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箕輪町公民館「男の料理教室」開講
箕輪町公民館の05年度「男の料理教室」が21日、町保健センターで始まった。
料理することの楽しさを味わい、家族の一員としての幅を広げよう-と参加を呼びかけ、町内在住の12人が申し込んだ。12月まで月1回、計4回の講座。
第1回は、料理用語や道具の使い方を覚えることをテーマに、町の管理栄養士が大さじなどの計量、野菜の千切り、だしの取り方などを指導した。
メニューは親子丼、イカの野菜南蛮あえ、なめこと豆腐のみそ汁。初めての人でも作りやすく、分量も量りやすいメニューで、たくさん食べてほしい野菜の料理も取り入れた。
「妻が留守のときに」「妻に何かあったときに食事の支度ができるように」などの理由で参加した人も多く、料理初心者も。班ごとに協力して慎重に野菜を千切りにしたり、手順を確認しあったり、楽しく調理していた。 -
秋の全国交通安全運動が始まる
「あぶないよ 昔とちがう からだと道路」をスローガンに掲げた秋の全国交通安全運動が21日、全国一斉に始まった。30日までの10日間、夕暮れ時の歩行中と自転車乗車中の交通事故防止、シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、重大事故につながる飲酒運転の撲滅窶狽^動の重点に、住民の交通安全意識の高揚を図っていく。
初日早朝、伊那警察署、上伊那地方事務所、伊那交通安全協会など約120人が伊那市下新田の市役所前の道路、環状南線(通称・ナイスロード)で、啓発チラシ、ティッシュなどを信号待ちのドライバーに配布=写真。参加者たちは「秋の交通安全週間です。お気をつけて」と呼びかけ、啓発運動を展開した。
市、伊那安協、地方事務所の3台の広報車も伊那署管内をそれぞれ回り、交通安全運動を呼びかけた。
伊那署管内での交通事故発生数(20日現在)は、448件で昨年同期と比べて4件増。南信地区の6つの警察署で発生件数が減っているなか、唯一増えている。
発生状況は、高齢者が関わる事故が前年同期比24件増の125件で最も増加数が多く、女性が第1当事者の事故が昨年同期比22件減の149件で最も少ない。 -
箕輪町議会9月定例会閉会
箕輪町議会9月定例会は20日、04年度町一般会計など決算7件を認定、05年度一般会計など補正予算案7件、中学生海外研修やまと基金条例制定など条例案6件を可決、箕輪町区域の伊那市道路線認定を承諾し閉会した。
05年度一般会計補正予算は、歳入歳出に各4億5806万8千円を追加。協働による廃食用油リサイクル推進事業と町自衛隊協力会10周年記念事業補助金に反対討論があり、賛成多数で可決した。
社会福祉常任委員長は、廃食用油リサイクル推進事業について、「行革や協働の観点から反対」「廃食用油を回収、共同作業の家の仕事とし、環境問題に取り組む素晴らしい仕事。今後十分に互いに話し合って進めるべき」などの委員の意見、NPOとの話し合いが少なかったことについて町長から「申し訳なく、反省している」との説明があったことなどを報告した。
討論は反対1人、賛成2人、消極的賛成1人だった。
町自衛隊協力会10周年記念事業の補助金は、「これから日本を左右する国の軍事的問題があるので10万円を出す必要はない」とする反対討論があった。
「青年の政治参加をひろげる18歳選挙権の早期実現を求める意見書の採択に関する請願」は不採択。「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書、「高校に30人規模学級を導入し、高校再編整備計画を立案し直すことを求める意見書」採択を求める陳情書は閉会中の継続審査とした。
憲法9条に関連する請願の継続審査については、「理由説明を」とする議員動議により、総務文教常任委員長が中間報告をした。
委員会内の意見は▽郵政民営化に意見書を出しながら承知の通り。意見書の重みがほしい。平和憲法の根幹のため今後9条はさらに大事。時間をかけて審査したい▽9条がありながら実際は海外派兵している。もっと条文を分かりやすくするため時間がほしい▽9条を拡大解釈し法整備が必要。継続して見極めたい▽9条を守りたい-の4点。 -
県知事長寿者訪問
箕輪町の西沢きくよさん(99)を訪問「敬老の日」の19日、田中康夫長野県知事は、05年度に100歳を迎える県内の長寿者4人を祝賀訪問した。南信では、箕輪町木下の西沢きくよさん(99)を訪ねて歓談した。
きくよさんは、25日に100歳の誕生日を迎える。諏訪市の出身で箕輪町に嫁ぎ、1女6男をもうけた。17年前に夫を亡くし、今は4男の茂さん(73)と孫の3人暮し。一番上の長女は80歳、6男は62歳で、7人の子どもは皆健在。孫14人、ひ孫は18人いる。
