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秋の交通安全運動人波作戦
秋の全国交通安全運動(21日縲・0日)の実施に合わせ伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦支会長)は21日朝、駒ケ根市の広域農道北原交差点付近の道路で人波作戦を展開した。安協や高齢者クラブの会員、駒ケ根警察署員など約90人が参加し、出勤途中のドライバーらに事故防止を訴えた=写真。
早朝の歩道に一列に並んだ参加者らはそれぞれ「飲酒運転による交通事故防止」「シートベルト、チャイルドシート着用」などののぼり旗を掲げ、交通事故防止を懸命にアピールしていた。
運動重点は「高齢者の交通事故防止」。全国重点は▽飲酒運転の根絶▽夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止▽後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、県重点は、生活道路における交通事故の防止竏窒ニなっている。 -
「スペイン・アンダルシアの旅」展
駒ケ根市と東京都在住の知人らが集まった駒ケ根倶楽部(池田恭一代表)が今年3月から4月の1カ月間にわたって旅行したスペイン・アンダルシア地方の楽しい思い出をこめた絵画と写真の展示会が駒ケ根市の大沼湖畔「森のギャラリーKomorebi」(こもれび)で10月1日まで開かれている。駒ケ根市の画家加納恒徳さんの油彩画や池田さんのパルテル画、現地でのスケッチなど約20点の絵画のほか、旅の楽しさがしのばれるスナップ写真の数々や思い出の品などを多数展示している。
旅に参加したのは20縲・0歳代の男女9人。自炊生活をしながらレンタカーでアンダルシアの28カ所を訪れ、異国の自然や文化をたっぷりと楽しんだ。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時。火、水曜日定休。問い合わせは喫茶エーデルワイス(TEL83・3900)へ。 -
ネパールの医師来駒
01年に自治体国際化協会の医療研修で駒ケ根市に5カ月間滞在したネパール・ポカラ市の心臓内科医ナラヤン・バハドゥール・ゴウタムさん(44)が19日、妻のウサさんとともに駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長と再会を果たした=写真。ゴウタムさんは、駒ケ根市民有志らでつくる「ネパール交流市民の会」(塩原順四郎会長)がネパールの母子の死亡率改善のために本年度から進めている母子保健プロジェクトにもかかわっていることから、事業の打ち合わせも兼ねて訪れた。中原市長は「両市民のためにこのプロジェクトをぜひ実現したい。率直に話し合おう」と述べた。ゴウタムさんは「導入してもらう救急車に駒ケ根市のマークを入れれば、ポカラ市民にも援助が目に見えてさらに友好が深まるのではないか」などと提案した。
ゴウタムさんは広島市のライオンズクラブの創立25周年式典にネパール代表として招かれ、17日に来日した。帰国は26日の予定。 -
伝統工芸士作品コンクール特賞
1910(明治43)年に創業し、伊那紬(つむぎ)のブランドで全国に知られる駒ケ根市の久保田織染工業(久保田治秀社長)の着物作品「夕暮霧雨」=写真=が、9月に行われた第7回関東伝統工芸士会作品コンクール(関東伝統工芸士会主催)で最高賞に次ぐ特賞に選ばれた。同社の作品は昨年の同コンクールで初入賞を果たしたが、特賞の受賞は初めて。
「手技の夏」をテーマに行われたコンクールには関東地区の紬産地から31点が出品され、作品の出来栄えが審査された。「夕暮霧雨」は、霧雨の降る湖が次第に暗くなってゆく夕暮れの様子を表現したという。久保田社長は「織り方や糸の作り方にもこだわって仕上げた柔らかい手触りと風合いこそが、よそにはないうちの品の特徴。化学染料とは違う草木染めの色も深みがある。さらに良い作品を作って、来年は最高賞を狙いたい」と話している。 -
