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小学生夏休み短期スポーツ教室開講
生活が不規則になりがちな夏休みにスポーツに親しんでもらおうと駒ケ根市教育委員会は28日、小学生夏休み短期スポーツ教室を市民体育館で開講した。市内の小学生15人が参加し、開講式に続いて行われた第1回教室でキンボールなどを楽しんだ=写真。
まずは体をほぐすウォーミングアップ。床に白テープを貼ったラダー(はしごの形)を片足で連続ジャンプしたり、数多くセットされた高さ約20センチのミニハードルを両足で飛び越えるなどかなりハードなメニューをこなし、ようやく待望のキンボールとなったが、参加者らの半数はキンボールを知らないとあってまずはルールの説明から。「ブラック、グレー、ピンクの3チームに分かれて、コールされたチームの人はボールを床に落とさないように追いかけて…」ルールを覚えた参加者らは早速ゲームに挑戦。歓声を上げながら大きなボールを追いかけていた。
参加者は8月10日までの4日間にわたってキンボール、トリムバレーボール、キャッチ・ザ・スティックなどのスポーツを楽しむ。 -
駒工を育てる会駒ケ根支部臨時総会
県教育委員会が6月、駒ケ根工業高校を赤穂高校に統合するなどとした高校再編案を公表したことを受けて駒工を育てる会駒ケ根支部(会長・中原正純市長)は28日夜、臨時総会を市役所南庁舎で開いた=写真。約30人の委員が出席し、現在同校同窓会が中心になって活動を始めている統合反対の署名運動を、今後自治会組織などを活用して市民全体を対象に行うよう市区長会に要請することを決めた。
出席者からは「駒工は上伊那の基幹産業である工業を支えている貴重な存在。駒ケ根市だけでなく地域全体の問題としてとらえることが重要だ」「統合反対の熱意をさらに強くアピールするためには署名運動だけでなく、高校改革プランについて審議している第3通学区推進委員会に対して直接陳情することなども考えるべき」「市民参加の総決起大会を開いたりするなど、行動で示すことも必要だ」などの意見が出された。
同校同窓会の三浦靖幸会長は「署名活動を区長会が行ってくれるのであれば同窓会としては伊南地域以外の市町村などでの署名活動を行うなど、統合反対を訴える範囲をさらに拡大していきたい」と話した。
同窓会は8月3日に駒ケ根市文化会館で駒工存続のための決起大会を開くことを決めている。 -
小学生こまがねミュージカルダンス開講
駒ケ根市文化会館大ホールで11月23日に開催することが決まっている「こまがねミュージカルダンス・ドロシーからの手紙-オズの魔法使い」に向けて、こまがね演劇文化創造劇場は28日「小学生こまがねミュージカルダンス」の開講式と第1回ワークショップを駒ケ根市文化会館別館で開いた。プロの指導を受け、大舞台でのミュージカルダンス公演に出演しようと駒ケ根市や飯島町などの小学生約30人が保護者らに付き添われて参加し、講師の神崎由布子さんの指導で柔軟体操やストレッチなど、ダンスの基礎トレーニングに汗を流した=写真。
神崎さんは参加者らに「ミュージカルは『オズの魔法使い』を基にするが、ストーリーはドロシーの文通友達が駒ケ根に住んでいる-という設定で話が始まる独自のものにする。せりふやダンスの振付はこれから決めていくから舞台がどんなものになるか楽しみにしていてね」と呼び掛けた。
今後、11月の舞台発表に向けて十数回のワークショップを予定している。
神崎さんは舞台俳優、ダンサーのほか振付家としても活躍中。同劇場は95年から04年の『アルプスの少女ハイジ』まで10回にわたってミュージカル公演を開催してきた。
事務局によると募集定員にはまだ余裕があるため、途中からの参加も歓迎するという。問い合わせはこまがね演劇文化創造劇場(TEL83・5923)へ。 -
特別展「カイコの生物学・ミクロへの招待」
駒ケ根市東伊那のシルクミュージアムは28日から第9回特別展「カイコの生物学・ミクロへの招待」を開いている。9月19日まで。
カイコの生態や体の秘密などを撮影した顕微鏡・電子顕微鏡のパネル写真約140点を展示し、カイコの謎を分かりやすく、詳しく解き明かしている。
訪れた小中学生らは「カイコの体ってこんな構造なんだ」などと感心しながら食い入るようにパネル写真を見つめていた。
