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【記者室】ベトナムの小学校に教科書を
箕輪町の住民有志の会「チームそよかぜ」が、ベトナムの小学校に教科書を送るプロジェクトを始めた。チャリティバザーで資金を集め、2月にベトナムを訪問して小学校に寄付金を直接届ける▼「ひとりではできないけど大勢なら何かやれる」と、今後いろいろな支援活動をしていく予定で、今回が第1弾となる。大量の新品衣料品を何かに役立てたいという人、ベトナムのセント・ビンソン・チャリティ小学校の支援に関わる人、そして自分も何かしたいと思っている人。さまざまな人の思いが一つになり動き始めた▼ベトナムには、経済的理由から小学校に通えない子、学校に通いながら働く子もいるという。「大勢なら何かやれる」。自分には何ができるだろうか。(村上裕子)
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箕輪町長岡に童謡唱歌の会発足
箕輪町長岡地区に、童謡唱歌に親しむ歌の会が発足した。8日夜、長岡公民館に30人が集い、「赤とんぼ」「母さんのうた」などをギター伴奏に合わせて楽しく歌った。
会の発足は、町のコーラスグループに所属する長岡在住の中林久子さんに、「歌の会を作らない?」と地域の数人から声がかかったことがきっかけ。町内には童謡唱歌のグループがいくつかあるが、長岡地区にはまだなかったこともあり、中林さんが声掛け人となって区内の人々を誘い、歌の好きな31人が登録。活動が始まった。
同じく長岡住民で他地区でもコーラス指導をしている教員の小山治男さんに指導を依頼。初回は、登録者のほぼ全員が参加し、小山さんの弾くギターに合わせて歌集を見ながら楽しく声を出した。
小山さんは、「自分の歌いたいように歌って。声の出ないところは口を開けているだけでも、共鳴して出てきます」などとアドバイス。参加者は皆リラックスして、大きな声を出し、にこやかな表情で歌っていた。
会は毎月第1火曜日の午後7時半から9時まで。これから会の名前も検討する。声掛け人の中林さんは、「歌の会は村の中に根付くと思う。私たちが一生懸命歌っている姿を見て、仲間もさらに増えるのでは。例会が月1回から2回にと盛んになれば楽しいと思う」と話していた。 -
「すくすくちびっ子だより」
育児の工夫アンケート結果報告箕輪町の有志「子育てママさんs」が編集・発行する未就園児を持つお母さんお父さんのための情報誌「すくすくちびっ子だより」第6号で、初のアンケート「育児の工夫」の結果を特集している。
アンケートは、子育てでどんな工夫をしているのか調べるため、おむつ替え、外出、睡眠、家事などの項目で質問。町公民館や地域、有志の子育てサークルの一部にアンケートへの協力を依頼した。
今回は食事・入浴編の結果。食事編は授乳、調理、食事テクニックの3項目で、「授乳クッションを使ったら楽でした」「製氷皿におかゆを入れて冷凍し、ブロック状にして保存している」など。入浴編は入り方、入浴テクニック、着替えの3項目で、「シャンプーを嫌がるので洗面器のちょろちょろ水で洗い嫌がりをなくした」「自分の着替え置き場を作ると喜んですばやく着るようになった」などの回答がある。
結果の続きは次号に掲載を予定する。情報誌は町文化センターなどに置いてある。問い合わせは町教育委員会の町子どもセンター事務局(TEL70・6603)へ。 -
木下山車飾り準備進む
箕輪南宮神社祈年祭12、13日に奉納箕輪町の木下山車(だし)飾保存会(蟹沢廣美会長)は、12、13日の箕輪南宮神社祈年祭に、今年も町民俗無形文化財の山車飾りを奉納する。新たに木ノ下駅前広場にも展示を計画し、小学生のクラブ「スマイル山車くらぶ」の舞台も含め6舞台の準備に励んでいる。
今年は、干支にちなんだ縁起物「ねずみと米俵」を神社入口の神苑池の上に展示。境内には「義経の弓流し」「桜田門外の変」「大石良雄 妻子との別れ」。スマイル山車くらぶは「ねずみの嫁入り」。駅前には「信玄と由布姫」を商工会南部支会、木下区初祭り実行委員会、保存会の共同で展示する。
保存会は11月下旬から、夜作業で人形作りや舞台組み立て、飾り付けなどをしてきた。縁起物の「ねずみと米俵」はすでに設置済みで、年末年始に稼働した。これから残りの舞台の飾り付けに取り組む。
