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歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールの審査会が13日、伊那市西町の上伊那歯科医師会館で開かれ、伊那市の美篶小学校4年の大脇歌歩さんの作品がポスターに採用されることが決まりました。
コンクールには上伊那の小中学校から620点が寄せられました。
大脇さんの作品は、「むし歯ゼロでスマイルアップ」というキャッチコピーと絵がマッチしている点、仕上がりが綺麗な点などが評価されました。
ポスターは300枚用意され、上伊那の保育園や小中学校などに配られることになっています。 -
ディズニー魔法の教室 長谷小で出前授業
千葉県の東京ディズニーリゾートを運営する企業の従業員の出前授業「魔法の教室」が14日、伊那市の長谷小学校で開かれました。
魔法の教室は、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが関東の小学校を対象に開いているものです。
今年から長野県でも実施されるようになり、南信地域では長谷小学校で初めて開かれました。
14日は、ディズニーリゾートでアトラクションの仕事をしている斎藤隆幸さんと、清掃の仕事をしている土屋美菜子さんが、「思いやりの魔法」と題し、ゲームを交えながら話をしました。
スプーンを使ってお手玉を隣りの人に渡すゲームでは、「どうやったら相手がお手玉を取りやすいかを考える、これが思いやりです。普段の生活でも相手の立場に立って物事を考えるようにしましょう」と話していました。 -
伊那北高 合唱コンクール
伊那北高校伝統の合唱コンクールが14日伊那文化会館で開かれ、澄んだハーモニーが会場に響きました。
毎年恒例の合唱コンクールで、審査によって最優秀の金賞などが決まります。
今年は、1年から3年まで全20クラスが始業時間前や放課後に練習してきた成果を発表しました。
発表を聞いた音楽教諭は、「3年生は特に豊かなハーモニーで合唱に深みが出ていた。」と話していました。
審査の結果、最優秀賞の金賞には、3年E組が選ばれました。 -
伊勢神宮奉納画 披露展覧会
下伊那郡高森町で活動する松尾隆康さんによる伊勢神宮奉納画 披露展覧会が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、伊勢神宮の社殿の建て替えに伴い奉納する作品2点を含む50点ほどが展示されています。
奉納する作品のうち、絹織物に描いた「舞楽 蘭陵王図」は伊勢神宮の神に捧げる舞をイメージして描かれたものです。
「豊穣図」は、朱色に染まる伊勢の景色と黄金に輝く稲穂が表現されています。
伊勢神宮奉納画披露展覧会は17日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
山岳写真協会南信支部 写真展
日本山岳写真協会 南信支部の第18回写真展 「貌(かたち)・季節の中で」が、伊那文化会館で17日から始まりました。
会場には14人の作品56点が展示されています。
全て、ここ1年ほどで撮影された作品で、春夏秋冬の順に並べられています。
日本山岳写真協会南信協会は、今年で創立18年目を迎えます。
主に、中央アルプス、南アルプスなど、地元の山岳を中心に撮影しています。
北アルプスで撮影された「朝霧の弓折岳」は、朝の光と、霧がつくるグラデーションをとらえた作品です。
こちらは北アルプスの燕岳で撮影された作品で、月の光に山々が浮かび上がっています。
南信支部には、最近、高校生などの若手や新人が入り、活性化しているということです。
この日本山岳写真協会南信支部「貌・季節の中で」は、17日(月)まで、伊那文化会館で開かれています。 -
阪本天山ゆかりの品 15点寄贈
「高遠藩学の祖」とされる阪本天山の子孫で、伊賀焼陶芸家の坂本俊人さんが11日、白鳥孝伊那市長を訪ね、天山直筆の砲術の免許などの歴史資料15点を市に寄贈しました。
三重県在住の坂本さんは、4年前に市内で個展を開いたのがきっかけとなり、伊那市を訪れるようになりました。
進徳館や高遠町歴史博物館など、天山に関する資料を見て、「天山が今でも尊敬され、自分のルーツもこの地にある」と感じ今回の寄贈を決めたという事です。
寄贈された品を前に、白鳥市長は「天山を再び評価し、再び認識できる良い機会になる」と話していました。
