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山岸めぐみ門下生春のピアノ発表会
駒ケ根市のピアノ講師山岸めぐみさんが主宰する音楽教室は29日、門下生らによる発表会「第19回春の祭典」を駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。幼稚園・保育園児から大学生、一般などの約50人が代わる代わるステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮する見事な演奏を披露した。
出演者らは名前を紹介されてステージに登場した時には緊張気味の表情だったが、ピアノの前に座ると落ち着いた様子でそれぞれの曲の演奏に没頭。懸命に弾き終って聴衆から大きな拍手を受けるとほっとしたように微笑を浮かべていた。2台のピアノを使って親子3人で連弾するほほ笑ましい姿も見られた=写真。
客席の保護者らは出演者よりも緊張した表情でステージを見つめ、演奏にじっと耳を傾けたり、カメラを構えて晴れ姿を写真やビデオに収めたりしていた。 -
駒ケ根市こどもまつり
第33回駒ケ根市こどもまつり「わんぱくランド2007」が29日、駒ケ根市文化センター一帯で開かれた。すずらん公園の広場や文化センターの館内には各種団体などが企画する体験コーナーやゲーム施設など12のブースが並び、訪れた子どもたちや親子連れでにぎわった。
ボーイスカウト駒ケ根第1団が企画した「タイムトンネル」は段ボール箱を利用した延長50メートルにもなる迷路トンネル。先を争って挑戦した子どもたちは苦労しながら何とか出口にたどり着くと「もう1回」と笑顔で再挑戦していた=写真。
文化会館小ホールでは駒ケ根VYS会が透明なビニールを使った簡単たこ作りを指導した。出来上がったたこを持って外に出た子どもたちは早速たこ揚げにチャレンジ。風を受けてたこが揚がると「揚がった」と大喜び。糸を握り締めて夢中で走り回っていた。
すずらん公園の広場では赤穂中学校吹奏楽部による演奏などが行われ、楽しいまつりの雰囲気を盛り上げた。 -
光前寺春の例大祭
駒ケ根市の古刹光前寺(吉澤道人住職)で29日、春の例大祭が行われた。あでやかな衣装を身にまとった子どもたちによる稚児行列のほか、本堂では住職らによる大般若経転読などが行われた。
稚児行列には地域の保育園児や小学生など男女25人が参加。サクラの花びらがひらひらと舞い散る中、仏教婦人会のご詠歌に先導されながら付き添いの保護者らとともに大講堂から本堂までの参道をしずしずと進んだ=写真。見守る家族や観光客は「かわいいね」「きれい」などとささやき合い、カメラを構えて盛んにシャッターを切っていた。 -
駒ケ根高原記念植樹
駒ケ根高原を桜と楓の名所にしようと1999年に始まった毎年恒例の記念植樹が29日、駒ケ根高原の太田切川左岸にある森と水のアウトドアゾーンで行われた。セレモニーには木を寄付した団体や市の観光関係者ら約40人が出席し、シャベルを振るってカエデの苗木40本を植えた=写真。98年に植樹のきっかけとなる100万円の寄付をした駒ケ根ライオンズクラブは今年も10万円を寄付した。
記念植樹を主催する桜と楓の名所づくり実行委員会の山浦義人委員長は「今後も継続して植樹していけば紅葉の名所になるだろうと確信する。さらにオンリー・ワンの観光都市となることを願う」とあいさつした。
この9年間で高原に植えられた木はサクラ396本、カエデ7043本。 -
駒ケ根市消防団春季訓練・観閲式
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)は29日、春季訓練と観閲式を同市の市営グラウンドで行った。団員約600人のうち370人が参加し、中原正純市長はじめ来賓らの前で日ごろの訓練の成果を披露した。
整列した団員らは来賓らの閲団を受けた後、救護、ラッパ、チェーンソーなどの特科訓練や分列行進に取り組み、引き締まった表情できびきびとした動きを見せた。災害時の救助活動などのため本年度新たに創設されたバイク隊が勇姿を披露した=写真。
中原正純市長は「常日ごろの訓練を通じておう盛な消防精神を高めながら、市民の安全・安心確保のために精進してほしい」と訓示した。
