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箕輪町議会3月定例会閉会
箕輪町議会3月定例会は17日開き、08年度一般会計予算案など31議案と、人事案と意見書提出の追加2議案の計33議案を原案通り可決し閉会した。
人事案は、教育委員会委員の任命で、08年3月31日任期満了に伴う小林通昭さん(64)=南小河内=の再任に同意した。元箕輪中学校長、04年4月より町教育長を務め現在に至る。小林さんは「箕輪町の教育のためまい進したい」とあいさつした。
意見書提出は、農業委員会の必置規制の堅持に関する陳情書の採択に伴うもの。
請願・陳情の採決の結果は次の通り。
【陳情】
◆採択=▽農業委員会の必置規制の堅持に関する陳情書
◆閉会中の継続審査=▽「鳥獣被害防止特措法」関連予算を、鳥獣捕殺ではなく自然林復元と被害防除に使うこと等意見書提出に関する陳情▽森林環境税の創設と森林・林業・木材関連産業政策の充実を求める陳情▽保険業法から共済制度の適用除外を求める陳情書
◆不採択=▽老人医療費給付事業の継続を求める陳情書
【請願】
◆趣旨採択=▽六ヶ所再処理工場の本格稼動に反対し、その中止を求める意見書の議決を求める請願書 -
小・中学校卒業生に庄内地区から祝いの花束
箕輪町と「友好交流推進協定」を結んでいる静岡県浜松市の庄内地区から17日、箕輪中学校3年生と町内5小学校の6年生に、卒業を祝う春の香りがいっぱい詰まった花束が贈られた。
毎年恒例の花束贈呈。庄内地区の箕輪町交流協会役員ら9人が、同地区が日本一の生産量を誇るガーベラと、甘い香りのフリージアの花束を持って町役場を訪れた。花束は卒業生と教職員分も含めた710束。
中学校は18日に273人、小学校は19日に5校で240人が学びやを巣立つ。花束を受け取った箕輪中の市川和馬君は「丹精込めて育ててくださった花を直接お届けいただき本当にありがとうございます。町と深い交流を築いてきた庄内の皆さんのことを忘れずに生きていきたい」。小学生を代表し箕輪南小の長瀬恵さんは「小学校6年間で咲き始めた花を中学に行ったら、いただいた花に負けないくらい、さらに大きく咲かせたい」と礼を述べた。
協会は「庄内の人たちのお祝いの気持ちをお受け取り下さい。学校生活をよい思い出に心豊かな毎日を送って」と、椚幸雄会長のメッセージを披露した。
平沢豊満町長は、「花の一つひとつに庄内の皆さんの温かい思い、町への激励のお言葉、町との関係を含めた深い絆を感じる。花に込められた気持ちを大切に世の中に出て行くと思う」と感謝した。
庄内地区からは24日にも保育園卒園児のために花束が贈られる。 -
子育て学級公開講座
箕輪町教育委員会は13日、子育て学級公開講座を町文化センター学習室で開いた。親子で一緒に楽しみながらの講演会で、子どもをほめることで自己肯定感を育てる大切さを学んだ。
町内在住の関奈保子さんが「イキイキ生きてますか」と題して講演。関さんは、幼児教育に携わった後、専門学校の講師、再就職支援の講師として女性のキャリアの支援活動で活躍している。
「親が明るくポジティブな言葉を使い、子どもをほめることが大事」とし、「ほめることで自己肯定感が育つ。在りのままの自分を愛してくれる人が周りにいるという気持ちを子どもが持つことで、本来の自分らしく生きることができる」と話した。
「いけないことをしたらしかることも大事。子どもは自分のことを見ていてくれるんだなと思う」と話し、指示や命令の言葉では子どもは言い訳を考えてしまうため、「どうしたらいいと思う?」と未来に向けた質問の言葉にすることをアドバイスした。 -
沢保育園児が西光寺涅槃会に参加
箕輪町沢の西光寺で12日、釈迦の亡くなった日の法要、涅槃会(ねはんえ)があった。沢保育園の年少、年中園児90人も参加した。
同寺では毎年3月上旬に涅槃会を行っており、沢保育園の園児たちも毎年参加している。
読経や焼香などの法要のあとは、竹花祐栄住職が法話。園児たちは竹花住職が語る釈迦入滅の話や、涅槃図の説明を正座して静かに聞いていた。
竹花住職から「お釈迦様がなくなられた時はこのような姿勢だった。これは一番安らぐ寝方」という話を聞いた園児たちは、飾られた涅槃図を興味津々と眺めていた。 -
上伊那8市町村が08年度に消防団協力事業所表示制度導入
上伊那8市町村は08年度、消防団協力事業所表示制度を導入する。表示証の交付により消防団に積極的に協力している事業所の社会貢献を認めるとともに、事業所の協力で地域防災体制の一層の充実を図る。
同制度は、勤務時間中の消防団活動への便宜や従業員の入団促進など事業所としての協力を広く認めるもので、事業所の申請により市町村長が要綱に定める基準の適合などを審査し認定すると、協力事業所として表示証を交付する。
