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石田建設が寄付
駒ケ根市の石田建設は7日に同社で開いた「第6回あいあい広場」で行ったバザーなどの売上金の一部5万円を駒ケ根市社会福祉協議会(北沢洋会長)に寄付した。25日、石田耕一社長が市社協を訪れ「少しだが市の福祉のために使ってください」と北沢会長に寄付金を手渡した=写真。北沢会長は「毎年の寄付は大変ありがたいこと。尊い志に感謝する」と礼を述べた。
同社が毎年10月に開いているあいあい広場のバザーは、リフォームで不要となった家具や社員らによる格安の手作り製品などが好評。石田社長は「今後も続けていきたい。少なくとも10回までは」と話している。市社協への寄付は第1回以来毎年続けている。 -
盆栽の愛好クラブがチャリティ売上金寄付
駒ケ根市の盆栽愛好クラブ「一鉢会」(飯田光晴会長、19人)は6、7日に駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた「第31回盆栽と山野草展」でのチャリティ売上金の全額2万3500円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。25日、飯田会長と藪原勇副会長が市役所を訪れ、寄付金を原寛恒副市長に手渡した=写真。原副市長は「チャリティを意識しながら思いを込めて育てた鉢植えを販売した尊い浄財。その志が伝わるよう、社会福祉のために有意義に使いたい」と礼を述べた。
同会は展示会場の一角で一鉢数百円の格安価格でチャリティ販売を行った。チャリティ販売を行って寄付するのは6月に開いた「サツキと山野草展」の寄付と合わせ、昨年に続いて4回目。 -
上伊那南部小学校音楽会
07年度上伊那南部小学校音楽会が24日、駒ケ根市の市文化会館で開かれた。南部教職員会(会長・小川清美東伊那小学校長)主催。駒ケ根市、飯島町、宮田村、中川村の伊南4市町村、10小学校の6年生児童約600人が一堂に会し、それぞれが練習を積み重ねて仕上げてきた合唱、合奏を晴れのステージで堂々と発表し合った=写真。
開会式に続いて全員で『つばさをください』を大合唱して心を一つにした後、児童らは順番に従い、緊張した表情でステージに登場。学校の規模によって人数の多少はあるものの、それぞれの持ち味を十分に発揮し、精いっぱいの演奏を披露した。
小川会長はあいさつで「演奏する心と聴く心。2つの心を育て、芸術の秋にふさわしい音楽会にしよう」と呼び掛けた。 -
看護大学園祭の売り上げ寄付
9月29、30日に駒ケ根市の県看護大で開かれた学園祭「第12回鈴風祭」の実行委員会は収益の一部2万円を駒ケ根市を通じて市社会福祉協議会に寄付した。25日、実行委員長の若林美歩さんと副実行委員長の菊池郁希さんが駒ケ根市役所を訪れ、福祉のために役立ててほしい竏窒ニ寄付金を原寛恒副市長に手渡した=写真。
原副市長は「毎年貴重な浄財を寄付していただき、心から礼を申し上げる。熱い思いを生かし、社会のために使わせていただく」と感謝を述べた。寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。
鈴風祭の歴代実行委員会は第1回の開催以来、毎年市に寄付している。 -
駒ケ根市が徴税吏員併任辞令交付
県と協力して税金の滞納整理を行うことを取り決めた「協働による滞納整理に関する協定」を県との間で結んでいる駒ケ根市は25日、県の徴税吏員に対する併任辞令を駒ケ根市役所で交付した。県総務部税務課個人県民税対策室上伊那駐在の収納推進員下平和則さん、渡辺信悟さん、今村光男さんの3人に原寛恒副市長が辞令を手渡した=写真。任期は3月31日まで。3人は今後市職員とともに、おおむね50万円以上を滞納している世帯を対象に滞納整理に当たる。市内の対象世帯数は約40件。
