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着物寄贈
駒ケ根市中沢の手描き友禅作家前田埜衣(のい)さん(73)は20日、駒ケ根市役所を訪れ、自作の草木染め手描き友禅ろうけつ染訪問着「紅葉(もみじ)盛装」1着を市に寄贈した=写真。作品は04年2月、フランス・パリのカルーゼル・ドゥ・ルーブル「美の解放展」で「創造の自由賞」を受賞した逸品。前田さんは「大変な賞をいただいて、これからどんな絵を描いたらいいか困っているが、欲を出しては良い作品はできない」と話した。中原正純市長は「尊い品をいただき、市民を代表して感謝する。シルクミュージアムに常設展示して将来にわたって大切に保存したい」と礼を述べた。
前田さんは20年前に草木染めの原料を求めて東京から駒ケ根市に移り住んだ。受賞した着物は主催者の懇願に応じ、初めて海外に出品した作品。 -
佐藤正一さんフォト&エッセイ展
フォトエッセイスト・写遊人佐藤正一さんの作品展「心のふるさと信州・伊那谷通信パート16」が駒ケ根市立博物館ロビーで1月28日まで開かれている。伊那毎日新聞はじめ各紙に掲載された投稿写真とエッセイなど40点を展示。佐藤さんは「人との出合いがある度に新しい感動を覚える。なかなか思うように表現できないが、写真とエッセイから何かを感じてもらえればうれしい」と話している。
駒ケ根での単身赴任生活の便りを写真とともに家族に送ることがきっかけとなって始まった写真活動は18年目、新聞などへの投稿は16年にもなる。駒ケ根が気に入っているのでこの先もずっと展示会を開いていきたい竏窒ニいう。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時。休館は毎月曜日、28日縲・月4日。 -
テクノネットが城西大とビジネス研究会
市内の製造業者らでつくるテクノネットは17日、城西大経営学部と共催のビジネス研究会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。山下善廣代表幹事らテクノネット会員と城西大経営学部の教授、中国人留学生らのほか、駒ケ根商工会議所、市職員など計18人が出席して「中国ビジネスの問題点とサプライチェーン・マネージメント」について意見を交わした。まず城西大の張紀尋教授が「対中投資の変化と問題点」について発表=写真。これを踏まえて参加者が真剣な討論を繰り広げた。
山下代表幹事は「このような交流は大変有意義なこと。ぜひ今後も続けていきたい」と話した。 -
ちぎり絵教室
駒ケ根市立図書館(北澤みえ子館長)は17日、手作り教室「ちぎり絵」を同館工作アトリエで開いた。5歳から70歳代の12人が参加し、来年のえとである犬などの作品の制作に取り組んだ=写真。指導に当たったのは、講座を受け持って3年目の北原よしゑさんと阿部かずえさんの2人。参加者らは色とりどりの和紙を型紙に合わせてちぎり、順番通り丁寧に色紙やはがきに貼り付けた。「ちぎってけば立った和紙の風合いが柔らかそうな犬の体の雰囲気にとてもよく合うね」などと話し合いながら制作を楽しんでいた。
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小学校安全対策会議
小学生を狙った凶悪事件が全国で連続発生したことなどを受けて伊南地区の教職員、PTA、駒ケ根署などが協力し、各小学校それぞれが児童の安全について検討する学校別安全対策会議が19日から駒ケ根市の赤穂南小と飯島町の七久保小を皮切りに始まった。
