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春爛漫!各地で桜が見頃
春本番となり、各地で桜が見頃を迎えています。
まずは、18日に撮影した天下第一の桜、満開の高遠城址公園のドローン映像です。 -
「天下第一」高遠城址の桜 満開
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜が16日に満開となりました。
こちらは公園西側の太鼓櫓(たいこやぐら)前です。
満開の桜と残雪の中央アルプスを見ることができ、多くの観光客がカメラを構えていました。
公園のシンボルのひとつ、桜雲橋(おううんきょう)でも記念撮影をする人たちの姿が見られました。
訪れた観光客は「何度か来ているが、今年の桜は勢いがあって良い」「ずっと来たいと思っていてやっと来ることができた。次に来るときにはカメラを持ってきたい」と話していました。
ボランティアガイドのスタッフも、次から次へと訪れる観光客の対応に追われていました。
い~なガイドの会の武田宏さんは「きょうは空の青とアルプスの白、桜のピンクが素晴らしい日。こういう日にガイドできることはやりがいを感じる」と話していました。 -
自転車の新たな活用考える
自転車を活用した観光や健康づくりなどのトータルサービスについて考える住民有志の勉強会が14日伊那市の創造館で開かれました。
国会では2年前、自動車の依存を減らし自転車の活用を進める「自転車活用推進法」が成立していて、自治体ごとに推進計画を策定する事を求めています。
勉強会は住民有志でつくる、伊那市自転車計画策定準備委員会が地域の未来と自転車について考えようと企画しました。
講師は、自転車活用法を国に提言した東京のNPO法人自転車活用推進研究会の内海潤事務局長が務め、自転車を通した海外からの誘客について話しました。
内海さんはインバウンドには「標識の多言語対応や広域連携が必要だ。富裕層を取り込むには500キロ以上の周遊コースの提案が効果的ではないか」と話していました。
伊那市では、今年の秋、自転車活用推進計画についての審議会を、立ち上げる予定です。 -
JAの金融移動店舗 試行運行始まる
預金の出し入れや通帳の記帳などができるJA上伊那の金融移動店舗の試行運行が15日から始まりました。
15日は箕輪町のJA上伊那東箕輪支所で初めての業務が行われました。
金融移動店舗は2トントラックの中で預金の出し入れなどができるものでJAの支所の店舗再編により導入されたものです。
金融移動店舗の愛称は「かみまーる号」で公募により選ばれました。
愛称を考えた竹澤妙子さんによりますと上伊那を津々浦々まわるという意味があるということです。
金融移動店舗は曜日別に伊那市高遠町の藤沢支所や長藤支所、長谷の美和支所など12か所をファミリーマートの購買移動店舗とセットで巡回します。
試行運行により利便性などを検証し来年4月から2台体制で本格稼働を始める計画です。
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高遠囃子巡行
12日は、伊那市の無形文化財に指定されている高遠囃子の巡行が行われました。
伊那市内の有志でつくる桜奏会のメンバー22人が、花笠を身に着け公園内を練り歩きました。
高遠閣をスタートし公園内を1周するコースで、行きはゆっくりとした本囃子を演奏しました。
桜奏会では、毎年花見客が訪れるこの時期に伝統の音色を楽しんでもらおうと園内での巡行を行っています。
帰りは、テンポが速くにぎやかな帰り囃子を演奏しました。
桜奏会では、「高遠に伝わる伝統を絶やすことなく継承していきたい」と話していました。
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田楽座 伝統芸能で花見ムードを盛り上げ
伊那市富県に拠点を置く歌舞劇団田楽座は、高遠城址公園の花見ムードを盛り上げようと、公園内で太鼓や踊りなどの伝統芸能を12日披露しました。
午前11時、田楽座のメンバーは桜雲橋近くの二ノ丸の広場で公演を行いました。
お囃子や南京玉すだれ、太鼓などを披露するとシートの周りには、多くの人が足を止め見物していました。
獅子舞では、ご利益があるようにと見物客の頭や腰などを獅子頭でかみ、そのあと、舞いを披露しました。
田楽座の公演は、城址公園の花見ムードを盛り上げようと行われています。
田楽座の公演はさくら祭り期間中の16日と19日(午前11時、午後1時30分)も予定されています。
なお、12日の高遠城址公園の桜雲橋付近の開花状況は3分咲きとなっています。
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桜の季節に各地でライトアップ