06年度末での退団者らに感謝状が贈られた。
感謝状を贈られたのは次の皆さん。
宮沢勝人、小沢敏樹、佐藤和樹、北原晋也、倉田卓哉、福沢源吾、小池純、春日公博、久保田浩人、大島晴仁、中谷貴宏、北沢浩、小山功志、小原徹史、気賀沢政徳、小林明夫、鹿嶋勝宏、矢崎貴紀、水上貴久、松原博人、北沢一浩、片桐光、小原信秀、桐山大、赤須丈浩、宮脇哲也、吉瀬誠、春日広志、下島右文、下平徹 -
駒ケ根市保育協会総会
駒ケ根市内の幼稚園、保育園の職員らでつくる市保育協会は27日、市役所南庁舎で総会を開いた=写真。06年度事業・決算報告、07年度事業計画・予算案のほか、07年度の役員を承認した。新会長は馬場美保子さん。
07年度役員は次の皆さん。
▽会長=馬場美保子▽副会長=高坂正美、宮沢操▽会計=吉村千恵子▽監事=草深雪江、北原ヒロ子▽委員=園長全員 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会代議員会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は27日、07年度代議員会をアイ・パルいなんで開いた=写真。代議員105人のうち約80人が出席し、06年度事業・会計報告、07年度事業計画・予算案などを承認した。07年度の主な事業としてマレットゴルフ、ゲートボール、グラウンドゴルフや体育祭など、健康づくりのための各種大会のほか、交通安全教室や研修会などを行っていく。
高坂会長はあいさつで「本年度の重点目標として健康づくり、交通安全、仲間づくりの三つを掲げたい。明るく、元気で、前向きに進んでいこう」と呼び掛けた。 -
JA上伊那あぐりスクール駒ケ根校開校
さまざまな体験学習を通じて農業と食への理解を深めてもらおうとJA上伊那は28日、小学2縲・年生を対象にした農業体験講座「あぐりスクール」駒ケ根校を開校した。駒ケ根市、伊那市、飯島町、中川村、宮田村の9小学校の児童71人が参加。12月にかけて月1回ずつ開かれる9回の講座で田植えや稲刈り、リンゴやサツマイモの栽培作業などの農業体験のほか、川遊びや五平もちづくりなどに挑戦していく。
児童らは駒ケ根市のアイ・パルいなんでの開校式に臨んだ後、保護者らとともに早速近くの畑に行き、ジャガイモの種イモ植えとトウモロコシの種まきをした。ほとんどの児童らは初めての体験とあって戸惑ったような表情を見せていたが、JAの職員らの指導を受けながら楽しそうに作業していた=写真。
校長の宮下勝義JA上伊那代表理事組合長はあいさつで「良い思い出とたくさんの友達をつくって楽しんでほしい」と呼び掛けた。
同スクールは昨年伊那市で初めて開校して好評だったことから、今年は駒ケ根市でも開校することにした。 -
シルクミュージアム第14回特別展
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは第14回特別展「愛の架け橋 サンフランシスコ・ゴールデンゲート万国博覧会と日米生糸貿易」を28日から6月10日まで開いている。1939縲・0年に米国で開かれたサンフランシスコ・ゴールデンゲート万国博覧会ゆかりの和服、洋服やパンフレット、万博の様子を伝える資料写真など約70点が展示されているほか、太平洋戦争に伴って米国に設置された日系人強制収容所の実態を知ることができる貴重な写真など約60点も併せて展示されている。
展示資料の多くは万博の日本館で生糸製作の実演や説明などに当たったシルク・ガールの1人、三井静子さん(富士見町出身)の娘で米国カリフォルニア州立大教授の伊奈さつきさんが昨年6月に寄贈した。
三井さんは万博終了後、米国在住の日系2世伊奈周さんと結婚して米国で暮らしたが、ぼっ発した戦争のため夫婦とも強制収容所に収容された。収容所で生まれたさつきさんは当時両親がつづった日記などの資料をもとに02年、ドキュメンタリー映画「From A Silk Cocoon」(フロム・ア・シルク・コクーン)を制作している。
午前9時縲恁゚後5時。水曜休館。入館料は一般300円、小・中学生100円。
特別展期間中の5月13日には映画「竏茶Vルク・コクーン」の上映会と伊奈さつきさんとの対話の会が文化センターで開かれる。
