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信越花便り 千曲のあんず・カタクリ
続いては、信越花便り。 千曲市からあんずとカタクリの話題をお伝えします。 4月6日に開花宣言を出した千曲市森地区の「あんずの里」は、平地で3分咲きになりました。 あんずまつり推進委員会の開花状況によると、7日は平地で3分咲き、中間地で1分咲き、山間地はつぼみという発表です。 地元の人によると、あんずの里の見頃は、来週半ばの12・13日頃になるのでは、と見ており、あんずまつりが終了する15・16日の週末が、花見客で最もにぎわうのではと話していました。
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伊那公園のコヒガンザクラ開花
伊那市中央の伊那公園のコヒガンザクラが、8日開花しました。 伊那公園内にある伊那東大社の前では、8日、コヒガンザクラが開花しました。 8日は、伊那公園桜愛護会のメンバーが、9日の桜まつりに向け準備を進めていました。 桜愛護会によりますと、去年より、1週間ほど遅い開花だということです。 見ごろは15、16日になりそうだということです。 伊那公園には430本、10種類ほどの桜が植えられていて、そのうち150本がコヒガンザクラ、100本がソメイヨシノです。 ソメイヨシノの開花は来週末ころになりそうです。 伊那公園の桜まつりは、9日午前10時からで、伊那節保存会による民謡ショーなどが行われます。
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高遠城址公園 観光客受け入れ始まる
一方、伊那市高遠町の高遠城址公園では、訪れた人たちの受け入れが始まっています。 高遠高校の生徒による観光案内所のガイドが8日から始まり、訪れた人たちに伊那市の観光パンフレットを配っていました。 ガイドをするのは、高遠高校の生徒会など3年生11人です。 生徒のガイドは、伊那市観光協会が今年初めて依頼しました。 伊那市の観光パンフレットを配る他、い~なガイドの会のアシスタントとして、道案内や写真撮影などを行います。 生徒のガイドは、9日と15日・16日に行われます。 8日の公園内の桜はつぼみで公園南側では、1輪花が開き、訪れた人が写真におさめていました。 三の丸では、伊那のご当地グルメが提供される「伊那のうまいもん大集合」が始まりました。 ローメンや餃子、ソースかつ丼のほか、今年はガレットが初めて出店しました。 伊那のうまいもん大集合は、16日(日)まで行われます。
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伊那スキーリゾート内の「きのこ王国」 営業始まる
きのこの収穫体験が楽しめる、伊那市の伊那スキーリゾート内にあるきのこ王国が、8日から今シーズンの営業を始めました。 伊那スキーリゾートのゲレンデ脇に2つのハウスがあり、ここできのこの収穫体験ができます。 この時期はシイタケが収穫でき、100グラム180円で持ち帰る事ができます。 営業初日のこの日は一人1本無料サービスとなり、大阪から訪れた親子がその場で焼いて味わっていました。 きのこ王国はオフシーズンのゲレンデを活用するため2015年にオープンし、昨シーズンは3万人ほどが訪れたという事です。 4月末にはゲレンデ部分に、食材の持ち込みが可能な有料のバーベキュースペースが新設されます。 きのこ王国の営業は11月26日までを予定しています。
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伊那市の春日公園で「伊那谷新酒祭り」
「伊那谷新酒祭り」が8日に伊那市の春日公園で行われ、訪れた人が地酒の飲み比べを楽しみました。 春日公園には、辰野町から飯田市までの8つの酒蔵と2つの酒造メーカーのブースが並びました。 祭り開始の午後1時前には30人ほどが列を作っていました。 7枚綴りのチケットが千円で販売され、1枚でグラス1杯の地酒が飲めます。 数量限定でお土産つきチケットも販売され、好きな地酒1本がプレゼントされました。 新酒まつりは、桜の咲く頃に地元の公園と地酒をPRしようと、商店主らでつくるルネッサンス西町の会が毎年この時期に行なっています。 今年は、横山のカモシカシードル醸造所が初めて参加し、地元産のリンゴで作った3種類のシードルを用意しました。 春日公園の桜はこの日はまだ蕾でしたが、訪れた人たちは飲み比べを楽しんでいました。
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分杭峠へのシャトルバス 今季の運行開始