原副市長は「税源委譲などにより、今後個人住民税の滞納は増えると予想される。税収確保に向け、大いに成果を上げてくれるものと期待している」と述べた。主任収納推進員の下平さんは「滞納を許さないという強い姿勢を示すことで、抑止効果につながるのではないか」と話している。 -
駒ケ根商工会議所新役員選出
駒ケ根商工会議所は24日開いた臨時議員総会で第22期(07年11月1日縲・0年10月31日)の新役員を選出した。新会頭には現副会頭の山下善広氏(66)=駒ケ根電化社長=が決まった。副会頭3人は山浦速夫氏(66)=ヤマウラ最高顧問会長、坂本寿雄氏(62)=坂本電機社長、田中昇氏(54)=田中燃料店社長、専務理事は吉瀬徳重氏(59)=駒ケ根商工会議所=で、いずれも新任。
山下氏は会見で「グローバルな動きを敏感にキャッチし、迅速に判断して間違いのない運営をしていきたい。役員一同若返ったのでフレッシュな感性で引っ張っていきたい」と述べた。運営の重点について、中心市街地の活性化、工業の振興、雇用対策、観光振興、行政との連携強化竏窒ネどを挙げた。
監事は次の皆さん。
気賀沢徳義(68)=内田屋社長、加藤和美(67)=駒ケ根自動車産業社長、新井和幸(57)=新井税理士事務所長 -
駒ケ根市全国大会出場者激励会
駒ケ根市教育委員会は23日夜、競歩、バレーボール、卓球、少林寺拳法の全国大会に出場する地元出身選手を励ます会を市保健センターで開いた。出場選手らは中原稲雄教育長から激励金を受け取り=写真、「初めての全国大会だが入賞したい」「力を発揮して一つでも多く勝ちたい」「気合を入れて頑張って来たい」などとそれぞれ決意を語った。中原教育長は「皆さんは日ごろの精進で勝ち抜き、晴れて全国大会出場を決めた。自身の名誉や家族、市のためにも健闘を期待する」と激励した
出場者は次の皆さん。
▼第46回全日本高畠競歩大会3キロ競歩(10月28日、山形県)=塩沢玲子(東中3年)▼第77回全日本9人制バレーボール総合男子選手権大会(11月1縲・日、富山県)=駒ケ根クラブ(北林昌彦、北沢和明、浦野光雄、小原隆、六波羅健二、福沢章浩、松沢成善、桐島安徳、サポーター・松沢和加江)▼全日本卓球選手権大会マスターズの部(11月9縲・1日、埼玉県)=佐藤勇介(駒ケ根クラブ)▼少林寺拳法創始60周年記念大会(11月4日、東京都)=気賀沢裕美、加藤忠志、大矢勇、伊藤俊行、白上陽子 -
昭和伊南病院防災訓練
駒ケ根市の昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は23日夜、万一の火災に備えた年に1回の消防・防災訓練を行った。職員、消防のほか、周辺の北割一区の住民など約350人が参加し、患者の非難誘導や初期消火などの訓練に当たった。
「3階機械室から出火、病棟に延焼の恐れあり竏秩vとの想定で訓練開始。首に「骨折」「肺炎」「ぜんそく」などと書かれた札を下げた患者役の職員らが救助袋を使い、4、5階から3階バルコニーに次々に降下=写真。住民らの助けを受けながら、さらに非常階段、らせん滑り台を使って1階までスムーズに避難した。参加した職員は「救助袋は垂直に降りるので怖かった。使わなくてもいいように、絶対に火災を起こさないよう注意したい」と話していた。 -
赤穂高定時制職場見学
生徒の職業選択の参考にしてもらおうと駒ケ根市の赤穂高校(米山明広校長)は23日、定時制生徒を対象にした初めての職場見学を行った。参加を希望した1縲・年の男女生徒8人が飯島町のホテル陣屋、駒ケ根市のデイサービスセンター大原こだま園、金属製品など製造のヨウホクの3事業所を訪れ、職場の様子や仕事などを見学した。生徒らは担当者に職場のあちこちを案内してもらい、時折メモを取ったり質問したりしながら説明に熱心に耳を傾けていた=写真。
