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「国民安全の日」
箕輪町安協と町電気工事組合が奉仕作業「国民安全の日」の1日、箕輪町交通安全協会と町電気工事組合が、信号機や防犯灯の清掃など奉仕作業に励んだ。
町安協は、「国民安全の日」に合わせた初の作業。今年2月、松島の国道153号線と町道6号線の交差点に設置された歩車分離式信号機を磨いた。執行部と支部長の11人が、伊那警察署交通課長、町警部交番所長の立会いで脚立にのって歩行者用の信号機を丁寧に拭いた。設置からまだ5カ月だが、信号機は排気ガスなどでかなり汚れており、タオルが真っ黒になった。安協では、「今後も計画を立てて取り組みたい」としている。
自動車用信号機は年1回、業者が清掃している。 -
箕輪町戦没者慰霊祭
箕輪町戦没者慰霊祭が30日、松島コミュニティセンターであった。遺族や来賓ら約120人が参列し、西南の役以降602柱のめい福を祈り、不戦と恒久平和を誓い合った。
町社会福祉協議会の平沢豊満会長は、「ご遺族の長年のご苦労、ご心痛に深甚なる敬意を表する。再び戦争の惨禍を、悲劇を繰り返すことのないよう恒久平和の樹立、安心安全のまちづくり、福祉のまちづくりに前進することを誓う」と式辞を述べた。上伊那地方事務所長、箕輪町議会議長、上伊那郡遺族会長が追悼の言葉を寄せた。
参列者は黙祷をささげ、一人ずつ献花をし手を合わせた。
箕輪町遺族会の竹入弘人会長は、「忌まわしい戦争体験が風化されることが決してあってはならない。戦争体験者として戦争がいかに悲惨で愚かか、次の世代に語り継ぎ、恒久平和と明るい国家を築くため努力していくことを誓う」と謝辞を述べた。 -
箕輪町上古田
クマ目撃で注意呼びかけ30日朝、箕輪町上古田の林道深沢線、上水道配水池付近で、地元住民が小熊1頭を目撃した。町役場産業振興課は、入山のときは携帯ラジオや鈴など音のする物を持っていくなど十分注意するよう呼びかけている。
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箕輪町猟友会総会
箕輪町猟友会(62人、小林弘人会長)は28日夜、06年度定期総会を町産業会館で開き、事業計画案、予算案を承認した。
事業計画は鳥獣供養慰霊祭、町猟友会射撃大会、安全狩猟講習会、狩猟解禁日の巡視パトロール、上伊那猟友会春季射撃大会への参加、有害鳥獣駆除の実施など。カモシカ事業は、12月3月に固体調整をする。一般会計予算は192万9千円。
役員改選もあった。06、07年度の役員は会長は小林弘人さん、副会長は唐沢正成さん、倉田忍さん。 -
箕輪町、南箕輪村が伊那ケーブルテレビで文字放送開始
箕輪町と南箕輪村は1日、伊那ケーブルテレビの町、村それぞれの専用チャンネルで、文字放送を開始する。
伊那ケーブルテレビがBSデジタル放送をアナログ変換して放送してきたサービスが6月末で終了し、本来のデジタル放送に移行することに伴い、アナログの29チャンネルが箕輪町、30チャンネルが南箕輪村の専用チャンネルになる。デジタルの専用チャンネルは町がC512、村がC513チャンネル。
町と村は、専用チャンネルで行事のお知らせ、休日当番医、水道休日当番店などを文字で放送する。デジタルでは6月20日ころから試験的に放送を始めているが、7月中は試験放送で、文字の大きさ、写真の色などを調整する。
箕輪町は、緊急メール配信サービスで登録者に火災などの緊急情報が配信された場合は、専用チャンネルでも文字放送に割り込み優先的にメールと同じ内容を表示する。
南箕輪村は、村広報番組「素顔がいいね みなみみのわ」も放送する。 -
天竜川護岸の利活用を考える会(仮称)発足
箕輪町内の天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと、住民有志による「天竜川護岸の利活用を考える会(仮称)」が28日、発足した。市民ランナーら発起人による第1回会議を町文化センターで開き、護岸の利活用について意見を交わした。今後は現地視察をし、会の名称をはじめ具体的な検討を進める。