多くの観光客が訪れる桜が見ごろの季節に合わせて、伊那市内各地で5日ライトアップが始まりました。
伊那市美篶のナイスロード沿いの堤防では、昨夜、美篶小の児童の合図で桜並木がライトアップされました。
ナイスロード沿いの三峰川堤防には、250メートル区間にソメイヨシノおよそ50本が植えられていて、電灯10灯が設置されました。
これは美篶地区各種団体協議会が伊那市協働のまちづくり交付金およそ40万円を活用し行ったものです。
ライトアップは今月いっぱい、午後6時から10時まで行われます。
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小黒川キャンプ場 安全祈願祭
20日にオープンを予定している伊那市荒井内の萱の小黒川渓谷キャンプ場の安全祈願祭が、11日に行われました。
この日は、伊那市の職員と、伊那市から業務委託を受けて施設の管理・運営を行う伊那リゾートのスタッフが出席し、今シーズンの安全を祈願しました。
13日のオープンを予定していましたが、10日の積雪のため、20日に延期となりました。
小黒川渓谷キャンプ場には、車を横付けできるオートサイトが27、テントサイトが10、キャビンが6棟あるほか、2017年に開設したペットも一緒に利用できるペットサイトが4つあります。
昨シーズンは、9月末に土砂災害が発生したため、10月から営業することはできませんでしたが、前年度より2%増の1万700人の入り込みがあったということです。
快適に利用できると口コミが広がり、大型連休は、既に予約が埋まっているということです。
小黒川キャンプ場は20日にオープンを予定しています。
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高遠城址公園の桜開花
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜が6日、開花しました。
去年より5日遅い開花となります。
公園南側、信州高遠美術館近くにある標準木が今日数輪咲き、開花宣言となりました。
開花は去年より5日遅く、平年並みとなります。
これまでの標準木が去年夏の台風で倒れてしまったため、今年から美術館近くの桜が標準木となりました。
伊那地域の最高気温は19度と、4月下旬並みの陽気となった今日、公園南側のゲート付近でも桜が咲き始めていました。
4月に入り初めての週末となった6日、公園を訪れた観光客は咲いた花を見つけては写真を撮っていました。
公園内の桜はまだ蕾で、伊那市では来週末頃満開になると予想しています。
9日と12日には高遠ばやしの巡行、10日にはさくら茶のサービスが予定されています。
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高遠城址公園 観光案内所開設
開花宣言がまたれる伊那市の高遠城址公園では5日観光ボランティアガイド「い~なガイドの会」が観光案内所を開設しました。
観光案内所は、高遠閣近くに開設されました。
5日は関東や中京方面から観光客が訪れ、案内所で開花の時期や見どころなどをたずねていました。
い~なガイドの会では500円で城址公園を案内するワンコインガイドも始めました。
関東方面から訪れた姉妹が今シーズン第1号の利用者となりました。
高遠城址公園の南口ゲート付近でガイドのひとり北原昇さんが見どころなどを説明していました。
伊那市によりますと、高遠城址公園の開花宣言は今週末になりそうです。
ほかの伊那市内の桜の開花状況ですが、山寺の南信森林管理署と西春近の西春近公民館のコヒガンザクラは共に3分咲きで坂下の天竜川舟着場の桜も開花しています。
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新しい高遠ダムカード配布開始
伊那市高遠町の高遠ダムの新しいダムカードの配布が始まりました。こちらが新しいダムカードです。
高遠ダム建設60周年に合わせて、6000枚を作成しました。
カードの右上にあるアルファベットはダムの用途を示していて、Nは「河川の正常な流量の維持」、Aは「かんがい」、Pは「発電」を表しています。
右下のアルファベットはダムの型式を示していて、Gは重力式コンクリートダムを表しています。高遠ダムは平成26年に初代カードが作られ今回が3代目になります。
管理所によると、高遠ダムは、「小さなダムだが、コンパクトさが人気で、写真スポットとして多くの人が訪れる。美和ダムとセットで楽しむ人も多い」と話していました。
高遠ダムカードは、ダム管理所と高遠さくらホテルで配布しています。
なお、初代と2代目はすでに配布を終了しています。
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高遠城址公園 桜の開花は…?
