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06年度一般会計決算など可決 伊那消防組合議会
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の4市町村でつくる伊那消防組合議会の12月定例会は21日、伊那市役所で開き、06年度一般会計歳入歳出決算認定など2案件を原案通り可決、承認した。
前年度の歳入総額は11億7916万円(前年比9・10パーセント減)、歳出総額は11億7745万円(同8・57パーセント減)。概要として、職員2人の救急救命士の資格取得、箕輪消防署の災害対応特殊ポンプ自動車の更新などをあげた。
07年度一般会計第3回補正予算は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ124万4千円を減額し、歳入歳出予算の総額を12億3531万円。補正の主な内容は職員異動及び人事院勧告などに伴う人件費の補正や伊那、高遠消防署の需用費(燃料費)の決算を見込む中での増額などとした。 -
みのわ温泉ながた荘企画「日本酒と和食を楽しむ会」
箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘は18日夜、「日本酒と和食を楽しむ会」を開いた。40人が参加し、ながた荘の料理長が腕をふるった和食と、全国新酒鑑評会金賞受賞酒などを味わった。
恒例の企画第5弾。料理は、エビイモの魚介のせユズみそ焼き、キンキ煮付け、アワビ吉野揚げ肝しょう油ソースなど。日本酒は伊那市の漆戸醸造の協力で今年の新酒を中心に普段は飲めない「しぼりたて生原酒」、全国新酒鑑評会金賞受賞酒「大吟醸」など5種類が料理と共に出された。参加者は、酒の説明を聞きながら一口、また一口と味わい、美しく盛り付けられた料理にはしが進んでいた。 -
箕輪町と上伊那猟友会箕輪支部が行方不明者捜索などの協定締結
箕輪町と上伊那猟友会箕輪支部(64人、小林弘人支部長)は19日、「災害時における行方不明者の捜索及び情報の収集伝達に関する協定」を締結した。
協定は、町内や周辺地域での行方不明者の捜索や情報の収集伝達の活動に、ボランティア精神に基づき協力するもの。上伊那猟友会の各支部で市町村との協定締結に取り組んでいる。
役場での調印式で小林支部長は、「協定にご理解いただき締結できた。会員は山野に精通し、約半数がアマチュア無線局を開局しているため、お役に立てるのではと思う」とあいさつ。平沢豊満町長は、「猟友会の皆さんでなければ出来ない協定を結んでいただき、なお一層、安全安心のまちづくりが強化されたと思う」と話した。
災害時の捜索や情報の収集伝達は町が協力要請するが、箕輪支部では要請がなくても取り組む考えという。 -
わら細工体験会
箕輪町郷土博物館は16日、「わら細工体験会」を開いた。小学生から大人まで12人が、正月に飾る縁起物の「亀」を熱心に作った。
本年度の「町内まるごと博物館事業」の一環で、博物館を身近に感じてもらうための学習会「どきどき体験学習会」の一つ。わら細工を通じて郷土の身近な伝統技術に親しむ。
講師は南小河内の大槻博一さん(74)。「亀」は、甲羅部分がわらじ作りの応用で作ることができる。大槻さんが半分まで作って用意してあり、参加者は、わらの編み方を教わりながら残りを編んで体長約9センチの亀を作り上げた。
一つ完成すると、作り始めの部分からもう一度皆で体験。2度目になると少しずつ慣れて手つきも良くなり、「休憩も忘れてしまうね」などと話しながら夢中になって作っていた。
中曽根の女性は、「正月が来るので飾りたいと思って参加した。わら細工は初めてで難しい。形はどうであれ、出来上がってうれしい」と話していた。 -
箕輪町
みのわ太鼓ジュニアチーム03年5月、箕輪町子どもセンター内に、みのわ太鼓保存会の全面的な協力を得て発足した。学校週5日制の受け皿として子どもセンターが呼びかけ、町内の小学4年生から6年生まで24人でスタートし、町文化センターで毎月2回の練習を重ねてきた。
