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アイガモ農法の水田を幼稚園児が見学
箕輪町認定農業者協議会内の箕輪ブランド研究会(根橋英夫会長)が本年度、試験的に募集した「信州・みのわ米オーナー」に申し込んでいる伊那市の緑ヶ丘幼稚園・敬愛幼稚園(宮原満生園長)が、箕輪町内のアイガモ農法自然栽培をしている水田を訪れ、米作りの様子を見てアイガモと触れ合っている。
幼稚園は、園外活動の一環でオーナーに参加。低農薬の米作り、アイガモが虫や草を食べることなどを定期的に水田を訪れて視覚で学び、園で絵を描くなどの活動につなげる。オーナーは米約50キロを収穫できる予定で、一部をもち米と交換しておはぎ作りやもちつきをやる予定。
このほど、敬愛幼稚園の年長児が水田を訪れた。園児はアイガモ24羽に興味津々で、水田の周囲に張り巡らした網に張り付くようにしてアイガモを眺めた。実際にアイガモを触らせてもらうと、「あったかい」「ふわふわ」と笑顔で話した。
根橋会長は、「小さいときから米作りを見てもらうことでお米を食べることへの理解が深まり、気の長い話だが米の消費拡大になれば」と期待を寄せている。 -
箕輪町で益子焼陶芸作家・香取甫(はじめ)さんの講演会
栃木県益子町に窯をかまえ、独自の作品づくりを続けてきた益子焼陶芸作家・香取甫(はじめ)さんの講演・と実演会が5日、町文化センターであった。陶芸を志す人や一般など約100人が集まり、香取さんの陶芸にかける思いを聞いた。公民館と町教育委員会主催。
講演会は町が年に数度開く「元気の出る講演会」の一環。長年陶芸にかけてきた香取さんの人生観などにふれ、生きがいづくりにつなげてもらおう竏窒ニ企画した。
大手製陶所に弟子入りし、益子焼の伝統的な手法を学んできた香取さん。それだけでは自分のやりたいことが十分に満たせないと感じ、自らで釉薬(ゆうやく)から手がける独自作品の制作を始めた。その種類はいまや約千種類にもなるというが、そのうち実際に使うことができるのは10種にも満たないという。
香取さんは「この道に入ったのは誰にもできないものをつくりたいと考えたから。たかが60、70年の人生。人の真似をして同じようなことをする必要はないんじゃないかと思った」と自身の作品づくりにかけてる思いを語った。
その後、ろくろの基本的扱い方などの実演もあり、参加者を楽しませた。 -
警察署に県知事選の事前運動取締本部設置
第17回県知事選挙の実施に伴い、4日、県警察本部及び、県下25警察署に事前運動取締本部が設置された。同日午前10時、伊那署内にも同本部が設けられた=写真。
前回の県知事選挙では管内で違反行為はなかった。刑事課の相澤光宏課長は「公正な選挙の確保、実現に向け、小さな違反も見逃さず、厳正に取り締まっていく」と目を光らせている。
第17回県知事選挙は20日告示、8月6日投開票。13日には、各署などに違反取締本部が設置される。 -
県下初の民間事業所が防犯ボランティア組織
伊那署は4日、上伊那の事業所でつくる「県自動車整備振興会伊那支部」(杉本廣志支部長)の同署管内の25業者65人を、自主防犯パトロール隊員に委嘱した。この日は各業者の代表約20人が訪れ、小嶋惣逸署長から委嘱状を受け取った。
同支部は「自分たちも子どもを守る活動に積極的に参画しよう」と、同署の委嘱でパトロール隊を結成。署によると、民間事業所が防犯ボランティア団体を組織するのは県下で初めてとなる。
委嘱状の交付後、隊員で「こどもを守るオアシスパトロール隊」を発足。今後は7月中旬までに、青色回転灯を25業者50台に設置し、▽児童の登下校時の巡視▽事件、事故発生時の巡視竏窒ネどの業務を通じて、防犯活動を実施していく。
