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駒ケ根市内小学校終業式
駒ケ根市内の5小学校で25日、1学期の終業式がそれぞれ行われた。子どもたちが待ちに待った長い夏休み竏秩B始まりは一斉だが終わりはさまざまで、最も短い赤穂南小が8月18日まで、赤穂東は同20日、赤穂21日、中沢、東伊那は22日までとなっている。
赤穂南小学校(下平達朗校長)では全校児童を前に1・3・5年生が学習の成果などを発表した。1年生は鍵盤ハーモニカで『かえるの歌』を演奏したり、南幼稚園との交流の思い出などを大きな声で発表したりした。3年2組は総合的な学習の時間で「地域の昔を探検しよう」をテーマに取り組んだ味噌作りやカイコの飼育などについて発表したほか、初めて習ったというリコーダーの演奏を披露=写真。5年2組は1学期に頑張ったことについて「漢字をたくさん練習して100点が取れるようになった」「金管バンドの練習をして曲が吹けるようになった」などと一人ずつ発表した。下平校長は「1学期はみんなそれぞれ頑張った。夏休みは火遊びをしない、けがをしない、うそをつかない竏窒轤チて良い休みにしてください。2学期の始業式には元気な顔で会いましょう」と呼び掛けた。 -
中学生カナダホームステイ&語学研修の旅
南箕輪村で壮行会南箕輪は24日、カナダホームステイ&語学研修の旅に参加する南箕輪中学校の生徒8人の壮行会を村民センターで開いた。
研修はカナダのレスブリッジに滞在し、ホームステイしながら語学研修や校外活動をする。カナディアンロッキー見学やバンフ市内観光もある。31日から8月12日までの13日間。
上伊那地区の参加は旧伊那市10人、旧高遠町・長谷村6人、宮田村1人、箕輪町6人、南箕輪村8人の計31人。
村は、人材育成村民国外派遣研修事業で、中学2、3年生対象の参加希望者を募った。16人の応募があり、抽選で派遣枠の8人を決めた。
唐木一直村長は「参加できなかった皆さんの分まで勉強し、日本と違う文化、習慣を学んでほしい。長い人生できっと役に立つ。体に気をつけて元気に行ってきて」とあいさつ。伊藤修教育長、南箕輪中学校の堀田実校長も激励した。
中学生は、「外国人とのコミュニケーション、接し方を勉強してきたい」「自分に積極性を身に付けたい」「語学をたくさん学びたい」など、一人ずつ抱負を語った。 -
宮田小2年掘井さんの俳句、いとうせいこうさんも絶賛
コンクールで審査員賞に宮田村宮田小学校2年生の堀井ステファニーさんが、全国から166万余もの作品が集まった俳句コンクールで見事に入選。妹のことを真っ直ぐな視点でとらえた作品で、小説家のいとうせいこうさんが絶賛し、審査員賞に輝いた。
飲料メーカーの伊藤園が募集した「第17回おーいお茶俳句大賞」。2年2組の仲間とともに俳句に親しんでいる掘井さんは、妹が笑っている情景に「あかちゃんて わたしのこと しんじてる」と詠み、応募した
審査員賞に選んだいとうさんは「これほど邪念のない感情は確かになく、世界を浄化する力さえあると思った。現代社会に生きる私たちに反省を促すような重く、また明るい句です」と選評した。
「妹のことが本当にかわいい」と話す堀井さん。受賞も心から喜んでいた。 -
伊那市・小中学校で1学期終業式
伊那市内の5小学校で25日、1学期の終業式があった。今週末までに市内の全小中学校が夏休みに入る。児童らは1学期を振り返り、休み中の目標を掲げた。
伊那小(北原和俊校長・756人)では1、4年の代表者3人が学期を振り返った。1年男児は「1年生になって一人で(朝)起きれるようになった。夏休みはプールでいっぱい泳ぎたい」と決意表明した。
北原校長は「地域では大雨で災害があったが、皆さんが誰一人としてけがもなく1学期を終えられたことを嬉しく思う。休み中は事故やけがに遭わないよう、2学期の始業式には元気よく登校してもらいたい」とあいさつした。