みのわ太鼓保存会の藤林正則さんを中心に2、3人から指導を受ける。全く経験のない子どもたちで始まったチームは、真新しいばちを手に、ばちの握り方から手首を使って太鼓を打つ、構えの姿勢、構えの姿勢から打つ基本打ちなど基礎から一つずつ学んだ。
発足した年の秋、町の行事で初舞台を踏み、それから1曲、また1曲とレパートリーを増やしてきた。箕輪中学校の文化祭で演奏するため、06年は「隼の舞」、07年は「疾風神楽」というオリジナル曲を作り、レパートリーは5曲になった。
現在のメンバーは小学5年生から中学3年生まで22人。発足時から参加し5年目を迎えた仲間も3人いる。練習も当初は午前中のみだったが、メンバーの中学進学に合わせ参加しやすいよう2回のうち1回は夜間になった。
発表の場は年々増え、みのわ祭り、町文化祭、子ども太鼓inみのわ、もみじ湖夢まつりのほか、地域のイベントに呼ばれたり、老人福祉施設を訪問したこともある。
「練習中は静かで、休み時間は元気。その元気を練習に生かしてほしいと思うけど、でも皆熱心にやっている」と指導者の藤林さん。「本番になると力が出るチーム」で、練習日を増やし10回近い練習を重ねて迎えた今年の中学校文化祭では、「いい演奏ができた」という。
太鼓を4、5年やってくると、太鼓の表現力、動きのスケールの大きさなどが身に付き、現場での対応力も備わる。リズム太鼓や鉄筒は、あえて苦手なメンバーを配置することもあり、練習を重ねて演奏できるようになった自信が次へと繋がっていく。
1年1年成長してきたチームから、主力メンバーの中学3年生5人がまもなく卒業。大きな痛手だが、来年中学生になる6年生が6人いるため、すでに新曲の練習も始めた。
さらなる飛躍を願うチームでは、一緒に太鼓を打つ仲間を募集している。対象は小学3年生から中学2年生まで。町生涯学習課で受け付けている。(村上裕子) -
箕輪町で福祉避難所設置協定調印
自治体と民間社会福祉施設の協定は上伊那初箕輪町は19日、災害時に要援護者の避難施設として民間社会福祉施設などを使用する協定を町内外の11施設と締結した。自治体が災害時の福祉避難所として民間施設と協定を結ぶのは上伊那地域で初になる。
町には福祉避難所がまだなく、指定避難所(公民館15カ所)や指定避難地(校庭など15カ所)などでは避難生活が困難と思われる要援護者が、災害時に安心できる生活環境を確保する目的。06年3月の国のガイドラインに基づき検討してきた経緯があり、昨年7月豪雨災害で体制作りの必要性を感じたことなども教訓に、各施設と協議し締結に至った。
締結先はデイサービスセンターや特別養護老人ホーム、宅老所などの高齢者施設9施設、障害者施設2施設。町外は、伊那市にある伊那養護学校と身体障害者療護施設「大萱の里」の2施設。
協定における「要援護者」は、介護保険の要介護認定者や、何らかの障害により援護を求める人など。町災害対策本部が避難勧告や避難指示を発した地域で、倒壊などで自宅が居住困難、指定避難所で対応が困難などの状況になった要援護者のために、町が締結先の施設に受け入れの協力要請をする。
役場での調印式で平沢豊満町長は、「社会的弱者が万一の時に安心して避難できるよう協力をお願いしたい」とあいさつ。各施設の代表者は「できる限りの受け入れをし安心していただけるようにしたい」などと話した。
町は今後、研修や受け入れ状況把握のための福祉避難所ネットワーク会議、要援護者避難支援マニュアルの作成などに取り組み、耐震構造でバリアフリーの公共施設の福祉避難所指定も検討していく。 -
箕輪町交通安全協会などチラシ配布で交通安全啓発
箕輪町交通安全協会、町防犯協会、箕輪町警部交番は16日、町文化センターであった演奏会に併せ、入場者にチラシを配り交通安全や防犯を呼びかけた。
年末の交通安全運動期間中でもあり、多くの人が訪れる会場で啓発活動をしようと取り組んだ。
長野県警察音楽隊の演奏会で、家族連れら大勢が来場。文化センターの入口で執行部役員が「交通安全運動です。事故に遭いませんように」と、500セット用意したチラシとペン、交通安全反射シールのセットを手渡した。 -