同支部長の杉本代表は「地域の安心、安全に寄与することを誓う」と決意表明。小嶋署長は「県下では初めてのケースなので、今後の活躍が期待される。大きな味方ができたと心強い」と激励した。
現在、駒ヶ根署管内の県自動車整備振興会伊那支部内の業者も、同様の活動を展開しようと話し合いを進めている。 -
不法残留で逮捕の中国人を再逮捕 偽造旅券など使用
伊那署は6月9日、不法残留で逮捕した中国籍の男2人を4日、偽造有印公文書行使などの疑いで、再逮捕した。陳建春(チェン・ジェンチュン)らによる身分証明書等偽造事件を捜査中の警視庁、県警察の合同捜査本部は、2人が使用した旅券などは陳容疑者らが偽造したものとみて捜査している。
再逮捕したのは箕輪町の派遣社員、リュウ・イエンシン容疑者(24)=偽造有印公文書行使、偽造有印私文書行使罪=と伊那市美篶の派遣社員、フー・チョアトン容疑者(29)=偽造有印私文書行使罪=の2人。
リュウ容疑者は本年5月1日ごろ、市内の人材派遣会社の採用面接の際、不法滞在者であることを隠し、他人名義に偽造された外国人登録証明書と旅券を呈示。フー容疑者は本年1月29日ごろ、前者と同様、偽造された旅券を呈示した疑い。 -
上伊那ミニバスケットボール交歓大会
第12回上伊那ミニバスケットボール交歓大会が2日、箕輪町社会福祉体育館など3会場であった=写真。選手らはプレーを通じて、友情を深め、技術の向上を目指した。上伊那バスケットボール協会の主催。
試合機会を増やそう竏窒ニ始まった恒例大会に、男子9(7団体)、女子17(15団体)の計26チームが参加し、各チーム2試合ずつの試合を戦った。
選手らは日ごろの練習の成果を発揮し、息の合った連携プレーを披露。保護者たちからは「頑張れ」「打て」などの応援も飛び、攻守の入れ替わりの早い試合を繰り広げた。
大会実行委員長の松永義夫さんは「スポーツを通じて、自分の個性を出していってもらいたい。技術を学びながら、仲間とのコミュニケーションを深め、感情豊かな子どもに育ってもらえれば」と話した。 -
箕輪町役場に高齢運転者優先駐車場設置
箕輪町は3日、高齢運転者優先駐車場を役場駐車場に5区画設置した。6月末に駒ヶ根署管内で整備したのに続く設置で、伊那署管内では初となる。
町は、優先駐車場の整備により、高齢運転者マーク(通称紅葉マーク)の普及、駐車場内で安心して駐車でき接触事故が減るなどの効果を期待。高齢者の交通事故が多いことから事故防止につなげたい-とする。
業者が、優先駐車場にする各区画に1メートル四方のシートを路面にはった。シートは、紅葉マークと「高齢運転者優先駐車場」の文字が書かれている。役場と、隣接する町文化センターの両施設の利用を考え、役場玄関近くに1区画、庁舎前で文化センターにも近い場所に4区画整備した。 -
箕輪町
県職員と滞納整理へ箕輪町は、県が今年4月に設置した県税収納推進センターと業務協定し、県職員と町職員が協力して県町民税の滞納整理に取り組む。3日、平沢豊満町長がセンターの県職員1人に町職員の辞令を交付した。併せて、滞納整理のための税務職員交流研修で、上伊那地方事務所県税チームの職員2人にも辞令を交付した。
県税収納推進センターは、04年度末の個人県民税滞納額が25億円に達し、県税滞納額の43%を占めることから、未収金解消のため設置。職員は、希望する市町村に協力し滞納者との交渉もする。
町の税、使用料などを含めた滞納総額は05年度当初で約4億円。町民税は約1億円で、県民税も合わせると約1億3千万円に上る。県職員と協力した住民税の滞納整理では大口滞納者を対象にする。
滞納整理の交流研修は2年目。地方税収の確保と徴収事務の知識の習得、技術の向上を図ることを目的に、県から2人、町から1人を互いに派遣する。