阪本天山は、1745年に高遠藩の砲術家の家に生まれ、大阪で砲術を、江戸で儒学を学びました。
文武両道の気風を築いた高遠藩学の祖と称され、幕末に欧米の軍隊と唯一互角に戦う事ができたとされる和式砲術を発明しました。
今回寄贈された品は、砲術に関する免許や伝書など15点で、最も古い物は、1794年に天山が弟子の岡村八(おかむらはち)弥(や)に出した免許です。
高遠町歴史博物館によりますと、天山直筆の免許を確認したのは初めてで、他に砲術の動きを記したマニュアルとなる目録もあり、天山の教えを知る貴重な資料をいう事です。
高遠町歴史博物館では、10月24日から阪本天山の特別展で、寄贈された15点を公開する予定です。 -
子育て支援センターでハーモニカ演奏
伊那市の上の原子育て支援センターで11日元保育園園長によるハーモニカ演奏が行われました。
11日は、元保育園園長の松崎政恵さんと下島典子さんが支援センターを訪れ、ハーモニカを演奏しました。
支援センターでは、親子で楽しめる場を設けようと子育て講座を毎月開いていて、楽器の演奏や読み聞かせなどを行っています。
下島さんと松崎さんは退職してから趣味でハーモニカを始めたということで、今日は童謡など10曲ほどを演奏しました。
松崎さんは、「子供がリズムを取ったりしていて、楽しみながら聞いてくれて嬉しい」と話していました。 -
鼻煙壺を伊那市に寄贈した沖さんに感謝状
嗅ぎタバコを保管する容器、鼻煙壺100点を伊那市に寄贈した沖正一郎さんに市から11日感謝状が贈られました。
11日は信州高遠美術館で贈呈式が行われ、白鳥孝伊那市長から沖さんへ感謝状が手渡されました。
沖さんは25年ほど前に上海で売られていた鼻煙壺を見て興味を持ち、それ以降3000点以上を収集しました。
信州高遠美術館では沖さんが寄贈した鼻煙壺の展示会が開かれていて、およそ150点が展示されています。
鼻煙壺は嗅ぎタバコを保管する容器のことです。
嗅ぎタバコは鼻から吸う粉末状のタバコで、17世紀頃ヨーロッパの貴族を中心に流行したということです。
ガラスや金属、陶器などで作られていて、細かい細工や絵が施されています。
鼻煙壺展 沖正一郎コレクションは、10月1日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
東部中学校吹奏楽部定期演奏会に向け練習
伊那市の東部中学校吹奏楽部の定期演奏会が今月17日に開かれます。
演奏会に向け、部員が練習に励んでいます。
東部中学校吹奏楽部は部員100人で活動しています。
吹奏楽部では、17日の本番を前にいつもより時間を増やして練習に励んでいます。
定期演奏会では、映画音楽や歌謡曲など、12曲を演奏します。
3年生は全員にソロのパートがあるということです。
顧問の小林孝行教諭は、「3年生にとっては最後の大きな舞台。振付などの演出もありみなさんに楽しんでいただけると思う」と話していました。
東部中学校吹奏楽部の第8回定期演奏会は17日月曜日午後1時30分から、伊那文化会館で開かれます。 -
竜南保育園でユカイナコンサート
伊那市の竜南保育園で西春近を拠点に活動しているユカイナ倶楽部のコンサートが7日に開かれました。
ユカイナ倶楽部は、南信地域の保育園や子育て支援センター、老人福祉施設などでボランティア演奏を行っています。
7日は、竜南保育園の9月の誕生会に招かれ演奏を披露しました。
ユカイナは、西春近の加納義晴さんと池上正秋さんが2007年に開発した四角い木の笛です。
いつでもどこでも簡単にふくことが出来、やさしい音色が持ち味です。
コンサートでは、ユカイナ倶楽部のメンバー4人が、子どもたちになじみのある童謡唱歌、アニメソングなど15曲を披露しました。
また、竜南保育園の職員たちも演奏に加わりました。
子どもたちは、口ずさんだり、手拍子をしながら楽しいひとときを過ごしている様子でした。 -
伊那地域の十五夜伝統行事 オカラコ作り
伊那地域の十五夜の伝統行事、オカラコづくりが一足早く、8日伊那市西町の旧井澤家住宅で行われました。
8日は旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会の会員15人ほどが集まり、伊那地域で十五夜に供える伝統食のオカラコを作りました。
オカラコは二晩ほど水に浸したもち米を石うすですりつぶし鏡餅状にまるめたもので、サトイモの葉の上にのせたオカラコを野菜と一緒にお供えします。