箕輪町図書館でしおりのクリスマスプレゼント
箕輪町図書館は、利用者にしおりのクリスマスプレゼントをしている。
しおりは台紙が緑色で、町のキャラクター「もみじちゃん」のクリスマスバージョンのイラストがある。職員が1枚ずつ色塗りし、赤や緑色のリボンをつけた。しおりプレゼントはこれまでにもやっているが、「もみじちゃん」イラストのクリスマスプレゼントは昨年に続いて2年目になる。
しおりを目当てに来館する子どもたちもいて、うれしそうに受け取っている。
プレゼント期間は22日までだが、用意した300枚が終わり次第終了になる。 -
中・大型風力発電施設に関する影響想定地域マップ「桑沢山周辺版」 県が公表
県は18日、中・大型風力発電施設に関する影響想定地域マップで、箕輪町と辰野町の「桑沢山周辺版」を公表した。
地域マップは、中・大型風力発電施設に関し、山地災害や自然・景観などへの影響が想定される地域などをあらかじめ地図に表し、地域住民、市町村、事業者などが計画の早い段階で活用できるようにしている。マップで対象とする施設は、定格出力が50キロワット以上、地上から風車中心までの高さが25メートル以上、風車直径が15メートル以上のいずれかに該当するもの。
桑沢山の尾根筋には、東京の建設会社が風力発電施設の建設を検討しているが、マップでは事業計画地の大半がレベル2(立地については慎重に検討すべき地域)と示されている。
レベル2の4要素のうち、要素1(保安林、砂防指定地、地すべり防止区域、急傾斜地崩壊危険区域)、要素4(希少猛きん類の行動圏及びその推定域)と、要素1と4の重複の地域がある。
県は伊那市、諏訪郡富士見町などの「入笠山周辺版」、須坂市などの「峰の原周辺版」を既に公表。県内他地域(全県版)も本年度内を目途に公表する予定。 -
みのわ愛す工房
焼きたてパン販売開始箕輪町南小河内のイタリアン・ジェラートの店「みのわ愛す工房」で15日、毎週土・日曜日限定で焼きたてパンの販売が始まった。
地元の新鮮牛乳を練りこんだパンは、食パン400円、紫いもパン、信州みそパン、あんパン、クリームパン、ハムパンなど各120円。シフォンケーキ500円もある。
店舗隣りのログハウスで、厳選した材料を使い手作りで焼き上げる。「お母さんが家族のために作るパン。やさしい味」という。
店舗併設のハウスが完成し、「温かい部屋の中でパンとジェラートを味わってほしい」と話している。
22縲・4日は、来店者にクッキーのクリスマスプレゼントがある。
営業時間午前11時縲恁゚後4時。水曜定休日。問い合わせは同店(TEL79・6156)へ。 -
箕輪町民有志の「辰巳クラブ」主催
長野県警察音楽隊演奏会箕輪町の1940年、41年生まれの辰年・巳年の住民有志でつくる「辰巳クラブ」(25人)主催の「長野県警察音楽隊演奏会」が16日、町文化センターであった。会場は満席で、観客は日本民謡やアニメ主題歌などの吹奏楽演奏を楽しんだ。
演奏会は2回目。07年の箕輪町まちづくり住民提案事業に採択されている。箕輪町共催、町教育委員会など後援。
警察音楽隊は、「序曲『バラの謝肉祭』」、「アメージング・グレース」、ジャパニーズ・グラフィティ「ハウルの動く城」など8曲を披露。迫力ある演奏に子どもから大人まで大きな拍手を送っていた。
演奏会前半には町内の3団体「たそがれシーラク」、「ファンキーキッズ」、「みのわ少年少女合唱団」が賛助出演した。 -
箕輪町議会12月定例会閉会
箕輪町議会12月定例会は17日、一般会計補正予算案など8議案と意見書提出案5件を可決し閉会した。町選挙管理委員会委員及び補充員選挙もあった。
高齢者等介護予防施設設置条例制定案は、(1)使用料減免規定の該当者を明確にするよう措置を講ずること(2)高齢者(65歳以上)の使用料について減免とするよう図ること-の2点の付帯事項を付して可決した。
後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情書の採決は、委員長報告の「不採択」に対し賛成多数で「不採択」となった。「採択」は2人だった。