定時制生徒の就職状況が厳しい中、同校は生徒の就業意欲を高めようと見学を企画。引率した青木功教頭は「さまざまな仕事の現場を見ておくことは将来の職業選択の幅を広げることにもなる。今後も機会をみて実施していきたい」と話している。 -
絵手紙と四季の和ごころ展
新日本婦人の会駒ケ根支部は「絵手紙と四季の和ごころ展」を駒ケ根市大沼湖畔の森のギャラリーKomorebi(こもれび)で11月2日まで開いている。昨年に続き2回目の開催。絵手紙グループ(湯沢たきえ代表、7人)は日常の出来事などを題材とした絵手紙約30点を日替わりで展示。和ごころグループ(下村ひろ子代表、6人)は身の周りの素材を使って作った風鈴、ランプ、壁掛けなど約40点を展示している。いずれも季節ごとの情緒を繊細に表現した作品で、優しさあふれるほのぼのとした雰囲気が訪れる人たちの心を和ませている。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時。定休日は10月27、28、30、31日。問い合わせは喫茶エーデルワイス(TEL83・3900)へ。 -
赤穂公民館ギャラリーオープン
27、28日に開く赤穂文化祭が今年で40回目となるのを記念して駒ケ根市の赤穂公民館(清水寿一館長)は22日、館内に常設のギャラリーをオープンした。セレモニーには公民館文化団体の代表者など約10人が出席し、テープカットをしてオープンを祝った=写真。ギャラリーは27平方メートル。玄関横の印刷室を改装した。清水館長はあいさつで「公民館の各団体はすばらしい作品を制作しているのに、発表の場が文化祭だけではもったいない。このギャラリーが利用者の協力と連帯につながってほしい」と述べた。
ギャラリーでは第1回の作品展として「赤穂文化祭40回記念 赤穂公民館所蔵品展」を11月10日まで開催している。公民館ゆかりの郷土作家佐藤雪洞の日本画など13点を展示中。11月12日からは「写真クラブ彩」、27日からは水彩画クラブ「りんどう」がそれぞれ展示を予定している。
同公民館はギャラリーの愛称を募集している。備え付けの応募用紙に記入して応募のこと。採用者には記念品が贈られる。 -
赤穂南小で「歯の健康を推進する会」
学校を挙げて歯と口の健康づくりに取り組んでいる駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)と県歯科医師会は23日「小学校における食育と歯の健康づくりを推進する会」の第1回を同小で開いた。保健や食育、教育関係者など県下各地から約30人が参加し、同小の取り組みを視察して意見を交わした。
参加者は児童の歯の状態を家庭で毎月チェックする「歯ッピーチェックカード」を点検する様子などを視察=写真。カードに記入されたチェックの結果などを興味深そうに見詰め、熱心にメモを取ったり写真に収めたりしていた。
会は来年2月にかけてさらに2回開かれる。11月9日には岡山大歯学部小児歯科講師の岡崎好秀さんの講演「カムカム大百科 歯科医から見た食育」も開かれる。
同小は児童が食事の際にかむ回数をカウントする「カミカミマシーン」を独自に考案、実用化するなど、ユニークな取り組みで注目されている。歯の健康について楽しく指導する全校集会「歯ッピータイム」を月に1回開いたり、体重測定時に歯のチェックや歯磨き指導を行ったりするなどのきめ細かい活動により、児童の虫歯予防に大きな成果を挙げている。昨年、第45回全日本学校歯科保健優良校表彰で最優秀校に選ばた。 -
【記者室 医師を金で奪い合う時代に】
医師不足に悩む昭和伊南総合病院が新たに医師研究資金貸与制度を創設した。県外から転入して3年以上勤務しようとする医師に500万円を貸与し、勤務期間を経過すれば返還義務を免除する竏窒ネどの内容▼これで医師が確保できるかはひとまず置くとして、懸念されるのは地方医療の行方だ。今後ほかの病院も同様の制度を相次いで導入するだろう。その結果金に飽かしての医師の奪い合いとなり、高額を提示した病院には医師が集まるが、金のない病院は結局閉鎖の憂き目を見る展開となるのは必然と思える▼これほどまでに深刻な事態を招いた国の責任は大きい。この状態が続けば地方の医療はやがて崩壊してしまう。思い切った施策を今すぐにでも打ち出すべきだ。(白鳥文男)