町は、センター業務との協定や交流研修により、「県職員が一緒に滞納整理することで収納率を上げたい」としている。
センターとの業務協定は19市町村が予定。上伊那では南箕輪村も業務協定している。 -
みのわ祭り実行委員会第2回詳細決定
箕輪町の2006みのわ祭り実行委員会は3日夜、第2回会議を町役場で開き、祭りの詳細を決定した。
祭りは29日午後1時半縲・時。マスつかみ大会は午前9時半縲・1時、みのわ天竜公園。本会場は153号線バイパスで町道6号線交差点まで拡大する。バイパスの交通規制は正午縲恁゚後10時。花火に伴う十沢線、農免道路の交通規制は午後6時半縲・時半。
開幕式典は午後1時半から。時間を短縮して5分間で終了し、1時35分からオープニングパレードを始める。パレードは伊那節が初参加する。
ワクワクダンシング午後3時縲・時半、20分間の準備時間をはさんで箕輪天竜音頭民踊流し午後4時50分縲・時。箕輪みこし大行進は午後6時縲・時半までだが8時まで余裕をもたせている。
みのわ太鼓は(1)午後2時半縲・時(2)4時半縲・時50分(3)6時縲・時半-の3回ステージ。「みのわ太鼓ジュニアチーム」の踊りも取り入れたプログラム構成で演奏する。みのわ御棒サ!は会場南端で午後2時半縲・時。一般の部のほか今年は小学生の部も設ける。
納涼花火大会と手筒花火は同時開催で午後7時半縲・時。打上花火会場は天竜側十沢橋上流、手筒花火会場はみのわ天竜公園。手筒花火は発足5周年記念イベントで上清内路煙火同士会協賛による大三国煙火、噴上げ煙火を披露し、昨年より5プログラム増やす。
店舗売り出し、フリーマーケットは午後1時半縲・時。商工会青年部の子どもイベントは松島交差点の南側。
今年は、中原区が毎年正月に上げている全長300メートルの連凧をみのわ祭りで上げたいと申し入れがあり委員会で了承。会場などは今後検討する。
踊り部会の講習会はワクワクダンシングが10日と18日の午後7時半から、箕輪天竜音頭・民謡流しが18日午後8時半から。会場は町民体育館。
広報宣伝部会のPRキャンペーンは22、23日のいずれも午後4時から、ジャスコ箕輪店でインストラクターがワクワクダンシングを実演し、祭りへの来場を呼びかける。 -
箕輪町観光協会総会
箕輪町観光協会(会長・平沢豊満町長)の06年度総会は29日、みのわ温泉ながた荘で開き、事業計画案や予算案などを承認した。
06年度は、観光PR事業でホームページを作成する。このほかの主な事業は各種観光資源のPR、萱野高原山開き、体験型観光の促進、もみじ湖紅葉期間の取り組み、ふるさと便、写真コンテスト・写真展の開催、観光イベントへの協力と関連事業への補助、先進地視察など。予算総額は620万円。 -
【記者室】手筒花火の夏
みのわ祭り開催まで1カ月を切った。今年も楽しみの一つは「みのわ手筒会」の手筒花火。県内で箕輪だけの手筒花火は、カメラマンが最前列にずらりと並び、観客も年々増える人気ぶり▼過日、手筒会が打ち揚げ練習をした。火薬を扱うため練習は緊迫した空気が漂い真剣そのもの。本番に備え早い時期から練習を重ねる手筒会。華やかな花火の陰には地道な努力がある▼今年は納涼花火大会と同時開催で、一味違う花火見物となりそうだ。花火は大好きだが、箕輪町担当で取材しなければ手筒花火を見ることはなかっただろう。そう考えると毎年見物できる幸せに感謝。今年はどんな演出だろうか。子ども向け仕掛け花火もあるという。子どもでなくてもわくわくする。(村上記者)
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「国民安全の日」
