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マコモタケ初出荷
駒ケ根市東伊那の農事組合法人ふるさと夢農場は21日、特産のマコモタケを今年初めて出荷した。生産者数人が東伊那のやまんた直売所に集まり、収穫したマコモタケの皮をむいたり端を包丁で切ったりしたほか、計量や袋詰めをするなどの作業に追われた=写真。
マコモタケは東アジア原産のイネ科多年草。たけのことアスパラの中間くらいの軟らかさで、癖のない甘味が特徴。あくもほとんどないとあって近年消費者の人気が高まり、直売所の店頭では毎年品切れ状態になるという。気候の影響で収穫は昨年より約2週間遅れというが、生育状況は良好。10月いっぱいはやまんた直売所などで販売される見込み。
東伊那では3年前から地域の特産品にしようと栽培に着手。現在約80アールで栽培されている。 -
赤穂小運動会第2部
16日に行った運動会で雨のため一部プログラムを延期していた駒ケ根市の赤穂小学校(高野普校長)は21日、運動会の第2部を開き、実施できなかった6種目を行った。競技は1・2年、3・4年、5・6年それぞれの綱引き、5・6年男子の棒倒し、同女子の騎馬戦と全校大玉送り。16日とは打って変わった秋空の下、全校児童らは力いっぱい競技に打ち込んだ。
平日の開催となり、保護者の来場が少ないことも心配されたが、グラウンドには数百人が訪れて大きな声援を送り、雰囲気の盛り上げに一役買っていた。 -
園児が交通安全塗り絵プレゼント
秋の全国交通安全運動初日の21日、駒ケ根市の幼稚園・保育園の園児が交通安全塗り絵で高齢者に事故防止を訴えた。市内13園を代表して北割保育園(草深雪江園長)で贈呈式が行われ、同園の年長・年中園児が市高齢者クラブ連合会の高坂繁夫会長らに「車に気をつけてね」と塗り絵を手渡した=写真。高坂会長は「ありがとう。塗り絵はたくさんのおじいちゃん、おばあちゃんに渡します。よく見える所に飾って事故を起こさないように気をつけます」と礼を述べた。
塗り絵は県警本部が制作したもので、自動車に乗った七福神の絵と事故防止を呼び掛ける標語などが描かれている。駒ケ根警察署、伊南交通安全協会駒ケ根支会、駒ケ根市が市内13園に呼び掛け、約700人の園児が描いた。 -
飲酒運転
テレビでも新聞でも毎日のように飲酒運転事故が報道されている。飲酒運転で事故を起して逃げ、酔いを覚ましてから出頭し、刑罰の軽減を図る「逃げ得」。事故直後に飲酒し、事故発生時の飲酒をごまかす「重ね飲み」という技もある事を知り、あきれかえった▼撲滅には取締強化や厳罰化も必要だが、外国では飲酒運転が発覚すると、車のナンバープレートの色を変えるという罰則があるとか。これは効く、飲酒運転すると罰金や点数が引かれるほかに、ナンバープレートに赤い枠をはめる。5年間、違反がなければ外すというのはどうだろうか▼赤枠の車では家族旅行も楽しくないし、デートも恥かしい。恥を知る日本人の精神構造に訴えるという方法はいいと思うが(大口記者)
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県評価委員会が昭和病院を視察
県内の救命救急センターの機能評価を定期的に行う県救急医療機能評価委員会(瀧野昌也委員長)が19日、駒ケ根市の伊南行政組合昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)を訪れ、設備や人的資源などを含めた救命救急センターの体制全般を査察した。委員と県衛生部の職員らは千葉院長らの案内で1階の救急外来、2階のセンター病棟などを視察=写真。その後の質疑で委員らは2人の専従医師の勤務時間や夜間の当直体制、ヘリコプター搬送の実績などについて質問したほか、救急外来診療室について「救急患者は最初の処置が大切。部屋を広くするなど、ここにもっと力を入れるべきだ」などと提言していた。