12月31日の任期満了に伴う町選挙管理委員会委員及び補充員選挙は、委員4人に佐々木孝則さん(松島)、戸田昭嘉さん(長岡)、小林昌明さん(木下)、佐藤勝代さん(沢)、補充員4人に井上彦七さん(木下)、白鳥正さん(福与)、浦野喜右衛門さん(松島)、小林慶子さん(下古田)を当選人に決定した。任期は4年。
請願・陳情の採決結果は次の通り。
◆採択=▽深刻な医師不足を打開するための法律の制定を求める陳情書▽「看護師等の人材確保の促進に関する法律」の改正を求める陳情書▽保険でより良い歯科医療の実現を求める意見書採択についての陳情▽米価の安定対策を求める陳情
◆閉会中の継続審査=▽6カ所再処理工場の本格稼働に反対し、その中止を求める意見書の決議を求める請願書
◆不採択=▽後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情書▽高齢者の医療制度に関する請願 -
箕輪町滞納整理17日から
箕輪町は滞納整理強化月間として、17日から職員による町税・使用料などの滞納整理に取り組む。
5・8・12月が強化月間で、これまでは係長級以上の職員が滞納整理にあたってきた。
今回は2人1組の班で各課、議会事務局、土地開発公社にそれぞれ編成する班数を割り当て、担当する職員については各課の中で調整する方式にした。庁内の研修会を終え、全体で35班体制にし各班が3回以上は訪問することにしている。
実施期間は08年1月15日までの約1カ月間。718件、約3800万円の滞納を対象とし、町内だけでなく今回は転出した町外の滞納者も訪問する。 -
箕輪町保育料審議委員会が平沢町長に答申
箕輪町の保育料審議委員会(星野和美委員長)は13日、町役場を訪れ、26日に平沢豊満町長から白紙諮問された08年度保育料について「現行の保育料を据え置き、保育内容の充実を図ることに満場一致決定した」と答申した。
審議会では、原油価格の高騰による影響で保育園の運営費の増加が予想されること、06年度には階層変更により5%減額、07年度には3・6%減額と2年連続で引き下げていること、保育園で運動あそびや英語あそびなど先進的な取組みをするなど質の高い保育をしていることなどを考慮し、今回の答申となった。
平沢町長は「できるだけ中身を充実させて、良い保育ができるよう考えていきたい」と述べた。
保育料運営費に対する保護者の負担割合は30%前後が理想とされ、箕輪町では06年度決算で32・26%、07年度決算見込みで31・01%と理想に近い数字となっている。 -
伊那広域シルバー人材センター箕輪地区懇談会
箕輪町の松島コミュニティーセンターで12日、伊那広域シルバー人材センターの箕輪地区懇談会が開かれた。会員160人が参加し、状況報告や活動報告、意見交換などを行った。
箕輪地区委員の平沢一久さんは「明日につながるような会議になるようお願いしたい」とあいさつした。
来賓として出席した箕輪町の平沢豊満町長は「今後も仲間とのつながりを大切にして、すばらしい毎日を送ってください」と祝辞を述べた。
箕輪地区の会員は現在207人。今年度18人が入会し13人が退会した。受託事業実績は前年よりも件数では8件増加したが、金額は176万8858円下回った。
また活動として、6月には剪定講習会、7月には北部地区刈払い機安全講習会、原付オートバイ安全講習会、11月には高齢者自動車安全講習会などを開いている。ボランティア活動も頻繁に行っているほか、マレットゴルフ大会や旅行を企画し会員同士、親睦を深め合っている。 -
ながたの湯9周年お客様感謝デー
箕輪町長田の日帰り温泉施設「みのわ温泉ながたの湯」は14日、9周年お客様感謝デーで、熱々のとん汁「ながた汁」をふるまい、入場者にプレゼントを配った。
98年12月14日にオープンして丸9年が経ち、入場者は209万人を超えた。今年7月6日に200万人を達成。1日平均720人が利用している。
玄関横でふるまった「ながた汁」は、「おいしい」「体が温まる」と好評で、有料入場者には粗品と飲料をプレゼントした。入場回数券購入者のお楽しみ抽選会では、新巻鮭やイカ沖漬などを引き当てる人もいて喜んでいた。