箕輪町安協と町電気工事組合が奉仕作業「国民安全の日」の1日、箕輪町交通安全協会と町電気工事組合が、信号機や防犯灯の清掃など奉仕作業に励んだ。
町安協は、「国民安全の日」に合わせた初の作業。今年2月、松島の国道153号線と町道6号線の交差点に設置された歩車分離式信号機を磨いた。執行部と支部長の11人が、伊那警察署交通課長、町警部交番所長の立会いで脚立にのって歩行者用の信号機を丁寧に拭いた。設置からまだ5カ月だが、信号機は排気ガスなどでかなり汚れており、タオルが真っ黒になった。安協では、「今後も計画を立てて取り組みたい」としている。
自動車用信号機は年1回、業者が清掃している。 -
箕輪町戦没者慰霊祭
箕輪町戦没者慰霊祭が30日、松島コミュニティセンターであった。遺族や来賓ら約120人が参列し、西南の役以降602柱のめい福を祈り、不戦と恒久平和を誓い合った。
町社会福祉協議会の平沢豊満会長は、「ご遺族の長年のご苦労、ご心痛に深甚なる敬意を表する。再び戦争の惨禍を、悲劇を繰り返すことのないよう恒久平和の樹立、安心安全のまちづくり、福祉のまちづくりに前進することを誓う」と式辞を述べた。上伊那地方事務所長、箕輪町議会議長、上伊那郡遺族会長が追悼の言葉を寄せた。
参列者は黙祷をささげ、一人ずつ献花をし手を合わせた。
箕輪町遺族会の竹入弘人会長は、「忌まわしい戦争体験が風化されることが決してあってはならない。戦争体験者として戦争がいかに悲惨で愚かか、次の世代に語り継ぎ、恒久平和と明るい国家を築くため努力していくことを誓う」と謝辞を述べた。 -
箕輪町上古田
クマ目撃で注意呼びかけ30日朝、箕輪町上古田の林道深沢線、上水道配水池付近で、地元住民が小熊1頭を目撃した。町役場産業振興課は、入山のときは携帯ラジオや鈴など音のする物を持っていくなど十分注意するよう呼びかけている。
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箕輪町猟友会総会
箕輪町猟友会(62人、小林弘人会長)は28日夜、06年度定期総会を町産業会館で開き、事業計画案、予算案を承認した。
事業計画は鳥獣供養慰霊祭、町猟友会射撃大会、安全狩猟講習会、狩猟解禁日の巡視パトロール、上伊那猟友会春季射撃大会への参加、有害鳥獣駆除の実施など。カモシカ事業は、12月3月に固体調整をする。一般会計予算は192万9千円。
役員改選もあった。06、07年度の役員は会長は小林弘人さん、副会長は唐沢正成さん、倉田忍さん。 -
箕輪町、南箕輪村が伊那ケーブルテレビで文字放送開始
箕輪町と南箕輪村は1日、伊那ケーブルテレビの町、村それぞれの専用チャンネルで、文字放送を開始する。
伊那ケーブルテレビがBSデジタル放送をアナログ変換して放送してきたサービスが6月末で終了し、本来のデジタル放送に移行することに伴い、アナログの29チャンネルが箕輪町、30チャンネルが南箕輪村の専用チャンネルになる。デジタルの専用チャンネルは町がC512、村がC513チャンネル。
町と村は、専用チャンネルで行事のお知らせ、休日当番医、水道休日当番店などを文字で放送する。デジタルでは6月20日ころから試験的に放送を始めているが、7月中は試験放送で、文字の大きさ、写真の色などを調整する。
箕輪町は、緊急メール配信サービスで登録者に火災などの緊急情報が配信された場合は、専用チャンネルでも文字放送に割り込み優先的にメールと同じ内容を表示する。
南箕輪村は、村広報番組「素顔がいいね みなみみのわ」も放送する。 -
天竜川護岸の利活用を考える会(仮称)発足
箕輪町内の天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと、住民有志による「天竜川護岸の利活用を考える会(仮称)」が28日、発足した。市民ランナーら発起人による第1回会議を町文化センターで開き、護岸の利活用について意見を交わした。今後は現地視察をし、会の名称をはじめ具体的な検討を進める。