委員会は05年3月にも視察を行い、同院の救命救急センターの機能維持は困難竏窒ニする評価を下した。これにより、県がセンターの指定返上を迫った経緯がある。 -
シニア海外ボランティア修了式
国際協力機構(JICA)は20日、途上国の発展のため海外に派遣する40縲・9歳までのシニア海外ボランティアの派遣前研修修了式を駒ケ根市の駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)で開いた。加藤所長はあいさつで「初めてのシニア合宿研修で非常に心配していたが皆さんはガッツとパワーで難なく耐えた。取り越し苦労に終わって喜んでいる。派遣国では健康に留意して国づくりに頑張って」と激励した。壮行懇親会で研修者代表の中野幸郎さんが「全員が無事任地から帰って来られることを祈って」と音頭を取り、全員で乾杯した=写真。
35日間にわたる合宿研修を修了したのは平均年齢57・9歳の131人(男性108、女性23)。10月上旬にアジア、アフリカ、中南米など38カ国に向けて出発し、それぞれ1縲・年間滞在して教育や技術指導などのボランティア活動に当たる。
シニアボランティアの研修はこれまで東京・広尾の訓練所で通所で行なってきたが、語学教育の一層の充実を図るため、今回から新たに合宿制を導入した。これに伴い、これまで年3回だった青年海外協力隊の訓練・派遣は、07年度からシニアボランティアと統合して年4回とする見通し。 -
駒ヶ根市
こども本の会としょとしょ子どものときの経験が、その人の人生を支えていくっていう。だからこそ、子どもたちに幸せでいてほしいんだよね竏秩B
活動を始めて12年。年に1度、著名な絵本作家や編集者、翻訳家などを招いた講演会を開催し、小学校での読み聞かせを行っている。メンバーはみな女性で、家庭や仕事を持ちながらの活動しているため、全員がそろう機会はめったにない。しかし、ひとたび集まれば会話は尽きず、瞬く間に時間は過ぎていく。「例会のたびに必ずメンバーの赤ちゃんがいてね、それはそれで楽しかったよね。自分の子どもには『何人もお母さんがいて幸せだね』って言っている」「本と出合ったおかげでこんな若いお母さんたちとかかわってこれた。それはすごく幸せよ」。
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講演会や読み聞かせの準備は、月に1度の例会で行う。読み聞かせを行う学校という環境には、ある種の強制力がある。そんな中、吸収力のある子どもたちを相手にするため「聞いてよかった」と思ってもらえるよう、プログラムの吟味を重ねる。
子どもたちの反応はさまざまだが、身を乗り出したりせりふを口にするなどして目を輝かせる姿はかわいい。子どもたちは紙芝居の読み聞かせを通して人との共感を覚え、詩を口にすることで「言葉の力」を知る。昔から歌い継がれてきたわらべ歌は、心を和ませ、窮屈な気持ちを解放する。「私たちは今『知らない人と口をきいちゃいけない』という社会で子どもを育てているけど、そいうい環境は子どもの可能性を狭めている。気が付かない間に当たり前になっているのは恐い。だからといっていい加減なことも言えないけど、そういう社会だからこそ、言葉の可能性を信じたい」「子どもはいろんな芽を持っているけど、それを伸ばしてあげるのも、ぽきんと折ってしまうのも大人のつくる環境。最近は芽を折ってしまう環境が多いけど、“それでいいんだよ”って語りかけてくれる図書との関係はすごく大切だと思う」。
◇ ◇
10月7日に開く今年の講演会には、『葉っぱのフレディ』や『ポケット詩集』など、数々の作品の出版に携わってきた童話屋の創業者で編集長の田中和雄さんを招く。詩との関わりが深い田中さんの講演を通して“言葉の力”を信じることを共感できれば竏秩Bそんな思いもある。「講演会は、詩や言葉、人との出会いのきっかけにしてもらいたい。そして心で感じた思いを、大人から子どもたちへと手渡ししてほしい。ぜひ子どもたちと一緒に参加してほしい」。 -
