する。
限られた予算のため、継続事業を見直すことで、新たな事業への転換を図ったことも伺える。
重点にしている子育て支援関係では、児童手当の小学校6年生までの拡大を継続するほか、新規に乳幼児加算を独自に拡充し、一律1万円支給となる。
乳幼児医療費の小学校3年生まで拡大も継続する。
高齢者クラブへの補助金は1地区1万円減額の4万円に。月額2千円の母子家庭住居手当は廃止する。
主な事業は次の通り、カッコ内は事業費。
【子育て、教育】▽こども室新設に伴う相談員配置(新規、221万円)▽ALT配置(新規、504万円)▽小学校耐震診断(新規、1017万円)▽児童手当(継続、8231万円)▽乳幼児医療費(継続、2323万円)▽日本語指導、小人数学習講師配置(259万円)▽中学生海外派遣費用補助(廃止)▽不妊治療費助成(新規、10万円)
【地域基盤整備】▽大田切県単農道事業費負担金(継続、6262万円)▽北の城橋修復工事(継続、900万円)▽広域農道北割交差点改良(継続、3481万円)▽西原土地区画整理事業(784万円)
【防災】▽防災行政無線デジタル化(継続、4456万円)▽大田切区防火水槽新設(500万円)
【産業】▽ベンチャー事業・新技術支援事業(新規、100万円)▽農地・水・環境保全対策(新規、440万円)▽松くい虫枯損木処理費(継続、500万円)▽宮田高原放牧事業(豪雨災害により休止) -
祇園祭に向け準備着々、祭典役員決定
あばれ神輿で有名な宮田村津島神社祇園祭(7月)を運営する氏子総代、祭典委員会の初顔合わせの合同会議が17日夜、同神社社務所であった。300以上続く・ス天下の奇祭・スの成功と無事を確認し、祭典役員を決めた。
今年の氏子総代会長の伊藤賢治さん=町3区=、同副会長の酒井弘道さん=町2区=、同会計の吉川英樹さん=町1区=が出席。約40人の祭典委員と協議し、祭典役員を選任した。
あばれ神輿を仕切る「2年祭典」の委員長は伊藤進さん=町1区=、同副委員長は保科友幸さん=町2区=、同会計は小池裕幸さん=町3区=。
祇園ばやしの屋台巡行を手がける「1年祭典」の委員長は太田直樹さん=町3区=、同副委員長は北原和宏さん=町1区=、同会計は伊藤敏幸さん=町2区=を選んだ。
あばれ神輿と屋台が登場する祇園祭宵祭りは今年も7月第3週土曜日の21日、本祭りは翌22日に開く。 -
若手農業者が意欲持って研修会、村農業者クラブ、
宮田村の30、40代の若手農業者を中心に構成する「村農業者クラブ」は20日夜、会員の交流を兼ねて研修会を開いた。15人ほどが参加し、新規就農の研修受け入れや高付加価値のある生産などに積極的に取り組む農家の生の声を聞きながら学習。同クラブは近年、親睦的な意味合いが強かったが、意見や情報を交換して切磋たく磨していこうと企画した。
同クラブは先祖から譲り受けた土地を守りつつさらなる発展に尽力したり、転職して就農した人も多く、意欲ある若手農業者がメンバーに名前を連ねる。
しかし、近年は年に1回の親睦会が中心となっており、連携を深めて農業の活性化を探ろうと、研修会を設けた。
駒ケ根市でイチゴを栽培し、新規就農希望者の研修受け入れにも積極的な神野幸洋さんと、上伊那農業改良普及センターの石原貞治所長を招き研修。
今後の農政について話しを聞く一方で、担い手育成に協力しながら付加価値の高いイチゴを生産する神野さんの取り組みに耳を傾けた。
研修受け入れの苦労から、流通出荷の方法など質問も多岐に。杉山栄司会長は「これを契機に、情報交換や勉強会などが定期的に開いていければ」と、一層の連携強化に期待を寄せた。 -
【記者室】温泉掘削成功の功罪