伊那市は、花見シーズンに合わせて、7日から伊那市長谷の分杭峠へ向かうシャトルバスの運行を開始しました。 標高1424メートルの峠付近は、3月中旬の降雪で例年にない積雪量となっています。 伊那市では、分杭峠付近の交通の混乱を避けるため、峠に駐車場を設けていません。 そのため、観光客用に春から秋にかけ、シャトルバスの運行を行っていて、昨シーズンは2万1554人の利用がありました。 期間は4月7日から11月26日までで、時間は午前8時から午後3時までとなっています。料金は往復で650円です。
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傾斜を歩く「とことこカモシカさん」7日発売
伊那市の製造業でつくるご当地お土産プロジェクトでは、第5弾となる新商品、「とことこカモシカさん」を、7日に発売します。 とことこカモシカさんは、傾斜に置くと、重力と振り子の原理で、とことこと歩きます。 6日は、製造にかかわった企業などが参加して、記者を対象の新商品発表会を開きました。 伊那市の製造業で作るご当地お土産プロジェクトでは、回すと花弁が開くコマ「さくらコマ」や、傾斜で歩く「とことこイーナちゃん」などを開発・製造・販売していきました。 とことこイーナちゃんのパッケージに隠れるようにいたとことこカモシカさんは、シールにしたところ人気が出たということで、今回主役に躍り出ました。 1年ほど前から構想はあったということですが、実際に製造を始めたのは3週間ほど前だということで、プロジェクトのリーダーを務めるスワニーの橋爪良博社長は、工期が短くても対応できる製造業の底力を見せたいと話していました。 とことこカモシカさんは、1体税込みで950円。 7日から、伊那市通り町のタウンステーションいなまちで販売が開始されます。
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養命酒製造㈱駒ヶ根工場見学施設 リニューアルオープンへ
滋養強壮剤「薬用養命酒」を製造している養命酒製造株式会社は、駒ヶ根市の工場見学施設をリニューアルし、6日に報道陣向けの見学会を開きました。 養命酒製造では、より多くの人に来てもらおうと、今年1月から工事を行い、施設をリニューアルしました。 1602年に中川村で製造が始まり、駒ヶ根工場は1972年に開設されました。 開設当初から行っている工場見学には、県内外から毎年およそ10万人が訪れているということです。 これまで通り自然環境の保全に配慮しながら、新たに「体験型の工場」として五感で楽しみながら健康情報を得ることができる施設となっています。 薬用養命酒に使われている生薬に触れたり香りを楽しめるほか、試飲ができます。 養命酒製造駒ヶ根工場見学施設は、11日にリニューアルオープンします。 見学会は予約が必要で、料金は無料です。 予約・問い合わせ 0265-82-3310
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小黒川渓谷キャンプ場 安全祈願
伊那市の小黒川渓谷キャンプ場は8日から今シーズンの営業を始めます。 5日はキャンプ場の事務所前で安全祈願祭が行われました。 安全祈願祭には市の職員と伊那市から業務委託を受けて施設を管理している株式会社伊那リゾートのスタッフが出席し、シーズン中の安全を祈りました。 小黒川渓谷キャンプ場は毎年およそ1万人が利用して、リピーターが増えてきているという事です。 今年度は、キャンプ用品のレンタルができる初心者向けや、料理がセットになったものなど、様々なニーズに対応できるプランを用意しているという事です。 支配人の鷲尾晋さんは「安全第一に、伊那市のファンを増やせるよう頑張りたいです」と話していました。 施設利用料は、テントサイトが1,050円からキャビンが12,400円からとなっています。
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熱気球での花見を前に試乗会