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【ネパールから3年ぶり帰国 林光洋さん】
駒ケ根市が派遣する3代目ボランティア調整員としてJICA(国際協力機構)ネパール事務所に3年間勤務し、8月に帰国した。
海外生活を終えて帰って来てみると、日本や駒ケ根に以前と違う印象を受けた。
「ネパールと比べて人が冷たいと感じました。それに町がやけに静かで落ち着かない。うるさくて騒がしかったカトマンズが懐かしくて、帰りたくなってしまいました」
◇ ◇
04年、2代目のボランティア調整員の帰国に伴って後任の募集があった。小学生のころから国際協力に興味があり、いつかは海外で仕事がしたいと思っていたため、このチャンスを生かしたい竏窒ニ応募して合格。子どものころからの夢をかなえた。
早速青年海外協力隊の候補生らとともに訓練所に入り、3カ月間合宿生活を送りながら語学訓練に励んだ。
「ネパール語より、公用語の英語に磨きをかけた方がいい」というJICAなどの方針に従い、ネパール語は自主的に少し習ってみただけ。これで後に困ることになる。
いよいよネパールに向けて出発。期待に胸を膨らませてカトマンズの空港に降り立ったが、一瞬不思議な感覚に襲われた。
「駒ケ根と風景がそっくりなんです。地形が盆地だし、近くに高い山が見えていて…。だけど町の中は大違い。人口200万人以上というだけあって家は密集しているし、道路は常時混雑している。騒々しい町でした」
張り切って着任したが、早々に異国ならではの洗礼を受けた。
「食べ物や水のせいでしょうか。ひどく腹をこわしました。でも仕事は毎日あって休むわけにはいかず、本当に苦しくて。体力が衰えると気力もなえ、何でこんなことやってるんだろう、帰りたいなと正直、思いました」
公用語は英語竏窒ニいうことだったが案の定、現地の住民は英語など話せない。日常のコミュニケーションがまったく取れなかった。
「仕方なく、休みの日にネパール語の勉強を始めました。意外にも、少し分かってくると早く覚えられました。なぜって周りでしゃべっている言葉が常に耳に入って来ますからね。やっぱり言葉は習うより慣れろですね」
頼みは英語だったが、これも現地なまりがひどくてろくに聞き取れない。加えて聞いたことのない専門用語もたくさんあって理解ができず、苦労の連続だった。
そんな折、国内の治安が悪くなってきた。04年末に国王が政治の実権を握ったことにより、マオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)に対する弾圧が各地で始まったのだ。
「ドンパチがあちこちの地方で起き始めました。各地で働くボランティアらの安全のために、彼らの勤務地を変更してやる必要が生じてきたんです。戦闘が始まって状況が悪くなってからでは遅いので、その前に前兆を感じ取って引き上げさせなくてはならない。人命にかかわることでもあり、情報収集や調整に非常な苦労をしました」
日々の仕事を夢中でこなしたが、この大変な時期を経験したことにより「その後は言葉や仕事が一気に楽になった」という。
◇ ◇
「この海外生活で得た収穫はすごく大きい。頭の中が劇的に変わりました。いろいろな国の人や文化に触れて視野が大きく広がったことで、少しは成長できた気がします。3年間の経験をこれからの行政の中にぜひ生かしていきたい」
(白鳥文男) -
第23回あづみ野松川中学生駅伝大会
