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キャリア教育 産・学・官交流会
人材育成や地域づくりを学ぶ「キャリア教育産学官交流会」 が22日、飯島町文化館で開かれました。 上伊那地域を中心に企業や学校、市町村の関係者など、およそ300人が参加しました。 地域おこしや教育など8つの分科会が開かれ、行政に関する分科会では飯島町教育委員会の丸山浩隆さんが「信州初の県「伊那県」」と題して話しをしました。 今年で設置から150年を迎えた伊那県は、江戸時代の終わり、1868年に県知事の任命によって設置され、飯島町を県庁としたということです。 交流会は、地域が一体となりよりよい次世代育成と地域づくりを推進しようと、上伊那の産学官各種団体でつくる「郷土愛プロジェクト」が開いたものです。 郷土愛プロジェクトの向山孝一会長は「素晴らしいふるさとを継いでいきたいと思ってもらえるような子どもを育成していくため、地道に活動を続けていきたい」と話していました。
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南箕輪村南部小学校で環境出前授業
小学生に環境問題について理解を深めてもらおうと上伊那の企業による環境出前授業が南箕輪村の南部小学校で23日に行われ子ども達が太陽光発電について学びました。 太陽電池をスポットライトにあてると、発電された電気でプロペラが回りました。 この日は南部小学校4年1組の児童21人が太陽光発電について学びました。 環境出前授業は環境問題について理解を深めてもらおうと上伊那産業振興会が小学4年生を対象に毎年行っているものです。 講師は駒ヶ根市の電気工事会社、伊藤電工株式会社の漆戸知生さんが務めました。 子ども達は、太陽電池とスポットライトの距離を変えたり、光を遮ったりしながらプロペラの回り方の違いを確認していました。 漆戸さんは、二酸化炭素を出さない発電方法のひとつが太陽光発電だと紹介し「地球温暖化を防ぐためにひとりひとりが何ができるか考えていきましょう」と呼びかけていました。 出前授業は希望のあった小学校で行われていて昨年度は上伊那の11校816人を対象に行われました。
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箕輪進修高校「課題ゼミ」に向けて町長から町の現状聞く
箕輪町の箕輪進修高校の生徒は、町が抱える課題について学ぼうと17日、白鳥政徳町長から話を聞きました。 この日は3年生およそ60人が参加し、白鳥町長から話を聞きました。 白鳥町長は、人口や農地が減少していることを説明し「若者や女性が活躍できる場を増やしていく予定です。ぜひそういった場に高校生の皆さんも参加してください」と話していました。 箕輪進修高校では、3年生が学校周辺の地域課題について考える「課題ゼミ」に取り組みます。 今年度は初めて、町と協力して行うことになっています。 課題ゼミは5月24日から始まる予定で、JR飯田線木ノ下駅周辺や自主防災など4つの課題について現地視察やグループワークを行い、11月にまとめを発表することになっています。
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校歌コンテストでクラスの団結高める
クラス別で校歌の歌声を競う校歌コンテストが伊那市の西箕輪中学校で11日行われました。 西箕輪中学校は各学年2クラスずつあり6クラスが校歌を歌いました。 コンテストには保護者も招かれ生徒たちが力強い歌声を披露していました。 原文章校長、島尻英二教頭のほか作曲家で合唱指導を行っている唐澤史比古さんが審査を行い採点基準をクリアした3年生の2クラスと2年生の2クラスに金賞が贈られました。 コンテストはクラスの団結力を高めようと行われているもので6年目となります。
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シニア大学伊那学部83人が入学
高齢者が幅広い知識を身に付けるシニア大学伊那学部の入学式が18日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。 シニア大学は高齢者の社会参加をすすめようと長野県長寿社会開発センターなどが行っているものです。 入学生を代表して竹中則子さんは「シニア大学で学ぶ尊い機会を無駄にせず意義ある時間にしていきたい」とあいさつしました。 今年度の入学生は男性25人女性58人の合わせて83人で最高齢は80歳、平均年齢は68歳です。 シニア大学では医療や健康に関する教養講座のほか趣味、健康づくりなどの実技講座、社会参加活動に参加する実践講座など2年間で27の講座が計画されています。
