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伊那まつりでの披露に向け孤軍高遠城練習
8月4日と5日に開催される伊那まつりでの披露に向け、舞踊「孤軍高遠城」の練習が3日、伊那市高遠町の高遠町総合福祉センターやますそで行われました。
練習をしているのは高遠町を中心に、地域の歴史文化を伝承しようと集まった有志27人です。
孤軍高遠城は武田信玄の5男・仁科五郎と織田軍との戦いを表現した舞です。
踊りを指導しているのは、市内で舞踊の教室を開いている重盛君子さんです。
今年の伊那まつりは、40回の記念ということで、孤軍高遠城の踊りが初めて披露されます。
参加者は、2年前から練習してきた成果が披露できると気合いが入ります。
重盛さんは、「伊那市の伊那節や長谷のざんざ節のように、孤軍高遠城を高遠の伝統にしていきたい」と話していました。
孤軍高遠城は、8月4日に行われる伊那まつりの市民踊りの日に、高遠小や高遠中の子どもたちと披露します。 -
「聖職の碑」34年ぶりに上映
今年は、小説家新田次郎の生誕100年にあたります。
1日は、その新田次郎原作の小説「聖職の碑」を基にした映画が34年ぶりに伊那旭座で上映されました。
昭和53年の公開以来、34年ぶりに聖職の碑が上映された伊那旭座。
あいにくの天候にもかかわらず、150人が人足を運びました。
館内には、映画をPRする当事のスチール写真やポスターが貼られ、ムードを盛り上げました。
山岳小説の第一人者としてしられる作家新田次郎は、1912年大正元年に生まれ、1980年昭和55年に亡くなっています。
小説「聖職の碑」の題材となったのは中箕輪尋常高等小学校、今の箕輪中学校の西駒ケ岳遭難事件です。
新田は、関係者からの聞き取りや現地調査など丹念に取材を重ねて、1976年に長編書き下ろし小説「聖職の碑」を発表。
1978年、昭和53年、東宝で映画化され、師弟愛、人間愛などが描かれています。
監督は森谷司郎。
鶴田浩二や岩下志麻、三浦友和、北大路欣也などの俳優に交じり、地元の中学生数人が生徒役で出演しています。
このほど亡くなった地井武男さんも引率教諭役として出演しています。
映画のクライマックスとなる遭難の場面では、訪れた人たちが息を呑んでスクリーンに集中していました。
1日は、映画の上映を前に東宝芸能株式会社の上川久重常務によるトークショーもありました。
イベントを特別協賛した長野日報社は、来年度建て替える中央アルプスの西駒山荘の建設費として伊那市に10万円を寄付しました。
新田次郎原作の映画「聖職の碑」は、20日まで、午前10時、午後1時、午後6時の3回伊那旭座で上映されています。
入場料は、大人が1,000円、小・中学生は、800円となっています。 -
地域の魅力 再発見!