認定基準は▽従業員のうち2人以上が消防団員で、従業員の消防活動に積極的に配慮している▽災害時などに事業所の資機材等を消防団に提供するなど協力している▽消防団活動に協力することで地域の消防防災体制の充実強化に寄与している-。
協力事業所は、表示証を施設などに表示できる。表示有効期間は認定日から2年。優遇措置として県の消防団活動協力事業所応援減税、長野県建設工事等入札参加資格の優遇などが受けられる。
現在、消防団員の約7割は被雇用者。団の活性化のため被雇用者が入団しやすく、消防団員として活動しやすい環境整備、事業所の消防団活動への一層の理解と協力が必要となっているため、制度導入を決めた。
上伊那北部3町村は4月1日に施行。該当事業所は箕輪町約30事業所、辰野町22事業所、南箕輪村約20事業所。伊那市は新年度導入に向け準備中で、伊南4市町村も4月1日施行を目指し調整している。県内では、2月1日現在61市町村が導入している。 -
箕輪進修高校、校章決まる
4月1日から多部制・単位制高校としてスタートする箕輪町の箕輪進修高校(荒井和人校長)の新しい校章が決定した=写真。「箕輪」と「進修」のそれぞれ頭文字であるmとSをデザイン化し、町の花「イワヤマツツジ」のすみれ色と、天竜川の青色を配色。荒井校長は「希望と信念にあふれる若人への願いを込め、在校生みんなで決めた校章。これからは地域の期待に応えられるよう、頑張っていきたい」と語った。
同校では、同窓会、学校、地域が一丸となり、新しい高校づくりの準備を進めてきたが、校章も一新することとなり、検討を重ねてきた。
デザインの原案は在校生から公募。集まった約100点の中から、いくつかを選び出し、伊那市のデザイナーに校章の形にしてもらった。その後、出来上がったいくつかの案に対し、全校生徒で投票を行い、今回の校章に決定した。
新しい校章は4月1日、正門にある現在の校章と取り替えるほか、校旗などに用いる。また、箕輪工業高校の同窓会からは、在校生約200人と新1年生約160人に対し、この校章を用いたバッチが贈られる。
新高校の入学式は4月9日。 -
箕輪町観光協会「ふるさとの四季フォトコンテスト」審査会
推薦は唐沢康義さんの「紅の丘」箕輪町観光協会は13日、「ふるさとの四季フォトコンテスト」の審査会を町文化センターで開いた。推薦は、箕輪町の唐沢康義さんの作品「紅の丘」に決まった。
フォトコンテストのテーマは「町の観光・イベント・祭りなどに関する写真」に加え、今年は、みのわ手筒会後援による特別賞「手筒賞」を設け「手筒花火に関する写真」も募集した。
応募は、観光写真の部22人75点、手筒写真の部4人6点、合計24人81点。町観光協会役員、町内の写真店店主ら5人が審査し、推薦1点、特選3点、入選10点、手筒賞3点を選んだ。
今年は、イルミネーションフェスタみのわの写真が多く集まった。審査員によると「全体的にレベルが上がり、色がきれいになった」という。推薦の「紅の丘」は赤そばの里を撮影した作品で、「全体的に発色がよく、光と影のバランスがいい」と評価された。
入賞作品は17日から31日まで役場町民ホールに展示。25日に役場で表彰式をする。
結果は次の通り(敬称略)。
◆推薦=「紅の丘」唐沢康義(箕輪町)
◆特選=「秋のもみじ湖」酒井芳郎(箕輪町)、「みのわのイルミネーション」向山世男(伊那市)、「ヘブンリーブルー畑の記念写真」藤沢義昭(辰野町)
◆入選=「春の水辺」丹羽明仁(愛知県)、「砂浜のアオウミガメと卵-I」「秋の滝」桃沢浩明(高森町)、「渓流の彩り」中村軍(箕輪町)、「憩いの場所」土田正勝(下諏訪町)、「南アルプス遠望」「雪灯り」向山世男(伊那市)、「待ち合わせ場所」赤羽広治(箕輪町)、「福与城址 桜と水仙」井口光善(箕輪町)、「雪に埋まる日」新村清孝(辰野町)
◆手筒賞=「勇敢みのわ手筒花火」杉井道明(箕輪町)、「祭りの夕べ」藤沢義昭(辰野町)、「光のシャワー」山崎寿彦(箕輪町) -
絵本作家・長谷川義史さん「絵本ライブ」
箕輪町の松島コミュニティセンターで9日、絵本作家・長谷川義史さんの「絵本ライブ」があった。大広間がいっぱいになるほど多くの親子が訪れ、目の前で絵を描きながら物語を繰り広げるライブやウクレレで自作の歌の披露があり、大阪弁の軽妙な語り口と絶妙な間合いで会場は笑いの渦に包まれた。
長谷川さんは大阪在住。グラフィックデザイナーからイラストレーターになり、現在は絵本作家として活躍している。
ライブは、うなぎやのおじさんの話、めんどくさいの話の2話。墨と筆でさらさらと絵を描き、物語を展開。箕輪町の子どもも絵の中に登場し、親子は夢中になって見入った。