今朝の伊那地域の最低気温は、-3.3度まで下がり3月上旬並みの寒さとなりました。
ここ数日の朝晩の寒さで伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花はもう一息のようです。
今朝は、霜が降りていました。
3日の高遠城址公園の南口ゲート付近は、桜の蕾も膨らみ開花は、もう一息のようです。
園内には、一足早く県外から訪れた観光客の姿が見られました。
静岡県から訪れたという人は「冷え込みで蕾は固しという感じ。下見をして帰りたい」と話していました。
高遠城址公園の桜を管理する桜守によりますと、蕾の状態で長く低温を保つと色づきもよくなるということです。
民間の気象情報会社ウェザーニューズが昨日発表した第8回目の桜の開花予想は開花があす、満開は10日となっています。
桜守の西村一樹さんは、今年の桜の開花について「ここ数日の寒さで蕾も固くなっている。できれば土日前に開花してほしいが、少し難しいかも知れないです」と話していました。
長野地方気象台では、これから週末にかけて晴れて気温が上がってくると予想しています。 -
2月有効求人倍率 1.72倍
上伊那の2月の月間有効求人倍率は、1月を0.01ポイント下回る1.72倍でした。
月間有効求人数は4,389人、月間有効求職者数は2,547人で、2月の月間有効求人倍率は1.72倍でした。
県は1.64倍、全国は1.63倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
この春高校を卒業した新規高卒者の内定者数は401人で、内定率は96.4%となっています。 -
4人の新規協力隊・支援員に委嘱書
伊那市の地域おこし協力隊と集落支援員の委嘱式が1日、行われました。
この日は協力隊9人、集落支援員3人の、合わせて12人に委嘱書が手渡されました。
新たに協力隊に委嘱されたのは、入野谷在来復活夢プロジェクトを担当する柴田裕充さん43歳。
伊那市教育の魅力発信を担当する諸田和幸さん34歳の2人です。
新たに集落支援員に委嘱されたのは、移住定住コーディネータの井崎由華さん38歳。
交通・物流コラボレーターの伊藤小百合さん50歳の2人です。
白鳥市長は「新規のみなさんには、いち早く地域に溶け込み、資源を使って新しい風を吹き込んでください」と話していました。
地域おこし協力隊、集落支援員ともに、任期は1年更新の最長3年となっています。 -
産業振興委員に栗林秀吉さん
伊那市が産業振興事業であらゆる分野への円滑な事業の推進を図るために新たに設置した、産業振興委員の委嘱式が1日、市役所で行われました。
白鳥孝市長から委嘱書を受け取ったのは、伊那市富県に住む栗林秀吉(くりばやしひできち)さん、72歳です。
栗林さんは辰野町出身で、重機の大手メーカー、株式会社小松製作所の子会社で社長などを務めました。
親族が伊那市に住んでいたのをきっかけに定年後、市内に移住しました。
現在、伊那市新産業技術推進協議会の会長を務めています。
委員としての任務は、産業の経営改善や産業構造の分析と課題の検証、地域のニーズと企業の持つ技術とのマッチングなどです。
栗林さんは「目に見える結果が出てくれば、伊那市全体が良くなってくる。自分が突出してでも進めていきたい」と話していました。
白鳥市長は「新産業技術推進協議会の活動の成果が目に見えてきている。産業全体についても協力をお願いしたい」と話していました。
伊那市産業振興委員の任期は1年となっています。 -
JA上伊那入組式 新規採用職員18人
新年度を前にJA上伊那で一般企業の入社式にあたる新規採用職員の入組式が伊那市のJA上伊那本所で29日行われました。
式では、JA上伊那の御子柴茂樹組合長が新入職員一人一人に辞令を手渡しました。
2019年度は男性9人、女性9人の18人が採用されました。
