-
山ぶどうワイン4年連続で県原産地呼称に認定
宮田村の特産品山ぶどうワインの「紫輝」と「駒ケ原」の2006年産2銘柄が9日、高品質の県内産製品であることを証明する県の「原産地呼称管理制度」に認定された。東京都内で開かれた著名なソムリエらによる審査会で決定。4年連続の認定に、地元栽培者や醸造元の本坊酒造など関係者は「さらに良いワインにしたい」と喜んでいる。
同村では13戸の農家が山ぶどうの交配種ヤマソービニオンを栽培。村内の本坊酒造信州工場で醸造している。
新酒として昨年末に6千本余りで発売した「紫輝」は売れ行き好調で、ほぼ底をついている状態。
熟成タイプで3月発売予定の「駒ケ原」は今回審査にタンクが違う2種類を出品し、いずれも認定を受けた。
栽培の安定により、品質とともに年々収獲量も高まっていることから、今後は販路拡大が急務。
昨年はスーパー「ジャスコ」などを経営する大手流通業のイオンが、首都圏の店舗などで「駒ケ原」の取り扱いを開始するなど、作りのこだわりにも注目が集まってきている。
「ヤマソービニオンは宮田と定着しつつある。こだわりを着実に情報発信し、栽培、醸造技術ともさらに研究を深めたい。他製品への活用も必要」と同工場長の藤野公宏さん。
関係者でつくる推進会議などが連携し、さらなる飛躍を目指したいと話した。 -
山を愛する会がそば打ち
宮田村の登山愛好会「宮田 山を愛する会」(藤田宜久会長、38人)はこのほど、新年恒例のそば打ちを村民会館で行なった。自分たちで打ったそばをすすり、酒を酌み交わし・ス山談義・ス。春からのシーズンに向けて、親睦を図った。
同会は「安全第一」がモットーで冬山登山はしないが、スキーなどでシーズンオフも交流を深めている。
そば打ちも4年前から行なっており、この日も名人2人が指導。20人ほどが協力しながら挑戦した。
「手つきがいい」とほめあったり、「それじゃうどんになっちゃう」など、冗談飛ばしながら和気あいあい。
おいしい酒と一緒に舌鼓を打ち、新緑の山々に思いをめぐらせながら会話もはずんだ。
今年も4月中旬の戸倉山(駒ケ根市)登山で始まり、秋にかけて北、中央、南各アルプスへの山行を計画している。
会員も随時募集中。問い合わせは藤田さん(85・4366)または、村民会館(85・2314)へ。 -
生産者と給食ともに交流深め
宮田村の宮田中学校で7日、地産地消を目的に上伊那農協が食材を無償提供した給食があり、生産者や農協理事らが生徒と一緒に食べて交流も深めた。
管内小中学校、養護学校52校に食材を提供する「農と食の給食交流事業」で、昨年に続き2回目。
ネギ、卵、シメジが寄せられ、この日の同校の給食ではすいとん汁や茶碗蒸しに。村内の農事組合法人「ひかり」が生産するシメジは、煮付けに調理された。
農協の新谷秀子理事、「ひかり」の小林壮之助組合長ら4人が同校を訪れ生徒と会食。
新谷さんは「生産者はみんなの体のことを考え、頑張って野菜や果樹をつくっている。安全安心な地元のものを食べてください」と呼びかけた。
美味しそうに給食を食べる生徒の姿に小林さんは「地元の農業を理解することにもつながり、良いことだと思う」と目を細めた。
宮田村ではこの日以外にも小中学校の給食に地元産の食材を積極的に活用しており、生産者との交流も定期的に深めている。 -
ロボコン、優勝目指して
宮田村宮田中学校技術科選択の3年生20人は10日、「第4回上伊那中学生ロボットコンテスト」(伊那市伊那中学校体育館、第3回南信大会併催)に出場する。昨年11月の県コンテストでは準優勝しており、さらに改良を加えたロボットと操作技術で優勝を目指す。
同コンテストには上下伊那の10校、60チームが参加予定。いずれも電動モーターで動くオリジナルロボットだが、レベルは高く、激戦が予想される。