第23回あづみ野松川中学生駅伝大会が21日、北安曇郡松川村の松川小学校を発着点に開かれ、上伊那から唯一出場した駒ケ根東が昨年に続き男女とも大会新記録で優勝した。同中は9日の県中学継走荒神山大会でも男女大会新で優勝するなど、全国大会へつながる県中学駅伝大会(11月3日)に向け順調な仕上がりを見せている。
男子の部(6区間、21キロ)には県内各地から22チームが出場。駒ケ根東Aはいつものように1区(4キロ)で福沢潤一が首位を奪うと、以後の区間でも安定したレースを展開し、2年生アンカー天野進が落ち着いた走りでゴールテープを切った。昨年同中チームがつくった大会記録を約30秒縮める1時間9分38秒だった。
女子の部(5区間、13キロ)は17チームが出場。駒ケ根東は、めきめきと力をつけてきた1年生湯沢ほのかが、エースの揃った1区で首位に立つと、2区から5区までいずれも区間新の走りで圧勝した。チームが昨年作った大会記録を2分以上縮める強さを示した。
竹田正樹監督は「今日の結果を参考に県中駅伝のメンバーを選考したい。2年生が良い走りをしたことは大きな収穫だ」と話していた。
【男子総合順位】
(1)駒ケ根東A1時間9分38秒=大会新(福沢潤一、渋谷宥介、草野智徳、久保田光、小林純平、天野進)(2)長野東部1時間13分14秒(3)穂高西1時間13分54秒(4)駒ケ根東B1時間14分50秒(竹村亮作、寺沢尚之、寺平悠介、大蔵孝治、野溝渉、堀内俊希)(5)鉢盛1時間15分8秒(6)松川A1時間16分17秒
【女子総合順位】
(1)駒ケ根東46分56秒=大会新(湯沢ほのか、北原成美、福沢志穂、篠田美樹、寺平稚博)(2)山辺A49分39秒(3)鉢盛49分54秒(4)豊科北52分7秒(5)櫻ヶ岡54分06秒(6)仁科台A54分46秒 -
駒ケ根市消費生活展&環境・健康フェスティバル
駒ケ根市は20日「第21回消費生活展&環境・健康フェスティバル」を市総合文化センターで開いた。各種市民団体による展示や体験コーナーのほか、幼稚園・保育園・学校の給食などの試食コーナー、フリーマーケットやリサイクル品バザーコーナーなどが会場いっぱいに立ち並び、クイズラリーなども行われて、訪れた人たちで終日にぎわった。
健康コーナーでは、食事のバランスチェック、健康度の測定コーナーなどに多くの人が集まっていた。中でも学校給食の試食コーナーは詰め掛けた来場者の順番待ちの行列ができるほどの盛況ぶり。中庭で行われた食育かるた取り大会には多くの子どもたちが参加し、楽しみながら食の大切さを学んだ=写真。
環境・暮らしのコーナーではごみの減量を訴える展示や環境ポスターや標語などの入選作品が展示されたほか、関心が高まっている地球温暖化についての展示やごみの分別体験コーナーなどに関心が集まっていた。 -
第44回駒工祭
駒ケ根市の駒ケ根工業高校は第44回駒工祭を22日まで開いている。テーマは「No Dream No Life(夢がなければ生きていけない)」。工業高校らしく、生徒らの製作した機体によるロボットコンテストや、授業で学んだ技術を来校者に体験してもらう「ものづくり体験」などが行われるほか、クラス展、クラブ展など校舎の内外で多彩な催しが行われている。「ものづくり体験」コーナーでは、マトリックス・ダイオードを使って文字表示をする機械や、バナナが傷まないよう掛けておくバナナ掛けの製作を生徒が指導。来場者に半田ごての使い方なども丁寧に教えていた=写真。
21日の一般公開は午前10時縲恁゚後4時。注目のロボットコンテストは午後2時30分から体育館で行われる。 -
行方不明男性遺体で発見
15日朝に軽自動車で自宅を出たまま行方が分からなくなり、家族が家出人捜索願を出していた松川町の無職の男性(51)が20日午前9時30分ごろ、飯島町七久保の山中で遺体で発見された。19日午後6時ごろ、住民から林道横根山線沿いに軽自動車が止まっているとの通報を受けて20日朝から周辺を捜索していた駒ケ根署員らが発見した。死因は同署が調べている。