午前9時窶伯゚後4時30分。入館料は一般(高校生以上)300円、小中学生100円(20人以上の団体=一般200円、小中学生50円)。水曜休館。問い合わせはシルクミュージアム(TEL82・8381)へ。 -
「イーナちゃん楯市町村大会」
伊那市の「イーナちゃんマレットゴルフクラブ」(池上為夫会長)の「イーナちゃん楯市町村大会」が27日、西箕輪のマレットパークはびろであった。辰野町から駒ヶ根市まで8市町村から、150人が集まり、優勝を競った。
今年で3回目。天候もよく、木々に囲まれたコースは涼しく、マレットゴルフ日和。参加者の一人は「いろいろな人と一緒にマレットゴルフが楽しめてよかった」と感想を話した。
結果は次の通り(市町村名なしは伊那)。
▽男子 (1)宮下近夫(117(2)松川幸夫118(3)池田修治(宮田)119(4)大沢昭人119(5)向山良人119(6)藤沢幸雄(箕輪)120(7)北原忠義121(8)林初雄121(9)有賀政也122(10)渋谷雍裕122
▽女子 (1)鈴木光子(南箕輪)119(2)白鳥栄子119(3)小平貞子119(4)林清子120(5)塩沢トシ江121(6)池田紀子123
▽ホールインワン 田中宏、小沢恒二郎、赤羽篤、木村庄蔵、広瀬良治、千葉謙、林清子、田中悦子、池田紀子、山崎和子、須山しづ子、下平輝佐子、渋谷香代子、佐々木琴代 -
伊南防犯女性部研修会
地域の安全のために警察活動に協力する伊南防犯女性部赤穂地区(片桐明子地区部長)は27日夜、05年度の第1回研修会を駒ケ根警察署で開いた。約30人が出席し、共働街頭補導(伊南ホワイトエンジェルス隊パトロール)の実施日程など05年度活動計画を決めたほか、護身術講習などを行った。
意見交換で参加者からは、多発する少年らによる万引や集団での夜遊びなどに対する懸念の声が上がり、警察と協力しての巡回パトロールや声掛けなどによる犯罪の未然防止の重要性をあらためて確認し合っていた。
防犯女性部は街頭でのチラシ配布など啓発活動のほか、祭りの会場やゲームセンターなどでの巡回パトロールを中心に地域の犯罪防止のための活動を行っていく。 -
夏の交通安全やまびこ運動
夏の行楽シーズンを迎え、県内外のドライバーに交通ルールの遵守とマナーの実践を呼び掛ける「夏の交通安全やまびこ運動」初日の25日、伊南交通安全協会駒ケ根支会(牛丸廉平支会長)は駒ケ根市北割の北原交差点付近で人波作戦を展開した。安協会員のほか駒ケ根警察署員など約60人が参加し、「交通安全運動実施中」「飲酒運転追放」「チャイルドシート着用」などののぼり旗を掲げ、道行くドライバーに安全運転をアピールした=写真。
運動のスローガンは「確かめよう 歩行者 スピード 車間距離」。運動重点は▽高齢者の交通事故防止▽シートベルトとチャイルドシート着用の徹底▽飲酒・夜間の交通事故防止窶煤B27日には県下一斉シートベルト着用状況調査が行われる。 -
瑞宝双光章を受賞
中島實三さん1941(昭和16)年10月6日付けで駆逐艦「漣」(サザナミ)に転勤を命じられた。昭和10年に志願して海軍に奉職以来、戦艦「長門」「陸奥」重巡洋艦「摩耶」などの大型艦に乗り組んできたが、一転して軽量の駆逐艦勤務。「もうすぐアメリカと戦争が始まりそうだし、いっちょう敵さんをかき回して大暴れしてやるか」と張り切った。大型艦に比べて駆逐艦は沈没の危険性がはるかに高いのだが「特に考えなかった」といい、戦友らと別れの杯も酌み交わしたが、どうしたことか命令は立ち消えになってしまった。軍隊で一度出された命令が取り消されるなど通常あり得ないのだが「中島をなぜ駆逐艦なんかにやるか!」と憤慨した上官が断固として命令書に承認の判を押さなかったのだ。
「今にして思えばあれが運命の分かれ道だった。あのまま漣に乗っていれば確実に死んでいたんだから」
◇ ◇
飯田の農家の二男として生まれ育ったが、昭和初期の大不況で就職先はまったくなかったため、18歳の時に志願して海軍へ。最下級の四等水兵から軍隊生活は始まった。「一般社会を娑婆(しゃば)と呼んで区別するくらい隔絶した別世界。その訓練のものすごさは言葉では言い尽せないほどだった」教育を終えて配属になったのは当時の連合艦隊旗艦「長門」。乗組員総数は千人を超え、司令長官も乗っている水兵あこがれの船だった。