駒ケ根市小規模介護事業所連絡協議会設立
宅幼老所やグループホームなどの小規模介護施設を運営する駒ケ根市内6事業所の代表者らは15日夜、市ふれあいセンターで駒ケ根市小規模介護事業所連絡協議会の設立総会を開いた=写真。規約、運営計画などについて審議したほか、会長にNPO法人リブサポート南信州の中原茂之代表を選出した。任期は2年間。
これまで事業所同士の組織的なつながりがなかったことなどから、中原代表らが発起人となって設立に向けて調整してきた。 -
【記者室】休耕田と農地改革
ふと田んぼに目を向けるとたわわに実った稲穂が重く頭を垂れている。数カ月間にわたった農家の苦労が報われる稲刈りの時期だ。だが見渡す限りの黄金色竏窒ニはいかず、あちこちに穴が開いたような休耕田が目立つ▼約60年前、貧農の救済のため、政府が全国の地主から農地を強制的に安価で買い上げて小作農に譲渡する農地改革が実施された。自分の土地を得た農民は喜び勇んで働き、米の生産高は飛躍的に高まったが…▼時代の流れの中で消費者の米離れが進み、米が大量に余り始めたことから農家は一転して減反を強いられることになった。金をかけて効率化を進めたあげく、せっかく手にした農地の多くをあたら休耕田にせざるを得ないとはまったく皮肉な話だ。(白鳥記者)
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大御食神社秋の例祭
駒ケ根市の美女ケ森大御食(おおみけ)神社の秋の例祭が秋晴れに恵まれた17日、盛大に開催された。呼び物のお練り行列が朝から夕方まで市内を練り歩き、夜には神社に獅子頭を奉納して五穀豊穣を祈った。神楽殿では祭典青年らによる演芸が多彩に繰り広げられ、訪れた人たちを楽しませた。
呼び物のお練り行列は午前10時の打ち上げ花火を合図に福岡区辻沢を出発。笛、太鼓の調べが響く中、今年の祭りの年番を務める小町屋、福岡両区の旗を先頭に塩吹き、おかめ、金時、傘打ち、榊持らが続き、浦安の舞、獅子曳き、獅子招き、獅子切らに続いて獅子が最後尾を飾った。沿道は行列を一目見ようと詰め掛けた多くの市民らであふれ返り、あでやかな衣装に身を包んだ子供たちが目の前を通ると「きれいだね」「かわいいね」などと話し合ったり、晴れ姿を収めようとカメラやビデオなどを向けていた。
心配された雨も一日中ほとんど降らず、祭典委員らは「行いが良かったせいだ」と笑い合っていた。 -
駒ケ根市長が100歳訪問
敬老の日の18日、駒ケ根市の中原正純市長は市内在住の最高齢者と06年度に満100歳を迎えるお年寄り4人のを訪問。市からの長寿の祝い金2万円と花束などを手渡し「いつまでもお元気で」と長寿を祝った=写真。訪問を受けた名取實さん(98)=北割二区下の坊=は「ありがたいことです」としっかりした口調で礼を述べた。
名取さんは1907(明治40年)生まれ。旧国鉄に勤務し、駒ケ根駅長も務めた。健康の秘訣は「腹八分目」という。「小学校には半分くらいしか行けなかった。胃腸が弱くてね。だから食べ過ぎには気をつけてきたよ。その代わり好き嫌いは今でも全然ない」60歳ごろから付き合いでたばこを吸い始めたが「体に悪いからやめようとは全然思わない。あまり細かいことは考えず、気ままに過ごすのが一番だ」と元気なところを見せていた。 -
空木岳で滑落死亡
16日午後2時すぎ、神奈川県鎌倉市の主婦中島栄子さん(61)が中央アルプス空木岳に向かう稜線で木の根を乗り越えようとした際にバランスを崩し、南側の沢に約100メートル滑落。同行していた長男(32)の通報で駒ケ根署、中ア遭難防止対策協会などが捜索に当たり、翌17日午前8時5分に県警航空隊ヘリコプターが中島さんを収容したが頭蓋骨骨折、脳挫傷などですでに死亡していた。