終業式では、児童会が夏休みの過し方を指導する寸劇を披露したほか、休み中にコンクールへ出場する合唱団の壮行会もあった。 -
東伊那小児童会夏祭り
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)児童会は24日、児童会夏祭りを開いた。全校児童が縦割りの10グループに分かれ、児童会の各委員会が趣向を凝らして用意したアトラクションやゲームなどを楽しんだ。
校内の各教室や体育館などには伝言ゲーム、音楽クイズ、ボール投げ、お手玉など、7つのコーナーが設けられ、児童らがグループごとに会場を回ってはそれぞれのゲームに挑戦した。みどり委員会の「お手玉何回まわせるかな?」は1分間に連続して投げたお手玉の回数に応じてチームに得点が与えられるゲーム。児童らは1回でも多く成功させようと真剣な表情でお手玉を投げ上げた=写真。中には70回以上成功させた児童もいて、グループの皆から「天才!」「さすが」などと祝福を受けていた。
児童会が夏祭りのテーマに掲げた「全校のみんながあいさつし合い、仲良く助け合って友達の輪を広げよう」の通り、1年生など低学年の児童を高学年児童が助けたり励ましたりしながら楽しくゲームに取り組む微笑ましい姿が校内のあちこちで見られた。 -
「カイコを育ててみよう」教室
カイコって、かわいいね-。駒ケ根市東伊那のシルクミュージアムで23日、小学生を対象にした「カイコを育ててみよう」教室があり、郡内の3組約10人の親子が参加した。
ミニシアター「カイコの不思議」で、カイコの一生や絹製品について学んだあと、宮崎久美学芸員からカイコの飼い方の説明を受けた。
この中で、宮崎さんは「カイコには朝、昼、晩と夜の4回新鮮なクワを与える。途中で、クワが無くなったら追加する。クワは冷蔵庫の野菜室に保存する」と説明した。
この後、子どもたちは5齢のカイコ10頭を分けてもらい、大切に持ち帰った。
小学1年の長男と参加した伊那市のお母さんは「息子は虫が好きで、参加した。自分もカイコを育てたことがないので、子どもと一緒に育ててみたい」と話していた。 -
1学期終業式
飯島町の七久保小学校(細川道子校長)は郡下のトップを切って21日、1学期の終業式を行い、30日間の夏休みに入った。
式では5年生が各班ごと寸劇仕立てで、6月の臨海学習について発表。「ジャンボエビフライおいしかった」「干物づくりは面白かった」。恒例の枕投げを披露し「みんなで泊まって楽しかった」゜ぬいぐるみを使ってイルカショーなど、各班が工夫を凝らした発表で、臨海学習の楽しさを伝えた。
細川校長は「あいさつや思いやりなど、目に見えない部分でたくさんの成長があった」と喜び「いよいよ、明日から夏休み、自分が自分の先生になって正しい生活をする。『早寝、早起き、朝ご飯』を実行し、21日は元気に登校して」と呼び掛けた。 -
わが家のセーフティーリーダー委嘱式
地域の防犯意識を高めようと駒ケ根警察署と伊南防犯連合会は20日、駒ケ根市内の2小学校の6年生54人に対し「わが家のセーフティーリーダー」のリーダー証を交付した。同署の山本修作署長らが東伊那小学校と中沢小学校を訪れ、児童一人一人にリーダー証を手渡した=写真。山本署長は「あいさつの前には相手の名前を呼んでください。地域の人が顔と名前を覚えてくれる。そして弱いものいじめなど卑きょうなことをしないように。地域の安全をつくり上げるリーダーとなることを期待する」と呼び掛けた。
リーダー証には「友達や家族に安全を広めるリーダーとしての任務」として▽元気良くはっきりとあいさつする▽決められたルールを守る▽みんなの手本になる行動をとる竏窒ネどが掲げられている。 -
「おいしいが量は多め」
中川村の中川西小学校で18日、1年生(17人)の保護者を対象に、給食試食会を開いた。児童と同じ物を食べ、給食の内容や量、味付けを舌で感じ、食べている時の様子を観察した。
