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南信で初 小黒川スマートIC開通
中央自動車道の南信では初となるスマートインターチェンジ、小黒川スマートインターチェンジが、30日開通しました。 小黒川スマートインターチェンジは今日午後3時に上下線ともに開通となりました。 スマートインターチェンジは伊那ICから2.9キロ、駒ヶ根ICからは12.2キロの位置に整備されました。 ETC専用で、24時間利用できます。 一日当たりの利用台数は、上りが900台、下りが700台を見込んでいます。 総事業費はおよそ15億円で、およそ4億円を伊那市が負担しました。 開通により、観光振興の促進や、企業誘致、大規模災害時の救急・支援活動の迅速化につながると見込んでいます。 開通に先立ち、式典が行われ、テープカットやくす玉割りで開通を祝いました。 また、抽せんで決められた最初の通行車両8台に、ネクスコ中日本から開通通行証明書と記念品が贈られました。 上り線では、辰野町の茅野拓也さんが運転する車が最初に通行しました。 なお、駒ヶ岳スマートインターチェンジは今年度中の開通を予定しています。
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箕輪町で古田の里赤そば花まつり
赤そばの花の見ごろに合わせて、箕輪町の上古田区は地元で採れたそば粉を使って打ちたてのそばを提供する「古田の里赤そば花まつり」を30日と10月1日の2日間行っています。 赤そばは普通のそばと比べてコシがあり、もちもちとした食感があります。 赤そばが900円、普通のそばが500円で2日間で合わせて900食分が提供されています。 赤そばによる地域振興を図ろうと毎年行われているまつりで、区が主催するようになって今年で14回目となります。 そばは、信州箕輪そば打ちの会のメンバー16人が打ち、作業の様子を見学する事ができます。 上伊那を中心に県内外から多くの人が訪れ、打ちたてのそばを味わっていました。 赤そば花まつりは上古田公民館で10月1日まで行われています。
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上伊那8月 有効求人倍率1.78倍
上伊那地域の8月の有効求人倍率は、前の月を0.08ポイント上回る1.78倍でした。 ハローワーク伊那では「引き続き堅調に推移している」として、判断を据え置きました。 8月の有効求人数は4800人、有効求職者数は2699人で、有効求人倍率は前の月を0.08ポイント上回る1.78倍でした。 ハローワークによりますと、製造業の求人数がおよそ千人と全体の2割近くを占めていて、今後もまとまった求人意欲があるという事です。 8月の有効求人倍率は、長野県全体では1.62倍、全国では1.52倍となっています。
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みのわACTIVITY協会設立 新フェンシング丼披露
「食で箕輪を元気にしよう」をキャッチコピーに、町内の飲食店店主などでつくる「みのわACTIVITY協会」の設立総会が27日、地域交流センターで開かれ、リニューアルした「フェンシング丼」がお披露目されました。 「みのわACTIVITY協会」は、町内の飲食店店主や企業などが、名物や土産品などを開発・販売して地域の活性化に繋げようと立ち上げました。 設立総会に合わせて、今回新たに開発された「フェンシング丼」がお披露目されました。 これまでのフェンシング丼は、2012年に小中学校の栄養教諭らが考案し、去年、町の名物料理に認定されました。 しかし、提供する店が徐々に減ってきたことから今回名前も「フェンシング丼マルシェ」として新たに考案されました。 白米の上に、箕輪産のトマトやパプリカ、きのこ、信州味噌などを混ぜたものをかけ、ロゴをプリントした海苔を付けます。 「フェンシング丼マルシェ」は、10月から町内の7店舗で800円前後で販売される予定です。 今後は、一般の人にも気軽に食べてもらえるよう、レトルトの販売も検討しているということです。
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米澤酒造 全面リニューアルで11月にオープン
伊那市の伊那食品工業株式会社の子会社で、日本酒「今錦」を醸造している中川村の米澤酒造が、全面リニューアルし11月にオープンします。 28日は、伊那食品工業株式会社で記者向けの説明会が開かれました。 米澤酒造は、1907年明治40年に中川村で創業し、日本酒「今錦」を造っています。 平成26年からは、伊那食品工業㈱の子会社となりました。 施設設備の老朽化が進んでいたことから、今回全面リニューアルをしました。 新しく酒蔵見学コースや、中央アルプスを眺めながら試飲できるコーナーなどを設けたということです。 伊那食品工業の塚越寛会長は「地域の観光拠点として訪れてもらえるような施設を目指したい。」と話していました。 米澤酒造のリニューアルオープンは、11月下旬の予定です。