伊那市東春近公民館主催の東春近ハイキングが24日に行われ、地元住民など120人が地域の魅力に触れました。
東春近ハイキングは、今回で32回目をかぞえる毎年恒例の行事です。
ウォーキングで健康増進を図るとともに、地域の魅力を再発見してもらおうと、東春近公民館が行っています。
毎回コースを変えて行われていて、今回は、原新田・榛原・車屋地籍を中心とした全長約10キロのコースを歩きました。
昔、二股の松があったという一本松では、原新田発祥の地と刻まれた石碑の前で、地域の古老、伊東友佐郎さんから当時の話を聞きました。
一本松の地名の由来となった二股の松は、昭和のはじめ頃、雷が落ちて焼けてしまったということです。
一帯は、地域の憩いの場所として、伊東さんらが整備し、冬はスケート場、春は花見が行われていたということです。
今回のハイキングでは、地域のこうした旧跡など10箇所を巡りました。
ある参加者は、「天候にも恵まれ、知らない歴史もわかりとても勉強になった」と話していました。 -
新山小でたなばたコンサート
伊那市の新山小学校で恒例のたなばたコンサートが29日に開かれ、体育館に澄んだ歌声が響いていました。
コンサートでは、各学年が、歌や楽器の演奏のほか、寸劇も織り交ぜながら工夫したステージ発表を行いました。
このうち1年生は、童謡やアニメソングなどを3人の少人数ながら多彩に演じていました。
コンサートには、交流のある高遠第4保育園の年長園児も招かれ、元気よく発表していました。
会場となった体育館には、保護者らが大勢訪れ、ビデオカメラに子どもの様子を収めていました。 -
南中生徒職業について学ぶ
南箕輪村の南箕輪中学校の2年生は、来週行われる職場体験を前に、28日社会人から働くことについて学びました。
働くこととはどんな事か、人は何のために働くのかを、人生の先輩から学ぼうと企画されたもので、今年2回目です。
来週、職場体験を控えた2年生150人ほどが話を聞きました。
講師に訪れたのは、村内でラーメン店「蒼空」を営む竹村 泰治さんと、陸上自衛隊・松本駐屯地に勤務する自衛官・今井紀子さんです。
体験談や、職業観などについて生徒が質問し、講師が答える形で進められました。
「大切にしているものは何ですか」という質問に対し、竹村さんは、「前向きに楽しんでラーメンを作ることと、人と人とのつながり。学生時代に部活で過ごした仲間が、今も助けてくれているので、皆さんも仲間を大切にしてください」と話していました。
今井さんは、「上司から言われた『ここで駄目だと妥協した人に人はついて来ない』という言葉を厳しい訓練などで思い出し、今も大切にしている」と紹介しました。
生徒からは「楽しいと感じることは」「年収はどれくらいか」などと次々に質問があがっていました。
ある生徒は、「これまで知らなかった自衛隊のことや、前向きに物事を考えることなどを学んだ。職場体験に生かしたい」と話していました。 -
日本墨絵会 15回目の記念作品展
日本墨絵会の15回目の記念作品展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
日本墨絵会は、飯田、伊那、諏訪、甲府など6つの地域に教室があり、約100人が会員となっています。
作品展は、会員の技術向上を目的に毎年開かれていて、今年は、121点が展示されています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内での主な受賞作品は、●無鑑査推薦に箕輪町の赤羽玉珠さんの作品「プルメリア ハワイの花」●日本墨絵会会長賞に伊那市の伊藤百合子さんの作品「凛然」●入選に南箕輪村の田中美穂子さんの作品「伊吹山」となっています。
墨絵は、紙の白と墨の黒を活かして、墨の濃淡やぼかしを使って描きます。
会では、「心に感じたものを表現した作品を見て欲しい」と話していました。
日本墨絵会の15回記念作品展は、来月1日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。 -
西箕輪ふるさと講座 羽広獅子舞
伊那市西箕輪に伝わる、羽広の獅子舞について学ぶ「ふるさと講座」が23日、西箕輪公民館で開かれました。