堤防道路は、町民の散歩道や、小学生から社会人までのジョギングや陸上競技のトレーニング場として利用されている。
今年4月、町内の市民ランナーらが堤防道路をジョギングやウォーキングロードとして整備し活用することを考え、国土交通省天竜川上流河川事務所の職員に現地視察してもらい、整備を要望した。
発起人らは、町民参加で親水護岸としての整備を検討しようと賛同者を募り、発足会には市民ランナー、天竜川流域の沢・松島・木下区の公民館関係者、一般ら35人が参加した。
発起人代表の小池茂治さん=木下=を会長に選任。小池さんは、「さらに広く賛同者を募り、いろんな意見を聞いて、一級河川をもっと活用したい」と話した。
自由討論では「ジョギングやウォーキングに限らず、お年寄りも集える道に整備したらどうか」「箕輪町内の天竜川流域全体を視野に入れて考えよう」などの意見があった。
第2回会議は7月8日に天竜川ウォークミーティングとして現地を視察。7月13日の第3回会議で会の名称などを決める予定。 -
みのわ手筒会
みのわ祭りに向け打ち揚げ練習箕輪町の「みのわ手筒会」(会員39人、唐沢修一会長)は28日夜、みのわ祭り(7月29日)に向け箕輪中学校グラウンドで打ち揚げ練習をした。今年のみのわ祭りは、手筒花火と納涼花火大会が初の同時開催となるほか、会にとっても発足5周年の記念の年で、会員皆練習に熱が入っている。
実際に手筒花火を打ち揚げる初の練習で、20本を消費。安全を第一に打ち揚げ手順、点火の段取り、警備などを真剣に確認しながら練習した。
会は、6月初旬の救護講習に始まり、構成やフォーメーション、分担確認など練習を重ねている。
今年は手筒花火45本のほか打ち上げ、仕掛け、吹き上げ花火、小型煙火などを予定。大三国もある。子ども向けにお楽しみの仕掛け花火も企画している。
地域活性化を願い、若い世代の頑張りをPRしている同会。毎年、工夫を凝らした花火構成で、“箕輪の手筒花火”として年々ファンが増えている。依頼を受け県内の他市町村でも打ち揚げ、箕輪町の宣伝にも一役買っている。今年もすでに朝日村、飯綱町での打ち揚げが決まっている。
唐沢会長は、「今年は納涼花火大会の打ち上げ煙火と競演できる。町民に喜ばれる、また見たいと思われる祭りにしたい。町外から来る人も多いので、箕輪にしかないというイメージ付けになれば」と意欲を見せている。 -
箕輪郵便局員がごみ拾い
箕輪町の箕輪郵便局は26日、「地域に愛される郵便局づくり」の一環で、環境活動としてセンターパーク松島周辺でごみ拾いをした。
ごみ拾い活動は6月と8月の年2回、就業時間後に局員がボランティアで実施。以前は郵便局周辺でやっていたが、昨年から主にセンターパーク松島と天竜公園でやっている。
この日は20人が参加。花火の燃えかす、たばこの吸殻、ビニール傘、ペットボトル、菓子や食品の空き袋などがあり、局員は「きれいに見えて、意外とごみがある」と話し、可燃ごみ、不燃ごみに分けながら、木の茂みや池や水路の中にも入って熱心にごみを拾った。
次回は8月に天竜公園でやる予定。 -
ながた荘が宴会場用にいすとテーブルを導入
箕輪町長田の「みのわ温泉ながた荘」が、宴会場用のいすとテーブルを導入した。
以前から「いすがあるといい」などの利用者の声もあり検討を進め、今年4月に導入を決定。座敷用のいすとテーブル40セットを用意し今月中旬から使えるようになった。
いすは足などが黒塗りで背もたれと腰掛けのクッション部分が渋い緑色、テーブルは黒塗りで落ち着いた雰囲気。今後、いすとテーブルの常設の部屋を設けることも検討している。