伊那部宿を考える会では伝統行事を後世に伝えていこうと7年前からオカラコづくりを行っています。
8日に作られたオカラコは9日まで旧井澤家住宅に飾られるということです。 -
煙で合図 西春近で「狼煙」復活
戦国時代に大名が通信手段として用いたとされる「狼煙」が8日、飯田地域や上下伊那地域で復活しました。
伊那市西春近には、およそ500年前の戦国時代に狼煙台として使われていた「物見や城」と呼ばれる場所があり、この日はそこで地域住民らおよそ70人が狼煙をあげました。
西春近自治協議会では、地域の人たちに物見や城を知ってもらおうと、去年から狼煙を復活させています。
戦国時代の武将、武田信玄は情報や通信の手法として伊那谷に狼煙ルートを構築したといわれています。
この日は、そのルートとなっている根羽村から伊那市までの13市町村、27か所の狼煙台跡で、リレー形式で狼煙があげられました。
西春近の物見や城に合図を送る予定だった中川村の陣馬形山は、あいにく雲に隠れ狼煙を確認することができませんでしたが、物見や城の他に伊那市内で狼煙をあげた、西春近北小や南小、富県の高烏谷山の狼煙は確認されました。
参加した小学生は「昔の人はこんなことを思いつくなんてすごい」「こんなに高く上がるとは思わなかった」と話していました。
西春近自治協議会の橋爪俊夫会長は「狼煙がこうしてあがり、違う場所の相手に伝わるということは実際にやってみると感慨深いものがある。子どもたちにも継承していってもらいたい」と話していました。
西春近自治協議会では「狼煙だけでなく、今後は地域間の交流もしていきたい」としています。 -
伊那弥生ヶ丘高校音楽会
伊那弥生ヶ丘高校の音楽会が7日伊那文化会館で開かれ、澄んだハーモニーが会場に響きました。
毎年恒例の音楽会で、審査によって最優秀賞や優秀賞が決まります。
今年は、1年から3年まで全ての19クラスがそれぞれ決めた歌を歌いました。
夏休み前から練習を始めたクラスもあったということです。
早朝の始業時間前や放課後練習を行い、各クラスとも熱の入った合唱を披露しました。
発表を聞いた音楽教諭は、「各クラスとも特徴が出ていた。部活動など忙しいシーズンだが、よくまとまっていた」と話していました。
審査の結果、最優秀賞には、3年E組が選ばれ、生徒たちは、抱き合って喜んでいました。
この音楽会の模様は、10月にデジタル12チャンネルで放送します。 -
第17回 みのわ美術展
みのわ美術会会員による第17回美術展が、6日から、町文化センターではじまりました。
会場には、日展など中央画壇で活躍する作家と一般公募30人の作品、60点が並べられています。
日本画、洋画、彫刻、工芸と、ジャンルも様々です。
毎年この時期に展示会を開いていて今年で17回目です。
今年は3人が一般公募し、美術会の審査で入選したため、会場にならんでいます。
展示会では、毎年、箕輪町にゆかりのある作家の作品も特別展示しています。
今年は、箕輪町大出出身で、大学卒業後は千葉県に住み、中央画壇で活躍した洋画家・柴宮 忠徳さんの作品2点も展示されています。
柴宮さんは、平成19年に68歳でなくなりました。
展示されているのは、人物画と静物画です。
柴宮さんの作品は、心象的な風景画が多く、人物画は珍しいということです。
みのわ美術会の中澤達彦会長は、「新しい人から作品の応募があり将来伸びる可能性を感じている。ジャンルが多いのも魅力になっている」と話していました。
みのわ美術展は、9日(日)まで、箕輪町文化センターで開かれています。 -
東部中学校 職場体験事前講話
伊那市の東部中学校で、職場体験の時に必要な心構えを学ぶ職場体験学習事前講話が30日行われました。
東部中では、9月5日と6日に地域の企業の協力を得て職場体験学習を行います。
講話は職場体験学習を前に前向きに取り組む気持ちを高めてもらおうと、2年生およそ290人に対し行われました。
講師は社会保険労務士法人田端事務所の田畑和輝所長です。
田畑さんは、職場体験学習をより有意義なものにしていこうと、地域企業の有志で作る団体「ワンプラス」に所属しています。
講話では、グループを作るゲームの後、挨拶のしかたや話の聞き方などについて話しました。
田畑さんは、職場では自分からいい空気を作ることが大切だとして、「相手が話しやすい空気を作るには、拍手、頷き、目線の3つが大切」と話しました。