宮田中は5チーム体制で出場。そのうちの1チームは、150チームほどが出場した県コンテストで2位入賞するなど勢いにも乗っている。
その他の4チームも激しく火花を散らしており、県コンテスト後にさらに改良。操作も繰り返し練習してきた。
大会は2チームの対戦方式。制限時間2分間のうちに、紙筒をいかに多く相手の陣地に送ったり、ペットボトルにかけたりする数で競う。
宮田中の各チームも工夫を凝らしており、一度に多くの紙筒を運ぶ機能を持たせたり、一方では紙筒を相手の陣地まで飛ばしてしまう奇抜なアイデアも。
7日には本番形式で練習を重ね、「ひとつでも多く勝ちたい」など自信ものぞかせていた。 -
宮田小3年2組、中米の国学び、自分と照らしあわせ
農産物の栽培などを経て「どうしたら人の役に立てるか」と想いをふくらませる宮田村宮田小学校3年2組は8日、駒ケ根青年海外協力隊の吉水直保さんから、中米の国々に暮らす人たちの様子について話しを聞いた。自分の生活と照らしあわせ違いを感じるなかで、何が幸せで、豊かなのか心に浮かべた児童たち。距離的には遠い異国を知ることで、身の回りを見つめることの大切さも感じた。
吉水さんは協力隊員として派遣された中米・グアテマラでのエピソードとして、貧しくとも、子どもの頑張りを「家族の誇り」として喜ぶ現地の人たちの姿を紹介。
路上で靴磨きする子ども、不自由なく学校に通う子どもそれぞれの姿を撮影した現地の写真も見せた。
「学校行かないで勉強どうするんだろう?」「靴磨きしている子たちのお父さん、お母さんは何してるの?」「日本と外国って似てるなー」・・・。児童の頭には疑問や感想が次々と浮かんだ。
吉水さんは協力隊員になって、考え悩んだことを児童に問いかけた。「貧しさ、豊かさ、幸せ、不幸せって何だろう?」。
「食べ物やお金がないことが貧しい」「ダメだ、ダメだって言われることが不幸せかな」。「僕たちは貧しくもなく、豊かでもないし真ん中だ」。
当初は農産物を販売した収入で「困っている人に何かしたい」と漠然と考えていた3年2組だが、見聞きするなかで学習の幅はますます広がっている。 -
期待ますます、宮田・ス名物丼・ス3月24日に発売
特産の山ぶどうワインで肉を調理する宮田村の・ス名物丼・スの発売日が、3月24日に決まった。8日には開発を進める村商工会青年部と、賛同した村内飲食店が会合。鶏肉が基本だが商品の幅を持たせるために他の肉の使用も可能にするなど、各店の個性を生かす形で、ご当地ならではの丼としてさらに味を追求していく。既に試作品をつくった飲食店も多く「おいしい丼が提供できる」と手応えをつかんでいる。
現在までに村内飲食店12店が参加予定。この日の会合では、山ぶどうワインの使用や「地産地消」を意識して、地元産の農産物を食材に使うことを基本ルールとして確認した。
「青年部がここまで盛り上げてくれた。今後は我々のオリジナリティで、お客様に喜んでもらえる丼に仕上げていきたい」と、出席した飲食店主からは期待の声も。
名物丼は村民からレシピやアイデアを公募して昨年末に決定。
丼の名称は発売開始後に再び公募し、実際に食べてもらって投票してもらう考えだ。 -
介護納付金分30%アップで答申
宮田村国民健康保険(国保)運営協議会は7日、村の諮問通り40歳から64歳までの国保被保険者が納付対象の「介護給付金分」について税率改定し、額にして平均30・6%の引き上げを認める答申を清水靖夫村長にした。全ての国保被保険者が対象となる「医療給付分」は据え置くよう求め、国保財政が長期的に安定するよう、医療費の分析、保健予防事業の充実など要望も盛り込んだ。
3月村議会で条例改正案を可決し、税率改定すると、新年度から対象者の介護納付金分納税額は平均で年額約6300円アップし、26960円となる。
村の国保税の改定は、医療給付分20%、介護給付分40%をそれぞれ引き上げた2005年度以来2年ぶり。