新村支配人は、「足の弱い方への利便性を向上した。多くの方に利用してほしい」と話している。
いす席は申し込み順に受け付ける。希望者は予約時に申し出る。 -
伊那消防組合 部隊活動円滑に規律訓練
伊那、高遠、箕輪、辰野消防署でつくる伊那消防組合(消防長・早川正行伊那消防署長)は27、28日、伊那市の市民体育館と県伊那勤労者福祉センター体育館で規律訓練に取り組む。初日は組合内の署員65人が参加し、軽快な動作を修得した。
署員の規律心の向上を目指し、日ごろの活動が部隊として円滑に運べるよう、毎年している行事。同様の訓練を2日間に分けて実施し、組合署員のほとんどとなる約130人が規律を学ぶ。
小隊の編成、隊列の整とんのほか、行進間、停止間の動作、敬礼方法などを指揮者の指示に従がって訓練。休憩を取りながら約3時間にも及んだが、署員らは真剣な表情で規律ある動きを見せていた。
あいさつに立った伊那消防組合の登内正史次長は、実のある訓練となるよう「大きな声と汗を出してもらいたい」と呼び掛けた。 -
箕輪町役場に高齢運転者優先駐車場整備へ
箕輪町は、高齢運転者優先駐車場を役場駐車場に5区画整備する。7月始めにも設置できる見込み。
優先駐車場は、1メートル四方のシートを路面にはる。紅葉マークと「高齢運転者優先駐車場」の文字が書かれている。役場と、隣接する町文化センターの利用者が駐車しやすいように、役場前の駐車場で庁舎にも文化センターにも近い区画を計画している。
町は、優先駐車場の整備により、高齢運転者マーク(通称紅葉マーク)の普及、駐車場内で安心して駐車でき接触事故が減るなどの効果を期待する。
優先駐車場の実用設置は27日、県下で初めて駒ケ根署、駒ヶ根市役所、飯島町役場でそれぞれ置した。 -
箕輪町郷土博物館で自然体験学習会
身の回りの花を観察してみよう竏窒ニ、箕輪町郷土博物館は25日、博物館周辺の散策する体験学習会を開いた。親子連れなど約20人が集まり、自然観察指導員の池上賢司さんの説明を聞きながら季節の草花について学んだ。
現在同博物館で開いている企画展示に伴う企画。参加者は、花のスケッチをしたり、草花の性質などの説明を受けながら博物館近くの昭和公園までを徒歩で往復した。
「清水の小道」では、アジサイやドクダミ、カラスエンドウなどを観察。キュウリの香がすることからその名を持つ「キュウリ草」を発見すると、「本当にキュウリのにおいがする」と大人も子どもも一緒になって感心していた。
参加した女の子は「知らないも花もあったけど、知っている花もたくさんあった」と話していた。
博物館に戻ってからは、押し花を使ったしおりづくりにも挑戦した。
7月2日には、探草会を開く予定。
問い合わせは町郷土博物館(TEL79・4860)へ。 -
「となりのトトロ」で火災予防呼びかけ
箕輪町の箕輪消防署に、火災予防を呼びかける「となりのトトロ」の大きな看板がお目見えした。消防署南側の看板を新調し、子どもたちの人気を集めている。
例年は秋の火災予防週間に新調していたが今年は時期を早め、5月中旬から6月上旬にかけて、署員の小平秀明さん(30)を中心に数人が、夜間に消防署の車庫内で制作に励んだ。
絵が得意な小平さんは、今回の看板が5作品目。大人はもちろんだが特に子ども達に見てほしい-と「となりのトトロ」を選んだ。
看板はベニヤ板で縦270センチ、横360センチ。再利用で前回の絵を白のペンキで塗りつぶし、小平さんオリジナルの構図を下書き。水性ペンキで色を作りながら影などもしっかり描き込み、手の込んだ仕上がりとなった。06年度の火災予防の標語「消さないで あなたの心の 注意の火」などを書き、小平さんの印も隠されている。