02年発足の「スマイル山車くらぶ」は、小学4年生以上の11人が参加。11月から毎週土曜日に制作し、舞台への設置を終えた。
保存会は、「舞台に飾って細部の調整をし仕上げる。皆で一生懸命作った。ぜひ見てほしい」と話している。祈年祭当日は、恒例の山車飾りクイズもある。 -
伊那市、箕輪町の出初め式
伊那市、箕輪町で6日、各消防団の出初め式があった。市中行進や式典などがあり、団員は気持ちを新たに、消防団活動への結束を固めた。
伊那市は市民会館で式典を開き、団員ら約千人が出席。
田畑安彦団長は「住民の身体・生命・財産を守るため、予防活動を強化している。火災件数は前年を下回り、火災報知器を普及することができた」と振り返り、勤務者が多く、団員確保が難しい現状に「地域の安全を守る奉仕者として、引き継ぐことが大切。自信と誇りを持ち、団員一丸となって取り組むことを期待する」と訓辞した。
そのあと、交通安全宣言をし、県消防協会功績章などを表彰。
市中行進(市民会館縲廱R伊那市駅)は団員のほか、赤十字奉仕団員、少年少女消防クラブ員らが加わり、各分団のポンプ車など53台も連なった。伊那橋での観閲で、小坂市長や田畑団長らが堂々とした行進を見守った。
例年、天竜川で一斉放水をしているが、一昨年の豪雨災害の影響で河川工事をしていることから本年は中止した。
箕輪町消防団の出初め式では、町消防団長表彰で消防活動に協力したとしてKOA(箕輪町、向山孝一社長)などが表彰された。 -
警察犬「パブロ」誕生 ドッグスクールタカギから
箕輪町長岡の「ドッグスクールタカギ」(高木のり子所長)の所員、高木誠さん(21)=辰野町上島=が指導手を務める「ファント・フォン・メートヒェン」(呼名=パブロ)がこのほど、県警本部の警察犬に嘱託された。期間は1月1日から1年間。行方不明者の捜索や犯人の逃走経路を追うなど、事件が発生したとき要請に応じる。
同訓練所から誕生した警察犬は2頭目。昨年10月28日、霧ケ峰で開かれた警察犬の嘱託審査会で合格し、同12月28日、岡谷署で嘱託状の伝達があった。同署管内を中心に中南信地区が活動範囲で、伊那署にも本年1月4日、あいさつに訪れている。
パブロは雄のジャーマンシェパード犬で2歳。「性格は温厚で訓練意欲があり、忠誠心が高い。血統からも警察犬としてふさわしい」という。指導手として経歴2年の高木さんとともに、パブロの活躍を高木所長も期待している。
高木さんは「現場では少しでも何かの役に立ちたい。また、訓練では学べないことが現場では多いので、パブロと一緒に経験を積みながら指導手として成長していければ」と意気込んでいる。
高木さんと警察犬のパブロ -
仕事始め式
上伊那の官公庁で4日、仕事始め式があった。新年を迎え、首長が職員を集めてそれぞれ訓示。厳しい財政状況の中、英知の結集や発想の転換などを求め、住民の立場に立った行政運営に一層の奮起を促した。
職員は気持ちを新たに、1年の業務をスタートさせた。
企業の多くは7日から仕事始めとなる。
◆伊那市・小坂市長
合併3年目を迎えた。新伊那市を構築していく上で、職員には住民に対し「優しさ」をモットーに仕事をしていただきたい。
原油高騰に伴い、生活弱者への福祉灯油券の発行や、住民異動で忙しくなる時期の休日出勤など職員の中から自発的に上がってきたことをうれしく、頼もしく思った。
政策として「子育て支援」「産業振興」「教育」の3つを約束し、保育料の値下げなどサービスの向上、数社の企業誘致、教育を考える懇談会の開催などに取り組んだ。引き続き、充実を図りたい。
合併して一体感を醸成している面もあれば、水道料金が上がったという声もある。合併メリットをどう生かしていくのかが課題。財政的に厳しい年で、行政改革を進めていかなければならない。効率的な予算の運用をお願いしたい。
ハードな仕事もあるが、健康が第一。良い年になるように願う。
◆箕輪町・平沢豊満町長
町民の幸せにつながる仕事をしていきたい。今年も最小コストで最高品質、スピード、チェンジ、サービスの気持ちを忘れずにお願いしたい。アウトソーシングを進め、町民益追求のため我々がする仕事に集中してやりたい。全庁的な横断的組織でする仕事が増えてくる。広い守備範囲を自分で設定して頑張ってほしい。課の方針を含め、夢を持ち、夢の実現に努めていただきたい。皆さんの仕事は町民と直接つながり、効果も見える、自己実現できる仕事。活気あふれるまちづくりに一緒に頑張っていきたい。健康な身体には健全な精神が宿る。積極的に健康づくりをしながら、腕を組んで新しい箕輪町づくりにまい進したい。