この日の献立はご飯、ビビンバ、中華スープ、笹かまチーズ、牛乳、プラム。
児童らはきびきびと、給食室からご飯や牛乳を運び、お母さんたちに手伝ってもらいながら、手早く配膳した。
配膳し終わったところで、当番の児童が「手を合わせて、ご一緒にいただます」とあいさつ、一斉に食べ始めた。
保護者らは「おいしい、味付けもちょうどいい」「おいしいが、1年生にはちょっと量が多いのでは」などの感想を述べていた。 -
上伊那教育会講演会で働かない若者支援について考える
06年度上伊那教育会講演会が15日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であり、フリーター問題の専門家として数々の著書を出版している長須正明さんが「日常生活から考えるキャリア・デザイン縲恂「来を担う若者を地域・社会で育てる支援のあり方縲怐vについて講演した=写真。県教職員組合上伊那支部、上伊那PTA連合会主催。
長須さんは、若者が働かない理由で最も多いのが「病気、けが」であることを示し「精神的な病気などで働きたくても働けないのが実情。メディアが伝える『働けるけど働かない』という若者は一部」と語った。また、こうした精神的な問題を抱える若者には「就労」という形で地域とのつながりを持たせていくことが社会の役割と指摘。
現代は何らかのハンディキャップを持つ者が生きにくさを感じることも多いが、どんな状況でもそれぞれができることはあり、日常のさまざまな活動を「仕事」や「生きること」としてとらえなおすことがキャリア教育であるとした。 -
【郷土史研究家 田中清文さん】
『駒ケ根の貞治仏』『郷土の石工竏樗・・・Z』『高遠石工石匠列伝』など著書は6冊にもなる。現在は『邪馬台国への旅路』と『伊那谷の石工I』『同II』の続編を構想中。
「書きたいことは頭の中にたくさん詰まっているが、ここのところ古道の研究に忙しくてね。なかなか手がつかずにいるところなんですよ」
◇ ◇
「郷土史の研究に携わるようになったのは小学生時代の土器拾いがルーツ」という。
小学校4年生の時、国語の教科書に上野原遺跡で子どもたちが石器や土器を拾う話があって興味を引かれた。同級生が「うちの畑からも土器が出た」と言うので見に行くと見事な文様の土器を見せられた。
「縄文中期の物でしょうね。素晴らしい文様に魅せられた」
それからというもの、あちこちで土器を探し出してはせっせと博物館に持って行き、学芸員らに見てもらった。
「横穴を掘って行くいわゆる『たぬき掘り』だけど、どんどん続いて出てくるから面白くてね。郷土研究会とはそのころからの縁です」
20歳代のころ農業構造改善事業による工事が各地で行われ、土器などが次々に発見されるようになると「田中に聞けば分かるだろう」と多くの緊急発掘調査に駆り出された。
◇ ◇
卑弥呼の墓と邪馬台国についても深く興味を持ち、足掛け8年間九州に通って調べた結果、邪馬台国は考えられているほどスケールの小さな国ではなく、博多湾沿岸から卑弥呼の宮殿があったと思われる現在の都城市にかけての広大な地域である竏窒ニする「九州縦貫広域説」を打ち出した。
「机上の研究者は地図だけを見て考えるから判断を誤る。現地に足を運んでみなければ分からないこともあるんですよ」
一昨年からは郷土研究会で三州街道、古東山道と令制東山道、春日街道などの研究に取り組んできた。現地調査がほぼ終わり、研究成果をまとめて「私たちが探索した伊那谷の古道」として9月縲・0月に駒ケ根市立博物館で展示することにしている。
「道というのは大切なもの。古道を調べていくことによって当時の暮らしの様子までが分かる。本当ならもっともっと時間をかけて調べたい。道とはいかなるものか竏秩B現代と比較して追及できれば最高ですね」
