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上伊那総合技術新校 3学科6学級に
上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会が15日に伊那市役所で開かれ、募集学級数を、農業科3、工業科2、商業科1のあわせて6学級とする案が示されました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ケ根工業高校の4校を再編統合するものです。
開校は2035年度以降を予定しています。
また、整備事業基本計画の策定に向け、委託する事業者をプロポーザル方式で12月上旬までに決定するとしています。
来年11月までに施設整備基本計画を策定し2029年度から着工したい考えです。
次回の懇話会は10月頃を予定しています。
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南部小 親子でとうろうづくり
25日から南箕輪村の大芝の湯で行われる、七夕とうろう祭を前に、南部小学校2年生の親子が16日に一緒にとうろうを作りました。
とうろう作りは、2年生の授業参観の中で行ったもので、親子およそ45組が行いました。
材料には段ボールを使いました。
最初にカッターを使って四面に決められたサイズの穴を開けていきました。
開けた部分には、児童が好きな絵を描いた紙を貼り付けて完成させました。
作ったとうろうは、七夕とうろう祭で大芝の湯に展示されます。
七夕とうろう祭実行委員会では、村内の小中学校や団体などに製作を呼びかけていておよそ150基のとうろうを飾る予定です。
七夕とうろう祭は25日から8月24日まで行われます。
見学は無料です。
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伊那北生が選挙について模擬授業
伊那北高校3年の水上ちはやさんは、20日の参議院議員選挙を前に、投票を呼び掛ける模擬授業を10日に行いました。
この日は水上さんが、同級生の伊那北高校の3年生およそ240人に、選挙について模擬授業を行いました。
授業は各教室に配信されました。
水上さんは「投票で教育格差をなくす」というテーマで探究を行っています。
その中で10代から20代の投票率が低いことを知り、少しでも選挙に関心を持ってもらおうと企画しました。
授業の中では、質問に答え自分の考えがどこの政党と近いかが分かるインターネットサービス、ボートマッチを体験していました。
その後、近くの人と考えを話し合っていました。
参議院議員選挙の投票日は20日(日)です。
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戦後80年 福澤家親子の日記
今年は、太平洋戦争の終戦から80年の節目の年です。
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館には、去年山寺の福澤家から見つかった戦時中に書き溜めた日記が保管されています。
保管されているのは、山寺の福澤定衛さんと息子の文雄さんが満州事変後の昭和7年から太平洋戦争末期の昭和18年にかけて書き溜めた日記およそ10冊です。
去年9月、家の解体工事のため家族が遺品を整理していたところ、日記が見つかったものです。
これらの遺品を研究に役立ててもらおうと、遺族が高遠町歴史博物館に寄贈しました。
福澤家から見つかった日記は、9月に開催を予定している企画展で展示されることになっています。
高遠町歴史博物館では、遺品整理などで今回のような日記やアルバムが出てきた際は、処分する前に1度相談してほしいと呼びかけています。
電話94-4444 -
雨乞いの神事 鹿頭行列奉納
箕輪町木下の箕輪南宮神社で13日、雨乞いの神事、鹿頭行列が奉納されました。
子どもたちが鹿の頭に見立てた飾りをかぶり太鼓やほら貝の音に合わせて境内を練り歩きました。
箕輪町無形文化財に指定されていて伊那市の大泉新田と大萱、箕輪町の富田、南箕輪村の大泉の子ども合わせて29人が奉納しました。
鹿頭行列は1558年永禄元年の大干ばつで、当時の箕輪城主が雨乞いをしたところ雨が降り、それに感謝して鹿75頭を奉納したのが始まりとされています。
鹿頭行列は地区名に「福」「大」「富」というおめでたい字が付く伊那市、箕輪町、南箕輪村の天竜川をはさんだ6地区が毎年交互に行っていて今年は西側の大泉、大泉新田、大萱、富田が担当しました。