80歳代までゲートボールを楽しみ、数年前までは天竜川まで散歩をしていた。今は手押し車を押して家の周りを歩いている。新聞を読み、テレビで好きな相撲を見て過ごす。家族と一緒に食事をし、好物は蜂(はち)の子という。
知事訪問を家族に聞いた1週間前から緊張気味だったというきくよさん。「お世話になったうえに頂いて申し訳ない」と、祝い状と金盃を受け取った。
「朝は早いんですか」と知事に聞かれ、「昔は早く起きて天竜端を散歩した。20年くらい続けていた」とはっきり答え、昔は夫と一生懸命に農作業したことも話した。
県内の最高齢者は大町市の110歳の女性、山田すへさん。今月30日までに100歳以上となる長寿者は男性74人、女性497人、計571人。県は、本年度100歳を迎える人と県内男女最高齢者に祝い状と祝い品を贈る。贈呈予定者は286人。 -
箕輪町議会9月定例会一般質問
箕輪町が地域新エネルギービジョンに基づき進めている、廃食用油を回収してバイオディーゼル燃料(BDF)を精製し町内巡回みのちゃんバスに利用する「協働による廃食用油リサイクル推進事業」について、町議会9月定例会の一般質問で複数の議員が質問した。
三沢興宣議員は計画状況などを尋ねた。
説明では、町共同作業の家で精製するBDFのプラントは、共同作業の家北側の小屋を撤去して設置。ユニットハウス2棟を建設し、水道や更衣室などを整備する。プラントの精製能力は1日100リットル。月に10日の稼動で年間1万2千リットル。総売上120万円の事業で利益はほとんど出ない。
平沢豊満町長は、「啓蒙の意味を含めている事業で採算を求めるものではない。精製が目的ではなく、これからの循環型社会のための廃食用油をリサイクルする、目に見える事業として理解してもらう。この次に続くのは生ゴミ回収。ゼロエミッションの推進」と話した。
寺平秀行議員は、町内にNPOのBDF精製施設があることから、「なぜ民間でできることを民間に任せられないのか。行革の視点から(プラント設置は)本当に適切な支出なのか」と質問した。
町長は、「廃食用油でBDFを作る中で、NPOと競合しているのは精製行程だけ。町がやろうとしているねらいはNPOとは全く違う」とし、町の取り組みは▽循環型社会づくり▽知的障害者への働く場の提供-と説明。「今後、協働の中で循環型社会でどう発展するか。協働のプログラムの中で行政として取り組むべきことと思う」と答えた。
◆北小体育館建設できるだけ前倒しを
箕輪北小体育館建設の本年度着手について桑沢幸好議員が質問した。
平沢町長は、「国に補助を強力にお願いしていく。体育館が児童数からみて狭い。将来も北小の児童数は横ばいと考える。補助金に関係なく規模に合った設計をしたい。諸事業のバランスを見て出来るだけ前倒ししていきたい」と答えた。
井内吉彦教育委員長は、「現在の倍くらいの面積が最低でも必要。早期に着工したい」。小林通昭教育長は、「学童クラブもその一角にできればいいなというのが教育委員会の考え」と話した。
◆ボランティアの拠点は必要
ボランティアセンターの必要性について三井清史議員が尋ねた。
平沢町長は、「必要性を考え、どこがいいか考えている。ボランティアセンターには大勢の皆さんが登録。推進していくためにはハード面の拠点が必要」とした。
◆旧県営射撃場着弾地の土壌測定を県にお願いする
上古田の旧県営射撃場着弾地の水質検査の結果報告と土壌測定の実施について唐沢荘介議員が質問した。
平沢町長は、「水質調査の結果は、検出が見られないくらいの数値で問題ない。土壌測定は実施の方向で県にお願いしたい。区長あての結果報告、現地調査、土壌測定を上古田の皆さんが不安にならないようお願いする。地域の人が安心して暮せることが大前提なので、情報も積極的に出していきたい」と答えた。
◆06年度予算の枠取りはか所づけを前提に
平出政敏議員が06年度予算の枠取りの考えを質問した。
平沢町長は、「か所づけを前提に、11月に区の役員さん立ち合いで工事内容、予算を明確にしたい」とした。 -
みのわ園で敬老会
箕輪町三日町の特別養護老人ホームで19日、敬老祝賀会があり、記念品を贈って利用者の長寿を祝った。初めて文化祭も併せて開催し、利用者も歌や合奏を披露するなど、訪れた家族と一緒に楽しい一時を過ごした。
利用者は90人。88歳を迎えた7人と100歳以上の2人に祝い品を贈り、利用者全員にはフェイスタオルと靴下をプレゼントした。
浦野施設長は「健康で元気であることをお祝いし、これからも長生きしてほしい。余興もごちそうもあるので、ゆっくり1日楽しんで」とあいさつ。利用者代表は、「元気にこのみのわ園で生活を楽しんでいきたい」と話した。