出来上がりに「満足」と小平さん。「消防署のお兄さんが描いた看板を見に、遊びにきてね」。 -
【記者室】
国民保護法に基づき上伊那の市町村議会6月定例会に上程された国民保護協議会条例案などが、賛成多数で可決された。3月議会で継続審査となっていた箕輪町も、賛成多数で可決した▼継続審査理由の一つに、住民との話し合いができていない-とあったが、6月までに何らかの取り組みがあっただろうか。法律だから-でなく、いずれ計画策定するにせよ、もっと議論の時間があってもよかった▼「住民を戦争に巻き込む」計画策定に反対した上伊那地区憲法を守る会と町職員労組。その声は、届かなかった。日本は戦争できる国に近づいていると感じる。反対と言えるうちはいいが、かつてそうであったように、声を発することができない国にならないよう切に願う。(村上記者)
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箕輪町議会6月定例会閉会
箕輪町議会6月定例会は26日、委員会付託していた議案、意見書提出の追加議案を可決し、閉会した。
3月議会で継続審査となっていた箕輪町国民保護協議会条例制定案は、総務文教常任委員長が原案を可決、付則を「この条例は、公布の日から施行する」に改める修正案を報告。条例案について「時期尚早。住民の間に議論が熟していない」「戦争で国民の生命、財産は守れない。外交手段でやるべき。政府が決めたことだから仕方がないという理事者の気持ちは、わからないではないが、この条例で住民の生命、財産は守れない」など反対討論があった。採決は、賛成多数で可決した。
同じく継続審査になっていた国民保護協議会条例制定案にかかわる町特別職非常勤の報酬に関する条例一部改正案も可決した。
上伊那地区憲法を守る会と箕輪町職員労働組合が提出していた「住民を戦争に巻き込む『国民保護計画』を策定せず、『無防備地域宣言』を行うよう求める請願」は関連議案の可決により、みなし不採択となった。
今議会に提出された箕輪町国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例制定案も可決した。
請願・陳情の採決結果は次の通り。
◆採択▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する請願書▽少人数学級の早期実現や複式学級の編制基準の改善、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽核兵器廃絶国際協定実現を国連とすべての国に呼びかける意見書提出に関する陳情書▽「教育基本法の改定について慎重審議を求める意見書」の採択を求める陳情書◆趣旨採択▽「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書◆不採択▽「高校改革プラン『実施計画』で地域の合意のない部分を撤回し、学校現場に十分検討期間を保障できない平成19年度実施を見送ることを求める意見書」採択を求める陳情書◆継続審査▽箕輪町入札制度の改善を求める陳情書 -
美容室「花花」
箕輪町木下に開業箕輪町木下に美容室「花花(はなはな)」(上條美紀オーナー)がオープンした=写真。
営業内容は美容、着付け、エステ。可動式シャンプー台が特徴で、客が移動することなくシャンプーしてもらうことができる。建物は天井からも外光を取り込む造りで、着付け用の和室がある。
これまで3店舗で経験を積み、独立開業。店名は、愛娘2人の名前からつけ、「お客様、娘達、私の大事なもの」との思いを込めた。「気軽に皆さんに寄ってもらえる、外見がきれいになることに加え、心もゆったりと、ほっとできる店にしたい」という。