駒ケ根市町二区市政懇談会
駒ケ根市の町二区(柏原孝従区長)は18日夜、中原正純市長や市の職員らを招いての市政懇談会をふれあいセンターで開いた。区民約50人が参加し、市政に対して日ごろ感じている疑問や要望などをぶつけた=写真。
自治会への未加入者が多い現状と今後の加入促進対策について質問が出たのに対し清水亀千代総務部長は、町二区の1323世帯中、未加入は941世帯で加入率は71・1%竏窒ニ説明した上で「市全体としても大きな課題。現在、転入者に対してチラシを手渡したり口頭で加入を強く呼び掛けるなどの対応をしている。策定中の『まちづくり基本条例』では市民の責任を明確に示したい」と述べた。
給食費の滞納が上伊那の中でも多いといわれる問題についての質問に対し滝沢修身教育次長は「滞納率はともかく金額は確かに多い。教育委員会として滞納整理に当たっているが、今後は一度滞納したら現金で支払ってもらうこととしたい。給食費は税金ではないので差し押さえなどはできないが、収納率を上げる体制を整えていきたい」と回答した。 -
駒ケ根市議会決算特別委員会
駒ケ根市議会の議会改革の一環として9月定例会で初めて設置された決算特別委員会(宮沢清高委員長)は18日、初の決算審査を行った。議員15人のうち議会選出監査委員を除く委員13人とオブザーバーの議会議長が出席し、06年度一般会計など、4日の本会議で付託された13の決算関係議案について審査=写真。担当部課から説明を受け、議案ごとに質疑、討論、採決を行った。日程は20日までの3日間。一般会計決算の討論、採決は委員会最終日の20日に行われる。
委員会での審査結果は議会最終日(28日)の本会議で委員長が報告し、表決に付される。 -
観成園30周年記念式典
伊南福祉会(理事長・中原正純駒ケ根市長)が運営する駒ケ根市の特別養護老人ホーム観成園(米沢長実園長)が今年開園30周年を迎えることから18日、記念式典が同施設内で行われた。中原理事長は「30年の歴史は、先人の大きな努力で重ねてくることができた。利用者が元気で楽しい生活を送れるよう、これからも職員一丸となって努めていきたい」とあいさつした。
利用者の敬老会も併せて行われ、100歳を迎える人などに総理大臣や県知事からの祝い状や花束などが手渡された=写真。
同園は1977年、上穂町で開園。施設の老朽化などにより、昨年12月に北割一区の現在地に新築、移転した。 -
東伊那区敬老会
敬老の日の17日、駒ケ根市の東伊那区は07年度の敬老会を東伊那公民館で開いた。招待された75歳以上のお年寄り250人のうち66人が出席し、健康と長寿を祝った。喜寿を迎える人たちには中原正純市長から祝いの記念品が手渡された=写真。地区内の小学生6人が「いつまでも元気で長生きしてください」などと作文を読み上げたほか、演芸会では獅子舞、落語、詩吟、踊りなどが舞台上で次々に披露され、出席したお年寄りを楽しませた。
市村善弘区長はあいさつで「大正、昭和、平成と人生を重ね、懸命に働いてきた皆さんに敬意を表する。その努力のおかげで東伊那も発展し、住み良い地域になった。今後もますます元気で地域のために力添えを」と祝いを述べた。
喜寿を迎えるのは次の皆さん。
春日スエ子、春日藤男、春日マチ子、滝沢ヨシ子、竹村正、山岸清志、伊藤武夫、片桐一嬉、北沢たか恵、木下守寿、坂井愛子、鈴木健司、中村昭梧、福沢昭子、安江弥生、赤羽笑子、久保田康正、下平ひで子、下平テル、鈴木ゆき子、宮下あき子、井口好美、小原正治、福沢文雄、福沢かね子、福沢嘉雄、森田秋子 -
大御食神社秋の例祭
駒ケ根市の美女ケ森大御食(おおみけ)神社の秋の例祭が16日、盛大に開催された。約400人が参加したお練り行列が朝から夕方まで市内を練り歩き、夜には神社に獅子頭を奉納して五穀豊穣を祈った。神楽殿では祭典青年らによる演芸が多彩に繰り広げられ、訪れた人たちを楽しませた。