「光前寺や大御食神社には研究課題が詰まっている。まだまだこれから調べることがたくさんあります。研究は本当に面白くてやめられないですね」
(白鳥文男) -
駒ケ根市幼児幼年教育研究会
駒ケ根市内の幼稚園、保育園、小学校、教育委員会の担当者らでつくる幼児幼年教育研究会は18日、赤穂公民館で06年度研究会を開いた。会員約60人が参加し、赤穂南小学校教頭の塩野入幸隆さんの講演「南小における教育相談について」と聞いたほか、6グループに分かれて意見交換をした。
支援が必要な新入学児童を自律学級でなく通常学級に入れたい竏窒ニいう保護者の意向を受けてどんな話し合いをしてきたかについて塩野入さんは「自律学級に対する偏見などもあるが、学校側の意見の押し付けでなく、保護者と長い期間にわたって辛抱強く話し合うことが、子どもにとって一番良い環境を用意できる道ではないか」と静かに訴えた=写真。参加者は時折メモを取りながら熱心に発表に聞き入っていた。 -
県看護大オープンキャンパス
駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)は17日、入学希望者らに対し、大学について説明する「オープンキャンパス」を行った。県内外から高校生や保護者など、ほぼ例年並みの約330人が同大キャンパスを訪れ、教職員の説明を聞いたり、学内の施設を見学したりした。
深山学長は「小さい大学ならではのアットホームな雰囲気を感じてもらいたい。限られた時間ではあるが、何なりと質問して本学についての十分な情報を得てほしい」と呼び掛けた=写真。参加者らは教育内容、入試の概要や学生生活、就職状況などについて担当の教職員からそれぞれ説明を受けた後、小グループに分かれて学内を見学した。参加者らは「新しくてきれいな建物だね」「合格したいね」などと話し合っていた。 -
祇園祭あばれ神輿の打ち壊し
宮田村津島神社祇園祭は15、16日、同神社と周辺商店街で開いた。宵祭りは重さ200キロに及ぶ神輿(みこし)を神社石段から投げ落とす「あばれ神輿の打ち壊し」で最高潮。宮田太鼓、阿波踊りも華を添え、本祭は町2区有志らが長持ち行列で練り歩いた。
5時間ほど練り歩き、午後10時前に神輿が神社前に到着。男衆は最後の力を振り絞り、高さ5メートルほどの石段から神輿を投げ落とした。
簡単には壊れず、何度も何度も繰り返し、踏みつけたり、叩いたりした。
壊れた木片は厄除けになるとされ、350年もの歴史ある祭りは、観客も巻き込んで熱気に満ちた。 -
みやだ夏まつり1900人の踊りの輪
宮田村のみやだ夏まつりは16日、1900人余りの踊りの輪が中心商店街に広がった。子どもたちや各地区、団体の出し物も多彩。夏の到来を賑やかに飾った。
まつりは17回目だが、隔年開催となってからは2回目。
宮田小学校5年1組の「どんどこ幸せ隊」をはじめ地元の子どもたちも数多く出演し、太鼓や踊りなどで会場を沸かせた。
また、町1区の江戸神輿(みこし)、町2区有志らによる長持ち行列、町3区の竜の舞など、地区の伝統芸能もまつりを盛り上げた。 -
みのわ舞踊研究会
日本舞踊菊間流師範の菊間明誉司(向山喜通)さんが指導する、日本舞踊の愛好家の集まり。会員は15人。毎週火曜日の夜、箕輪町文化センターの和室でけいこしている。
師範の向山さんが踊りを始めたのは35年ほど前。青年会のころに演劇や踊りなどをやっていた縁で、菊間流に入った。20年前に師範の資格を取り、箕輪町富田の自宅や駒ヶ根で教えていたが、15年前に「みのわ舞踊研究会」を作った。町文化センターができて町の社会教育登録団体になり、町文化サークル連絡協議会に所属。現在は、みのわ芸術文化協会にも所属して活動している。
会員は箕輪町民を中心に駒ヶ根市、辰野町の人もいる。最年少は10歳の小学生。大人と一緒にけいこに励んでいる。
