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「私のアイデア貯金箱」コンクール表彰
郵便貯金振興会賞受賞
箕輪北小5年林渓一郎君
箕輪西小3年釜谷良美さん日本郵政公社主催の第31回「私のアイデア貯金箱」コンクールの地方審査で、箕輪北小学校5年の林渓一郎君と箕輪西小学校3年の釜谷良美さんが、郵便貯金振興会賞を受賞した。箕輪郵便局の田中幸一局長が20日に北小、21日に西小を訪れ、賞状と副賞を届けた。
林君の作品は「まゆ毛貯金箱」。顔の形で、頭の部分に硬貨を入れると、つながった1本まゆ毛が硬貨の重みで上に動く仕組み。父おやの日曜大工の残りの木材を活用し、まゆ毛は軽くするために紙を使った。「お金を入れると動くように、おもしろいものを作ろうと思った。初めての応募で受賞してびっくりした」と話した。
釜谷さんの作品は「ぶるさげ貯金箱」。吊るすことができる透明な豆腐の空容器を利用。ピンク色のファイルでふたをし、カラーフィルムで色をつけたところに顔を描き、台の棒に貯金箱をぶるさげた。「ケースの中に色をつけるのが大変だったけど、かわいくできた。入賞してすごくびっくりして、うれしかった」と喜んだ。 -
箕輪町消防団第2分団の車両更新
小型動力ポンプ付積載車入魂式箕輪町は20日、町消防団第2分団(富田)の小型動力ポンプ付積載車1台を更新し、箕輪消防署前で入魂式をした。
更新車両は、四輪駆動のディーゼル車。6人定員。小型動力ポンプは46馬力。新しくポンプ昇降装置が装備されているほか、吸管積載装置、筒先積載装置3カ所、ホース収納ボックス、散光式警光灯(スピーカー内蔵)、電子サイレン、アルミはしごがある。購入価格は481万575円。
式後、放水をして参加者にお披露目した。 -
箕輪町ボランティア交流会
箕輪町ボランティア連絡協議会は17日、ボランティア交流会を松島のいきいきセンターで開いた。新聞紙を使ったレクリエーションや情報交換をして楽しいひとときを過ごした。
協議会加盟の14団体と個人の計36人が参加。ボランティア活動の輪が広がることを願い、町内で活動する仲間同士でレクリエーションで体を動かしたり、お茶を飲みながら歓談した。
各サークルが活動内容も紹介。箕輪手話サークルは、年末の大掃除に使う道具や掃除の合間に休憩で口にするものなどを当てるクイズをした。ほうき、はたき、バケツ、リンゴ、菓子などを手話で表し、集まった人は手話をよく見て答えを考えた。「手話は物を見た雰囲気を表しているものが多い」と解説があり、手話を覚えようと一緒にまねをしている人もいた。 -
箕輪町焼酎いも生産組合初の取り組み
「いも焼酎 50周年“みのわ”」24日発売箕輪町焼酎いも生産組合(柴正人組合長)栽培のサツマイモを原料にした「いも焼酎 50周年“みのわ”」が24日、発売になる。町内初の取り組みで、関係者は焼酎の出来に期待を寄せている。
遊休農地の解消対策と地域活性化のため、焼酎用原料サツマイモを生産しようと、今年5月、町営農センター南部営農組合と箕輪営農組合の有志が生産組合を立ち上げた。
6月、町内3カ所の畑約35アールに、鹿児島県から取り寄せた焼酎用サツマイモ「黄金千貫(こがねせんがん)」の苗を植え、10月末に約7トン収穫。農協を通じて飯田市の醸造元「喜久水酒造」に送り、仕込みをした。
今年、箕輪町が発足50周年のため、今回限りの特別名「いも焼酎 50周年“みのわ”」で限定千本を発売。720ミリリットル、1100円(税込)。町内の酒小売店のみで販売する。
来年度は、苗の植え付けから管理、収穫を焼酎ファンと一緒に取り組む考えで、柴組合長は「来年は1ヘクタールに栽培面積を広げ、作りたい人に参画してもらい、皆で収穫を祝いたい」という。商品の命名も改めてする。 -
「花と野鳥と史跡の森づくり」本年度文完成
県のコモンズ支援金で整備を進めてきた箕輪町北小河内区の「花と野鳥と史跡の森づくり」の今年度事業の完成を祝う式典が18日、現地などであった。