みのわ園は4月から、従来の集団的介護ではなくグループケアをしている。利用者が4班に分かれ、スタッフが利用者の近くで思いや息遣いを感じながらケアできる形を取り入れている。
利用者は、グループケアの班ごとに練習してきた歌や合奏、手遊びなどを披露。絵手紙や押し花、パッチワーク、生け花などの作品も展示した。
会食は、赤飯など敬老の日の特別メニューを皆笑顔で味わった。 -
上伊那教文会議第44回教育研修会
上伊那の高校教員らでつくる上伊那教文会議は16日、箕輪町の箕輪工業高校で教育研究集会を開いた。
教育活動向上を目的にとする研修会で、約250人が参加。今回は特別に、高校改革プランについて話し合う場も設け、一般参加者には箕輪工業高校や駒ケ根工業高校のPTAや同窓会メンバーもいた。
倉科浩彰県教文事務局長は「総合学科は魅力的な側面もあるが、県の目指す総合学科は、70年代から国が進めてきたお金のかからない学科で、今回の統廃合は単に財政難に伴うものとしかいえない」と指摘。参加者からは「お金をかけないことが目的であれば、多部制・単位制についても現在定時制が担う中退者などの受け皿的役割を十分果たすとは考えられない」との不安の声も挙がった。
現在、問題は実名が挙がった2校だけの問題となっているが、他校でもこの問題について考えてもらいたい窶狽ニ締めくくった。 -
お月見団子作り
箕輪町三日町の特別養護老人ホームみのわ園は17日、中秋の名月(18日)を前にお月見団子作りをした。町赤十字奉仕団が利用者と一緒に団子を作り、皆でおいしく味わった。
利用者は4班に分かれ、長岡区の赤十字奉仕団員8人は2人ずつ分かれて手伝った。
団子は、固くならず柔らかすぎず、利用者が食べやすいように米粉6キロ、白玉粉1・5キロの5対1の割合で用意。調理室で下準備し、各班ごとに皆和気あいあいと団子を丸め、きな粉、ごま、あんこをまぶしておやつ用に三色団子を作った。
きれいに積み上げたお供えの団子とススキを飾った食卓で、出来たての団子を口に運び、「おいしい」と笑顔がこぼれた。利用者の家族も、「思いがけず一緒にできてよかった」と喜んでいた。
赤十字奉仕団は毎月、みのわ園とデイサービスセンターゆとり荘で奉仕活動をしている。団員は、「お月見団子を作ることはあまりないので、一緒に楽しみながらできた」と話していた。 -
中学生職場体験本格化
今年から経営者協会も協力中学2年生が地元企業に出向く職場体験(秋期)が本格化している。中学校の進路指導の一環で毎年恒例だが、05年度からは経営者協会上伊那支部(向山孝一支部長)も組織として全面的に協力。産学協力の新たな一歩と期待が寄せられている。箕輪町にあるKOAの工場にも15窶・6日、箕輪中の男子生徒10人が訪れ、製品の洗浄や選別、測定などの仕事を従業員から教わりながら体験した。
会社概要説明を聞いて「企業は売って儲けることが主眼と思っていたが、地域の雇用を守ることに力を入れているのを知り、すごいと思った」(漆戸勇貴君)、「ゴミを50種類にも分別していると知り、企業の環境対策は本気なのだなと思った」(原司君)と感想。
「分からないことは何でも聞いて。分からないまま仕事をして不良を出すことは一番いけません」などとレクチャーを受け、製造ラインやパソコンのある机につくと、緊張し、引き締まった面持ちになった。
職場体験は中学2年生を対象に学校ごとに春と秋に期間を決めて実施。05年は上伊那で合計1980人が経験する。毎年、受入れ先の確保が問題になっていたが、05年度からは、経営者協会上伊那支部が青少年育成活動の一環として協力を表明。加盟企業に受入れ拡大を呼びかけた。
同支部の浦野正敏幹事長は「薬品を扱うなど職場の事情により受入れられない企業もあるが、学校教育と地域の産業界との新しい共同につながればうれしい」と話す。 -
箕輪中3年生が町議会一般質問を見学
箕輪町立箕輪中学校の3年生21人は14日、選択社会の授業で町議会9月定例会一般質問の様子を傍聴席から見学した。
選択社会の授業は週1回。公民の地方自治の学習の導入に-と社会科の中上亜矢子教諭が傍聴を申し込んだ。
生徒の約3分の1がケーブルテレビで議会の様子を見たことがあるが、議場での傍聴は初。議員と町長のやりとりを見学し、「難しい」「言っていることが分からなかった」と話す生徒たち。中塚春奈さん(14)は、「意味はわからないけど、町のことをよく考えて言っているようだった。政治がなんとなくわかった」と話した。
中上教諭は、「生徒は議会を見たことがないので、1度見ることで全然意識が変わってくる。今回は衆院選もあり、生徒の関心もあったのでタイミングが良かった。今後の勉強につなげていきたい」と話していた。 -
箕輪町消防団詰所建設工事など入札