◆南箕輪村・唐木一直村長
新年度の予算編成の時期を迎え、引き続き財政的には厳しい運営が予想されている。村民生活重視、安全安心を基本に、少しでも住民サービスが向上するよう、また活力が生まれるような予算案にしてもらいたい。第4次総合計画の策定が終わった。それに沿い、計画実現に向け努力していきたい。新たな村づくり委員会をスタートさせる計画となっている。課題となっている地域コミュニティーの充実、行政と住民との役割分担の検討など論議をしていただく予定。住民のみなさんとの協働での村づくりが少しでも前進するよう期待している。3月下旬、信濃グランセローズのキャンプを大芝高原でしていただけることになっている。今年も村の活力と元気を大芝高原から発信できるのではないかと期待している。村民生活重視、安全安心を基本に、引き続き子育て福祉教育の充実と活力と元気をはぐくむ村づくりのため、より一層の努力をお願いしたい。県下一若い村にふさわしい、若さを前面に出し仕事にとりくんでもらいたい。 -
【新年号】スピードスケート2冠 武井博史(上伊那農)
昨年の冬、スピードスケートの全国高校総合体育大会男子1500メートルで全国の頂点に立った。「優勝できるなんて思ってもいなかった」。ただ、自分のベストを尽した結果だった。今年の大会(1月21縲・4日・山梨県)は追われる身。連覇の重圧に打ち勝ち、自分の真価が問われる重要なレースに位置付ける。
「自分を高めるチャンスなのかもしれない。プレッシャーに負けているようではスポーツ選手として伸びない。敵は自分の中にいる」
全国中学校体育大会3位の実績を持つ3歳年上の姉の影響で、幼少のころから氷上で滑り始め、小学3年の冬、姉とともに、W杯日本代表・新谷志保美(竹村製作所)らを育てた新谷純夫監督(宮田村)の下で本格的にスピードスケートを学ぶ。身長は170センチと、けして大きくない。武器は、低い構えに特徴を持つ伸びのあるスケーティングと、遠心力をうまく使って加速するコーナワークの技術だ。
夢は世界で活躍する選手竏秩B「まだまだ満足することはできない。世界には自分より強い人が何百人もいるのだから。気持ちはいつでも大きくもっていないと。そうしなければ、頂点を目指すことはできないから」
約4カ月の短いシーズンに比べ夏場の準備期間は長く、厳しい陸上トレーニングでシーズン中の体力を養う。「夏にどれだけ頑張れたかで冬が決まる」のだが、今季は夏の海外遠征でトレーニング不足だった。シーズンインしても調子は上がらないでいたが、昨年12月の県高校総体の千メートルで「今シーズン一番のスタートダッシュ」を披露、最終コーナーでバランスを崩しライバルの一人、原(佐久長聖)に優勝を譲ったが復調の手応えを感じとった。
あとは上を目指すだけ。昨年5位だった千メートルと、連覇が懸かる1500メートルの2冠達成が今季の最大の目標だ。両種目で、ともに自己ベスト(千メートル1分13秒33、1500メートル1分53秒36=いずれも国外記録)を狙えるよう体調を整える。「去年の自分を超える滑りを、常に新しいものを自分でつかまなければいけないと考えている。気持ちはいつもチャレンジャーのつもりで」
昨年のインターハイ1500メートルは最終レースに出場。自分でも予期していなかったため、優勝が決まり、会場にコールされてもレース後の自分の疲れて乱れた息の音しか聞こえていなかったという。「今年はゴールした瞬間、ガッツポーズをしたい」
プレッシャーに打ち勝った、自分の成長を確かなものとして実感するためにも。 -
箕輪町グリーンツーリズム推進
赤そばブランド化、組織作りへ箕輪町は今年、農林業体験などを通じた都市住民との交流を含む体験型産業「箕輪町グリーンツーリズム」の創出と、赤そばブランドづくりに向け、ワークショップなどを開きながら全体構想や推進組織作りに取り組む。
地域の資源や人材を生かした地域振興策として、ブランドづくり、新しい体験型産業の方向性を検討してきた町は、構想作りを進めるため07年2月から、都市農村交流セミナーを開催。関心ある町民に参加してもらい、都市農山漁村交流活性化機構をアドバイザーに、グリーンツーリズムや交流事例などを学び、町の自然や農村資源の生かし方について意見を交わしてきた。