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観光地めぐる周遊バス 519人利用
上伊那地域振興局が今年8月中に運行させた観光地を巡る周遊バスは、合計で519人、1日平均で19.2人が利用したことがわかりました。 周遊バスは、8月1日から27日までの27日間、JR伊那市駅から、大芝高原・はびろ農業公園みはらしファーム・かんてんぱぱガーデン・駒ヶ根高原を1日2往復するコースで運行されました。 利用人数は合計で519人、1日当たりの平均は19.2人、1便あたりの平均は9.6人でした。 最も利用が多かったのは最終日の27日で64人、最も少なかったのは2日の6人でした。 利用者の内訳は、上伊那が7割、県内が1割、県外が2割でした。 上伊那地域振興局では、「一定の手ごたえがあった」として、今後について検討したいとしています。 なお、この事業は長野県が各地域の振興局へ独自予算として配分している地域振興推進費を活用していて、事業費はおよそ230万円となっています。
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伊那商工会議所セミナー 働きやすい環境づくりについて考える
伊那商工会議所は、やりがいを持って働きやすい環境づくりについて考えるセミナーを、27日に伊那商工会館で開きました。 埼玉県在住の高坂麻紀さんが講師をつとめました。 高坂さんは1994年に、東京ディズニーランドを運営する(株)オリエンタルランドに入社しました。 ディズニーランド15周年の時には、全ての従業員をまとめる役割を担い、キャラクターと共に全国を回りイベントを開催してきました。 高坂さんは、ディズニー流のやりがいのある働きやすい環境づくりの方法として、共通の目標を掲げる事をあげました。 ディズニーランドでは、「訪れた人にハピネスを届ける」という従業員全員の共通の目標を持つ事で、一人一人が力を発揮しチームワークも高められる環境をつくっているという事です。 伊那商工会議所では、男性も女性も働きやすい職場環境をつくる事で個人の能力を最大限に発揮させ、企業の発展につなげていきたいと話していました。
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上伊那農商工マッチング交流会
農作物の生産者や加工業者と、それを仕入れて販売する観光事業者や食品関連企業とを結びつける上伊那農商工マッチング交流会が、27日に伊那市の伊那商工会館で開かれました。 会場には、上伊那を中心に農作物を生産する農家や加工業者の21のブースが並び、観光事業者や飲食店、食品関連企業の担当者が訪れ、それぞれのブースを見てまわりました。 交流会は、農作物の生産者とそれを仕入れて販売するバイヤーを結びつける場として上伊那地域振興局などが開いたもので今年で4回目となります。 去年は交流会をきっかけに10件の取り引きが成立したという事です。 今年は「地消地産」をテーマにしていて、バイヤーが欲しい物は何かを知る事で、売れるものを生産していくための仕組みづくりを進めていきたいとしています。
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企業の昼食支えた組合 60年の歴史に幕
上伊那地域の工場や事務所に昼食用の弁当を配達している伊那市工場福祉事業協同組合、通称「伊那べんとう」が、今月末で解散しおよそ60年の歴史に幕を下ろします。 26日は、注文を受けた弁当2000食が車に積み込まれ、上伊那地域のおよそ250社に向けて出発していきました。 伊那べんとうとして知られる「伊那市工場福祉事業協同組合」は、昭和37年に伊那市西町に設立されました。 高度経済成長により地域で電子部品工業などが急成長する中、昼食を供給する仕組みがなかったことから、地元企業の経営者らが立ち上げました。 事業所からの注文を受けて昼食用の弁当を配達するほか、春の高校伊那駅伝や伊那まつりのスタッフ用の弁当なども供給しています。 施設の老朽化が進み、現状の設備では継続が難しいこと、また、コンビニエンスストアなどが増え、昼食を供給するという当初の目的を達成したことから、22日に開かれた理事会で解散が決まりました。 矢澤克明専務は「なくなってしまうのは残念だが、事業所の皆さんの昼を支えるという当初の目的は達成できた。派手ではないが、健康のことを考えた弁当でみなさんの昼を支えたという自負はある」と話していました。 この日は、昭和43年から35年間勤めた元社員の中村憲雄さんが訪れ、写真を見ながら当時を懐かしんでいました。 中村さんは「忙しい時は1日に6,000食を配っていた。少し遅れてしまったりすると授業員の皆さんが待ち焦がれた様子で迎えてくれた。組合の役目はしっかり果たせたのではないかと思う」と話していました。