赤穂南小の会議には関係者24人が出席し、通学路の不審者対策などについて意見を交わした=写真。今後の取り組みについて白鳥彰政校長は「保護者が車で送り迎えをしていては児童の自分を守る力が育たない。歩いて登下校することを大前提としたい」と提言した。出席者からは「集団登下校には限界がある。通学路の末端に行くほど児童が1人になりやすいのだから、そういう場所にこそ教職員や地域ボランティアによる巡視を集中すべき」「安心の家や子どもを守るサポート隊が通学路を巡視する際、万一に備えて通報先や犯人の手がかりになる事柄などを記録できる手張やメモなどを携帯してはどうか」「地域の人の意識啓発のため、行政無線で児童の下校時間を知らせるなどの活用はできないか」などの意見が出された。
対策会議は26日までに伊南の全10小学校で開催される。 -
燃料電池自動車走行実験
県教育委員会の「05年創意ある学校経営支援事業」として駒ケ根工業高校(本間秀明校長)の機械、電気、情報技術課の3年生9人が合同で今年製作に取り組んできた燃料電池自動車の初の走行実験が20日、駒ケ根自動車学校のコースを使って行われた。製作に当たった生徒と教諭らのほか、技術面で協力した企業の関係者らが期待と不安の目で見つめる中、ゆっくりとスタートした実験車は徐々に速度を上げて最高時速18キロを出すなど順調に周回を重ね、大きなトラブルもなく約1時間の走行実験を成功のうちに終えた。試験走行を終えた小田切豊君(18)=機械課=は「もう少しスピードが出てほしかったが、動いただけでも良かった。感動した」と感想を話した。
実験車は全長2・3メートルの1人乗り。水素と酸素の化学反応を利用して発電する燃料電池を角パイプ製の溶接フレームに搭載した前2輪、後1輪の3輪車。後輪内に組み込んだホイールインモーターで駆動し、約2時間の連続走行が可能という。製作を指導した電気課の関悟教諭は「動いてくれてほっとした。今日のところはこれで満足。改良点は分かっているので、来年2月の完成発表までには時速30キロを出したい」と性能向上に意欲を示した。目標達成のためには燃料電池の容量を24ボルトに倍増することや、カウル(風防)なしで46キロある車重を30キロ程度まで軽量化することなどの改善が考えられるという。 -
門松・しめ縄づくり
駒ケ根市の東伊那公民館(細谷悦子館長)は16日夜、門松としめ縄づくり講座を同公民館で開いた。約20人が参加し、下平益三さんの指導で正月用のわら細工に取り組んだ。
門松は、直径約20センチの空き缶にわらを巻く土台の「はかま」づくりからスタート。「わらの巻き方が均一でないと仕上がりが悪くなるぞ」との下平さんの助言に参加者は「なかなか難しいな」と首をひねりながら悪戦苦闘していた=写真。しめ縄づくりに挑戦した参加者も「初めてやるのだが、思ったよりも大変だ」などと言いながら苦労して縄と格闘していた。 -
エーデルこまがねでそば打ち実演
駒ケ根市の特別養護老人ホーム・介護老人保健施設エーデルこまがね(福澤亘施設長)は16日、そば打ちの実演を行い、できたそばを利用者らに振る舞った。同施設の配食を請け負っている日清医療食品中部支店(本社・東京都)の調理師酒井甲輔さんは集まった利用者らを前に「このそば粉は今年とれたものです」「つなぎにうどん粉を入れます」などと説明しながら、慣れた手つきでそばを打って見せた=写真。利用者は「私は初めて見るよ」「うまいもんだね」などと話しながら、そば打ちの様子を熱心に見つめていた。
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バレーリーグ戦閉会式
駒ケ根市家庭婦人バレーボール連盟(福沢英子理事長)は16日夜、第24回リーグ戦の閉会式を駒ケ根市民体育館で行った。8月25日に開幕したリーグ戦と優勝決定戦を勝ち抜いて優勝した北割一区など上位チームに表彰状とカップが授与された=写真。