みのわ振興公社社長の平沢豊満町長は、「周辺や遠方からも訪れてもらい大好評。湯も常に清潔に気を付けている。ゆっくり入って健康で長生きできるようにこれからもぜひご愛顧いただきたい」とあいさつした。 -
箕輪町行政経営講演会
箕輪町と町議会は13日夕、町文化センターホールで町行政経営講演会を開いた。集まった町職員ら約400人に対し、早稲田大学大学院教授で前三重県知事の北川正恭さん=写真=が地方分権時代の地域経営について語った。
北川さんは三重県議会議員に3期連続、衆議院議員に4期連続当選し、95年から2期連続で同県知事を務めた。講演では、県知事時代などの体験談を交えながら、「ないものねだりから、あるものさがしへ」と題して話した。
「時代は中央集権から地方分権に変わった。自分たちで決定し、それに責任を持つことが分権時代の経営。こんな町をつくりたいというビジョンが必要となる」と強調。そのためには「情報を公開することで、みんなに関与してもらう環境をつくることが大切」とした。
「蝶々が飛ぶのを見て、となりの蝶々も飛ぶと、地球の裏側にハリケーンができる」竏窒ニの理論を用いて、「最初の気づき、努力が共鳴すると大きなものをつくり出す」と説明。「箕輪町では、みんながその気になって議論し合って、町づくりを進めることを期待する」とエールを送った。 -
箕輪町特産07年産「まつぶさわいん」17日発売
箕輪町の特産品07年産「まつぶさわいん」が完成し13日、栽培研究に取り組む「箕輪町まつぶさ会」(17人、渕井英宏会長)の役員、町理事者、議員らによる試飲会が町役場であった。「酸味が抑えられ、飲みやすい」と好評で、17日から町内を中心に小売酒販店で販売を始める。
マツブサはモクレン科の落葉性つる植物で、秋に黒紫色の実を付ける。今年は、昨年の2倍以上、4年ぶりの豊作となり1264キロを収穫した。「夏の暑さと適度な雨でマツブサにとっては天候に恵まれた」といい、発足当初から比べると栽培面積は減少したものの、収量は上がった。
下伊那郡松川町の信州まし野ワインで醸造したマツブサ果汁100%の原酒。アルコール分8%。500ミリリットルビンで限定1500本。1本1850円(税込)。
渕井会長は「町の特産品としてご愛顧いただきたい」とあいさつ。平沢豊満町長は、「皆さんのご努力で今年も素晴らしい自然の贈り物、ワインができた。町も特産品として宣伝したい」と話した。 -
箕輪町議会12月定例会一般質問(2)
◆後期高齢者医療制度の住民説明について藤田英文議員が質問した。
平沢豊満町長は、「きめ細かな説明をしたい」として、来年1月11日から夜間に町内9カ所で対象者の家族向け、1月下旬から2月上旬の昼間に対象者向けに説明会を開く計画を示し、1月に75歳以上の町民に通知を出すことを説明した。
◆グリーンツーリズムの構想について3人の議員が質問した。
町長は、「グリーンツーリズムと健康づくりでまとめていきたいと思っている。みのわ健康アカデミーのプログラムをうまく使い、さらに農作業、森林浴、ハイキング、温泉などを使って検討したらどうかと、まとめをしている」と答えた。 -
カリンを使った料理講習で地産地消
農村女性ネット上伊那箕輪支部は9日、箕輪町で農業をしている女性の集まり「野良っ娘の会」の会員に呼びかけ、Aコープ箕輪店で地産地消セミナーを開いた。約30人が集まり、町特産のカリンを使ったジャムなどを作った。
カリンはジャム、カリン酒にして調理。そのほか、JA上伊那農政対策委員会の「米の消費拡大事業」で提供のあった米やしめじ、牛乳を使って「かぼちゃのポタージュ」「きのこの春巻き」「炊き込みご飯」を作った。
セミナーはカリンを使った料理を学び、特産品の消費拡大を狙う目的で、この日、作った料理は会員らで試食し、感想を農村女性ネットに報告。会員らは各家庭に帰り、レシピを周囲に普及していくという。
カリン酒を作る「野良っ娘の会」のメンバー -
禁煙友愛会カレンダーにポスター掲載で表彰