同署によると、現場は与田切発電所上流約500メートルの与田切川沿いで、林道から数百メートル離れた高さ十数メートルのがけの斜面。周囲の状況や遺体頭部の損傷などから、山中をさまよっているうちに何らかの原因でがけから転落したものとみられ、事件に巻き込まれた可能性は薄いとみている。男性は福祉施設に通っていて、これまでにも何度か行方が分からなくなることがあったという。 -
駒ケ根市経営講座第2回
駒ケ根市、駒ケ根商工会議所、テクノネット駒ケ根は18日、駒ケ根経営講座の07年度第2回講座を駒ケ根市の駅前ビル・アルパで開いた。地元企業の経営者や管理者など約50人が集まり、オリンパスCSR本部のCSR推進部長竹内康訓さんによる講演「CSR活動にどのように取り組むか」を聴いた=写真。
CSRは「企業の社会的責任」と訳されるが竹内さんは「当社での導入以前はリスクマネージメントのことと思っていたくらいで、本質を理解していなかった。定義するなら『経済的側面と社会・環境的側面の価値を同時に追及する自主的な取り組み』が適当だと考える」とした上で「社会的公正性の問題、地球環境の問題として、今後は持続可能な発展を目指した取り組みが国境を超えて求められる」と話した。
講座は来年3月にかけ、計5回開かれる。 -
中沢小音楽会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は19日、校内音楽会を体育館で開いた。児童らは学年ごとに代わる代わるステージに上がり、クラシックやポピュラー、唱歌など、この日のために懸命に練習を重ねてきた曲をそれぞれ披露。訪れた保護者や全校児童、教職員が見つめる緊張の中で精いっぱいの合唱や合奏を聴かせた。
2年生は、国語の教科書にも取り上げられているスイミーの話を物語仕立てで曲にまとめた『スイミー 小さな賢い魚の話』を全員で元気よく斉唱。大きな魚やクラゲ、エビなども登場させるなど、海の中の様子を楽しく表現して聴衆の大きな拍手を浴びた=写真。
会場には多くの保護者らが詰め掛け、ビデオカメラなどを構えながらステージでの児童らの演奏ぶりをじっと見つめていた。 -
「まちづくり基本条例」検討結果を市長に報告
駒ケ根市が今年度中に制定したいとする「(仮称)まちづくり基本条例」(仮称)の骨子について検討していた「駒ケ根市第2次改革と創造へのまちづくり推進市民会議」(木下幸安座長、29人)は19日、検討結果の報告書を中原正純市長に提出した=写真。
報告書では、市が示した素案の各条文ごとに意見や提言を列挙している。「市民は、全員が自治組織に加入し縲怐vの条文については「組織に加入していない人は協働のまちづくりに参加できないということか」「外国籍の人の扱いをどうするのか」「抜け道のないよう、具体的にしていく必要があるなどの意見、提言が付記されている。
中原正純市長は「皆さんの熱い思いが込められている貴重な提言を今後十分に検討し、任期(08年1月28日)中に制定したい」と述べた。
第2次会議は5月にスタート。月1回ほどのペースで会議を開いて検討を重ねてきた。 -
駒ケ根商工会議所渋谷会頭退任表明
駒ケ根商工会議所の渋谷敦士会頭(74)は19日、任期満了となる10月31日限りで退任することを発表した=写真。理由について渋谷会頭は「若い人たちに地域振興に携わってほしいという思いがあり、正副会頭や常議員の年齢上限の目安を75歳としたらどうかと8月の常議員会で提案して了承された。私も来年75歳になることからこの際退任を決めた」と話した。退任後も顧問として残る。
同商議所は24日に議員総会を開き、会頭以下新役員を選出する。新会頭には3人の副会頭のうち田中一正氏(71)=田中薬局社長、山下善広氏(66)=駒ケ根電化社長=のいずれかが就任するものと思われる。