来年は天竜川東側の福与と福島が担当します。
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芝平山絵図 虫干し
伊那市無形民俗文化財に指定されている、芝平山絵図の虫干しが、13日に伊那市高遠町上山田の芝平集会施設で行われました。
この日は、高遠の芝平、御堂垣外、荒町、北原、栗田、四日市場の区長や総代らが集まり、虫干しを行いました。
芝平山絵図は、今から317年前、江戸時代中期の1708年に作られたものです。
当時、高遠側の6つの村と諏訪側の12の村で山の所有権を巡る争いがありました。
絵図はその争いを収めるために幕府が境界を決めて双方に渡したものです。
絵図の虫干しは、年に1度高遠の6地区が持ち回りで行っていて、今年は芝平が担当しました。
資料を確認した後、絵図を木箱に仕舞うと各地区の判が押されました。
来年は御堂垣外が担当するということです。
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赤とんぼのプロペラ 見つかる
第2次世界大戦末期、伊那市上の原に建設された陸軍伊那飛行場でパイロットの訓練用に使用されていた複葉機「赤とんぼ」のプロペラが発見されました。
プロペラは、木製で、長さ2メートル58センチ、重さは13キロあります。
7月末から陸軍伊那飛行場に関する展示を計画している伊那市教育委員会の学芸員が、伊那市高遠町にある民俗資料館の蔵に眠っていたものを確認したところ、パイロットの訓練用に使われていた複葉機「赤とんぼ」のプロペラと判明しました。
赤トンボを前に撮影された写真が、伊那飛行場の所長だった米田陸軍大尉の縁者から寄せられ、プロペラ特定の判断材料になったということです。
プロペラは、その後の調べで、旧高遠町の長藤中学校に寄贈されたものだとわかりました。
上から塗装されていますが、赤とんぼのプロペラの特徴が残されています。
プロペラは、7月26日から伊那市創造館で開かれる特別展で一般公開されることになっています。 -
己書伊那谷道場 作品展
伊那市御園の筆文字教室、己書伊那谷道場の作品展が、南箕輪村のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
会場には、道場の師範と生徒13人の作品、380点以上が並んでいます。
己書伊那谷道場は、伊那市御園の宮下恵さんが指導する筆文字教室で、現在20人の生徒がいます。
「己書」は、書き順や文字の形ににとらわれず思うがままに書くもので、テーマは設けず好きな作品を書いています。
筆ペンで書いた白黒の作品に絵の具で色を付けたものもあります。
作品展は、31日(木)までなごみの樹で開かれています。
時間は正午から午後5時で、日曜日と月曜日が定休日となっています。
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日本語教室で浴衣の着付け学ぶ
箕輪町が外国籍の住民向けに開催している日本語教室で、浴衣の着付けを学ぶ授業が、産業支援センターみのわで10日に行われました。
この日は、ブラジル出身で町内に住む6人が参加しました。
外国籍の住民を言語面で支援する団体、多文化LIFEの大矢悦子さんから教わりながら、浴衣の着付けを学びました。
この日本語教室では、文法や書き方にとらわれず、日常で使う言葉や文化を学んで日本語を身に付ける授業を行っています。
今回は、夏祭りシーズンに合わせ、浴衣の着付けを学ぶ授業が行われました。
浴衣は町民から寄付されたものだということです。
参加者は、1人での着付けを学んだあと、ほかの人への着付けにも挑戦しました。
浴衣の着付けを学ぶ授業は、12日(土)にも行われることになっています。
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ペットボトルでキャンドルランタン作り
来月23日に伊那市長谷中尾で開かれる棚田まつりで使うペットボトルのキャンドルランタン作りが7日、長谷小学校で行われました。
キャンドルランタン作りには児童約40人が参加し、輪切りにしたペットボトルに油性ペンで色付けをしていました。
棚田まつりは地域活性化を図ろうと長谷で輸出用の米を栽培している株式会社Wakka Agriが去年初めて開きました。
夜には田んぼのまわりに設置したろうそくに火を灯し病害虫を追い払う虫送りの行事を再現しました。
キャンドルランタンはそのろうそくを入れるものです。