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城下町にほおずき提灯 燈籠祭
収穫に感謝し無病息災を願う伊那市高遠町の鉾持神社の例祭、燈籠祭が、22日と23日に高遠町内で行われました。 22日は宵祭りが行われ、霜町連が高遠囃子が演奏しました。 雨のため巡行は行わず、高遠町総合福祉センターやますそ前で行われました。 高遠囃子は、高遠町の5つの地域と2つの団体が継承していて、団体ごとに曲が違うということです。
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南信工科短大で人材ものづくりフェア
南箕輪村の南信工科短期大学校で地域のものづくりについて理解を深めるイベント「人材ものづくりフェア」が23日に行われました。 フェアでは、南信地域の企業や団体が製品を紹介する42のブースが並びました。 訪れた人たちは、企業や団体の担当者から説明を受けていました。 今年は南信工科短大の学生が課題で制作した作品も展示されました。 この作品は、モーターのついたアームをタテ、ヨコ、上下に動かし菓子を取ることができるゲームで、子どもたちが楽しんでいました。 会場ではほかに、様々な体験・実験ブースも設けられました。 パソコンの組み立てを体験したり、リニア新幹線を動かす原理の超電導の仕組みを学んでいました。 人材ふれあいフェアは、南信工科短大を知ってもらうとともに地域の人材が地域で学び活躍する風土を育もうと開かれたもので今年で2回目です。
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伊那市のプロモーション映像用 長谷小の歌収録
伊那市のプロモーション映像を手掛けるイーナ・ムービーズの制作チームは、今年度、伊那市50年の森林(もり)ビジョンを表現する「森のこえ」をテーマに映像を制作しています。 21日は、映像で使用するオリジナル曲の収録が行われました。 オリジナル曲「森のこえ」は、長谷小学校の児童が歌います。 この日は、伊那市のいなっせで収録が行われました。 イーナ・ムービーズの監督を務めるのはNHK大河ドラマ「龍馬伝」や映画「シンゴジラ」などで人物デザインを手掛ける伊那市出身の柘植 伊佐夫さんです。 音楽は、伊那市出身で芸術文化大使の天山さんが担当しています。 オリジナル曲「森のこえ」は柘植さんが作詞、天山さんが作曲しました。 ホールで発声練習を兼ねて歌った後、スタジオに入って歌声を録音しました。 ヘッドフォンをつけて本格的に録音します。2つのパートに分かれて別々に音を録りました。 今回のテーマ「森のこえ」の映像を撮影している際に、柘植さんが、子どもたちの言葉で伝えたほうが純粋さが伝わるのではないかと考え、歌をプロモーションに加えることにしました。 長谷小の児童の歌う姿を見た柘植さんが、学校に依頼し実現しました。 プロモーション制作は3年目で、これまで8本が制作されていますが、地域の生の歌声を、プロモーションで活用するのは、今回が初めてです。 プロモーション映像・イーナ・ムービーズの「森のこえ」は、3分くらいの長編と15秒くらいの短編を作り、10月ごろ完成、来年1月公開予定です。
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アスタル シードルの新酒楽しむイベント
伊那市内の飲食店などでつくるアスタルシードルクラブが手掛けるシードルの解禁を祝うイベント「シードル・ヌーヴォー」が、20日夜、伊那市のセントラルパークで初めて開かれました。 地元のリンゴを使い、地元の醸造所で加工した純伊那産のアスタルシードルは、今年で3年目になります。 このイベントは、アスタルシードルの解禁を祝うものですが、それ以外にも伊那谷の3つの醸造所がシードルを出品し、全部で10種類を飲み比べることができます。 訪れた人は、6枚つづり1,500円のチケットを購入し、飲み比べていました。 セントラルパークには、10店舗が出店し、ローストポークの串焼き、ゴルゴンゾーラのキッシュ、肉のテリーヌなど、シードルに合う料理を提供していました。 これまでも、シードルの解禁を祝うイベントは行ってきましたが、街中での開催は今回が初となります。 アスタルシードルクラブでは、今後、このイベントを定着させ、伊那谷のシードルを育てていきたいとしています。