ふるさと講座は、地域の歴史について理解を深めると共に、伝統の重さを改めて感じてもらおうと、伊那市公民会運営協議会が毎年2回、開いています。
今回の講座は、市の無形民俗文化財に指定されている羽広の獅子舞をテーマに開かれ、保存会のメンバーが舞を披露した他、歴史や踊りの特徴などを解説しました。
羽広の獅子舞は、江戸時代初期の1613年に、仲仙寺の再建を祝い、舞ったのが始まりと言われています。
以来、羽広では、毎年1月15日に近い日曜日に、雄獅子と雌獅子の舞合わせを仲仙寺で行っていて、来年は400年の節目迎えます。
羽広獅子舞保存会の城取誠さんは、「獅子の頭は、口で噛んで固定して舞う。一回踊ると、足腰の披露もあるが、顎が疲れて、体力を消耗する事が多かった」と話していました。
また、「雄獅子、雌獅子は地区で担当が決まっている。
互いに意識してきた事で、舞の技術や、地域の結束につながってきた」と話していました。 -
登山を前に西箕輪中で西駒山荘トイレ使用法説明会
6月26日からの西駒登山を前に、伊那市の西箕輪中学校で25日、トイレの使用方法についての説明会が開かれました。
西箕輪中学校では、毎年2年生が西駒ヶ岳登山を行っています。
25日は、西駒山荘でのトイレの使用方法について、山荘を管理する宮下拓也さんが説明しました。
宮下さんは「トイレが嫌だからといって水分を取るのを控えると、脱水状態になってとても危険。平地にあるような快適なトイレではないが、明るく清潔なので、気兼ねなく使ってください」と話していました。
登山を予定している中学校のうちトイレ休憩などで西駒山荘を利用するのは4校で、このうち西箕輪中学校だけが西駒山荘に宿泊することになっています。
宮下さんは「来年、山荘は改修されることになっているので、歴史ある石室に宿泊できるのはみなさんが最後です」と話していました。
西箕輪中学校の登山は、7月26日、27日の2日間行われます。 -
中国の修学旅行 初の受け入れ
伊那市は、外国人観光客を誘客するインバウンド推進事業として、中国の小学校の修学旅行の受け入れを26日初めて、伊那市の高遠小学校で行いました。
26日は、中国の小学3年生から6年生にあたる児童33人が高遠小学校を訪れ、5年生と交流しました。
伊那市では、国外に伊那市の魅力を発信していこうと、昨年度からインバウンド推進事業として中国の教育関係者の視察受け入れなどに取り組んでいて、26日はその成果として初めて中国の教育旅行団を受け入れました。
中国の小学生は、修学旅行として日本を訪れ、その一環で高遠小の児童と交流をしました。
25日は伊那市高遠町のさくらホテルに宿泊したということです。
児童たちは、習字や折り紙で日本の文化に触れました。
習字の授業では、一文字ずつ交代で「交流」という漢字を書いたり、自分の名前を書いた紙を交換していました。
折り紙では、手作りの袋に、一緒に作った折り紙を入れ、プレゼントしました。
7月には市内の中学校で中国の4つの中学校を受け入れることになっています。
伊那市では、中国と台湾を主なターゲットに、教育関係の他、一般の観光客へも誘客をアピールしていきたいとしています。 -
箕輪中学校生徒が松島保育園で交流
箕輪町の箕輪中学校の生徒は、家庭科の授業の一環として26日、近くの松島保育園を訪れ、園児と交流しました。
26日は、箕輪中学校の2年生38人が松島保育園を訪れ、4人ほどのグループに分かれ、年小から年長までの園児と交流しました。
箕輪中学校では、子供との接し方を学んでもらおうと、毎年家庭科の授業で保育園を訪れています。
生徒たちは、保育園児と一緒に運動遊びをしました。
一緒に準備体操をしたり、廊下で四つん這いなどのさまざまな歩き方をして遊びました。
参加したある生徒は、「友達と話すような言葉ではなく、わかりやすい言葉で接しないといけないので大変だった」と話していました。 -
伊那北保育園で交通安全教室
伊那市の伊那北保育園で22日、交通安全教室が開かれました。
教室は、小さいうちから交通安全について学んでもらおうと、伊那市北部安全協会が開いたものです。
22日は、未満児から年長園児までのおよそ90人が、交通安全についての話を聞きました。
このうち長野県交通安全教育支援センターの木下小由美さんは、道路の歩き方について、ぬいぐるみなどを使って分かりやすく紹介しました。