問い合わせは同館(TEL82・8381)へ。 -
市町村対抗駅伝 駒ケ根市選手激励会
25日夕、駒ケ根市教育委員会は5月6日に松本市で開かれる第17回県市町村対抗駅伝競走大会、第3回県市町村対抗小学生駅伝競走大会にそれぞれ出場する駒ケ根市代表選手らの激励会を市役所南庁舎で開いた。中原稲雄教育長は選手らにユニホームと激励金を手渡し「優勝目指して頑張って」と激励した=写真。決意表明で監督らは「力のある選手がそろっている。ぜひとも優勝の喜びを味わいたい」、選手らは「積極的にトップを取りにいきたい」「区間賞を取って優勝に貢献したい」「とにかく1番でゴールしたい」などと1人ずつ力強く述べた。
市町村対抗駅伝は8区(39・3キロ)、小学生駅伝は4区(6・0キロ)で優勝を争う。駒ケ根市チームは小学生が一昨年の第1回大会から2年連続の優勝、一般も一昨年3位、昨年2位と好成績を収めている。
選手は次の皆さん(○数字は出場予定区間)。
【第17回県市町村対抗駅伝競走大会】▽監督=下島修▽選手=(1)福沢潤一(東中3年)(2)篠田美樹(東中3年)(3)小林純平(東中3年)(4)森田遥(赤穂中2年)(5)羽生吉浩(養命酒製造)(6)滝沢勉(ジェルモ)(7)北原英一(トーハツマリーン)(8)小林太一(内堀醸造)補欠=北原成美(東中2年)久保田光(東中3年)宮下裕介(トヨセット)松崎雄介(駒ケ根市役所)
【第3回県市町村対抗小学生駅伝競走大会】▽監督=林正俊▽選手=(1)春日ともえ(赤穂東小6年)(2)春日千速(赤穂東小6年)(3)八木絵璃奈(赤穂南小5年)(4)蟹沢淳平(赤穂東小6年)補欠=浦野栞里(赤穂小6年)丸山修平(赤穂東小6年) -
市民体力測定
駒ケ根市教育委員会は25日夜、07年度第1回の体力測定を市民体育館で開いた。事前に申し込んだ市民ら約20人が参加し、自分の体力年齢を知ろうと体前屈、反復横跳び、立ち幅跳びなど6種目に挑んだ。
種目は20縲・4歳が(1)握力(2)上体起こし(3)長座体前屈(4)反復横跳び(5)20メートル往復持久走(6)立ち幅跳び竏秩A65歳以上は(1)縲・3)と(4)開眼片足立ち(5)10メートル障害物歩行(6)6分間歩行竏窒フいずれも6種類。総得点により、体力年齢が20縲・4歳、75縲・9歳などと12段階で示されるとあって、参加者は張り切ってそれぞれの種目に挑戦した。納得できる記録を出した人は満足そうな表情を浮かべて記録用紙に記入していたが、中には「おかしいな」「もっといけると思っていたが」などとぼやいて首をかしげる参加者の姿も見られた。 -
青少年育成委員会前期総会
駒ケ根市教育委員会は24日夜、市青少年育成センター・青少年育成委員会(小出勇会長)の07年度前期総会を市役所南庁舎で開いた。委員ら約40人が出席し、07年度の事業計画・予算などについて確認した。新任の委員には委嘱状が渡された。委員会は「地域で活動する青少年の育成」を基本目標に定め、「かかわろう 伝えよう 青少年に」をテーマとして▽生活交流体験の促進▽明るく確かな家庭づくり▽健全な社会環境づくり▽子ども会育成推進体制の整備竏窒ネどを推進していく。
新任の委員は次の皆さん。
村岡綾(小町屋)小松浩(市場割)矢沢俊文、木下喜代子(町二)平沢明子(町四)松井玲子(上穂町) -
天竜川水防デー
国土交通省天竜川上流河川事務所は26日、天竜川水防デーを駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。天竜川流域の市町村や警察、消防、建設業者など関係者約170人が参加し、自然災害勉強会や防災講演会のほか、美和ダム小渋ダム放流連絡会、安全な河川利用会議(兼天竜川水系水質保全連絡協議会上流部会)、水防連絡会などの会議を通じて、出水期を前に天竜川の安全についてあらためて考えた=写真。
講演会では、まだ記憶に新しい06年7月豪雨災害に見舞われた諏訪市の消防団長牛山智明さんが水害現場での体験から得た貴重な教訓の数々を話した。水害に対しては日常のパトロールや土のうの用意など常日ごろの備えが大切であることのほか、ゴムボートが住民の避難に大変役立つことなどを話した上で「自分たちの地域を自分たちで守るために、消防団員の確保を」と呼び掛けた。 -
駒工自走ロボット大会