将来的な交流ノウハウを得るため、昨年夏には千葉市の小学生農山村留学も受け入れた。初の受け入れはアクシデントもあったが、今後につながるいいきっかけ作りになった。
赤そばは、県内のブランドづくりを支援する長野県デザイン振興協会の「ブランドづくりネットワーク信州」支援モデル第1弾で、赤そばのブランドづくり構想・計画として、「顧客の期待を超える箕輪町ならではの感動体験の提供により、農をベースに製・販・サービスを一貫して直接提供する自立的なブランドを構築する」提案を受けている。
平沢豊満箕輪町長は、「『グリーンツーリズムと健康づくり』を特徴ある旗印として進めたい」と構想を描いている。熟年層対象の「みのわ健康アカデミー」で培ったシステムやノウハウをグリーンツーリズムと結び付けることで他地域との差別化を図り、農作業、森林浴、ハイキング、温泉などを盛り込んだ総合プログラムを考えたい-とする。さらに「赤そば会館のような皆が集える場所」整備も構想の中にある。
町は07年度中に、市民農園での有機農業体験や長期滞在での田舎暮らし、農産物加工体験、健康づくり、赤そば栽培発祥の地として全国への発信と環境整備など住民と共に組織・全体構想を策定し、08年度に推進組織の立ち上げを計画する。
「魅力づくりを大事にしながら特色ある箕輪のグリーンツーリズムを打ち出していきたい」。こだわるのは「箕輪の独自性」。都会から訪れる人がお客様ではなく、一緒に交流できる場づくりに向け、本格的な取り組みが始まる。 -
箕輪西小学校上古田支会が上古田公民館の掃除
箕輪西小学校上古田支会(子ども会)は29日、毎年恒例となっている箕輪町の上古田公民館の年末掃除をした。冬休みに入ったばかりの同会の1縲・年生約30人の児童がぞうきん持参で同館を訪れ、窓拭きやモップがけなど、日ごろの感謝を込めて館内の汚れを落とした。
「届かないよ」大きな窓に張り付いてぞうきんを動かす児童たち。「きれいになった縲怐vとピカピカになった窓を満足そうに見る。
「そこやったよ縲怐v「ここ僕がやる」賑やかな声が公民館中から聞こえてきた。
広い公民館もみんなで掃除すれば、あっという間に奇麗になった。 -
箕輪町図書館ですごろくプレゼント
箕輪町図書館は来年1月4日から6日まで、お正月のお年玉企画で図書館オリジナル「十返舎一九信州の旅すごろく」を来館者にプレゼントする。 すごろくは、図書館職員の手作り。十返舎一九が、54歳ころに箕輪町を訪れ大永寺で行われた書画会に出席したときの旅の出来事をまとめた話「滑稽旅賀羅寿」を参考に、諏訪市から江戸までの道のりをすごろくにした。
箕輪町は「古田人形劇をみる」「上古田の書画会に参加する」の2つで、「もう1回さいころを振り4、5、6が出たらスタートへ戻る」など。「山犬と話す」で犬の鳴きまねをするなど楽しい工夫もある。
すごろくの裏面は「お正月のならわし」で正月のはじまり、門松、お年玉などを紹介。十返舎一九の解説もある。
プレゼントは200枚用意。町のキャラクター「もみじちゃん」の駒、さいころを切り抜いて作れる用紙も一緒にカウンターで渡す。 -
みのわ振興公社が歳末助け合い募金
箕輪町のみのわ振興公社は28日、歳末助け合い募金として従業員の善意と、ながたの湯に設置している有料電子レンジの収益金を町社会福祉協議会に届けた。
募金は9年目。金額は6万4407円。新村清孝支配人が「福祉のために有効に使ってください」と手渡すと、町社協の柴財埜会長は「尊い財源になる。心から感謝する。さまざまな事業に有効に使わせてもらう」と礼を述べた。
ながたの湯食堂にある有料電子レンジは、使用料が1分10円。設置当初から使用料を福祉のために寄付する旨の張り紙をして利用者に案内している。 -
【記者室】火の元点検
消防署員による高齢者一人暮らし家庭の火の元点検。ガスコンロや暖房器具などを点検し、適切なアドバイスをしてくれる。訪問を受けた人は、「来てもらってよかった。来年もお願いしたい」と話した▼消防署は事前連絡をして訪問するが、高齢者をねらった詐欺などが増加してから、断られるケースが増えたという。火は恐ろしい。犯罪被害に遭うことも恐ろしい。注意して、しすぎるということはないので、被害防止のため訪問拒否というのは理解できる。しかし点検をしてもらえば安心なのに…とも思う▼火災予防のため、例えば火の元点検表の配布など住民自身が点検し注意する、訪問の代わりとなる方策も必要なのかもしれない。年の暮れ、どうか火の用心を。(村上裕子)