午前9時縲恁゚後6時30分。月曜・第3日曜日定休。完全予約制。国道153号線の木下交差点を東に進み、踏み切り手前すぐ。予約は花花(TEL・FAX70・6632)へ。 -
第6回みのわ芸術祭
みのわ芸術文化協会(藤田隆美会長)の第6回みのわ芸術祭は25日まで、箕輪町文化センターで開いている。24日はステージ発表があり、10プログラムで日本舞踊や箏の演奏など会員が熱演を繰り広げた。
協会は、芸術文化のもつ感動と楽しみの輪を広げ、より豊かな町づくりに貢献するとともに、文化活動参加の質と量を高め、より豊かで彩りある生き方を目指そうと活動している。芸術祭は、協会員のみによる催しで、作品展示会とステージ発表で広く町民に日ごろの活動の成果を発表する。
ステージ発表は、あでやかな日本舞踊、しっとりとした箏や尺八の演奏、数種類のハーモニカによる演奏などを披露。観客は熱の入ったステージに盛大な拍手を送った。
協会副会長の大槻武治さんによる山本鼎と農民美術についての「足元からの芸術文化」の発表もあった。
展示会は俳句、短歌、陶芸、書、ちぎり絵、アートフラワー、ろうけつ染め、木彫と、幅広い分野で会員が研さんを積んだ作品を並べている。展示は25日午後4時まで。 -
箕輪中3年生が戦争体験談聞く
箕輪中学校体育館で21日、第2次世界大戦の体験を語り継ぐ沖縄県出身の語り部、元教師親里千津子さん=長野市在住=の講演会があった=写真。体験記に耳を傾けた3年生約240人らは、神妙な面持ちで現在ある平和とは何かを考えた。
「平和を願い戦争を語り継ぐ会」と題し、同町遺族会(竹入弘人会長)が企画した行事。戦争を知らない、未来を担う生徒たちに聞いてもらおうと、初めて参加を呼び掛けた。
親里さんは、米軍の空襲で母親と祖父を亡くした時、涙も出ずひたすら家族の髪を遺品として持ち返ったことなど、生徒たちと同年代に体験した沖縄戦の悲話を回想しながら語った。
「今は過去の戦争の歴史をしっかり学んで、2度と同じ悲しみを起こさせないことができる。物事の善悪をしっかりと判断できる人になり、命を大切にできる人として、戦争の語り部になって」と呼び掛けた。
3年生は社会科の夏休みの課題として、昨年度から体験談をまとめる「戦争新聞」の制作をしている。同学校では学習の導入のきっかけになればと参加。本年も一人ひとりが新聞づくりに取り組む。 -
交通死亡事故現地診断
箕輪町八乙女の町道1号線(広域農道)で13日に発生した交通死亡事故の現地診断が22日、現地であった。対策を検討し、箕輪町内でわずか半月の間に2件の交通死亡事故が発生していることから、住民への交通ルール、マナー遵守の啓発活動の重要性を確認した。
事故は、伊那市方面から辰野町方面に進行中の普通乗用車が道路右側のコンクリート壁に衝突し、運転していた町内の男性(49歳)が死亡した単独事故。現場の交通規制は時速50キロ、はみ出し禁止。事故原因は調査中。
現地診断には伊那警察署、町警部交番、町交通安全協会、安全運転管理者上伊那支部箕輪部会、地元住民、町が参加。現地を見たあと、北西部多目的センターで検討会をした。
伊那署は7月、新たに規制表示を道路の両側に設置することを報告。事故後、現場近くでのスピード違反取締りで町民の違反者が多かったことも話した。
参加者は、減速マークやドットなどの路面表示、スピード抑制の看板設置、道路にはみ出した木のせん定、住民の交通安全意識の高揚など対策法を挙げ、スピード違反取り締まり強化を警察に要望。地元区は、スピード抑制看板の設置、凍結防止対策、歩道設置、騒音・振動の測定、信号機設置を要望した。
永岡助役は、「なんとしても死亡事故をなくさなければいけない。皆で協力して取り組みたい」とあいさつ。町は路面表示など「早急に設置する方向で検討したい」とした。