堤防道路は、町民の散歩道や、小学生から社会人までのジョギングや陸上競技のトレーニング場として利用されている。
今年4月、町内の市民ランナーらが堤防道路をジョギングやウォーキングロードとして整備し活用することを考え、国土交通省天竜川上流河川事務所の職員に現地視察してもらい、整備を要望した。
発起人らは、町民参加で親水護岸としての整備を検討しようと賛同者を募り、発足会には市民ランナー、天竜川流域の沢・松島・木下区の公民館関係者、一般ら35人が参加した。
発起人代表の小池茂治さん=木下=を会長に選任。小池さんは、「さらに広く賛同者を募り、いろんな意見を聞いて、一級河川をもっと活用したい」と話した。
自由討論では「ジョギングやウォーキングに限らず、お年寄りも集える道に整備したらどうか」「箕輪町内の天竜川流域全体を視野に入れて考えよう」などの意見があった。
第2回会議は7月8日に天竜川ウォークミーティングとして現地を視察。7月13日の第3回会議で会の名称などを決める予定。 -
みのわ手筒会
みのわ祭りに向け打ち揚げ練習箕輪町の「みのわ手筒会」(会員39人、唐沢修一会長)は28日夜、みのわ祭り(7月29日)に向け箕輪中学校グラウンドで打ち揚げ練習をした。今年のみのわ祭りは、手筒花火と納涼花火大会が初の同時開催となるほか、会にとっても発足5周年の記念の年で、会員皆練習に熱が入っている。
実際に手筒花火を打ち揚げる初の練習で、20本を消費。安全を第一に打ち揚げ手順、点火の段取り、警備などを真剣に確認しながら練習した。
会は、6月初旬の救護講習に始まり、構成やフォーメーション、分担確認など練習を重ねている。
今年は手筒花火45本のほか打ち上げ、仕掛け、吹き上げ花火、小型煙火などを予定。大三国もある。子ども向けにお楽しみの仕掛け花火も企画している。
地域活性化を願い、若い世代の頑張りをPRしている同会。毎年、工夫を凝らした花火構成で、“箕輪の手筒花火”として年々ファンが増えている。依頼を受け県内の他市町村でも打ち揚げ、箕輪町の宣伝にも一役買っている。今年もすでに朝日村、飯綱町での打ち揚げが決まっている。
唐沢会長は、「今年は納涼花火大会の打ち上げ煙火と競演できる。町民に喜ばれる、また見たいと思われる祭りにしたい。町外から来る人も多いので、箕輪にしかないというイメージ付けになれば」と意欲を見せている。 -
箕輪郵便局員がごみ拾い
箕輪町の箕輪郵便局は26日、「地域に愛される郵便局づくり」の一環で、環境活動としてセンターパーク松島周辺でごみ拾いをした。
ごみ拾い活動は6月と8月の年2回、就業時間後に局員がボランティアで実施。以前は郵便局周辺でやっていたが、昨年から主にセンターパーク松島と天竜公園でやっている。
この日は20人が参加。花火の燃えかす、たばこの吸殻、ビニール傘、ペットボトル、菓子や食品の空き袋などがあり、局員は「きれいに見えて、意外とごみがある」と話し、可燃ごみ、不燃ごみに分けながら、木の茂みや池や水路の中にも入って熱心にごみを拾った。
次回は8月に天竜公園でやる予定。 -
ながた荘が宴会場用にいすとテーブルを導入
箕輪町長田の「みのわ温泉ながた荘」が、宴会場用のいすとテーブルを導入した。
以前から「いすがあるといい」などの利用者の声もあり検討を進め、今年4月に導入を決定。座敷用のいすとテーブル40セットを用意し今月中旬から使えるようになった。
いすは足などが黒塗りで背もたれと腰掛けのクッション部分が渋い緑色、テーブルは黒塗りで落ち着いた雰囲気。今後、いすとテーブルの常設の部屋を設けることも検討している。
新村支配人は、「足の弱い方への利便性を向上した。多くの方に利用してほしい」と話している。
いす席は申し込み順に受け付ける。希望者は予約時に申し出る。 -
伊那消防組合 部隊活動円滑に規律訓練
伊那、高遠、箕輪、辰野消防署でつくる伊那消防組合(消防長・早川正行伊那消防署長)は27、28日、伊那市の市民体育館と県伊那勤労者福祉センター体育館で規律訓練に取り組む。初日は組合内の署員65人が参加し、軽快な動作を修得した。