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は26日、生徒が製作した光センサー搭載の自走ロボット大会「墨走White(ホワイト)」を開いた。情報技術科3年生約30人のうち予選を勝ち抜いた16人が出場し、優勝を目指してタイムを競った。
レースは1度に2人ずつが対戦するノックアウト方式。審判の合図の声でスタートを切ったロボットはジージーとモーターの音をたてながらコースの白い線に沿ってカーブやコーナーをスムーズに進んだ=写真。製作した生徒は心配そうな表情で愛機の動きをじっと見つめていたが、中には鋭角コーナーで何度もコースアウトを繰り返したり、トラブルを起こして進まなくなり、無念のリタイアとなるロボットもあった。コースの周囲に集まった同級生や1・2年生らからは「頑張れ」「あきらめるな」などと大きな声援が飛んでいた。
コースは全長約16メートルで、リノリウム製の黒いマットに幅約2センチの白いビニールテープを張り、直線や緩やかなカーブのほか、直角や鋭角のコーナーを複雑に組み合わせたもの。無駄な動きがなく、スムーズに速く走れるロボットを製作するためにそれぞれの生徒が設計などに独自の工夫を凝らしている。
ロボット製作は同科の必修課題。2月に行われた予選大会には同科の生徒全員が参加し、それぞれ2年間かけて作り上げた手製の愛機で決勝大会進出を懸けて戦いに臨んだ。 -
駒ケ根市松食い虫対策協議会
年々拡大する松食い虫の被害を食い止めようと駒ケ根市は23日、松食い虫対策協議会(会長・中原正純市長)を市役所南庁舎で開いた。委員ら約20人が出席し、担当者から被害の状況や対策などについて説明を受けた。07年度の事業方針については、県防除実施基準の新規指定区域となることを受けて東伊那地区でヘリコプター(有人、無人)による薬剤空中散布を行うことや、広域的な対策が不可欠として「上伊那地方松食い虫防除対策協議会」で方針を定め、より効果的な対策を講じていくことなどが報告された。
中原会長はあいさつで「アカマツは市の木でもある。住民の理解を得て、拡大しつつある被害を何としても最小限に抑えたい」と述べた。
副会長には駒ケ根市林業青年会議会長の吉沢利文が選出された。
委員は次の皆さん(任期2年)。
▽会長=中原正純▽副会長=吉沢利文▽委員=竹村幸茂、木下真、市村善弘、吉見次郎、金村伊三郎、春日一衛、清水千博、佐々木正博、林高文、福沢源一郎、中村昌二、春日源之、菅沼盛和、下平国彦、宮沢五郎、気賀沢和久、久保田広、林伸幸 -
駒ケ根ライオンズクラブ植樹事業に寄付
駒ケ根ライオンズクラブ(服部信彦会長)は駒ケ根市が行っている「桜と楓の名所づくり」事業に10万円を寄付した。24日、服部会長ら役員3人が市役所を訪れ「夢と希望、未来の自然の豊かさのために」と中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。寄付金により、29日の記念植樹祭でカエデ35本が植えられる。中原市長は「ライオンズクラブのおかげで駒ケ根高原は素晴らしい環境となってきた。多くの桜と楓が育ってきていて将来が楽しみだ」と感謝の言葉を述べた。
同クラブは1998年度に市に100万円を寄付し、翌年度から「桜と楓の名所づくり」事業がスタートした。同事業への2000年度以降の寄付金は累計82万3900円に上る。これまでに植えられた木はサクラ396本、カエデ703本。 -
自転車安全啓発活動
自転車利用者のモラルとマナーの向上を図ろうと駒ケ根警察署、伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦支会長)、駒ケ根市交通安全推進協議会は26日朝の通勤・通学時間帯に、JR駒ケ根駅に隣接する2カ所の駐輪場でチラシを配布するなどの啓発活動を行った。自転車に乗って駅までやって来た高校生らに駒ケ根署員や安協役員らがチラシを手渡し「安全に注意して運転して」などと呼び掛けた=写真。
チラシでは「こんな乗り方はやめよう」として、2人・3人乗りや飲酒運転のほか、自転車運転中の携帯電話の禁止などを呼び掛けている。
啓発活動は27日も同駅駐輪場で行う。 -
児童ポルノ法違反で追送検