「花と野鳥と史跡の森づくり」は、すでにある竹の腰公園の充実を図る事業。区や区長OBの相談役らなどでつくる地域づくり実行委員会(古田敏夫委員長)を組織し、事業費212万円のうち、コモンズ支援金約140円を事業に充てた。
公園の西側土手にイワヤマツツジ100本を植え、公園内に実のなる木のニシキギとマユミをそれぞれ50本づつ植樹。そのほか、公園一帯の史跡を紹介する大型案内板の設置や、史跡33カ所に石柱を立てた。
式典には関係者約25人が出席し、コモンズ支援金活用を示す石碑を除幕。古田委員長は「こういった大きな事業は区内でも50年来なかった。今後は地域住民を中心に協力を得て、管理に努めていきたい」と話した。
同事業は5カ年計画で進め、定植した木が大きくなったら巣箱を設置したり、隣接地を拡大していく予定だ。 -
箕輪北ミニバス教室女子チーム
北信越大会出場へ箕輪町の箕輪北ミニバスケットボール教室女子チーム(唐沢茂コーチ)は、第30回長野県ミニバスケットボール選手権大会(10、11日、松本市)で優勝し、06年1月7縲・日の第25回北信越ミニバスケットボール大会(新潟県)に2年ぶり6回目の出場を決めた。16日、選手が箕輪町役場を訪れ平沢豊満町長に報告した。
箕輪北ミニバス教室は、本年度は県内負けなしの30連勝、県外チームとの試合を含めても62戦で57勝5敗、勝率は9割を超える。
県大会優勝は10年ぶり2回目。1回戦から全試合リードを許すことなく勝ち上がり、佐久高瀬との決勝戦も55対38の快勝だった。
チームは6年生12人、5年生2人。平均身長154センチの大型チームで、皆が点を取ることができる。昨年のスターティングメンバーが8人残っていることも強みという。
北信越大会は、前回は初戦敗退。今回は3位入賞を目指す。課題は、単純なパスミスを今の半分にすること。「速攻がいい形で出れば得点(攻撃)力があるので、全試合50点を目指したい」と唐沢コーチ。1月28、29日には全国選抜長野県大会も控えている。
選手は、「1本1本確実に決めてメダルをもらいたい」「皆で心を一つにして頑張りたい」と抱負を述べた。平沢町長は、「悔いのないように練習し、目標に向かって頑張って」と激励し活躍に期待を寄せた。 -
箕輪町議会12月定例会閉会
箕輪町議会12月定例会は19日、町公の施設の指定管理者の指定、意見書提出の追加6議案、委員会に付託していた企業振興及び誘致条例制定案や05年度一般会計補正予算案など33議案の計39議案を可決して閉会した。
請願・陳情は、▽個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことを求める意見書(案)の採択に関する請願▽児童扶養手当の減額取り止めなどに関する陳情書▽患者・国民負担増計画の中止と「保険で安心してかかれる医療」を求める陳情書▽公共事業を防災・生活関連に転換し国土交通省の事務所の執行体制等の拡充を求める陳情書▽「高校改革プランの実施計画策定を先延ばしし、県民合意の高校改革をすすめることを求める意見書」採択を求める陳情書-を採択し、それぞれ意見書を提出する。
閉会中の継続審査は▽「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書▽看護職員の大幅増員を求める陳情書▽「高校に30人規模学級を導入し、高校再編整備計画を立案し直すことを求める意見書」採択を求める陳情書-。 -
農村女性ネットかみいな伝達講習会
野良っ娘の会が農産物加工学ぶ箕輪町農業女性ネットワーク野良っ娘の会は15日夜、農村女性ネットかみいな伝達講習会を町保健センターで開き、サツマイモとトマトについて機能性、栄養、加工法などを紹介し、実際にトマト料理とサツマイモの菓子を作って農産物加工を学び合った。
農村女性ネットかみいなの会員でもある野良っ娘の会のメンバーが講師を務めた。