駒ケ根市と宮田村の旅館など14施設に温泉を供給する駒ケ根高原温泉開発が掘削していた4号源泉から温泉の湧出が確認された。湯量の少なさから将来に向けての不安もささやかれていた温泉郷だが温度32度、湯量もまずまずで、心配はひとまず解消されたようだ▼昨年春の調査開始から位置選定、掘削竏窒ニ不安と期待の狭間でかたずをのんで見守ってきた関係者は一様に安堵の表情を見せている。あとは温泉審議会の許可を受け、ポンプやパイプなどの工事を終えれば夏の観光シーズンに間に合う▼だが開発費の1億5千万円は全額長期借入金で、損失は市が補償すると聞けば喜んでばかりもいられない。観光の目玉としてアピールし、早く元を取ってもらいたいものだ。(白鳥文男)
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福祉作業所が地域と交流深め、いきねっと講演会に協力
宮田村福祉作業所は18日、村内の女性グループ・いきねっと宮田が開いた講演会に参加した。
利用者が手作りしている各種製品を会場で販売し、お茶の接待もしたりと協力。
大忙しだったが「少しでも作業所のことを知ってもらえれば」と、笑顔で来場者とふれあった。
講演会のアトラクションでは、村内の心の病と向き合っている当事者グループ「さくら」が出演。来場した多くの村民と一緒に歌い、交流を深めた。 -
年間15件減、40件以内に抑止を、宮田村交通安全祈願祭
伊南交通安全協会宮田支会(橋爪利夫支会長)は18日、安全祈願祭をJA宮田支所で開いた。宮田村内では昨年交通事故が急増し、同支会は活動を強化。今年は人身交通事故を昨年比で15件減と目標を明確に打ち出し、関係機関に協力を求めた。
昨年の村内の交通人身事故は55件で前年比37・5%増。そのうち高齢者が関わったのが20件で、前年よりも8件も増えた。
安協役員や区、安全運転管理者協会、村、警察など関係者約50人が参列した祈願祭で、橋爪支会長は目標を明確にして対策に乗り出すと言及。
「15件減の年間40件以内に抑止する」と話し、目標を立てるなかで活動を展開していくと示した。
村内1月の交通人身事故は3件で前年同期比6件減。しかし、2月に入って増加の兆しもみられ、春の交通安全運動に向けてさらに連携を深めて取り組んでいく考えだ。 -
そばで隣近所が絆深め、大田切ソバ打ちの会
宮田村大田切区の有志でつくる「大田切ソバ打ちの会」(小澤重喜代表)は18日、新年初めてのそば打ちを同区集落センターで開いた。子どもから大人まで約40人が参加。そばを通じて、隣近所が交流を深めた。
同会は希薄になりつつある住民交流のきっかけづくりにと、村の地域づくり支援事業の助成も受けて2004年に発足した。
この日はいくつかの班に分かれて、そば打ち。酒井昌子さんら名人の手ほどきを受け、そばがき作りにも挑戦した。
出来立てのそばは、持ち寄った漬物や手作りコンニャクとともに舌鼓。大人は酒も酌み交わし、楽しげな会話が響き渡った。 -
福祉の今後に高い関心、いきねっとが講演会
誰もが尊重しあう地域づくりを考え、活動する宮田村の女性グループ「いきねっと宮田」(奥田博子代表)は17日、これからの福祉について考える学習講演会を村民会館で開いた。約130人の参加者で会場はあふれんばかり。福祉制度が変わる中で、障害者ら当事者のみならず、地域の関心の高さが伺えた。
北信圏域障害者支援センター所長で、障害者が地域で暮らす・ス地域移行・ス推進の第一人者でもある福岡寿さんを講師に迎えた。
介護保険や障害者自立支援法により、完全ではなくとも当事者の権利としてサービスが受けられる時代になったことを説明。