日本禁煙友愛会が毎年会員に発行しているカレンダーに箕輪町では唯一、箕輪西小学校の垣内夕さんが応募したポスターが掲載されたことを受け、同会箕輪町支部の小林曽支部長が同小学校を訪れ、賞状などを送った。
同会は今年6縲・月始めに県内外の小学校4年生と中学校1年生を対象に禁煙を呼びかけるポスターを募集。6150点の応募があり、その中からカレンダー掲載用に中北信版(他県も含む)と南信版それぞれ9点ずつ選んだ。上伊那では垣内さんと伊那東部中学校1年の梅垣里沙さんの作品が選ばれた。
賞状と景品を受け取った垣内さんは「タバコはまわりにも自分にもよくないので、そこを分かって欲しいと思った」と作品に込めた思いを話した。
垣内さんの作品は青地にタバコを吸っている3人の顔が描かれている。特にこだわったところは、「煙が長く伸びていくところ」とのこと。
また、同禁煙ポスターで佳作をとった同校4年生の小嶋穂乃花さんと加藤夏海さんもそれぞれ表彰された。 -
ソフトボールチーム「寅卯倶楽部」が箕輪町にベンチ寄贈
箕輪町のソフトボールチーム「寅卯倶楽部」(荻原利一監督・代表)は8日、創立30周年記念で町にベンチ5台を寄贈した。
寅卯倶楽部は77年に発足。仲間の干支である寅卯をチーム名にし、78年から早起きソフトボールのリーグに参加。壮年ソフトボールリーグにも参加し、早起きは全試合出場、壮年は2試合不戦敗だったのみで、「保とう健康・守ろう安全」をテーマに30年間プレーしてきた。
現在メンバーは67歳から69歳の20人。女性も2人いる。今回、30周年を記念し、社会教育のためグラウンドで使うベンチを寄贈することにした。式典で荻原代表が平沢豊満町長に目録を手渡した。
荻原代表は、「30年の長い間、家族や奥さんの協力でここまでやってこれた。これからもチームを残し、やっていこうと決めた。体に気をつけ、輪を誇れるチームにしていきたい」とあいさつした。
平沢町長は、「長年の気持ちがこもった記念品をいただいた。町民を代表してお礼申し上げる」と感謝し、「健康増進と親ぼくで長年続いていることに敬意を表する。末永く続けてほしい」と祝辞を述べた。ベンチは番場原グラウンドに設置するという。 -
箕輪町議会12月定例会一般質問(1)
◆08年度の子育て支援で学童クラブの充実について唐沢荘介議員が質問した。
平沢豊満町長は、「利用負担金の見直し、(利用者の多い)中部教室の分割の検討をしたい」と話した。
◆老朽化が著しく定員オーバーになっている沢保育園の改築計画について大槻久人議員が尋ねた。
町長は、「最も古い園舎で早急に対応しないといけない。08年度は用地確保と方向性の検討をしてもらいたいと思っている」とした。
◆学校給食の民間委託で箕輪北小学校の状況と箕輪中部小学校への導入について小島常男議員が質問した。
井内吉彦教育委員長は、北小について「05年から実施され、大きな問題なく順調に運営されている」と説明。給食室の新築工事が進んでいる中部小については、「新設に伴い民間委託したいとPTAに話し、説明会や北小の視察・給食試食などをし理解を深めてきた。PTAから8項目の要望書が出て、誠意ある回答したい。民間委託の同意が得られたかと思う。北小の2年間の実績を踏まえ大丈夫だろうと思っている」と答えた。 -
第55回全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会で厚生労働省職業能力開発局長賞受賞
箕輪工業高校定時制4年生
箕輪町上古田
押野悟司君(18)ここまで自分が成長してこれたのも、中学の時の経験があったからこそ。不登校になったのも、ここ(箕輪工業高校定時制)に入学したのも必然だった。それを受け止め、考えて行動した結果が今なんだと思うんです竏秩B
定時制、通信制の高校で学ぶ生徒が、学校生活を通して感じ、学んだ体験を発表する「生活体験発表大会」。その第55回全国大会(11月24日、東京都新宿高校)に県代表として出場し、箕工定時制で過ごした自身の成長を見つめた『努力と結果』を発表。見事厚生労働省職業能力開発局長賞に輝いた。