村内の国保被保険者は昨年末現在3064人で、そのうち今回の改定の対象者は857人で、実施されると会計への増収分は504万9千円を見込む。
本年度は予定していた4300万円の基金取り崩しをせず、前年度からの繰越金で対応したが、村の国保会計は厳しい。
「増収が見込めず、増税しなければ基金の取り崩しで対応するほかない」(村住民福祉課)状況。2007年度も4400万円の取り崩しを見込むが、本年度末の基金残高は5500万円余で底をつきかけている。
08年度には75歳以上の高齢者が国保とは別の保険になる国の制度改革が控えているが、「今後も単年度ごとの見直し検討は必要」(同課)な情勢だ。 -
自分たちの大豆を味噌に、宮田小5年2組が昔ながらに仕込みに挑戦
宮田村の宮田小学校5年2組は7日、自分たちで育てた大豆を使って、味噌の仕込みを行なった。農産物の加工に詳しい酒井昌子さん=大田切区=、村農業委員の有賀絹代さん=北割区=、樋屋喜代美さん=大田切区=らの指導で、昔ながらに手作業で挑戦。大地の恵みの奥深さにふれ、現代社会で希薄になりつつある・ス手づくりの尊さ・スを肌で感じた。
かつては村内の多くの家庭が自家製で味噌をつくったというが、大半の児童は初体験。
11月に収獲した110キロの大豆のうち、30キロを使って仕込んだ。
前日に水洗いして下準備しておき、この日は大きな釜で煮ること4、5時間。ようやくゆであがり、つぶした後に熱を冷ますためシャモジでかき混ぜた。
塩とこうじを混ぜて、今度は手で持ち上げるようにさらに根気良くかき混ぜる。「ねちゃねちゃして変な感触」「豆のいい匂いがする」と歓声をあげ、作業は順調に進んだ。
手の平大の団子状にかためて、たたきつけるように空気を抜き、木樽の中へ。手作りの大変さとともに、楽しさも体で感じた。
同学級は村農業委員会の協力で、春から大豆栽培に挑戦。収獲した豆は良質で、サラダなどで全校の給食に出したほか、先日は豆腐づくりにも挑戦した。
児童の充実した表情に「自分たちの大豆に愛着もあるはず。一粒も残さないと取り組む子どもたちの姿に感心した」と酒井さん。
味噌は6カ月ほど直射日光の当たらない所で寝かせ10月末には完成するが、「味噌汁にしたい」「餅につけたら美味しいかな」と児童の笑顔がはじけた。 -
農地保全向上対策導入、組織発足へ
農家だけでなく地域全体で農地を守ろうと始まった国の「農地・水・環境保全向上対策」で、宮田村も導入し、区と農業農村支援センター、営農組合で組織を発足することになった。対象区域は村内一円450ヘクタールで、11区全てが参加。国、県などの助成を受けながら、農地、農業施設関連の管理、環境整備などを地域協力で進めていく。
助成は住民の共同作業による管理、整備事業が対象となり、雑草の駆除、施設周辺の花壇整備から用水路の井ざらいなどまで多岐に及ぶ。
村では「向上対策会議」を設け、3月をめどに規約や活動計画を作成。新年度から実施に向けて取り組む。 -
おふくろの味教えて、子育て学級調理実習
宮田村公民館子育て学級は6日、ベテラン主婦を講師に・スおふくろの味・スを学ぼうと、調理実習を行なった。乳幼児を子育て中の若い母親25人が参加。偏りがちな栄養バランスも考えながら、食の大切さを見つめ直した。
町1区の池上靖子さんの指導で、巻き寿司、まめサラダ、ミルクけんちん汁の3品に挑戦。
普段の家庭の食事にはあまり使わない食材もあり、若いママたちは新鮮な気分で調理に取り組んだ。
主婦大先輩の池上さんに聞きながら、料理の知恵やコツも習得。異世代間の交流も深めていた。 -
宮田村の杉山さん、県農業担い手意見発表で最優秀賞
Iターンで就農し、宮田村でリンゴを栽培する杉山栄司さん(31)=南割区=が、「明日の長野県農業を担う若人の集い」(2日長野市、県など主催)意見発表で最優秀賞に輝いた。農業という新たな生活を踏み出すことによって得た、人と人とのつながりを発表。かけがえのない大切な絆(きずな)、感謝の想いが今の生活の・ス土台・スにあると伝えた。