箕輪町で16日、8月25日の入札で不落だった中部小学校旧体育館屋根改修工事、消防団基幹詰所改築工事・詰所建設工事の入札があった。屋根改修工事は落札、消防団詰所の改築、建設工事は落札候補が決まった。
中部小旧体育館屋根改修工事は指名競争入札。入札者は6社で、ヤマウラ箕輪営業所が630万円(税抜き額)で落札した。
消防団詰所の工事は受注希望型競争入札。前回の入札は、第6分団長岡詰所、第2分団富田詰所、第2分団下古田詰所の建設工事3件と第1分団沢基幹詰所改築工事の計4件。
今回、下古田・富田・長岡詰所の建設工事をまとめて1件とした消防団詰所建設工事は、松島の日之出建工が2500万円で落札候補。第1分団沢基幹詰所改築工事は、北小河内の新橋屋建設が840万円で落札候補に決まった。入札者はいずれも1社だった。
8月の入札5件の不落については、町議会9月定例会の一般質問(13、14日)で複数の議員が真相などを質問。平沢豊満町長は、「不落は正常なこと。入札行為は契約締結行為で、発注者はよい品質をより低価格で-と考え、受注者は利益を考える。双方の考えが合致しないと成り立たない」とし、「受注希望型は今後も続け、できるだけ町内の皆さんに発注する考えは変わらない」と答弁していた。 -
第10回みのわ美術展
みのわ美術会(46人、柳沢照治会長)主催の第10回みのわ美術展は18日まで、箕輪町文化センターホールで開いている。会員と一般公募の入選作品91点が並び、多くの町民らが訪れ、レベルの高い作品に見入っている。
同会は、伊那美術展と県展入選者の有志を主体に、公募による有資格者も含め組織。箕輪町での美術文化の発展に努めることを目的に活動している。今年は第10回展の記念誌を発行予定。
出品は、会員36人が合計79点。日本画5点、洋画42点、彫刻4点、工芸28点。絵画は最も大きな作品が130号で、年々大作が増えているという。
一般公募の入選は洋画6人9点、工芸1人2点で、洋画で大槻徳則さん=沢=の「晩秋」、工芸で向山智充さん=富田=の「樹」が奨励賞を受賞した。
午前9時-午後5時半(最終日午後4時)。入場無料。 -
伊那消防組合消防本部に「ドクターヘリ」導入
全国で10番目のドクターヘリ事業となる「信州ドクターヘリ」制度が15日、伊那消防組合消防本部に導入された。伊那中央病院へリポートでシミュレーション訓練があり、伊那消防組合員、同病院職員など約80人が参加。救急搬送に伴う傷病者引き継ぎ訓練などを実施した。
シミュレーション訓練は6月下旬から県下の広域消防本部、計14署を順番に回り、伊那消防組合消防本部は7番目。運用は7月1日から佐久総合病院救急救命センターで始まり、各消防本部ごと訓練を終え次第導入している。
信州ドクターヘリは救急率向上を目的とした国と県の補助事業。医師、看護師などを乗せたヘリコプターが現場に向かい、処置をほどこした後、収容先病院へ搬送する。ヘリコプターは佐久総合病院救急救命センターに1台が常駐し、県下の広域消防本部からの要請で出動する。
伊那消防署の早川正行署長は「消防、ドクターヘリ、病院が一体となって、救命率向上のために力を合わせていきたい」と話した。 -
合同講演会
箕輪町商工会、伊那法人会箕輪支部、箕輪町経営研究会の合同講演会は10日、町文化センターであった。「物から心への時代」をテーマに、永世棋聖の米長邦雄さんが、日本人の素晴らしさを再確認し日本をつくり直すことの大切さを語った。
米長さんは63年将棋のプロ棋士になり、85年永世棋聖になる。93年51期名人。現在は日本財団評議員、東京都教育委員を務める。
「教育の中で一番大事なのは家庭。夫婦仲は自分の子どもに影響する。夫婦仲がいいかどうかが大事」と指摘。「夫が自分の小遣いで妻に渡した花は奥さんだけの花」と、妻の誕生日に必ず花束をあげていること、「うまそうなものがあったから、お前と食べようと思って買ってきた。それでいい。まんじゅう2個でいい」と、夫婦円満の秘訣を話した。
かつての日本にあって今の日本に無いものとして親子のきずな、“義”に生きる男らしい男、親や先生を尊敬するという常識、夫婦仲良く子に威厳を持つ-などを挙げ、「バブルの時期に“金と友に去りぬ”でなくなった。かつての常識を取り戻すときが来た。日本人を取り戻せ。自信を持って美しい日本人を育てることが大事」と強調した。 -
箕輪中学校で新エネルギー教室
箕輪町は13日、温暖化問題や新エネルギーについて学んでもらおう窶狽ニ、箕輪中学校で新エネルギー教室を開いた。2年生約240人が、豊かな生活の反面、生じてきた環境への弊害や、温暖化進行を食い止めるクリーンエネルギーの可能性を学んだ。
講師に迎えた新エネルギー財団の小栗敏弘さんは、クイズを交えて、温暖化の影響で沈みつつある島や、日本のエネルギー自給率の低さ、石油の採掘可能年数などを示し「世界中で起きている異常気象は、温暖化が影響している」と説明。