伊那市高遠町の高遠城址公園の花見シーズンに合わせて行われる熱気球体験の試乗会が3日に開かれました。 この日は地元住民や報道関係者向けに試乗会が開かれ、公園内の駐車場から、長野県のマスコットキャラクター「アルクマ」がデザインされた熱気球が上がりました。 四方をロープで固定した係留(けいりゅう)飛行と呼ばれる方法で、上空15メートルまで上がり、5分ほど滞在します。 上空からは、公園の桜や高遠の街並みを見ることができます。 試乗したある女性は「良い眺めだったし気持ちよかった。桜が満開の時には素晴らしい景色になりそう」と話していました。 毎年、高遠城址公園へのツアーを企画している東京都の旅行会社が、伊那市観光協会などに企画を提案し実現しました。 クラブツーリズムの堀口直哉さんは「お客様が2度来たいと思えるようなツアーの実現をテーマに企画した。桜の名所として知られる場所でこれだけ協力していただけるのは嬉しい」と話していました。 熱気球体験は、10日から14日までの5日間行われる予定です。 受付は午前8時から午前8時半までで、料金は12歳以上が2400円、6歳から11歳が1800円、2歳から5歳までが500円となっています。 雨天や風速3メートル以上の場合は中止となります。
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伊那市 地域おこし企業人に平井さん任命
3大都市圏の大企業で働く社員を受け入れ、地域の魅力向上につなげる「地域おこし企業人」の任命式が3日、伊那市役所で行われました。 地域おこし企業人に任命されたのは平井孝明さんです。 平井さんは、大阪府出身の48歳で、東京都に本社を置く通信機器メーカー沖電気工業株式会社から派遣されました。 沖電気工業では、IoTなどを活用した新規産業の開発を担当していたということです。 伊那市では、IoT事業への地元企業の参画推進や、新たな技術の導入、地域産業の活性化に向けた事業の提案などを行っていく予定です。 平井さんは「求められているものをつくり出せるよう頑張っていきたい」と話していました。 白鳥孝市長は「IoTを全国に先駆けて進めていきたい。培った技術と経験を活かして頑張ってください」と話していました。 地域おこし企業人は、国からの補助を受け、地域独自の魅力向上を目的に3大都市圏の大企業で働く社員を受け入れるもので、県内初だということです。
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2月有効求人倍率 1.77倍
上伊那の今年2月の月間有効求人倍率は1.77倍でハローワーク伊那では雇用情勢は堅調に推移しているとしています。 月間有効求人数は4,798人、月間有効求職者数は2,713人で2月の月間有効求人倍率は 前の月を0.11ポイント下回る1.77倍でした。 雇用情勢についてハローワーク伊那では堅調に推移しているとして前の月の判断を据え置きました。 また今年度高校卒業者の2月現在の就職内定率は98.8%で全員が就職できるよう個別支援の徹底を図るとしています。
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高遠城址公園 さくら祭りスタート
天下第一の桜として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園が1日公園開きとなり、さくら祭りがスタートしました。 1日は、伊那市観光協会会長の白鳥孝伊那市長と園児が公園の象徴的な存在の桜雲橋を渡り、問屋門の前で開門を宣言しました。 高遠城址公園には31日から雪が降り、5センチほど積もったということですが、枝が折れるなどの影響はありませんでした。 毎年桜が早く咲く公園南側では、蕾が膨らんでいます。 日本気象協会では、開花を11日、満開を18日と予想しています。 関係者約40人が出席した公園開き式で白鳥市長は、「桜を、伊那市を訪れる一つのきっかけとし、多くの人にまちをゆっくり観光してもらいたい」とあいさつしました。 今年のさくら祭りでは、5日~7日と10日~14日までの期間熱気球で上空から桜を見ることができます。 8日~16日は伊那のご当地グルメが楽しめる「伊那のうまいもん大集合」も行われます。 2日から散り終わりまでは夜間のカラーライトアップも行われます。 高遠城址公園のさくら祭りは、1日から30日までとなっています。
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国道361号沿いの地域の魅力 DVDに