木下さんは「横断歩道を渡る時は、青になっても飛び出さないでください。渡る時も左右をみながらわたりましょう」と話していました。
伊那北保育園の伊藤ちと世園長は「正しい交通ルールを身に付け、事故から自分の身を守れるようになってほしい」と話していました。
伊那市内の保育園では、年2回交通安全教室が開かれます。 -
伊駒舞踊会が現代舞踊発表会
伊那市の伊駒寿宣さんが宗家家元をつとめる伊駒流舞踊会の現代舞踊発表会が24日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊駒流舞踊会は、平成元年に伊駒寿宣さんが宗家家元になって、今年で24年目になります。
現代舞踊発表会は、2年に1度開かれていて、伊駒さんが指導している21の団体から今回は、70人が舞踊を披露しました。
伊駒流現代舞踊は、気持ちを形に表して演じる舞踊芝居で、一つの曲で男女役が別々の振り付けで踊るのは、全国的に見てもここだけだということです。
出演者たちは、演目に合わせた着物をまとい、小道具などを使いながら洗練された動きを披露していました。 -
文化祭にあわせ伊那北高OB作品飾る
伊那北高校の文化祭ペン祭にあわせたOB展、薫ヶ丘美術展が23日と24日の2日間、伊那北高校薫ヶ丘会館で開かれています。
会場には、伊那北OBで美術の世界で活躍するプロからアマチュアなどの芸術作品43点が飾られています。
油絵を中心に書や工芸作品、漫画もあります。
この作品展は、高校の文化祭にあわせOBたちが作品を持ち寄り多くの人に見てもらう機会にしようと、今回で14回目をかぞえます。
ペン祭OB展薫ヶ丘美術展は、23日と24日の2日間、伊那北高校薫ヶ丘会館で開かれています。 -
早稲田大学大学院生が中央構造線エリア見学
早稲田大学の大学院生が23日、「断層の解剖」をテーマに伊那市内の中央構造線エリアを見学しました。
伊那市を訪れているのは、早稲田大学で地質などについて学ぶ大学院生19人です。
早稲田大学教授で日本ジオパーク委員会委員の高木秀雄さんが、伊那市高遠町や長谷の中央構造線エリアを研究対象としていることから高木さんの教室の大学院生などが訪れたものです。
最初に訪れた伊那市高遠町の三峰川沿いでは、熱や圧力によって形が変わった「変成岩」と呼ばれる岩を調べていました。
高木さんは「この周辺では違う種類の変成岩が同じ場所から出ている。とても興味深い場所」と説明していました。
大学院生らは岩を砕いて、含まれている成分をルーペで調べていました。
ある院生は「中央構造線上というこの場所ならではの地形を調査することができて良かった」と話していました。
高木さんは「このジオパークの中には5つの露頭がある。中央構造線を知る上でとても重要な場所」と話していました。
またこの日は、ジオパークの見所を高木さんから学ぼうと、地元のジオパークガイドも参加していました。
参加したあるガイドは「変成岩が見られる場所が意外なところにあることがわかった。ガイドをするための知識を広げられたと思う」と話していました。
南アルプスの世界自然遺産登録を目指す伊那市では「今回の早稲田大学だけでなく、学習の場として広く活用していけるよう取り組んでいきたい」としています。 -
長野県華道教育会伊那市部第14回華道展
長野県華道教育会伊那支部は、第14回華道展を23日と24日の二日間、伊那市のかんてんぱぱホールで開いています。
会場には69点の生け花が展示されていて、その中の13点は合作です。
上伊那の10の流派で組織する長野県華道教育会伊那支部は2年に一度華道展を開いています。
この作品は池坊の5人の合作です。
ササユリや松を使い、室町時代からの伝統的な生け方で、山の情景を表現しているということです。
伊那支部長の野溝淳子さんは、「それぞれの流派の個性を見て、生け花をやってみたいという気持ちになってもらえたら」と話していました。
野県華道教育会伊那支部第14回華道展は24日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
中村眞さん特別講演 父・喜平を語る
伊那市創造館で開かれている伊那市出身の彫刻家、中村喜平の特別展に合わせて、二男で日本画家の中村眞さんの特別講演会が23日に開かれました。
会場にはおよそ40人が集まり中村さんの話に耳を傾けました。