絵本の読み聞かせもし、デビュー作「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」では、ひいひいおじいちゃん、ひいひいひいおじいちゃんの「ひい」の連続を声を出さずに首を振りながら読む技も披露。「簡単ですよ。でも恥ずかしいですよ。恥ずかしさだけ捨てればだれでもできます」と笑いを誘った。「『ひい』の一つひとつは亡くなったご先祖様。ここに生まれてきたということは奇跡。ラッキーやで」と、絵本に込めた思いも語った。 -
箕輪町松島の西小路常会が地域の助け合いマップ作成
常会単位は町内初箕輪町松島の西小路常会が、防災マップ「地域の助け合いマップ」を作った。町内では常会単位で作成した第1号で、常会の全戸に配布し有効活用する。西小路常会を発信地にほかの地域へのマップ作りの広がりにも期待を寄せている。
西小路常会は32戸が加入。マップ作りは、町社会福祉協議会からの話もあり、昨年6月の常会で提案した。その後、社協職員から説明を受け、「古い常会なのでマップにしなくても皆知っている」という声もあったが、一人暮らしの人から「いざという時にマップがあるとありがたい」との話もあり、取り組むことにした。
8月末に各家庭1人以上が集会所に集まり、地域内の危険な場所や災害時に地域住民が安全に避難できるよう情報を出し合った。
町の地図を基本に組ごとに線で囲み、要支援者28人を赤色、茶飲み友達や親戚など常会外も含めた支援者を青色で記した。介護経験者で介護職員や看護士も書き、避難場所として中島光学と明音寺の駐車場、北町児童公園を示し、避難経路や危険個所も明記して完成させた。
町と町社協は06年度から「災害時住民支えあいマップ」作りに取り組み、07年度までに6地区で作成。町社協では、「松島、木下、沢などの大きな区では今後、西小路常会のように常会ベースのマップ作りを進めていくことになるのではと考えている」という。 -
箕輪町で愛あいの訪問
箕輪町の重度身体障がい者訪問事業「愛あい訪問」が12日、町内であり、平沢豊満町長が昨年2月から今年1月までの間に身体障害者1級の認定を受けた町内在住者の自宅を訪れ、励ましの言葉を贈った。
町長と町民とのふれあいを目的とする事業の一つで、今年は対象者30人のうち、15人の自宅を訪問することになった。そのうち、松島区坂井南に住む浦野順司さん(78)宅では、平沢町長が「お元気そうでなによりです」と声を掛けながら、浦野さんに鉢花をプレゼント=写真。
現在家族7人とともに暮らす浦野さん。昨年までは長寿クラブ連合会の会長を務めていたが、昨年3月に腎臓を患い、透析のため1日置きに病院通いすることとなった。しかし、現在も自身の会社に毎日顔を出し、訪れる人との交流を大切にしている。
浦野さんは「最初は、こんなに元気なのでと辞退しようと思ったが、町長の訪問は励みになる。毎日毎日を大事に生きる気構えが大切」と話していた。 -
箕輪町文化センター付属劇団「歩」アトリエ公演「象」15、16日
箕輪町文化センター付属劇団「歩」は15、16日、アトリエ公演で別役実作「象」を町文化センターホールで上演する。
1962年に発表された、被爆者を題材に社会性を強く帯びた作品を今日的視点で捉える。老人と若者の2人の被爆者の両端の生き様を描く中に、出会ってしまったためにささいなことで起きる殺人事件が交差する「ありうる危うい関係性」。“関係”を永遠のテーマとする劇団「歩」が、改めて「関わりあうこと」の意味を探る。
今回の公演は、伊那谷で活動する劇団伊那舞台、劇団風の庵から、劇団黄色い三輪車からも参加。連日、文化センターで舞台けい古が続いている。
演出の飯島岱さんは、「昔、不条理と言われたことが、今は当たり前の感覚になっていることに対して、『ちょっと待てよ』という気持ちで今回の作品を選んだ。個が消されては共同体はありえない。個は外に出せ-と希望を持たせた芝居にしたい」と話している。
公演は15日午後7時縲怐A16日午後3時縲怐B開場はいずれも開演30分前。入場料大人千円、高校生以下500円。問い合わせは町文化センター(TEL70・6601)へ。 -
箕輪町議会一般質問から
◆グリーンツーリズムの取り組みについて複数の議員が質問した。
平沢豊満町長は、「健康グリーンツーリズムで健康を切り口にする。豊かな自然を満喫してもらい、健康、食、農業、環境教育を取り入れる。将来的には体験施設、加工施設も視野に入れているが、ステップ・バイ・ステップで実現可能なことから。08年度は東山ろくのセラピーロードに取り組む」と答えた。
◆箕輪町福与で今年1月に松くい虫被害の発生を確認したことから、被害防止の取り組みを松崎久司議員が質問した。