国道361号改修促進期成同盟会は、伊那市高遠町から岐阜県高山市を結ぶ国道361号沿いの地域の魅力を伝えるDVD「R361で行く 伊那・木曽・高山」を制作しました。 DVDでは、国道361号沿いの6市町村の歴史や文化、食などを紹介しています。 伊那市や岐阜県高山市などでつくる国道361号改修促進期成同盟会が伊那ケーブルテレビに依頼し、県の元気づくり支援金を活用して、年度当初から四季の風景をおり交ぜて制作しました。 伊那ケーブルテレビでは並行して6本の30分番組も制作し、全国27のケーブルテレビ局に配信しました。 番組内では、放送作家で伊那市芸術文化大使の大倉利晴さんがナビゲーターを務め、地域を案内しました。 DVDは、取材した映像をもとに日本語版・英語版・映像とBGMのみのものを、それぞれ30分にまとめました。 木曽と高山を結ぶ上ケ洞トンネルの工事がこの春完了するのに合わせて、交流人口の増加を図ろうという狙いです。 番組内で紹介した場所や食べ物はブックレットで確認できます。 DVDは700枚作成し、期成同盟会加盟市町村や、観光関連企業などに配布するということです。 また、インターネットの無料動画サイトYouTubeでも視聴することができます。 期成同盟会では「県を越えた広域観光のルートづくりに繋げ、今後の地域間交流に期待している」と話していました。
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旧中村家住宅見学会で意見きく
伊那市が来年度高遠町の観光拠点として整備する旧中村家住宅で、地域住民から住宅の活用について意見を聞く見学会が28日まで開かれています。 旧中村家住宅は、江戸時代中期の特徴をしめす町屋形式の建築物です。 25日は地域住民が訪れ、建物や蔵の収蔵物を見学したり、市の職員から説明を聞いていました。 伊那市は来年度、旧中村家住宅を高遠の周遊観光の拠点施設として整備します。 整備に当たり、観光客や地域住民がより楽しめる施設にするために意見を聞こうと、今回見学会を開きました。 訪れた人は、「窓からの景色がきれいなのでここから桜が見たい」「会食をする機会が多いので、ゆっくり食事ができるとよい」などと話していました。 見学会は28日火曜日までで、時間は午前10時から午後3時までです。
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南アルプス里山案内人協会設立へ
長谷地域の魅力を発信する南アルプス里山案内人養成講座修了式とガイド登録認定式が25日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で行われました。 来月にはガイド登録認定者を中心とした南アルプス里山案内人協会が設立され活動していく計画です。 南アルプス里山案内人の講座修了者は10人、ガイド登録認定者は9人で出席者に修了証と認定証が手渡されました。 養成講座は伊那市が開いたもので修了者は長谷地域の自然や歴史、文化について話を聞いたり自然体験を重ねてきました。 またガイド登録認定者は講座修了者でさらに専門的な研修を受けた人で一般向けにツアーガイドを行うことができます。 講座では伊那市地域おこし協力隊の小淵幸輝さんが講師を務めてきました。 小淵さんは来月、一般社団法人南アルプス里山案内人協会を設立し養成講座を引き継ぐほかツアーガイドも行うことにしていて、「ガイドに認定された仲間とともに長谷の魅力を発信していきたい。」と話しています。
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ドローンを使ってニホンジカを探す競技
伊那市は、ドローンを使ってニホンジカを探す競技を標高1800mの鹿嶺高原で今年10月に行う計画です。 23日、千葉県の幕張メッセで開かれた記者会見で、白鳥孝伊那市長が事業の概要について発表しました。 ドローンフェスin INA Valleyと題し今年の10月18日から20日までの3日間競技会を開きます。 鹿嶺高原をフィールドにドローンを使ってニホンジカを探します。 また、21日は、高遠さくらホテルでドローンによる貨物輸送のデモンストレーションや講演会、研究発表、パネルディスカッションなどを計画しています。 伊那市では、IoTなどの技術を活かし官民協働による伊那市新産業技術推進協議会を組織しドローン活用やICT教育などの推進を図っています。 今月、3日には長谷地区で買い物弱者支援を目的とした自動運転によるドローンの離着陸の検証実験を行いました。 記者会見では、物流分野でのドローンの実用化に向け伊那市で実験をしている関係機関も出席し、今後の活用の方向性などを話しました。 幕張メッセでは、ドローンの展示会も開かれおよそ150の企業や団体が、新製品や活用例などを発表していました。
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住宅地 商業地とも下落
