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大原区で祭りに向けて住民が協力
宮田村大原区は、村の地域づくり支援事業の補助を活用して、8月に開く区民祭「大原祭」を盛り上げようと計画。17日には27人の区民が参加して、祭りに使う舞台の基礎などを手作りした。同区は区政施行30周年を迎え、住民協力の気運が高まっている。<br> 「ビール1本しか出さないのに、こんなにみんなが集まってくれた」と小出義光区長。祭り会場となる公園で、ワイワイにぎやかに作業した。<br> 資材などは村の補助で購入し、労力は住民が自ら汗を流して協力。区内に住む大工などの専門家も駆けつけ、作業方法などを教えた。<br> 大原祭も25周年。8月6日の当日には、30発の夜花火打ち上げを初めて計画している。<br> 「節目の年に、区民みんなが盛りあがり、協力する体制ができつつある」と小出さん。<br> この日は、舞台の骨組みを入れておく収納倉庫や第2公園の階段スロープを新たに手作り。協力の輪が広がった。
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きょう宮田村長選告示
前村長の退任に伴う宮田村長選はきょう19日告示、24日投開票の日程で行う。前村商工会長で会社社長の新人、清水靖夫氏(64)=大田切区、無所属=が立候補を表明。ほかに具体的な動きはなく、6期連続無投票が濃厚な情勢だ。<br> 立候補の届出受け付けは午前8時半から午後5時。事前に書類を持ち帰ったのは清水氏の一派のみとなっている。<br> 今月7日に胆のうガンのため亡くなった矢田義太郎前村長が6月に退任。清水氏は矢田村政がとった村民との対話路線を継承、発展させると官民協働のむらづくりを訴え、商工会員を中心に支持を広げている。<br> 1983(昭和58)年を最後に村長選は無投票が続いており、村内には選挙戦を望む声もあるが、他候補の擁立は具体的に至っていない。<br> 11日現在の有権者数は7168人(男3477人、女3691人)。
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伝統の祇園祭にぎやかに
宮田村津島神社の祇園祭は16、17日、中心商店街一帯で開かれた=一部既報=。宵祭りは、重さ約200キロに及ぶ神輿(みこし)を神社石段から投げ落とす「あばれ神輿の打ち壊し」で最高潮。祇園ばやし、宮田太鼓、阿波踊りも花を添えた。翌日の本祭りは長持ち行列が練り歩き、350年の歴史ある祭りを盛り上げた。
打ち壊しは、5メートル以上の高さがある石段上部から神輿を落下。粉々になるまで何度も落とし、血気盛んな男たちが踏みつけたり叩いたりした。
観客も巻き込んで会場は騒然。壊した神輿の破片は厄除けになるとされ、奪い合う光景がみられた。
町2区の有志を中心につくる「宮田長持ち保存会」は17日朝から、重さ50キロの長持ちを2台出して巡行。約40人が行列を組んで勇壮に練り歩いた。長持ちを始めて約20年。高齢化による後継者不足などから、今年は地区外にも門戸を広げて参加を呼びかけた。
若者や女性の参加もあり、最近は1台しか出せなかった長持ちを2台に増やすことができた。「宵祭りがにぎやかだが、本祭りも活気づけようと長持ちをやってきた。祭りを通じて地域のつながりも深まっている」と保存会長の花井茂治さん。長持ち行列には、県看護大学(駒ケ根市)の学生有志も参加して踊りを披露。華やかに演出した。 -
津島神社祇園祭
350年の歴史があるとされる宮田村津島神社の祇園祭が16日行われ、名物のあばれ神輿(みこし)が中心商店街を勇壮に練り歩いた。神社石段から神輿を投げ落とす伝統の「打ち壊し」で最高潮。梅雨空を吹き飛ばし、熱気にあふれた。<br> 浴衣やハッピに身を包んだ子どもたちが祇園ばやしや踊りを披露。子ども神輿、阿波踊りが始まると、付近は見物客であふれんばかりになった。<br> あばれ神輿は5時間近く練り歩き神社に到着。壊された神輿の破片は厄除けになるとされ、見物客も一緒になって奪い合う光景が今年もみられた。
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宮田の少林寺拳法教室が大健闘