町長は、標高800メートル以下の枯れた松を調査した結果を説明。「95本の枯れた松のうち疑われる3本の検体調査をしたが3本とも白。今のところは福与だけで広がっていない。被害対策実施計画を立てて県と調整しながら取り組みたい」と述べた。
文化財指定などの樹木については、井内吉彦教育委員長が答弁。「対象は39本で、被害は認められない。急を要する場合は薬剤注入もやらなければいけないだろうと考えている」と述べた。
◆食育推進計画について大槻久人議員が尋ねた。
町長は、「食育は保育園や学校だけでは不十分。家庭、地域も含めて取り組まないといけない。昨年から食育推進委員会を立ち上げ、今年12月ころまでに食育推進計画を策定する。食育シンポジウムを開催し、パンフレットも作り各家庭に配る」と答えた。 -
リコーダーコンサート
東小3年生が2年生を招待箕輪町立箕輪東小学校の3年生31人が7日、リコーダーコンサートを音楽室で開いた。新年度からリコーダーを学ぶ2年生33人を招き、美しい音色を響かせて13曲を披露した。
3年生は、2年生の終わりからリコーダーを始め、昨年の11月からは進級カードを使って級別に曲を学んできた。せっかく吹けるようになった曲を披露しよう-とコンサートを計画し、各自が好きな曲3曲くらいを選び、曲ごとに演奏グループも作って一生懸命に練習した。
児童の司会でコンサートは進み、「いつもなんどでも」「ミッキーマウスマーチ」「小さな世界」「大きな古時計」などを次々に演奏。中にはレベルの高い曲もあったが、児童は心を込めて演奏し、難しい高音や低音もきれいな音で吹いた。
2年生は静かに演奏を聴き、「きれいだった」「楽しかった」と大きな拍手をしていた。 -
たこ作り体験会
箕輪町郷土博物館は9日、「たこ作り体験会」を開いた。5組16人の親子が和紙と竹ひごでたこ作りに挑戦した。
博物館事業の「どきどき体験会」。今回はたこ作りを通じて竹を使った物作りに親しもうと開き、博物館協議会委員で趣味で竹細工をしている丸山平治さんが指導した。
材料の竹は、丸山さんがよく乾燥させたものを用意したが、すす竹を4つ割りにしてしごく行程も知ってほしいと、参加者に実演して見せた。
親子は、障子紙にトラや宝船など好きな絵や文字を書き、竹ひごをはり、糸を縛り、足をつけて作り上げると、早速外に出てたこ揚げを楽しんだ。
町内の本田豊晴さん、さおりさん家族は子ども2人と参加。卒業の記念に-という中部小6年の里佳さんは、愛らしいネズミの絵を描き「絵がよく描けた」と話し、竹の工作が好きな中部小4年の義法君は「いつもは竹を切ったり、弓矢を作る。たこはよく出来たと思う」とうれしそうに話していた。 -
箕輪町公民館運営審議会
箕輪町公民館運営審議会(唐沢弘光会長)は7日、町文化センターで開き、生涯学習事業の07年度の報告と08年度の計画方針の説明を受け協議した。
07年度事業は、町民文化祭、成人大学、公民館学級、公民館講座、町民ゴルフ大会、還暦祝、男女共同参画推進事業など。
08年度事業計画は、テーマが「公民館は“地育力向上”の実践道場」。新たに団塊の世代に対応する支援事業として「おやじ学級(男塾)」を開催。参加者の希望を聞きながら活動する方針で、公民館活動への参加を促進し、地域社会づくりを推進する。
重点的な取り組みは、分館活動の支援、町民文化祭、わらべうた・リトミック教室・子育て学級などの乳育児・家庭教育支援、ふきはら大学などの郷土・健康・環境学習支援、そば打ちなど学習交流推進などを計画している。
柴登巳夫町公民館長は、「公民館活動は厳しいが、本館活動が活発になるよう努めたい」とあいさつした。
委員からは、新事業おやじ学級(男塾)について「ハードルを低くしだれもが参加できるようにしてほしい」などの要望があった。 -
「箕輪町役場入口」交差点 スクランブル化
箕輪町松島の国道153号と町道6号が交わる「箕輪町役場入口」交差点は、歩行者が対角線上に斜め横断できるようスクランブル方式になった。11日午後から供用を開始。町内で初めてのスクランブル交差点ができた。
近くにある小中学校の通学路となっている同交差点は、朝夕の交通量が増加し、06年2月、事故防止のため歩車分離方式になった。今回は地元から「斜め横断が出来ないのは不合理」との要望があり、スクランブル方式に改良した。
箕輪町警部交番所の倉田千明所長は「これで児童の通学の安全性が少しでも上がり、保護者が安心できればうれしい。しかし、交差点は事故が多い場所なので、余裕をもって横断するよう心がけてほしい」と話している。
スクランブル方式となった交差点をさっそく使用する児童たち -
長岡保育園児おはぎ作り
箕輪町の長岡保育園(井沢万寿美園長)の年少、年中園児たちが7日、卒園する年長園児たちに感謝の思いを込めておはぎを作った。