駒ケ根署と県警生活環境課、生活安全特別捜査隊は26日、経営するレンタルビデオ店でわいせつなDVDを客に貸し出したとしてわいせつ図画頒布の疑いで11日に逮捕した駒ケ根市飯坂の会社役員桃沢昭典容疑者(47)と、法人としてのビデオレンタル会社「ビデオスクリプト」(代表取締役・桃沢昭典)を児童ポルノ法違反の疑いで長野地検伊那支部に追送検した。
調べによると桃沢容疑者と同社は、18歳未満のポルノ画像を記録したDVDとビデオテープ計約270点をレンタル、販売の目的でビデオスクリプト・バイパス店内に陳列していた疑い。 -
山岳観光シーズンへ
中央アルプスの開山式が25日、県内山岳観光地のトップを切って駒ケ岳千畳敷の駒ケ岳神社であった。
千畳敷一帯は朝からあいにくの雨だったが、観光関係者など約20人が出席。祭壇に向かって拝礼し、玉ぐしをささげるなどして入山者らの安全を祈願したほか、山で亡くなった遭難者らに黙とうをささげた。
アトラクションとしてスイスの民族衣装に身を包んだ「アルプホルン駒ケ根」の8人が『やまびこ』など数曲の演奏を披露。のどかな音色を千畳敷カールに響かせた=写真。
開山式に合わせて訪れた約100人の観光客は「宝剣岳も何にも見えないね」と話し合い、みぞれ混じりの小雨が舞う霧の空を恨めしそうに見上げながらもアルプホルンの演奏を楽しんでいた。
神社前の積雪は約2メートルで、拝殿の屋根と鳥居の頂部がわずかに頭をのぞかせている状態。 -
【記者室】澤か沢か? 新聞の事情
記事に名前を掲載した読者からお叱りを受けた。「私の名字は宮澤だ。・ス沢・スではない」竏秩Bお気持ちはよく分かるし申し訳ないと思うのだが、うっかりミスではないのです▼新聞で使う漢字は原則として内閣が示した常用漢字表の1945字とする取り決めがあり、これに従わなければならない。使えない字は澤のほかに壽、廣、眞などがあってそれぞれ寿、広、真を使う。ほかにも日常的に使用されているにもかかわらず使えない字がここに書き切れないほどたくさんあって閉口する▼個人的にはもっと多くの漢字を使うべきだと考えている。表記が難しいから使わないことにしよう竏窒ニいうのは、先人が営々と築いてきた日本文化の衰退につながるように思えるのだ。(白鳥文男)
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駒ケ根市消費者の会総会
駒ケ根市消費者の会(木下さちゑ会長)21日、07年度総会を市役所南庁舎で開いた。会員ら約40人が出席し、市消費生活展&環境・健康フェスティバルの開催や廃油せっけんの普及、マイバッグの啓発などを盛り込んだ事業計画・予算案や新役員人事などを承認した。
木下会長はあいさつで「無知な愚か者にならないよう、多くの人が参加できるいろいろな企画を実行していきたい」と述べた=写真。
新役員は次の皆さん。
▼会長=木下さちゑ▼副会長=飯島美佐子▼会計=新井佳子▼委員=坂井さな江、小池富美子、有馬多美子、渋谷かまき、堺沢照子、代田和美、小田切みや子、林しげ子▼監事=林富代、平沢千代子 -
建設労組赤穂分会が太子講
大工、左官、建具職人などでつくる上伊那建設労働組合赤穂分会(田中基治分会長、160人)は21日、商売繁盛と安全を聖徳太子に祈願する太子講祭を駒ケ根市の共楽園内の太子堂で開いた。宮沢靖夫講長以下、役員など約30人が出席し、堂内の太子像に向かって神妙に経を唱えた後、にぎやかにもち投げなどをした=写真。
聖徳太子は差し金(曲尺)を発明したとされることや、法隆寺を建立するなど建築に大きな功績があったことから、建築にかかわる職人などの守り神として古くからあがめられてきた。 -
花桃の里、500本が満開
一目500本の花桃(ハナモモ)が満開、さながら桃源郷-。駒ケ根市中沢中割のすみよしや休み処(宮下秀春店主)では、宮下店主が15年前から百々目木川沿いに植栽した赤やピンク、白、咲き分け、源平シダレなど500本の花桃が満開になり、市内外からの花見客や写真マニアでにぎわっている。
花桃のほか、レンギョウが黄色のベルトを作り、シバザクラの桃紫色のじゅうたんが川面に映えている。
宮下さんは「3月初旬につぼみが動き出し、その後の冷えこみで花芽が凍ってしまい、心配したが、今年もきれいに咲いた」と満足そう。
花桃は今月末ころまで楽しめるとか。