村にある県立の知的障害者総合援護施設・西駒郷の地域移行の様子をビデオで紹介し、障害の有無に関係なく全ての人間が持つ「いきいき」と暮らす権利について投げかけた。
いきねっと宮田は県の男女共同参画をめざす会の出席者を母体にして3年前に発足。交流会や講演会などを積極的に開き、学び考える地域の輪を広げている。 -
外国から来たお嫁さんと語りあい
もっともっと、私たちのことを知ってほしい‐。外国から宮田村に嫁いだ女性と村民が語り合う交流会が18日、村民会館で開かれた。言葉の壁などに悩み苦しみながらも、精一杯に暮らしている女性たちの生の姿にふれ、約100人の参加者は理解する気持ちと周囲の支えの大切さを改めて心に刻んだ。
村内には在住外国人も増えており、互いに理解する心を育もうと初めての交流会。毎年様々なテーマを取り挙げる村公民館の「生涯学習村民のつどい」として開いた。
中国とフィリピンから嫁いだ10人の女性が呼びかけに応じ出席。会場に詰めかけた村民を前に故郷の話から現在の暮らしぶりまで、想いを交え発表した。
ある女性は言葉に悩み、幼い子どもの生活が気がかりと話した。
フィリピンから嫁いだ新井メルビンさん=町2区=は、来日すぐの苦しい時に近所の高齢者らが色々と世話してくれたと説明。
「外国からお嫁に来た女性たちはみんな苦労を重ねて生活している。自分をアピールしたくても機会がなかったが、このような交流が持てて本当にうれしい」と続けた。
会場では女性たちが講師となり、希望者を対象にフィリピン料理の講習会も。ざっくばらんに打ち解け、話しもはずんだ。
「出身国が違うだけで、ハートはみんな同じ。宮田の未来を担おうと来てくれた女性たち。温かく迎え入れ交流していきたい」と参加した村民のひとり。
村公民館は今後も交流の機会を持ったり、日本語講座なども開ければとしている。 -
地域の力見直して、子どもの安全を考える会
宮田村で16日夜、「子どもの安全を考える会」が開かれた。宮田小学校PTAなどの呼びかけにより、今年度2回目。小中PTA、学校のほか、区長、防犯担当者、村教委、警察など約50人が集まり、子どもを取り巻く安全上の各種課題を話し合った。見守るためには地域のコミュニケーションのあり方も見つめ直そうと、意見を交わした。
駒ケ根署が不審者情報など管内の子どもに関係する事案を報告。
宮田小、中学校は安全対策の状況にふれ、通学路のパトロール強化や複数による登下校、防犯ホイッスルの携帯徹底などに取り組んでいると説明した。
意見交換では、高校生を子どもの安全対策に活用できないかなど柔軟な発想も。
希薄になりつつあるタテのつながりを見直そうという提案で、小野章宮田小PTA会長は「同感。地道に底上げを図り、地域の会合などあらゆる場面で子どもの安全を話題に取りあげてほしい」と呼びかけた。 -
保育料3年ぶりの改定、初の引き下げ示す
宮田村は16日、村立保育園の保育料を7月から平均2・8%引き下げる改定案を村保育園運営懇談会に示した。保育料は上昇を続けてきた経過があり、引き下げば今回が初めてとみられる。清水村政は子育て支援を重点施策に掲げており、限られた財政事情のなかで一定の配分を示した格好だ。
保育料は保護者の所得に応じて違い、3歳以上の一般保育で引き下げは1・5%縲・・5%と幅がある。
本年度の園児数や保護者の所得などで計算した目安だが、平均2万5401円の月額保育料は、引き下げされた場合に平均2万4692円となる。
保育料の改定は2004年に平均3・9%引き上げて以来3年ぶり。
今後は懇談会の意見を基に、6月議会で所管委員会に諮る。 -
のぞみ会がデイ利用者を楽しませ