大きな活動は、菊間流の発表会「舞踊おさらい会」「おどり初め」、みのわ芸文協主催の「みのわ芸術祭」での発表。研究会は会費制で、ボランティア活動を主にしていることもあり、地域の敬老会やデイサービスセンターなどを訪問して踊りを披露したり、町の行事にも積極的に参加している。
発表会は、皆で踊る美しさから群舞が多く、「武田節」「大黒舞」などを踊った。菊間流の踊りは「形がよく、きれいな踊り。衣装は質素できれいな振りで踊ると評判がいい」という。
けいこは、師範がこれまで勉強した160曲ほどの中から、初心者から名取まで会員に合った曲を選び、振りを教える。長唄、端唄などは難しいため、敬老会などで楽しんでもらえるように歌謡舞踊を練習することが多い。
流派の形を崩さないよう基本をしっかりと指導。「懐手にして右、左」「鬢(びん)を直してくるっと回る」など、師範の言葉と動きを見聞きして振りを覚え、曲に合わせて練習する。
「踊りはストレス解消になるし、結構な重労働なんです」と師範。反射神経がよくなったり、覚える力も高まるという。また、例えばひざが痛いなど屈伸が大変な場合は、立ったままで踊れる曲を習うなど、高齢になっても続けることができる良さもある。
けいこは真剣そのものだが、研究会は「趣味で、楽しみでやってるから気楽な会」。忘年会や新年会など会員のお楽しみもあり、和気あいあいと活動している。
今年は、流派の発表会、芸術祭共にすでに終わり、次は29日の「みのわ祭り」に芸文協として参加する。箕輪町内には研究会を含め菊間流の教室が3つあり、箕輪天竜音頭のほか、今年初めてパレードに盛り込まれた伊那節を踊る。(村上裕子) -
県看護大公開講座
駒ケ根市の県看護大は15日、06年度第1回の公開講座を同大で開いた。聴講を申し込んだ一般市民など約100人が集まり、同大教授の廣瀬昭夫さんの「私が担当した卒業研究の成果と思い出竏茶Aロマセラピー、自律訓練法、玄米食、健康に良い水、死生観」を聞いた。開学時から同大の教壇に立つ広瀬さんは「98年度の第1回卒業生から今年度までの学生らと取り組んできた成果」として、綿密なデータに基づいた研究結果などについて詳しく説明した=写真。聴講者はスクリーンをじっと見つめ、時折メモを取ったりしながら熱心に講義に聴き入っていた。
公開講座は今年さらに2回が予定されている。第2回は9月30日に前田樹海助教授が「県内の看護職者はどんなふうに働いているのか竏抽ナ護人的資源統計の課題と展望」について、第3回は12月16日に田村正枝教授が「がん患者と家族を支える看護」についてそれぞれ講義する。申し込み・問い合わせは同大(TEL81・5100)へ。 -
駒ケ根市民吹奏楽団が小学生を指導
駒ケ根市近郊の音楽愛好者らでつくる駒ケ根市民吹奏楽団(村山修団長)は15日、赤穂南小学校金管バンドの児童らに演奏の指導をした。団員約20人が同小を訪れ、トロンボーン、トランペット、ホルン、チューバ、パーカッションなどの各パートごとに分かれて、約20人の児童らにそれぞれ良い音の出し方や楽器の取り扱い方などの基本を丁寧に教えた。団員らは「楽器の動く部分にはできるだけ毎日油を差すこと」「吹奏楽の楽器は息を大きく吸い込むことが一番大切。腹式呼吸を覚えると大きくて長い音が出せるようになるから毎日練習して」などと熱心に指導した=写真。児童らは楽団員の出す音の大きさに「すごい」と驚いていた。パート練習の後は、児童らが取り組んでいる『この星に生まれて』(NHKテレビ『生き物地球紀行のエンディングテーマ曲)を全員で演奏した。
同小金管バンドの顧問鈴木宏平教諭は「音楽家にならなくてもいい。音楽を好きになることで子どもたちの将来が明るいものになってくれれば何よりうれしい。楽団にはできれば今後も指導を継続してほしい」と話している。 -
勇壮無比あばれ神輿ここにあり、宮田村津島神社祇園祭
・ス天下の奇祭・スとも呼ばれる宮田村津島神社祇園祭宵祭りが15日あり、名物のあばれ神輿(みこし)が神社周辺の中心商店街を勇壮に練り歩いた。梅雨空も吹き飛ばし、会場を埋めた観客も巻き込んで熱気に満ちた。