中島さんは16日に長男と2人で駒ケ根市の池山登山口から入山。2泊3日で空木岳から駒ケ岳に登る予定だった。 -
【アマチュアカメラマン 中原寧之さん】
駒ケ根市立博物館で「十二天の森のキノコ展」を9月30日まで開催中。自宅近くの平地林「十二天の森」を散策している時にふと気づいて夢中になったキノコたちを3年間かけてじっくり撮影した。10月7日からは「誕生から巣立ちまでのドキュメント竏茶Aオサギ」を開く。このほか、昨年はコオイムシを撮影した写真展も開催するなど、動植物の生態を撮影テーマの中心に据えているのかと思いきや竏秩B
「基本はスナップです。でも目につくものは本当に何でも撮ってきましたね。博物館の写真展はね、森で撮影中に偶然会った学芸員が写真を見て『このままじゃもったいないから博物館で発表しろ』と強く勧めてくれたからなんです」
◇ ◇
「情緒、人間性、人格、センス竏秩Bすべてを育ててくれた」という山紫水明の地、兵庫県の龍野市(現たつの市)で生まれた。自然が好きで昆虫や植物採集に明け暮れる少年時代を送った。
小学校高学年の時、父のカメラを借りて初めて写真を撮影。その魅力にとりつかれた。中学では写真部に入部。そのころからカメラ自体にも興味を持ち、分解して内部構造に見入ったりしていた。
大学卒業後はカメラの設計をしたくて三協精機に入社。情熱と知識の深さを買われ、すぐに一眼レフの設計を任された。
収入のほとんどをカメラに注ぎ込んだ。当時カメラのステータスは高く、新品は買えないことから中古カメラを買い集めた。
◇ ◇
写真は「まず出合いが大切」と言う。
「趣味の写真はね、一人よがりでもいいんです。本人が満足すればいい。対象に気づく感性があれば、素人でもプロを超えることはできると思う」
その一方で、暗くてもフラッシュはできる限り使わない、長望遠レンズを使う時でも三脚は使わない竏窒ネどの強い信念を持つ。
「写真は光ですからね。できるだけ自然の光を生かしたい。それに、例えばアオサギを狙っていて何か起きた時、カメラを三脚で固定していたら瞬間的に追従できない。ブレさせないためには息を止めていなければならないんですけどね」
数十年続いたカメラのコレクションは今では500台にもなっている。
「全部が使える状態ですよ。飾りではなく、使うために集めた物ですから。ところがね、久しぶりに取り出して空シャッターを切った瞬間に壊れたりするんですよ。そんなことがあるんです、機械というのは」
(白鳥文男) -
駒ケ根市5小学校で運動会
駒ケ根市内の5小学校は16日、それぞれの校庭で運動会を開いた。児童らは玉入れ、綱引き、騎馬戦などのほか、かけっこやリレーなど次々に行われる競技に張り切って登場し、応援に訪れた保護者らの大きな声援を受けながら精いっぱいの頑張りを見せた。
綱引きや騎馬戦など団体種目での楽しそうな笑顔とは打って変わって、各学年ごとに行われるかけっこでスタート順を待つ児童らの表情は一様に緊張気味だったが、号砲とともにスタートし、夢中で走ってゴールした後には、一転して満足感と達成感で輝く笑顔がこぼれていた。
訪れた保護者らは、懸命に競技に取り組む児童らの表情を残そうとカメラやビデオカメラのレンズを向けたり、頑張るわが子に届けとばかり「いけ」「そこだ」などと大きな声援を送っていた。
赤穂小では午後からの雨を予想して綱引きや大玉送りなど一部競技を中止して予定を繰り上げ、午後3時終了予定のところ、正午すぎに閉会式を行った。 -
駒ケ根市戦没者公務殉職者追悼式
駒ケ根市は16日、06年度戦没者公務殉職者追悼式を市文化会館で開いた。遺族など約250人が出席。1分間の黙とうをし、祭壇に花をささげて、戦争と公務で亡くなった788柱の霊を慰めた。中原正純市長は「戦後の平和と生活水準の向上は英霊のおかげ。世界の恒久平和に向けてたゆまぬ努力を続けることが、英霊に報いる唯一の道」と式辞を述べた=写真。市遺族会会長の北村四郎さんは「駒ケ根市が目覚しい発展を遂げて素晴らしいまちとなったのは、英霊の尊い犠牲があったからこそ。二度と戦争を繰り返さないことを誓い、戦争の悲惨さを後世に語り継ぐことが私たちの責務だ」と追悼の言葉を述べた。