宮田村町1区の女性6人でつくるボランティアグループ「のぞみ会」(田口久子代表)は15日、村社協デイサービスセンターを訪れ、優雅な踊りで高齢者を楽しませた。
年間通して村内にとどまらず、上伊那各地の施設訪問を続ける同会。活動を開始してから15年を迎えたが、この日も日本舞踊や楽しいおしゃべりで、デイ利用者に安らぎの時間をプレゼントした。
熱演に拍手して喜ぶ高齢者。互いに握手も交わし、心と心もふれあった。 -
さらに腕磨いた演奏で高齢者楽しませ
宮田村公民館ハーモニカ教室(森山悦司代表)はこのほど、村社協のデイサービスセンターを訪問。ミニコンサートを開き、軽快な音色で利用する高齢者を楽しませた。
昨年8月に初めて同センターで演奏したメンバー。さらに練習を続け、腕を磨いた成果を披露した。
「荒城の月」から、ヒット中の「千の風になって」まで多彩な演目。独奏、合奏と趣向も凝らした。
信濃の国の演奏にあわせて全員で合唱。懐かしい響きに、おじいちゃん、おばあちゃんも笑顔があふれていた。 -
宮田村特別職の報酬据え置きを答申、規定額の5~13%減額措置を継続
宮田村特別職報酬審議会(縣忍会長)は16日、村の諮問通り新年度の村長ら理事者三役の給料を村条例規定額から10縲・3%、村議は5%それぞれ減額し、本年度と同額に据え置くよう清水靖夫村長に答申した。景気動向や他町村の状況も加味したが「厳しい村財政で村民感情も考えると、減額措置の継続はやむを得ない」と判断。4年連続で同額となり、村は3月議会に関連議案を提出する。
村長は13%、助役、教育長は10%の減額。月額給料の3・3カ月分支給する「期末手当」にも反映する。
村議の給料減額とあわせると、条例通りに支給した場合と比べて、年間555万円ほどの節減となる。
監査委員や農業委員など非常勤特別職の報酬も据え置き。日当払いの委員会や協議会などの報酬は1日5千円、半日は2千円で、同じく4年連続で同額となる。
審議会では景気回復も考慮に入れて検討したが、先行きの見えない財政事情などから据え置きが妥当とまとめた。答申を受け清水村長は「村政の健全経営に努めたい」とした。
答申通りに決まった場合の月額給料は次の通り。カッコ内は条例規定額。
▽村長64万3800円(74万円)▽助役55万2600円(61万4千円)▽教育長47万8800円(53万2千円)▽議長26万3150円(27万7千円)▽副議長、委員長20万3300円(21万4千円)▽議員18万2400円(19万2千円) -
宮田小6年、小学校生活最後の授業参観
宮田村の宮田小学校は15日、高学年の授業参観を行なった。小学校生活最後の参観となる6年生は、卒業を控えた今の気持ちや将来の夢などをスピーチにして発表。訪れた保護者は堂々と自分の言葉で話す我が子の成長に目を細めた。
今一番伝えたいことを文章にした6年の児童たち。改めて尊く感じる友情や、夢中になって取り組んでいること、中学への期待など、それぞれの想いを1分間スピーチした。
歌や今までの学習成果なども発表。参観したある保護者は、立派に育った子どもたちの姿に「具体的な目標や夢を持つようになり、改めて成長を感じた」と話した。 -
担い手が意欲持てる体制整備を、果樹振興計画策定
宮田村農業農村支援センターの果樹専門部は新たな果樹振興の地域計画を策定した。計画の実施期間は今後5年間。果樹作業支援グループの育成などに着手し、担い手が意欲を持てる体制整備を進める。
せん定や棚つけなど各農家の作業は膨大。繁忙期には人出が必要となるが、これまでは個人的なつながりで親戚や友人、地域の人などに協力を頼むしかなかった。
支援グループはそれを組織的に補完するもの。具体的な育成計画はこれからだが、労働軽減、高齢農家の経営維持にもつながると取り組む考えだ。