意見発表には県内各地区の代表8人が出場。いずれも20、30代の若い担い手が、農業にかける夢、想いなどを語った。
杉山さんは「私のおもい」と題して発表。脱サラして大阪から単身で就農した経過を語り、2年間が過ぎた宮田での生活についてもふれた。
苦しい時も励ましてくれたり、困った時に支えてくれた周囲の笑顔。関わった全ての人に感謝しながら「これからも人とのつながりを大切にしていきたい」と8分間の発表を終えた。
「言いたいことがたくさん一杯ありすぎて」と杉山さん。昨年秋には結婚して大好きな宮田村に骨を埋める考えだが「農業をやれるのも人とのつながりが土台にあってこそ」と話す。 -
議員定数、宮田村議会と区長会が懇談へ
宮田村議会全員協議会は5日開き、議員定数の適正規模について意見を聞こうと、区長会と懇談すると確認。住民の意向を聞く一環で、早期実施を申し入れる。
同村議会は昨年末、削減などを前提にしない形で定数適正規模に向けた検討を開始。
一方で昨年の区長会は年末の村長要望に、議員定数削減の必要性を盛り込んでいた。
議会内部では定数維持、削減で意見が分かれているが、来春の村議選に間に合わせるためには今秋ころまでには意見をまとめなければならない状況。
この日の全協では新年度の議員報酬についても話し合い、本年度据え置きの条例規定額から5%減額で意見が一致し、村に申し入れる。今後特別職報酬審議会、3月議会を経て決まる。 -
宮田小で豆まき、園児も一緒に全校に福を
宮田村宮田小学校1年生は5日、全校各教室を隅々までまわって節分の豆まきを行なった。交流がある東保育園の年長園児も参加。「鬼は外、福は内」と元気に協力し、校内に福を招き入れた。
1年生が中心になって豆まきするのが同校の恒例。今年は36人の園児を招くことで、鬼と福の神の役を交互に担い、賑やかな歓声が全校に響き渡った。
授業中の各学級もまわり、上級生も一緒に豆まきに参加する姿も。福の神が鬼に落花生を投げて「今年も仲良く学校生活を送ろう」と気持ちを一つにした。 -
東保育園でコマまわし大会
宮田村東保育園は5日、コマまわし大会を開いた。園児たちは年末年始から練習を続け、その成果を存分に発揮。勢い良く回り続ける光景もみられ、歓声がこだました。
園のクリスマス会で、サンタさんからプレゼントしてもらったコマ。年少は手回しゴマ、年中、年長はひもゴマで、園や家庭で楽しみつつ練習を積んできた。
大会は各年代、男女別で実施した。回り続ける長さを競いあったが、自分のコマが途中で止まってしまっても「まわれ、まわれ」と友だちに声援も。上位入賞者は表彰台にのぼり、会場全体で健闘をたたえあった。 -
宮田村公民館スキー教室に64人、村スキークラブの指導で
宮田村公民館のスキー教室は3日、伊那市の伊那スキーリゾートで開いた。小学生を中心に64人が参加。村スキークラブ(唐木好昭代表)の会員12人が丁寧に指導し、技術向上を図った。
同教室は38回目で、毎年同クラブが全面的に協力。この日も子どもから中高年までの参加者相手に、6班に分けてレベルにあった指導を行なった。
初心者の班は、スキーをハの字に広げる「ボーゲン」の基礎技術を繰り返し練習。
「基本さえできれば、安全に楽しくゲレンデを滑ることができる。スキーを好きになってもらえれば」とクラブ員は熱心に指導していた。 -
宮田村議会常任委員会「総務厚生」「産業文教」に再編、2委員会体制は維持
宮田村議会全員協議会は5日開き、所管職務量で不均衡があった2つの常任委員会を再編すると決めた。これまでの総務委員会を「総務厚生委員会」に変更し、総務課、住民福祉課の所管。産業建設委員会は「産業文教委員会」となり、産業建設課に加え新たに教育委員会を所管する。3月議会で条例改正し、4月から新体制となる。