御子柴組合長は「人と人との繋がりを大切に、農家の皆さんの声を聞き、何を求められているのか考え行動してほしい」と話していました。
新規採用職員を代表して福永遥輝さんは「困難な課題に立ち向かう勇気と、変化に対応する人間力を持って取り組んでいきたい」と誓いの言葉を述べました。
辞令を受け取った18人の職員は4月1日から、金融・営農・共済などぞれぞれの部署で社会人としてのスタートをきります。
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高遠石工をPR 石仏総選挙
伊那市の高遠さくら祭りに合わせて、今年初めて、高遠石工が残した石仏の人気ナンバー1を決める「石仏総選挙」が行われます。
「怒りの形相!でも心優しい 大聖不動明王」
「石仏アイドルグループ? 西国三十三観音」
選挙にエントリーする石仏をPRするポスターが制作され、掲示板に張り出されました。
総選挙にエントリーしたのは高遠町内にある次の6か所の石仏です。
①勝間の大聖不動明王
②桂泉院の准胝観音と延命地蔵
③二十二夜様 延命地蔵菩薩
④香福寺 地蔵堂の石仏
⑤相頓寺跡 延命地蔵菩薩
⑥建福寺 西国三十三観音
「好きな石仏」と「美しい石仏」の2つを選び投票します。
本物の投票箱を使う本格ぶりです。
石仏総選挙は、さくら祭りに訪れた観光客に、高遠石工に興味を持ってもらい地域を散策してもらおうと、伊那市や一般社団法人高遠石工研究センターなどが初めて行います。
石仏総選挙の投票は高遠城址公園の桜の咲き始めから散り終わりまでです。
高遠町内5か所に設けられた投票所で投票することができます。
選挙の結果は6月頃にHPで公表するということです。
また、商店街にある旧ほていや呉服店では、明日から高遠石工の資料の展示や観光案内を行う「高遠ビジターセンター」が開設されます。
高遠石工研究センターと伊那市が共同で開設します。
高遠ビジターセンター4月1日から4月30日まで、旧ほていや呉服店に開所します。
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次世代EVで「移動診療」検討
伊那市は、トヨタ自動車が開発した次世代電気自動車を、中山間地などの医療サービスに移動診療という形で活用できないか、検討しています。
伊那市はソフトバンクとトヨタ自動車が半分ずつ出資する会社モネ・テクノロジーズと、協力自治体として協定を締結しています。
28日、都内のホテルで、モネの取り組みやビジョンについて、発表するイベント「モネサミット」が開かれました。
協定を締結している自治体や、パートナー企業など600人ほどが集まりました。
目玉となっているのは、次世代電気自動車です。
自動走行する車両で、移動手段となるほか、荷物を運んだり、移動店舗などとしての活用に期待が高まります。
この日は、伊那市の白鳥孝市長が、イベント会場を訪れ、モネの宮川 潤一社長と握手を交わしました。
伊那市がモネと連携を検討しているのが、医療での活用です。
なお、モネ・テクノロジーズは、全国で17の自治体と協定を締結していて、そのうちの1つが伊那市となっています。
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自宅でプチ起業 先輩ママから話を聞く
出産や子育てで仕事から離れていた人を対象に自宅で手芸や工芸などの趣味を活かした働き方に関するセミナーが27日箕輪町のイーカフェで開かれました。
セミナーには11人の母親が参加しインターネットオークションやフリーマーケットで自作の商品を販売する3人が講師を務めました。
食器の絵付けをする南箕輪村の上田希巳枝さんは「収入は社員として働くより少ないです」と話し、「子どものそばにいる事ができ、一生続けられる仕事だから選びました」と話していました。
動物の置物などを作る伊那市の髙木弘子さんは「手芸は人一人座れる場所があればでき、材料も安価で仕入れられるので気軽に始める事ができます」と話していました。