昭和16年12月、太平洋戦争開戦。フィリピンやスマトラなど南方各地やアリューシャンなどの北方にも出撃し、敵艦との砲撃戦を経験した。「ある日敵の駆逐艦を砲撃で沈めた。一夜明けると海面に敵の将兵がたくさん浮いている。敵とはいえ戦いが終われば人間同士なんだから皆で船に引き上げて助けてやったよ。ところがその収容作業の最中に別の敵艦からの攻撃を受けたものだから救助は即中止。まだたくさん浮いている敵兵を見殺しにしてその場を離れなければならなかった。必死で助けを求める彼らの姿はかわいそうだったね…」
幾多の戦地勤務を経験しながら順調に昇進し、昭和20年には兵隊からの叩き上げとしては最高位に近い兵曹長(准士官)にまで上り詰めた。
終戦の報は岡崎航空基地で聞いた。「陛下の玉音放送を聞いたんだが、ラジオの音質が悪くてお言葉はまったく聞き取れなかった。放送が終わって泣き出す者がいたので、ああ日本が負けたんだなと分かったが、やっと終わったか、といった印象でこの時にはもう特別な感慨もなかったね」
◇ ◇
復員後、軍隊はなくなってしまったが、国家に奉仕する道として警察官を選んだ。もっぱら刑事畑を歩き、その後駒ケ根署、辰野署、大町署などの署長を歴任。戦時中の勲八等瑞宝章と合わせ、今年88歳になったのを機に2つめの勲章、瑞宝双光章を受章した。現在は「ここの人たちの温かみが好きで」駒ケ根に居を構える。「靖国神社には毎年参拝に行っていますよ。国のために命を落とした彼らの魂を慰めるのは、生き残った者として当たり前のことだからね」
(白鳥文男) -
第17回天竜ふるさとまつり
呼び物のカッパのいかだ下りで知られる第17回天竜ふるさとまつり(実行委員会主催)が駒ケ根市の天竜カッパ広場を主会場に天竜川流域で8月27日に開かれる。いかだ下り大会のほか、金魚すくい、魚のつかみどり、演芸大会、煙火大会などさまざまな催しを楽しみながら過ぎ行く夏を惜しむ。
問い合わせは実行委員会事務局=市役所東伊那支所(TEL83・4001)へ。 -
駒ケ根市の各小中学校1学期の終業式
駒ケ根市の各小中学校は25窶・7日にかけて1学期の終業式をそれぞれ行い、8月19窶・3日の始業式まで約4週間にわたる夏休みに入る。
中沢小学校(北原三千生校長)は25日、夏休みを前に1学期の終業式を行った。北原校長は全校児童に「病気をしない、交通事故に遭わない、しっかり勉強する窶狽フ3つを守って楽しい夏休みを過ごし、8月23日には全員が元気に登校してください」と呼び掛けた。
井川真輝君と竹村徳恵さん(共に2年生)は作文発表で「筆算の足し算・引き算ができるようになった」「やまびこ園の訪問でおじいちゃん、おばあちゃんが喜んでくれた」と1学期を振り返り、夏休みについて「カブトやクワガタを捕りたい」「九九を全部覚えたい。25メートル泳げるようになりたい」などと目標を挙げた。 -
第3回天竜川シンポ
「川は楽しいよ、おもしろいよ! 川の魅力を次世代に伝えよう」をテーマに国土交通省天竜川上流河川事務所(三上幸三所長)は23日、駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館で「第3回天竜川シンポ」を開いた。約200人が参加し、小学生の体験発表や学識経験者らによるパネルディスカッションなどを通して天竜川の魅力について考えた。
伊那小学校5年智組は「カヌーづくりを通して」赤穂小学校5年3組は「川の流れが変わったよ・回れ水車」飯田市の天竜川総合学習館「かわらんべ」の子ども研究員は「水辺の楽校は自然がいっぱい秘密がいっぱい」と題した発表をそれぞれ行った。パネルディスカッションでは信州大名誉教授の森本尚武さんをコーディネーターに、伊那小教諭の北澤夏樹さん、赤穂小教諭の浦野紀子、アルプスぼうけん組楽部の今牧嗣昌さん、三上所長が「天竜川の魅力を次世代に伝えよう」のテーマで意見を交わした。 -
水生生物観察教室
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は23日、親子自然教室「水生生物観察教室」を開いた。駒ケ根市や箕輪町などから親子約10人が参加し、川でトビゲラやカワゲラの幼虫などを捕まえたり、標本にしてガラス瓶ごしにじっくり観察するなど、川に住む水生生物に親しんだ。
参加者らはかっぱ館で説明を聞いた後、歩いて約5分の所にある天竜川の支流新宮川に出かけ、水中に住む昆虫を採集。流れの浅い所に入り、手近な石を引っくり返しては「いたいた」と歓声を上げた。指導したのは駒ケ根市学芸員の林赳さんと気賀沢和男さん。「これなあに?」という子どもたちの質問に「これはトビゲラ」「これはカワゲラ」とにこやかに答えていた。