署員の規律心の向上を目指し、日ごろの活動が部隊として円滑に運べるよう、毎年している行事。同様の訓練を2日間に分けて実施し、組合署員のほとんどとなる約130人が規律を学ぶ。
小隊の編成、隊列の整とんのほか、行進間、停止間の動作、敬礼方法などを指揮者の指示に従がって訓練。休憩を取りながら約3時間にも及んだが、署員らは真剣な表情で規律ある動きを見せていた。
あいさつに立った伊那消防組合の登内正史次長は、実のある訓練となるよう「大きな声と汗を出してもらいたい」と呼び掛けた。 -
箕輪町役場に高齢運転者優先駐車場整備へ
箕輪町は、高齢運転者優先駐車場を役場駐車場に5区画整備する。7月始めにも設置できる見込み。
優先駐車場は、1メートル四方のシートを路面にはる。紅葉マークと「高齢運転者優先駐車場」の文字が書かれている。役場と、隣接する町文化センターの利用者が駐車しやすいように、役場前の駐車場で庁舎にも文化センターにも近い区画を計画している。
町は、優先駐車場の整備により、高齢運転者マーク(通称紅葉マーク)の普及、駐車場内で安心して駐車でき接触事故が減るなどの効果を期待する。
優先駐車場の実用設置は27日、県下で初めて駒ケ根署、駒ヶ根市役所、飯島町役場でそれぞれ置した。 -
箕輪町郷土博物館で自然体験学習会
身の回りの花を観察してみよう竏窒ニ、箕輪町郷土博物館は25日、博物館周辺の散策する体験学習会を開いた。親子連れなど約20人が集まり、自然観察指導員の池上賢司さんの説明を聞きながら季節の草花について学んだ。
現在同博物館で開いている企画展示に伴う企画。参加者は、花のスケッチをしたり、草花の性質などの説明を受けながら博物館近くの昭和公園までを徒歩で往復した。
「清水の小道」では、アジサイやドクダミ、カラスエンドウなどを観察。キュウリの香がすることからその名を持つ「キュウリ草」を発見すると、「本当にキュウリのにおいがする」と大人も子どもも一緒になって感心していた。
参加した女の子は「知らないも花もあったけど、知っている花もたくさんあった」と話していた。
博物館に戻ってからは、押し花を使ったしおりづくりにも挑戦した。
7月2日には、探草会を開く予定。
問い合わせは町郷土博物館(TEL79・4860)へ。 -
「となりのトトロ」で火災予防呼びかけ
箕輪町の箕輪消防署に、火災予防を呼びかける「となりのトトロ」の大きな看板がお目見えした。消防署南側の看板を新調し、子どもたちの人気を集めている。
例年は秋の火災予防週間に新調していたが今年は時期を早め、5月中旬から6月上旬にかけて、署員の小平秀明さん(30)を中心に数人が、夜間に消防署の車庫内で制作に励んだ。
絵が得意な小平さんは、今回の看板が5作品目。大人はもちろんだが特に子ども達に見てほしい-と「となりのトトロ」を選んだ。
看板はベニヤ板で縦270センチ、横360センチ。再利用で前回の絵を白のペンキで塗りつぶし、小平さんオリジナルの構図を下書き。水性ペンキで色を作りながら影などもしっかり描き込み、手の込んだ仕上がりとなった。06年度の火災予防の標語「消さないで あなたの心の 注意の火」などを書き、小平さんの印も隠されている。
出来上がりに「満足」と小平さん。「消防署のお兄さんが描いた看板を見に、遊びにきてね」。 -
【記者室】
国民保護法に基づき上伊那の市町村議会6月定例会に上程された国民保護協議会条例案などが、賛成多数で可決された。3月議会で継続審査となっていた箕輪町も、賛成多数で可決した▼継続審査理由の一つに、住民との話し合いができていない-とあったが、6月までに何らかの取り組みがあっただろうか。法律だから-でなく、いずれ計画策定するにせよ、もっと議論の時間があってもよかった▼「住民を戦争に巻き込む」計画策定に反対した上伊那地区憲法を守る会と町職員労組。その声は、届かなかった。日本は戦争できる国に近づいていると感じる。反対と言えるうちはいいが、かつてそうであったように、声を発することができない国にならないよう切に願う。(村上記者)