あばれ神輿は5時間近く練り歩き、男たちが神社石段から神輿を投げ落とす「打ち壊し」で最高潮。
壊れた神輿の破片は厄除けになるともされ、見物客も一緒になって奪い合う光景が今年もみられた。 -
津島神社祇園祭、子どもたちが屋台巡行
350年の歴史があるとされる、宮田村津島神社祇園祭宵祭りが15日あった。浴衣やハッピに身を包んだ子どもたちが祇園囃子の屋台を巡行。本格的な夏の訪れを告げた。
みんなで力をあわせて綱で屋台を引っ張り、神社周辺の中心商店街を巡行。小学生から高校生まで50人ほどで囃子を編成し、笛や太鼓で涼しげな音色を響かせた。
また、浴衣を着た子どもたちが各所で踊りも披露。蒸し暑さも吹き飛ばす、爽やかな風を吹き込み、観衆の目を楽しませていた。 -
宮田中1年宿泊学習
宮田村宮田中学校の1年生は13、14日、松川町の県松川青年の家で宿泊学習をした。力をあわせて寝食をともにし、友情を深めた。
班ごとに夕食の準備。調理、火の管理など役割分担し、野外での料理を満喫した。
ウォークラリー、キャンプファイアー、川遊びなど、ふれあいながら友人の新たな一面を垣間見る場面も。自然体験のなかで協力する大切さも感じ取っていた。 -
宮田小5年1組、夏まつりに向け最後の稽古
昨年から太鼓演奏に取り組む宮田村宮田小学校5年1組「どんどこ幸せ隊」は16日、みやだ夏まつりに出演する。大きな舞台は昨年の村商工祭以来だが、自分たちでアレンジを加えた2曲を披露するなど、成長した姿を多くの人に見てほしいと期待を寄せている。
昨年は村内の宮田太鼓の指導を仰いだが、今年はビデオなどを見て独学で練習。
竜神太鼓の2曲に挑戦し、かけ声や叩き方、フォームなど、36人全員で話し合いながら手を加えた。
4月から週1回、2時間と限られた期間だったが、子どもたちは集中。
14日の最終練習も最後までより良い演奏にしようと、本番さながらの緊張感で調整を続けた。
夏まつりは2年に1度のため、5年1組にとって来年はないが、それだけに全員やる気満々。
当日は津島神社前で午後4時前後と午後6時頃からの2回公演する。 -
福祉大生が祇園祭を全世界へインターネットで生中継
宮田村津島神社の祇園祭宵祭り(15日)の模様を、今年も日本福祉大学の学生がインターネット放送で生中継する。13人がカメラ5台を駆使。正午過ぎの祭りの始まりから、午後10時過ぎのあばれ神輿の打ち壊しまで、余すことなく全世界に向けて配信する。
同村と同大学が友好協力宣言を結んでいる縁で、7年前から中継を開始。今年は中心だった情報社会科学部だけでなく、様々な学部、大学院生、卒業生と有志が集まり、4月から準備を進めてきた。
「地域の皆さんが温かく迎え入れてくれ、毎回満足いく取材ができる」と話すのは6回目の中継となる大学院生の棚田一諭さん。
中継では今まで撮りだめてきた村の紹介なども放映する。
放送を見るためのアドレスはhttp://www.475.jp/miyada2006/ -
赤穂東小児童「安心の家」「サポート隊」と初の顔合わせ
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)で14日、「子どもを守る安心の家」「子どもを守るサポート隊」の市民と児童らの顔合わせ会が初めて開かれた。顔合わせは4つの地区ごとに分かれて行われ、各地区の市民らは児童に対して一人ずつ自己紹介。「何かあったらすぐに声を掛けるんだよ」などと児童らに呼び掛けた。児童らは「よろしくお願いします」と声を合わせて頭を下げた。