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新山定住促進協議会が地域づくり表彰受賞
伊那市富県新山の住民でつくる新山定住促進協議会は、国土交通省の「地域づくり表彰」で、全国の5つの受賞団体の1つに選ばれました。 新山定住促進協議会は、園児数の減少で休園となっていた新山保育園の再開や新山小学校を地域で支える活動を行い、新山地区への定住について関心を高めたと評価されました。 会では月に一度、小学校・保育園とともに地域の課題について検討する会合を開いているほか、これまでに移住希望者向けのパンフレットの作成や高校と連携した特産品の開発などに取り組んできました。 会によると、保育園が再開した平成26年度以降の新山地区への移住者は33人にのぼるということです。 地域づくり表彰は、国土交通省が創意工夫を生かした地域づくりに功績があった団体を表彰するものです。 応募があった全国の67団体の中から、最高賞の国土交通大臣賞に次ぐ全国地域づくり協議会会長賞に選ばれました。 表彰式は11月に東京都で行われる予定です。
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地価 県内商業地は25年連続で下落
長野県は7月1日現在の県内の地価を公表しました。 県全体では、商業地は平成5年以降25年連続の下落、住宅地は平成9年以降21年連続の下落で、伊那市・箕輪町・南箕輪村の調査地点は、すべて下落しています。 県内の77市町村、399地点を対象に調査が行われました。 県全体では、林地を除く390地点中、上昇が35地点、横ばいが59地点、下落が296地点でした。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市の9地点、箕輪町の5地点、南箕輪村の2地点で調査が行われ、去年と比べてすべて下落しています。 3市町村で下落幅が最も大きかったのはいずれも商業地で、伊那市山寺の山寺駐車場付近が、去年の4万4,000円から2.7%下落し4万3,200円。 箕輪町松島のJR伊那松島駅前付近が、去年の3万500円から3.6%下落し2万9,400円。 南箕輪村神子柴のクスリのサンロード南箕輪店付近が、去年の2万5,400円から3.1%下落し2万4,600円となっています。 県内で最も上昇したのは軽井沢町の住宅地で、3.3%の上昇となっています。 地価の公表は、適切な土地取引が行われるよう、長野県が1平方メートルあたりの土地の価格を調査、判定しているもので、毎年行われています。
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台風18号の影響 観光施設キャンセル相次ぐ
大型で強い台風18号は、17日午前11時半頃、九州地方に上陸しました。 台風の影響で上伊那の観光施設でもキャンセルが相次ぎました。 伊那市長谷の南アルプス林道バスでは、連休中、1日あたりのべ1,000人の利用を見込んでいましたが、この台風の影響を受けてほとんど利用はありません。 3連休で、23団体、320人入っていた団体客の予約も、ほぼキャンセルとなりました。 山梨県側の南アルプス林道は、すでに通行止めとなっていますが、伊那市側では、山に入っている人もいるとして、台風の影響が大きくなければ、通常通り運行するとしています。
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赤そばの里オープン 1分咲き
高嶺ルビーと呼ばれる赤そばを栽培している箕輪町上古田の赤そばの里開きが16日行われました。 花は例年より1週間ほど遅れていて、現在1分咲きです。 16日は上古田区や町の関係者が、テープカットを行い今シーズンのオープンを祝いました。 広さ4.2ヘクタールの赤そばの里には、高嶺ルビーと呼ばれる赤そばが植えられていて、上古田の住民有志が管理しています。 今年は8月にまいた種が雨で流されてしまい、一週間後に改めて種をまいたということです。 現在は1分から2分咲きで、見ごろは25日頃からだということです。 30日と10月1日には、上古田公民館で手打ちそばが提供される赤そば花まつりが行われます。
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新宿区の小学生 伊那市で農家民泊