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箕輪町議会6月定例会閉会
箕輪町議会6月定例会は26日、委員会付託していた議案、意見書提出の追加議案を可決し、閉会した。
3月議会で継続審査となっていた箕輪町国民保護協議会条例制定案は、総務文教常任委員長が原案を可決、付則を「この条例は、公布の日から施行する」に改める修正案を報告。条例案について「時期尚早。住民の間に議論が熟していない」「戦争で国民の生命、財産は守れない。外交手段でやるべき。政府が決めたことだから仕方がないという理事者の気持ちは、わからないではないが、この条例で住民の生命、財産は守れない」など反対討論があった。採決は、賛成多数で可決した。
同じく継続審査になっていた国民保護協議会条例制定案にかかわる町特別職非常勤の報酬に関する条例一部改正案も可決した。
上伊那地区憲法を守る会と箕輪町職員労働組合が提出していた「住民を戦争に巻き込む『国民保護計画』を策定せず、『無防備地域宣言』を行うよう求める請願」は関連議案の可決により、みなし不採択となった。
今議会に提出された箕輪町国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例制定案も可決した。
請願・陳情の採決結果は次の通り。
◆採択▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する請願書▽少人数学級の早期実現や複式学級の編制基準の改善、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽核兵器廃絶国際協定実現を国連とすべての国に呼びかける意見書提出に関する陳情書▽「教育基本法の改定について慎重審議を求める意見書」の採択を求める陳情書◆趣旨採択▽「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書◆不採択▽「高校改革プラン『実施計画』で地域の合意のない部分を撤回し、学校現場に十分検討期間を保障できない平成19年度実施を見送ることを求める意見書」採択を求める陳情書◆継続審査▽箕輪町入札制度の改善を求める陳情書 -
美容室「花花」
箕輪町木下に開業箕輪町木下に美容室「花花(はなはな)」(上條美紀オーナー)がオープンした=写真。
営業内容は美容、着付け、エステ。可動式シャンプー台が特徴で、客が移動することなくシャンプーしてもらうことができる。建物は天井からも外光を取り込む造りで、着付け用の和室がある。
これまで3店舗で経験を積み、独立開業。店名は、愛娘2人の名前からつけ、「お客様、娘達、私の大事なもの」との思いを込めた。「気軽に皆さんに寄ってもらえる、外見がきれいになることに加え、心もゆったりと、ほっとできる店にしたい」という。
午前9時縲恁゚後6時30分。月曜・第3日曜日定休。完全予約制。国道153号線の木下交差点を東に進み、踏み切り手前すぐ。予約は花花(TEL・FAX70・6632)へ。 -
第6回みのわ芸術祭
みのわ芸術文化協会(藤田隆美会長)の第6回みのわ芸術祭は25日まで、箕輪町文化センターで開いている。24日はステージ発表があり、10プログラムで日本舞踊や箏の演奏など会員が熱演を繰り広げた。
協会は、芸術文化のもつ感動と楽しみの輪を広げ、より豊かな町づくりに貢献するとともに、文化活動参加の質と量を高め、より豊かで彩りある生き方を目指そうと活動している。芸術祭は、協会員のみによる催しで、作品展示会とステージ発表で広く町民に日ごろの活動の成果を発表する。
ステージ発表は、あでやかな日本舞踊、しっとりとした箏や尺八の演奏、数種類のハーモニカによる演奏などを披露。観客は熱の入ったステージに盛大な拍手を送った。
協会副会長の大槻武治さんによる山本鼎と農民美術についての「足元からの芸術文化」の発表もあった。
展示会は俳句、短歌、陶芸、書、ちぎり絵、アートフラワー、ろうけつ染め、木彫と、幅広い分野で会員が研さんを積んだ作品を並べている。展示は25日午後4時まで。 -