風力発電や太陽光発電など、クリーンエネルギーを紹介し、重要性や必要性を呼びかけた。
小栗さんは「すぐに変わる問題ではないが、エネルギー意識や環境意識を持って大人になってほしい。また、今日のことを家で話し、車の買い替え時期などに、クリーンエネルギーへの切り替えも検討してほしい」と訴えた。 -
伊那防火管理協会 消火通報コンクール
伊那市などの6つの市町村内の事業所でつくる伊那防火管理協会は13日、今年度の消火通報コンクールを伊那市市営プール駐車場で開いた。2種目に11事業所から18チームが参加し、日ごろの訓練の成果を披露した=写真。
消火器と屋内消火栓を正しく取り扱い、災害発生時に活用できる操作を身に付けると共に、正確な119番通報の習得を目指す。今年度で14回目。
競技は、木箱とオイルパンからの出火に対し、消火器を用いて消火する「消火器操法」と、ホースを伸ばし、放水によって標的を倒す「屋内消火栓操法」。どちらの競技も119番通報の動作が含まれていて、時間や操作の正確さを競う。
消火器操法では用意した2本の消火器のうち、1本だけで消火するチームや、完全に消せないまま終えるチームなど、それぞれの訓練の成果がはっきり出た。
上位入賞したチームは次の通り。
【消火器操法】(1)石川島カメさん(石川島汎用機械)(2)中部電力伊那営業所(中部電力)(3)伊那バス
【屋内消火栓操法】(1)石川島とらさん(石川島汎用機械)(2)中部電力伊那営業所(中部電力)(3)ファイヤーエンジェルス(伊那市役所) -
上伊那福祉協会に専任会長の意向
箕輪町の平沢豊満町長は町議会9月定例会の一般質問で、会長を務める上伊那福祉協会について、06年の年末までに専任会長をおきたい考えを示した。
社会福祉協議会の役員について13日、三井清史議員が質問した。
平沢町長は、「切り替えをしたい。来年の年末までに上伊那福祉協会は、いわゆる民間のように専任会長をおきたいと考えている」と答えた。
町長が会長の町社会福祉協議会についても、「早急に専任をおいて、民間として体制を改善したい」とした。 -
おはなしこんにちは
箕輪町図書館で10日、9月の「おはなしこんにちは」があった。子どもたちは絵本の世界や手遊びに夢中になっていた。
今月は、「虹の会」が担当。集まった親子は、絵本「やまこえ のこえ かわこえて」、「ぐりとぐらの1年間」から9月と10月のお話の読み聞かせ、大型絵本「どうぞのいす」、グー・チョキ・パーを使った手遊び「きつねがね 化けたとさ」などを楽しんだ。
工作は「パワーアップ肩たたきき」。敬老の日におじいさんやおばあさんの肩をたたいてあげよう-と作った。新聞紙を子どもたちがちょうど握ることができるくらいの大きさにたたんで丸め、筒のようにして色テープを巻いた。完成すると、皆で「かたたたき」の歌をうたいながら、お母さんやおばあちゃんの肩をたたいてあげた。 -
箕輪消防署で普通救命講習会
箕輪町の箕輪消防署は救急週間中の10日、普通救命講習会を町文化センターで開いた。町内をはじめ辰野町や岡谷市から18人が参加し、心肺蘇生(そせい)法やAED(自動体外式助細動機)の取扱い法などを消防署員の指導で熱心に学んだ。
一般向けにAEDの取扱い法を指導する講習会は町内では今回が初。参加者は、電源を入れ、機械の音声ガイドに従ってパットをはる、操作ボタンを押すなど一人ずつ人形を使って練習した。
署員は、「ショックを与えるときは、操作する自分も周りの人もだれも倒れている人に触っていないことを確認して。触っていると感電してしまう」と説明。操作時には、安全のために『私よし。あなたよし。皆よし』と声出し確認するよう指導した。
大出血の止血法、異物の除去、人口呼吸や心臓マッサージなども学んだ。
ホームヘルパーの資格を取得し、仕事のために-と参加した町内の女性は、「AEDは機械が指示してくれるのでいいけど、実際に使う場面に遭遇したらうまくできるかどうか不安。でも、知っていれば役に立つと思う」と話していた。 -
箕輪町消防士、機関挿入技能認定
箕輪町消防署の唐沢隆浩さん(30)=箕輪町沢=はこのほど、県メディカルコントロール協議会から気管挿管技能認定書を受け取った。伊那消防組合の認定者は3人目となる。
救命率向上を目的に、昨年7月から救急救命士も行えるようになった気管挿管は、患者の気管に直接管を挿管して気道を確保する医療的行為で、所定の過程を終了し、認定をを受けた救急救命士にのみが処置できる。
従来は、食道をふさぐ方法などで気道を確保してきたが、重症患者にとっては、気道の確保が救命の鍵となっており、より確実に空気を肺に送れる気管挿管は、これまで以上に多くの患者の救命に役立つことが期待されている。