保育士たちがにぎったおはぎに年少園児たちはごまを、年中園児たちはきな粉を、それぞれつけていった。
保育士が「きなこは何でできてるの」と聞くと、園児たちからは「抹茶」「小麦粉」などの声。
握ったばかりのほかほかのおはぎを、きな粉やごまの上で転がしたり、手の平で塗ったり。
完成したおはぎは、年長園児たちに今までの感謝の気持ち込めて開いた昼の「ありがとう集会」で、みんなで一緒に食べた。 -
箕輪町交通少年団入退団式
箕輪町交通少年団の入退団式が8日、松島コミュニティセンターであった。退団者43人を送り、新たに入団者65人を迎え、交通安全教室で交通ルールを守る大切さなどを確認した。
町内5小学校の5、6年生有志で組織。新年度は新6年生26人、新5年生39人の新入団員と在団27人の計92人という大所帯。交通ルールを学び、交通指導所などに参加して交通安全を呼び掛ける。
団長の中村喜男町交通安全協会長は、「6年生は中学生になるが、交通事故に絶対遭わないように今まで学んだ交通ルールを守ってがんばってほしい。4、5年生は、団員としてルールをしっかり守り、安協役員と団員が心を一つにして活動しましょう」と訓示した。
退団する各小学校の代表は、「私たちの活動で少しでも多くの人に交通安全に気を付けてほしいと思った」「死亡事故0が続くことを願っている。そのためにぼくたちも交通安全に気を付けていきたい」などと感想を発表した。
交通安全教室では、伊那警察署の中山交通課長が、交通事故防止のため交差点ではしっかり止まって左右の確認をする、車に乗ったときはシートベルトを着用することなどを話した。 -
箕輪町
みのわ少年少女合唱団01年度、学校週5日制の受け皿として健全育成を目的に発足した箕輪町子どもセンターの「みのわ少年少女合唱団」。7年の活動を経て、まもなく8期生を迎える。
「学校の枠を超え歌を通して心の輪、友達の輪を広げよう」と、元教諭の荻原かほりさんと、ピアノ講師の小林祐子さんが指導している。小学3年生から中学生までを対象としてきた合唱団だが、07年度は小学1年生から受け入れをした。仲の良い18人の団員が月2回、町文化センターで練習している。
年間に歌う曲は6曲ほど。本年度は「気球にのってどこまでも」「世界がひとつになるまで」「すてきな友達」などの合唱曲に挑戦した。
ステージ発表もこなし、町の文化祭のほか町芸術文化協会の催しや警察音楽隊のコンサートなどにも依頼を受けて出演。緑色のユニフォームに身を包み、伸び伸びとした明るい歌声を披露した。
06年度からは町内の施設訪問もし、本年度も三日町にある特別養護老人ホームみのわ園を訪れ、歌で敬老のお祝いをし、おじいさんやおばあさんと交流した。
指導者の荻原さんは、「皆で心を一つにし、互いの声が響き合っていい声作りができる。皆の声が一つになってハーモニーになる」と言い、常に「お友達の声が聞こえるかな?」「溶け合っているかな?」と団員に問いかける。
中学2年生は、「施設の人やお客さんに聴いてもらえることがうれしい」。小学3年生から続けている中学1年生は、「皆で心を一つにして歌えるところがいい」という。小学1年生も、「楽しい。みんな優しくしてくれる」と通ってくる。
来年度は、「発表のときにもう少しうまく歌えるようになればいいなと思う」「今年よりもいっぱい歌えるようになりたい」と笑顔を見せた。
中学進学や、運動など別の活動のため退団していく団員もいる。メンバーの入れ替わりがあり、毎年度が新たな発足のようで、持続させる大変さもある。それでも、「何人でも来てくれることがうれしい」と指導者。「家の人の協力がないとできないが、皆楽しく来てくれる。違う地域の学校から集まる、学年も違うお友達なので、心を広く持ったかかわりができる。歌を通して仲間作りや助け合う心が育ってほしい」と願っている。(村上裕子) -
ものづくり教育プログラム報告会
箕輪町教育委員会はこのほど、07年度に町内全小・中学校に導入した「ものづくり教育プログラム」の報告会を町文化センターで開いた。従来のものづくり学習に「ユーザー視点のものづくり」学習を取り入れたプログラムで、各校の教諭が技術や図工、家庭科などの授業での取り組みを報告した。
「一味ちがう箕輪の子ども育成」事業の一環で、「ユーザー視点のものづくり」学習を取り入れることで、ものづくりの面白さを学ぶと同時に他者への思いやりの心をはぐくむねらい。経済産業省の「キャリア教育プロジェクト」で05年度から諏訪市教育委員会と取り組んでいるエプソンインテリジェンス(本社・諏訪市)の提案で導入した。
箕輪中学校は技術科のテーブル作りで製作前にユーザーの意識調査として家族の意見を聞くなどの学習をした。各小学校では、家族の喜ぶ顔を目指し家族に好みなどをインタビューしてマグネットや鉛筆、感謝祭の招待状を作ったり、別の学年へのプレゼント作り、交流する保育園児のために劇をつくり上げるなどの取り組みをした。
