-
箕輪町国際交流協会新年会で在住外国人が交流
箕輪町国際交流協会の新年会が10日箕輪町文化センターであり、同協会が開く日本語教室で学ぶ外国人やその家族、協会の会員ら約70人が集まり、新年を祝った。
日本語教室では、中国、ブラジル、パラグアイ、キューバ、ナイジェリアの5カ国の人たちが学んでおり、この日のは、信州牛のすき焼きなどを食べながら、獅子舞を鑑賞した。
獅子舞は日本の文化に触れてもらおう竏窒ニ計画したもの。辰野町の住民有志の会が披露した。
獅子の軽妙な動きに、外国人も興味深かそうに見入っていた。
また、獅子に頭をかんでもらう初めての体験も楽しんで
いた。
中国から日本に来て3年という女性は「日本の獅子舞を初めて見ました。中国の獅子舞とは違う。おもしろかったです」と話していた。 -
県立高校入学志願予定者数 第2回調査結果
県は9日、来年度の県立高校入学志願予定者数の第2回の調査結果を発表した。
高校入試前期選抜は2月9日(一部10日も)、後期選抜は3月10日(一部11日も)行われる。 -
大工が中学生に技術指導
伊那市の東部中学校の生徒が9日、地元の大工からのこぎりなどの使い方を学んだ。
東部中学校の2年生は、技術・家庭科の授業で、木の板で本棚を作っている。
その授業の一環で毎年、地元の大工を招き、のこぎりやかんなの使い方を教わっている。
この日は、3人がのこぎりの指導などをした。
生徒たちは一人ひとり材料を切りながら、「力を入れすぎず、全体をよく見て切ること」「切り終わりはゆっくり引く」などの指導を受けていた。
途中、かんながけの実演もあり、生徒たちは、その技術を見たり、実際に体験して学んでいた。
生徒たちは、この日学んだ技術を生かし、3月までに本棚を完成させる予定。 -
3学期スタート
小・中学校で始業式冬休みが終わり、7日から上伊那の一部の小中学校で3学期が始まった。
伊那市の伊那中学校では7日、3学期の始業式が行われ、全校生徒447人が体育館に集まった。
式では、それぞれの学年の代表が目標を発表した。
卒業を間近に控えた3年生の松澤優花さんは「図書館の本を300冊借りることを卒業までに達成したい」と話していた。
白鳥彰政校長は「一つでもいいので具体的な目標を決めて、最後まで貫き通す3学期にして下さい」と呼びかけた。
伊那中学校の3学期は3月17日までの48日間。 -
南宮神社 山車飾り準備進む
箕輪町の木下山車飾り保存会による山車の飾り付け作業が7日、箕輪町の南宮神社で行われた。
この日は保存会会員およそ20人が南宮神社に集まり、今年の初祭りで奉納される山車を飾り付けた。
山車飾りは100年あまり続く伝統行事で、町の民俗無形文化財に指定されている。
今は地区の住民有志でつくる保存会が毎年、山車を製作して伝統を受け継いでいるほか、地区の子どもたちも作品を出品している。
今年は源氏物語や豊臣秀吉の出世話の一場面を表現した山車などを展示する。
山車のうち、たらいで登城する大久保彦左衛門は、将軍の家来が、かごではなくたらいに乗って城に向かう場面を表現している。
当時将軍から、かごで城に入ることを許されていなかったこの家来は、たらいに乗ることで反骨精神を示したと伝えられている。
このほか境内には趣向をこらした6つの作品が並べられる。
山車が披露される南宮神社の初祭りは今月10日、11日に開かれる。 -
各地の学校で2学期終業式
今年も残りわずかとなり、26日、各地の小中学校で2学期の終業式が行われた。
そのうち箕輪中部小学校では、午前中に終業式が行われ、笠原忠照校長は「今年は大きな事故もない良い年だった。楽しい新年を迎え、新学期を元気に迎えましょう」と話した。
その後、各クラスで、この1年を振り返ったり、片付けを行った。
そのうち4年1組は、机やロッカーの整理をした。子どもたちが一斉に整理を始めると、溜め込んだ工作作品やごみなどが、教室いっぱいに広がった。
かばんは持ち帰る荷物で大きく膨らみ、いくつもの手提げ袋を提げる子どもの姿も見られた。
最後は全校生徒が校庭に集まり、さようならのあいさつをし、同じ地区の子供同士で家へ帰って行った。 -
美篶小学校の児童が酒造会社「仙醸」を見学