採集した昆虫をかっぱ館に持ち返った参加者らは、本格的な標本づくりに挑戦。ガラス瓶に入ったエタノール漬けの昆虫標本の出来に、参加者は満足そうな表情だった。 -
県60歳OB野球
第9回県60歳OB野球大会が17日、駒ケ根市内2会場で開かれた。県内各地から15チームが出場。トーナメント戦で争い、熟練した味のあるプレーをみせた。<br> 還暦を過ぎた選手ばかりだが、みんな元気ハツラツ。年齢を感じさせない鋭い打球が、野手の間を抜けていった。<br> 駒ケ根市営グラウンドの会場では駒ケ根OBが2位に入るなど、上伊那のチームも健闘した。
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第30回県青少年補導活動推進大会
22日、第30回県青少年補導活動推進大会(県青少年補導センター連絡協議会、県青少年対策本部など主催)が駒ケ根市文化会館で開かれた。県下各地から補導委員ら約300人が参加し、補導事例の発表や講演、功労・功績者の表彰などを行ったほか「青少年をめぐる深刻な情況を打開するために家庭、学校、職場、地域社会、行政が一体となって自発的に行動し、連携を深めて効果的な取り組みを積極的に進めよう」とする大会宣言を採択した。
参加者らは活動事例発表では伊那市少年補導委員の宮原崇さんによる「スポーツ活動を通じて地域の健全なる育成を」など4委員が補導活動で得た体験談を聞き、講演では駒ケ根美術館副館長の松井君子さんによる「生きることの手助けと青少年犯罪の防止」を熱心に聞いていた。
月岡温大会委員長はあいさつで「高度情報化社会の急激な発展とともに青少年の犯罪も増え続けている。大人が変われば子どもも変わる窶狽ニいう姿勢で、親や地域社会の大人自身が衿を正す必要がある」と述べた。 -
赤穂南小学校水難救助講習会
夏休みの学校プール開放を前に駒ケ根市の赤穂南小学校PTAは22日、伊南行政組合消防本部北消防署の署員3人を講師に招いて水難救助講習会を同小体育館で開いた。プールの監視に当たるPTAの父母ら約30人が参加し、万一事故が起きた際の対応と救急救命法について学んだ。
参加者らは3グループに分かれ、消防署員の指導を受けながら訓練用の人形を使って気道確保、人工呼吸、心臓マッサージの練習に取り組んだ=写真。口から口に直接息を吹き込む人工呼吸では人形の肺に思うように空気が入らなかったり、心臓マッサージでは手で圧迫する位置がよく分からないなど、参加者らはそれぞれ苦労しながらも真剣な表情で練習を繰り返していた。 -
指定管理者選定審査委員会
駒ケ根市は22日、指定管理者選定審査委員会の第1回会議を市役所で開いた。委嘱された委員10人のうち8人が出席し、事務局から指定管理者制度についての説明を受けたほか、互選により委員長に清水博人さん、副委員長に小出勉さんを選出した。
中原正純市長はあいさつで「民間の能力を活用し、経費節減にもなる指定管理者制度の導入に向けて準備している。初年度でもあり混乱も予想されるが、できる限りスムーズにいくよう委員の皆さんの意見を反映させていきたい」と述べた。
これまで公の施設の管理は地方公共団体などに限られていたが、地方自治法の改正により06年9月から新たに企業や法人も管理・運営ができるようになることを受けて市は指定管理者制度を06年4月に導入する。市民代表らによる審査委員会は指定管理者の選定を行う選定委員会に対し意見を述べていく。
委員は次の皆さん(任期は07年3月31日まで)。
▽指名委員=松・ス堅太朗▽団体推薦委員=田中一正、佐々木祥二、清水博人、加藤道生、坂本喜代美、小出勉、松村美奈子▽公募委員=宮澤敏幸、名倉昭彦 -
第3回明治の華-赤絵九谷展
駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店は26日まで「第3回明治の華-赤絵九谷展」を2階ニシザワギャラリーで開いている=写真。赤を基調にした繊細で緻密な文様が息づく瓶、皿、香炉、水さし、カップなど約35点を展示即売中。価格は7万-252万円。
赤絵九谷は古久谷の伝統の技法を受け継いで江戸時代末期から明治にかけて作られ、欧米諸国にさかんに輸出された。