「昨年も県大会まで行ったので、今年は上を狙うつもりはなかったんです。このテーマを選んだのは、もう4年生だし、これまでの自分を振り返ろうと思って。でも、賞をもらえたのは素直に嬉しい」と笑顔を見せる。
◇ ◇
中学2年の夏、いじめを原因として不登校になった。それ以降、中学校には行っていない。
これまでの遅れを取り戻したい竏秩Bそんな一心で箕工の定時制に入学しようと決意した。不安はあった。中学の時の経験は、“人間不信”という心の傷を残していたからだ。
意を決して入学したものの、しばらくは自分の殻から出られない日々が続く。そんな中迎えた、1年生の夏、文化祭での定時制恒例の出し物となっている「和太鼓演奏」の練習に取り組むことになった。
太鼓をやったことはなかったが、もともと音楽は好きだったこともあり、練習すべてが楽しかった。また、みんなと一緒に練習に励む中で仲間と打ち解け、その経験が自信を持つきっかけとなった。
その後、アルバイトや生徒会なども経験。忙しいながらも充実感のある日々を重ねる中で、共通の趣味を持つ仲間ができ、先生とも気軽に話せるようになった。そこには、一歩一歩だが確実に成長してきた自分の姿があった。
「『ここまで上がってきたのだから、もっと上へ上へ』って無我夢中で頑張っていました。アルバイトもそれまでの人間不信を払拭するチャンスだと思って始めました。最初は緊張したけど、大きな自信になりました」
◇ ◇ -
伊那市で交通安全街頭啓発
飲酒運転の根絶、高齢者の交通事故防止などを重点に31日までの21日間活動する「年末の交通安全運動」が11日始まった。初日、伊那市役所前の市道にも交通指導所が設置され、市交通安全協会連合会や伊那警察署ら関係者約80人が街頭啓発した。
年末の運動には毎年、山寺義士踊り保存会の協力で、参加者たちが赤穂浪士の装束で身を固め、「交通事故打ち止め」の啓発活動を展開。「年末の交通安全運動が始まりました。安全運転をお願いします」などと信号待ちのドライバーに呼びかけ、啓発チラシやティッシュなどを配った。
10日現在、伊那署管内で発生した交通事故件数は491件で前年と比べて1件増、けが人は624人で9人増加。死者は2人で5人減少している。交差点内、女性が被害者となる事故などが増加しているという。
義士踊りの衣装で交通安全を呼びかける参加者たち -
第7回学校太鼓交流発表会「子ども太鼓inみのわ」
第7回学校太鼓交流発表会「子ども太鼓inみのわ」が8日、箕輪町文化センターホールであった。総勢250人が参加し、各チームが練習を重ねてきた太鼓の音色を会場中に響かせた。上伊那教育会総合・生活科教育研究会、箕輪町教育委員会主催。
出演は小学校8校、伊那養護学校、箕輪町の木下南保育園年少児と招待チームの箕輪太鼓ジュニア、たかずやの里、箕輪北小学校(コカリナ演奏)の全13チーム。
「宮田村の人に幸せになってほしい」と結成し3年目の宮田小学校6年生、アフリカンドラムに取り組んできた2年間の思いを込めた赤穂小学校6年2組、伊那西小学校の親子チーム「猿」など、どのチームも皆の心を一つにし息の合った力強い演奏を披露した。
保育園児の参加は今回が初めてで、サルに扮した園児が竹と太鼓を打ち鳴らし、「あいあい」をかわいらしく熱演した。 -
箕輪町
08年4月に子育て支援センター開設へ箕輪町は、08年4月1日から子育て支援センターを開設するため、子育て中の母親らも含めた委員会で検討を進めている。10日の町議会12月定例会一般質問で、荻原かほり議員の質問に対し、平沢豊満町長が「08年度予算編成の『一味ちがう箕輪の子ども育成事業』に関連し、子育てが安心してできる環境整備のシンボルプロジェクトとして取り組む」と答えた。
設置のねらいは、子育て中の家庭の支援。子育てが楽しくなる親と子のふれあいスペースとし、センター機能を持たせる。利用対象は0歳から就学前まで。場所は松島の「いきいきセンター」を活用。子育て家庭の相談援助もできる体制にし、職員を配置する。
いきいきセンターは現在、75歳以上の高齢者を対象にした「いきいき塾」などが利用しているが、その機能は残し、“箕輪らしさ”として親子と高齢者や障害者との交流の考えも示した。 -