参加したある生徒は、「とてもわかりやすかった。職場体験では挨拶や返事をしっかりやりたい」と話していました。 -
長野県城絵図展はじまる
江戸時代から明治にかけての貴重な城の絵図を展示した長野県の城絵図展が5日から伊那市の三洋グラビアみまよせホールで始まりました。
会場には、高遠城など伊那谷を中心にした県内の城の絵図140点が飾られています。
地域の企業経営者らでつくる伊那商工会議所の異業種交流研究会が、地域の歴史にスポットをあて、再発見してもらおうと初めて開きました。
資料を提供しているのは、群馬県の城郭研究家、富原道晴さんです。
現在64歳の富原さんは、中学生の時、城の魅力にはまり、会社勤めの傍ら絵地図を収集し、自宅を博物館に改築。15万点の資料を所蔵しています。
ネクタイの柄は、城、ネクタイピンは、火縄銃という凝りようです。
今回展示されている絵地図は、寛政7年から11年までに当時の軍学者が現地調査をして描いた記録絵図や戦前の市街地図、明治5年に陸軍省が城を廃止するか存続させるかを判断するために全国規模で調査を実施したものが中心です。
この高遠城郭絵図も陸軍省によるもので、フランスで発見され、去年購入し、今回初めて展示しました。
富原さんは、今回の展示にあわせ、8月28日に高遠城址公園で検証作業を行い、二の丸と本丸の堀が埋め立てられていることなどを確認。
城本来の姿を公にすることで、観光にも役立つと話します。
展示会初日の5日は、県内外からファンが訪れ、貴重な歴史資料を食い入るように見つめていました。
長野県の城絵図展は、19日まで、伊那市荒井の三洋グラビアみまよせホールで入場無料で開かれています。 -
学童クラブ指導員 スキルアップ交流会
放課後に小学生をあずかる、学童クラブの指導員を対象にしたスキルアップ交流会が6日、伊那市創造館などで開かれました。
南信教育事務所、キャンプ上級指導員の唐澤久樹さんを講師に迎え、遊びを通じて自然のしくみなどを学ぶネイチャーゲームを体験しました。
葉のシルエットが書かれた紙を見ながら本物の植物を見つけるゲームをしました。
参加者は、グループに分かれ、葉に触れたりしながら紙に書かれた植物を探していました。
唐澤さんは、「ゲームを通じて自然に親しみ、触ってはいけない植物なども学んでほしい。学童クラブは子どもたちが集団で遊べる貴重な時間なので、成長に寄与できるクラブ運営の参考にしてもらえたら」と話していました。
学童クラブは昼間保護者が家庭にいない小学生を、放課後や長期休暇中、保護者に変わって預かるものです。
スキルアップ交流会は指導員に、学童クラブ運営の参考にしてもらおうと伊那保健福祉事務所が毎年開いているもので、今日は上伊那から42人が参加しました。 -
保科正之漫画冊子を小学校に
伊那市観光協会は、郷土ゆかりの旧高遠藩主、保科正之の漫画冊子を伊那市内の小学5年生に贈りました。
8月31日、美篶小学校では、伊那市観光協会の宮澤正巳事務局長が5年の代表児童2人に冊子を手渡しました。
保科正之の生涯を伊那市の漫画家橋爪まんぷさんが紹介したこの冊子は、伊那市観光協会が郷土ゆかりの歴史上の人物を子どもたちにわかりやすく知ってもらおうと、平成21年に制作したものです。
小学校への配布は、今年で3年目で市内15校の小学5年生に687冊、美篶小には69冊が届けられました。
美篶小では、この漫画冊子を朝の読書時間などで活用していきたいとしています。 -
箕輪町と信州大学共同事業で安全マップ
箕輪町は、信州大学教育学部との共同事業として、子供たちが危険と感じる場所を地図で制作する取り組みを、箕輪北小学校で行っています。
4日は箕輪北小6年1組の児童30人が住んでいる地区ごとのグループに分かれて、安全マップを作りました。
児童は家の周りや通学路にある危ないと感じる場所を地図に書き込んでいました。
安全マップは、子どもの視点から危険個所をピックアップして地図を作り、安全に生かそうというものです。
箕輪町が信州大学教育学部に協力を呼びかけ、今回初めて箕輪北小学校をモデル校として実施しています。
今後は、子どもたちが作った紙の地図を、信州大学教育学部がデータ化するということです。
児童は、「長田入口信号の交差点では車が多く危ない」など、地図に書き込んだ内容を発表していました。
安全マップは11月頃の完成を予定しています。