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三浦久さんがコンサート
フォークシンガーで信州大学非常勤講師の三浦久さんのコンサートが20日JA上伊那西箕輪支所で開かれました。 辰野町出身の三浦さんは、ボブ・ディランやレナード・コーエンの歌詞や評論、研究書の翻訳などでも知られています。 コンサートは、西箕輪九条の会のメンバーらによる実行委員会が開きました。 会場には、50人が訪れ、語り掛けるように歌う三浦さんの歌声に耳を傾けました。 三浦さんは、これまでに10枚を超えるアルバムを出していて、最新作は、3年前にがんの手術を乗り越えた後の「9つの物語」です。 コンサートではその中の歌も歌いました。 三浦さんは「自身に向けたメッセージとして歌っている。その中から普遍性を感じてもらえたらうれしい」と話しています。 家族や社会へのメッセージを歌う三浦さん。 コンサートでは、東日本大震災で亡くした友人を歌った曲も披露され、訪れた人たちの共感を呼んでいる様子でした。 三浦さんは、6月9日に辰野町のライブハウスでほたる祭りライブを計画しています。
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第45回 上伊那母親コーラス交歓会
上伊那地域の女声コーラスグループが一堂に集まる「上伊那母親コーラス交歓会」が19日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 16団体、およそ300人が参加しました。 コーラスを通じて親睦を深めようと毎年開かれている伝統ある会で、今年で45回目になります。 グループごと、童謡唱歌や合唱曲など、日頃の練習の成果を披露していました。
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高遠石工 守屋貞治の作品などを紹介するHPが完成
高遠石工の作品の保存や情報発信に取り組んでいる「高遠石工研究センター」は、守屋貞治の作品などを紹介するHPを作成しました。 19日に伊那市内でHPのお披露目が行われました。 守屋貞治の名作とされる高遠町建福寺の三十三観音のほか手良蟹沢の八十八観音を全て写真で見ることができます。 またこの日は、高遠石工映像シリーズ第三弾となるDVDもお披露目されました。 今回は守屋貞治の一番弟子といわれる渋谷藤兵衛など、伊那市内にある貞治以外の作品を25分の映像にまとめています。 この映像はDVDとブルーレイ合わせて200枚作製され上伊那の小中学校、高校などに配布されます。 この日開かれた平成29年度調査報告会では東春近田原で高遠石工、下平文左衛門の墓が発見された事が報告されました。 墓石から「文左衛門」の文字が読み取れ下平家の過去帳と照らし合わせたところ亡くなった日と名前が一致したということです。 研究センターの熊谷友幸さんは「過去帳の情報から下平家は親子三代で石工だったのではないか」と話していました。
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山室写真倶楽部 写真展27日まで
伊那市と南箕輪村の写真愛好家でつくる山室写真倶楽部の作品展が伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、会員5人の作品37点が展示されています。 作品にテーマは設けていませんが、上伊那や県内で撮影された風景が中心となっています。 山室写真倶楽部は50代から80代までの男女5人が所属しています。 毎月例会を開いているほか、年に2回それぞれの近作を持ち寄り作品展を開いています。 山室写真倶楽部の作品展は27日まで伊那図書館で開かれています。
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伊那市福島 根津幸江さん手作り洋服展
伊那市福島に工房を構える根津幸江さんの手作りの洋服や小物などの展示販売会が、かんてんぱぱホールで開かれています。 会場には手作りの洋服や小物など200点が展示されています。 福島に工房を構える根津さんは20代後半から30年ほどパッチワークを制作していて3年ほど前から本格的に洋服をつくるようになりました。 麻や綿などの天然素材を使いシンプルなデザインを心掛けているという事です。 根津さんは「普段の生活のほかにちょっとした出かけ先にも着られる洋服を揃えているので、試着を楽しみながら選んでほしい」と話していました。 この展示会は22日(火)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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自習の時間にこども館で体験学習