棚田まつりは来月23日に伊那市長谷中尾で開かれ、子ども神輿や尻相撲大会などが行われるほか、夜にはペットボトルのキャンドルランタンのライトアップが予定されています。
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第100回記念伊那美術展始まる
第100回記念伊那美術展が伊那市の伊那文化会館できょうから始まりました。
7日はオープニングセレモニーが行われ、伊那美術協会の役員や上伊那の市町村長がテープカットをし美術展の開会を祝いました。
会場には会員や一般、高校生から公募した作品216点が展示されています。
ジャンルは日本画や洋画・彫刻・工芸の4部門です。
今回は100回記念にふさわしい作品として、大きさや制作時期などの規定は設けませんでした。
伊那美術協会は大正13年に上伊那の美術愛好家10人によって前身となる黒百合会が作られ、現在は約120人の会員で活動しています。
100回記念大賞には伊那市の加納義晴さんの工芸作品「悠久の彼方」が、一般大賞には南箕輪村の丸山俊太郎さんの日本画「木枯し」が、ジュニア大賞には高遠高校のサンタナケイコさんのアクリル画「自我に空腹」が選ばれました。
美術展では、謝恩企画として、毎日、抽選で会員作品のプレゼントを実施しています。
6日は100番目に入場した伊那市の黒田紘生さん、麗未さん親子に引き換え券がプレゼントされました。
第100回記念伊那美術展は伊那文化会館で13日日曜日まで開かれています。
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伊那谷の所蔵品 高遠町歴史博物館~田山花袋の和歌屏風~
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
4日は、高遠町歴史博物館です。 -
三宅小5年生 高遠で陶芸を体験
2日から高遠町を訪れている、伊那市の友好都市、東京都三宅村の三宅小学校の5年生が、3日に高遠焼の窯で陶芸を体験しました。
3日は、三宅小学校の5年生16人が、高遠町勝間の高遠焼白山登窯を訪れました。
児童は、白山登窯の浦野真吾さんに教わりながら、粘土で、器やオブジェなどを作りました。
皿の型を使って形を整えたり、ろくろを使って模様をかいたりして、思い思いの作品を作っていました。
旧高遠町と三宅村は、1970年に友好町村盟約を結んでいます。
江戸時代、大奥の女中だった絵島と、歌舞伎役者の生島新五郎の悲恋「絵島生島事件」で、絵島は高遠に、生島は三宅島に流されたことが縁となっています。
三宅小学校では、30年ほど前から、この時期に5年生が高遠を訪れ、自然や文化を体験しています。
この日成形したものは、浦野さんが仕上げたあと焼き、1~2か月後に児童のもとに届けられるということです。
児童は、4日まで高遠に滞在し、4日は高遠北小学校と交流をしたあと、みはらしファームでそばを食べて三宅島に帰るということです。
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1年生に五平餅をプレゼント
伊那市西春近で五平餅を製造・販売する株式会社鈴平とJA上伊那は、上伊那地域の小学1年生に五平餅をプレゼントしました。
2日は伊那市の西箕輪小学校の1年生43人が給食で五平餅を味わいました。
鈴平は2008年、伊那市の小学1年生を対象に入学祝いとして五平餅の提供を始めました。
2012年からはJA上伊那と協力し上伊那全域の小学校で行っています。
原料のコシヒカリはJA上伊那が提供した地元産です。
今年度は上伊那8市町村の32校で、1,066人の1年生に五平餅が提供されたということです。
JA上伊那が提供したコメ90キロが使用されました。
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箕輪町の小中学校将来像を検討
箕輪町の小中学校の将来像について審議する、将来像検討審議会が6月30日に地域交流センターみのわで開かれました。
この日は、第1回の審議会が開かれました。
委員には、高校生やPTA、教職員など20人が委嘱されました。
委員長には元箕輪町教育長の唐澤義雄さんが選ばれました。
審議会では教育委員会の小林久道教育長が唐澤委員長に小中学校の将来像について諮問しました。
「箕輪町の小中学校の教育方針と教育内容」「地域の拠点となる学校のあり方について」「小中学校の教育環境、学校施設環境について」を話し合い、今年度中に答申します。