認定を受けるには、講習や試験のほか、患者の了承を得て、30症例の実習を終了する必要もあるという。
唐沢さんは「病院での患者さんの協力もあり、認定を受けることができた。こうした人や学校、病院に恩返ししていきたい」と決意を新たにしていた。 -
小学校での視聴覚教育拡充に努めてきた山本さん表彰
日本視聴覚教育協議会は、小学校での視聴覚教育充実に努めてきた箕輪町木下の山本勝さん(67)を表彰した。山本さんは12日、伊那市の県伊那合同庁舎を訪れ、山越和男伊那教育事務所長に受賞の喜びを語った。
37年間、小学校教諭を務める傍ら、紙芝居や人形劇、テープレコーダーなどを使い、子どもたちの豊かな感性を育ててきた山本さんは、自らもビデオテープを製作。新山小学校2年生の特別養護施設での活動を収めた「どっこじぞう」は、現在も上伊那の学校で広く使われている。
絵や音を使って感覚を刺激する授業は、普段は集中できない子にも有効。また、それぞれが分担して一つの劇を作る人形劇は、自然と協力し合う心が育つという。
時代の変遷と共に、視聴覚教育への“珍しさ”は薄れ、その分、伝えたい感動を絞って伝える必要性も求められるようになった。
山本さんは「普段は裏方の仕事だが、長年の活動が認められた」と話していた。 -
箕輪北・西小で運動会
箕輪町の箕輪北小学校と西小学校で11日、町内5小学校の先頭を切って運動会があった。あいにく途中から雨が降る天気になったが、児童は熱気で雨を吹き飛ばし、短距離走やリレー、綱引きなど競技も応援も頑張った。
2校とも、種目を繰り上げるなどプログラムを変更して開いた。
北小は、リレー、かけっこ、騎馬戦、棒倒し、竹引きや綱引きなどの種目があった。紅白対抗得点種目の綱引きは、2学年ずつで競技。腰を落としてジリジリと綱を引いたり、歯を食い縛り顔を真っ赤にして引っ張ったり。どの学年も熱戦を繰り広げた。
西小の種目は、かけっこ、綱引き、玉入れ、一輪車、組体操など。1・2年生が足に豆をつくって練習に励んだ竹馬「われら竹馬がんばり隊」は、音楽に合わせて歩いたり、同じ場所でぐるりと1周したり、ジャンプや片足で乗るなど、見事な技を次々と披露した。 -
ふきはら大学・大学院
音楽講座で秋を歌う箕輪町公民館のふきはら大学と大学院は9日、町文化センターでの合同音楽講座で秋を題材にした曲を楽しく歌った。
講師は、日本音楽療法学会認定音楽療法士の笠原正純さん。
中秋の名月を思い浮かべながら「月光の曲」「ムーンリバー」「ムーンライトセレナーデ」などの曲を聞いたあと、「箕輪町の歌」「公民館の歌」を斉唱。続いて「まっかな秋」「里の秋」など秋の曲を次々と歌った。
注意して発音する言葉を何回か練習したり、歌詞の意味を大事にして「胸がドキドキする感じを作ってください」などアドバイスを受けながら、気持ちよく声を出していた。 -
大所帯の建具屋で奮闘する2代目
(有)唐沢木工所 唐沢剛さん(34)箕輪町松島箕輪町松島の唐沢木工所。上伊那では一番大人数の従業員7人の建具屋の2代目だ。会社全体では、年間約100以上の新築・増改築の現場に関わり、ドア・引き戸・障子・ふすまなどの建具や、食器棚やタンス・下駄箱など作り付けの家具を造る。
「建具は造って収めれば終わりでなく、うまく動かないとだめじゃないですか。だから見た目よりはむしろ、機能性や耐久性にこだわった仕事をしたいんですよ」
柔らかだがはっきりとした口調で話す。「建具は、客が触れて、動かしてみて初めて製品になるんだ」との思いが強い。
建具造りは、施主や建設会社の担当者と相談してデザインや素材を決めると、建設途中の現場で寸法を取り、図面を起こして、それに基づいて木工所で製作する。そして出来上がった建具を現場に持ち込み、所定の場所に設置して完成する。もちろん、施主がそれを動かしてみて、最終的に完成するのだが…。
「木工所での加工は機械が入っているから、まぁ一応はできる。一番技術が求められるのは、据え付けの時。ノミとカナヅチ、ノコギリとカンナ、昔ながらの道具を使った手仕事の質がそこで問われるんです」
丹精に造った建具でも、柱やハリに据え付ける時にわずかでも歪みを出すと使い勝手の悪いものになる。要求されるのは細かい手仕事。一番心を砕くところだという。
木工所内での仕事では材料選びが難しい。
「建具の材は細くて薄いですよね。だから仕入れてきた板などを、どのように使うかを良く吟味しないと、細く切ったとたんに曲がったりねじれたりして使い物にならないんですよ」
どんなところに生えていた木か?丸太のどの部分の材か?木目の詰まり方はどうか?窶狽サんなことを瞬時に総合して、建具のどの部分に使うかを決めるのだという。
「これはもうキャリアが物を言う世界で、僕なんかまだまだ修行中そのものですよ」