市は会場での黙とうに合わせ、行政無線を通じて市内全域の住民に黙とうを呼び掛けた。 -
赤穂中卒業生が還暦記念に母校に演台寄贈
駒ケ根市立赤穂中学校の1961(昭和36)年度卒業生約400人でつくる「赤穂いぬい会」(諏訪徳行会長)は14日、還暦を記念して母校の赤穂中にマイク、アンプ、スピーカー付きのレクチャー・テーブル(演台)1台(約25万円)を寄贈した。体育館で行われた校長講話の中で赤穂いぬい会の諏訪会長が壇上に上がり、寄贈した演台を使って「ぜひ皆さんで活用してください」とあいさつした=写真。使い初めとして、8月6日の広島市平和記念式典に出席したいずれも2年生の辻本涼君、森岡大輝君、下平勇太君、土屋祐毅君が式典に参加した感想などを発表した。
いぬい会は学校側の希望を考慮に入れ、寄贈品を演台に決めた。演台には固定マイクのほかワイヤレスマイクも同時に使える機能があり、生徒総会のように演台から離れた位置での発言がある場合にも対応できる。 -
グラウンドゴルフ大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は15日、第5回市議会議長杯争奪グラウンドゴルフ大会を駒ケ根市東伊那のふるさとの丘アルプスドームで開いた。地区ごとの5人一組で編成された21チームが出場し、16ホールの合計打数を競って熱戦を繰り広げた=写真。
普段あまり馴染みのないスポーツとはいえ、ボールを打つのはマレットゴルフなどで慣れている人がほとんどで、出場者はそれぞれピンにからむ見事なショットを見せていた。中にはせっかくホールに入りそうになったボールがポストの枠にはね返され「あー」と声を上げて悔しがる参加者もいた。
上位の結果は次の通り。
(1)北割一区A(2)町三区A(3)上赤須A -
小・中学生防犯ポスター審査会
県防犯協会連合会、県警察本部が県内の小学4縲恍・w3年生を対象に募集した防犯ポスターの駒ケ根警察署管内の審査会が15日、駒ケ根署で行われた。寄せられた145点の作品をアイデア、オリジナリティなどを基準にして審査した結果、県審査に推薦する6点と、伊南防犯連合会入選作40点が選ばれた。
審査に当たったのは赤穂高校美術科教諭の宮尾千恵里さんのほか駒ケ根署の山本修作署長、山田久登次長ら5人。審査員は「標語がいいね」「よく目立つ色だ」「良いポスターが多すぎて困るな」などと話しながら苦労して作品を選び出していた=写真。
県審査は10月に行われる。伊南防犯連合会賞入選作品は年末特別警戒期間中、管内の市町村を巡回するポスター展に展示される。
入選したのは次の皆さん。
◆県審査推薦作品=奥田愛実(飯島小4)松本綾菜(飯島小5)宮下倫子(宮田小6)西村智弥(赤穂中1)佐竹栄輝(宮田中2)菅沼彩香(赤穂中3)
◆伊南防犯連合会入選▼金賞=笠原真穂(飯島小4)丸山修平(赤穂東小5)伊東玲奈(赤穂小6)大野駿治(飯島小6)前澤優圭(赤穂中1)浜田康貴、杉本知穂(以上宮田中2)高野菜摘(赤穂中3)▼銀賞=鈴木慶子、澁坂みずえ(以上赤穂小4)下平実季(飯島小5)百瀬大夢、湯澤奈緒(以上赤穂小6)青木麻衣(赤穂中1)池上真央(宮田中1)樋屋百恵、中嶋慎也(以上赤穂中2)北澤杏奈(宮田中2)横山慧乃(赤穂中3)▼銅賞=宮・ス夕(赤穂小4)堀内みなみ(赤穂南小4)西村樹(飯島小5)池上翔子(赤穂小6)富永愛実(中川東小6)亀田明希(赤穂中1)田口瑠莉(宮田中1)小松研人、下井雪乃(以上赤穂中2)市川和(赤穂中3)▼佳作=小河鮎美(飯島小4)宮下純輝(赤穂小4)蟹沢尚紀(飯島小5)堀内有(飯島小6)小林智哉(赤穂小6)伊藤なつき(宮田中1)野村美結(赤穂中1)小林美沙(赤穂中2)大澤すずみ(宮田中2)丸山紗和、伊藤一樹(以上赤穂中3) -