呼び物のお練り行列は午前9時に年番の市場割区を出発。笛、太鼓の調べが響く中、祭典委員長の渋谷宣吉さん(68)を先頭に塩吹き、おかめ、金時、傘打ち、榊持らが続き、浦安の舞、獅子曳き、獅子招き、獅子切らに続いて獅子が最後尾を飾った。沿道は行列を一目見ようと詰め掛けた多くの市民らであふれ返り、あでやかな衣装に身を包んだ子供たちが目の前を通ると「きれいだね」、「かわいいね」などと話し合ったり、晴れ姿を収めようとカメラやビデオなどを向けていた。 -
池山マウンテンマラソン
駒ケ根市の池山を舞台にした初のマウンテンマラソン大会が16日に開かれた。駒ケ根高原の家族旅行村をスタートして標高1774メートルの山頂を目指す25キロコース、駒ケ根高原の林道を周回する8キロコース、自然を楽しみながら歩くトレッキングクラスの3クラスに全国各地から約2千人が参加。高原の空気を楽しみながらそれぞれのゴールを目指した。
池山山頂クラスには約100人がエントリーし、午前8時の号砲を合図に一斉にスタート=写真。時折小雨が降るあいにくのコンディションの中、起伏の多い難コースに元気いっぱいで飛び出した。
実行委員長の上田泰正さんは「多くの参加があってうれしい。十分楽しんでもらえると思う」と盛況を喜んでいた。コースの設定と企画、運営にはトレイル・ランナーの石川弘樹さんが携わった。 -
駒ケ根市町一区敬老会
駒ケ根市の町一区(下島賢治区長)は16日、敬老会を赤穂公民館で開いた。招待された75歳以上のお年寄り200人のうち74人が出席し、長寿と健康を共に喜び合った。喜寿を迎えた人たちには市から記念品が手渡された=写真。代表者の村松恵美子さんは「地域の発展のためにこれからも頑張りたい」と謝辞を述べて大きな拍手を受けた。
演芸会では有志のグループらが代わる代わるステージに登場して歌や踊り、健康体操などを次々に披露。お年寄りたちは和やかに笑いながら楽しいひとときを過ごした。
喜寿を迎えたのは次の皆さん。
▽1町内=田中幸子、宮沢多恵子▽2町内=松下信子、小林和子▽3町内=堺沢千代▽4町内=平沢博人、渡辺幸代、村松恵美子▽5町内=後藤輝幸▽6町内=北原貞夫、長谷川よみ子、筒井栄、北川幸子、小林きよ子、川上サチエ、松沢進▽7町内=寺平幸雄、寺平アヤ子、北原ちゑ -
十二天の森の橋架け替え
駒ケ根市福岡の市街地に広がる自然平地林として市民などに親しまれている十二天の森を流れる小川に架かる丸木橋のうちの2本が風雨にさらされて傷みがひどくなってきたため、市民有志らでつくる「十二天の森を守る会」(城田嘉一会長)は16日、橋の架け替え作業を行った。会員など約20人が参加。持ち込んだ長さ約3メートルの丸太を渡し、小川の流れに足を踏み入れて歩く部分を削って平らにしたり、塗料を塗ったりするなどの作業をした=写真。
参加者らは薄暗い森の中であちこちをカに刺されながらも、のこぎりや金づちを手にして懸命に作業に汗を流していた。 -
ビーチバレー「シトリック・カップ」
ビーチバレー大会「シトリック・カップ」(県ビーチバレー連盟主催)が16日、駒ケ根市の「森と水のアウトドア体験広場」サンドグラウンドで開かれた。4人制には県内各地から16チームが出場してトーナメント戦で優勝を争ったほか、2人制には男子7人、女子6人が出場し、試合ごとにペアを組み替えながら総当りリーグ戦を行って男女別の個人タイトルを争った=写真。
ビーチバレーは正式ルールでは2人制だが、初心者にもその魅力を知ってもらおうと男女混合の4人制も採用。出場者は砂の上でのプレーに悪戦苦闘しながらも、照りつける日差しと時折吹きつける小雨の下で開放的なバレーの楽しさを存分に味わっていた=写真。
上位は次の皆さん。
▼2人制男子 (1)丸山健太(安曇野市)(2)三島英徳(松本市)(3)三沢慶展(安曇野市)▼2人制女子 (1)古平知佳(松本市)(2)丸山博子(安曇野市)(3)小原明子(宮田村)▼4人制 (1)ビーチクラブB(長野市・松本市)(2)唐沢夏絵(伊那市)(3)バルス(伊那市・駒ケ根市・飯島町)(4)シナプス(飯島町) -
駒ケ根市5小学校で運動会