福沢理事長は「接戦が多く、盛り上がったリーグ戦だった。無事に閉会を迎えられたことに感謝したい」とあいさつした。
リーグ戦には13チームが出場し、A、Bブロックに分かれて総当たり戦を行った後、順位決定戦を行った。
上位チームの順位は次の通り。
(1)北割一区(2)北割二区(3)東伊那(4)福岡(5)町二区(6)下平(7)上穂(8)町三区 -
雪質良好 初滑り
伊那市西春近の「中央道伊那スキーリゾート」はオープン日の17日、県内の家族連れを中心にぎわった。入場者は約450人と例年に比べ大入りで、暖冬で開始が遅れた昨年に対して、「今季はよい滑り出し」と関係者も喜んでいる。
晴天に恵まれた初日は、神戸市の団体客30人をはじめ、県外からも多くの人が利用。滑走可能な限られたゲレンデで、スキーヤーなどが雪の感触を確かめながら楽しんだ。
オープン前日、気の早い地元客4人が訪れたことで、田中久実支配人は「期待されていることが分かった」と満足。「今後もサービスに心がけ、安心安全なスキー場を目指したい」と意気込んでいる。
全面滑走可能は20日以降、ナイター開始は22日を予定。営業は午前8時30分縲恁゚後4時25分。土日・祝祭日は午前8時縲恁゚後4時15分(29日竏苧・N1月5日のみ)。問い合わせは「中央道伊那スキーリゾート」(TEL73・8855)へ。 -
スキー場オープン
駒ケ根市の中央アルプス駒ケ根高原スキー場は17日、今季の営業を開始した。午前8時30分のオープンを前にスキーヤーやスノーボーダーら約50人が訪れ、好天の下で待ちかねた初滑りを早速楽しんだ=写真。愛知県から来たという男性(21)は「ここは雪質が良い。今日はゲレンデもすいているし、思い切り滑れてもう最高」と話していた。
オープンに先立って中央アルプス山ろくスキー教室のインストラクターらによるデモンストレーションが披露された。
17日に滑走可能となったのは全長500メートルのすずらんコースと、そり用のソリわくわくランドで、積雪は約40センチ。88年の開業以来初めてオープン初日からナイター営業も開始する。18日は「スキー子どもの日」で小人(小学生以下)は終日リフトが無料となるほか、オープニングサービスとして22日まで一日リフト券を2千円(平常大人3500円、小人2800円)で販売中。同スキー場は中級者向けのしらかばコースの滑走開始を24日ごろと見込んでいたが、18日にも開放できるかもしれないと話している。問い合わせはTEL83・4000へ。 -
立正佼成会が米寄贈
立正佼成会伊那教会(舘脇義人教会長)は15日、玄米150キロを駒ケ根市に寄贈した。同教会の三沢宏至渉外部事務局長らが市役所を訪れ「わずかだがどうぞ福祉に役立てて」と中原正純市長に目録を手渡した=写真。中原市長は「毎年のお気持ちに感謝する。米は市が委託し、市社会福祉協議会が運営している一人暮しのお年寄り向け配食サービス『ときめきランチ』で使わせていただく」と礼を述べた。
同協会の米寄贈は1961年、三六災害の被災者を救済するために行われたのが最初。 -
禁煙友愛会寄付
日本禁煙友愛会駒ケ根支部(稲垣晃市支部長)は15日、創立40周年を記念して駒ケ根市に10万円を寄付した。稲垣支部長ら2人が市役所を訪れ、中原正純市長に「社会福祉のために」と寄付金を手渡した。中原市長は「皆さんの気持ちに沿えるよう弱い立場の人たちのために使わせていただく」と礼を述べた。寄付金は市社会福祉協議会の善意銀行に積み立てられる。
同会は2000年には創立35周年記念として市社協に対し軽自動車2台を寄贈している。会員数は創立時の約10人から年々増え、最盛期の95年ごろには1400人を数えたが、このところ減少気味なのが悩みという。 -