南箕輪村の南箕輪小学校3年3組の児童は17日、自習の時間にこども館を訪れ、体験授業を受けました。 この日は、南箕輪小学校3年3組の児童33人がこども館を訪れ、体を使った運動あそびを体験しました。 担任の教諭が1日出張のため、自習の時間を使って訪れました。 こども館では、平日の昼間は比較的部屋が空いていることから、子ども達に利用してもらおうと今年度から授業でも使えるようにしたということです。 体験授業では、新聞紙を使った運動あそびを行いました。 班ごとに分かれて全員が新聞紙の上に乗り、じゃんけんをして負けた方が新聞紙を折りたたむというゲームです。 全員が乗れなくなった班の負けです。 こども館では「児童厚生員を配置しているので、けがの心配なく体験授業を受けられる。多くの授業で活用してもらいたい」と話していました。
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笠原千俊さん 伊那市新教育長に任命
17日は、市役所で辞令交付式が行われ、笠原 千俊さんが新しい教育長に任命されました。 また、これまで教育長を務めてきた北原秀樹さんが教育委員会委員に任命されました。 笠原さんは、「市民・子どもたちのために精一杯尽力したい」とあいさつしました。 今回から、新しい教育委員会制度に基づき、教育委員長と教育長を一本化し、教育長のみの任命となります。 笠原さんの任期は3年、北原さんの任期は4年となっています。
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明治大学の教養講座で井上井月学ぶ
明治大学の社会人向け教養文化講座の受講生が伊那市を訪れ、2泊3日の日程で漂泊の俳人井上井月について学んでいます。 16日は、首都圏などから訪れた受講生19人が伊那市創造館で、井月研究の第一人者、竹入弘元さんから句碑について話を聞きました。 竹入さんは「井月の句碑は長野県や新潟県にあわせて74基あり、そのうち39基が伊那市にある」と紹介していました。 この講座は明治大学が開いている社会人向けの教養文化講座「なぜ人は旅に出るのか」の一環で開かれました。 全15回で、文学や自然科学など様々な分野の講義を行います。 講師の1人でコーディネーターを務める明治大学名誉教授で日本文学が専門の林雅彦さんは、昨年度から井月について取りあげています。 一行は18日まで伊那市や駒ヶ根市に滞在し、井月の句碑を見て回るということです。
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花育 児童にアルストロメリア贈る
花に親しむことで児童の心の豊かさを育む「花育」の一環で、伊那市の伊那東小学校の児童に、16日アルストロメリアが贈られました。 16日は贈呈式が行われ、伊那市の白鳥孝市長やJA上伊那の御子柴茂樹組合長らが児童に上伊那産のアルストロメリアの花束を手渡しました。 花育は、花に親しむことで豊かな心を育てようと伊那市やJA上伊那が行っているもので、今年で5年目になります。 アルストロメリアの出荷量は上伊那が全国一で、昨年度は1,150万本を出荷しました。 花は全校児童606人に、1人2本ずつ贈られました。 JA上伊那花き部会の赤羽今男部会長は、「家族と一緒に花について話をしましょう。花も喜んでくれます」と話していました。 児童会長の向山巴菜さんは「大切に家に持ち帰り、家族と楽しみたいです」と話しました。 花育は今後伊那市内すべての小学校で行われます。
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南箕輪中学校の伝統行事 経ヶ岳強歩大会
今年で66回目となる南箕輪村の南箕輪中学校の伝統行事、経ヶ岳強歩大会が16日に開かれました。 午前7時、スタートとなる大芝高原に全校生徒約470人が集まりました。 先週金曜日に、4キロのコースを走る事前練習が行われ、その上位20人はシード選手としてスタートラインの前の方に並ぶ事ができます。 経ヶ岳強歩大会は今年で66回目となる伝統行事です。 途中、保護者が応援にかけつけ声援を送っていました。 標高2,035メートルの8合目までの8.3キロがコースとなっていて、スタート地点との標高差は1,200メートルです。 スタートから30分ほど経過すると速い生徒は2合目に到着しました。 ここからは道幅が狭く急な登り坂となります。 大会は、地元の豊かな自然環境を知るとともに、仲間と励まし合いながら目標を達成する事を目的としています。 生徒らは先月から体育の授業で毎回2キロのコースを走り体力をつけてきたという事です。 大会の結果、男子は3年生でサッカーのクラブチームに所属する清水星志郎君、女子は2年生で女子バスケットボール部の有賀愛美さんが優勝しました。