問い合わせは同店(TEL82・2111)へ。 -
街頭福祉募金
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は21日夕、駒ケ根市内の大型店やスーパーなど8カ所で街頭福祉募金を行った。看板を立てて店頭に立った会員らは「社会福祉のための募金にご協力をお願いいたします」と呼び掛けた。買い物に訪れた主婦や親子連れらは快く募金に応じ「暑いのにご苦労様」などと言いながら、財布から硬貨や紙幣を出して募金箱に入れていた。<br> 集まった浄財は全額市社会福祉協議会を通じてお年寄りや障害者らの福祉のために寄付される。
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赤穂高校生第52回全国高校ワープロ競技大会団体の部(31日、神奈川県)に出場
駒ケ根市の赤穂高校生徒3人がワープロの速さと正確さを競う第52回全国高校ワープロ競技大会団体の部(31日、神奈川県)に出場を決め、大会本番に向けて練習を重ねている。全国大会への出場は同校初の快挙。<br> 選手として出場するのは堺沢梨紗さん(17)遠山慧さん(17)小町谷あすかさん(16)の3人。いずれも同校商業実践部の部員。県大会(6月11日、長野市)で2位、北信越大会(7月9日、新潟県)で2位を獲得して見事に全国大会への切符を手にした。<br> 部長の堺沢さんは「(全国大会では)とにかくやるだけ。かなり緊張すると思うが、プレッシャーに負けず皆で力を出し切って精いっぱい頑張ってきたい」と話している。<br> 競技は10分間にどれだけ多数の文字を正確に打ち込めるかを競う。1文字1点として計算するが、誤字1字につきマイナス10点となり、1行見落とした場合は失格となる。顧問の森岡強教諭は「成績は出場する3選手すべての得点の合計で決まるため、全員が極力ミスを少なくすることが要求される。プレッシャーとの戦いに負けず悔いのないよう頑張ってほしい」と温かく見守っている。
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南小地区子ども健全育成の集い
駒ケ根市の赤穂南小学校で20日夜、学校、PTA、地域住民が一体となって児童の育成に取り組もうという「南小地区子ども健全育成の集い」が開かれた。約70人が参加し、子どもたちのために地域で何ができるかについて熱心に議論を交わした=写真。<br> 福岡区の高齢者クラブの澤森薫前会長は「小中学生らの登下校時間に合わせ、通学路などを中心にそろいの法被を着て安全パトロールをしている」と高齢者クラブの活動について発表。「子どもたちの安全を守るために自分たち高齢者が今できることをやろうと考えた」と話した。<br> PTA福岡支部長の依田保さんは「子どもたちによる馬見塚公園のごみ拾いボランティアを95年から継続して実施している。地域の役に立つことで豊かな心が育てば」と話した。そのほか「親子で積極的に地域の行事などに参加し、互いに顔見知りになることが子どもにとって重要ではないか」などの意見が出された。<br> 松原全志会長はあいさつで「子どもたちが安心して暮らし、勉強できる環境を作るために何ができるか地域の皆で考えよう」と呼び掛けた。
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第16回駒ケ根市交通安全・暴力追放市民大会
第16回駒ケ根市交通安全・暴力追放市民大会が20日、駒ケ根文化会館で開かれた。市議会、警察のほか市民ら約500人が参加して事故で命を落とした犠牲者に黙とうを捧げ、「交通事故、暴力のない、安全で快適な駒ケ根市をつくります」などとする大会宣言を採択した。<br> 大会長の中原正純市長は「現在、市内の交通事故発生件数・負傷者数共に昨年を下回り、4月には交通死亡事故ゼロ500日も達成した。暴力団関連の目立った犯罪はないが、市民一人ひとりが強い決意を持ち、安心・安全のまちづくりを目指して共に進もう」とあいさつした。<br> 大会では交通、防犯に功労のあった7人に対し表彰状が贈られたほか、伊南交通安全協会駒ケ根支会による寸劇や啓発映画の上映などが行われた。<br> 大会に先立ち、駒ケ根駅北公園から文化会館まで幼稚園・保育園児を含む約600人の市民らがパレードを行った。赤穂高校吹奏学部を先頭に市民らは「交通安全」「暴力追放」などと書かれたプラカードを手にして目抜き通りを行進し、安全なまちづくりをアピールしていた。<br> 表彰された功労者は次の皆さん。<br> ▽交通功労=下平佐久一、芳賀寛運、藤澤雪男、北澤徹、小林俊文▽防犯功労=北澤恵美子、鈴木とみ子