箕輪中3年生が戦争体験談聞く
箕輪中学校体育館で21日、第2次世界大戦の体験を語り継ぐ沖縄県出身の語り部、元教師親里千津子さん=長野市在住=の講演会があった=写真。体験記に耳を傾けた3年生約240人らは、神妙な面持ちで現在ある平和とは何かを考えた。
「平和を願い戦争を語り継ぐ会」と題し、同町遺族会(竹入弘人会長)が企画した行事。戦争を知らない、未来を担う生徒たちに聞いてもらおうと、初めて参加を呼び掛けた。
親里さんは、米軍の空襲で母親と祖父を亡くした時、涙も出ずひたすら家族の髪を遺品として持ち返ったことなど、生徒たちと同年代に体験した沖縄戦の悲話を回想しながら語った。
「今は過去の戦争の歴史をしっかり学んで、2度と同じ悲しみを起こさせないことができる。物事の善悪をしっかりと判断できる人になり、命を大切にできる人として、戦争の語り部になって」と呼び掛けた。
3年生は社会科の夏休みの課題として、昨年度から体験談をまとめる「戦争新聞」の制作をしている。同学校では学習の導入のきっかけになればと参加。本年も一人ひとりが新聞づくりに取り組む。 -
交通死亡事故現地診断
箕輪町八乙女の町道1号線(広域農道)で13日に発生した交通死亡事故の現地診断が22日、現地であった。対策を検討し、箕輪町内でわずか半月の間に2件の交通死亡事故が発生していることから、住民への交通ルール、マナー遵守の啓発活動の重要性を確認した。
事故は、伊那市方面から辰野町方面に進行中の普通乗用車が道路右側のコンクリート壁に衝突し、運転していた町内の男性(49歳)が死亡した単独事故。現場の交通規制は時速50キロ、はみ出し禁止。事故原因は調査中。
現地診断には伊那警察署、町警部交番、町交通安全協会、安全運転管理者上伊那支部箕輪部会、地元住民、町が参加。現地を見たあと、北西部多目的センターで検討会をした。
伊那署は7月、新たに規制表示を道路の両側に設置することを報告。事故後、現場近くでのスピード違反取締りで町民の違反者が多かったことも話した。
参加者は、減速マークやドットなどの路面表示、スピード抑制の看板設置、道路にはみ出した木のせん定、住民の交通安全意識の高揚など対策法を挙げ、スピード違反取り締まり強化を警察に要望。地元区は、スピード抑制看板の設置、凍結防止対策、歩道設置、騒音・振動の測定、信号機設置を要望した。
永岡助役は、「なんとしても死亡事故をなくさなければいけない。皆で協力して取り組みたい」とあいさつ。町は路面表示など「早急に設置する方向で検討したい」とした。 -
日本風景街道
伊那と箕輪の2団体申請美しい街道づくりを支援する仕組みや体制の確立を検討する国土交通省の「日本風景街道戦略会議」ワーキンググループに、上伊那で伊那市の「伊那アルプス街道協議会(仮称)」、箕輪町の「西部花街道をつくる会」が申請した。各市町は、それぞれ協議会を立ち上げ、活動計画の策定に取り組む。
伊那市の活動エリアは、国道361号・国道152号(権兵衛街道、杖突街道、秋葉街道)の直線距離で東西40キロ。歴史や自然環境を再認識し、二つのアルプスに抱かれた風景を保全する。
活動方針に▽361号とその周辺から見える中央・南アルプスの風景を守る▽街道の歴史や四季折々の自然を歩いて楽しむ散策ルートを整備する▽食や健康による都市と地域の交流のまちづくりを促進する竏窒ネどを挙げる。具体的には、電柱の移転、南アルプスパノラマレストパーク(仮称)の建設、361号線のルート変更などが考えられる。
9月に活動団体代表者、伊那商工会議所、学識経験者などでつくる協議会を発足させる予定で、市民主体の活動を推進する。南箕輪村にもかかるため、加わってもらう考え。
本年度中に活動計画を策定し、07年度、実験的に取り組み、08年度、本格的に動き出す。
「日本風景竏秩vには全国から72ルートの申請があり、プレゼンテーションする33ルートに選ばれた。7月下旬、ワーキンググループの中村良夫座長らが現地調査に訪れる。
20日、市議会経済建設委員会協議会で説明があった。