国土交通省は平成29年1月1日現在の地価公示価格を21日発表しました。 県内の平均は、住宅地で20年連続、商業地で25年連続の下落となりましたが下落幅は縮小しました。 地価公示は、不動鑑定士が1平方メートルあたりの価格を判定したもので、一般の土地の取引価格の指標や、公共事業用地の取得価格算定の基準となります。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市荒井の商業地が1平方メートルあたり51,100円でマイナス3.2%、上新田の住宅地が30,600円でマイナス0.7%となっています。 箕輪町では、松島の商業地が、31,500円でマイナス3.7%、同じく松島の住宅地が27400円でマイナス2.5%。 南箕輪村では、沢尻の住宅地が18,900円でマイナス1%となっています。 調査は、県内の43市町村、332地点で行われました
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インドネシアの高校生 伊那市で学習
インドネシアの高校生が17日から3日間の日程で伊那市を訪れています。 18日は、みはらしファームでそば打ちを体験しました。 伊那市では海外からの旅行客を誘致するインバウンド事業を進めています。 インドネシアからの教育旅行の受け入れは今回が初めてで、首都ジャカルタから車で2、3時間のところにある普通高校の1、2年生21人が訪れました。 そば打ち名人会のメンバーが講師をつとめ、英語を交えながら指導していました。 体験した高校生は「お菓子作りに似ていて楽しかったです」と話していました。 伊那市が進めているインバウンド事業では今年度、75団体1,830人が訪れたという事です。 中国からが8割、台湾からが2割ほどを占めていて、東南アジアからは少ないという事です。 伊那市観光協会では「東南アジアからも集客できるようPRしていきたい」と話していました。 一行は市内の農家7軒に分かれて農家民泊をしていて19日まで伊那市に滞在しています。
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地域桜守10人に修了証 育成は一旦終了
伊那市内の桜の保護・管理を行う「地域桜守」の育成講習会が17日に終了し、受講生に修了証が渡されました。 この日は伊那市役所で修了式が行われ、白鳥孝市長から受講生に修了証が手渡されました。 今年度受講したのは、竜西、竜東、西箕輪の10人で、この日は9人が出席しました。 あいさつで白鳥市長は「伊那市が雇用している桜守だけでは対応できない。みなさんも一緒になって桜を守っていってください」と呼びかけていました。 伊那市には、2,200か所におよそ1万2千本の桜があり、市の桜守だけでは管理できないことから、各地区推薦の地域桜守を育成しようと、6年前から講習会を始めました。 6年目の今年、各地区5人ほどの桜守が育ったことから、伊那市では、講習会は一旦終了することにしています。 地域桜守は、今後、伊那市桜守の会に所属し、会員同士連携をとりながら、保護・管理などの作業を行っていくということです。
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イ~ナちゃん応援隊 中間報告
伊那市、JA上伊那、伊那商工会議所の若手職員でつくる「イ~ナちゃん応援隊」の中間報告会が14日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 イ~ナちゃん応援隊は組織の枠を超え、伊那市の将来について考え、イベントの提案や各組織に提言をしていこうと平成27年に発足しました。 結成から1年を迎え、これまでの活動や、目指す方向性について各組織の幹部に報告しました。 隊長で伊那商工会議所の小出勇さんは「自然や子供をキーワードに、各団体が連携する事で効果を上げる事ができるはず」と話し「それぞれの組織が持つ、情報や人材、ノウハウを共有化する事が大切だ」と話しました。 報告を聞いた各組織のトップからは「実績を作る事が大切だ」「周りを巻き込み、取り組んでいくべきだ」「情報発信に積極的に取り組んでほしい」などの意見が出ていました。 応援隊では来年度、自然やこどもに関するイベントの企画を行う事にしています。
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増加する旅行客に対応へ中国語講座