皮製品を作る南箕輪村の間瀬真奈美さんは「自宅で何かお小遣い稼ぎをしたいと思い始めました。自分に合う物を見つける事が、続けられる一番のポイントです」と話していました。
セミナーは女性の社会での活躍推進を図る箕輪町が企画しました。
28日は箕輪町文化センターで就業希望者を対象にしたセミナーを予定していて定員に若干名の余裕があるという事です。
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切手セットで高遠の桜をPR
高遠城址公園の名所や桜の写真を使ったオリジナル切手の10枚組セットの販売が、伊那市内の郵便局でから始まりました。
販売開始に合わせ、きのうは高遠郵便局の髙橋晴彦(たかはしはるひこ)局長と、長藤郵便局の奥田光一(おくだみつかず)局長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に切手セットを贈呈しました。 -
高遠城址公園開き 3月は初
伊那市高遠町の高遠城址公園の公園開きが23日行われ、さくら祭りが始まりました。
3月中の公園開きは、今回が初めてとなります。
23日は、最高気温7.6度と2月下旬旬並みの寒さの中公園開きとなりました。
高遠町内の保育園児が歌を披露したあと、伊那市観光協会会長の白鳥孝伊那市長と園児が橋を渡り、開門を宣言しました。
例年桜が早く咲く公園南側では、つぼみが膨らんでいました。
ウェザーニューズによりますと、今年の開花は4月3日、満開は9日と予想しています。
去年は公園開きと同じ4月1日に開花宣言が行われ、今年も開花が早まる可能性を見越しての今日の公園開きとなりました。
公園開きにあわせてさくら祭りもきょうから始まりました。
今年は初めて、人気ナンバー1の石仏を投票で決める「高遠石工の石仏総選挙」が行われる他、9日と12日には高遠ばやしの巡行が行われます。
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㈱カナセ 村に300万円寄付
和歌山県に本社を置き南箕輪村北原に長野工場がある素材メーカー㈱カナセは、創業100周年を記念して、南箕輪村に300万円を22日に寄付しました。
この日は、㈱カナセの金谷清道社長と長野工場の伊藤幸春工場長が役場を訪れ、唐木一直村長に目録を手渡しました。
㈱カナセは、ボタンやアクリル、樹脂版などの製造を行っています。
長野工場はアクリル板を製造していて、屋外看板や商品のディスプレイに使われているということです。
今年で創業100周年を迎えたことから、今回南箕輪村に300万円を寄付しました。
金谷社長は「これまで村には多くの協力をしてもらい感謝しています。次の100年に向けさらに頑張っていきたい」と話していました。
唐木村長は「この村に来てもらえただけでも嬉しいです。寄付金は産業振興に役立たせてもらいます」と話していました。 -
自動運転バス利用したい70%
国土交通省は、去年11月に行った伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷を拠点としたバスの自動運転サービスの実証実験の結果をまとめました。
アンケートでは、自動運転バスについて、地域住民のおよそ70%が利用したいと回答しています。
20日伊那市役所で開かれた、国土交通省や伊那市、地元の交通機関などでつくる地域実験協議会の中で結果が報告されました。
実証実験は、昨年度に続き去年11月5日から11月29日までの21日間行われました。
自動運転のバスは、道の駅を拠点に高遠町のスーパーやJAの支所までの往復12キロをおよそ90分程度で走行し述べ380人が乗車しました。
実験に参加した地域住民を対象に行ったアンケートによると自動運転車両が走行したら利用したいと思いますかとの問いに対し、地域住民の70%が利用したいと回答しました。