村の行政改革に伴い、常任委員会も2004年に3から2委員会体制に移行。しかし、総務委員会に所管職務が集中する傾向にあり、不均衡の是正が以前から課題としてあがっていた。
昨年末の地方自治法の改正により、議員が「複数の常任委員会に所属」することも可能になったが、同村議会は従来通り、2委員会体制を維持し、複数所属は実施しないこともこの日の全協で確認した。 -
納入業者に門戸拡大、宮田観光開発が経営合理化で公募入札実施へ
宮田観光ホテルなどを経営する宮田村の第三セクター宮田観光開発(社長・清水靖夫村長)は経営合理化策として、施設メンテナンスから物品まで全ての外部からの納入契約について、あらゆる業者が自由に参加できる公募型の入札を初めて実施する。今までは83社で構成する同社協力会だけが入札、納入の権利を得てきたが、門戸を広げることで経費削減を図り、開かれた会社としての改革推進につなげていく考えだ。
今までは協力会に加わらないと入札に参加できず、事実上、同社との取引きは困難だった。
今回の入札制度の改革は・ス特権・スの壁を取り外すことにもなるが、小田切英夫副社長は「協力会は今まで通り。しかし、内容を検討しながら、門戸を広げるなかで納入業者を決めたい」と話す。
地域に愛されるホテル運営などを目指していることもあり、特に地元業者の優先も考慮していく考えだ。
入札参加業者は20日まで受け付けており、対象となるのは、食材からリネン、ゴミ、クリーニング、燃料など同社が外部と取引きする全て。
同社幹部と各部門責任者、外部委員の「サポーター会」で選定委員会を構成し、納入額、サービス内容、供給の安定性などを総合的に審査して落札業者を決める。
入札の参加申し込みは業者名、住所、連絡先、取り扱い物品を記入の上、同ホテルへ郵送かFAX(83・2133)。詳しくは同ホテル総務課83・2134へ。 -
Aコープ豆まき
宮田村のAコープ宮田店は3日、節分恒例の豆まき大会を同店駐車場で開いた。豪華商品や半額券などが当たる福豆がまかれ、家族連れなど多くの人たちで賑わった。
今年は週末とも重なり、村内の保育園児を迎えた豆まきは中止。その分、福豆を増やして、サケやズワイガニをはじめ豪華商品300本ほどを用意した。
例年よりも多い250人ほどが会場に。「鬼は外、福は内」のかけ声とともに農協理事らが、商品があたる引換券を豆とともに天高くばらまいた。
さっそく豆をつかみ「卵や生活用品の半額券もあり、大助かり」と喜ぶ家族の姿も。子どもたちには福豆やスケッチブックのプレゼントがあった。 -
元気な歌で、東保育園節分
宮田村東保育園は2日、節分の行事を満喫。元気な歌声で福を招き入れ、豆まきで鬼たちを撃退した。
園児は手作りの鬼の面をかぶり、飯島千恵子園長から節分の由来などについても話しを聞いた。
給食にはイワシが出るなど、・ス食・スでも節分を実感。昔から続く風習にふれ、園内にも福いっぱいの子どもたちの笑顔があふれた。 -
宮田村の保育園でも節分・ス鬼退治
宮田村の3保育園は2日、節分行事を楽しんだ。突然の鬼の登場に、園児たちは力あわせて豆まき。「鬼は外、福は内」と見事に退治した。
中央保育園には「おこりんぼう鬼」「泣き虫鬼」「好き嫌い鬼」が現れ、子どもたちの心をチクリ。「仲間にならないか」と呼びかけた。
しかし、そんな甘い誘いには乗らず、新聞紙を丸めてつくった・ス豆・スで鬼退治。鬼たちは「たまらん、たまらん」と去っていった。 -
うぶ声講座、母子と交流
妊娠中の夫婦が出産や子育てに備え一緒に学ぶ宮田村の「うぶ声講座」は30日、7カ月の育児相談に参加していた母子と交流。赤ちゃんと接し、先輩の母親たちから育児などのアドバイスを受けた。
抱かせてもらったり、あやしたり。生まれてくる我が子の姿を重ねながら交流を深めた。