年々増加する中国や台湾からの旅行客に対応する為、伊那市観光協会は農家民泊の受け入れ農家や宿泊施設の関係者を対象にした中国語講座を15日始めて開きました。 15日は、農家民泊の受け入れ農家や宿泊施設の関係者など、10人が受講しました。 講師を務めたのは伊那市観光協会で通訳を務める蘇萍(スー・ピン)さんです。 参加者は、蘇さんから「あいさつ」や「行動」「緊急時」に使う言葉を教わりました。 蘇さんは、「イントネーションが違うと、同じ発音でも意味が違ってくるので気を付けて下さい」と参加者に説明していました。 伊那市観光協会によりますと中国や台湾からの旅行客のうち、若い世代は英語でコミュニケーションをとれますが、40代以上になると中国語しかしゃべれない人が多くなるという事です。 今年度、インバウンドで伊那市を訪れた外国人は1800人になる見込みで、そのうち中国や台湾からは8割の1400人余りになるという事です
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ガレット経済効果を報告
上伊那の新たなご当地メニューとしてガレットの普及を目指す「信州伊那谷ガレット協議会」は、協議会が発足した去年10月から2月までの販売数について報告しました。 15日は、伊那市のいなっせで「信州伊那谷ガレット協議会」のメンバーが記者会見を開き経済効果や今後の展開について発表しました。 協議会には上伊那の飲食店など30店舗が加盟しています。 発足した去年10月から2月までの5か月間の販売数の合計は1万1千6百食、金額で9百50万円でした。 年間に換算すると3万食、およそ2千6百万円になると想定しています。 協議会の渡邊竜朗代表は「情報発信の成果もあり、認知度は上がっている。 今後は地元での認知度をさらに上げていきたいです」と話していました。 協議会では来年度、食べ歩きしてもらえるよう、加盟店を紹介したパンフレットの作成や、伊那市手良でそばの種からガレットが出来るまでを親子で学ぶワークショップの開催を計画しています。
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伊那商工会議所 地域資源テーマに特別委員会設置へ
伊那商工会議所は、地域資源をテーマに4つのプロジェクト特別委員会を、来年度から設置します。 14日は、伊那商工会館で総会が開かれ、来年度の事業計画案が示されました。 それによりますと、来年度から4つのプロジェクト特別委員会を設置し、地域資源を活かした取り組みを行うということです。 特別委員会は、 ①高遠町の入笠山から長谷の鹿嶺高原の観光資源の利活用に取り組む南アルプス観光魅力創出プロジェクト。 ②伊那市の自然エネルギーや産業施設を観光に繋げる自然エネルギー・産業観光振興プロジェクト。 ③市街地の空き店舗を活用してそばなどの食の振興を図る、伊那の食プロジェクト。 ④イベントなどに女性が中心となり協力する女子会プロジェクトの4つです。 事業計画案では他に、JA上伊那との食の連携や、AI、IoT、ロボットの活用による生産性向上の支援などを行うとしています。 事業計画案は承認されました。
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町観光協会フォトコンテスト展示
箕輪町観光協会主催のフォトコンテスト入賞作品の展示が箕輪町役場玄関ホールで行われています。 玄関ホールには、コンテストの入賞作品14点が展示されています。 最優秀賞の推薦には、箕輪町の小平充宏さんの作品「桜の福与城址」が選ばれています。 コンテストは「箕輪町の魅力を伝える写真」がテーマで、46人から158点の応募がありました。 展示は16日まで町役場玄関ホールで行われます。 17日~27日はイオン箕輪店、27日から4月7日まではながたの湯で展示されます。
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伊那市 新たな産業用地取得を検討へ
伊那市の白鳥孝市長は産業用地として六道原工業団地や小黒原産業適地に新たな用地確保を検討したいとの考えを示しました。 これは8日開かれた市議会3月定例会の中で議員の質問に対し答えたものです。 伊那市は2014年に伊那市開発公社から産業用地として、およそ16万㎡の土地を買い取りました。 残っている土地は3区画で6万4千㎡ですが、これらについて現在引き合いが来ているということです。 白鳥市長は「企業のニーズにスピード感を持って対応するには常に5万㎡を確保していることが必要だ」と話し、新たな用地確保を検討したい考えを示しました。 場所については、「国道153号バイパスの沿線となる六道原工業団地や、9月に完成する小黒スマートインターチェンジ近くの小黒原産業適地付近を検討したい」と話しました。 伊那市は、3月定例会に土地購入基金案や、公有財産管理活用事業特別会計案を提出しています。