渋谷氏は常議員を経て2001年に副会頭。芦部次郎前会頭の死去に伴い、03年12月に会頭に就任した。現アルプス中央信用金庫相談役。 -
赤穂東小で秋の交通安全教室
駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)は18日、秋の交通安全教室を開いた。自転車の安全な乗り方について3縲・年の児童らが道路やグラウンドで学んだ。
教室のために自宅からそれぞれ自転車を持ち込んだ児童らは駒ケ根署の警察官から自転車の安全運転について「ヘルメットを必ずかぶること。道路や交差点では前後左右をしっかり確認し、標識に従って安全に乗ってください」と指導を受けた。児童らはヘルメットをかぶって自転車にまたがり、学校周辺の道路に出て実地訓練。交差点などに立つ警察官や安協役員、教職員らの助言を受けながら慎重に走ったり、横断歩道を渡ったりした=写真。見守る教職員らは「春の安全教室の時よりもしっかりできているね」と児童を褒めていた。 -
ネパール帰国職員報告会
駒ケ根協力隊を育てる会(会長・中原正純市長)とネパール交流市民の会(塩原順四郎会長)は17日夜、JICA(国際協力機構)ネパール事務所で駒ケ根市派遣の3代目ボランティア調整員として3年間勤務し、8月に帰国した市職員の林光洋さん(33)の帰国報告会を駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員など約60人が参加し、ネパールでの活動や現地の気候、文化、生活習慣などについての体験談を興味深く聞いた。林さんは、着任早々に体調を崩したり日本とのさまざまな違いに戸惑ったりしたことなどの思い出を写真を交えながら話した=写真。
中原正純市長は「貴重な経験を生かし、国際化に向けての地域づくりにリーダーシップを発揮するよう期待する」と述べた。 -
オープンガーデン入園料寄付
駒ケ根市福岡の自宅にオープンガーデンを構えている坂本克代さんは今年集まったガーデン入園料金の全額7万5500円を駒ケ根市を通じて市社会福祉協議会に寄付した。18日、坂本さんは市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。
ガーデンは3年前にオープンして以来無料で公開していたが、「来てくれたお客さんに花の栽培方法を教えたりお茶を出したりしていたら、これではお金を払わないと申し訳ない竏窒ニいう人が多くなったので、今年の春から有料にした」という。入園料は茶菓付きで一人500円。坂本さんが丹精込めて手入れしているガーデンは花の名所を巡る「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」の昨年のルートにも組み込まれるなど、人気を集めている。
中原市長は「もてなしのまちづくりの見本のような素晴らしいガーデン」と感心し、社会福祉のために使わせていただく竏窒ニ感謝を述べた。 -
秋の「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」スタート
駒ケ根市近辺のさまざまな花の見所をバスで巡る「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」が17日、秋のシーズンの運行を開始した。菅の台の市観光案内所前を午前10時に出発したバスは、観光客ら約10人を乗せて飯島町のコスモス畑、中川村の赤ソバ畑、駒ケ根市の光前寺など5カ所を約5時間かけて回った。
伊那谷では最大規模という200万本のコスモスが咲き乱れる飯島町のコスモス畑を訪れた参加者らは「きれい」と感嘆の声を上げ、風に揺れる花にうっとりと見入っていた=写真。
花めぐりバスは昨年、早太郎温泉開湯10周年を記念する温泉郷感謝祭の企画として初めて実施して好評だったことから、今年も継続を決めた。春と秋のそれぞれ約1カ月間運行し、赤ソバ、コスモス、キクなど季節ごとの花の名所を訪ねる。予約が集中する日もあるため、市観光案内所は早めの予約を呼び掛けている。完全予約制。料金は昼食代込みで一人3500円。