伊那市の美篶小学校3年2組の児童22人が25日、高遠町の酒造会社「仙醸」を見学した。
3年2組の児童は今年、総合学習の取り組みでアマランサスについて学んでいる。仙醸では、アマランサスを使った甘酒づくりをしていることから、加工から完成までにの作業を学ぶため、今回の同社を訪問することを計画。
児童らは、伊藤好専務から説明を受けながら、加工工程を見学。
同社では、アマランサスの種子からごみを取り除いたり、ポップする作業を行っており、児童らは興味深そうにその様子に見入っていた。
児童たちからは「甘酒にはどのくらい種子が入っているのか」、「作るにはどのくらい時間がかかるのか」など、質問が出された。
仙醸の伊藤専務は「子ども達に地産地消など、食について学んでもらう良い機会になったと思う。」と話していた。
3年2組では、3学期に自分たちで収穫したアマランサスを食品に加工する予定。 -
伊那技術専門校見学会
南箕輪村にある伊那技術専門校で、来年度の入学希望者を対象にした学校見学会が21日、開かれた。
この見学会は、入学前に学校の雰囲気や訓練内容について理解を深めてもらおうと、毎月開催されている。
伊那技術専門校によると、景気の後退もあり、最近は入校についての問い合わせも増えているという。
この日は、20代縲・0代の男女13人が参加し、職員の話に耳を傾けていた。
参加したある女性は、「技術が無いと仕事が無い時代。入校してパソコンの技術を身につけたい」と話していた。
見学会では、担当の職員が最初に「伊那技専に入るのが目的では無く、ここで努力し技術を身につけるという自覚を持つことが大切」と話し、訓練内容や取得できる資格のほか入校条件などを説明した。
次回の見学会は、来年1月11日に開催される予定。 -
高遠小で母親たちが大型紙芝居上演会
伊那市の高遠小学校で24日、親子文庫の母親たちが手作り紙芝居などを披露した。
親子文庫の母親たち20人ほどが、日本の昔話「カエルの雨乞い」と「ことろのばんば」を上演した。
「カエルの雨乞い」では、物語に登場するカエルの格好をして登場し、子どもたちと一緒にカエルの鳴き声で雨乞いをしたり、雨音を鳴らしたりした。
もう一つの物語「ことろのばんば」では、母親たちが10月くらいから制作してきた大型紙芝居を披露した。
「ことろのばんば」は、子どもを捕まえる老婆「ばんば」に捕まった男の子を助け出すため、女の子がばんばのもとへ向かい、つぼを割って男の子や一緒に捕まっていた子どもたちを助け出すという物語。
母親たちの迫力ある紙芝居に、子どもたちは熱心に聞き入っていた。 -
グアテマラへ美篶小児童が手紙送る
伊那市の美篶小学校3年2組の児童は22日、アマランサスを通して交流している中米の国グアテマラの子どもたちへ手紙を送った。
3年2組の子どもたちは、学校近くにある美篶郵便局を訪れ、全員の手紙が入った封筒を郵便局員に手渡した。
3年2組では、給食でアマランサスが出たことをきっかけに、総合学習の一環でアマランサスについて学んでいる。
子どもたちはこれまでに、学校横の空き地を使い栽培をしたほか、原産国の一つグアテマラの子どもたちと、アマランサスを共通の話題にして手紙での交流をしている。
今回出す手紙には、種まきや花、収穫作業などの絵と一緒に思い出などを書いた文章が添えられた。
担任の千賀義博教諭は、「アマランサスからグアテマラという国に興味をもち、互いの文化を理解するきっかけになればうれしい」と話していた。
3年2組では今後、収穫したアマランサスで加工食品のを作るほか、グアテマラの子どもたちとテレビ電話を使い交流する計画。 -
伊那東小合唱団がクリスマスコンサート
クリスマスを前に22日、伊那東小学校の合唱団がクリスマスコンサートを開いた。
コンサートは、歌を気軽に楽しんでもらおうと休み時間を利用して開かれた。
合唱団のおよそ50人が、この日のために練習してきた「サンタが街にやってくる」など4曲を披露した。
合唱団のメンバーは、サンタクロースやトナカイの格好をしたり、鈴などを使って合唱を盛り上げていた。
集まった子どもたちも、さまざまなクリスマスソングに聞き入り、一曲終わるごとに拍手を送っていた。 -
スマイル山車クラブが山車完成