秋晴れに恵まれた15日、駒ケ根市内の全5小学校で一斉に運動会が開かれた。児童らは玉入れ、綱引き、騎馬戦などのほか、かけっこやリレーなど次々に行われる競技に張り切って登場し、応援に訪れた保護者らの大きな声援を受けて精いっぱいの頑張りを見せた。
綱引きや騎馬戦など団体種目での楽しそうな笑顔とは打って変わって、各学年ごとに行われるかけっこでスタート順を待つ児童らの表情は一様に緊張気味だったが、号砲とともにスタートし、夢中で走ってゴールした後には、一転して満足感と達成感で輝く笑顔がこぼれていた。
訪れた保護者らは、懸命に競技に取り組む児童らの表情を残そうとカメラやビデオカメラを向けたり、頑張るわが子に届けとばかり「いけ」、「頑張れ」などと大きな声援を送っていた。 -
岡野兄弟津軽三味線コンサート
津軽三味線デュオとして人気の岡野将之(19)哲也(17)兄弟のコンサートが15日、駒ケ根市の市文化会館大ホールで開かれた。アルプス中央信用金庫年金友の会主催。ステージに登場した兄弟は津軽三味線特有の激しいばちさばきから大音量の迫力のある音を繰り出し、速い旋律が続く部分でもぴったりと息の合った演奏を聴かせた=写真。
兄弟は津軽三味線全国大会のジュニアの部優勝などの実績があり、国内外でコンサートを行うほか、テレビ、ラジオなどにも出演している人気、実力とも折り紙つきの2人とあって約900人の聴衆が客席を埋め、2人の見事な演奏に聴き入った。
津軽手踊り、津軽民謡の中野みち子も出演したほか、前座として地元駒ケ根太鼓の演奏も披露され、大きな拍手を受けていた。 -
【駒ケ根市社会福祉協議会ボランティア・コーディネーター 安部宏美さん】
山形県で生まれ育った。大学を出るまではずっと山形に住んでいたが、途上国の支援をボランティアで行うJICA(国際協力機構)青年海外協力隊に応募して合格したことが人生を大きく変えることになる。
派遣先はインド洋に浮かぶ熱帯の島国スリランカ。大学で家庭科の教員免許を取得していたことから、福祉センターで現地の女性の自立支援のために洋裁や手芸の指導に当たった。
「最初は言葉が通じなくて困りました。文化や生活習慣もまったく違うので、1年間ぐらいは慣れるのに精いっぱい。指導どころではなかった。でも現地の人たちはみな親切で、私のことをいろいろと心配して家に呼んでくれたり、困りごとはないかと気にしてくれたりしました」
2年間の海外生活を終えて帰国後、派遣が縁でJICA調整員と結婚。夫の転勤により、今度はネパールで生活することになった。その後も駒ケ根、バヌアツ、再びネパールと各地を転々。
結婚してからはずっと主婦として暮らしてきたが、さまざまな経験を重ねるうち、社会福祉に携わりたいとの思いがつのっていた。
「若い時は、福祉って自分と関係ない遠い世界という認識でしかなかったのが、さまざまな地域で人々の暮らしを見ているうちに、日常の生活と一体化した、みんなに関係ある身近なことだと思うようになったんです」
生まれた3人の子どものためにも生活の本拠が必要と、青年海外協力隊訓練所のある駒ケ根の地を選んで家を建てた。市役所の登録ヘルパーとして高齢者の世話などを始めたが、もっとレベルアップを図ろうと通信教育で社会福祉士の資格を取得。市社協で働き始めた。
◇ ◇
当時、駒ケ根近辺にたくさん住んでいる外国人らに対して、支援の手を差し伸べる必要があるのではないか竏窒ニいう声が市民の間から上がっていた。市社協には外国人支援を担当する部署はなかったが、関係者を集めて話を聞くなどして意見の調整に当たった。その後有志が集まって民間ボランティア団体を組織する運びとなったが、その設立過程に中心的にかかわった熱意が認められ、正式に国際ボランティアの担当者となった。現在もコーディネーターとしてさまざまなイベントの開催にかかわる一方、各方面からの相談や問い合わせに応じるなど、市民と外国人とのパイプ役として活躍している。