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南箕輪村 南部小学校増築工事 来年4月供用開始
南箕輪村は、児童数の増加により予定している南部小学校の教室棟増築工事について、その概要を14日に示しました。 14日は、役場で村議会全員協議会が開かれ、教育委員会が計画の概要を示しました。 教室棟は、南部小の校舎南側に増築されます。 増築面積は、584平方メートルで、普通教室4室が設けられます。 工事にかかる費用は、およそ2億2,200万円で、一部を国の交付金で賄います。 工事期間は、7月から来年3月までで、新年度からの供用開始を予定しています。
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母の日を前に「元気に育て親と子の音楽会」
13日の母の日を前に、子育て中の母親にも気軽に音楽を楽しんでもらおうと伊那市のいなっせで歌やフルートなどのコンサートが開かれました。 「母の日に贈る元気に育て親と子の音楽会」と題してNPO法人クラシックワールドが2004年から毎年開いているコンサートです。 子育て中の母親も気軽に音楽を楽しめるよう入場無料で小さな子供と一緒に聴く事ができます。 この日は市内を中心に音楽教室を開いている指導者が歌やフルート、ピアノなどを演奏しました。 中には指導者と一緒にバイオリンを披露する小学1年生の児童もいました。 クラシックワールドでは、「幼いうちから親子で音楽に触れる機会を大切にしてもらいたい」と話していました。
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伊那市高遠町出身の洋画家 伊藤三千人さん油絵展
伊那市高遠町勝間出身の洋画家、伊藤三千人さんの油絵展がベルシャイン伊那店で開かれています。 1980年代に制作した高遠町西高遠の街並みに70年代の高遠城址公園、長谷杉島や故郷の勝間の風景など会場には高遠町を題材にした作品を中心に40点が展示されています。 現在神奈川県に住んでいる伊藤さんは高遠高校在学中に辰野町出身の洋画家、中川紀元に油絵を習い、東京の専門学校で美術を学びました。 現在85歳で、20代で画家となり31歳で一水会会員となっています。 ベルシャイン伊那店での作品展は2年に1度開いています。 伊藤さんは、時代の流れとともに失われつつある、故郷の懐かしい風景を楽しんで欲しいと話していました。 伊藤三千人さんの油絵展は、15日(火)まで、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。
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米の栽培を学習 泥遊びで代掻き
箕輪町の箕輪西小学校の児童は総合学習で取り組んでいる米の栽培の一環で11日代掻きを行いました。 箕輪西小学校の5年生12人が田んぼの中に入り体全体で土を掻きならしていました。 田んぼは学校近くの農家から借りているものでゴールデンウイーク中に保護者が畦をつくり水を張りました。 初めのうちは田植えがしやすいように土の塊を足で踏み砕いていましたが、次第に泥の感触を楽しんだりカエルを捕まえるなどしていました。 もち米の栽培に取り組む児童らは21日に田植えをし生育の様子を観察するということです。 9月には実ったもち米を刈り取り保護者を招いてもちを振る舞う収穫祭を計画しています。
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11月のキャリアフェスにむけて中学生の実行委員会発足
11月に伊那市内の全ての中学校2年生を対象に行われるキャリアフェスにむけて生徒による実行委員会が、9日に発足しました。 この日は伊那中学校で1回目の実行委員会が開かれ、自己紹介やミニゲームなどをして交流しました。 中学生実行委員会は市内6つの中学校から2人の生徒が参加し12人で構成されています。 実行委員会では、今後、事前に配布するパンフレットの作成などを行いキャリアフェスをPRしていくという事です。 去年キャリアフェスが行われた春富中学校の生徒は、前回の経験を活かしていきたいと話していました。 11月に伊那市民体育館で行われるキャリアフェスは、市内の全中学2年生650人を対象に行われます。 企業のブースを回って仕事について理解を深めたり、地域の伝統、文化、食について知る企画が予定されています。
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中尾歌舞伎アンケート結果まとまる
