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宮田村 企業人権教育で研修会
宮田村内の29事業所で構成する「宮田村企業人権教育推進協議会」は12日、通常総会を村民会館で開いた。諏訪市の人権擁護委員松下芳敍さんを招いて研修会も開き、人間の多面性を考えながら、社会の一員としての自分自身を見つめ直した。<br> 各事業所の経営者や担当者が出席。研修はワークショップ形式で、ゲームなど楽しみながら自分の心を素直にさらけだした。<br> 4人1組でグループになり、協力してパズルを解いたり、問題を討議したり。人それぞれ違った意見やモノの見方があることを再認識し、自分の人権感覚を見直していた。<br> 山田稔会長は「自分が気付かないうちに、人を傷つけてしまっていることなど改めて考えさせられた」と話した。<br> 同協議会は各事業所内の研修や啓発も推進し、企業人権の徹底を図る。<br>
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ともいきの会が花壇周辺で美化作業
宮田村町2区の地域ボランティア「ともいきの会」(矢亀誠一会長)は27日、昨年秋から整備してきたJR宮田駅前の花壇が見頃となり、多くの人に楽しんでもらおうと周辺を清掃した。
村の玄関口となるJR宮田駅前は、ともいきの会の花壇のほか、住民有志でつくる一輪の会が広場を整備。殺風景だった駅前が、花いっぱいの憩いの空間に大変身を遂げている。
「本当にきれいになった。これからも手を入れて、年間通じて花を絶やさないようにしていきたい」と、ともいきの会のメンバー。
花壇周辺の草刈りやゴミ拾いなどで汗を流していた。
##写真
花いっぱいの憩いの空間になった宮田駅前。ともいきの会は見頃になった花壇周辺で美化作業に汗を流した -
子育て学級が救急法を学習
宮田村公民館子育て学級は、我が子が万が一の時に少しでも対処できるようにと、救急法の学習会を開いた。乳幼児の心肺蘇生を中心に実践形式。若い母親たちは難しさを感じながらも、熱心に挑戦した。
伊南消防の署員を講師に迎え、気道確保から人工呼吸、心臓マッサージまで一連の動きを人形を使って実践。
新生児と乳幼児で呼吸とマッサージの間隔が違うことや、できれば抱きかかえて心肺蘇生することなどを学び、緊急時の子どもを助ける術を体で覚えた。 -
宮田村の清水村長初の一般質問を終える
宮田村の清水靖夫村長は7月の就任後初めての村議会定例会を迎え、20日に一般質問を終えた。行財政改革や産業振興策に積極的な姿勢を打ち出す一方で、住民サービスの根幹となる福祉教育は独自色を示せていない。国道バイパス期成同盟会への加入問題を問われ、自分の考えを即座に表明するなど、前村長との違いはみられる。
少子化対策などについて質問した久保田秀男議員は、住民福祉課長が答弁したため「・ス清水カラー・スを打ち出し、村長自身が話してほしい」と追及。
清水村長は「情報を集め、村としての施策を明確にしたい。何かひとつ力強いものを考えたいので理解を」と答えるにとどまった。
ただ、小田切敏明議員が質問した村福祉作業所の施設改善について、「前々から改善が必要と感じていた。場所なども含め早急に検討する」と答えるなど、状況をみながら福祉分野などにメスを入れていく姿勢もみせた。
産業界出身として、産業施策については雄弁。農工商を結び付け新たな特産品づくりや観光活性を目指すとして、プロジェクトの立ち上げを打ち出した。
担当課は当初、村長の答弁書に地域産業のための懇談会を設置すると書くにとどめたが、村長は一般質問の答弁であえて「プロジェクト」と連呼し、村を挙げて取り組む強い決意を示した。
答弁書を棒読みするだけでなく、自分の意見を随所に散りばめる努力はみられたが、今後は考えをどのように形にしていくか、調整、実行力も問われる。 -
宮田村長が国道伊那バイパス期成同盟会に参加の意向を表明
国道153号伊那バイパスの促進期成同盟会(会長・小坂樫男伊那市長)が宮田村に会への加入を求めていた問題で、宮田村の清水村長は20日の村議会一般質問で「入会して、活動に参加していきたい」と意向を示した。21日の議会産業建設委員会で議論するが、村内ルートが見通しが立たないなかで、慎重な意見もありそうだ。
以前から同盟会の加入は浮上していたが、一度は発表すると言われていた宮田村のルートが示されず、実現性も問われ、村や村議会などは入会を見送ってきた経緯がある。
一方で村長は「広域連合などを通じて県にルートを示すよう要望しており、(村がルートにかかる)2期工事に向けて参画したい」と考えを示した。
本紙の取材に対して村長は「国道、広域農道も渋滞する。宮田だけが固辞するわけにはいかない」と答えた。