サツマイモは、食物繊維が豊富で腸の活動を健康に保つのに役立つ、カリウムがご飯の18倍含まれるが調理中の損失が大きいので丸ごと調理するかゆで汁まで活用する、トマトはビタミンの宝庫で、空腹時に生のトマトを1、2個食べると血圧低下に役立つ、赤色の色素リコピンは活性酸素に対して効果がありトマトの加工品を上手に利用する-などの説明をした。
調理実習では、トマトケチャップそのものを作ったほか、ケチャップを使ったナポリタン、生のトマトで煮込む鶏肉のトマト煮、スイートポテトトリュフ、さつまいものきんつばなど6品を作った。 -
箕輪町商工会女性部が健康体操
箕輪町商工会女性部(119人、大槻一子部長)は14日夜、産業会館で健康体操をし、日ごろの疲れを吹き飛ばそうと楽しく体を動かした。
生活委員会(関一枝委員長)の事業の一つ。「女性パワーが商売に影響する。経営者の健康管理のために」と昨年に続いて2回目。みのわパッションの唐沢春子さんを講師に招いた。
唐沢さんは、「商店街のイルミネーションのように、心も体もリフレッシュして明るい気持ちで家に帰ってください」と話し、軽快な音楽に合わせて手本を見せながら次々と動きを支持。部員はリズムに乗って、腕を伸ばす、肩を回すなどストレッチしたあと、振付けを覚えて曲に合わせて楽しく踊った。
女性部は今年、新会員も入り、和気あいあいと活動。月1回の行事のほか町のイベントなどにも参加している。 -
歳末募金に寄付
箕輪町内の2団体は16日、福祉センターを訪れ、町社会福祉協議会の平沢豊満会長に、会員の善意が詰まった歳末助け合い募金を届けた。
長寿クラブ連合会(浦野順司会長)は44万1943円を寄付。会長ら役員5人が届けた。地区によって65歳以上と70歳以上の組織があり、会員は2386人。「これからいい社会をつくりたい、幸せな町づくりをしたい」と、恒例の歳末募金に1人あたり200円を寄付した。 -
箕輪町公民館「男の料理教室」
そば打ちに挑戦箕輪町公民館の「男の料理教室」は最終回の16日、町保健センターでそば打ちに挑戦した。グループごとにそばを打ち、かき揚げと一緒に味わった。
料理することの楽しさを味わい、家族の一員としての幅を広げよう-と開いた全4回の講座。どんぶりものや魚料理などを学び、最終回は毎年そば打ちをしている。
講師は町公民館の柴登巳夫館長。実演しながら、水を粉に平均によく混ぜる水まわしや、練りなどのポイントを指導。最も重要な作業という練りは、「上半身の体重を乗せて力を入れて十分に練る。これができていると、伸ばしも切りも上手にできる」とアドバイスした。
受講者は、グループごとに作業を交替しながらそばを打ち、かき揚げにも挑戦。皆の努力の結晶である手打ちそばと、熱々の揚げたてのかき揚で楽しい昼食となった。 -
05年度箕輪町功労者が町に記念品「町旗」贈る
05年度箕輪町功労者表彰の受賞者4人は16日、受賞の記念に町に町旗とポールを贈った。
本年度の受賞者は坪井栄寿さん(72)=福与卯の木、渕井光久さん(77)=長岡石仏上、福田英治さん(70)=松島坂井北、三沢康人さん(71)=沢長田。
記念品は、町の公式行事や役場玄関前のポールに掲揚するための町旗の小3枚、運動の大会などで使う町旗の大1枚とポール(アルミ製、長さ4メートル)1本。旗は緑地で、小さい旗には町章、大きい旗には町章と「長野県箕輪町」の文字が白で書いてある。
町にはこれまで大会用の旗がなく、玄関前やステージ用の旗も古くなっていた。
松島コミュニティセンターであった町功労者で組織する功寿会の総会に先立ち、平沢豊満町長に手渡した。町長は、「大きな旗が必要だった。町の意気を示すためにも、皆さんの意思をくんで使わせていただく」と感謝した。 -
箕輪町で子どもを犯罪から守る緊急対策会議