弥生ヶ丘高校から神戸国際大学に進んだ。学生時代はソフトボールや野球に打ち込んだ。卒業後レジャーランド関連の建設会社の営業マンになったが、25歳で家業を継ぐために帰省。1年間伊那技術専門校の木工科に学び、父・滋雄(59)さんの会社に入った。
以来8年。子供の頃から知っている先輩従業員に「とにかく何でも教えてもらい」、雪見障子や組子など、細かい技術を身につけてきた。しだいに自分でできる仕事が多くなるうちに、「ものづくりの楽しさが分かるようになってきた」という。
このごろようやく、『良い仕事しているじゃないか』とお施主や同業者に言われるようになった。「そりゃ、やっぱりうれしいですよね」。2代目は、照れくさそうに笑った。【毛賀沢明宏】 -
保育園で運動会
秋の運動会シーズン到来-。伊那市の保育園6園と箕輪町の1園で10日、運動会があった。園児は頑張って練習してきたリズムダンスを披露したり、歯を食い縛って綱引きしたり、秋晴れの空の下、元気いっぱいに園庭をかけまわった。
箕輪町の木下北保育園の親子運動会は、リズムダンス、かけっこ、玉入れ、障害物競争など18プログラム。
年長親子の騎馬戦「うばえ!相手の宝」は、お父さんやお母さんが子どもをおぶって、子どもたちが帽子をうばいあった。お父さんたちは相手の後ろに回り込んだり、必死に逃げたり。子どもたちは歓声を上げながら、友達の帽子を取ろうと落ちそうなくらい体を乗り出して頑張った。
真剣な眼差しでゴール目指して走ったり、音楽に合わせて軽快に踊ったり、園児はパワー全開。保護者はカメラやビデオで我が子の姿を熱心に追いかけていた。 -
「雅秋園」ぶどう狩り始まる
箕輪町福与卯の木の果樹園「雅秋園」が9日オープンし、ブドウ狩りが始まった。開園を待ち望んでいた団体客や常連が訪れ、秋の味をたん能している。
甘い香り漂う園内では、ナイアガラ、デラウェア、コンコードのブドウ狩りができる。同園によると今年の作柄は例年並。天候がよかったので粒伸びもよく、甘みもあり、これからだんだん甘さがのっていくという。
町内の「いきいき塾」がオープンに合わせて来園。おいしそうに熟したブドウの房を切り取り、一粒ずつゆっくりと味わった。「甘くておいしい」「ブドウ狩りも楽しいね」と笑顔で話していた。
ブドウ狩りは10月上旬まで。営業時間は午前9時-午後7時。入園料(食べ放題)大人500円、子ども250円。園内食堂もある。巨峰、ナシなども販売している。団体は予約する。予約、問い合わせは雅秋園(TEL79・3619)へ。 -
中箕輪農事組合法人組合長
唐沢福一さん(56)赤いじゅうたんを敷き詰めたように咲く赤ソバの花を一目見ようと、県内外から多くの観光客が訪れる箕輪町上古田金原地区の「赤そばの里」。8月上旬にまいた赤ソバ(高嶺ルビー)が咲き始めた。
4・2ヘクタールの畑で赤ソバを育てているのは中箕輪農事組合法人。「そば処 留美庵(るびあん)」も運営し、ここでしか食べられない「十割赤そば」を提供している。
もとは花き農家。花栽培は今は主に奥さんがしているが、「そば屋をやることは全く考えていなかった」。
事の始まりは93年、荒廃農地をうめるために始めたソバ栽培。生産だけでなく、商品化し販売まで手掛けようと、97年に中箕輪そば組合を組織した。
始めは普通のソバだけだったが、赤ソバの話を聞き、「景観にいいかな」と種苗会社に問い合わせ、種15キロを購入。広域農道沿いの畑にまいたところ、秋に咲く赤い花が評判になった。金原地区の畑を組合で借り、「赤そばの里」が生まれた。
現在は、留美庵周辺の6ヘクタールも含め赤ソバの栽培面積は12ヘクタール。普通のソバは2・5ヘクタールで夏と秋の年2回収穫している。
「留美庵」は98年に開店。今年8年目を迎えた。「当時はそば人口は今ほどなくて、『そば屋をやるなんて』『やってもつぶれる』と馬鹿にされた」。仲間と各地を見て歩き、塩尻で女性のグループが自分達でお金を出し合って店を運営しているのに励まされ、「やろう!」と決意した。
年越しにそばを打っていたとはいえ「全くのど素人」。農業とサービス業の違いにも苦労した。「農業は相手が頭を下げるけど、店は自分が頭を下げる。仕事が逆なんだよね。大変だった」。商売という初の経験に胃潰瘍にもなった。
「食べやすいそばにしよう」と研究を重ね、3年目から、そばは全く変わった。「つるっと入るくせのないそば」にするため製粉を研究。1カ月に1回、石臼の目立てを変え、理想の目立てになるまで3年を費やした。
「そばって食べると高いでしょ。だから真剣に考えないといけないと思った」
ソバを最もいい状態で収穫するよう収穫時期にこだわり、適切な温度と水分管理による保存方法も確立した。