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MAながた会
チャリティ展売上金を箕輪町社協に寄付箕輪町長田の日帰り温泉施設ながたの湯で洋画や日本画の作品展示をしている「MAながた会」は27日、チャリティ展の売上を町社会福祉協議会に寄付した。
同会は1カ月ごとに会員が交代で作品を展示。温泉利用者の目を楽しませている。
町の福祉のためにと始めたチャリティ展は5年目。今年は11月20日から12月19日までの期間で7人が洋画、日本画、染色の新作13点を出品した。
同会事務局の朝倉将至さんが社協事務局を訪れ、事務局長に寄付金を手渡した。金額は、売上から材料費のみを引いた残り4万4千円。北條隆事務局長は、「貴重なチャリティのお金をいただいた。福祉のために役立たせてもらう」と感謝した。 -
箕輪町郷土博物館出張ミニ展示
「みのわの伝説」紹介箕輪町郷土博物館は、出張ミニ展示「みのわの伝説」パネル展を長田の「ながた荘」で開いている。
本年度の「町内まるごと博物館事業」の一環。博物館の中を見るだけでなく町全体を大きな天然の博物館と捉え、各地で見て体験してもらう企画。ながた荘の年末年始の利用客に町の伝説を見てもらうことで、箕輪の地により親しみを感じてほしい-と展示した。
昨年秋の特別展「みのわの伝説」で紹介した伝説の中から、今回は「十沢の日切り地蔵」「右門の蛇たいじ」「棲鳳の池」の3話。挿絵のある伝説のパネルのほか、十沢地蔵尊や漆戸右門の墓など関係する写真、地図を展示している。
出張ミニ展示は来年1月10日まで。その後は、町内5小学校で展示を計画する。 -
不法在留でフィリピン国籍の男逮捕
伊那署は27日午後4時5分、出入国管理及び難民認定法違反(不法在留)の疑いで、フィリピン国籍の箕輪町の建設作業員アルビン・ルイズ・スガイ容疑者(35)を逮捕した。 調べだと、容疑者は1992年夏ごろ、有効な旅券や乗員手帳を所持せず、フィリピンから客船で愛知県名古屋市の港から日本に上陸。その後は、同町に住むなどして、現在までの15年5カ月余り、不法在留した疑い。
一般からの通報で容疑者を内偵捜査中、27日午前7時45分ごろ、同町で容疑者を発見。本署へ任意同行して取り調べたところ不法在留だと判明した。 -
箕輪町
みのわバウンドテニス部硬式テニスに似た、だれでも気軽に楽しめる生涯スポーツ「バウンドテニス」。上伊那で唯一のクラブとして活動している。
テニスコートの6分の1の広さで、組み立て式ネット。ラインテープをはるだけでコートが出来る。ラケット、ボールは通常より小さめ。技法やルール、打球感、打球音などが硬式テニスによく似ている。親善交流大会や競技スポーツとしてのシングルスとダブルスの選手権大会もある。
20年前に各地区で広まり、箕輪町では公民館講座で当時の体育指導員が普及した。
88年4月、講座受講者の有志9人で部を立ち上げた。体育指導員に教わったり、部員が指導者講習を受けて仲間同士で教え合うほか、箕輪町出身で長野市在住の公認コーチ・増田久子さんからも指導を受け、技術を高めてきた。
しかし、部員の入れ替わりが激しく、見学に来る人はいても続けてくれる人がいない。4人だけで活動する時期が長く続いた。「だれかが休むと2、3人でやって。どうなるのかな、廃部になってしまうのかなと心配していた」が、今年2月、知人に声を掛けたことがきっかけで7人も入部。一気に活気づき、30歳代から70歳代の仲間で楽しんでいる。
練習は町の武道館で毎週水曜日の夜7時半から9時まで。約5分間ずつ交代で打ち合いをしたあと、シングルスとダブルスでプレーする。
「年齢や体力に応じてプレーできる。自分のペースでやればいいから楽しい」「時間が経つのはあっという間。運動量が多くていい。屋内なので年中通してできるのも魅力」という。
発足時から続けている日野和子さんは、「珍しい競技で、参加している皆が1年生だからいいと思って始めた。友達もできるし、いい運動になる。どうして皆やらないのかなと思う」と話す。