箕輪町と町教育委員会は15日夜、広島県や栃木県で児童殺害事件が相次いで発生したことから事件発生の未然防止のため、子どもを犯罪から守る緊急対策会議を町役場で開いた。関係者74人が集まり、町内の対策状況を報告し、通学路の安全対策と点検、声掛けなどの発生時の早期通報、防犯パトロールの実施などを確認した。
町内は1月から11月までに声掛けなど8件発生。2月1件、10月11日から11月末までに連続5件。12月は発生していない。伊那署は12月2日からパトカーと回転灯をつけた捜査用車で警戒体制をとっている。
対策状況は、町は4月導入の学校緊急情報配信サービスで登録者に不審者情報などを提供。学校は複数下校をし、通学路を見直している。保護者や地域住民らボランティアによる「見守り隊」は中部・北・西小にあり、東・南小は準備中。町教委は06年度予算に見守り隊などのボランティア保険300人分の計上を計画している。
下校時間に合わせ、町防犯協会が青色回転灯をつけた車でパトロールするほか、防災無線で子どもと地域に呼びかけし、箕輪消防署もパトロールを始めた。金融機関やシルバー人材センターからも協力の申し入れがある。
平沢町長は、「事件が起こらない環境づくりが大切。団結し地域で犯罪がないように、ボランティアで協力いただいている。息の長い活動だがぜひお願いしたい」とあいさつした。
地域住民と児童・生徒が顔見知りになること、下校時に集団から一人になったときの見守り、子ども自身の危険回避能力の必要性などの提案があり、参加者からは、安全の家の見直し、現行の小・中学校の連携に加えて保育園も情報共有ができる仕組みを求める声などがあった。 -
箕輪町公民館子育て学級でお楽しみクリスマス会
箕輪町公民館子育て学級の「お楽しみクリスマス会」は15日、町文化センターであった。クリスマスにちなんだ歌あり、絵本あり、リトミックありのお楽しみ会にサンタクロースもやってきて、子どもたちはプレゼントをもらって大喜びだった。
親子で元気に「ジングルベル」「赤鼻のとなかい」などを歌い、「きよしこの夜」「きらきらぼし」の美しいミュージックベルの演奏を聞いた。絵本「いろいろサンタのプレゼント」の読み聞かせのあと、折り紙でサンタクロースも作った。子どもたちはお母さんに手伝ってもらいながら上手に折り、顔を描いてかわいいサンタクロースが出来上がった。
最後のお楽しみはサンタクロースからのプレゼント。子どもたちは一人ずつ、手作りのクリスマス・リースをサンタクロースに手渡され、「ありがとう」と笑顔を見せた。 -
箕輪郵便局で年賀状の初差出式
06年用年賀状の引き受けが15日始まった。箕輪郵便局には松島保育園の年長園児63人が、初投かんに訪れた。
同郵便局は、年賀状投かん用ポストを局内に設置。園児たちは、そのポストへ持参した年賀状を投かんした。
アニメのキャラクターなどが描かれたカラフルな年賀状は、祖父母にあてたものが多かった。
昨年箕輪郵便局が引き受けた年賀状は59万6238枚、配達は58万7437枚。今年は、引き受け数58万4千枚、配達数57万6千枚を見込んでいる。メールの普及に伴い、全国的に年賀状の差出数は年々減少しているという。
投かんのピークは年々遅くなる傾向にあり、仕事収めとなる月末や土・日曜日に集中する。今年は3連休明けの26日ころがピークになると予測しているが、田中幸一局長は「24日までの投かんを心がけてほしい」と呼びかけていた。 -
箕輪町議会一般質問
◆箕輪北小学校通学路の町道2号線の歩道確保について桑沢幸好議員が質問した。
平沢豊満町長は、「駐車場になっている敷地を、階段をつけて通れるよう対応を考えている。PTA、地元が地主と折衝する形で進めている」と答えた。
◆町道4号・8号線交差点改良と春日街道木下地区歩道設置について春日巌議員が尋ねた。
町長は、「4号線・8号線の交差点は06年度に対応したい。春日街道の歩道整備は松島の北から始める予定」とした。
◆障害者自立支援法の自己負担減免に関する資産などの調査方法について三井清史議員が尋ねた。