効果として自動運転サービスが運行されれば外出する機会が増えると思うに47.8%、免許の返納のきっかけになるが68%となっています。
今日の会議では他に、走行中の課題などについて報告がありました。
交差点で自動運転から、運転手の運転に78回切り替えました。
このうち52回を信号がない交差点が占めていたということで、信号の整備や譲り合いによる停滞を回避する方法の検討が必要だとしています。
実証実験は、高齢化が進む中山間地域の物や人の流れを支援しようと国土交通省が行っているもので2020年度の実用化を目指しています。 -
南信工科短期大学校の2期生が卒業
平成28年度に開校した南箕輪村の長野県南信工科短期大学校2期生の卒業式が12日行われました。卒業生の就職内定率は97%となっています。
卒業式には専門課程の35人と短期課程の4人が出席しました。
大石修治校長は「現在のような技術革新が激しい社会では実践的な技術、技能を備え第一線で活躍できるような人材が必要です。
ここで培ったことを活かしこれからのものづくり産業を推し進めてください。」と激励しました。
式ではほかに卒業生を代表して松本勇輝さんがあいさつをしました。
専門課程で就職を希望している33人のうち32人が内定していて内定率は97%となっています。
内定先企業の地域別内訳は上伊那が19人、下伊那が4人、諏訪が3人、県外が3人で業種別では製造業が27人と最も多くほかに通信業が2人などとなっています -
来春卒 就職活動本格化
来年春に卒業する大学生や短大生を対象にした地元企業による説明会が8日伊那市のいなっせで開かれました。
8日は、製造業や建設業、小売業など、過去最多となる上伊那の81社が説明を行いました。
説明会が始まる午後1時前には、およそ90人の学生が受付をすませ去年より12人少ない165人が参加したという事です。
進学で県外へ出た学生にも地元企業に目をむけてもらおうと、説明会に合わせて東京都と名古屋から伊那までの無料バスが運行され合わせて16人が利用しました。
各企業のブースでは、採用担当者が訪れた学生に、自社製品などについて説明をしていました。
ハローワーク伊那によりますと、来春の新卒についても今年に続き「売り手市場」が見込まれるという事です。
説明会は来春卒業予定の学生の就職活動が今月から本格的に始まったのに合わせ、地元企業でつくる伊那職業安定協会とハローワーク伊那が開いたものです。
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AI乗合タクシー運行リハ
伊那市は、12日からAI自動配車システムを使ったドアツードア乗合タクシーの試験運行を行います。
7日は試験運行を前に、運転手を対象にしたリハーサルが行われました。
高遠町のJA東部支所から1人、乗車の予約が入りました。
地図をもとに向かいます。
利用者の予約状況に応じて、人工知能=AIが最適な走行ルートや乗車の順番を判断して配車を行います。
タブレット端末に緑色で表示されるものはこれから迎えに行く人の情報で、オレンジ色で表示されるものは、乗車している人の降りる場所を示しています。
予約は、電話またはスマートフォンから行います。
この日のリハーサルでは、先に予約した人より後から予約した人の方が乗車・降車が早いとAIが判断し、実際に運行する場面もありました。
伊那市では、より効率的な公共交通の運行に向けて、AIを使ったドアツードア乗合タクシーの2021年度からの本格運行を目指しています。
今月12日~16日まで、高遠町と長谷の一部の住民を対象に無料で試験運行を行う予定で、6日現在、119人が事前登録をしているということです。
試験運行期間中は、1日4台のタクシーが運行します。
伊那市では「多くの人に利用してもらい、安全でよりよいシステムを構築していきたい」としています。 -
1月有効求人倍率1.73倍