東京都新宿区の小学生が移動教室で伊那市を訪れ、農家に泊まりながら農業体験や自然体験を行っています。 このうち、伊那市長谷黒河内の蔵の宿みらい宿には、西新宿小学校の6年生4人が宿泊しています。 13日に伊那市に到着し2日目の14日は、咲き終わったアジサイを畑の肥料にするために刈り取る作業を手伝いました。 伊那市では、9月6日から10月13日まで、新宿区にある6つの小学校の移動教室を受け入れていて22か所で農家民泊を行っています。 移動教室は、新宿区の小学校の修学旅行にあたるものです。西新宿小の子どもたちは「大変な活動も最後まであきらめない、伊那の家族の一員になる」などの目標を決めて来たという事です。 西新宿小の6年生36人は15日まで8つのグループに分かれて市内で農家民泊を行う事になっています。
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JCが商店街考えるワークショップ
伊那青年会議所は、商店街の活性化を考えるワークショップを、13日夜、伊那市の創造館で開きました。 ワークショップには、青年会議所の会員や、市内の商店主、行政などから50人が参加しました。 ワークショップのコーディネーターを務めたのは宮崎県日南市の商店街を復活させた木藤 亮太さんです。 木藤さんは、シャッター街になっていた日南市の商店街に、4年間で、29店の新規出店やIT企業を呼び込み活性化させたということです。 伊那青年会議所が50周年記念事業として木藤さんを伊那に招き、木藤さんの講演に続いてワークショップが行われました。 5つのグループに分かれて、参加者は、伊那の「強み」「弱み」をそれぞれ付箋に書いて、模造紙に張り出していました。 木藤さんは、弱みは強みになる可能性があるとして、商店街活性化のために何が必要かを問いかけていました。 話し合いが行われた後、それぞれのグループが考えを発表しました。 伊那青年会議所では、今回ワークショップで出された意見をまとめ、年内にも伊那市に対して提言することにしています。
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カモシカシードル醸造所 アジア最大の審査会で金賞受賞
伊那市横山でリンゴを使った発泡酒などを醸造している、カモシカシードル醸造所のシードルが、アジア最大の審査会第1回フジ・シードル・チャレンジで金賞を受賞しました。 12日には、入倉浩平所長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。 今回金賞に選ばれたのは、「ラ・ドゥージィェム・セゾン」と名付けられた紅玉とシナノスイートを使ったシードルの甘口です。 すっきりした飲み口に、程良い甘さと酸味が楽しめるのが特徴だということです。 日本で開催された「フジ・シードル・チャレンジ」は、アジア最大のシードル専門の審査会です。 世界各国からおよそ50の出品があり、本場イギリスやフランスのシードルと並んで、最高賞に次ぐ金賞に選ばれました。国内で金賞を受賞したのはカモシカシードルのみでした。 受賞について入倉所長は「発表された夜は驚いて固まってしまった。美味しいものを造ろうと頑張ってきたのでとてもうれしい。今後も美味しいものを造り続けなければ、というプレッシャーもある」と話していました。 カモシカシードル醸造所は、東京都で福祉施設などを運営する有限会社グルップボエンデが、多角経営の一環で去年8月にオープンさせました。 横山の生産者からリンゴを仕入れているほか、自社でも1ヘクタールの畑で栽培するなど、完全地産で10種類のシードルを生産しています。 白鳥市長は「参入1年目で受賞はすごい。今後に期待したい」と話していました。 ラ・ドゥージィェム・セゾンは1瓶750ミリリットル入り1,620円で、南信地域の酒販店やインターネットで購入することができます。 また、20日に伊那市内で初めて開催されるシードルのイベントにも参加する予定で「地元のみなさんに地元の味を楽しんでもらいたい」と話していました。
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飯田線リレー号 「1000のありがとう」
信州DCの観光列車 飯田線リレー号の最終号が今日運行し、「1000のありがとう」と題して乗客に感謝の気持ちを伝える取り組みが行われました。 伊那市駅では駅を訪れた人たちが「ありがとう」と書かれたチラシを持ち、観光列車を出迎えました。 飯田線リレー号は、辰野駅から駒ヶ根駅まで運行する観光列車で、7月から月に1回運行されてきました。 9日はその最後の運行で、列車の乗客に感謝の気持ちを伝えようと、仙丈ケ岳や千畳敷の「セン」にちなんで「1000のありがとう」の取り組みが行われました。 伊那市駅では15分間停車し、乗客に向けジャズの演奏が披露されました。 車内では、上伊那地域の高校生などが観光アテンダントとなり、乗客に地域の魅力を紹介していました。 信州DCは行政とJRが連携して行う大型観光キャンペーンで、期間は9月30日までとなっています。