町長は、「町が調査することになるが、調査はあくまで自己申告を前提にやる。それを裏付けるさらなる調査は恐らくできないと思う」と答えた。
◆木下南部西部線の調査検討状況を松崎久司議員が尋ねた。
町長は、「勾配があり、ある程度の法面確保には10数戸の移転が必要。道が開いても乗り込めないということもあり効果が少ない。町道4号線の改修による対応が現実的かと思う」とした。
◆自動体外除細動器(AED)の導入について三沢興宣議員、唐沢荘介議員が質問した。
町長は、「ながた荘、ながたの湯は来年度導入を検討している。人が多く集まるところ、必要なところに導入していく」と答えた。 -
日象展で東京都知事賞受賞
箕輪町木下
小松千絵さん(29)日本表象美術協会主催の全国公募展第32回日象展(11月25日縲・2月1日、東京都美術館)で、初出品した日本画「ほろほろ」が東京都知事賞を受賞した。
日象展は、全国約450人の会員らで構成する総合的な美術団体展。受賞の通知に、「何があったのかなとびっくり。年上の方が多いので、本当に私でいいのかなぁとそればっかりです」。受賞作品「ほろほろ」(80M)は、フサホロホロチョウを描いた。
白いトラが来ると聞いて出かけた移動動物園で見たフサホロホロチョウ。「柄がきれいで見た瞬間にかっこいい!と思った。いかつい顔をしているのに声がピヨピヨしていて、見ていて面白かった」。生きているものを描きたい-という思いがあり、「フサホロホロチョウはものすごく存在感が強い。間違いなく生きている感じがする」と8羽描き、背景には銀箔をはった。
小さいころから絵が好きで、高校時代は美術部。動物や細かいものを描くことが好きで、空想画に近い作品も多く描いていた。美術の先生に日本画を勧められ、3年生のとき、本を参考に初めて描いたのは、夏椿の下にスズメをくわえた黒猫がいる絵。有名な画家の黒猫や夏椿の絵が印象にあったこと、当時飼っていた猫が鳥を捕ってくるのが上手だったことから出来上がった作品だという。
美術短大の日本画コースに進学し、卒業後も1年間は研究生として在籍し絵を学んだ。
実家に戻って家業を手伝い2、3年は絵を描いていなかったが、箕輪町の「ながたの湯」で展示をしている「MAながた会」に誘われ、5年ほど前から再び絵筆を持った。IAC美術展に出品して賞をもらい、今年は伊那美術展初出品で新人賞を受賞するなど各賞を受賞した。
「筆が遅いからなかなか思うようにいかなくて…」。大きな作品は下準備だけでも時間がかかり、仕上げるのに1年かかる。その間に、ながたの湯に展示する小品も描く。
題材は「植物・昆虫・鳥」。そのうちに動物も仲間入りしそうだという。「自分が実際見たものを描かないと嘘が入ってしまう。少なくとも自分が写真を撮ったものか、見たものでないと描かないようにしている」。
カメラを持ってあちらこちらを歩く。鳥が飛んでいるのを見ると写真を撮り、夏には昆虫やチョウがいると虫取り網をもって庭を走り回る。「知らない人が見たらちょっと怪しいかも…」と笑う。
捕まえた昆虫は、虫かごに入れてスケッチする。「後々使えるように、目に入って気になったものはストックしておく」。制作に取りかかるとき、描きためたスケッチや写真を組み合わせて構図を決める。
「絵は、自分の作りたい世界、作りたいものを表現できることが面白い」
今は、来年の展示会に向け準備中。頭の中に、ぼんやりとしたイメージが浮かんでいるところだという。 -
軽4貨物と衝突 高校生が骨折
14日午前7時53分ころ、箕輪町の国道153号バイパスの交差点で、高遠町藤澤の無職・伊藤辰幸さん(75)が運転する軽4貨物自動車と、横断歩道を横断中の箕輪町の高校3年生・渡邊美波さん(17)が衝突。この事故で渡邊さんが骨盤を折るなどのけがを負い、伊那市内の病院へ搬送された。
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ながたの湯開業7周年でお客様大感謝デー