グループワークでは、委員がそれぞれの意見を出していました。
審議会はあと数回開かれ、今年度中に答申が行われます。
答申内容を踏まえ、教育委員会が小中学校の将来像を策定します。
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伊那まちバラジャズストリート 商店街に音楽響く
先月から伊那市通り町商店街で開かれていた、伊那まちバラぶらりの最終日の21日に、伊那まちバラジャズストリートが開かれました。
通り町商店街周辺の9会場で演奏が行われ、訪れた観客が音楽を楽しんでいました。
バラジャズストリートには県内外からおよそ40組が出演しました。
午後3時からは、セントラルパークからいなっせ前までが歩行者天国になりました。
いなっせ前エントランスでは、南信で活動しているツインアルプスビッグバンドと、伊那市の、k-kidsダンススタジオが共演しました。
ビッグバンドの演奏に合わせ、ジャズダンスを披露しました。
バラジャズストリートでのダンスパフォーマンスは今回が初めてです。
いなっせ近くにはキッチンカーや屋台も出店し、飲食を楽しむこともできました。
中川賢司副実行委員長は、「親子連れや高齢者など、去年よりも多く来場いただき、老若男女が楽しめるイベントになった。来年以降も伊那の街を音楽で盛り上げていきたい。」と話していました。
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俳人 月野ぽぽなさん講演
伊那北高校の卒業生で俳人の月野ぽぽなさんの講演会が21日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
月野さんは伊那北高校を卒業後、信州大学教育学部に進み教員となりました。
国際的に活動しているピアニストの夫とともにアメリカに渡り、ニューヨークを拠点に活動しています。
アメリカで俳句結社に入会し、これまでに数々の賞を受賞しています。
講演会では「自分と繋がり自分を生きる」をテーマに俳句の魅力を紹介しました。
月野さんは「俳句をつくることは、自分と語り合い、自分の感覚を受け入れることです。それにより自己肯定による自愛が生まれ自分と繋がる幸福感を得ることができます。」と話していました。
講演会は同窓会やPTAなどでつくる薫ヶ丘クロスペンアカデミーが開いたもので会場には在校生や一般など約800人が集まりました。
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第26回薫ヶ丘美術展 伊那北OBの作品31点展示
伊那市の伊那北高校の文化祭、ペン祭に合わせた、卒業生による展示会、薫ヶ丘美術展が、28日から、薫ヶ丘会館で開かれます。
会場には、伊那北高校の卒業生の絵画や書など、新作を中心に作品31点が展示されています。
美術展はペン祭に合わせて開かれていて、今年で26回目です。
立体の現代芸術作品なども展示されています。
海外で画家として活動しているOBの作品も特別出品されています。
薫ヶ丘美術展は、28日と29日、伊那北高校の同窓会館、薫ヶ丘会館で開かれます。
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伊那市 6年後小学生782人 中学生184人減少
伊那市教育委員会の6月定例会が26日、市役所で開かれ、小中学校の児童・生徒数の令和13年度の見込みが報告されました。
小学生は782人、中学生は184人減少する見込みです。
26日は伊那市役所で教育委員会の6月定例会が開かれ、令和13年度の児童と生徒の見込みが報告されました。
今年度と比べ、小学生は782人減の2,461人。
中学生は184人減の1,534人となる見込みです。
学級数も、小学校が13学級減。
中学校が5学級減と見込まれています。
これにより、国の基準で大規模校に分類されている、伊那小学校、伊那東小学校、東部中学校が、標準規模校になる見込みです。
教育委員会では「これからの課題にしていきたい」としています。 -
農林科学の研究で助成金
農林科学の研究と教育の支援を行っている公益財団法人信州農林科学振興会などは信州大学助教や留学生などに助成金を16日贈りました。
南箕輪村の信州大学農学部、食と緑の科学資料館「ゆりの木」で贈呈式が行われ目録が手渡されました。
振興会から研究者に対する助成として信大農学部助教など3人に合わせて60万円と国際交流事業の助成など信大農学部に22万円。