教諭からは「相手意識を持つことは、相手ばかりでなく自分も大切にすることになる」などの感想があった。
エプソンインテリジェンスの河野満営業企画部長は「だれに、要望は、どんな工夫を、どうだったか-というステップが大事。ワークシートに記入しながらやってもらうと内容が充実する」と話した。来年度に向け、子どもたちの意欲につながるとして年度末に校内作品展の開催、販売体験の実施や、町内で工業展などがあった場合に子どもの作品展示も提案した。 -
箕輪町でパソコン講習会始まる
箕輪町主催のパソコン講習会が6日夜、町情報通信センターで始まった。全5講座が定員いっぱいでキャンセル待ちが出るほどの人気で、第1回のパソコン入門講座は初心者15人が基礎から楽しく学んだ。
毎年この時期に開く講習会。10日までの3日間にパソコン入門、Word、Excelの各入門講座がある。
初回のパソコン入門講座は電源の入れ方や切り方にはじまり、プログラムの起動・終了、ウインドウの表示、文字入力、インターネットの基礎知識などを約2時間で学ぶ。
エプソン情報科学専門学校(諏訪市)の駒村明子さんを講師に、テキストやスクリーンに映し出されたパソコンの画面などを見ながら基本操作を覚えた。
木下の男性(68)は、「パソコンを使いこなせるようにしたい。出来るようになったらノートパソコンとプリンターを買って、字を打ったり、写真を焼いたり、インターネットもやりたい」と話していた。 -
親育ち元気アップ講座ミニコンサート
箕輪町子どもセンターは4日、0歳から3歳の親子を対象に親育ち元気アップ講座ミニコンサートを町文化センターで開いた。2公演の第1回は約30組が訪れ、童謡からクラシックまでのピアノ演奏を楽しんだ。
ミニコンサートは本年度2回目。ちょっとリフレッシュして心豊かに、すてきな笑顔で子どもと向き合ってほしい-との願いで開いている。
今回はピアノ講師の小林祐子さん=松島=によるピアノ演奏で、ドビュッシー「ゴリウォーグのケークウォーク」、「うれしいひな祭り」「アンパンマンのマーチ」などを演奏。「おもちゃのチャチャチャ」では親子がリズムに乗って手拍子しながらピアノに合わせて一緒に歌った。
コンサートは2回開き、各回終了後にお茶を飲みながらの情報交換もした。 -
【記者室】「今日だけは無事故で」
箕輪町交通安全協会の総会で表彰された受賞者の代表が、免許を取得した当時に聞いた「今日だけは無事故で」という言葉の重みをだんだんに感じ、受賞を機に若い人たちに機会があれば話をしたい-と謝辞を述べた▼07年の町の交通事故発生件数は104件で前年より22件減少。死亡事故はゼロで、傷者も26人減少した。長野県全体でも07年は前年より事故件数が643件減り、死者は7人減、傷者は965人の減だった▼交通事故が減ったことは、とてもうれしい。でも、まだまだ事故はある。安全運転を意識してはいるものの無事故を自分に言い聞かせてハンドルを握っていることは少ない。今日から始めよう。「行ってきます」の後に「今日だけは無事故で」を。(村上裕子)
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上伊那北部消防連絡協議会総会
上伊那北部消防連絡協議会(会長・宮島忠夫南箕輪村消防団長)の07年度総会はこのほど、南箕輪村役場で開き、07年度事業報告や08年度役員選任、事業計画案などを了承した。
同協議会は辰野町、箕輪町、南箕輪村の3消防団で組織する。
07年度は、大芝公園での水防訓練、幹部訓練、ラッパ訓練、県ポンプ操法大会激励会、正副分団長研修などの事業をした。
08年度の会長は、箕輪町消防団の平沢久一団長。事業計画は5月の水防訓練と幹部訓練、ラッパ訓練、正副分団長研修など。08年度会長の平沢団長は、「3団が仲良く手を取り合って活動していきたい」とあいさつした。 -
箕輪町議会3月定例会開会
箕輪町議会3月定例会は4日開き、町が07年度一般会計など補正予算案6件、08年度一般会計など予算案8件、条例案16件など34議案を提出した。公共下水道管きょ埋設工事の変更請負契約、長野県後期高齢者医療広域連合規約の変更、人事案2件の計4件を即決した。
人事案件は、固定資産評価審査委員会の委員選任で三日町の浅野忠彦さん(68)、人権擁護委員の推薦で三日町の春日孝江さん(58)。
07年度一般会計補正予算案は、歳入歳出総額から各9229万7千円を減額し、総額をそれぞれ87億8995万円とする。歳出の主なものは役場南町道6号線歩道アーケード手すり設置工事135万円、長田保育園の改修工事など262万2千円、箕輪中部小学校の手洗い・給湯設備設置工事315万円など。