開業7周年を迎えた箕輪町の日帰り温泉施設「ながたの湯」は14日、記念イベント「お客様大感謝デー」を開催し、朝から多くの入浴客でにぎわった。
98年の開業以来、13日現在で営業日数2284日、有料入場者数164万5676人を記録。当初は一日平均500人の利用を目標としていたが、現在の平均は約720人。好調な実績を保持している。リピーター率が高く、ほぼ毎日訪れる入浴客もいる。
この日は、ご飯団子が入った「ながた汁」の無料サービスや、入浴券購入者を対象としたお楽しみ抽選会を実施。
また、7周年記念イベントとして回数券を70冊以上利用した入浴客41人に記念品を進呈するほか、日帰り旅行が当たるキャンペーンもしている。
平澤豊満町長は「大変多くのみなさんに日々利用してもらい、町内だけでなく諏訪・岡谷方面から来る人も多い。これからも楽しんで利用してほしい」と話していた。 -
箕輪町公民館ふきはら大学院が人権講座
箕輪町公民館ふきはら大学院は9日、人権週間(4縲・0日)に合わせて人権講座を町文化センターで開き、町人権尊重のまちづくり審議会の藤田隆美会長の講演を聞いた。
「“人権”ということを考える」と題し、人権思想の歴史や人権について考えた人々を紹介。福沢諭吉の「独立自尊新世紀」から「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」の言葉を挙げ、与謝野晶子が日露戦争時に発表した詩「君死にたまふことなかれ」を示し、「真実をきちんと言う。これが人権」と話した。
金子みすずの詩「積もった雪」も紹介し、上の雪、下の雪、そして中の雪が登場する詩は人間社会のことだろう-と解説しながら、「視点を動かし、あらゆる人の立場を思いやれる心が人権の根本。みすずの詩に人権の根本につながる精神を感じ取る」とし、「人を大切にすることが人権の基本。自分をはっきり言える人になっていきたいと思う」と話した。 -
伊那技専生徒、県産材を使った建物づくりに挑戦
これから大工になる人材に県産材の良さを知ってもらおう竏窒ニ、県産材の利用普及に取り組む県の認定グループ「寺子屋信州木づくりの家」は、伊那技術専門校建築科の生徒らと共に、県産材を使った建物の建築を進めている。
地元の建築士、設計士などでつくる同グループはこれまでも、県産材の住宅見学会などを開催。県産材の良さをアピールしながら需要向上を目指している。
今回は伊那技専生徒らに、県産材建築物の建設作業を手伝ってもらうことを企画。大工の高齢化が進む中、若い人材を育てながら県産材普及にもつなげることを目的としている。
生徒が作業を担当しているのは箕輪町に建設中の倉庫。設計士・若林晴二さんの設計図に基づき、骨組みから上棟までを手がけている。
普段の実習は輸入材を利用している生徒らは、県産材特有の固さに戸惑うこともあった。しかし、実際の作業を通して県産材の感覚を実感したようだった。
上棟後は同グループの建築士らが仕上げを行う。
倉庫の横に本職大工が建設している県産材住宅と共に、3月に完成する予定。 -
【記者室】「愛」ある世の中に
箕輪町であった人権講座で、「人の立場を思いやれる心、互いを大切にすることが人権の基本」と講師は話した。小学生殺害のニュースなどから「そこには人権もなにもない。衣食足りて礼節を知るというが、衣食足りて殺伐となってしまった」と嘆いた▼殺人事件や虐待など恐ろしいニュースが多い。子どもたちを守ろうと自治体や教育関係者が緊急対策会議を開き、箕輪町も今週予定する。こんな会議が必要な社会になっていることがとても悲しい▼清水寺で発表された今年の漢字は「愛」。「現実は愛でいっぱいとは言えない世の中を、愛で染めたいという人々の気持ちが反映されたのでは」と報道された貫主の話のように、愛で満たされる世の中になってほしい。(村上記者)
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竹内美津子(たけうち・みよこ)さん