育児について熱心に話しを聞く姿も。母親としての自覚も高めていた。 -
禁煙友愛会が社協に介護用品寄贈
禁煙友愛会宮田支部(小田切康一支部長、430人)は1日、宮田村社会福祉協議会に15万円相当の介護用品を寄贈した。同社協は「利用者も増えており、欲しかったものばかり。本当にありがたい」と喜んでいる。
同支部は会費から毎年、社協などへ善意を寄せている。
今年も「必要なものを」と、介護ベッドにつけるサイドテーブル、床ずれ防止などに効果があるエアマット各2台、さらに歩行器1台を寄贈した。
この日は小田切支部長ら役員が村役場を訪問。「会員の皆さんの協力で今年も寄付ができる」と引き渡し、社協会長の清水靖夫村長は「大切に使わせて頂く」と感謝した。 -
宮田小でバイキング給食
宮田村の宮田小学校3年生は2日、バイキング形式で給食を満喫。栄養バランスや量などを自分自身で考えながら、メニューを選んで美味しく食べた。
パンやおにぎりの主食、ハンバーグ、エビフライなどの主菜、サラダ、デザートと、計21種類ものメニューがテーブルに勢揃い。
児童は「みんなおいしいそう」と目移りしながらも、一人づつトレーに盛った。
同小は4年ほど前から3年生を対象に、年1回バイキング給食を実施。調理室の小林恵子栄養士は「みんなで分け合って食べることで、バランス良く食べることの大切さも感じるはず」と話した。
いつもとは違う雰囲気の給食だったが、子どもたちはモリモリ食べて、おかわりする姿もあった。 -
宮田小スキー教室
宮田村宮田小学校高学年のスキー教室は2日、駒ケ根高原スキー場で開いた。初心者から上級者まで、レベルにあわせて受講。上達しようと繰り返し滑り、シュプールを描いた。
4縲・年の324人が参加。10人前後で班をつくり、インストラクターの指導でレベルアップを図った。
初心者の班は歩き方、方向転換から徐々に雪に慣れ、ボーゲンで速度の緩急をつけられるまでに上達。午後にはリフトに乗って、スキーの醍醐味を満喫した。 -
福祉作業所利用者が漢字検定に挑戦
宮田村福祉作業所の利用者2人が、漢字検定を受験するため熱心に学習に励んでいる。試験は2月4日に迫っているが、新たな意欲にもなっている。
同作業所では習字などに挑戦するなかで、漢字や日本語の素晴らしさを再認識してきた。
日常的に読み書きが好きな人も多く、初めて漢字検定に挑戦することに。
参考書や練習帳を使って学習。ハネなど細かな部分も減点対象となるため、何度も繰り返し書いて覚えている。
「毎日集中してするようになった。家へ帰ってからもやっています」と、受験を予定する女性利用者。職員は「自信にもなるはず」と頑張りにエールを送っている。 -
宮田村国保税率改定、介護納付金分30%の引き上げへ
宮田村国民健康保険(国保)運営協議会は1日、40歳から64歳までの国保被保険者が納付の対象となる「介護納付金分」の国保税率について平均30・6%の引き上げを行ないたいとする村の諮問を審議、了承した。3月議会で条例改正案を提出する見通しとなり、認められれば4月から該当者は平均で年額約6300円多く国保税を納めることになる。
村の国保税率(あん分率)の改定は、医療給付分20%、介護納付金分40%をそれぞれ引き上げた2005年度以来2年ぶりとなる。
国保会計は厳しい状況だが、本年度予定した4300万円の基金繰り入れをせず、前年度からの繰越金で対応できたことなどから、医療給付分については「据え置き」とした。
ただ、介護納付金分については02年度から単年度赤字の状態。本年度も340万円、新年度も420万円の赤字を見込み、6年間の累積は1200万円に達する見通し。
そのため過去最大の上げ幅となった05年度に続き、大幅な引き上げ改定に踏みきる運びとなった。
村内の国保被保険者は昨年12月現在3064人で、そのうち今回の改定の対象となる介護納付金の納付者は857人。