駒ケ根高原マラソン採火式
24日に駒ケ根市で開かれる第24回中央アルプス駒ケ根高原マラソン大会の開催に先立って15日、晴天に恵まれた中央アルプス千畳敷の駒ケ岳神社前で聖火の採火式が行われた。
大会実行委員など関係者ら約10人が出席し、レンズで集めた日光の熱で木の皮に着火。聖火を無事トーチに移した=写真。聖火はランプに移され、大会前日に駒ケ池広場で行われる前夜祭での聖火リレーと点火式までの間、駒ケ根市役所で慎重に保管されて出番を待つ。
駒ケ岳神社は前身の駒ケ岳登山マラソンのゴール地点でもある大会ゆかりの地。出席者は神社に向かって手を合わせ、大会の成功を祈っていた。大会は招待選手に名古屋国際女子マラソン優勝の弘山晴美さん(資生堂ランニングクラブ)を迎え、ほぼ昨年並みの約2850人が参加して行われる。 -
駒ケ根市体力テスト
駒ケ根市教育委員会は13日夜、06年度第2回の体力テストを市民体育館で開いた。事前に申し込んだ市民ら約20人が参加し、自分の体力年齢を知ろうと体前屈、反復横跳び、立ち幅跳びなど6種目に挑んだ。
種目は20縲・4歳が(1)握力(2)上体起こし(3)長座体前屈(4)反復横跳び(5)20メートル往復持久走(6)立ち幅跳び竏秩B65歳以上は(1)縲・3)と(4)開眼片足立ち(5)10メートル障害物歩行(6)6分間歩行竏窒フいずれも6種類。総得点により、体力年齢が20縲・4歳、75縲・9歳などと12段階で示されるとあって、参加者は張り切ってそれぞれの種目に挑戦した。納得できる記録を出した人は満足そうな表情を浮かべて記録用紙に記入していたが、中には「おかしいな」「もっといけると思っていたが」などとぼやいて首をかしげる参加者の姿も見られた。 -
十二天の森キノコ写真展
駒ケ根市福岡在住の中原寧之さんが自宅近くの住宅地に広がる平地林、十二天の森を散策しながら撮影したさまざまなキノコの写真展が駒ケ根市の市立博物館ロビーで30日まで開かれている=写真。入場無料。
オオウスムラサキフウセンタケ、カレエダタケ、シワカラカサタケなどの珍しいキノコをはじめ、3年かけて撮影したという約50種類のキノコの写真が展示されている。中にはタマゴタケが白い殻を破って赤い頭を現し、大きな傘を開く様子がよく分かる8枚の連続写真などもある。
月曜休館。午前9時30分縲恁゚後6時30分。問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
駒ケ根市議会一般質問2日目
開会中の駒ケ根市議会で14日、前日に続いて一般質問が行われた。
渋谷宣吉議員が市の活性化のために引き続き企業誘致を求めたのに関連して中原正純市長は「工業団地にはすでに18社が進出し、残り残り区画は少ない。1区画ごとの面積も小さく、大規模立地には対応できないことから次の工業団地の確保に向けて庁内で検討を進めている」として、さらに企業誘致に取り組んでいきたい考えを明らかにした。
長谷部清人議員が年間6千万円に上る民間からの借地料軽減の見通しについて質問したのに対し中原市長は「借地面積は58万1千平方メートル。本来は市が取得するのが望ましい。地権者の意向もあって難しいが、18年度には5500万円にまで縮減している。引き続き地権者に説明して理解を求める努力を続けていきたい」として買収を含め、借地料縮減に努める意向を示した。 -
旧県看護専門学校解体撤去へ
駒ケ根市上穂栄町の旧県看護専門学校の建物=写真=が解体・撤去されることが14日開かれた市議会全員協議会で報告された。工事は9月以降、所有者の県が行う。市は建物の老朽化に伴って県に撤去を申し入れてきたが、このほど予算化が決まった。撤去後の跡地については緑地、駐車場などの利用方法を検討していく。建物は現在市総合文化センター分館として公民館を始め各種団体の活動などに利用されているほか、小中学校の中間教室などが置かれているが、今後は隣接する特別養護老人ホーム観成園の移転新築に伴って空家となる建物を市が借り受けてこれらの各種活動に充てる計画。