08年度一般会計予算案は、歳入歳出総額がそれぞれ83億4900万円。07年度当初予算に比べ2100万円、0・3%増額となる。
08年度の施政と予算編成方針について平沢豊満町長は、「08年度の施策展開の理念は、人口3万人程度の規模の強みを生かしたまちづくりを推進すること」とし、町の将来像である『人・地域が輝き創造と活力あふれるまち箕輪』の実現に向け、「選択と集中により、幼児から中学生まで一貫した一味ちがう箕輪の子ども育成事業など7つを重点施策として、箕輪町に住んでいて良かった、ぜひ住んでみたい21世紀型のまちづくりを町民の皆様と一体となって積極・果敢に推進していく」と述べた。
予算編成については、「行財政改革を引き続き強力かつ着実に実行し、町民参画・協働の推進を図り、町に住む皆さんの目線に立った行政経営を進めることが重要。限られた財源を効率的かつ戦略的に活用すべく、第4次振興計画の着実な実行など5つの基本方針と最小コストで最高品質の町民サービス提供など11の基本姿勢と進め方、7つの重点施策によりメリハリをつけた」と説明した。
陳情は次の通り。
▽「鳥獣被害防止特措法」関連予算を、鳥獣捕殺ではなく自然林復元と被害防除に使うこと等意見書提出に関する陳情▽森林環境税の創設と森林・林業・木材関連産業政策の充実を求める陳情▽老人医療費給付事業の継続を求める陳情書▽保険業法から共済制度の適用除外を求める陳情書▽農業委員会の必置規制の堅持に関する陳情書 -
箕輪町議会が全国町村議会特別表彰受ける
箕輪町議会が、07年度全国町村議会表彰で特別表彰を受けた。各都道府県町村議長会推薦による40市町村のうち特別表彰は4町村。4日に開会した町議会3月定例会に先立ち、上島貞一議長が披露した。
全国町村議会表彰は本年度、表彰制度を改正し、議会の改革・活性化に努め業績のある議会を各都道府県から推薦し審査委員会で審査し表彰することにした。
全国から40議会の候補推薦があり全部の表彰決定の後、(1)住民にみえる議会(2)議会本来の役割を積極的に果たしている議会-の2点を審査方針の重点に特に優れた実績を持つ4議会を特別表彰として表彰した。箕輪町議会のほか北海道栗山町、山形県庄内町、鹿児島県さつま町。
箕輪町議会は、委員会全面公開、対面式、一問一答方式など他町村との共通の工夫のほか、懇談会年5回(団体)開催、模擬議会開催、議長を除く全員が毎回質問、月1回定例協議会で意見交換・討論・勉強会開催、議会活動特別委員会で議会改革を検討するなどユニークな取り組みが評価された。
上島議長は、「議会活動の活性化に積極的に努められ退任された先輩議員の皆様、その意を受け継ぎ特別委員会を設けてさらなる改革・活性化に努めた現職議員の皆さんの努力、町当局や町民の皆さんなど多くの皆様のご支援、ご協力のたまもの」と感謝。「栄誉を汚すことなく、これを契機に町民の皆さんの期待、負託にこたえるべく、さらなる議会の改革・活性化のため議員の皆さんの努力をお願いしたい」と述べた。 -
箕輪町赤十字奉仕団 08年度幹部任命式
箕輪町赤十字奉仕団の08年度幹部任命式は2日、同町役場で行われた。日赤箕輪町分区分区長である平沢豊満町長から、委員長や15分団正副分団長の計39人が委嘱を受け、奉仕団員の責務や活動などを学んだ。
平沢町長は幹部一人ひとりに委嘱書を手渡し、「真心のこもった皆さんの活動に町民2万6千人が期待している。明るく楽しい、安心安全な町になるよう力添えをお願いする」と訓示した。
三役紹介で渕井広子委員長は「一人ひとりの力は小さいが、力を合わせれば住民の力になると思う。ボランティア、博愛の精神で活動に努め、地域が平穏無事に過ごせることを祈っている」とあいさつした。
奉仕団員の責務については、元箕輪消防署長で日本赤十字社県支部指導員の福島朝雄さんの話があった。
本部役員は次の皆さん。
▽委員長=渕井広子(三日町)▽副委員長=鬼窪松枝(北小河内)伊藤寛子(沢)▽委員=小林慶子(下古田)市川美知代(松島)御子柴芳美(木下)▽監事=中村豊子(福与)伊藤敦子(長岡)
平沢町長から一人ひとり委嘱書を受け取る役員ら -
箕輪西小学校で環境授業
箕輪町の箕輪西小学校5年生(24人)が29日、シャープとNPO法人「気象キャスターネットワーク」が連携し06年度から全国の小学校4年生以上を対象に行っている「環境授業」を受けた。同授業を受講するのは県内で3校目。児童たちはシャープの林浩三さん、関善光さんと気象予報士の高野雅子さんから「地球温暖化と新エネルギー(太陽光発電)」についての話を聞いた。
箕輪西小学校では使用済みインクカートリッジの回収など環境教育に取り組んでおり、今回その一環として同授業を受講することになった。