箕輪町では、完成した地図をもとに、子どもの視点から見た危険個所と、大人が考える危険個所を比べ、違いを調査していきたいとしています。 -
熱響 太鼓まつり 上伊那の太鼓グループ一堂に
上伊那の太鼓グループが出演する「熱響 太鼓まつり」が、1日夜、伊那市の伊那スキーリゾートで行われ、夜空に迫力ある太鼓の音色が響きました。
熱響太鼓まつりは、20年ほど前に、地域の活性化を目的に伊那谷太鼓まつりとして伊那市通り町で行われたのが始まりです。
現在は、場所を伊那スキーリゾートに移し、技術向上のための演奏会を毎年この時期に行っています。
この日は、辰野町から中川村までの11団体が出演し、日ごろの練習の成果を発表しました。
演奏の合間には、獅子舞も披露され、会場を沸かせていました。
夜空には、迫力ある太鼓の音色が響き、会場を訪れた千人あまりの観客が演奏に聞き入っていました。 -
井月俳句大会 大賞に山口さん(飯島町)
漂白の俳人、井上井月を偲ぶ「信州伊那井月俳句大会」が1日、伊那市高遠町の高遠閣で開かれ、最高賞の井月俳句大賞には飯島町の山口斗人さんの作品が選ばれました。
俳句大会には、小・中学生3、665人、高校、一般252人から8、000句以上の投句がありました。
最高賞の井月俳句大賞には、飯島町の山口斗人さんの「蟇出でて 山の暗さを ひとゆすり」が選ばれました。
夏の夕暮れ時に、山で影になった庭からヒキガエルが出てきた様子を作品にしたものです。
この日はこのほか高校・一般の部で入賞した11作品と小中学生の部で特選に選ばれた49作品の作者に表彰状が贈られました。
俳句大会実行委員会の佐藤文子さんは「毎年投句も増えているし、心に残る作品も多くなっている。井月に関する句だけでなく、これからも多くの作品を寄せてほしい」と講評していました。 -
東部中学校生徒が手作りおもちゃで園児と交流
伊那市の東部中学校の生徒が、24日竜東保育園の園児と中学生が作った手作りのおもちゃで交流しました。
交流をしたのは東部中2年の生徒32人と竜東保育園の年少から年長の園児151人です。
生徒は、糸電話や水でっぽうなど、自分で作ったおもちゃを持参し、園児と遊びました。
東部中学校では、家族の大切さを感じてもらおうと家庭科の授業の一環として保育園と交流しています。
6月にも一度保育園を訪れていて、その際に園児が好きなおもちゃを調べ、製作の参考にしたということです。
参加したある生徒は、「自分が作ったおもちゃで楽しそうに遊んでくれてうれしい」と話していました。 -
伊那東小1年生川遊び
伊那市の伊那東小学校の1年生は、30日、東春近の三峰川榛原河川公園の水辺で、自然に触れました。
30日は1年生94人が、水着になって、榛原河川公園沿いの三峰川の浅瀬に入りました。
伊那東小では、生活科学習の一環で、毎年1・2年生が、川に出かけ、自然と触れ合っています。
榛原河川公園は、学校から歩いて行ける距離にあり、トイレや水場なども整備されていることから、こうした学習に活用しています。
子どもたちは、川の中を歩いたり、魚を捕まえたりしていました。
また、工作の時間に活用するため、お気に入りの石を探して拾っていました。
伊那東小学校では、「川の中を歩くこと、魚や虫を採ること・触れること、こうした事は、自然の中でしか学べない」と話していました。 -
西箕輪小学校の児童が農業水利施設などを見学
伊那市の西箕輪小学校4年生の児童は、28日、地域の農業水利施設などを見学しました。
これは、農業水利施設が地域の中でどのような役割をはたしてきたか理解してもらおうと、上伊那地方事務所などが行ったものです。
28日は西箕輪小4年生30人が、岡谷市から伊那市小沢の西天竜発電所まで続く農業用水路「西天竜幹線用水路」周辺の施設5か所を見学しました。
見学会では西天に作られている「円筒分水工」について上伊那地方事務所の職員が説明しました。
円筒分水工は、田んぼの広さによって決めた穴の数により水の量を分けています。
西天にはおよそ35基があり、一本の水路では日本で一番多いということです。
西箕輪小学校の4年生は社会の授業で地域で使われている水について学習していて、見学で学んだことをレポートにまとめるということです。 -
JA上伊那青壮年部が園児に花をプレゼント
JA上伊那青壮年部東春近支部が、23日伊那市の東春近南部保育園の園児に花を贈りました。
23日は東春近南部保育園の園児ら60人に、青壮年部のメンバーで、花き農家の4人が栽培した花を贈りました。