建物は1970年建築の鉄筋コンクリート3階建てで延べ床面積は2025平方メートル。敷地は市土地開発公社の所有。
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町四区の旧龍水社跡地から環境基準を超える化学物質のトリクロロエチレンが検出された問題を受けて市が7月に検査料金を支援して行った井戸水検査の結果が出たことが全協で報告された。報告によると検査した井戸157カ所のうち、基準値(1リットル当たり0・03ミリグラム)を超えた井戸はなかった。基準値の10分の1以上を検出したのは3カ所、同10分の1未満は9カ所、ほかは不検出だった。市は「結果が心配だったが、現時点で市民への直接的な健康被害がないと考えられる」としている。 -
駒ケ根署が「交通ヒヤリ・ハット集」
署員の交通事故防止に生かそうと駒ケ根警察署(山本修作署長)は9月、全署員の交通事故直前体験を集めた「交通事故ヒヤリハット集」=写真=を制作して全署員に配布した。「危うく子どもをひきそうになった」「雪道でスリップして衝突しそうになった」「交通整理中にトラックにはねられそうになった」など、署員が過去に体験した具体的な事例の数々が生々しい描写でつづられている。今後5縲・0人の小グループごとに検討会を開き、掲載された事例一つ一つについて予防対策や心構えを話し合うなど、署員の安全運転に活用していく。
序文で山本署長は「警察は交通事故防止に取り組んでいる責任ある組織。プロとして、県民に誇れる運転を心掛けなければならない」(抜粋)として意識の向上を署員に呼び掛けている。 -
駒ケ根市議会一般質問1日目
開会中の駒ケ根市議会9月定例会で13日、一般質問が行われた。
大沼邦彦議員は市の実質公債費比率が、地方債発行に際して県の許可が必要となる18%に近い17・5%だったことについてただしたほか、市が優遇措置をとって行ってきた企業誘致の成果、国際協力友好都市協定締結5周年の記念事業でネパール・ポカラ市を訪問する市長、市議会議長の旅費支給などについて質問した。中原正純市長は実質公債費比率について「(数値が高いのは)下水道や病院事業への繰り出し金などが多いためで、社会資本整備を積極的に進めてきた結果。18%に近いからといって健全でないとはいえず、大型事業は終息に向かうことから今後借入金は減少する」などとして、財政の健全性は確保されているとの見方を示した。企業誘致について「誘致により5億円の税収増、2千人の雇用などの効果が生まれている。将来の市民生活維持にとって大きな基盤となる」などとして、今後も引き続き企業誘致に積極的に取り組む意欲を示した。ポカラ市への訪問については「市長、市議会議長の訪問は国際儀礼からも当然。公務であるからには公費支給は妥当」との見解を示した。
竹内正寛議員が副市長制の導入について質問したのに対し中原市長は「市の組織全体に大きな影響を与える問題で、適切に判断、対処しなければならない。現在実質的な検討に入っている段階」として、導入を検討中であることを明らかにした。 -
【記者室】飲酒運転竏虫膜フは氷山の一角
酒酔い運転での事故が連日大きく報道されている。8月に福岡市の職員が車を追突させ子ども3人が水死した悲劇がきっかけだが、あの事故がなければこれほど大きな扱いにはなっていなかったと思われる。発覚しない飲酒運転は一体どれくらいあるのか▼不思議なのはあれだけ騒がれた事故のニュースを聞いたり見たりしてもなお飲んで車を運転する神経だ。きっと常習的に飲酒運転をしているので危険という意識がまったく欠落しているに違いない。家族が事故の犠牲になることを思えば絶対にできるはずはないのだが…▼ビール大瓶3本か日本酒3合を飲んだ場合、体内のアルコール分がなくなるのは平均8時間後という。「酔いを覚まして車で帰る」はダメなのだ。(白鳥記者)