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花桃の里、500本が満開
一目500本の花桃(ハナモモ)が満開、さながら桃源郷-。駒ケ根市中沢中割のすみよしや休み処(宮下秀春店主)で、宮下店主が15年前から百々目木川沿いに植栽した赤やピンク、白、咲き分け、源平シダレなど500本の花桃が満開になり、市内外からの花見客や写真マニアでにぎわっている。
花桃のほか、レンギョウが黄色のベルトを作り、シバザクラの桃紫色のじゅうたんが川面に映えている。
宮下さんは「3月初旬につぼみが動き出し、その後の冷えこみで花芽が凍ってしまい、心配したが、今年もきれいに咲いた」と満足そう。
花桃は今月末ころまで楽しめるという。 -
歌手佐野成宏さんがコンサートに視覚障害者ら招待
・ス光り輝く声・ス・ススーパーテノール・スなどと賞賛され、イタリアを本拠に世界で活躍する駒ケ根市出身のオペラ歌手佐野成宏さんは5月23日に駒ケ根市文化会館で開かれる自身のソロコンサートに視覚障害者ら20人を招待する。21日夜、市内のホテルで開かれたファンの集いに先立ち、佐野さんは同市の視覚障害者グループ「虹の会」の塩木増彦会長(72)にチケット20枚を手渡して「音楽の響きを楽しむひとときを過ごしてもらえれば何より」と笑顔で語り掛けた=写真。塩木さんは「思いがけない招待で非常にありがたく、うれしい。佐野さんの素晴らしい歌声を励みにして、障害に負けず頑張っていきたい」と話した。
コンサートではピアノ奏者にヴィンチェンツォ・スカレーラを迎え、オペラのアリアやイタリア民謡の名曲の数々を歌う。S席5千円、A席4千円。問い合わせは市文化会館(TEL83・1131)へ。 -
【駒ケ根太鼓指導者 中坪兼吉さん】
約40年前、東京に住む駒ケ根出身者の会が郷土への思いを込めて市に大太鼓2張り、締太鼓3張りを寄贈してくれた。その好意を生かそうと青年会が市民に呼び掛けて発足した駒ケ根太鼓に当初からかかわってきた。
「その時まで太鼓を打ったことなんてまったくなかった。ほかの人たちもみんな似たり寄ったりだったよ」
そこで短期間に技を身につけようと著名な邦楽師杵屋佐三造氏に指導を依頼したところ快諾を得た。喜んだのもつかの間「何しろこっちは初めてなんだから竏窒ニ思っていたが、いきなり遠慮なく本格的に教えられてまいったよ。厳しいけいこを朝から夜までぶっ通しだ。しかも1週間泊まっていったからね…。もっともそのおかげで今の駒ケ根太鼓があるんだ」。
その後、駒ケ根太鼓は観光イベントに、成人式などの行事に、各地の祭りに竏窒ニ市の顔として定着。全国大会に出場して好成績を収めたり、親善大使として中国やフィンランドなどを訪れたほか、長野オリンピックや国体の開会式でも勇壮な演奏を披露してきた。
◇ ◇
地元の小・中学生の指導にも力を入れている。特に赤穂中学校に対しては、2年生を卒業までの2年間かけて指導して7年目。月2、3回の指導では昼を挟んで4時間みっちりけいこをつけ、夏休みには2日間の合宿も行う。
「最初は本当に手取り足取りだが、若いだけあって覚えも早く、半年で1、2曲は打てるようになる。まあ、きつく言うこともあるし、倒れるぐらいしごくこともしごくがね。反抗期真っ盛りだが、みんな素直だよ」
努力の総決算である文化祭での発表では40人が心を一つにして打つ。その豪壮さは素晴らしく、見詰める保護者らはこみ上げる感動で涙するという。
「みんなが泣くんだよ。うちの子があんなに打てるようになったのか竏窒チてね。実は自分も思わず涙が出るんだ。太鼓は一つの音に聞こえないといけない、心を合わせて打つ気持ちが大切だ、と教えてきたことがこうしてしっかり伝わったと思うとね。自分も子どもたちから大きなパワーをもらっていることがありがたい」
◇ ◇
太鼓はもとより、笛や神楽にも精通する。
「全部できる人は駒ケ根太鼓の中にもほとんどいない。だから誰かが習って伝承していかなければいけないと思ってね。中でも難しいのは神楽の舞だな。光前寺の霊犬早太郎の物語『早太郎神楽』ではヒヒを舞うんだが、これがまた大変なんだよ。まあ自分で思うよりも年だからね。これからは後継者を育てていきたいな」
(白鳥文男) -
駒ヶ根市、箕輪町、南箕輪村議員選挙 新議員決まる