児童との顔合わせ会後にはPTA校外指導部、学校との意見交換会が開かれ、出席した「竏宙タ心の家」「竏茶Tポート隊」の市民らからは「会員同士の横のつながりがない」「それぞれ情報交換する必要がある」「もっと地域の活動などを通じて子どもたちと顔見知りになる努力が大切」などの意見が出された。スクールガード・リーダーの小出光恵さんは「下手に声を掛けると子どもたちに不審者と思われる恐れがあるが、今日の顔合わせはその意味で大変良い機会だ。できることなら地域の人全員がサポート隊員になってほしい」と述べた。熊谷校長は「東小の通学区内の安心の家は2年前に24軒だったが、現在は166軒に増えている。地域の皆さんで協力して子どもたちを側面から支え、育てていただきたい」とあいさつした。 -
中川東小学校2年生(原正彦教諭、32人)
中川村の中川東小学校2年生(原正彦教諭、32人)は5月下旬に、生活科の学習で村内の陣馬形、沢入山の樹齢600年の丸尾のブナの巨木に会ってきた。
陣馬形林道沿いでマイクロバスを下りた児童らは山道を登っていくとブナの木が見えてきた。樹高14・5メートル、目通り6・45メートル、東西22メートル、南北20メートルと枝を広げたブナの巨木に対面。「わあーっ、大きい」「でかい」「すごいなー」「めちゃすごい」と感動。幹を観察し「こぶだ、こぶがある」「小さなブナの赤ちゃんもある」と大喜び。
中には「名前が彫ってある」と、ナイフで傷つけられた跡を発見した子どももいた。
子どもたちの1番の関心事だった太さ調べもした。なんと9人が手をつないで、ようやく一周取り囲むことができた。
森の中で、吹きぬける風の音、ウグイスの鳴き声、そして、ブナの命の音に耳を澄まし、子どもたちはなにものにも替え難い、至福の時を共有した。
この感動は画用紙を何枚も継ぎ足して、ブナを写生した絵に、みんなで作った「ぶなの木さんの歌」に素直に表現された。歌詞は「ろっぴゃくさいのぶなのきさーん。でっかいでっかいでなのきさーん、ぶなのきさんはむかしからずっとずっといきている:」と続く。2日の音楽会で全校に披露された。
◇◇
昨年4月入学した子どもたちは、生き物が好きで、体を動かすことが好き。学校から歩いて15分の標高680メートルの通称すべり山に行き、斜面を滑って遊んだり、探検ごっこもした。キノコも探したが、ほとんど毒キノコだったとか。
2年生になった子どもたち。昨年はすべり山でキノコが採れなかったことから「すべり山にキノコの菌を植えれば、すごいことになる」とキノコ山プロジェクトが始動。ナメコ、クリタケ、シイタケの菌を植えた。
また、1年生の冬から、今村葦子作の「ぶな森のキッキ」シリーズを読み進める中で、中川村にも大きなブナの木があることを知り「ブナに会いに行きたい」と、観察会を計画した。
このブナは1469年、丸尾村の宮沢播磨源宗良が、御神木と定め、根元にほこらを建立し、諏訪神社からなぎかまのご神体を受け祭った。00年4月に村の天然記念物に指定された。
原教諭は「子どもたちは真剣にブナと向き合い、600歳のブナに言葉にならない驚きと、威厳を感じた。ブナの観察会を終えて、子どもたちは今まで、気に留めなかったほかの木にも、草にも目を向けるようになった」。
「子どもたちは『夏の暑い時はぶなさんは何をしているのだろう。今度はなにかもっていってあげたい』といっている。『秋にはどんな実がつくだろうか』とも。足しげく通うことで、見えてくることもあるかもしれない」と原教諭は期待する。近々、同クラスはお土産を持ってブナの木に会いに行くようだ。(大口国江) -
箕輪中部小4年
みのわ祭りに向けワクワクダンシング練習箕輪町の箕輪中部小学校4年生は、みのわ祭り(29日)のワクワクダンシングに参加する。12日、町のインストラクターを招いて初の練習会を体育館で開いた。児童は、テンポの早い動きに苦戦しながらも、熱心に踊って振付を覚えた。
インストラクターが、前奏の振付から少しずつ区切って指導。手の動き、足の動きと順番に練習し、手足を一緒にして踊った後、曲に合わせて練習した。
曲が早いため最初は動きが合わなかったり、細かな手の動きができなかったりと苦労していたが、何回も何回も繰り返し練習するうちに様になって、リズムに乗って元気に踊っていた。