箕輪町木下の南宮神社で、来年1月の初祭りに飾るため小学生が制作を進めてきた山車飾りが、20日に完成した。
この日は山車飾りを作った箕輪町木下の小学生が、人形を舞台に設置して山車飾りを完成させた。
南宮神社の初祭りでは毎年、木下山車飾保存会が、歴史や昔話を題材にした山車飾を展示している。
02年に子どもたちだけでつくる「スマイル山車クラブ」が発足し、地域の小学生も一緒になって山車づくりをしている。
今年子どもたちが制作したのは昔話「かさじぞう」を題材にしたもので、6人目のお地蔵さんに自分の手ぬぐいをかぶせようとする場面が表現されている。
子どもたちは先月から毎週土曜日に集まり、制作を進めてきた。
クラブの子どもたちは「顔を作るのが大変だったけれど、お地蔵さん一体一体に違った表情や個性が出せてよかった」と話していた。
南宮神社の初祭りは来年1月10日、11日に行われ、保存会の作品も併せて6つの山車が展示されることになっている。 -
上農高でAED講習
上伊那農業高校で17日、AEDの操作方法についての講習会が開かれた。
園芸科学科の1年生42人が、伊那中央病院の職員から講習を受けた。
上農高校は2003年に中央病院と連携協定を結んでいて、生徒が病院で庭の手入れや野菜の販売をしている。
この講習会はその一環で、毎年1年生を対象に行われる。
生徒たちは、「電気ショックを与えるまでは、心臓マッサージを止めないこと」「周りに何人か人がいる時はそれぞれの役割を明確にすること」などの指導を受けながら操作方法を学んでいた。
上農高校には、体育館と正面玄関にAEDが設置されている。
西村清利教頭は、「いつでも職員が一緒にいるとは限らないので、生徒しかいない時でも協力して救命措置が出来るよう知識や技術を身につけて欲しい」と話していた。 -
災害教訓伝承
伊那小授業で体験を聞く過去の災害における教訓を後世に伝えていこうと19日、伊那小学校で災害を体験した人から話を聞く授業が行われた。
授業は5年秋組であり、過去の災害の体験を、前伊那市高遠町総合支所長の伊東義人さんと、三峰川みらい会議代表の織井秀夫さんが話した。
これは、国土交通省天竜川上流河川事務所が災害の教訓を後世に的確に伝える手法をまとめようと組織している検討会の実験的な取組みで、3回の授業で子どもたちの意識がどのように変わるかを検証する。
授業ではアンケートをとり、学習前と後でどのような変化があったかを調べる。
始めに36災害や平成18年豪雨災害の説明があり、その後伊東さんと織井さんが過去の災害の体験談や、三峰川の歴史などについて話した。
児童たちからは、「豪雨災害で水位はどの位上がったのか」「伝統的な河川工法の中聖牛はどうして牛なのか」などといった質問が次々と投げかけられていた。
天竜川上流河川事務所では、年度末までに効果的な伝承手法をまとめ、関係機関などに提案していきたいとしている。 -
信大ワイン販売開始
南箕輪村の信州大学農学部で17日から、学生たちの栽培した山ぶどうで作ったワインの販売が始まった。
農学部ブランドの「山ぶどうワイン」は、毎年販売開始2日で売り切れる人気で、この日も販売開始を前にワインを買い求めようとする人たちの列ができた。
販売が始まると、訪れた人たちは学生たちにお目当てのワインを注文していた。
山ぶどうワインの販売は今年で4年目。
今年は天候が良く、ワインの味を左右するブドウの糖度が高かったため、ワインの味も良いという。
また、今年はブドウの収穫量も例年の1・5倍、およそ1600キロに増えたため、販売本数も増えている。
山ぶどうワインは通常サイズの720ミリリットルが1本2500円、360ミリリットルのハーフサイズが1500円。 -
保科正之・お静像地鎮祭
来年3月に完成予定の保科正之と母お静の像などの工事の安全を祈る地鎮祭が17日、伊那市の高遠町歴史博物館であった。像を建立する伊那市観光協会や工事関係者が集まり、工事の無事を祈った。
正之の像は、肖像画を参考にしながら、7歳から26歳まで高遠で過した青年の頃の像を建立する。
またお静の像は、東京都の成就院にあるお静地蔵のレプリカと、立像の2種類を作り、併せて2人の足跡を記した顕彰碑も建立する。