少林寺拳法の県大会(10日・松本市)で、宮田村の少林寺拳法教室の子どもたちが大健闘した。少年緑帯の部で西出伊吹君(宮田小4年)と向山椋太君(同3年)のペア、親子の部で鞍成栄治さん、健人君=町1区=のペアがそれぞれ最優秀賞を獲得するなど、各階級で上位入賞。団体の部も2位に入った。<br> 2人1組の組手(くみて)により技をかけあい、正確性や迫力、技の冴えなどを審査。昨年白帯の部で2位になった西出君、向山君のペアは、狙い通り順位を上げて堂々の1位となった。<br> 「優勝を狙って、いっぱい練習もした。声を大きくして、気合を出したのが良かったと思う」と2人。いつかは黒帯の部で優勝し、全国大会に出場したいと語った。<br> 同部では武井祐里香さん(宮田小4年)、戸田しほりさん(同)の女子ペアも3位で優秀賞。今年になって初めて組んだ2人だが、それぞれの持ち味を引き出しあって好成績につながった。<br> 少年黄、白帯の部では西出伊織君、武井快都君の宮田小1年2組の同級生ペアが2位、横山拓弥君(同小2年)、原海斗君(同3年)のペアが3位、原君が小松大和君(同3年)と組んだペアも4位で優秀賞。各ペアとも練習の成果と気合を十分に発揮した。<br> 指導者の鈴木英仁さんは「やる気と集中力でよくやった」と話していた。10月に福井で開かれる全国大会には、親子の部の鞍成ペアが出場する。
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中央保育園で給食の試食会
宮田村中央保育園はこのほど、保護者参観にあわせて、給食の試食会を開いた。栄養士の講話も聞き、子どもたちの健康を守る食事の大切さを再認識した。
若い母親たちは輪になって給食を試食。子どもたちの食事風景を遠巻きに見ながら、自分たちも実際に食べた。
栄養バランスを第一に考え、育ち盛りの子どもたちにあわせたメニュー。美味しく食べてもらおうと、栄養士や調理師が配慮している点も感じ取っていた。 -
清水氏が政策発表
宮田村長選(19日告示、24日投開票)に出馬を表明している前村商工会長で会社社長の新人、清水靖夫氏(64)が15日、政策を発表した。産業振興、教育福祉の充実を重点に掲げ、民間の発想を取り入れ官民協働を進めると公約。職員の意識改革とともに、住民からの情報やアイデアを積極的に施策に活かすとして、協働のための専属的な窓口を役場に設けたいと話した。<br> 役場職員に官民協働の考えを徹底し、信頼関係を築きながら行政運営を進めると説明。民間の力の注入により、信頼性、透明性が高くなるとした。<br> 協働のための窓口については、情報の収集と交換の役割も持たせると言及。村民との連携によりアイデアの具現化を図るとした。<br> 今まで企業誘致など対応の遅れがあったとも指摘。情報を的確に拾いあげる必要性を挙げ「行政が本気になって知恵を掘り起こす」体制が不可欠とした。<br> 産業振興についても協働による連携強化を推進し、ものづくりなど具体的に着手すると説明。「特に農業による地域おこしは早期に取り組める」とした。<br> 福祉対策は、各企業の託児施設充実を例としてあげ「安心して子育てできる体制に力を入れたい」とした。<br> 長期債務などが課題の村の第3セクター宮田観光開発については、「今までの監査で十分な経営的なメスが入らなかったことは事実」と語り、投資効果も考慮した明確な状況分析により、経営判断を進めていくとした。<br>
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津島神社祇園祭16日に
神社石段から神輿(みこし)を放り投げる「あばれ神輿」で有名な宮田村津島神社の祇園祭が16日、中心商店街で開かれる。午後1時過ぎの屋台巡行で始まり、子ども神輿、太鼓演奏、阿波踊りと続き、午後9時過ぎにあばれ神輿の打ち壊しで最高潮を迎える。
あばれ神輿は午後4時40分ころ、神社を出発。この祭りを待ち望んでいた男衆が勇壮に商店街を練り歩く。
子ども神輿は午後4時半過ぎ、同6時半からは神社特設舞台で宮田太鼓が演奏する。
阿波踊りも同時刻過ぎに商店街の南側から出発し北上。花火は7時半過ぎから打ち上げ、約1000発が夜空を焦がす。神輿の打ち壊し後、9時半過ぎからは仕掛け花火、三国を神社境内で行う。
商店街一帯は午後4時半から10時半まで車両通行止めで歩行者天国となる。
今年も村と友好協力関係にある日本福祉大学の学生が、祭りの模様をインターネットで全世界に生中継。村内各商店や自然を取材した番組を今回初めて作成し、中継にあわせて発信する。
中継ホームページのアドレスはhttp;//www.475.jp/miyada -
あばれ神輿の模型発見
宮田村津島神社の祇園祭に登場するあばれ神輿(みこし)を精巧にかたどった模型が、宮田小学校でみつかり、同小玄関に展示してある。<br> 寄贈されたものとみられるが、誰がどんな経緯で作ったかは不明。高さ約30センチ、40センチ四方の模型は本物のと比べておよそ5分の1のスケールで、屋根の曲がり具合などそっくりに再現している。<br> 昨年、校内の資料室に埋もれていた模型を用務員の唐木登さんが発見。知り合いの大工などに問い合わせたが、製作者は分かっていない。<br> 保存状態などから、そんなには古くない様子。本物の神輿は16日の祭り当日、男たちによってこっぱ微塵に壊されるが、「この模型も素晴らしい出来映え。たいしたものだ」と話す唐木さんによって、大切に保管している。<br>