中村喜平は伊那市出身の彫刻家で、JR伊那市駅や駒ヶ根駅の前などに作品が飾られています。
二男の眞さんは、栃木県在住の65歳で、画家になる前は父の彫刻制作を手伝っていたということです。
中村さんは高校時代に父と交わした会話について「作品制作に終われピリピリしている時でも私の質問には答えてくれた。真剣に答えてくれた父の姿は、今でもよく覚えている」と話していました。
埼玉県川口市で喜平が作品作りをしていた当時のエピソードについて「当時は高速道路がなく、伊那市で個展を開くために8時間かかった。父とは車の中で喧嘩もしたが、運転中みかんを食べさせてくれるなど優しい一面もあった」と話していました。
中村さんは「直接言わなかったが、父は縁の下の力持ちの大切さを教えてくれた。私もその大切さを教えていきたいし、そういう人間になれるよう努力したい」と話していました。 -
弥生祭 今日から一般公開
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の文化祭、第53回弥生祭の一般公開が23日から始まりました。
今年の弥生祭のスローガンは去年の学校創立100周年の先へ向かっていこうと「ぶっとべ弥生!駆け抜けよう その先へ」です。
北側の教室棟壁面に展示されているモザイクアートは、アメリカのミュージシャン、レディーガガをモチーフに、全校生徒で7万6千枚ほどの折り紙を使って制作しました。
12月に修学旅行を控えている2年生は、旅行先となっている九州などをテーマに展示をしています。
このうちF組では、長崎や広島の被爆電車をダンボールで再現しました。
中に乗ることができ、人力で動きます。
C組では、長崎のうどんなどを提供していて、家族や同年代の若者でにぎわっていました。
第53回弥生祭の一般公開は、24日午後2時までで、吹奏楽や演劇などの発表が予定されています。 -
涼しい夏至 園児元気に水遊び
21日は、一年で最も昼が長い日、夏至です。涼しい一日となりましたが園児が元気に水路で水遊びを楽しみました。
21日は、伊那市の伊那東保育園の園児30人が、市役所南側にあるせせらぎ水路で、水遊びを楽しみました。
21日の日中の最高気温は、21.2度と、台風一過の昨日とはうってかわって5月上旬並みの涼しい一日となりましたが、子どもたちは、水の冷たさに歓声をあげながらも、元気に水路を走り回っていました。
伊那東保育園では、毎年この時期、い縲怩ネちゃんバスに乗って市役所を訪れ、せせらぎ水路で水遊びをしています。
伊那東保育園の伊藤 美智子園長は、「せせらぎ水路は意外と知られていないが、安全で、気軽に来られる絶好の場所。もうすぐプールも始まるので、この機会に水に親しんで欲しい」と話していました。 -
【カメラリポート】オペラ春香舞踊団 横浜へ
6月3日に64年ぶりに伊那市で上演されたオペラ「春香」。このオペラに出演した舞踊団が、高木東六さんに縁のある横浜で開かれるダンスフェスティバルに、ゲストとして出演します。
17日は、春近郷ふれあい館で、メンバーが曲に合わせて、踊りを確認していました。
春香舞踊団は、6月30日に予定されている横浜の中区ダンスフェスティバルに出演します。
フェスティバルは、伊那市の名誉市民で、春香を作曲した故・高木東六さんが所属していた、横浜の赤い靴記念文化事業団が主催するもので、オペラ春香が64年ぶりに上演されたことを受け、今回、ゲストとして出演する事になりました。 -
富県小学校でヘブンリーブルーの苗の植え付け
伊那市富県の富県小学校の児童と近くの住民が21日校庭のわきに青い朝顔・ヘブンリーブルーの苗を植えました。
苗を植えたのは4年生27人と富県の住民有志でつくる富県朝顔街道縲恊ツ藍会縲怩フメンバー9人です。
児童が育てた150株ほどの苗が校庭のわきに植えられました。
ヘブンリーブルーの植えつけは、富県小学校の4年生が総合学習の授業として毎年取り組んでいます。
青藍会は青い朝顔のある景観で、子供たちに郷土愛を育んでもらおうと、3年前から児童と一緒にヘブンリーブルーを育てています。
児童らは、校庭を囲むフェンスがヘブンリーブルーで覆われるように苗を一列に並べ、植えていきました。 -
伊那北保育園 七夕飾りづくりでお年寄りと交流