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駒ケ根市高齢者クラブ連合会健康づくり教室
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は20日、第1回健康づくり教室を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員ら約70人の高齢者が参加し、健康運動指導士で健康体力づくりアドバイザー牧内隆雄さんの講演「転ばぬ先の健康づくり」「心と体のリフレッシュの方法」を聞いたほか、転倒・骨折予防運動や腰痛・肩こり・ひざ痛予防改善運動などの指導を受けた。<br> 牧内さんは「健康づくりは足元から」として足指の変形防止対策を伝授。「靴は足指にゆとりを持たせながらはき、靴ひもをしっかりと結ぶこと。最近増えてきた5本指靴下も5本の指がそれぞれ踏ん張ることができるため大変有効」「足指を手でつまんで左右に動かしたり、土踏まずを手で押して刺激する運動も足の変形防止に効果が大きい」と足指の大切さを強調した。<br> 参加者らは靴を脱いではだしになり、足指を広げる運動をしながら「これは気持ちがいいなあ」などと感嘆の声を上げていた。
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駒ケ根市国民健康保険運営協議会
駒ケ根市国民健康保険運営協議会は19日、05年度の第1回会議を市役所南庁舎で開いた。委員ら約20人が出席し、市の国保の概況や04年度決算見込み、05年度予算などについて説明を受け、意見を交わした。<br> 協議会は年2窶・回開かれる。次回は2月上旬に開催され、06年度の保険税率改正について協議する予定。<br> 協議に先立ち、互選により会長に堀千代美さん、会長代行に那須裕さんを選出した。<br> 委員は次の皆さん(任期2年)。<br> ▽公益代表=堀千代美(市社協)那須裕(県看護大)塩澤裕子(市保健補導員連合会)▽保険医・薬剤師代表=中谷均(市医師会)池上正資(市歯科医師会)高仲成人(市薬剤師会)▽被保険者代表=河合龍夫(赤穂地区区長会)宮下金壽(中沢地区区長会)松崎勝彦(東伊那区長)▽被用者保険等代表=伊藤達夫(県社会保険事務局伊那事務所)梶野真澄(県農業協同組合健康保険組合松本事務所)
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県看護大説明会(オープンキャンパス)
入学を希望する受験生らに大学について理解を深めてもらおうと駒ケ根市の県看護大は18日、説明会(オープンキャンパス)を開いた。県内外から訪れた高校生や保護者ら約270人が講堂に集まり、大学や学生生活、就職状況などについての説明を聞いたほか、学生らの案内で学内の見学をした。<br> 深山智代学長は「この説明会が皆さんにとって役に立つものになることを願う」とあいさつした。<br> 説明会に訪れた伊那市内の高校3年生は「看護の道に進みたくてここへの入学を希望している。思っていた通りの立派な大学でますます入りたくなった」と話していた。<br> 06年度の募集は看護学部看護学科80人。一般選抜試験は大学入試センター試験を経て2月25・26日に前期試験、3月13日に後期試験が行われる。<br> 同大学は県立初の4年制大学として95年4月に開学。看護師、保健師、助産師などの資格を取得した卒業生が各地の病院など医療機関や保健福祉機関などで多数活躍している。<br>
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「ファミリーサポートぐりとぐら」代表駒ケ根市赤須東
仕事でどうしても帰れない時、子どもを連れては行けない用事ができた時、家族に急病人が出た時…。どこの家庭にも必ずあるそんな時に大切な子どもを安心して預けられたら-。
98年、子育ての参考になれば-と駒ケ根市働く婦人の家が開講した保育サービス講習会を受講した主婦らの雑談の中から「ファミリーサポートぐりとぐら」が誕生した。