赤そばも十割にこだわった。「味は普通のそばと全く違う。かんでいると甘くなる。どうしても十割でやりたかった」。最初は短く切れてしまったり、ゴムみたいだったり…。試行錯誤の末、十割そばを完成させた。
「子どもから大人まで皆に食べてもらえるそばにしたい。だれでも気軽に入れる、ファミリー的なそば屋にしたい」
思いの通り、家族連れが多く訪れる。赤そばがある珍しさから、8月ころからは県外者の来店が増える。
中箕輪そば組合は04年4月、中箕輪農事組合法人に組織を再編成した。信用度を上げ、付加価値をつけ、一層親身になって取り組もうという思いからだ。
「おいしかったと言われるのが最高。まだまだおいしくなっていく余地がある。そばって食べやすさなんだよね。単純なだけに難しい。まだまだ勉強です」 -
箕輪町営農センターたい肥散布機レンタル開始
箕輪町営農センターは、町内で農地を耕作する人を対象に、自走式小型たい肥散布機のレンタルを始めた。7日、育苗ハウスでデモンストレーションがあり、関係者が機械の性能などを確認した。
町は、05年度を「土づくり元年」と位置付け、地域農産物の「箕輪ブランド」づくりの足がかりとして、有機たい肥利用の促進と普及を図る土づくり事業に取り組んでいる。
たい肥散布機は、営農センターが町の全額補助を受けて購入。全長2・8メートル、幅1・3メートル、高さ1・2メートル。最大積載量は600キロ。散布幅は1・2メートルから2・5メートル。
特徴は、▽たい肥の自動積み込み、運搬、散布が1台でできる▽レバー1本で前・後進、無段階速度調節が自由にできる▽拡散板の開閉で散布幅の調節ができる-など。たい肥銀行で扱うたい肥専用として貸し出す。
たい肥散布はこれまで、果樹園やハウスでは手散布しかできず、施肥していないケースもある。貸し出す散布機は小回りがきく自走式で、果樹園やパイプハウスでの使用に適しているという。
デモンストレーションでは、散布機の機能を見たり、たい肥銀行の関係者らが散布機に合うたい肥の水分量などを確認した。
本格的な稼働は、果樹園などが収穫を終えた10月ころからの見込み。営農センターは、「化学肥料だけでは本物の“味”にはならない。良質なたい肥の投入が不可欠。有機農業を実践しよう」と、散布機利用を呼びかけている。
問い合わせ、申し込みはJA上伊那グリーンセンターみのわ(TEL79・0636)へ。 -
箕輪町議会9月定例会開会
箕輪町議会9月定例会は6日、開会した。04年度町一般会計など決算認定の議案7件、05年度一般会計補正予算など補正予算案7件、長期継続契約に関する条例、町公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例、中学生海外研修やまと基金条例制定など条例案6件、長野県町村総合事務組合などの規約変更議案2件など計23件を提出した。組合規約変更の2件を即決、残りの議案と請願・陳情を各委員会に付託した。土地開発公社、みのわ振興公社の経営状況の報告もあった。
即決は、南信地域町村交通災害共済事務組合を組織する町村数の減少及び組合規約の変更について、長野県町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び組合規約の変更について。
05年度一般会計補正予算は、歳入歳出に各4億5806万8千円を追加し、総額を84億4386万8千円とする。
請願は▽青年の政治参加をひろげる18歳選挙権の早期実現を求める意見書の採択に関する請願▽「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書-。陳情は▽「高校に30人規模学級を導入し、高校再編整備計画を立案し直すことを求める意見書」採択を求める陳情書-。 -
珍プレーも楽しく
箕輪町のNPO法人伊那ハーレンバレーパカパカ塾(春日幸雄理事長)主催の「全日本ポニーレース大会第4回パカパカ杯」が4日、木下一の宮のパカパカ塾馬場であった。県内をはじめ、神奈川県や愛知県、群馬県から集まった40頭、騎手約30人が出場し、珍プレー続出の楽しいレースを展開した。
途中にあるパンとニンジンを馬と騎手が食べてゴールする「パンと人参」や速さを競う通常の「ポニーレース」、2カ所にあるカゴにボールを入れる「上手に入れて」、障害レース「またいで行けるかな」など、趣向を凝らしたユニークな10レースで壮絶な戦いを繰り広げた。
騎手たちは、「はい、はい」と声を上げたり、むちでたたいたりして巧みに馬を操り、勢いよく駆け抜けた。一方で、馬が子どもの騎手を振り落として暴れたり、レース途中で止まったりと「ポニーレースならでは」のハプニングもあり、会場を沸かせた。
馬場では乗馬体験もあり、訪れた子どもたちが実際に馬にまたがったりして馬と触れ合った。