「海外生活では困ったことがたくさんありました。文書が読めないとか、システムが分からないとか、もう本当にいろいろ。日本人学校がなかったから子どもの教育についても心配でした。海外協力隊員としての経験がある自分でさえそうだったんですから、日本で暮らしている外国人はなおさらだと思います。今の仕事を通じてこれまで自分が受けた親切を返すつもり。少しでも彼らの役に立てればうれしいですね」
(白鳥文男) -
JA駒ケ根支所がカーブミラー清掃
JA上伊那駒ケ根支所(春日一衛支所長)は地域貢献活動の一環として14日朝、駒ケ根市赤穂地区の約千カ所に上るカーブミラーを清掃するボランティア作業を行った。職員ら約170人が参加し、交差点に立つカーブミラーの汚れをワイパーや布で落とした=写真。
管内の赤穂地区を13地域に分け、担当する班が2、3人ずつの小グループを編成して作業開始。「これは汚れているなあ」などと話しながら一つ一つのミラーに洗剤や水を吹き掛け、ワイパーや布でごしごしとこすってこびりついた汚れをきれいに落とした。カーブミラーは近い所では約10メートルごとに設置されているため、参加者らは次から次へと忙しく歩き回っては作業を繰り返した。 -
駒ケ根市議会一般質問2日目
駒ケ根市の06年度決算で、借金返済に充てる公債費の割合を示す実質公債費比率が前年度(17・5%)より0・7ポイント上昇して18・2%となったことから、地方債の発行に知事の許可が必要となることについて中原正純市長は14日「18%を超えたのは最大瞬間風速。一時的なことで、市民生活に影響を与えることはなく、まして新たな負担を求めるようなことはあり得ない」として、来年度以降も財政に大きな影響はないとの考えを強調した。開会中の市議会9月定例会の一般質問で坂本裕彦議員の質問に答えた。
実質公債費比率が18%超となったことで、公債費負担適正化計画を来年2月までに策定、提出する必要もあるが、その方針について中原市長は「起債の繰り上げ償還、低金利への借り換え、新規借り入れの抑制などにより、来年度以降は18%未満に押さえることができる見込み。公債費は08縲・2年度にかけて年間約1億円で推移し、以降は減少していく予定」とした上で「実質公債費比率の上昇は算定方法が変わったためで、従来の計算方法であれば17・4%となり、前年度よりも改善された数字となるはずだった」と説明。重ねて「来年度予算や3カ年実施計画にも影響はない」との見方を示した。 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会グラウンドゴルフ大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は14日、第6回市議会議長杯争奪グラウンドゴルフ大会を駒ケ根市東伊那のふるさとの丘アルプスドームで開いた。地区ごとに4人一組で編成された36チームが出場し、16ホールの合計打数を競って熱戦を繰り広げた。開会式で竹内正寛議長と高坂会長が始球式を行って競技スタート=写真。普段あまり馴染みのないスポーツとはいえ、ボールを打つのはマレットゴルフなどで慣れている人がほとんどで、出場者はそれぞれピンにからむ見事なショットを見せていた。中にはホールに入りそうになったボールがポストの枠にはね返され「あー」と声を上げて悔しがる参加者もいた。
上位の結果は次の通り。
(1)小町屋B(2)町三A(3)小町屋A(4)福岡B -
駒ケ根市民体力測定
駒ケ根市教育委員会は12日夜、07年度第2回の体力測定を市民体育館で開いた。事前に申し込んだ市民ら約20人が参加し、自分の体力年齢を知ろうと体前屈、反復横跳び、立ち幅跳びなど6種目に挑んだ。
種目は20縲・4歳が(1)握力(2)上体起こし(3)長座体前屈(4)反復横跳び(5)20メートル往復持久走(6)立ち幅跳び竏秩A65歳以上は(1)縲・3)と(4)開眼片足立ち(5)10メートル障害物歩行(6)6分間歩行竏窒フいずれも6種類。総得点により、体力年齢が20縲・4歳、75縲・9歳などと12段階で示されるとあって、参加者は張り切ってそれぞれの種目に挑戦した。しかし、思っていたほどの記録が出ず、気落ちした表情で「やっぱり年かなあ」などとつぶやく参加者の姿も見られた。 -