村は現況を協議会に説明。税率に関して「やむなし」の意見で了承したが、大幅な改定になるため被保険者への説明を求めた。 -
駒ケ根高原源泉4号井の測定結果発表
駒ケ根市と宮田村の旅館など14施設に温泉を供給する駒ケ根高原温泉開発(社長・中原正純駒ケ根市長)は1日、開発中の温泉4号源泉の測定を県薬剤師会が伊那保健所立ち会いのもとに30日に行ったところ、温度32度、湯量毎分83・2リットル、pH(水素イオン濃度)9・4縲・・5でアルカリ性を示していることなどの測定結果を同市赤穂の古城公園近くの現地で発表した。泉質についても現在稼動中の1縲・号源泉と同じアルカリ単純温泉と見ているという。詳しい結果は2月中旬に出る見通し。
同観光開発は県温泉審議会の許可が下り次第ポンプを設置し、夏の観光シーズン前の6月か遅くとも7月には本格稼動させたい考え。中原正純市長は「掘削が成功したことにより、早太郎温泉が将来にわたって維持できる環境ができた。温泉の増量や新規配湯にも十分対応していける」と安堵の表情を見せた=写真。
4号源泉は調査と工事を請け負う地熱(東京都、浜田眞之社長)が06年4月縲・月にかけて電磁波を利用した地下温泉源探査で温泉湧出の可能性がある場所を特定。7月から造成にかかり、高さ約35メートルのロータリー掘削機を組み立るなどして9月に掘削工事を始め、11月には深度1500メートルまで到達した。 -
おやじ塾健康長寿講座
中・高年男性を対象にした宮田村公民館(白鳥剛館長)のおやじ塾は31日、健康長寿講座を村民会館で開いた。塾生ら15人が参加し、村老人福祉センターの保健師伊藤美奈さんによる「ますます元気! 健康長寿の秘訣」を聴いた=写真。
伊藤さんはメタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)が心筋梗塞(こうそく)や脳卒中の発症率を高めることについて説明した上で健康長寿の秘訣について、食べすぎない▽運動習慣▽ぐっすり眠る▽笑う竏窒ネどを挙げ「皆さんが先頭に立って宮田村をますます元気な村にしていってほしい」と呼び掛けた。 -
ひとり暮らし高齢者食事交流会、正月遊びも満喫
宮田村社会福祉協議会は26日、ひとり暮らし高齢者の食事交流会を村の福祉交流施設なごみ家で開いた。正月遊びを満喫し、彩り豊かな昼食に舌鼓。11人が笑って楽しく新年最初のふれあいを深めた。
干支の動物の絵などが描かれた正月気分満点のカード。社協職員が以前に手作りしたものだが、それを使って神経衰弱ゲームをみんなで楽しんだ。
記憶をたどって大当たり。頭の回転の体操にもなり、おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔があふれた。
手先を動かす「納豆体操」にも挑戦。「納豆がダイエットになるって聞いたから、思わず買ったのに」と冗談も飛び交いながら、心身ともにほぐした。
心地良い汗を流した後は、お待ちかねの昼食タイム。天ぷらや茶碗蒸し、長芋の梅あえ、フルーツにはイチゴなど、栄養バランス満点の旬の味を楽しんだ。
同交流会は2カ月に一度開き、家に閉じこもりがちな高齢者を支えている。 -
もうすぐ節分、かわいい鬼さんが福を招き入れに
節分を控え宮田村デイサービスセンターに連日、隣接の東保育園の園児扮するかわいい鬼たちが・ス出没・ス。高齢者と交流し、福を招き入れている。
30日は年少園児31人が手作りの鬼の面をかぶって訪問。デイサービス利用者と豆まきを楽しみ、座って一緒に豆を食べた。
「ホントにかわいい鬼さんだねぇ」と目尻が下がり放しのおじいちゃん、おばあちゃん。「鬼は外、福は内」と歌も楽しみ、楽しい時間はあっという間に。
別れを惜しみつつ握手。「また来てね」と、鬼たちはやさしい眼差しに包まれながら去っていった。