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宮田村 企業人権教育で研修会
宮田村内の29事業所で構成する「宮田村企業人権教育推進協議会」は12日、通常総会を村民会館で開いた。諏訪市の人権擁護委員松下芳敍さんを招いて研修会も開き、人間の多面性を考えながら、社会の一員としての自分自身を見つめ直した。<br> 各事業所の経営者や担当者が出席。研修はワークショップ形式で、ゲームなど楽しみながら自分の心を素直にさらけだした。<br> 4人1組でグループになり、協力してパズルを解いたり、問題を討議したり。人それぞれ違った意見やモノの見方があることを再認識し、自分の人権感覚を見直していた。<br> 山田稔会長は「自分が気付かないうちに、人を傷つけてしまっていることなど改めて考えさせられた」と話した。<br> 同協議会は各事業所内の研修や啓発も推進し、企業人権の徹底を図る。<br>
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ともいきの会が花壇周辺で美化作業
宮田村町2区の地域ボランティア「ともいきの会」(矢亀誠一会長)は27日、昨年秋から整備してきたJR宮田駅前の花壇が見頃となり、多くの人に楽しんでもらおうと周辺を清掃した。
村の玄関口となるJR宮田駅前は、ともいきの会の花壇のほか、住民有志でつくる一輪の会が広場を整備。殺風景だった駅前が、花いっぱいの憩いの空間に大変身を遂げている。
「本当にきれいになった。これからも手を入れて、年間通じて花を絶やさないようにしていきたい」と、ともいきの会のメンバー。
花壇周辺の草刈りやゴミ拾いなどで汗を流していた。
##写真
花いっぱいの憩いの空間になった宮田駅前。ともいきの会は見頃になった花壇周辺で美化作業に汗を流した -
子育て学級が救急法を学習
宮田村公民館子育て学級は、我が子が万が一の時に少しでも対処できるようにと、救急法の学習会を開いた。乳幼児の心肺蘇生を中心に実践形式。若い母親たちは難しさを感じながらも、熱心に挑戦した。
伊南消防の署員を講師に迎え、気道確保から人工呼吸、心臓マッサージまで一連の動きを人形を使って実践。
新生児と乳幼児で呼吸とマッサージの間隔が違うことや、できれば抱きかかえて心肺蘇生することなどを学び、緊急時の子どもを助ける術を体で覚えた。 -
宮田村の清水村長初の一般質問を終える
宮田村の清水靖夫村長は7月の就任後初めての村議会定例会を迎え、20日に一般質問を終えた。行財政改革や産業振興策に積極的な姿勢を打ち出す一方で、住民サービスの根幹となる福祉教育は独自色を示せていない。国道バイパス期成同盟会への加入問題を問われ、自分の考えを即座に表明するなど、前村長との違いはみられる。
少子化対策などについて質問した久保田秀男議員は、住民福祉課長が答弁したため「・ス清水カラー・スを打ち出し、村長自身が話してほしい」と追及。
清水村長は「情報を集め、村としての施策を明確にしたい。何かひとつ力強いものを考えたいので理解を」と答えるにとどまった。
ただ、小田切敏明議員が質問した村福祉作業所の施設改善について、「前々から改善が必要と感じていた。場所なども含め早急に検討する」と答えるなど、状況をみながら福祉分野などにメスを入れていく姿勢もみせた。
産業界出身として、産業施策については雄弁。農工商を結び付け新たな特産品づくりや観光活性を目指すとして、プロジェクトの立ち上げを打ち出した。
担当課は当初、村長の答弁書に地域産業のための懇談会を設置すると書くにとどめたが、村長は一般質問の答弁であえて「プロジェクト」と連呼し、村を挙げて取り組む強い決意を示した。
答弁書を棒読みするだけでなく、自分の意見を随所に散りばめる努力はみられたが、今後は考えをどのように形にしていくか、調整、実行力も問われる。 -
宮田村長が国道伊那バイパス期成同盟会に参加の意向を表明
国道153号伊那バイパスの促進期成同盟会(会長・小坂樫男伊那市長)が宮田村に会への加入を求めていた問題で、宮田村の清水村長は20日の村議会一般質問で「入会して、活動に参加していきたい」と意向を示した。21日の議会産業建設委員会で議論するが、村内ルートが見通しが立たないなかで、慎重な意見もありそうだ。
以前から同盟会の加入は浮上していたが、一度は発表すると言われていた宮田村のルートが示されず、実現性も問われ、村や村議会などは入会を見送ってきた経緯がある。
一方で村長は「広域連合などを通じて県にルートを示すよう要望しており、(村がルートにかかる)2期工事に向けて参画したい」と考えを示した。
本紙の取材に対して村長は「国道、広域農道も渋滞する。宮田だけが固辞するわけにはいかない」と答えた。