教育助成として伊那中央ロータリークラブなどから留学生3人に合わせて120万円が贈られました。
バングラデシュから留学している信州大学大学院のマザビン・ルマナさんは「いただいた助成金は学業の道のりを支えるだけでなく大きな励みになります」と感謝していました。
この助成金の贈呈は平成3年、1991年から毎年行われています。 -
方言紙芝居を披露
伊那市美篶青島の矢島信之さんは伊那谷の方言を題材にした紙芝居を南箕輪村公民館で19日披露しました。
紙芝居は南箕輪村公民館の高齢者学級で披露されました。
矢島さんは紙芝居で伊那地域の方言を紹介しました。
このうち「ハソンスル」という方言は一般的な使われ方とは反対の意味があると説明しました。
矢島さんは衣類を修繕するという意味の「ハソンスル」という方言は伊那市長谷や辰野町の一部地域で使われていると話していました。
高齢者学級には約30人が集まり方言を題材にした紙芝居を楽しんでいました。
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伊那谷の所蔵品 南箕輪村郷土館~釣手土器~
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
11日は、南箕輪村郷土館です。
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西箕輪中 登山前にトイレの説明
8月に西駒登山を予定している伊那市の西箕輪中学校2年生は、登山で使用する「袋式トイレ」の使い方について20日に説明を受けました。
20日は、西駒山荘管理人の宮下拓也さんが西箕輪中学校を訪れ、袋式トイレの使い方を説明しました。
2年生の60人は、8月26日と27日に登山を予定しています。
西駒山荘では以前、し尿を便槽から人力で汲み取り、ヘリコプターで下まで搬出していました。
南アルプス北岳の水場でし尿が原因と思われる大腸菌が検出されたことがきっかけで、環境への負荷を減らすため2001年から袋式トイレを使用するようになりました。
使用済みの袋は山小屋の営業終了後にヘリコプターで下ろして処理するということです。
西箕輪中では、今年は中央アルプス宝剣岳近くの天狗荘に宿泊しますが、今回の説明会は山岳環境教育として行ったということです。
宮下さんは「水分を控えると熱中症や高山病にかかりやすくなります。袋式トイレは臭いもほとんど出ず使いやすいので水分はしっかりと取ってほしい」と呼びかけていました。
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旧陸軍伊那飛行場 格納庫跡地で発掘調査
伊那市上の原の旧陸軍伊那飛行場にある格納庫跡地で、コンクリート基礎の発掘調査が行われています。
19日は、伊那市の職員など8人が、格納庫跡地の基礎部分の周りを掘っていました。
旧陸軍伊那飛行場は、太平洋戦争末期の1943年、昭和18年に建設されました。
現在は、住宅地に40メートルほどの格納庫のコンクリート基礎が残っています。
跡地周辺は、環状北線の道路工事が計画されていて、地元から保存を求める声を受け、伊那市では移転を検討しています。
道路工事の時期は未定ですが、戦後80年の節目に合わせ、地中の深さや構造を調べようと、発掘調査が始まりました。
現在までの調査で、格納庫の中心部分は、下に基礎が2メートル埋まっていることが分かりました。
また、東側の格納庫の扉を収納する「戸袋」は、構造が残っていました。
発掘調査は、7月まで行う予定です。
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箕輪西小4年生 水道施設見学
箕輪町の箕輪西小学校の4年生は、水道週間に合わせ、町内の水道施設を19日に見学しました。
この日は、箕輪西小学校の4年生16人が、箕輪ダム、箕輪浄水場、箕輪浄水苑を見学しました。
このうち、下水を処理する箕輪浄水苑では、職員の説明で下水をきれいにする工程を学びました。
箕輪浄水苑では、町内の天竜川より西側の下水を処理していて、微生物が汚れを浄化することを利用し、水をきれいにしています。
きれいになった水は、最後に天竜川に放流されます。
場内を見たあとは、顕微鏡を使って微生物を観察しました。
町内の小学校では、6月1日から7日の水道週間に合わせ、4年生が水道施設の見学を行っていて、7月23日まで順次見学する予定です。