7月7日の七夕を前に、伊那市野底の伊那北保育園で19日、近くのお年寄りと園児が七夕飾りを作って交流しました。
19日は、年長の園児29人と福島高齢者クラブ、野底社会福祉協議会のメンバー14人が交流しました。
園児とお年寄りは、折り紙を使って飾りを作りました。
伊藤ちと世園長は、「お年寄りと触れ合って豊かな心を育ててほしい」と話していました。 -
バラまちフェスタ プリザーブドフラワー教室
伊那市の中心商店街で開かれているバラまちフェスタに合わせ、参加者がバラを使ったプリザーブドフラワーでブーケを作りました。
16日は伊那市通り町の伊原商店で教室が開かれました。
伊原商店ではバラまちフェスタに合わせて毎年教室を開いていて、今年で3回目です。
プリザーブドフラワーは、生の花を薬品につけ加工したもので、花を長期間楽しむことができます。
教室には4人が参加し、市販されているものを使ってブーケなどを作りました。
講師を務めたのは市内を中心にプリザーブドフラワーの制作や、教室を開く4人です。
講師らは、花びらの開き具合を綿棒をつかって調節する技術などを指導しました。
講師の吉瀬基恵さんは、「教室を開くことで、バラが好きな人が集まり、町に人が来る機会ができてよかった。」と話していました。 -
天体現象の写真展示会
5月21日の金環日食などを撮影した天文現象の写真展が箕輪町の箕輪町図書館で19日から始まりました。
写真は箕輪町図書館が住民から募集したもので、町内を中心に14点が集まりました。
金環日食でリング状になった太陽を撮影した作品や、箕輪南小学校で金環日食を観測した様子などが展示されています。
箕輪町図書館では、「幅広い年齢の方に見てもらい、少しでも科学や天文に関心を持ってもらいたい」と話していました。
天文現象の写真展は、箕輪町図書館で30日土曜日まで開かれています。 -
高遠の四季展 最高賞に山本さん「杖突街道を南へ」
3年に1度全国公募で行われる「信州伊那高遠の四季展」の最高賞に、塩尻市の山本達治さんの洋画「杖突街道を南へ」が選ばれました。
16日は審査結果の発表が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で行われ、入賞作品が紹介されました。
「信州伊那高遠の四季展」は、3年に1度、全国公募で行われている展示会で、15日から16日にかけて審査が行われました。
最高賞の「信州伊那高遠大賞」には、塩尻市の山本達治さんの洋画「杖突街道を南へ」が選ばれました。
審査員によりますと、手前を暗くしたことで、中央の田園を際立たせている点など、全体的な構図や色使いが評価されたということです。
銀賞の「伊那市長賞」には、広島県の吉川紀久代さんの日本画「夜陰」が選ばれています。
銅賞の「信州高遠美術館賞」には、愛知県の大澤勝弘さんの洋画「終着」と、茅野市の五味仁さんの洋画「伊那市駅周辺風景」、岡谷市の船本達也さんの洋画 「夕立後の藤沢川沿い集落」が選ばれています。
今回は、前回より160点少ない327点の応募でしたが、日本藝術院会員で、日展常任理事の塗師祥一郎審査委員長は「全体的にレベルが高く、粒ぞろい。どの作品も現場をよく見て描いている」と評価しています。
今回の審査では入賞の他に、奨励15点、秀作30点、入選172点が選ばれています。
第5回信州伊那高遠の四季展実行委員会の登内孝委員長は「素晴らしい作品が選ばれた。ぜひ多くの方に見ていただきたい」と話していました。
第5回信州伊那高遠の四季展は7月28日から9月2日まで、信州高遠美術館を中心に市内の6会場で開かれます。 -
高遠・高遠北小学校の児童がメギの植栽
伊那市の高遠小学校と高遠北小学校の児童らは、県の天然記念物ミヤマシロチョウのエサになるメギの木を、15日入笠山に植えました。
15日は高遠小と高遠北小の4年生49人がメギの木を植えました。
ミヤマシロチョウは、県の天然記念物に指定されている標高1200メートルから2000メートルに生息する蝶です。
乱獲や環境の変化が原因で数が減っていて、絶滅が危惧されています。
幼虫のエサになるメギの木の植栽は、ミヤマシロチョウを保護しようと、チョウの生息地である入笠山で平成15年から毎年行われています。
児童らは、スコップで穴を掘り、苗を植えました。