ネパール研修員表敬訪問
国土交通省の指導でJICA(国際協力機構)が行っているネパール自然災害軽減支援プロジェクトの研修で日本を訪れているネパール治水砂防局の技術者ゴビンダ・パウデルさん(51)は15日、駒ケ根市役所に中原正純市長を表敬訪問した。中原市長は「ネパールは日本と同様山岳地帯で土砂災害が多いという。日本での研修を生かして国づくりのために頑張って」とあいさつし、歓迎の印にと置き時計をプレゼント。ゴビンダさんは「一時悪かった政情も良くなってきた。来年はネパールでお会いしたい」としてネパールの伝統的な帽子・トピーを市長に贈った=写真。
ゴビンダさんは駒ケ根市の天竜川上流河川事務所をはじめ、全国数カ所の研究所などで地滑りや砂防などについて研修している。 -
スポーツチャンバラ指導者高沢宏彰さん(46)
男の子が手近な棒切れを手にして「拙者は宮本武蔵でござる」「何を、おれは丹下左膳だぞ」などと言いながら、楽しそうにチャンバラごっこをして遊ぶ光景をこのところさっぱり見かけなくなったが、駒ケ根市の武道館では週に1度、大人も子どもも一緒になってチャンバラを楽しんでいる。ウレタン製やエアチューブ製の軽い武器(得物)を使い、全身を的にして自由に打撃を競い合うスポーツチャンバラだ。足でも胴でも頭でも竏酎フのどこを打っても一本という分かりやすいルールや、打ち方や構えなど細かい決まり事がない気楽さで徐々に人気が高まっている。剣道や空手などの武道に入門するのは未経験者には少し敷居が高いと感じるものだが、スポーツチャンバラは違う。けがも少なく安全だし、誰でも楽しめる。とはいってもただの遊びではなく、武道の流れをくんだ歴としたスポーツだ。1971年、田邊哲人さん(現国際スポーツチャンバラ協会会長)が小太刀を使った護身道として考案し、得物の種類も増えて今では国内15万人、海外7万人が競技を楽しんでいる。
◇ ◇
岡谷市に生まれ、東京都で育った。父が師範として空手の道場を経営していたことから、幼くして空手に親しんだ。「子どものころは練習が嫌でね。でも10歳のころからだったか竏瀦ラ強よりましだと空手ばかりやっていたら、いつの間にか好きになっていた。あのころは一日4時間も練習していましたね」
学生だった20歳のころ、空手に少し割り切れないものを感じていたところへ知人の紹介でスポーツチャンバラを知った。「これは面白い、と思いました。すぐにのめり込みましたね」横浜に足を運んで創始者の田邊さんにも会った。空手の素養があったためか、めきめきと上達し、全日本大会で優勝を争うほどの腕にまでなった。
87年、駒ケ根市に高沢針灸(きゅう)院を開業。仕事の傍ら、スポーツチャンバラを普及させようと教室を立ち上げて指導を始めた。
「礼節を重んじるところは武道と同じ。でも堅苦しくなく伸び伸びとできるのがいい。入りやすいが奥が深いところが魅力ですね。得物がいろいろあるのもまた楽しい。それぞれに難しさがあるんですよ」得物には刃渡り約30センチの短刀、60センチの小太刀、1メートルの長剣、120センチの杖(じょう)、最も長い2メートルの槍などがある。
「長い方が一般的に有利ともいえるが私は小太刀が好きですね。童心に返ってチャンバラやってみませんか。楽しいですよ」 -
【記者室】「言葉」へのこだわり
15日付の本紙投稿欄『私もひとこと』に「好きな音楽を聴くと自分の思った事や感じた事がうまく言葉や文章になる。それが生の演奏ならさらに洪水のように一気に言葉がわき出てくる」という趣旨の一文が掲載された▼何というみずみずしい感性だろう。自らの思いを表現する「言葉」への慈しみとこだわりの姿勢に深く感じ入った。投稿者の佐藤正一さんは本紙のみならず各新聞やラジオなどに投稿して頻繁に採用されている方で、知る人ぞ知る有名人である▼多くの外国語と違い、日本語は豊かな表現ができる言語だ。英語で自分を表すのは「I(アイ)」だけだが日本語では私、ぼく、おれ竏窒ネど何種類もある。家庭も学校も美しい言葉にもっとこだわってほしい。(白鳥記者)