また、果樹専作農家の規模拡大についても支援。園地の計画的な集約などを進め、生産量の維持確保に努める。
支援充実などにより若手経営者のやる気も引き出し、担い手の育成も。認定農業者の果樹農家数を現在の3戸から2010年度までには20戸に増やす目標も立てた。 -
酒酔い運転は「免職」、宮田村が職員の懲戒処分の指針を明文化
宮田村は職員の懲戒処分等の指針を策定した。今までも県の指針に準ずる対応をとってきたが、飲酒運転の社会問題化などを受け、処分の基準(量定)を明文化。酒酔い運転はいかなる場合でも最も厳しい「免職」とし、酒気帯び運転は「免職または停職」とした。
指針は飲酒運転など交通法規違反のほか、日常の服務、公金取り扱い、公務外行為と職員の不祥事に適用。
量定は最も厳しい免職から、停職、減給、戒告、さらに懲戒にはあてはまらないが指導上の措置として訓諭、厳重注意、口頭注意の区分を設けた。
飲酒運転については、同乗した職員の責任についても規定。飲酒運転を指示したり命令した場合は「免職」とし、飲酒の事情を知っていた場合は「停職または減給」とした。 -
・ス作りっぱなし・スやめます、総合計画進ちょく実績を初公表
宮田村は14日、2010年度まで5年間の「村第4次総合計画後期基本計画」の実施進ちょく状況を総合計画審議会に示した。計画がどのように各事業に反映されているか、初めて実績を公表したもの。従来はこのような外部説明がなく、住民にも分かりづらかったが、進ちょく状況は村のホームページでも公開する予定。・ス作りっぱなし・スの計画から一線を画し、透明性を高め村民への周知も図っていく考えだ。
総合計画は村の長期的な行政運営の指針だが、従来は進ちょく状況をまとめたものはなく、村職員でさえも共通認識の部分で理解していない状況だった。
審議会も計画策定に携わり、答申すると役目を終了。しかし、今回の後期計画から進ちょくを年度ごとチェックしていくことに。
村も審議会の考えに沿って、進ちょく実績を各事業ごとにまとめて公表。予算的な部分も含めて、この日の審議会に示した。
状況検討を含めて、教育から産業振興まで村政全般について幅広く意見交換。
席上、清水靖夫村長は「今までの計画のように絵に描いたもちではなく、このように精査していくことが重要」と言及。今後に向けて透明性と村民参加が行政運営の不可欠要素としてあげ、一層の協力を求めた。 -
宮田小5年の太田君2位、保科君3位に入賞、少年少女けん玉県大会
宮田村宮田小学校5年1組の太田智也君が少年少女けん玉道選手権長野大会男子の部で2位、同級生の保科仁平君も3位に入賞した。6月には全国につながる甲信越北陸ブロック大会も控えており「もっと上手になりたい」とさらに意欲を燃やしている。
1対1の対戦トーナメント方式の同大会。勝ちあがった太田君と保科君は準決勝で激突した。
5年生になってからクラスの仲間と一緒にけん玉を始めた2人。技を競う大会には初出場だったが、決勝進出を争って火花を散らした。
「何としても勝ちたいと思った」という保科君に対して、「できれば戦いたくなかった」と太田君。普段から実力は伯仲しているが、この日は太田君に軍配があがった。
決勝は敗れたが「技のレベル的には同じだが(優勝者は)集中力がすごいと思った」と2人は冷静に分析。
「全国も目指して練習に励みたい」と声をそろえた。 -
宮田小6年、薬物濫用の危険性学ぶ
宮田村宮田小学校6年生は9日、薬物濫用(らんよう)防止の学習をした。シンナーや麻薬、覚せい剤など、一般の健常者が使った場合に人生をも破壊する作用があることを知り、薬害の怖さを学んだ。