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駒ケ根高原美化清掃
夏の観光シーズンに観光客が捨てていったごみを拾い、秋を迎える高原に再び美しさを取り戻そうと11日、観光関係者らによるボランティア美化清掃が駒ケ根高原一帯で行われた。十数年前から毎年行っている恒例行事。旅館、民宿、食堂、商店など地元の観光関係者らを中心に約70人が参加し、袋を片手にごみを拾い集めた。
参加者らは「意外とごみが少ないな」「マナーが向上したのならいいが、観光客が減ったとしたら喜べないぞ」などと話し合いながら、手バサミでごみをつまんではせっせと袋に入れていた=写真。
約1時間の作業で集まったごみは燃えるごみ11袋、廃プラスチック類14袋、空きカンなど金属類4袋、空き瓶などガラス類1袋だった。 -
救急法競技大会優勝報告
駒ケ根市の市武道館で9日に行われた第19回県赤十字救急法競技大会一般Iの部で1縲・位を独占したほか、一般IIの部で2、3位を占めるなどの好成績を挙げた駒ケ根市消防団(小平佳司団長)の選手らが12日、市役所を訪れ、中原正純市長に大会の成績を報告した=写真。一般Iの部で優勝した救護隊Cチームの春日浩幸さんは「チームの力と周囲の協力のおかげで運良く勝つことができた。これからも頑張りたい」と喜びを語った。中原市長は「団の伝統として救護に力を入れ、若手の育成にも努力してきた成果が今回の素晴らしい成績となった。市民として誇りに思う」と栄誉をたたえた。
選手らは大会出場のため約1カ月前にチームを結成して以降、夜間を中心に厳しい訓練を重ねてきた。 -
9年ぶりに長い冬眠から覚め、大蛇復活
さわやかな秋晴れとなった10日、駒ケ根市の赤穂中学校(諏訪博校長)は伝統の大運動会を同校グラウンドで開いた。上伊那で唯一開。今年は9年振りに競技「大蛇」が復活、「心と手をつなぐ赤中生」「暴力やいじめのない学校」を内外にアピールし、興奮と感動を呼んだ。
「ひろがれ!赤中PEACE」をスローガンに、生徒、教諭ら約千人が紅白に分かれ、13プログラムを繰り広げた。
真っ向、力勝負の「綱引き」。なじみの全校女子の校歌ダンス「すずらんの舞」。男子全員が力と力でぶつかりあい、火花を散らす「棒倒し」。迫力ある女子同士の戦い「騎馬戦」と続き、いよいよ、注目の「大蛇」。出陣太鼓に、長い冬眠から目覚めた大蛇4匹が東西から「ノッシ、ノッシ」と登場、次々と寝転び、とぐろを巻いて完成。2回戦は逆におき上がる「脱皮」をした。入場から退場まで手はつないだまま。 97年の運動会で「大蛇」にかかわり、いじめや暴力事件が発生したことを受け、学校側から、いじめや暴力を許さない学校の雰囲気になるまで冬眠させられた「大蛇」。生徒会は8月に「赤中人権宣言」を策定し、伝統種目を甦らせた。
「大蛇」を見に集まった市民らは「昔と比べると迫力が欠けるが、復活してよかった」「冬眠や復活の経過を思うと、感慨深い」と話していた。 -
地震活動講演会
駒ケ根市の赤穂、中沢、東伊那の3公民館は9日、駒ケ根ふるさと講座の06年度第1回を赤穂公民館で開いた。約20人が集まり、信州大理学部教授の角野由夫さんの講演「日本列島の地震活動竏駐穴C地震に備えて」を聴いた。
角野さんは「日本の大きな地震は約100年ごとに起きていて、次の大地震は今後50年以内には絶対起こるだろう。日本の伝統的な建物は揺れに強いが、一つの地震でも地盤によって各地の被害は大きく違ってくる。伊那谷は比較的強いが、御岳周辺は弱い」などと説明した=写真。
第2回講座は11月11日午後1時。信州大理学部部長の伊藤健夫さんを講師に迎えて「遺伝子DNAは語る竏宙笂`子組み換え食品の問題点」と題した講演を聴く。