ある児童は、「穴を掘るのが大変だったけれど、チョウが寄ってきてくれたらうれしい」と話していました。 -
チョークアート展
岡谷市在住のチョークアーティスト、伊東美和さんによる展示会が伊那市荒井のタウンステーション伊那まちで開かれています。
会場には30点ほどの作品が展示されています。
チョークアートは、黒板風の黒いボードにパステルなどを使って絵を描く手法です。
伊東さんは、オーストラリアでチョークアートと出会い、10年前から本格的に制作を始めました。
カラフルな色使いで立体的に描かれた絵に魅力を感じたといいます。
看版やメニュー風の作品の他にも、インテリアとして使うことができるプレートが展示されています。
伊東さんは、「チョークアートを知らない人が多いと思うので、会場で実際に見てもらって、どういうものなのかを知ってもらえたら」と話していました。
チョークアート展は30日までタウンステーション伊那まちで開かれていて、17日には体験ワークショップが行われる予定です。 -
こつこつ手仕事展
飯田下伊那地域の作家7組による展示会、こつこつ手仕事展が14日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場にはシルバーアクセサリーや木工家具、ガラス工芸、陶芸など7組の作家による作品250点ほどが展示されています。
日常で使える手作りのものをテーマに、それぞれの作品を持ち寄りました。
飯田や下伊那地域で活動をしている作家らが声を掛け合い活動の場を広げようと、初めて伊那で展示会を開きました。
陶芸の小林あづささんは、「日常で使うものは使い勝手を考えて、使いやすいものを作りたい」と話していました。
飯田下伊那地域の作家7組による、こつこつ手仕事展は19日火曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
箕輪北小児童が浄水場を見学
箕輪北小学校の児童は、社会科の授業の一環として、長田にある箕輪浄水場を14日見学しました。
見学をしたのは、箕輪北小学校の4年生35人です。
箕輪北小学校では、毎年水道施設の見学を行っていて、14日は箕輪ダムと箕輪浄水場を見学しました。
汚れた水をきれいにする実験では、赤いチョークの粉が入ったビーカーに薬品を入れ、水の中の汚れを凝固させ、ろ過装置を使って水をろ過しました。
児童からは「きれい」「飲めそう」といった声が上がっていました。
実験の後、浄水場の施設を見学しました。
担任の伊藤達也教諭は、「いつも飲んでいる水がたくさんの人の苦労で家庭まで届いていることを実際に目で見ることができてよかった」と話していました。 -
アレルギーを学ぶ アトピッ子教室
アレルギー疾患をもつ子供とその保護者を対象としたアトピッ子教室が12日伊那市の保健センターで開かれました。
アトピッ子教室は、市内に住む入園前のアレルギー疾患を持つ子供とその親を対象に、伊那市が毎年開いています。
12日は、アレルギー食品を使わないおやつとしてりんごゼリーが提供されました。
ゼリーは100%のリンゴジュースや植物性のゼリーの素を使っていて、アレルギーがある子供でも安心して食べられるということです。
12日はこのほか、今年度の活動計画について話し合い、参加者からは卵や小麦などのアレルギー食品を使わない調理実習をしたいという要望が出されていました。
アトピッ子教室は、平日の昼間に月一回程度開く予定で、次回は7月10日となっています。 -
陶芸教室で色付け作業
信州高遠美術館が主催する高遠焼きの陶芸講座が10日伊那市高遠町の工房で開かれ、参加者らは作品に色を付ける作業を行いました。
陶芸講座は2回に分けて行われ、5月に開かれた1回目は土をこねて器の形を作りました。
2回目になる10日は、乾燥した作品に釉薬をかけました。
指導にあたったのは高遠町の陶芸家、浦野真吾さんです。
陶芸講座は、信州高遠美術館がアートスクールとして毎年開いていて、作った作品は年末に美術館で展示するということです。
講座には15人ほどが参加し、作品を薬に浸したり、筆で絵を描いていました。
ある参加者は、「先生の言うとおりに作っても思い通りにいかず難しい。できたお皿を家で使うのが楽しみです」と話していました。
この後作品を窯に入れました。23日には作品の取り出しを行う予定です。