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箕輪地籍の県道与地辰野線(通称・西県道)は、住民有志の「西部花街道をつくる会」(唐沢弘三会長)が花桃の植栽に取り組んでいる道路で、同会が申請した。
平沢豊満箕輪町長は、「西県道に花桃を植えるだけでなく、総合的な街道作りができたらと思う。幅広い範囲でアドバイスできる人、地域と意見交換できる人をアドバイザーにお願いしていきたい」と、20日の町議会一般質問で考えを述べた。
町政策企画室によると今後、街道整備に向け町、県、地元団体などによる組織を立ち上げ、専門アドバイザーと相談しながら事業計画の策定に取り組む。 -
箕輪町議会6月定例会一般質問から
◆学校の安全対策(防犯)について三沢興宣議員が尋ねた。
小林教育長は、「当面はPHSや携帯電話を先生が持つことで対応したい。特殊な音のする笛を先生が持っている学校もある」とした。
◆地元食材の学校給食への使用実態を丸山善弘議員が質問した。
小林教育長は、「現在は38種類の地元野菜が入っている。25%の達成率。10月は59%入れているが、1月から4月はゼロで30%に近づけるのは難しい」とした。
◆町の助役2人制について寺平秀行議員が質問した。
町長は、「行革が十二分にできるまで2人制をおく」とし、「行革を進めるには2人いないとできなかったと思う」と話した。
◆町花の谷事業の木製看板デザイン統一化について唐沢荘介議員が尋ねた。
町長は「西街道の看板は統一の方向で早急に検討していきたい」とした。
◆ながた荘いす化について桑沢幸好議員が尋ねた。
町長は、「4月から準備を進め6月15日から供用開始し、現在40脚ある。常設の部屋も検討。町民にPRしてご利用いただくようにしたい」と答えた。
◆森林と人との共生林推進について三井清史議員が質問した。
町長は、「森林セラピー、セラピーロードを検討したい」とした。 -
箕輪町長選挙
11月の箕輪町長選挙について、20日の箕輪町議会6月定例会の一般質問で平沢豊満町長は、「あと5カ月の任期は大変長い。まだ次のことを語る時期ではない。ある程度適切な時期に私の気持ちを発表したい」と述べた。
平出政敏議員、日野和司議員が質問。町長は、「残された任期を活力あるまちづくりにまい進するのが私の使命。やらなければいけない課題が残っている。行政経営計画はAランク3つと行政経営委員会からも厳しい評価をいただいている。スピーディーに課題解決に取り組み、全力投球していく」と話した。
日野議員は、「早く表明することのほうが責任をまっとうすることではないか。早い時点での表明を期待する」とした。 -
箕輪町図書館で朗読講座始まる
箕輪町図書館の「朗読講座」が18日、図書館で始まった。参加者は朗読の基本を学び、皆で発声練習などをした。
全3回の講座。講師を務める伊那朗読の会の小林豊子さんは、表現豊かに読む話術について話し、「一般的に上伊那や諏訪地方はぶっきらぼうな話し方と言われる。話術を勉強するのもとても大切」とした。
朗読の基本に(1)イントネーション(抑揚)(2)歯切れの良さ(3)テンポ、リズム、アクセント-を挙げ、「歯切れがいいかどうかで与えるイメージが全然違う。歯切れ良くするには発音、発声が大切。毎日欠かさず訓練する以外に上達方法はない」と話した。
辞書と地図をいつも用意し、分かっている読みでも意味を調べる、地図で物語の場所を確認し気候を考え季節感も理解して言葉にのせていく-こともアドバイス。「辞書と地図を片手に、朗読の基本3つを同時に頭に入れて読み、主人公がどういう気持ちなのか追体験しながら表現して」と話した。 -
パートナーシップみのわ総会
箕輪町のパートナーシップみのわ(伊藤徳治会長)は17日、06年度総会を町文化センターで開き、事業計画や予算、本年度役員を承認した。
主な事業は地域啓発活動と広報活動の推進。地域出前講座や地域交流会の開催、通信の発行など。さわやかパートナー講座、あいとぴあ公開セミナーなど研修事業にも参加する。予算総額は12万7300円。