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アイデア貯金箱表彰
駒ケ根郵便局の矢島和一郎局長は14日、赤穂東小学校を訪れ「第31回私のアイデア貯金箱コンクール」の3・4年生の部で駒ケ根郵便局長賞を受賞した同小4年生の北澤小波さん(10)に賞状と副賞を手渡した=写真。北澤さんの作品はトウモロコシを模したもの。紙粘土で粒を一つ一つ丹念に作って貼り付けた。北澤さんは「夏休みにトウモロコシを食べていて思いついた。粒を付けるのが難しかった」と話した。矢島局長は「審査員の間でもユニークだと評判だった。手の込んだ見事な作品をありがとう」と入賞を祝福した。コンクールに参加した同小の児童31人には参加賞が贈られた。
同コンクールには区内の赤穂、赤穂東、赤穂南の3小学校児童が今年の夏休みに製作した作品188点が寄せられた。 -
昭和伊南病院でクリスマスコンサート
駒ケ根市の昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は14日夕、クリスマスコンサートを講堂で開いた。患者や病院関係者のほか一般市民など約130人が集まり、音楽に耳を傾けるひとときを楽しんだ。
昨年のクリスマスコンサートに続いて出演した宮田村などの音楽教室の講師らでつくるMMC(宮田ミュージックサークル)、小学生の合唱グループ「サタディー・シンガーズ」「音のカーニバル」のほか、トロンボーンアンサンブル、赤穂中学校2年5組などが新たに加わって、クリスマスソングやポピュラーなど多彩な曲の数々を披露した=写真。
聴衆は会場に響く美しい演奏を聴きながらクリスマス気分に浸っていた。 -
ライオンズクラブが寄付
駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)は15日、歳末助け合い運動と赤い羽根共同募金に5万円を寄付した。北原会長ら3人が駒ケ根市役所を訪れ「福祉のために役立てて」と中原正純市長に募金を託した=写真。中原市長は「毎年末の温かい志に感謝する。市民の中には毎日の生活が大変な人もいるが、そんな社会的弱者のために使わせていただく」と礼を述べた。
募金は県共同募金会駒ケ根支会(会長・中原市長)を通じて県共募に送られる。 -
駒ケ根青年会議所来年度基本方針案発表
06年に設立40周年を迎える駒ケ根青年会議所は16日、駒ケ根商工会館で記者会見を開き、来年度の基本方針案を発表した=写真。新年度理事長の加藤道生さんはスローガン「前進あるのみ! われわれが未知の可能性を切り開く」と、伝統を継承した上でさらなる組織の発展を実現させる竏窒ネどとする基本方針案を示した。
各委員会の詳細な事業計画は5月21日に駒ケ根市文化会館で開かれる設立40周年記念式典で発表される。
06年度の役員は次の皆さん。
▽理事長=加藤道生▽専務理事=北原和明▽副理事長=生田治、坂本洋▽未来ビジョン創造会議議長=池上博康▽国際化まちづくり企画運営会議議長=塩沢寿一▽総務委員長=飯島秀樹▽美しき「信州」創造委員長=気賀澤洋司▽元気発信委員長=白鳥俊明▽夢少年委員長=森智幸 -
年賀状差し出し式
年賀状の受け付け初日の15日、駒ケ根市の駒ケ根郵便局(矢島和一郎局長)は年賀状の差し出し式を局ロビーで開いた。赤穂保育園の年長園児36人と切手類販売組合会長の井坪勇さんが訪れ、それぞれ持参した年賀状をポストに投かんした=写真。園児らには局から来年のえとである戌(いぬ)を描いた手ぬぐいがプレゼントされた。矢島局長は「25日までにポストに入れてくれれば全国どこへでも元旦に届けられます」と早めの投かんをアピールしていた。