問い合わせは市観光案内所(TEL81・7700)へ。 -
養命酒が災害に備えてミネラルウォーター寄贈
万一の災害発生時の備えにしてもらおうと養命酒製造(本社・東京都)は17日、同社製のミネラルウォーター1万2千本(500ミリリットルペットボトル入り、165万6千円相当)を駒ケ根市に寄贈した。ミネラルウォーターを生産している駒ケ根工場の松沢勝彦工場長ら3人が市役所を訪れ「新潟県中越沖地震の際に現地に飲料水を送って喜ばれたことから、工場のある駒ケ根市にも貢献したいと考えた。いつ起きるか分からない災害への備えとしてほしい」として中原正純市長に手渡した=写真。中原市長は「災害対応は大切な課題。中でも水は必要不可欠だ。早速配備して好意に応えたい」と感謝を述べた。
寄贈されたミネラルウォーターは7200本が市内の特別養護老人ホームなど福祉施設と病院に、4800本が市内2カ所の備蓄倉庫に配備される。 -
まちづくり拠点施設設置を駒ケ根市長に提言
協働のまちづくりについて考える市民団体「こまがね市民活動推進会議」(鈴木明座長15人)は17日「協働のまちづくりを進める上で、今後拠点となる施設の設置が必要不可欠」などとする提言書を中原正純市長に提出した。中原市長は「重く受け止めたい。施設の必要性は感じているので、一日も早く具体化できるよう努力する。(自身は)今期で引退するが、新市長に引き継ぐこととしたい」として設置に前向きな考えを示した。
提言では、協働のまちづくりにかかわる各種市民団体の活動を支援していくために・ス公設民営・スの「協働のまちづくり拠点施設」を設置することが必要竏窒ニして、仮称・こまがね市民活動支援センターを駒ケ根駅前ビル・アルパの空きスペースに約80万円をかけて設置し、市民自身が運営する竏窒ネどの具体例を挙げている。
こまがね市民活動推進会議は市が04縲・5年度にかけて設置した「第1次改革と創造へのまちづくり市民会議」のメンバー有志が07年、自主的に結成。協働のまちづくりの在り方について、市民へのアンケートや先進地の視察などを交えながらハード、ソフトの両面から議論を重ねてきた。 -
シルクミュージアム第16回特別展
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは第16回特別展「10人の女性作家による絹工芸染織展」を11月25日まで開いている。同館にゆかりの深い県内外の女性作家の絹作品約20点を展示。それぞれの思いを込めて織り上げ、染め上げた個性豊かな着物の数々のほか、数百個の繭を使ってやわらかな風合いを見事に生かした灯りや、生糸製造時の副産物「屑糸」(キビソ)を使って織った壁掛けなどが訪れた人の目を楽しませている。
午前9時縲恁゚後5時。水曜休館。入館料は一般300円、小・中学生100円。問い合わせは同館(TEL82・8381)へ。 -
北割二区区民運動会
秋晴れに恵まれた14日、駒ケ根市の北割二区分館は赤穂小学校グラウンドで区民運動会を開いた。多くの区民が張り切って参加し、交流を深めながら大人も子どももスポーツの秋を楽しんだ。
ボール運びリレーはバレーボールを(1)足でドリブル(2)ちりとりで運ぶ(3)竹ぼうきで転がす(4)手でドリブル(5)ちりとりで運ぶ竏窒ニいう競技。はやる気持ちとは裏腹にボールはなかなか思うように扱えず、時折トラックをはみ出して応援席に飛び込んでしまうなど、参加者は四苦八苦=写真。抜いたり抜き返されたりの白熱したレースを展開した。
大玉送り、運試し、貯水競争、太公望、男女混合リレーなど、多彩な種目が行われ、区民らは奮闘する選手に「頑張れ」「そこだ」などと声をからして応援していた。
上位は次の通り。
(1)女体(2)柏木(3)光前寺