総工費は500万円で、県の元気づくり支援金、市民からの寄付、観光協会の費用などでまかなう。
完成は来年3月の予定。
伊那市観光協会会長の小坂樫男伊那市長は「ドラマ化に向けた取り組みも地元をはじめ全国にまで広がっている。ここを訪れた人に功績を学んでもらい、保科正之、お静の事を、もっと多くの人に知ってもらいたい」と語った。 -
南箕輪、来年度から小学校5・6年生の授業に英語授業導入
南箕輪村は来年度から、小学校5・6年生を対象に英語の授業を始める。
教育指導要領の改訂に伴い、H23年度から小学校5・6年生のカリキュラムに英語の授業が組み込まれることになっている。
H21年度からは、その移行期間となっており、現在各市町 村で授業の実施時間や、方法が検討している。
そんな中、南箕輪村では、小学校5・6年生を対象に週1時間英語の時間を設け、歌や遊びを通して、楽しみながら英語に親しみ、中学校の授業につなげていく方針。
指導は原則担任が担うが、中学校の外国人英語教師や地域の英語が堪能な人にも協力してもらう。
なお、伊那市では、5.6年生の英語授業を来年度から実施する予定で、時間など具体的は方法は現在検討中、箕輪町はH15年から全学年を対象に行っている英語活動を引き続き行っていく。 -
い~な音楽祭2008
伊那市内の合唱団が一堂に集うい縲怩ネ音楽祭2008が14日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。市内や木曽地域の22団体が参加し、歌を披露した。
伊那市民音楽祭から独立し、合唱だけの音楽祭として始まったい縲怩ネ音楽祭は今年で8年目。
権兵衛トンネルの開通を記念して、2005年から、木曽地域の合唱団も招待し、交流するようになっている。
このうち、伊那女性コーラスと、伊那西高校の合唱部は、合同で歌を披露。また、主婦などで作る伊那白雪(はくせつ)合唱団は、振りつきの趣向を凝らした演目を披露し、会場を沸かせていた。 -
原田コレクションと伊那谷ゆかりの作家展
伊那市高遠町出身の作品収集家、故原田政雄さんのコレクションなどが並ぶ作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
会場には、原田さんのコレクションなど、およそ60点が並んでいる。
原田さんは戦後、生活の苦しかった芸術家の面倒を見るなど交遊が広く、付き合いのあった芸術家の作品など、およそ660点をコレクションしている。
集めた作品のほとんどは旧高遠町に寄贈されていて、美術館で管理しているため、定期的に作品を入れ替えながら展示をしている。
高遠美術館の竹内徹館長は、「著名な画家の作品が多く、原田さんの交友の広さが感じられる。素晴しい作品がたくさん並んでいるのでぜひ見に来てください」と来場を呼びかけている。
この作品展は来年の2月22日まで開かれていて、会場には伊那谷ゆかりの作家の作品も併せて展示されている。 -
伊那小学校2年勇組がクルミのリース販売
伊那小学校2年勇組の児童が12日、伊那市内のJR伊那北駅前と、いなっせの2カ所で、クルミで作ったリース飾りを販売した。
リースは子供たちの手作りで、クルミのほか、南天の実や柊の葉などが飾ってある。
勇組は、総合学習で1年生のときからクルミについて勉強していて、これまでにクルミを使ったおはぎや五平餅を作ったり、殻でカスタネットなどを作った。
このリースもその活動の一環で作ったもので、1つ300円で販売した。
伊那北駅前には、近くの竜北保育園の園児も見学に来るなど次々に人が訪れ、賑わっていた。
訪れた人たちは、作り方を聞いたり、「かわいいね」と声をかけながら買っていった。
売り上げは、これからの活動費用としてクルミ料理の材料費などにするという。 -
上農生が地産地消型の流通や伊那谷の食文化学ぶ
上伊那農業高校の生徒は12日、地産地消型の流通や伊那谷の食文化について学んだ。
講座には、生産環境科の3年生40人ほどが参加した。
これは、高校独自の取り組みを支援する県の「魅力ある活動支援事業」で行われている講座の1つ。
この日は、伊那市の産直市場グリーンファーム代表の小林史麿さんを講師に迎え、地産地消型の流通と伊那谷の食文化について学んだ。