青壮年部東春近支部の花き農家では、子どもが花に触れることで感受性を養ってもらおうと活動しています。
この活動は、子どもたちが農業に触れる機会をつくる。
「チャイルドファーム21」の一環で、花の贈呈は東春近小学校に続いて2回目です。
贈った花はアルストロメリアとトルコキキョウです。
東春近南部保育園の唐木美代子園長は、「花があるとやさしい気持ちになり、心がやすらぐ。子どもたちにも優しい気持ちが育ってほしい」と話していました。 -
講演 植物の縄張りとその移り変わり
長野県自然観察インストラクターの柄山祐希さんによる講演会が8月26日伊那市のいなっせで開かれました。
講演は、上伊那の住民でつくるいななき学舎が開いたもので、60人ほどが訪れました。
柄山さんは自身が撮影した植物の写真を使いながら話しました。
柄山さんは現在87歳。
22歳の時に教員として東京から伊那市に移り、60年以上伊那谷の植物を観察してきました。
その観察の中で気づいた、開発や外来植物の繁茂など環境の変化により見ることができなくなってしまった植物を紹介しました。
柄山さんは、「以前鹿嶺高原ではヤナギランやシシウドといったさまざまな植物を見かけたが、観光による開発で見かけなくなってしまった。植物も動物も人間も一緒に暮らしていける世の中が戻ってきてほしい」と話していました。 -
信大農学部と慶応大 協定締結
信州大学農学部と慶応義塾大学総合政策学部、環境情報学部などは、包括的連携協定を22日に締結しました。
信州大学によると、国立大学と私立大学の学部間での協定は国内では前例がないという事です。
24日は、南箕輪村の信州大学農学部で中村宗一郎学部長が会見を開き協定の内容にてい説明をしました。
今年に入り慶応大学から、信州大学農学部に対し附属の演習林や農場を研究に使用したいとの申し入れあったことが縁となり、協定締結に至ったという事です。
協定では、教育や研究、地域貢献など幅広い分野で協力し、地域社会への貢献や技術の発展、人材育成など包括的な連携を図っていくとしています。
協定締結により、信大農学部では慶応大学の教授による講義を、慶応大学では、来年度からは、博士課程授業の一部を信大農学部施設で行う計画だという事です。
また、中村学部長は会見の中で、「国立と私立、授業料などハードルはあるが、今年度中には、学生が慶応大学の短期集中講義等に出席し、取得した単位を卒業単位として換算できるような仕組みづくりをしていきたい」と話していました。 -
村教育委 副学籍制度導入を検討
南箕輪村教育委員会は、特別支援学校に通う子どもが、住んでいる地域の小中学校の行事に参加できる「副学籍制度」を導入したい考えを示しました。
23日は南箕輪村民センターで8月の定例教育委員会が開かれ、征矢鑑教育長から素案が示されました。
副学籍制度は、養護学校など特別支援学校に通う子どもやその保護者が希望すれば、住んでいる地域の小中学校の行事などに参加できるというものです。
征矢教育長は「本人の意思次第だが、支援できる環境を作ることが大切」と話していました。
村教育委員会では、素案に基づき委員から意見を集約し、早ければ来年7月に導入したい考えです。 -
富県小5年生が被災地の学校にビデオレター
伊那市の富県小学校5年生が岩手県大船渡市の吉浜中学校に送るビデオレターを23日撮影しました。
富県小5年生は去年、イベントなどで一輪車を披露し、被災地への義援金を集める活動をしていましたが、顔が見える交流をしていきたいと、今回ビデオレター送ることにしました。
児童は班に分かれ、撮影する内容を練習していました。
ビデオレターでは、クラスの紹介をした後、去年の取り組みについて紹介しました。
23日収録したビデオレターは、市の職員が現地に届けるということです。 -
伊那市出身のガラス工芸作家池上直人さん夫妻 作品展
伊那市出身のガラス工芸作家池上直人さん夫妻の作品展 透明の力と喜びの色が23日から伊那市坂下のはら美術で始まりました。
会場には花器や食器などのガラス工芸品およそ300点が展示されています。
伊那市出身の池上直人さんと、妻の由美さんは2001年に中川村にガラス工房「錬星舎」を構え、作品の製作をしています。
池上さんは透明なガラスに泡を入れた作品、西村さんは色ガラスを使った作品を得意としているということです。
クリスタルガラス展 透明の力と喜びの色は28日火曜日まで、はら美術で開かれています。