上伊那の1月の月間有効求人倍率は、去年12月を0.15ポイント下回る1.73倍でした。
月間有効求人数は4,327人、月間有効求職者数は2,507人で1月の月間有効求人倍率は月1.73倍でした。
県は1.65倍、全国は1.63倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
この春高校を卒業する新規高卒者の内定者数は392人で、内定率は93.6%となっています。 -
ばらサミット 来年伊那市で開催
バラを活かしたまちづくりに取り組んでいる全国各地の市町村が集まる「ばら制定都市会議」通称「ばらサミット」が来年、伊那市を会場に開かれます。
サミットに向けて5日、ばらサミット実行委員会が発足しました。
この日は委員会が市役所で開かれ、関係者など8人が出席しました。
ばらサミットは、ばらを市町村の花として制定している全国28の市町村が加盟しています。
伊那市は2017年にばら制定都市会議に加盟しました。
ばらが見頃を迎える来年5月末頃の開催を検討していて、サミットに向け、来年度高遠商店街にばらの鉢を設置することや、ばらを使用した商品製作を検討するなどの事業を計画しています。
委員長には白鳥孝市長が選任されました。
白鳥市長は「桜だけじゃなくてバラもあるというPRにつなげていきたい」と話していました。
なお、ばらサミット開催に向けた準備費として、285万円が伊那市の来年度予算案に計上されています。 -
テレビで商品注文 買い物弱者支援
中山間地の買い物弱者支援などを目的に伊那市が進める、空飛ぶデリバリーサービス事業の一環で、自宅のテレビから商品を注文することができる伊那ケーブルテレビのサービスの実証実験が、伊那市長谷中尾で行われています。
5日は、中尾座で報道機関向けの説明会が開かれました。
サービスは、ケーブルテレビの画面でリモコンを使って商品を注文することができます。
新型チューナーにインターネットを接続して使用する、次世代データ放送「ハイブリッドキャスト」を利用したものです。
リモコンを操作し、買い物画面を開くと、画像付きの商品情報が表示されます。
商品を選んで「注文する」のボタンを押すと注文が完了し、商品を扱う店のタブレットやパソコンなどの端末に注文が入ります。
テレビで注文システムの実証実験は、4日から7日まで中尾区の6世帯を対象に行われていて、注文された商品は伊那ケーブルテレビのスタッフが対象世帯に配送しています。
実験で注文した中尾に住む男性は「こういう場所に住んでいると、何かあって出られない時に、届けてもらえると良い」と話していました。
「空飛ぶデリバリーサービス事業」は、中山間地で課題になっている買い物弱者を支援するため、伊那市が大手電気通信事業者のKDDIに委託し、伊那ケーブルテレビと共に2020年度の実用化を目指して進めている事業です。
テレビで注文するとドローンが拠点となる道の駅南アルプスむら長谷から、中尾座まで商品を運び、ボランティアなどが家まで届けるという仕組みです。
伊那市企画政策課の重盛巧課長は「今住んでいる地域に住み続けてもらうという意味でも、この仕組みが役に立っていくのではないかと期待している」と話していました。
今月中にテレビでの受発注とドローン配送とを連携させた実証実験も行われる計画です。 -
高遠の桜 開花予想4月3日
民間気象情報会社・ウェザーニューズは、今年4回目の桜の開花予想を5日に発表しました。
伊那市高遠町の高遠城址公園の開花予想は、前回と変わらず4月3日となっています。
5日の高遠城址公園の南側付近の桜の様子です。
先が黄色に変わっているつぼみが多く見られました。
ウェザーニューズの予想によりますと、高遠城址公園の開花は4月3日、満開は4月9日で、前回2月26日の予想と変わっていません。
例年より開花予想が早いことから、伊那市では毎年4月1日に行っていた公園開きを、今年は3月23日に行うことを決めました。