村内の薬剤師田辺一路さんが、覚せい剤などに手を出した場合に、どのような体の変化がおきるか詳しく解説。
脳などを破壊し、幻覚などに悩まされるようになると話し「バラバラに脳細胞が壊れるので、元の機能に戻すのは大変難しい」と説明した。
一度手を出すと、全てを失ってしまうことを学んだ子どもたち。熱心に目と耳を傾けていた。 -
本数制限してより高い満足度に、リンゴオーナー
中京圏の約500家族と契約を結ぶ宮田村のリンゴオーナー制度の反省会は10日夜開き、昨年の不作を受けて、今年は安全を期すために受け入れ本数を減らすと確認。同村内のリンゴはオーナーの評判も良く、期待が高いだけに、品質維持に向けた対応となった。
昨年はカメムシや凍霜害、大雨の後の干ばつなどで作柄不良で収獲量も減少。オーナーからは厳しい声も寄せられた。
その一方でオーナー110人が答えたアンケート調査で、80人は「味がいいから宮田村のリンゴオーナーに参加している」と回答。
改めて期待度の高さが伺える結果となった。
オーナー募集の仲介を担うめいきん生協(名古屋市)の川瀬春雄さんは「希望本数が多く、今までは無理もあった。収獲の段階で不満にならないよう、今年は本数を制限し、希望を上回れば他の場所を紹介するなど対応していく」と説明する。
栽培者ら関係者が集まった反省会では、現状を説明し、昨年645本の受け入れを今年は571本にまで減らすと確認。
さらに天候の安定などを考え、毎年2週に分散していた収獲祭は11月17、18日に集中開催し、契約会も例年より遅い7月29日に行なうことを決定した。
いずれもオーナー側の立場で、より満喫してもらおうと配慮した。 -
宮田小2年の3人が絵画コンクールで入選
第34回全労済小学生作品コンクール県審査版画の部で宮田村宮田小学校2年の松下太一君が金賞、同じく堀井満里奈さんが銀賞に輝いた。県の読書感想画コンクール低学年指定図書部門でも、同2年の鈴木藍さんが優秀賞を受賞。3人とも家族や自然の織り成す情景を版画にして見事にとらえ、高い評価を受けた。
松下君は落ち葉で秋を感じて描写し、掘井さんは家族団らんで楽しんだ様子を版画に。
鈴木さんは読んだ本を生まれたばかりの自分の妹とだぶらせて、赤ちゃんを抱きかかえあやしている自分の姿を描いた。
松下君の作品は中央審査へ出品される。 -
トップストーンがママさんサッカー大会
宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンは11日、保護者を対象にママさんサッカー大会を村勤労者体育センターで開いた。いつもは子どもたちを応援する側の母親たちが熱戦を展開。親同士の親睦も深めた。
同大会は今年で5回目を迎え、1チーム5人のフットサル形式。
同クラブに加入する保育園から中学3年生までの母親が学年ごとに集まり、9チームが予選リーグ、決勝トーナメントで対戦した。
大会に向けて5回ほど練習を積んできたママさんたち。激しい接触プレーもあるなど、試合は白熱し、子どもたちからは「お母さん頑張って」と声援も飛んでいた。 -
Iターン就農の夫と二人三脚、宮田村南割区 杉山久美さん
「リンゴ栽培をやりたい」と大阪からIターンで宮田村へ就農した夫、栄司さんとの出会いは新聞記事。いつかは仕事で独立しようと色々な情報を集めていた時「同世代の人がこんなに頑張っているんだ」と励まされた。夢を実現させようと前向きな姿に自分を重ね、昨年秋にめでたく結婚。自分の目標を温め続けながら「今は栄司さんの力になることが一番かな」と微笑む。
高遠町(現伊那市高遠町)出身。大学卒業後、駒ケ根市や下伊那郡上村(現飯田市)で保健師として務めた。