まずは高野さんが地球温暖化について講義。地球の気温の上昇を人間の体温に例えるなど、分かりやすく説明した。
「このままだと今世紀末の世界の気温は最大で6・4度上がる」と高野さんが話すと、児童たちは驚きの声をあげた。また透明な二つのケースを使って片方のケースに二酸化炭素を入れて、赤外線ライトを当て温度上昇の差を調べる実験もした。
関さんは太陽光発電について講義。太陽光発電のシステムやその長所などを話した。手動発電機を使って電球をともす実験では、「クラスで一番力持ちの人」と林さんが呼びかけると、次々と男子児童が名乗りでて手動発電機を回したが、豆電球と違って一向に光らない。4つの手動発電機をつなげてようやくわずかに光らせることができた。
児童たちは「これからは電気を無駄使いしないように気をつけたい」と授業の感想を話していた。
シャープと気象キャスターネットワークは08年度も同授業を継続。実施校については検討中とのこと。 -
箕輪町交通安全協会総会
新会長に中村喜男さん箕輪町交通安全協会(小林交石会長)は28日夜、07年度総会を松島コミュニティセンターで開いた。07年度事業計画や決算の報告、08年度事業計画と予算案を承認した。役員改選では新会長に、現副会長の中村喜男さんが就任した。
07年度は、高齢者や小学校、保育園、いきいき塾での交通安全教室、街頭活動、交通少年団、女性部による保育園安全教室へのマスコット制作、交通安全施設や資材の整備、広報啓発活動などに取り組んだ。
08年度事業計画は、交通安全教育、交通少年団、女性部活動、各季別交通安全運動期間中の街頭指導をはじめとする街頭活動、広報活動など。
07年度の緑十字銅賞、県警察本部長・県交通安全協会連合会長連名表彰などの受賞者は47人。
役員は次の皆さん。任期は08年3月1日縲・0年2月末。
▽会長=新・中村喜男▽副会長=唐沢利夫、新・杉崎正巳▽女性部長=新・唐沢栄子▽副女性部長=新・唐沢きよ子▽監事=浦野忠男、北原宣明 -
古いものを大切に
箕輪町下古田
丸山平治さん自宅車庫の一角にある、古材を利用して自分で作った日当たりのいい作業場。農閑期の冬場は、父親が作った「ねこ」を敷いた上で、びくを作っている。
「古いものをできるだけ残したい。少なくとも親父がしていたことはやりたい」
定年退職後、竹細工を始めた。「親父がしていたのを見ていたけど、急所がわからない」。父親が亡くなっているため、同じ地区内の人に習い、11月に山ですす竹を取り、12月からびくを作り始めた。縁と網代を組むところは1年生の子竹という柔らかい竹を使うことも教わった。
底の網代は3本ずつひろって編んでいく。始めのうちは1、2、3と数えても2本しかひろっていなくて、一回り編み終わって「あれっ」となり、またほどしたこともあったという。「網代の組み立てが一番難しい。教わってもあきらめてしまった人が何人もいると聞いた。ある程度センスもいるけど、一度覚えてしまえばできる」。今は1、2、3と数えなくとも先まで目が読めるようになった。
一つのびくを作るのに最初は3日かかったが、今は1日で仕上げる。農作業では苗の植え直しのときなどに重宝で自分でも使っているが、父親がしていたように、親戚や一緒に仕事をした人にも配った。「持って行ったら親父のがまだあるよと言われた家もあった」。そう言ってうれしそうに笑った。
小正月の伝統行事「ほんだれ様」も、三十数年ぶりに復活させた。1月8日の「初山」に薪を取りに山に行き、今年も薪が取れるようにとの願いと、作物の五穀豊穣を願う行事。町内の農家も昔は飾っていたが、現在はほとんどやっていない。父親が飾っていた当時の写真を参考に飾り、毎年続けている。町郷土博物館の協議委員をしているため、07年には「ほんだれ様」の飾り方を子どもたちに教え、今年も博物館の入口に飾った。
昔の遊びをしようという企画でウツギの笛、紙鉄砲、水鉄砲を子どもたちに教えたこともある。振り万灯やしめ縄作りも指導。近年は下駄スケート体験の講師もし、近々開く「たこ作り体験会」でも作り方を教える。
食べるものから使うものまで、できる範囲で自給自足。「自分の口に入るくらいは作ろうと思って。家中そういうことが好きでね」。ソバを栽培し自分でひいてそばを打つ。作った大豆で奥さんがみそを作り、お嫁さんは納豆を作る。うるち米などをひくとケーキも作ってくれる。
「何をやるにもずくがいる。好きだけではできない。でも、古いものはなんとか残そうと思っている。親父にいろいろ聞いとけばよかったけど、手をとって教わらなかったから、思い出してできることは教えたいと思う」
古き良きもの大切にし、子どもたちにも気持ちだけは継いでほしいと願っている。(村上裕子)