今年11月の長野県交流大会(下諏訪体育館)には7人が参加し、シニアのダブルスが準優勝、一般女子シングルスBクラス準優勝、同Cクラス優勝、一般ダブルス準優勝という好成績を収めた。
県内では多くのクラブが北信にあり、近隣では下諏訪町が盛ん。「長野県は全国大会で優勝してくるほど力がある。だから自分たちの地域でも盛んになってほしい。もっともっと伊那谷に広めていきたい」。熱い思いを抱いてプレーしている。(村上裕子) -
伊北環境行政組合議会12月定例会
伊北環境行政組合議会12月定例会は26日開き、06年度会計歳入歳出決算を認定し、研修視察旅費の増額など補正予算案を可決した。
決算は収入済額3億2648万5129円、支出済額3億1437万6500円。歳入歳出差引額は1210万8629円。歳出の主なものは八乙女区地元協力交付金でクリーンセンター八乙女300万円、最終処分場450万円。ごみ処理費で破砕残さ運搬・処理委託料約5358万2千円、プラスチック製容器包装類中間処理委託料約2320万8千円、プラスチック製容器包装類処理委託料(リサイクル協会)約281万3千円。
補正予算は歳入歳出に各61万1千円を追加し、総額を各3億1604万6千円にする。歳出では、08年1月31日縲・月1日の最終処分場研修視察のため、旅費として18万3千円を増額補正した。
議会終了後の議会全員協議会では、上伊那広域連合ごみ処理計画に関する八乙女区との懇談会概要の説明があった。
11月26日に地元八乙女区関係者が出席し、伊北環境行政組合が、上伊那広域連合ごみ処理計画と、上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会での検討状況を説明。今後の対応について八乙女区からは、「地元として今後、時間をかけて勉強したい」「上伊那広域連合との今後の交渉などは、伊北環境行政組合が責任をもって当たってもらいたい」などの意見があり、組合は勉強会や研修視察などの要望があれば対応し、新ごみ中間処理施設の動向など上伊那広域連合に動きがあった場合は八乙女区長と対策委員長に報告する旨を伝えたとの報告があった。 -
「ベトナムの小学校に教科書を届けよう」プロジェクト
箕輪町に住民有志の実行委員会「チームそよかぜ」発足箕輪町の住民を中心とした有志が、ベトナムの小学校に教科書を届けようと、実行委員会「チームそよかぜ」(戸田真理子代表)を立ち上げた。26日、町産業会館で10人が参加して初会合を開き、来年2月にベトナムを訪問して直接届けることを目標に、準備を始めた。
活動は、有志の一人が所有する新品の衣料品を何かに役立てたい-との思いから始まった。町内で雑貨店を営む戸田さんが、ホーチミン市に日本人が設立した「セント・ビンソン・チャリティ小学校」の支援に関わっていることから、ベトナムの小学生のために使おうと、賛同する仲間が集まった。
同小学校は、セント・ビンソン・チャリティクラブの会費、寄付金、児童が手作りするビーズ細工の収益金で運営。現在130人が通っている。ベトナムの学校は学費が必要だが同校は無料。支給する教科書や制服の費用捻出に苦労している。全校児童分の教科書代は日本円で8万円、制服代は6万円。寄付金は教科書購入を優先し、制服はしばらく購入していない実情がある。
実行委員会は会合で、プロジェクト第1弾「小学校に教科書を届けよう」の資金集めのため、衣料品などを販売するチャリティバザーを来年2月10日に松島の雑貨店隣り「ぷち・らぱん どぅ」で開くことを決めた。贈り物を直接児童の元に届けるため2月中旬に現地を訪れ、訪問報告も計画する。今後、詳細を協議する。
活動には町内の団体も協力参加を予定する。実行委員会では、「人のために何かしたいという思いを抱いている人はいる。一人ではできないけれど、皆となら参加したいという仲間と一緒に活動したい」と、仲間を募っている。問い合わせは広報部長で町商工会勤務の高橋さん(TEL090・5808・0444)へ。 -
箕輪町議会臨時会
「福祉灯油券」配布の補正予算案可決
年内配布へ箕輪町議会臨時会は26日開き、原油高騰対策の「福祉灯油券」配布に伴う07年度一般会計補正予算案を可決した。460世帯が対象で、民生委員に依頼し年内に配る。