ポストの投かん口は従来、郵便番号別に3つが設けられていたが、仕分け作業の自動化が進んだことにより、今年はお年玉付き年賀はがき用と、それ以外(私製はがきなど)用の2種類のみとなっている。 -
だるま名入れ
今年も残すところ半月余りとなり、駒ケ根市の名刹光前寺(吉澤道人住職)では商店や企業、個人などが商売繁盛や家内安全の願いを託して依頼しただるまの名入れ作業に追われている。うずたかく積まれた赤や金、白などのだるまに囲まれた吉澤住職が筆を手にしてひとつひとつのだるまに丁寧に名前を書き込み=写真、職員が白で縁取りして仕上げている。吉澤住職は「皆さんにとって来年が良い年になるよう心を込めて書いています」と話している。
寺では正月に販売するだるまを例年並みの約1500個用意。このうち注文に応じて名入れをするのは約250個という。
名入れの申し込みは24日ごろまで受け付けている。 -
スキー場安全祈願祭
14日、駒ケ根市の中央アルプス駒ケ根高原スキー場は17日のオープンに先立って安全祈願祭をゲレンデで行った。スキー場を運営する中央アルプス観光の関係者ら約20人が参列。小雪の舞う中、祭壇に玉ぐしをささげるなどの神事を行って営業期間中の無事故を祈った=写真。
同スキー場では5日未明から連日、初心者・ファミリー向きの「すずらんコース」を中心に12台のスノーマシン(人工降雪機)をフル稼動させ、十分な積雪量を確保しようと深夜から早朝の作業に懸命に取り組んでいる。担当者は「この調子なら予定の17日にはオープンできる。ナイター営業も初日から実施したい」と話している。
オープニングサービスとして17日から22日まで一日リフト券を2千円(平常大人3500円、小人2800円)で販売する。中級者向きの「しらかばコース」が滑走可能になるのは24日ごろの予定。
同スキー場は今シーズンの入場者を昨季並みの約6万5千人かそれ以上と見込んでいる。 -
性教育講座第6回
駒ケ根市男女共同参画推進講座、人権教育推進委員会、性教育プロジェクト会議は13日「親のための知恵袋学習会」第6回講座として「望まない妊娠を避けるために」と題した講演会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約20人が集まり、県看護大母性看護学講座助手で助産師の松原美和さんの話を聞いた。
松原さんは「統計によると日本では望んだ出産と予定外の出産がそれぞれ全体の36%で、望まない出産は3%」と資料を紹介し、望まない妊娠が不幸につながることも多いとして、思春期の若者に妊娠・出産についてどう伝えていくかが大切竏窒ニ訴えた=写真。
7月から開いてきた同講座は次回1月10日の「身近な病気竏註ォ感染症」で最終回。 -
アイデア貯金箱表彰
駒ケ根郵便局(矢島和一郎局長)は12日、赤穂小学校を訪れ「第31回私のアイデア貯金箱コンクール」の1・2年生の部で努力賞を受賞した同小2年生の伊藤里歩さん(8)に賞状と副賞を手渡した=写真。矢島局長は「これからも頑張ってね」と入賞を祝福した。コンクールに参加した同小の児童141人には参加賞が贈られた。
同コンクールには区内の赤穂、赤穂東、赤穂南の3小学校児童が今年の夏休みに製作した作品188点が寄せられた。伊藤さんの作品は赤い郵便ポストを模したものだった。 -
駒ケ根ロータリー募金寄付