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箕輪町議会一般質問
町長最終年度へ箕輪町の平沢豊満町長は12日、町議会12月定例会の一般質問で、就任以来3年間を振り返り「ほとんど休日もなく職務を遂行できたことは幸せだった」とし、最終年度の町政運営は「全力疾走で任期をまっとうしたい」と話した。浦野政男議員の質問に答えた。次期選挙についての質問には、「まだ1年残っているので、残された任期をラストスパートで最大限努力したい」と答えるに留まった。
3年間の総括は、「“活力ある住みよいまちづくり”の実現のため民意を町政の表舞台に上げ、尊重しながらやっていくスタンスできた。公約はある程度はできたかなと思う。形、方向付けはできてきた。これからは中身」とし、「変化の激しい時代に成功するには変わり続けることを前提にやっていきたい」とした。
行財政改革では、「助役2人制は変動の激しい行政の中で大成功だった」と評価。公共事業見直しは、有機センターとベゴニア園を中止。入札制度は受注希望型を導入し「全体で20%の効率化できた」。今後は「公共事業をオープンにし、町民益を追及したい」とした。
福祉は「トップ集団にいると認識」、教育は保育園の運動あそび導入、小学校の国際交流員派遣などの体制づくりを評価した。 -
箕輪町・上古田公民館にイルミネーション設置
西部花街道をつくる会上古田支部は10日、箕輪町の上古田公民館横に高さ約13メートルのツリー型イルミネーションを設置した。点灯時刻の午後5時にはイルミネーションを楽しみにする地元住民がツリーの周りに集まり、幻想的に映し出された光の輝きを楽しんだ。
地域活性化と青少年の健全育成を目的とした初めての取り組み。5月に設置したこいのぼりに引き続き第2弾となる。
ツリーのテーマは「星の輝くページェントin花街道。地域の人から提供してもらったヒノキを公民館横の畑にたて、赤や青、緑などに光る発光ダイオードの電飾3200個を飾った。
「ツリーにお願いごとしなきゃ」と願いをかける子どもの姿もあった。 -
小学生が「花咲じいさん」を題材に山車作り
来年1月の箕輪町木下の南宮神社初祭りに向け、子どもの山車(だし)クラブ「スマイル山車くらぶ」は、昔話「花咲じいさん」の制作に当たっている。
今回の題材は、えとの犬にちなんで、子どもたちが決めたもので「ここ掘れ、ワンワン」と犬がほえた場所をおじいさんが掘り、小判が出てきた一場面を表現する。
人形の頭は、発泡スチロールをやすりで削り、和紙をはってから色を塗る。胴体は、木の枠にワラを使って膨らみを持たせ、針金で留めてシートを巻き、衣装を着せて完成する。
参加は5、6年生を中心にした希望者11人。11月初旬から制作に取りかかり、毎週土曜日を活動日にあてている。
10日の作業には、小学生8人が参加。木下山車飾保存会員4人の指導を受けながら、くわや木に咲く花などの小物を作ったり、人形に衣装を着せたりした。
じいさんの頭づくりを担当した中部小学校6年生の荻原祐樹君は「やすりで形を作るのが難しかった。去年のほうがうまくいったかなと思うけど、まあまあの出来」と話していた。
小物作りや物語を簡単に説明したナレーションの入れ込みなどをし、来年1月10日の舞台セット完了を目指す。
「スマイル竏秩vは01年に発足。山車飾りは町無形文化財に指定されていることから、保存会の岡久幸副会長は「後継者として育ってくれれば」と期待を寄せる。
初祭りは来年1月15日、神社である。「犬の踊り子」「安寿と厨子王」など6点が奉納される予定。 -
収穫した野菜でカレー会
箕輪町公民館のやきはた小学校は10日、産業会館で収穫祭「初代カレー会」を開いた。親子ら約30人が参加。自分たちが栽培した野菜を使って2品を作って試食し、収穫を喜び合った。