4月29日に行われた伊那市長谷の中尾歌舞伎再開公演で、長谷中学校の2年生が実施したアンケートの結果がまとまりました。 今後は、集まった意見を参考にグッズの制作やPR方法などに役立てていくことにしています。 7日は、担任の髙波響教諭がアンケートの結果を生徒に報告しました。 中尾歌舞伎を応援するファンクラブの立ち上げを検討している長谷中2年生は、4月29日に行われた再開公演で来場者にアンケートを実施し、188人から回答を得ました。 内容は、性別、年齢、住んでいる地域、Tシャツを作成した場合の色についてなど6項目です。 結果、年齢層は70代以上が最も多く79人、次いで50代から60代が67人でした。 住んでいる地域は、長谷地域を除く市内が最も多く88人で、県内が73人、長谷が17人、県外は10人でした。 長谷中では、ファンクラブ立ち上げに合わせて缶バッジやTシャツなどのグッズを制作することにしていて、アンケートの結果を踏まえ、色やデザインを決めていきたいとしています。 今日は他に、グッズで欲しいものとしてあがったものの中から、作りたい物をそれぞれあげていました。 ファンクラブの発足は、5月下旬を予定しています。
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箕輪東小学校で1年生を迎える会
箕輪町の箕輪東小学校で1年生を迎える会が2日に開かれました。 4月に入学した1年生21人が6年生と一緒に花のアーチをくぐって体育館に入場しました。 最初に1年生は、「図工でロボットを作りたい」「音楽を頑張りたい」など学校での目標を発表しました。 1年生を迎える会は6年生が全員で企画しました。○×クイズを出題し学校の事をわかりやすく紹介していました。 田原克彦校長は「友達と仲良くしながらしっかり勉強してください」と話していました。 1年生は先週から5時間目までの通常授業が始まっています。今月下旬からは来月の運動会にむけて練習が始まるという事です。
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長谷中2年生 ファンクラブ立ち上げへ
また29日、長谷中学校の2年生は、中尾歌舞伎保存会を応援しようとファンクラブの立ち上げに向けた活動を行いました。 動画や写真で保存会の活動を記録したり、来場者にファンクラブ立ち上げに向けてのアンケートを配りました。 会場の外に掲示板を設置し、応援メッセージを募りました。 今後は5月下旬にHPを立ち上げ保存会の活動をPRしていく他、アンケートの結果を踏まえグッズの制作を行っていく予定です。
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中尾歌舞伎 再開公演
去年2月から活動を休止していた伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、およそ1年半ぶりとなる再開公演を29日中尾座で行いました。 開演前には多くの人が訪れ、会場に入れないほどの満員となりました。 演目は「御所桜堀川夜討弁慶上使の段」です。 源義経が、平家から嫁いだ妻の首を差し出せと頼朝から命じられ、部下の弁慶が自分の娘を身代わりにするという物語です。 伊那市無形民俗文化財に指定されている中尾歌舞伎は、昭和61年に地域の若者が復活させ、30年間活動してきました。 去年2月に会員数の減少や後継者不足などにより継続が困難だとして活動を休止していました。 その後、活動の再開を望む声が多くあり、再開することを決めました。 見せ場になると、会場からおひねりが飛んでいました。 また29日は、前座で地元の長谷小学校の4年生が孝行猿の演劇を披露しました。 公演の模様は来月5日(土)午後2時からご覧のチャンネルで放送します。
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長谷小4年生 本番前に中尾座で練習
伊那市の長谷小学校の4年生は29日に中尾座で開かれる中尾歌舞伎定期公演で前座をつとめます。 子ども達は1年前から練習してきた長谷に伝わる民話「孝行猿」を演じます。 27日は長谷小の4年生11人が本番を前に最後の練習を中尾座で行いました。 孝行猿は長谷に伝わる民話で、猟師の勘助が仕留めた親猿を家に持ち帰り、いろりに吊るしていたところ、子猿たちが生き返らせようとしている姿を見て、後悔の念にかられるという物語です。 子ども達は、スムーズに場面転換を行えるよう、舞台での移動や、大道具などの場所を確認していました。 長谷小の4年生は、次は歌舞伎に挑戦したいとしています。 中尾歌舞伎の定期公演は29日午後1時30分開演で、伊那ケーブルテレビでは122チャンネルで生中継する予定です。
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プロ棋士 長岡裕也五段が伊那市で指導対局