灯油券の配布対象は、住民税非課税世帯で75歳以上の高齢者のみの世帯、重度介護認定者のいる世帯(施設入所者は除く)など460世帯。1世帯に1万円分の灯油券(500円券20枚)を配る。
補正予算は福祉灯油券交付事業費460万円、灯油券印刷製本費8万5千円の合計468万5千円。予備費で対応する。 -
大出長寿クラブ「そば会」
箕輪町の大出長寿クラブ(128人、田中文平会長)は25日、年末恒例の「そば会」を大出コミュニティセンターで開いた。約60人が集い、会員による手打ちそばを味わい、親ぼくを深めた。
年の暮れに会員の友愛を深めようと、9年続く恒例行事。毎年、地元の箕輪北小学校のしめ縄作り教室と開催日を合わせ、男性会員11人はしめ縄作り指導、残りの会員はそば会準備をし、昼に皆でそばを味わい1年を締めくくる。
大出コミュニティセンターでは、会員が栽培したソバ粉5キロ強を用意し、皆で朝からそば打ちに取り組んで75食分を準備し、大鍋で手打ちそばをゆで上げた。
テーブルには、そばのほか、前日から煮込んで用意したぶり大根なども並び、今年の活動を振り返りながら楽しいひと時を過ごした。 -
北小河内宮下常会の住民有志
初のイルミネーション点灯箕輪町北小河内の宮下常会の住民有志が、竜東線沿いの広場にイルミネーションを点灯している。初の試みで、皆が手をつなぎ合う思いを込めた球体などの電飾が辺りを明るく照らし、人々の目を楽しませている。
場所は竜東線・宮下信号機の北西、バス停がある広場。竜東線は、アダプトシステムで北小河内地区が清掃など管理しており、広場は常会で草取りなどをしている場所。以前からイルミネーションの話があったが、「昨年は災害を経験し町にお世話になったが、皆で手を取り合って楽しんでいることを表現しよう」と、有志4人と2事業所、常会長で計画を実行した。
メーンは大きな光の球。皆の「輪」を面ではなく、多面的に縦にも横にも手をつなぎあっている思いを形にするため球体に作り上げた。「自分たちも楽しんで童心に戻ってやった。点灯してみるといいもんだ」と話している。
点灯は来年1月末まで。午後4時縲・1時。 -
箕輪消防署
高齢者一人暮らし家庭の火の元点検箕輪消防署は24日、町内の高齢者一人暮らし家庭を訪問して火の元点検をし、火事にならないよう注意点などをアドバイスした。
恒例の点検で、11月から順次実施している。
署員2人が訪問し、台所のガスコンロや電気、ストーブやこたつなどの暖房器具、風呂、仏壇の線香やろうそく、消火器の置き場所などを家人と話しながら確認した。
テレビや家具の後ろのコンセントが外れかけている場合、その部分にほこりがたまり湿気を帯びると火が出ることを説明し、「コンセントをしっかり挿して定期的に掃除して」と話した。
訪問を受けた女性は、「点検してもらってよかった。コンセントのことまでは気付かなくて、教えてもらって有難かった。安心して年を越せる」と話した。また、「年寄り向けに注意事項を書いたチラシをもらえると有難い」と要望していた。 -
箕輪北小5,6年生が地元のお年よりからしめ縄づくりを習う
自分たちで作ったしめ縄で新年を迎えよう竏窒ニ、箕輪町の箕輪北小学校5、6年生の児童約100人が25日、地元の長寿クラブのお年よりらからしめ縄づくりを教わった=写真。
地域に伝わる伝統のしめ縄づくりを体験することなどを目的として毎年この時期に行っているもので、箕輪北小の学区となる沢、大出、八乙女の長寿クラブが協力。今年は長寿クラブから33人のお年よりが小学校を訪れた。
始めに、大出長寿クラブの藤田隆美さん(78)が、どうしてしめ縄を飾るのかなどを説明。その後、一人のお年よりを5、6人の児童が囲む形で、しめ縄づくりを開始。お年よりらにわらをなうコツなどを教わりながら、〆の子を整え、自分だけのしめ縄を作り上げていた。
6年生の福沢妃奈乃さん(11)は「去年よりも上手にできた。巻くところが難しいけど楽しい」と話していた。 -
箕輪町07年重大ニュース
箕輪町は、07年重大ニュースを発表した。
▽箕輪町議会議員定数15人体制で新スタート
▽健康なまちづくりの充実(みのわ健康アカデミー第3期開講、ウェルネス箕輪推進協議会設立、地区巡回健康教室開講、げんきセンター南部しゅん工、第1回天竜健康ウォーク)
▽乳幼児・児童医療の受給対象を小学校6年生まで大幅引き上げなど福祉医療施策の拡充