伊藤会長は、「住民一人ひとりの意識改革が必要。地域づくりの根底は男女共同参画の活動だと思う。すぐ結論はでなくてもいい。地道にやっていきたい」とあいさつした。
総会後は、出前寄席で、諏訪市のすし店「すし春」の主人でアマチュア落語家すわこ八福神さんの落語を楽しんだ。
06年度役員は次の皆さん。
▽会長=伊藤徳治▽副会長=端本安彦、荻原弥生▽顧問=藤田隆美、横前芳子▽監事=加藤寿一郎、丸山靖子▽運営委員=向山一江、深沢昌美、倉田茂、井上博司、小林ふさ子、釜屋美春、柴倫子、百瀬喜美子、浅野初美 -
箕輪町、南箕輪村の消防団ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会
箕輪町、南箕輪村の消防団06年度ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会が18日、箕輪町役場駐車場、南箕輪村役場駐車場でそれぞれあった。団員は数ヶ月間にわたる訓練の成果を発揮して大会に臨んだ。
ポンプ操法では、消火の基本動作の正確性や敏しょう性、標的(火点)を倒すまでの時間などを競った。ラッパ吹奏は、吹奏の部と規律の部の総合で競い合った。
箕輪町は自動車ポンプは第4分団、小型ポンプは第5分団、ラッパ吹奏は第4分団が優勝。ラッパ吹奏は5連覇を達成した。個人表彰の受賞者は過去最多の29人だった。
南箕輪村は自動車ポンプは第3分団第1部Aが2連覇、小型ポンプは第2分団第2部が6連覇、ラッパ吹奏は第5分団が3連覇を成し遂げた。
自動車ポンプと小型ポンプの各1位、ラッパ吹奏は選抜で、7月9日の上伊那郡大会(伊那市役所駐車場)に出場する。箕輪町は本年度、同大会への出場を辞退する。 -
箕輪町議会6月定例会一般質問要旨
箕輪町議会6月定例会の一般質問は19、20日にある。質問者は14人。質問要旨は次の通り。
関善一議員 (1)専門課長制度(2)地域医療体制の整備(3)教育基本法の改正
藤田英文議員 (1)基本計画の実践と協働のまちづくり(2)集落営農法人化と町の農業振興(3)学校施設の安全と整備(4)介護保険法改正施行と課題
三沢興宣議員 (1)安全安心の町づくり、協働の町づくりの考え方の充実性
丸山善弘議員 (1)町の「食育推進計画」(2)住民基本台帳カードの多目的利用(3)「エコアクション21」認証取得の今後の取り組み
浦野政男議員 (1)町長談話室(2)住宅用火災警報器の設置義務化(3)都市計画道路(4)学校施設の整備(5)自主防災組織の結成
寺平秀行議員 (1)行政改革の評価(2)外国語教育の取り組み(3)田中康夫長野県政への評価(4)健康のまちづくり(5)飯田線活性化
向山章議員 (1)子育て支援(2)所得格差の影響による現状と対策(3)禁煙条例(4)クールビズの定着(5)建設業協会からの陳情への所見(6)高齢者の雇用システムと労働力評価(7)児童公園の利用状況と介護予防公園としての活用(8)協働のまちづくり事業の基本的考え方(9)全国学力テスト実施の問題点と課題
春日巌議員 (1)地方分権による税源移譲と地方交付税(2)テレビの地上デジタル化完全実施に伴う町民への影響(3)医療制度改悪による町民への影響(4)障害者自立支援法実施の実態(5)林業
平出政敏議員 (1)知事改選(2)止まらぬ少子化・歯がゆい支援(3)地域総合活性化交付金
唐沢荘介議員 (1)日本風景街道「シーニック・バイウェイ・ジャパン」とコモンズ支援金
桑沢幸好議員 (1)水害対策(2)入札制度(3)教育基本法改正(4)ながた荘大広間のいす化(5)北小体育館の入札結果
三井清史議員 (1)下水道経営と健全な維持管理(2)広報や情報の伝達方法(3)介護保険、障害者自立支援法の改正(4)森林と人との共生林の推進
日野和司議員 (1)任期満了を控えて町長の志(2)入札制度の改革
松崎久司議員 (1)05年度決算見込み(2)行政経営計画(3)広域ごみ処理基本計画目標達成に向けた取り組み(4)子どもセンター教育相談 -
子どもスポーツ(ソフトボール)教室開講