◇ ◇
「子育てって本当に大変だよね」「誰かに手助けしてほしい時もあるし…」「みんなそうでしょう」「じゃあ私たちでも何かできることがあるんじゃない?」自分たちも毎日子育てに追いまくられている時だったからこそ生まれた助け合いの発想だった。
早速図書館などで託児サービスの実態について調べてみると、既に他府県では同じ考えで多くの団体が活動していることが分かり「助けを求めている家庭がたくさんあるのはどこでも変わらないはず」と確信が持てた。苦労して準備を進め翌年、講習会を受講した保育サポーターの主婦ら17人で「ファミリーサポートぐりとぐら」を発足させ、同時に代表となる。
だがスタートは順風満帆とはいかなかった。「当時は一般家庭でも行政でも子どもを預かるという活動に対する認知度が低く、警戒の目で見られたり、いかがわしい団体と思われたりしました。そういうグループはほかになかったから無理もないという気もしますけどね」市の福祉課にグループの発足と活動への協力を説明に行ったところ、にべもない扱いを受け、悔しさに暮れたこともあった。
何とか活動の趣旨を理解してもらおうと市内の各所にポスターを張り出したりチラシを配ったりしたが、託児の依頼はなかなか来なかった。思うように事が進まないことにいらだち「ずっとこのままだったらどうしよう…。やっぱり私たちでは無理なんだろうか」と気持ちが揺らぎかけたが「そんなことはない。私だって誰かに助けてほしい時はあるんだから」と気をとり直して皆で懸命に活動を続けた。
そうした努力が実り、しばらくすると少しずつ依頼が増え始めた。「どうしようかと困っていたところで本当に助かった」「子どもを丁寧に扱ってくれた」「自宅でも子どもをみてもらえるのがうれしい」託児を依頼した親からの好評の声が口コミで母親らの間に広がるにつれ、活動は徐々に軌道に乗り始める。
初年度の預かり数は延べ140人だったが、グループへの理解が浸透し始めたことから市や社会福祉協議会なども活動に協力してくれるようになり、翌年は730人、翌々年は1300人と依頼は伸び続けた。
◇ ◇
グループの名称「ぐりとぐら」は有名な絵本のタイトルだが「出版社と作者に名前の使用をお願いしたところ、グループの趣旨を理解して快諾してくれました」。絵本に登場する動物たちのように仲良く楽しく子育てを-との思いを胸に、さらに充実した援助活動を目指している。 -
第13回駒ケ根市小学生相撲大会
第13回駒ケ根市小学生相撲大会(実行委員会主催)は16日、駒ケ根高原切石公園で開かれた。個人戦と団体戦に男女約310人の豆力士が出場し、土俵上で闘志あふれる戦いを繰り広げた。<br> 中村祐次実行委員長は開会式で「相撲は力比べ、技比べ。対戦を通じて自分の力が分かる。勝っても負けても正々堂々と頑張れ」と呼び掛けた。<br> 土俵に上がった豆力士らは鋭い目つきで互いににらみ合い「はっけよい」のかけ声とともに頭からぶつかり合って押し合ったり投げを打ち合ったりするなど、力のこもった大人顔負けの熱戦を展開した。勝った力士は誇らしげに笑顔で勝ち名乗りを受けていたが、負けた力士の中にはくやしさで泣き出す選手の姿も見られた。<br> 土俵を取り囲んだ観客からは試合のたびに「頑張れ」「そこだ」「押し出せ」などの大きな応援の声が飛び交い、土俵際の攻防の場面では一段と大きな声援が会場の森を揺るがしていた。<br> 上位は次の皆さん。<br>◇男子個人▽1・2年(1)小椋滉大(赤穂)(2)大谷高広(同)(3)春日来輝(同)田中慎吾(南)▽3・4年(1)飯塚歩夢(赤穂)(2)井口龍輝(同)(3)渋谷勇輝(南)小林和樹(同)▽5・6年(1)眞木啓祐(東伊那)(2)小池達也(同)(3)宮澤一毅(赤穂)佐々木翔斗(東)<br>◇女子個人▽1・2年(1)横山芽似美(赤穂)(2)重盛伶奈(同)(3)幸村紗雪(同)三村奈々(東)▽3・4年(1)久保田なぎさ(東伊那)(2)北原詩織(中沢)(3)倉田かなで(東)気賀澤彬与(南)▽5・6年(1)清水保奈美(中沢)(2)山本さくら(南)(3)北原和香菜(中沢)村松美和(南)<br>◇低学年団体(1)赤穂A(2)赤穂南A<br>◇高学年団体(1)赤穂A(2)東伊那<br>
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ふるさと歴史探訪「地方自治の先達に学ぶ」福澤泰江元村長