「田舎で歩き回る保健師さんになりたいと思って。そう・スコトー先生・スみたいな」。遠山谷と呼ばれ、村民みんなが狭い峡谷に家族のように寄り添って暮らす上村での生活は充実していた。
その一方で、いつかは独立したいという夢も。保健婦の仕事のかたわら、イモづくりに取り組んだり、愛知県までパンを習いに行ったり、情報収集にも余念がなかった。
「これって決めたらコツコツ積み上げて、夢に向って行動するタイプなんです」。
将来のためにと新聞もスクラップしていたが、そこに飛び込んできたのが脱サラして新規就農した栄司さんの姿だった。
「新聞を見て、私もこんなことをやっているよって、どうしても彼に伝えたくなっちゃって」。記事の中には番地などまで彼の詳しい住所は書いてなかったが、村と地区を頼りにさっそく手紙を送った。
手紙は無事に彼のもとへ。それからメールや手紙でのやりとりが始まった。
ある時、リンゴのパンをつくる機会が。頭に浮かんだのが栄司さんのこと。「リンゴつくっているんだから、おすそわけに行ってみよう」と。
初めて直接対面したが、さらに意気投合。リンゴ園を見せてもらい、一晩語り合った。
「農業とか関係なく、やりたいと思っていることを実現させていることに強く惹かれました」。
誰もがホッとするような場所を提供したり、仕事がしたいと想い抱く自分自身の夢。しかし、それを実現させるにもタイミングがあると感じている。
結婚前の昨年春からリンゴ栽培を手伝い始めた。「今は彼が納得いくリンゴをつくるために、穏やかな気持ちで取り組めるように協力したいと思って。2人だからこそのリンゴができたらイイな」。
子どもはたくさん欲しいと、夫婦の声が揃う。「思っていることは必ず実現できる」と、今は2人3脚で大地と向き合う日々だ。 -
保育園でハンバーガー屋さん
宮田村中央保育園は8日、ハンバーガー屋さんを開いた。年長園児が店員に扮し、年少、年中の園児を・スおもてなし・スした。
手作りで帽子もつくり、さながらファーストフードの店員さん。「いらっしゃい、開店だよ」と威勢良く呼び込むと、続々とかわいいお客さんが訪れた。
調理されたハンバーガーにポテト、サラダ、さらにデザート、ジュースまで。トレイに乗せてあげて、手作りの折り紙もプレゼントした。
「おいしい」と喜んで食べる子どもたち。サービス満点の年長園児の接客が、雰囲気をさらに盛り上げていた。 -
リンゴオーナー、本数制限してより高い満足度に
中京圏の約500家族と契約を結ぶ宮田村のリンゴオーナー制度の反省会は10日夜開き、昨年の不作を受けて、今年は安全を期すために受け入れ本数を減らすと確認。同村内のリンゴはオーナーの評判も良く、期待が高いだけに、品質維持に向けた対応となった。
昨年はカメムシや凍霜害、大雨の後の干ばつなどで作柄不良で収獲量も減少。オーナーからは厳しい声も寄せられた。
その一方でオーナー110人が答えたアンケート調査で、80人は「味がいいから宮田村のリンゴオーナーに参加している」と回答。
改めて期待度の高さが伺える結果となった。
オーナー募集の仲介を担うめいきん生協(名古屋市)の川瀬春雄さんは「希望本数が多く、今までは無理もあった。収獲の段階で不満にならないよう、今年は本数を制限し、希望を上回れば他の場所を紹介するなど対応していく」と説明する。
栽培者ら関係者が集まった反省会では、現状を説明し、昨年645本の受け入れを今年は571本にまで減らすと確認。
さらに天候の安定などを考え、毎年2週に分散していた収獲祭は11月17、18日に集中開催し、契約会も例年より遅い7月29日に行なうことを決定した。
いずれもオーナー側の立場で、より満喫してもらおうと配慮した。