◆駒ヶ根市
駒ケ根市議選は22日、投開票が行われ、15人の新議員が決まった。立候補した16人のうち現職8人、新人7人が当選を果たした。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属12人。女性は現、新各1人。 -
駒ケ根市議選 結果と分析
駒ケ根市議選は22日、投開票が行われ、15人の新議員が決まった。立候補した16人のうち現職8人、新人7人が当選を果たした。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属12人。女性は現、新各1人。
当落に大きな影響があるとして注目された投票率は、目立った争点がなく市民の関心がいま一つ盛り上がらなかったことや当日の雨の影響などもあってか伸びず、過去最低だった4年前の前回選をさらに5・76ポイント下回る69・67%にとどまった。
当選が決まった候補者の陣営では支持者らが集まって万歳を三唱するなど、歓声が飛び交う中で喜びの笑顔があふれた。新人ながら有効投票数の約9%に当たる1667票を集めてトップ当選を果たした中坪宏明氏(53)=下平=は「皆さんの力で男にさせていただいた。初めての選挙で勝つことができて感謝でいっぱいだ。だが大事なのはこれから。勝ってかぶとの緒を締め、新人議員として一生懸命勉強しながら市民のために全身全霊で頑張っていきたい」と決意を述べた。
今回選から定数が21から15に減ったため当落ラインが大幅に上がったことから、各陣営は当選には地元票の獲得が必須と考えて選挙戦を展開。下平、町四、北割一、中沢など大票田を抱える陣営は軒並み地区の支持を固めて手堅く票を確保した。有権者数が約1千と少ない南割は現新の2人が立候補して最激戦区といわれたが、2候補とも1千票以上を獲得する「うれしい誤算」(選対関係者)となった。票を奪い合って共倒れになる危機感から、広範囲で地道な運動を展開したことが結果的に功を奏したようだ。共産党は現有3議席を2人に絞って選挙戦に臨んだが、2候補とも順調に票を伸ばして当選を決めた。
一方、落選した猿田洋子氏(45)=下平=は前回選に続き、地盤に頼らない戦略を取って無党派層を中心に議会改革などをアピールしたが、伸び悩んだ投票率の割を食う形で浮動票をつかみ切れず、一歩及ばなかった。
新議員の平均年齢は56・2歳。新人が約半数で新鮮な印象も受けるが、現議員の当選時(4年前)の平均も57・7歳と、その差は意外に小さい。 -
小学生にキク作り指導
例年菊花祭りを開くなどの活動をしているキク作りの愛好者グループ「駒ケ根秋香会」(本間秋男会長、30人)は20日、市内の赤穂東小学校(太田寿久校長)を訪れ、今年初めてキク作りに挑戦する6年生児童にキクの基礎知識を教えた。
会員の森勝美さんがキクの特徴について「寒さに強い」「十分な日光がないとうまく育たない」などと説明したほか、水やりの時期や方法などについて分かりやすく話した=写真。ほとんどの児童はキクについて馴染みがなく、森さんの話を真剣に聞いていた。
次回は5月により実践的な指導を行う。同会はほかに赤穂小、赤穂南小の児童にもキク作りを指導しているが、東小は今回初めて。 -
駒ヶ根市、箕輪町、南箕輪村議会議員選挙 きょう投開票
◆駒ヶ根市
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は22日、投票が行われる。 投票は市内22カ所の投票所で午前7時縲恁゚後8時まで行われ、午後9時に市民体育館で開票作業が始まる。市選挙管理委員会は午後10時から20分ごとに開票速報を発表する予定。大勢判明は10時半から11時ごろと見られる。
16日から行われている期日前投票では20日現在、有権者の約5・3%に当たる1469人が投票を済ませている。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万7520(男1万3345、女1万4175)人。
市議選には定数15に対し、16人が立候補している。立候補者は現職9人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属13人。女性は現職2人、新人1人の計3人。