▽学校教育施設の充実(箕輪北小体育館しゅん工、箕輪西小校内安全システム設置、箕輪東小耐震補強工事しゅん工、箕輪中部小耐震補強・大規模改造工事しゅん工、町内全小中学校にAED設置)
▽安全・安心なまちづくり(小型動力ポンプ付積載車第6分団第1班(長岡)導入、町内4カ所に耐震性防火水槽設置工事しゅん工、消防団詰所第1分団(八乙女)新設工事しゅん工、上伊那猟友会箕輪支部と災害時協力の協定調印、町内外の福祉施設と福祉避難所設置の協定調印)
▽2007防災サミットin箕輪を10月11日に開催
▽優良企業の町内誘致
▽町内既存企業の拡充支援
▽萱野高原の整備促進
▽ながたの湯が7月6日、来場者200万人を突破 -
みのわ祭り検討委員会第2回
箕輪町のみのわ祭り検討委員会はこのほど、第2回会議を町役場で開いた。委員の呼びかけなどに応じて集まった新たな参加者も含む22人が、祭りのあり方について意見を交わした。
運営方法について、「町や商工会主導が主になってきていたが、運営組織そのものを検討する時期では」として協議。「各サークルから出た人で実行委員会を作るのがベターではないか」「サークルの力を借りるのが一番いい」という意見の一方、「主導を地域に移すのはベストだと思うが、お金の問題や町民がみのわ祭りと思うのかという疑問もある」という意見もあった。
祭り全体のプロデュースや、今あるイベントをつなげ各団体の輪をつなげる必要性を挙げる声もあった。
運営移行の方向については次回、再度検討する。 -
07年度箕輪町功労者が町に記念品送る
07年度箕輪町功労者表彰の受賞者5人が19日、町に記念品として、現在建設中の地域交流センターに設置する屋外大型時計を贈った。
今年の受賞者は、桑沢幸好さん、松田正光さん、赤羽栄治さん、浅川長利さん、田中弘子さん。
受賞者からの申し入れを受け、品物は庁内で検討し決めた。屋外大型時計はソーラー電源で直径70センチ。
4人が役場を訪れ、代表して赤羽さんが「名誉ある表彰をいただきありがたい。交流センターに設置してほしい」と、平沢豊満町長に目録を手渡した。町長は「大切に使わせていただく」と感謝した。 -
箕輪町が原油高騰で「灯油券」配布へ
26日町議会臨時会に補正予算案提出箕輪町は、原油高騰対策として「灯油券」を配布する方針で、26日に開く町議会臨時会に補正予算案を提出する。
灯油券の配布対象は住民税非課税の高齢者世帯など。1世帯に1万円分の灯油券(500円券20枚)を配る。議会での議決を経て年内に配布予定。
臨時会は午前9時開会。提出議案は07年度一般会計補正予算案1件。 -
ふるさと大使・中島赳さん
箕輪町内保育園児に菓子のクリスマスプレゼント箕輪町ふるさと大使の中島赳さん(73)=愛知県名古屋市=が21日来町し、町内の保育園児に菓子のクリスマスプレゼントを贈った。
中島さんは、毎年園児のために菓子を届けている。今年は袋菓子750袋が事前に届き、この日はチョコレート菓子900個を持って町を訪れた。
松島保育園を訪問した中島さんは、サンタクロースに扮して園児の待つ遊戯室へ。「皆さん、先生の言うことをよく聞いてお利口さんなので、お菓子を持ってきました」と、一人ひとりに菓子を手渡した。園児は「サンタさんが来た!」と大喜びで、「うれしい」と笑顔で菓子を受け取り、お礼に「世界がひとつになるまで」を元気いっぱいに歌った。 -
06年度一般会計決算など可決 伊那消防組合議会
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の4市町村でつくる伊那消防組合議会の12月定例会は21日、伊那市役所で開き、06年度一般会計歳入歳出決算認定など2案件を原案通り可決、承認した。
前年度の歳入総額は11億7916万円(前年比9・10パーセント減)、歳出総額は11億7745万円(同8・57パーセント減)。概要として、職員2人の救急救命士の資格取得、箕輪消防署の災害対応特殊ポンプ自動車の更新などをあげた。
07年度一般会計第3回補正予算は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ124万4千円を減額し、歳入歳出予算の総額を12億3531万円。補正の主な内容は職員異動及び人事院勧告などに伴う人件費の補正や伊那、高遠消防署の需用費(燃料費)の決算を見込む中での増額などとした。