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伊那市 フィンランドと連携した教育モデルづくりを
伊那市の白鳥孝市長はICT教育について、フィンランドと連携した教育モデルづくりを進めていく考えを示しました。
白鳥市長は「伊那市とフィンランドの教諭がオンラインで課題を共有しながら、子どもたちにとっていい教育となるように連携していきたい」と述べました。
伊那市は先月、森と学びを軸とした連携を進めているフィンランドの視察を行っています。
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伊那市内中学部活動 地域移行で40に
伊那市が来年度末までに実施を計画している中学校の部活動の地域移行により、現在60ある部活動は40程に集約される見通しです。
これは18日に市役所で開かれた市議会一般質問の中で議員の質問に対し、福與雅寿教育長が答えたものです。
市内の6つの中学校には、スポーツ、文化、芸術合わせて現在60の部活動があります。
このうち「地域移行を行わないもの」や「複数の学校の部活が1つにまとまるケース」もある事から、移行後は40程になる見通しだという事です。
中学の教諭を対象に実施したアンケートの結果、指導者の確保については半数は確保できそうだという事です。
不足している指導者については、今後、市独自で募集を行うとしています。
また、自身の学校区以外の活動に参加する生徒については、支援を検討していきたいと話していました。
伊那市は市内の中学校の部活動の地域移行を来年度末までに実施するとしています。
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シニア大学で古田人形芝居 鑑賞
長野県シニア大学伊那学部の2年生は、講座の一環で古田人形芝居保存会の公演を7日に、鑑賞しました。
この日は、鑑賞会が箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれ、2年生50人ほどが参加しました。
今年度から古田人形芝居保存会の会長となった上野秋光さんが、人形の操り方を説明しました。
解説に従って人形を動かすと観客から拍手が起きていました。
演目は、傾城阿波の鳴門 順礼歌の段を披露しました。
古田人形芝居保存会のシニア大学での公演は、20年近く続いているということです。
シニア大学では、人形浄瑠璃を観る機会は少ないので、毎年人気の講座だと話していました。
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花育でアルストロメリア贈る
花に親しむことで豊かな心を育てるJA上伊那などの花育の事業で、箕輪町の5つの小学校に29日アルストロメリアが贈られました。
箕輪東小学校にはJA上伊那の西村篝組合長、箕輪町の浦野邦衛副町長、花き生産者の日下裕之さんらが訪れ3年生の児童にアルストロメリアを贈りました。
花を受け取った児童らはお礼のあいさつをしました。
花育の事業はJA上伊那とJA上伊那花き部会、箕輪町が行ったものです。
生産者らは「花を贈るということは、誰かを笑顔にすることです。花にはそういう不思議な力があります。」と話していました。
アルストロメリアの生産量は、上伊那が日本一で昨年度は約1,100万本が出荷されました。
花束は箕輪町内5つの小学校1年生から6年生全ての63クラスに1束ずつ贈られました。
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伊那小4年秋組 伊那ケーブルテレビジョンで社会見学
伊那市の伊那小学校、4年秋組の児童32人が17日、伊那ケーブルテレビジョンに社会見学に訪れました。
児童はアナウンサー、ゲスト役などを担当し、秋組を紹介する番組制作を体験しました。
カメラマンやディレクターも児童が務めました。
秋組の担任がカメラ好きだったことがきっかけで児童たちが映像制作に興味を持ち、実際の現場を見てみたいと伊那ケーブルを訪れました。
スタッフへの質問コーナーでは、「どうやったら緊張せずにしゃべれますか?」「番組作りにはどのぐらいの時間がかかりますか?」などの質問が出ました。
スタッフは「喋る内容を事前にしっかり考えておきましょう」「ニュースは一日で作りますが、番組によっては数年かかることもあります。」と答えていました。
秋組では今後、自分たちでオリジナルの番組や映画を作ることを目標に、学習を続けていくということです。