「みのわ・たつのクリスマス国際交流会」
箕輪、辰野町の小中学校でつくる北部教職員会日本語指導教室担当者会は9日、箕輪北小学校で両地域の国際交流の輪を広げるためのパーティー「みのわ・たつのクリスマス国際交流会」を開いた。各学校の外国籍児童、生徒とその家族ら約90人が集まった。
交流会は、地域に暮らす外国人が互いの文化を尊重し合いながら、日本での生活になじむための理解を深めるきっかけの場で7回目。出席者たちは日本人の友人を招待し、一緒に歌を歌ったり、ゲームやプレゼント交換などをして楽しんだ。
パーティーは各家庭1品ずつ料理を持ち寄る形式。ミンチなどを小麦粉の皮で包んで油で揚げた半月型のおやつ「ヒゾーリス」、コンデンスミルクを固めた菓子「ブリガデーロ」などのブラジルの家庭料理がテーブルに並んだ。
北部日本語指導教室担当者の北原正治教諭(箕輪中部小)は「一緒に飲んだり、食べたりする場を設けることは大切なこと。これを契機に、保護者同士の横のつながり、子ども同士の縦のつながり、そして日本の子どもたちとのつながりが生まれれば」と話している。
各家庭の手作り料理に舌鼓を打つ出席者たち -
箕輪町警部交番に支援物資
箕輪町警部交番連絡協議会(小林紀玄会長)は6日、町の安全のため歳末特別警戒のパトロールに励む交番の署員に支援物資を贈った。
協議会は夏と冬の年2回、支援物資を届けている。今回は役員8人が訪れ、小林会長が「師走を迎え、事件事故の多発の時期になった。町民が安全で安心して暮らせるよう、署員の皆さんに頑張っていただきたい」とあいさつし、切りもち20キロ、栄養ドリンク50本、カップ麺14ケースを贈った。
倉田千明所長は、「夏、冬の支援は非常に励みになる。寒くなるので温かいものをいただき、頑張りたい」と感謝した。
贈呈式後の役員会で、所長から町の治安情勢の説明も受けた。今年は犯罪、事故ともに昨年より減少。今年1月から11月末まで刑法犯は151件(前年比41件減)。交通事故は人身事故94件(前年比17件減)、物損事故は10月末までで431件(同51件減)。交通事故で後退時の衝突が目立つため、後方の安全確認の呼びかけもあった。 -
箕輪ミニバスケットボールクラブ、北信越大会出場あいさつ
箕輪町にある「箕輪ミニバスケットボールクラブ」が22、23日に富山県で開かれる北信越ミニバスケットボール大会に出場する。6日、大会に出場するメンバーなどが同町役場を訪れ平沢豊満町長と小林通昭教育長にあいさつした。
同クラブは町内外の小学生1縲・年生約30人が所属しており、5、6年生で構成されたAチームは先月24日のパナホーム東海カップ長野県ミニバスケットボール選手権大会で優勝した。それにより、北信越ミニバスケットボール大会と08年1月26、27日に長野市で開かれる全国選抜長野県大会への出場が決まった。
北信越大会は長野県ミニバスケットボール選手権大会での上位2チームが、全国選抜長野県ミニバスケットボール大会は上位8チームが出場し、それぞれの大会に全国ミニバスケットボール大会出場への切符が用意されている。
チームのキャプテン唐沢恵介さんは「今まで練習してきたことを十分発揮して1位を狙えるよう頑張っていきたい」と決意表明した。チームメイトたちもキャプテンに続いて、「悔いの残らない全力のプレーをして全国へつなげたい」「ボールを回し、シュートをいっぱい入れて全国へいけるよう頑張りたい」「今日からの一回一回の練習をしっかりやって全国へつなげたい」など全員が決意表明した。
平沢町長は「これからも一人一人が目標と夢を持って、その実現のために、ぜひ頑張っていただきたい」と激励した。
ニバスケットボール北信越大会出場メンバーは次のみなさん。
唐沢恵介(伊那西6年)田中壮汰(箕輪北6年)田中和樹(同)水田諒(同)伊藤龍輝(箕輪中部6年)桑沢亮(箕輪北6年)牛山奈生都(同)小川大介(箕輪北5年)星野勝輝(箕輪中部5年)花岡裕史(箕輪北5年)新里裕太(箕輪中部5年)宮坂勇輝(同)古田純也(同)片山真司(箕輪北5年)有賀真哉(箕輪北5年)。