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「伝えたい相手に伝えたいことを」 米澤さんが講演
一般社団法人・伊那青年会議所の50周年記念講演会が4日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 この日は、辰野町の新聞店・㈲共和堂の米澤晋也さんが、情報発信について話しました。 米澤さんは、店頭で商品に付けられたポップ広告を例に挙げ「伝えるときに、自分に視点を置くか、相手に視点を置くかで伝わり方は変わってくる。伝えたい人に視点を置くことが重要です」と説明していました。 米澤さんは「商品の仕様を説明しても相手は欲しい気持ちにはならない。商品を使うと相手がどうなるのかを伝えることで目をひくようになります」と話していました。 講演会は、伊那青年会議所の50周年記念事業として開かれたもので、会場には20代から40代までおよそ60人が集まりました。
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ライチョウサポーター養成講座 120人受講
南アルプスに生息している国の特別天然記念物ライチョウの保全に協力するサポーターの養成講座が4日、伊那市役所で開かれました。 講座には50人の募集に対し県内外からおよそ120人が参加しました。 ライチョウサポーターは、南アルプスへの登山時にライチョウを見つけた場合、その情報を提供するもので、生息数の把握に活用します。 ライチョウは、国の特別天然記念物に指定されていて、南アルプスがライチョウ生息地の南の限界とされています。 長野、山梨、静岡の10市町村で作る南アルプス自然環境保全活用連携協議会は、生息状況を継続的に調査する仕組みを構築するためにサポーター制度を創設しました。 講座はこれまで東京・静岡・山梨で開催されていて、240人が認定されています。 講座では環境省の自然保護官福田真さんが話をしました。 福田さんは「北岳ではキツネやテンといった捕食動物の影響が大きく、ヒナが食べられてしまう。試行錯誤しながらライチョウにとって良い環境を取り戻していきたい」と話していました。 4日受講した120人には認定証とバッジが配布され、今後サポーターとして活動していきます。
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南ア・ジオガイド スキルアップ研修会
南アルプスジオパークのガイドを対象にしたスキルアップ研修会が、2日、伊那市の創造館で開かれました。 研修会には、南アジオパークガイドのほか、高遠城址公園など市内で活動するガイド、市外からも合わせて19人が参加しました。 講師を務めたのは、軽井沢のエコツアーや自然保護管理を業務とする㈱ピッキオの楠部 真也さんです。 楠部さんは、自然ガイドによって、新規顧客の開拓や、売り上げを爆発的に伸ばすことは難しいが、リピーターを作ったり、滞在を長くすることはできると話しました。 また、ガイドによっては地域のイメージがマイナスになることもあるとして、自分の生きがいとしてしゃべりたいという人が客の気持ちを考えず、クレームにつながるケースがあると紹介しました。 南アルプスジオパークガイドは、ボランティアとして活動していましたが、平成26年度から、有料になりました。 半日から1日のガイドで3千円から6千円ほどの料金を受け取っていて、プロ意識を高めようと、楠部さんを講師に招きました。 南アルプスジオパークガイドは、平成23年度から養成が始まり、現在118人が認定されています。
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成長企業支援ファンド SWANYに投資
伊那市富県の有限会社SWANY(スワニー)は、八十二銀行などが運営する成長企業支援ファンドから5千万円の投資を受けることが決まりました。 27日には、スワニーで調印式が行われました。 今回投資するのは、八十二銀行などが運営する「地域産業グロースサポートファンド」です。 これは、地域活性化を見据え、成長している企業に対して行う投資で、県内では2例目となります。 スワニーは3DCAD(キャド)を活用した製品受託設計や企画開発をしています。 先進的な製品開発や、雇用の創出など、地域の活性化に寄与している点がファンドの趣旨と合っているため、今回の投資につながりました。 橋爪良博社長は「設計力を高め、この地域で何ができるかを考えながら、市場にとって画期的と思ってもらえるものの開発や、受注の拡大をしていきたい」と話していました。 ファンドからの投資は5千万円で、7年後に償還時期を迎えることになっています。