駒ケ根市の赤穂公民館は16日、ふるさと歴史探訪「地方自治の先達に学ぶ」と題した講演会を同公民館で開いた。第1回のテーマに取り上げたのは地方自治のパイオニアといわれる旧赤穂村の福澤泰江元村長。約20人が集まり、郷土史研究家の小松谷雄さんの話に耳を傾けた。<br> 小松さんは「現在、民衆のことを考えているのか疑問を感じるような政治家が多い。にもかかわらず世の中が安定しているのは、過去地方自治の発展に尽くした人がいたからだ」として福澤泰江の功績を挙げ「農業と若者の教育の振興に力を尽くし、私財を投じてその発展のために生涯を捧げた」とその業績を称えた。<br> 聴衆はメモを取ったり、時折うなずいたりしながらじっと話を聞いていた。<br> 福澤泰江は1871(明治4)年、赤須村に生まれ、県議会議員を経て44歳で赤穂村長に就任。県町村会長、全国町村会長などの要職を歴任するなど地方自治の神様とも呼ばれた。1937年没。
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安達博文展
駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館で「現代の写楽か窶蝿タ達の眼窶蝿タ達博文展」が16日から開催されている。初日には作家の安達さんを囲み、美術館にゆかりのある作家ら約50人が出席してオープニングを祝うパーティーが同館で開かれた。<br> 安達さんは「駒ケ根高原美術館に展示した作家は皆世界的に活躍しているという。そのジンクスを破らないよう、プレッシャーを糧にたくさんの作品を生み出していきたい」とあいさつした。<br> 安達さんは52年富山県生まれ。東京芸術大大学院を経て現在国画会会員。卵の黄身を原料にしたテンペラ絵の具を主に使い、独特の曲がった線と明るい色彩で一度見たら忘れられないスタイルを確立している。イタリア、チェコでも個展を開くなど国内外で活躍中。<br> 8月31日まで開催(会期中無休)。午前9時窶伯゚後5時30分。問い合わせは動美術館(TEL83・5100)へ。
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第20回子ども禅の集い
座禅を通して「命と心」の意味を見つめようと16・17日、小中学生らが寺に寝泊りして禅に親しむ「第20回子ども禅の集い」が駒ケ根市の栖林寺で開かれた。曹洞宗県第2宗務所第6教区(上伊那一円)の主催。伊那市、駒ケ根市の小中学生19人が参加し、座禅のこころを学んだ。<br> 参加した小中学生は開会式で千田實雄教区長(宗福寺住職)の手で僧侶の絡子(らくす)代わりの「仏様の知恵袋」をかけてもらい「経を唱える時や座禅をする時は必ず首に掛けること」と教えられた後、座禅の方法について指導を受けた。「右足の上に左足を乗せて」「背筋は伸ばして」などと足の組み方から手の形、呼吸の仕方や目線の位置まで本格的に学んでから5分間の座禅に挑戦した=写真。「絶対に動かないように」と注意されてはいたものの、小学生らは我慢しきれずに体をもぞもぞさせたり周りをこっそり見回したりしていた。鈴木千代花さん(9つ)=伊那市日影=は「難しいけど何だか楽しかった」と話していた。<br> 参加者は17日にも朝のおつとめや写仏(仏の絵を書き写す)をするなど、2日間の共同生活で禅の教えについて学んだ。
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第15回チャリティー大会
駒ケ根市マレットゴルフ同好会(小山典男会長)は16日、第15回チャリティー大会をふるさとの丘マレットゴルフ場で開いた。開会に先立ち、小山会長が「社会のために役立てて」と会員らの寄付金5万円を駒ケ根社会福祉協議会に贈呈した=写真。<br> 上位は次の皆さん。<br> (1)中島貞美112(2)吉沢春次113(3)山本かね子115(4)小松敬司116(5)下平治男118(6)下平一恵119(7)尾崎久美夫119(8)荒沢渡120(9)木下守夫121(10)尾形正121<br> ▽ホールインワン=小松敬司、尾崎久美夫、小松あけみ、唐沢勝、岩本諭、北村積善、山本きく、林赴、小松佳人、金田唯雄、長野文子、林松男、竹村正、柴田広男、村上久幸、栗山松男、馬場祐司、脇武範