日本将棋連盟のプロ棋士、長岡裕也五段の将棋教室が、21日に伊那市創造館で開かれ地元の小学生などが指導対局を受けました。 教室には伊那市を中心に小学2年生から80代まで30人が参加しました。 指導対局では同時に6人を相手に長岡五段が将棋を指しました。 教室ではこのほか4月19日、20日に行われた羽生義治 竜王と佐藤天彦 名人による名人戦第2局の解説が行われました。解説会は、将棋の普及につなげようと日本将棋連盟が全国の各都道府県で開いているものです。 日本将棋連盟上伊那支部の中村忠雄支部長は「将棋は実践して覚える頭脳スポーツなので様々な対局を経験して次に活かしていってほしい」と話していました。
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さくらプロジェクト 高砂中2年生が東部中訪れる
東日本大震災の被災地、宮城県高砂中学校の2年生135人が、桜が縁で交流をしている伊那市の東部中学校を24日訪れました。 午前11時、高砂中の2年生全員135人がバスで東部中学校に到着しました。 体育館では東部中の全校生徒が高砂中の生徒を歓迎しました。 両校の生徒が作詞したさくらプロジェクトのテーマソング「高東桜歌」を歌いました。 高砂中の桜は東日本大震災の津波で枯れてしまい、それを聞いた東部中の生徒が2012年にタカトオコヒガンザクラを贈ったことが縁で「さくらプロジェクト」が始まり現在も続いています。 これまでに交流のシンボルとなる桜を両校に植えた他、インターネットのテレビ電話などで交流を行っていて、2年生全員で東部中を訪れるのは初めてです。 また、両校の代表生徒が絆宣言をしました。 24日はグループ討論も行われ、東部中と高砂中の2年生が「プロジェクトの発展のためにできること」をテーマに話し合いました。 生徒からは、「互いの地域の特産物を味わってはどうか」「桜の成長記録を送りあってはどうか」などの意見が出ていました。 高砂中の生徒は、24日伊那市内に宿泊し、25日宮城県に帰るということです。
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東京芸大生と園児が交流
地域活性化の研究に取り組む東京芸術大学美術学部の学生らは、伊那市高遠町の高遠第2第3保育園の園児と23日、交流しました。 23日は、学生らが高遠第2第3保育園を訪れ、園児たちの遊び場となっている保育園の裏山で交流しました。 東京芸術大学美術学部は、昨年度から高遠町長藤の古民家を活用し地域の活性化について取り組んでいます。 これは、伊那市と東京芸術大学美術学部の連携による伊那市デザインプロジェクト事業の一環で行われているものです。 今回は、今年度の活動内容について考えようと21日から伊那市を視察に訪れています。 学生たちは、園児と一緒に散策したり木登りの様子を見たりしていました。 東京芸術大学美術学部では、今回の視察をもとに、デザインやアートの視点から地域活性化について提案していくということです。
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伊那東大社例大祭に合わせて浦安の舞 奉納
伊那市の伊那公園にある伊那東大社の例大祭にあわせ、浦安の舞が21日に奉納されました。 宵祭りのこの日は、中央、日影、境、上新田、下新田、上の原の総代や区の役員が見守る中、地元の小学6年生16人が舞を奉納しました。 浦安の舞は、安らかな心で平和を祈る意味があり、昭和15年に全国各地で奉納されたのが始まりとされています。 伊那東大社は、明治時代に竜東地区にあった69の神社が合祀されたもので、市内で最も氏子数の多い神社です。 通常4人1組で行いますが、人数が多いため、8人1組でそれぞれ1回ずつ奉納します。 3月下旬からこの日までに、13回練習をしてきたということです。 6年生の1人は、「緊張したけれど、楽しくできました」と話していました。
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危険から身を守る方法学ぶ
伊那市の手良小学校で20日、防犯教室が開かれ児童が危険から身を守る方法を学びました。 防犯教室では児童のほか地域住民でつくる手良小学校安全見守り隊のメンバーが美篶駐在所の渡辺正樹巡査部長の話を聞きました。 渡辺巡査部長は、防犯ブザーは、時々鳴らすようにして壊れていないか点検するよう呼びかけていました。 また不審者につかまれた時は腕を引いて逃げるより、押した方が相手がひるみ効果があるとして身を守る訓練をしておくことが大切だと話していました。 今日はほかに児童会長の鈴木颯麗さんが「登下校時にあいさつをしたら返してくれるのでほっとします。いつも気にかけていただきありがとうございます。」と見守り隊のメンバーに感謝の気持ちを伝えていました。 手良小学校では「交通事故にあわない。知らない人にはついていかない。」など児童の安全への意識を高めていきたいとしています。