旭光写真展
57年の歴史を持つ旭光カメラクラブ(吉村昇代表、13人)は「2007旭光写真展」を23日まで駒ケ根市立博物館で開いている=写真。上伊那在住の会員10人がそれぞれの思いを込めてこの1年間に撮影した作品31点が展示されている。いずれも自然の風景や花、人物などが見せる一瞬の表情を見事に切り取った力作ぞろい。
訪れた人たちは作品の美しい色彩と描写に感心した様子で、近寄ったり離れたりしながらじっくりと見入っている。
クラブ名の「旭光」は、警察官だった初代会長が警察のシンボルマークに光をつけたイメージで命名された。宮崎学さん、津野祐次さんなどのプロ写真家を輩出している。
午前10時竏柱゚後6時(最終日は午後5時)。18日は休館。入場無料。 -
中原市長 駒ケ根市長選「早い時期に明らかに」
任期満了(08年1月28日)に伴う駒ケ根市長選への出馬について中原正純市長は13日「現在07年度の事業が進ちょくしているので、その責任の全うに全力を傾けている」とした上で「後援会などとも相談した上で、しかるべき早い時期に責任をもって明らかにしていきたい」と述べ、6期目を目指して立候補する可能性について明言を避けつつも、続投に含みを残した。開会中の市議会9月定例会での一般質問に答えた。
中原市長は8月末の定例記者会見で「選挙日程も決まったので意識し始めている」と述べた上で「現在熟慮中。後援会とも相談し、会見で態度を表明したい。(発表の)時期はもう少し先になると思う」と述べている。
選挙日程は告示が1月13日、投票は同20日に決定している。立候補手続き説明会は今年12月中旬に、立候補届け出書類の事前審査は1月上旬に行う予定。 -
駒ケ根市議会9月定例会一般質問1日目
開会中の駒ケ根市議会9月定例会で13日、一般質問が行われた。
市を訪れる観光客がこのところ年間130万人前後で横ばいの状態が続いていることに関連して坂井昌平議員が観光課の設置を提案したのに対し中原正純市長は「現在、市観光協会が法人組織設立に向けて研究、検討中。市と議論を深めていく中で方向付けしていきたい」と述べた。新たな駒ケ根ブランドの考案についても「見落としている身近な観光資源に目を向けることも含めた企画書作りを進めている」として、今後も観光産業を市の重要な柱と位置付けてさらに積極的に取り組んでいく考えを示した。 -
【記者室】信州人は総理に不向きか
安倍総理が退陣を表明した。「晋三」は山口県生まれの父、晋太郎氏同様、地元出身の明治維新の志士高杉晋作にあやかっているという。だが本人は東京育ちだからか、豪快で気性の激しい気質を受け継いでいるようには見えない▼首相就任時から線が細く、人が良さそうな雰囲気があって先行きに一抹の不安を感じたものだが政治家たるもの、少しでもすきを見せては敵につけ込まれるばかりだ。遅かれ早かれ、こうなる運命だったのかもしれない▼長州と対照的に、信州人は頑固で融通が利かず、理屈屋竏窒ェ定評。ゆえにトップには向かず、ナンバー・ツーでこそ実力を発揮するというが…。安倍さんとは逆の意味で定評を覆す人が現れ、日本を導いてくれないものか。(白鳥文男)
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高齢者祝賀訪問
17日の敬老の日を前に駒ケ根市の中原正純市長は12日、市内の特別養護老人ホーム千寿園を訪れ、敬老会の席上で、入所している市内の最高齢者平沢由子さん(109)に長寿の祝い金2万円と花束を贈った。中原市長は横になっている平沢さんに顔を近づけ「頑張ってもっと長生きしてください」と笑顔で語り掛けた=写真。
市内には今年度100歳以上となる長寿者が8人いる。中原市長は17日にも3人の長寿者の自宅を訪ね、祝いを述べることにしている。 -
駒ケ根市でゴマ研究大会
国内消費の99%を輸入に頼っているゴマを駒ケ根市の将来の特産品として育てていくきっかけにしようと駒ケ根市営農センターは11日、ゴマ研究大会をアイ・パルいなんなどで開いた。市内の農業関係者など約50人が参加し、栽培試験用地でゴマの生育状況を視察したほか、先進地の事例紹介や専門家の講演を聞くなどしてゴマ栽培への理解を深めた。