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電話応対コンクール 伊那・駒ヶ根大会
日本電信電話ユーザ協会が主催する電話応対コンクールの伊那・駒ヶ根地区大会が8日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれました。 電話応対コンクールは、電話でのコミュニケーション能力の向上を図ろうと毎年開かれています。 伊 那・駒ケ根地域の12事業所で電話応対をしている25人が参加しました。 競技は1人3分の持ち時間で、模擬の相手と電話で応対します。 オンラインショップで働いていると想定し、客から注文の変更について電話がありましたが、希望する商品は納期までに提供することができないとの設定です。 最初と最後の印象・応対スキルなどをポイントに信頼感のある説明ができたか、顧客満足度はどうかなどが審査されました。 審査の結果八十二銀行伊那支店の柳澤史佳さんが優勝、伊那食品工業の石川実佳さんが準優勝、ルビコンの浦野絵梨香さんが優秀賞に入賞しました。 3人は、来月13日に長野市で開かれる県大会へ出場します。
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DMO 上伊那観光連盟を法人化する方針示す
自治体や地域が協同で観光地域づくりに取り組む組織「DMO」の検討会が 7日、伊那市内で開かれ、来年4月をめどに上伊那観光連盟を一般社団法人化して「(仮称)信州・上伊那観光局」を立ち上げる方針が示されました。 報告会には、上伊那の8市町村長や関係団体などからおよそ50人が出席しました。 DMOは、自治体や宿泊・交通などの関係者が連携して観光地域づくりをすすめる組織です。 上伊那では、10年後のリニア開通を見据え、DMO設立を目指しています。 今年度は、5月から8月までに3回のワークショップを開き、設立に向けて話し合いをしてきました。 その中で、事業を推進する組織について「一般社団法人化した方が良いのではないか」との意見があり、今回、上伊那観光連盟を一般社団法人化し「(仮称)信州・上伊那観光局」を立ち上げる案が示されました。 来年4月に観光庁に登録の申請を行い、来年10月の設立を目指します。
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雅秋園 今シーズンの営業はじまる
箕輪町福与のぶどう園「雅秋園」の今シーズンの営業が、7日から始まりました。 雅秋園でぶどう狩りができる品種は、種がなく甘さが強いデラウェア、香りが強く果汁がたっぷりのナイアガラ、ジュースやワインの加工用としても人気のコンコードの3種類です。 一般は、事前予約なしで体験できます。 料金は、中学生以上500円、小学生が250円、園児以下は無料で、時間制限はありません。 ぶどう狩り以外にも、巨峰やシナノスマイルなどの販売も行われています。 雅秋園のぶどう狩りは、10月上旬まで楽しめるということです。
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高遠城下まつり 商店街賑わう
伊那市高遠町の高遠城下まつりが2日に行われステージ発表やイベントなどで商店街が賑わいました。 商店街に設けられた特設ステージでは、各種団体が郷土芸能を披露しました。 このうち、高遠小学校の舞踊クラブは、4月から練習してきた孤軍高遠城を披露しました。 歩行者天国となった商店街では、伊那市商工会のメンバーが餅をついて振る舞っていました。 高遠城下まつりは前身の絵島まつりから数えて今年で48回目となります。 おまつり広場には大勢の地域住民が集まり子どもたちの発表を見守っていました。
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小黒川スマートIC周辺建築規制 「異議なし」
伊那市都市計画審議会は小黒川スマートインターチェンジ周辺の建築物の規制について「異議なし」と白鳥孝伊那市長に1日、答申しました。 1日は審議会終了後に岡野哲郎(会長が、諮問されていた「伊那市都市計画特定用途制限地域の決定」について異議なしと答申しました。 小黒川スマートインターチェンジの開通により、周辺の農地は目的を問わず転用がしやすくなります。 市では、都市計画法に基づき、インターから半径300メートル、広さ59ヘクタールを特定用途制限地域に設定しました。 風俗店や工場など具体的な建物の制限項目や罰則を盛り込んだ条例案は9月の定例市議会に提出する予定です。 審議会の岡野会長は「上伊那の玄関口となるスマートインターです。 景観と経済の両面がバランスよく発展するする事が望ましい」と話していました。 小黒川スマートインターチェンジの供用開始は30日の予定で、建築物の規制は28日からとなります。