やきはた小では、トウモロコシや野沢菜、サツマイモなどの野菜づくりを体験。出来はよく、参加者が自宅へ持ち帰ったほか、収穫祭でカレーやさつま汁にして味わった。
昼食に合わせ、保護者らが大きめにジャガイモを切ったカレー、ダイコンやニンジン、ゴボウ、長ネギなど野菜たっぷりのさつま汁を用意。親子らは「おいしい」と平らげ、おかわりする人も目立った。
また「意外にうまい」という納豆カレー(生卵入り)の紹介もあり、名乗りを挙げた小学生の女の子1人が挑戦。納豆を混ぜたご飯の上にカレーをかけて「いただきます」。「一緒に食べるもんじゃない」という周囲の声をよそに「両方の味がして、うまいよ」と納豆の糸がひくカレーを口へ運んでいた。 -
箕輪町前教育長大槻武治さん
小説「小さな独裁者」出版箕輪町の前教育長、大槻武治さん=松島=が、高校を舞台に、独裁者誕生のシステムを根底に描いた小説「小さな独裁者」を出版した。今、世の中でいわれる「改革」の中身と仕方をもう一度考える必要性を問い掛ける。
物語は、高校の生徒会が中心となり「学校改革」を目指すが、連続殺人事件という不幸な結果につながった一連の事件のいきさつを、加害者となった高校生の担任教諭の友人が、聞き取り調査を基にまとめたという設定。プロローグには、「『改革』を口実にして台頭しつつある新しい形の独裁体制に警告を発するつもりであった。…独裁もまた忘れた頃に足音を立てずに忍び寄ってくるものである」とある。
文中には、「世の中は刻一刻と変化している。流れをとどめることはできないが、人の力でその流れを早めることもできない」という意味の、儒学者・佐藤一斎の言葉を引用。「このことは大事。無理な力を加えて一挙に変えようとすると独裁になる」と大槻さんは言う。
「国政レベルでも行き詰まっている、そういう時代は『改革』という言葉がクローズアップされる。しかし、ヒトラーが登場したときも、経済的閉塞感の中から『改革』を掲げた。『改革』の中身、仕方に問題がある。それを考える必要性、本当の中身から変わっていかないといけないというメッセージを込めた」と話している。
316ページ。1300円+税。東京図書出版会発行、リフレ出版発売。全国の書店で販売している。 -
箕輪町警部交番連絡協議会が交番に冬季支援物資贈る
箕輪町警部交番連絡協議会(24人、小林紀玄会長)は8日、年末特別警戒で昼夜パトロールに励む交番の署員に支援物資を贈った。
協議会は夏と冬の年2回、交番に支援物資を贈っている。
今回は、切りもち12箱、カップ麺12ケース、栄養ドリンク50本を届けた。役員9人が訪れ、小林会長が「犯罪や事故が1件でも少なくなるよう署員に活躍いただきたい」とあいさつした。
倉田所長は、「町内の犯罪、事故の件数は昨年に比べ減少傾向。昼夜パトロールに動いている署員の励みになる。もちもいただき、粘りっこくパトロールしたい」と感謝した。
箕輪町警部交番は昼は金融機関や児童・生徒の通学路、夜はコンビニエンスストアや夜間営業店舗を重点に、夜は南箕輪村まで範囲を広げてパトロールをしている。 -
箕輪南小学校、季節の伝統文化を地域のお年寄りから習う
お年寄りの知恵を子どもに伝えていこう竏窒ニ箕輪南小学校で8日、季節の伝統文化を地域のお年寄りから学ぶ交流会があった。約35人のお年寄りが学校を訪れ、しめ縄や凧(たこ)、昔ながらのすいとんを子どもたちに伝授した。
毎年の恒例。全校で一つを習うこともあったが、昨年から1・2年、3・4年、5・6年の連学年ごとに分かれ、それぞれの成長段階に合った作業に取り組んでいる。今年は1、2年がすいとん作り、3、4年がたこ作り、5、6年がしめ縄作りに挑戦した。
しめ縄づくりで、2年目となる6年生の女子児童は、手際よく縄をなうお年寄りから手ほどきをうけ、いち早くしめ縄を完成。「去年よりはうまくできたが、難しい」と話していた。お年寄りは「今は人からもらうのでしめ縄をつくっていないが、昔さんざん作ったからつくり方は忘れない」と昔を懐かしんでいた。