駒ケ根ロータリークラブ(堀内照夫会長)は12日夜、第24回例会と年末家族会を駒ケ根市のグリーンホテルで開いた。席上、歳末助け合い募金として10万円を駒ケ根市に、530(ごみゼロ)運動協賛金として10万円を駒ケ根530運動推進連絡会(新井徳博会長)にそれぞれ寄付した=写真。中原正純市長と新井会長は「皆さんの志に感謝し、大切に使います」とそれぞれ礼を述べた。
家族会には会員と家族ら約70人が参加し、ジャズバンドの生演奏をバックにダンスを楽しむなど、和やかなパーティのひとときを過ごした。 -
振り込め詐欺防止に感謝状
駒ケ根署は13日、振り込め詐欺を未然に防止したとして駒ケ根郵便局(矢島和一郎局長)に対し感謝状を贈った。矢島局長は「(被害を)紙一重で止められて本当に良かった」と笑顔で話した。
11月30日、駒ケ根市に住む女性(70)に孫を装った男から「女性に子宮外妊娠をさせてしまった。弁護士が370万円で示談にすると言っている」と電話があった。女性が駒ケ根郵便局を訪れて現金を振り込もうとしたところ、詐欺ではないか竏窒ニ感じた局員が振り込みを思いとどまらせようとしたが応じなかったため、駒ケ根署に同行して警察官に説得を依頼した。警察官が相手先に電話したところ詐欺だったことが分かった。 -
クリスマス子ども会
駒ケ根市教育委員会と駒ケ根VYS(ボランタリー・ユース・ソーシャルワーカー)は11日、毎年恒例のクリスマス子ども会を市民体育館で開いた。未就学児や小学生、保護者ら約120人が集まり、ゲームや歌、パネルシアターなどで楽しいひとときを過ごした。主催者扮(ふん)するサンタクロースも登場し、子どもたちに落書き帳のプレゼントを手渡した。
「新聞紙リレー」はハードルのように並べた新聞紙を次々に飛び越えていくゲーム=写真。コースに並んだ新聞紙は小さい子には低く、大きくなるに従って高くなる。子どもたちは連続ジャンプで汗だくになりながら歓声を上げてゲームを楽しんでいた。 -
悠生寮慰問
宮田歌謡曲友の会(藤田宜久会長)は11日、駒ケ根市の知的障害者福祉施設悠生寮(菅沼義郎寮長)を慰問に訪れ、自慢ののどを披露して利用者らを喜ばせた。ステージに登場する会員が代わる代わる歌う石原裕次郎、五木ひろし、三橋美智也、天童よしみなどのお馴染みの歌の数々に、集まった利用者らは手拍子を打ったり一緒に歌ったりして楽しいひとときを過ごした。終盤、飛び入りで登場した利用者が『北国の春』を歌い始めると客席からも合唱が起きるなど、会場は大きな盛り上がりを見せていた=写真。
同会は25年前の設立以来、各地の老人ホームや障害者福祉施設を慰問するなどの活動を続けている。悠生寮を訪問するのは昨年に続いて2回目。 -
市単独課税導入難しい
13日、駒ケ根市の中原正純市長は開会中の市議会12月定例会の一般質問で竹内正寛議員の「税収の補てんのため市単独課税を導入する考えは」との質問に答えて「全国的には導入した自治体もあるが、駒ケ根市としては観光振興の観点からも現状での導入は難しい」として、当面取り入れる考えのないことを明らかにした。
赤穂東小学校正門前の土地開発の状況と、道路を市道に認定した経緯などについて説明を求めた大沼邦彦議員の質問に対し小林晃一教育次長は「開発は現在凍結した状態。今後も地域住民と懇談を行っていく」と答えた。
市単独課税について中原市長は「趣旨は十分理解できる。効果と課税コストについての検討は必要」としながらも「市を訪れた人への課税は観光振興の観点からも妥当かどうか竏秩B現状での導入は難しいが、今後の検討課題としたい」と述べた。
赤穂東小学校正門前の道路を市道に認定した経緯について小林教育次長は「行政は本来公平・平等だが、学校前への3階建てマンションの建設は児童の安全や景観の面で教育環境を著しく阻害するものと考え、急きょ議会に諮った」として、市道認定はやむを得ない措置だったとの考えを示した。