市営農センターはゴマ栽培を今年度の重点プロジェクトと位置付けて市内の農地で実証試験に取り組み、栽培技術の研究を重ねている。試験用地を見学した参加者は「本当に高値で売れるなら栽培を検討する価値はあるな」と話し合うなど、ゴマに興味を引かれていた=写真。
講演では農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所機能性利用研究チーム上席研究員で筑波大大学院先端農業技術研究科教授の勝田真澄さんの「ゴマをめぐる情勢と栽培技術」、県中小企業振興センターの経営支援コーディネーター飯森紀元さんの「地域特産の6次産業化を機軸とした地域・産業のブランド形成戦略」を聴いた。 -
駒ケ根高原美化清掃
夏の観光シーズンに観光客が捨てていったごみを拾い、秋を迎える高原に再び美しさを取り戻そうと10日、観光関係者らによるボランティア美化清掃が駒ケ根高原一帯で行われた。十数年前から毎年行っている恒例行事。旅館、民宿、食堂、商店など地元の観光関係者らを中心に約70人が参加し、袋を片手にごみを拾い集めた。
参加者らは「意外とごみが少ないな」「マナーが向上したのならいいが、観光客が減ったとしたら喜べないぞ」などと話し合いながら、手バサミでごみをつまんではせっせと袋に入れていた=写真。
約1時間の作業で集まったごみは燃えるごみ5袋、廃プラスチック類9袋、空きカンなど金属類5袋、空き瓶などガラス類1袋だった。 -
駒ケ根署が女性、子どもに防犯チラシ配布
抱きつき、声掛け、つきまといなどの事案が増えていることから女性や子どもに対する犯罪を未然に防ごうと駒ケ根署は10日夜、管内のJR飯田線の11駅で防犯を呼び掛けるチラシを列車の乗降客らに配布した=写真。同署員13人のほか、伊南防犯連合会員12人も協力し「なるべく1人で歩かない」、「明るい道を選んで帰宅する」、「不審を感じたら全力で逃げる」など5項目を記したチラシ500枚を女性らに手渡した。受け取った女性らは「気をつけないといけないね」などと話しながら帰宅の途についていた。
同署では初めての取り組み。 -
伊南消防が大規模救助訓練
伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)は11日、ヘリコプターや救助工作車などを駆使した大規模な救助訓練を市内で実施した。署員60人のうち当直勤務者などを除いた約40人が参加し、万一の大事故発生に備えた。
7人が乗ったワゴン車が林道のがけから転落し、2人が車外に放り出されて意識不明となっている竏窒ニの想定。駒ケ根高原スキー場の駐車場の段差を利用した訓練地で署員らはロープと救助工作車を使って2人のけが人を平地に搬送し、県消防防災ヘリコプター「アルプス」の出動を要請。飛来したものの着陸適地がないため、ゲレンデ上空でホバリングしているヘリコプターに、担架に固定したけが人を慎重に収容した=写真。署員らは時折小雨の降る天候の下、指令に従ってテキパキと行動していた。
竹上消防長は「管内にはしらび平に続く駒ケ根駒ケ岳公園線などの林道があるから車の転落事故は本当に怖い。この訓練が万一の際に少しでも役に立てば」と話した。 -
赤穂高定時制生活体験発表会
赤穂高校は7日夜、定時制生徒による生活体験発表会を同校で開いた。各学年で2名ずつ選抜された8人の発表者が出場。それぞれ緊張した表情でマイクの前に立ち、これまでの人生で味わった数々の挫折や、学校に入学してから得たクラスメートとの友情や将来の希望などを飾らない言葉で熱く語った=写真。
審査の結果、最優秀賞には吉田弘次さん(4年)が選ばれた。吉田さんは23日に諏訪市で開かれる南信大会に出場する。
結果は次の通り(カッコ内は学年)。
▽最優秀賞=吉田弘次(4)▽優秀賞=新井愛(4)▽優良賞=塩沢幸恵(3)▽佳作=大井田理絵(3)供野瞳(2)下平健太(2)佐々木悠香(1)奥村友香(1)