箕輪町教育委員会主催の子どもスポーツ(ソフトボール)教室が17日、番場原第1運動場で開講した。町内の小学生が元気に捕球や送球の練習をした。
ソフトボールの基本技術を学び、練習や試合を通した仲間作りと体力作りを目的に開く恒例の教室。例年小学4年生以上だったが本年度は3年生にも枠を広げ、男女22人が参加した。
町体育指導員らが指導。まずはキャッチボールで送球と捕球を練習した。捕球は「球の正面に行って取る」と話し、球を取るときのグラブの向きを、腰から上の球は横向き、顔より上は縦、ひざに近いところから下は下向きと教えた。
ノックを受けてゴロなどの捕球と送球の練習では、児童は「お願いします」と元気に声を出し、教わったポイントを意識しながら球の正面に行ってひざを曲げて球を取り、力いっぱい送球していた。
教室は7月8日までの全4回。最後には試合も予定している。 -
クレーム応対など学ぶ 電電ユーザ協・実践セミナー
日本電信電話ユーザ協会伊那地区(塚越寛会長)・駒ヶ根地区(坂井武司会長)の両協会共催の「IT時代の電話応対実践セミナー」が16日、伊那市美篶の信州伊那セミナーハウスであった=写真。
会員の応対技術の向上を目指すための恒例セミナーに、約50人が参加。現代礼法研究所の岩下宣子主宰が「クレーム応対と顧客満足」と題して講演した。
すぐに全面的に謝罪するのでなく限定的に謝罪、相手の立場で考える竏窒ネどの、クレーム対応の5つのポイントや、話し方のコツなどについて学習した。
「クレームを言ってくれるお客さまはありがたい人」とし、クレームは製品改良、新製品開発、サービス改善のための貴重な意見だと受け止めることが必要だと教えた。
岩下主宰は「お客さまの気持ちをさっしていかなければ、いざという時にマニュアルを越えた応対はできない。百人いればそれぞれのマナーがあるので、一人ひとりの立場になって考えることが大事」と呼びかけた。 -
箕輪町消費者の会
マイバッグ作りの準備作業箕輪町消費者の会(唐沢順子会長)は16日、不用傘からマイバッグを作る活動で、役場で住民から集まった傘の骨と布を分ける作業に取り組んだ。
不用傘をマイバッグに作り直す活動は各地であるが、消費者の会は本年度初めて、不用品のリサイクルとレジ袋の削減を目的に、会の事業として大々的に取り組んでいる。
6月上旬のフリーマーケットで町民に協力を呼びかけ不用傘を回収。約200本が集まった。
この日は会員8人が参加。小ばさみ、カッターで傘の骨と布を分ける地道な作業で、傘の山を前に黙々と取り組み、「出来上がるのが楽しみ」「布の色合わせ、柄合わせも楽しみ」と話していた。傘の布は会員が分担して洗濯し、9月の学習会でバッグを作る。
会員の中にはすでに傘をリサイクルしたマイバッグを愛用している人もいる。小さくたたんで持ち運べる、防水性があり濡れた物も入れることができる、丈夫など利点があり、買い物用としてだけでなく、温泉用の袋などさまざまな活用方法があるという。 -
箕輪東小で読書集会
図書委員がペープサート発表箕輪町立箕輪東小学校の図書委員会(委員14人)は16日、読書週間に合わせた読書集会で、全校児童の前でペープサートを発表し、本の楽しさを伝えた。
図書館にある本「へんしんトイレ」をペープサートで発表。図書委員が6月に入ってから毎朝練習を重ねた。発表前日は放課後も練習して本番を迎えた。
トイレに入ると変身してしまうという楽しい話で、女の子のまこちゃんがコマに、ノートが殿にと次々に変身。見ていた児童は、次は何に変身するかと予想しながら乗り出すように見入り、トンボがボトンとウンチになって出てくると笑って楽しんでいた。
図書委員は、12日からの読書週間中に図書館に来た児童に手作りのしおりを配ったり、ポスターを作るなど活動。「おもしろい本がたくさんあるので、いっぱい図書館に来てください」と呼びかけた。
週間中は朝読書、校長による大型紙芝居、図書館司書の読み聞かせ、本年度同校に着任した教諭5人が毎日交代で昼に10分間の読み聞かせなど、本に親しむ企画が毎日あり、廊下には「先生のおすすめ本」コーナーも設けた。