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「そば屋開業応援プロジェクト」 実技講習でそば打ち
市街地でそば店を開業する人を応援する「そば屋開業応援プロジェクト」を始めた伊那商工会議所は、事業の第一弾となるそば打ち講習会を27日に伊那市のみはらしファームで開きました。 伊那市を中心に18人が参加し、信州伊那そば打ち名人会のメンバーから指導を受けました。 伊那商工会議所では、伊那の食文化を地域の観光や活性化に繋げることを目的に「伊那の食プロジェクト特別委員会」を発足させました。 今年4月からは「そば屋開業応援プロジェクト」を始め、信州そば発祥の地伊那のPRとそば振興のために、市街地でのそば店開業をサポートしています。 この日はその第一弾となる実技講習会で、初級編として、開業を目指す人を含め一般にも参加を呼びかけました。 参加した18人のうち7人が開業に興味があるか、開業を考えている人だという事です。 今年度中に中級、上級の技術講習会を開く予定で、受講者には創業や経営に関する相談、空き店舗情報の提供などのサポートを行っていくという事です。
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ちょっとお出かけ・い~な旅 鹿嶺高原を散策
伊那市観光協会が毎月1回実施している「ちょっとお出かけ・い~な旅」の今年度5回目のバスツアーが23日に行われ、参加者が鹿嶺高原での散策を楽しみました。 市内から23人が参加しました。 伊那市役所からバスで鹿嶺高原へ向かい、伊那市観光ボランティアガイド「い~なガイドの会」の案内で散策しました。 1時間ほど高原内を歩き、展望台では、360度のパノラマを楽しみました。 中央アルプスは、雲に覆われていましたが、伊那の街並みや南アルプスの仙丈ケ岳などは頂上まで確認する事ができました。 ちょっとお出かけ・い~な旅は合併をきっかけに旧3市町村それぞれの魅力を知ってもらおうと平成19年度に始まりました。 今年度は近隣市町村にも足をのばしてツアーを行っていて、リピーターも増えているという事です。 お昼にはカレーを食べて交流しました。 い~な旅は4月から11月まで毎月1回行われていて、次回は来月26日に守屋山のトレッキングを予定しています。
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日本共産党伊那市議団が用地取得に対し申し入れ 伊那市から回答
日本共産党伊那市議団は、伊那市が美篶の土地1万平方メートル余りを新たに産業用地として取得する方針を示していることについて疑問があるとして伊那市に説明を申し入れていましたが、22日に伊那市側から回答がありました。 伊那市は、六道原工業団地に隣接する美篶の土地1万平方メートル余りを、産業用地として取得するため地権者と交渉に入りたいとの考えを6月に示しています。 共産党伊那市議団では、伊那市には5万平方メートル以上の産業用地は保有しないとの方針があり、今回の事案はそれに逸脱するのではないかとして、伊那市に対し説明を求めていました。 22日に伊那市から共産党に対し回答が出されました。 それによりますと、「現在売却可能な土地は6万4千平方メートルほどだが、そのうちの一区画は業種を限定しているため、臨機応変に対応できるのは3万8千平方メートル程度である。産業用地の準備には一定期間が必要なことを考え取得することにした」としています。 共産党伊那市議団では、「納得できないのでその場で再度質問を申し入れた。今後もさらにこの問題を追及したい」としています。
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信州高遠のご当地ブランド「百職屋」立ちあげ
伊那市高遠町藤沢を中心に杖突街道沿いの農家や職人でつくる「百職会(ひゃくしょくかい)」は信州高遠のご当地ブランド「百職屋(ひゃくしょくや)」を立ちあげました。 11日、12日の2日間、高遠町藤沢にある農家レストランこかげで開いた「百姓と職人市」で地域ブランド「百職屋」をお披露目するブースが設けられました。 杖突街道沿いの農家や職人でつくる百職会のメンバーが製作した日用品や農産物加工品などを「百職屋」のブランド名で売り出していく計画です。 商品にはブランド名が書かれた共通のタグを付けます。 これまで会員が個々で販売していた商品を集約する事で、全国にご当地ブランドとして発信していく狙いです。 百職屋の商品は地域のイベント会場などで今年中に販売を開始するという事です。 「百姓と職人市」では22のブースが設けられ、訪れた人たちが好みの品を買い求めていました。