今後は学級ごとに練習し、祭り本番に備える。 -
高遠北小で音楽会 練習の成果・美しい音色響く
伊那市の高遠北小学校(宇治正隆校長・61人)で12日、校内音楽会があり、各学年の合唱、合奏のほか、プロのマリンバ奏者の特別演奏など全14プログラムを披露。会場には約80人の保護者らが集まり、我が子の活躍を目を細めて見守った。
児童たちは日ごろの練習の成果を発揮しようと一生懸命に取り組んだ。各学年の児童数は少ないものの、澄み渡った歌声と、躍動感あふれる楽器演奏の音色が会場に響き渡った。
特別演奏にはプロの演奏家の音楽を聞かせようと、マリンバで日本クラシックコンクール打楽器部門で4位になった伊藤聡さん(24)=同市境区=ら3人が出演し、マリンバやピアノなどで、ジャズ、アニメソングなど計5曲を披露した。
恒例となっている地元サークル「ドレミファファミリーズ」メンバー5人の大正筝の合奏もあった。
児童たちは、友だちのステージや普段聞くことが少ないプロの演奏をじっと鑑賞。会場からは、次々と繰り広げられる我が子の勇姿に、温かい拍手が沸いていた。 -
南箕輪小6年
大芝高原音頭を練習南箕輪村の南箕輪小学校6年生は11日、大芝高原まつりで踊る大芝高原音頭Newヴァージョンを体育館で練習した。
6年生の4クラス129人が、踊りに参加する。初の講習会で村からインストラクター6人が指導に訪れた。
児童は、みこしを担ぐ、村を一望する、祭りを楽しむなどそれぞれに意味のある振付を、インストラクターの動きを見ながら少しずつ練習。サンバのステップなど難しい部分に苦労しながらも、何度も繰り返して覚えた。
祭りでは竹の鳴り物を持って踊るが、これから鳴り物として作る竹を手に、手をたたく振りで竹を打ち鳴らしながら、音楽にのって元気に踊った。
児童は覚えが早く、振付のほとんどを習得。今後は学級などで練習する。祭り当日に着る衣装の準備にも取り組む。 -
中学生も鑑賞『松竹大歌舞伎』
駒ケ根市文化センターの開館20周年を記念して駒ケ根市文化財団は12日、松本幸四郎・市川染五郎親子が共演する松竹大歌舞伎を文化会館で開いた。昼の部の公演には伊南地区の中学3年生約680人が招待され、一流の伝統芸能に親しんだ。
開演に先立って舞台に松本幸四郎が登場すると満員の観衆から大きな拍手と歓声が起こった。松本さんは「弁慶を初めて演じたのは皆さんと同じ中学生の時だった。歌舞伎は決して難しくない。楽しんでください」とあいさつした。
歌舞伎の成り立ちや歴史を分かりやすく見てもらおうと松本さんが監修したという「歌舞伎噺(ばなし)」には客席の中学生2人が飛び入りで登場。それぞれ役をもらい、せりふや立ち回りを演じて見せた=写真。堂々とした演技に、見守る同級生からは大きな笑いと拍手が送られていた。 -
中沢小児童会チャレンジ祭
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)で12日、児童会チャレンジ祭が開かれた。学年を縦割りにした8つの仲良し班がそれぞれ趣向を凝らして企画・運営する楽しいゲームやアトラクションが学校中を舞台に展開。児童らは限られた時間内に全部のコーナーを回ろうとチャレンジカード(スタンプラリーの台紙)を手にして校内を急ぎ足で歩き回っていた。
体育館では、壁に貼った1縲・の数字にサッカーボールをけって当てる「キックターゲット」、バスケットボールをゴールに投げ入れる「フリースロー」のほか、障害物競争が催された。障害は(1)ぞうきんがけ(2)跳び箱(3)マット上で前転(4)平均台(5)縄跳び竏秩B児童らは少しでも速いタイムを出そうと障害物に懸命に挑戦していた=写真。視聴覚室では「お化け屋敷」、音楽室では「宝探し」など、今年が初めての試みとなるアトラクションも催され、児童らの人気を集めていた。