小林さんは、地産地消に関わる直売所の良い点として、流通費用がかからないこと、生産者が自分で値段をつけることができる点を挙げた。
エピソードとして、昔は農家自身が値段をつけて売ることがなかったため、グリーンファームができたころは、農家は恥ずかしがり、客が来る前に生産品に値段をつけ、急いで帰っていったという話も紹介した。
小林さんは、「生産品の流通には、コストもかかるし、車などの二酸化炭素の排出もある。環境面などから見ても、地産地消を進めることが、一番効率的だと思う」と話した。
講義を聞いたあと、食文化を実際に学ぼうとそば打ちをした。
そば粉は、自分たちで種をまいたものを使った。
生徒たちは、粉の乾燥具合で水の量を変えるなどの説明を受け、作業を進めていた。 -
東アジアの留学生が箕輪中学校で授業に参加
インドネシアやインド、オーストラリアからの留学生が10日から、箕輪中学校を訪れ、生徒たちと授業を受けている。
10日は、箕輪中学校の授業に4人の留学生が参加した。
1年2組の美術の授業には、オーストラリアからの留学生2人が参加し、漢字を使ってデザインをする授業を受けた。
留学生は、国が進める東アジアを中心とした海外の青少年との交流事業の一環で日本に来たメンバーで、財団法人AFSの支援でホームステイをしながら4日間、日本の学生と交流をする。
2年3組で歴史の授業を受けたインドネシア出身の高校生アヤ・ディニー・ザギャーさんは日本の学校の様子について「授業中はとても静かで、丁寧に教えてもらえるので、勉強するのにとてもいい場所です」と話していた。
留学生は11日も箕輪中学校で勉強し、12日は伊那北高校で、14日は東春近の公民館で地域の高校生と交流する予定。 -
伊那市学校給食調理施設ブロック別センター化の方針
伊那市の学校給食調理施設について、ブロック別のセンター化を進めたいとの方針を示していた伊那市教育委員会は、市議会12月定例会一般質問3日目の11日、改めてセンター化を進めていく考えを示した。
計画案では、中学校区単位を基にしたブロック別のセンター化で、各学校に設置した施設で調理する自校方式と、センター方式の両方の利点を組み合わせた方式としている。
教育委員会によると、去年11月に市学校給食施設整備推進委員会を立ち上げ、今年4月に計画案がまとまったという。
老朽化している施設からセンター化したい考えだが、地元での話し合いは早くても来年度以降になる予定。
市議会一般質問で小坂樫男市長は、計画案のセンター方式について「メリットのほうが多い。今後、関係者によく理解してもらい、意見を集約して改修、センター化を進めたい」と答えた。
北原明教育長も、「保護者や学校、給食関係者、市民から広くご意見をうかがい事業を進めたい」と話した。 -
上伊那高等学校美術展開催
上伊那8つの高校の美術部に所属する生徒などの作品展が11日から、伊那市の県伊那文化会館で始まった。
この上伊那高等学校美術展は、今回で47回目を迎える。
会場には、上伊那8つの高校から美術部で活動している生徒を中心に、およそ100人が作品を出品している。
会場には油絵を中心に、イラストや陶芸など150点ほどが並んでいる。
出品している高校生は、「自由な感覚で好きなものを描きました」と話していた。
この上伊那高等学校美術展は14日まで。最終日には、美術教諭らによる品評会も行なわれるという。 -
手良小でお弁当給食
伊那市の手良小学校5年生は8日、お昼の時間に自分で作ったお弁当を楽しんだ。
手良小学校では食に関心を持ってもらおうと、給食ではなく自分で作ったお弁当を食べる「お弁当給食の日」を高学年を対象に年に3回設けている。
この日は5年生にとって初めてのお弁当給食の日で、
子どもたちは、友達どうし見比べながら味わっていた。
手良小学校では、去年からこの取り組みを行っていて、自分だけで料理ができるよう、5年生は調理実習を早めに実施した。
管理栄養士の早川佳代さんは、「まずは、お弁当を作る楽しさを知ってもらい、いずれは栄養バランス、詰め合わせ、色どりなどを一人で考えられるようになってもらいたい」と話していた。 -
古田人形芝居定期公演
箕輪中古田人形部30周年記念箕輪町の箕輪中学校古田人形部の創部30周年を記念した古田人形芝居定期公演が6日、箕輪町文化センターで開かれた。
箕輪中学校の古田人形部は、浄瑠璃「生写 朝顔話 竏衷h屋の段」を上演した。
箕輪中学校の古田人形部は、昭和54(1979)年に発足し、今年で30周年を迎えた。
今年度の部員は19人で、古田人形芝居保存会の柴登巳夫さんや部の卒業生の指導を受けて練習している。
今回上演した「生写 朝顔話」は、目の見えない娘と武士の切ない恋物語。
生徒たちは人形を巧みに操り、気持ちを込めて上演していた。
この定期公演は、今年の締めくくりの公演でもあり、古田人形芝居保存会が数年ぶりに「絵本太功記」を上演したほか、箕輪西小学校と箕輪中部小学校の古田人形クラブも発表した。 -
芸大生が中学生に吹奏楽の演奏指導
伊澤修二の縁で伊那市と交流のある東京芸術大学の学生が6日、伊那市内の中学校で吹奏楽の演奏指導をした。
市内3つの中学校で指導が行われ、東部中学校には芸大の学生9人が訪れ、楽器ごとに指導した。
この演奏指導は、伊那市高遠町出身の伊澤修二が、東京芸術大学の初代校長だったことが縁で毎年行われている。
サックスのグループでは、「弱い音を出す時でも、息を残さないように吹ききって、次の音につながるように」と指導していた。
また打楽器のグループでは、「楽器が遠くにあると強い音が出せない」など、楽器を置く場所から指導していた。
東部中吹奏楽部顧問の吉瀬幸雄教諭は、「楽器ごとに専門の学生から指導を受けることができるので、大変勉強になる」と話していた。 -
伊那市民芸術文化祭始まる
伊那市内の芸術文化団体が一堂に集まる伊那市民芸術文化祭が6日から、いなっせで始まった。
芸術文化祭は、地域で活動する人達に活動の成果を披露してもらおうと、NPO法人伊那芸術文化協会が毎年開いている。
会場となったいなっせでは、6階ホールでステージ発表、2階と5階、6階のホワイエで作品展示が行われ、多くの人でにぎわった。
ステージ発表では、ダンスや日本舞踊など、幅広い年齢層の人たちが練習の成果を発表した。
また展示会場には、水墨画や水彩画、陶芸など、多種多彩な作品が並んでいる。
ある関係者は、「年齢、ジャンルに関係なく多くの人が集まっているので、交流の場にもなればうれしい」と話していた。
伊那市民芸術文化祭は7日まで。 -
上農生が園芸作物販売
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が5日、伊那中央病院の玄関前で、授業で育てたシクラメンや野菜を販売した。
販売したのは園芸科学科の3年生17人。シクラメンやネギ、キャベツ、白菜、リンゴを安く提供した。
販売体験は授業の一環で、生徒たちは野菜などを買い求めにきた地域の人たちに笑顔で応対していた。
上伊那農業高校は、伊那中央病院とボランティア活動や、栽培した作物の販売場所を提供してもらうなどの連携をしていて、病院祭のほか、毎年この時期にも販売をしている。
ある生徒は、「上農の味を知ってもらういい機会だと思う」と話した。
販売コーナーには次々と人が訪れていて、シクラメンを2鉢購入したある女性は、「生徒さんの育てたきれいなシクラメンが安く買えてうれしい」と話していた。 -
高遠高校で韓国料理の調理実習
伊那市の高遠高校の生徒が3日、韓国人の講師を招いて韓国料理に挑戦した。
調理実習をしたのは福祉コースの3年生22人。
宮田村在住の白定燕(ペク・チョンヨン)さんを講師に迎え、韓国で一般的な家庭料理、ビビンバとチヂミを作った。
介護職を志す生徒も多い福祉コースでは、食事作りや栄養管理などについて学ぶ授業もカリキュラムに取り入れている。
この日の調理実習はこの一環。
最近日本でも韓国の料理が一般的に食べられるようになってきていることから、調理方法を学び、介護の現場でこうした料理を取り入れてもらおう竏窒ニ、この実習を企画した。
生徒たちは白さんの指導を受けながら、ニラやニンニク、モヤシなど、さまざまな野菜を調理し、韓国料理を完成させていた。
白さんは、「韓国は近くて遠い国。調理を通じて、韓国を身近に感じてもらえれば」と話していた。