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伊那中央病院4年連続で赤字
伊那中央行政組合議会9月定例会が22日に伊那市役所で開かれ、令和2年度の伊那中央病院の決算は、4年連続で赤字になったことが報告されました。
伊那中央病院の令和2年度の収入は、128億4,000万円、支出は135億6,000万円で、純損益が7億1,500万円の赤字となりました。
決算が赤字となるのは、平成29年度から4年連続です。
主な要因として、新型コロナの対応病床確保や受診控えによる入院収益・外来収益の減少です。
さらに、6階西病棟などの改修による修繕費の増加があげられるということです。
伊那中央行政組合では、「資金残高に減少はあるものの不足はなく、今後は経営機能をさらに強化していきたい」としています。
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9月21日は世界アルツハイマーデー
9月21日の世界アルツハイマーデーにあわせ、伊那市の伊那図書館では、アルツハイマー病についての理解を広めようと、特設コーナーが設置されています。
図書館の2階にはアルツハイマー病や認知症に関する書籍などが置かれています。
アルツハイマー病は、主に記憶障害や判断力低下などの症状がみられる脳の病気で、認知症の中で最も高い割合を占めています。
早期発見が特に重要とされていることから、9月を「世界アルツハイマー月間」、21日を「世界アルツハイマーデー」として、啓発活動が行われています。
伊那図書館の特設コーナーは10月10日(日)までで、10日には介護・認知症の相談会が開かれる予定です。
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県看護協会伊那支部 市民講座ケーブルで収録
長野県看護協会伊那支部は、新型コロナウイルスの影響で市民向けの公開講座が開けないことから、ケーブルテレビを通じた放送講座の収録を、このほど行いました。
この日は、駒ヶ根市の長野県立こころの医療センター駒ヶ根で収録が行われ、臨床心理士の谷 美加さんが講演しました。
谷さんは次のように話しました。
「発達障害は低年齢で発現するというところがあります。
大人になってから生じるものではないということです。
基本的な考え方で非常に重要なのは、こういった様子のある子どもを理解がなく見てしまうと『親のしつけが問題だったんじゃないか』とか『その子自身の性格の問題で怠けていただけなんじゃないか』というふうに誤解されがちなんですが、これは脳の機能的な問題があって、そこの部分に苦手さがあるということなので、親のしつけや本人の性格の問題ではないということを強調しておきたいと思います。
自閉スペクトラム症の方であれば非常に不安が高いということ、ADHD傾向がある方というのは常に心がざわついているところがあるんじゃないかといわれています。
不安感や心のざわつきが少し強いんだなということに心をはせていただくということが非常に重要になります。
私たちに大事なこととしては、『空気が読めない人だね』とか『マイペースな人だね』とか『最初は頑張るんだけど後が続かない人だよね』みたいなふうに否定的な評価をして、そういった人たちを排除するのではなくて、できるだけ認め合いながら特性のある方たちの生きやすい生活環境をどういうふうに作っていくかということで、理解と支援方法の両方を知っているということが非常に大事になります。」
この長野県看護協会伊那支部の市民公開講座は、上伊那のケーブルテレビ局で放送します。
伊那ケーブルテレビでは、11月6日から放送を予定しています。
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箕輪町 認知症高齢者の対策強化
箕輪町は行方不明になる可能性がある認知症高齢者などの早期発見に繋げる見守りシール交付事業と認知症高齢者が損害賠償責任を負う場合に備えた保険事業を10月から始めます。
高齢者等見守りシール交付事業は、QRコード付き高齢者等見守りシールを交付し、行方不明になったときに早期発見に繋げるものです。
服などに貼ったQRコードを発見者が読み取ると家族などへ発見通知メールが届く仕組みです。
服などにアイロンで貼り付けられるものと杖など持ち物に貼り暗闇で光るものの2種類があります。
サイズは縦2.7センチ、横5センチです。
発見を知らせるメール受信は24時間365日対応しています。
認知症高齢者等個人賠償責任保険事業は、認知症の人が人にケガを負わせるなど法律上の損害賠償責任を負う場合に備え、認知症の人を被保険者とする個人賠償責任保険に町が保険契約者として加入するものです。
1つの事故につき最大5億円の補償を受けることができます。
認知症高齢者等見守りシール交付事業と認知症高齢者等個人賠償責任保険事業は10月1日から始まります。
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第15回ふれあい広場 オンライン開催
伊那市社会福祉協議会は、5日、福祉の祭り、「第15回ふれあい広場」を、2年ぶりにオンラインで行いました。
5日は伊那市福祉まちづくりセンターから、テレビ会議システムを使って福祉施設やボランティアサークルなど、9団体の発表が配信されました。
このうち、伊那手話サークルは、オリンピックやパラリンピックに関係する手話を紹介していました。
ふれあい広場は伊那市社会福祉協議会が行っているもので、新型コロナの影響で去年は中止となり、今年は2年ぶりにオンラインで行われました。
最後は、事前に市民から募集したメッセージをつけた風船が空に放たれました。
ふれあい広場の各団体のステージ発表の模様は、ご覧のチャンネルで今月18日から放送します。
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コ・デンタル講習会オンラインで開催
上伊那地方の歯科医師や歯科衛生士などの勉強会「コ・デンタル講習会」が8月25日に開かれました。
新型コロナ感染防止対策のためオンラインで開催され、216人が参加しました。
上伊那歯科医師会の村上順彦会長が、伊那市の上伊那歯科医師会館から話をしました
村上会長は、「コロナ禍で厳しい状況だが、この危機を乗り越えると同時に、乗り越えた先の準備もしなければいけない」と話していました。
上伊那歯科医師会では、コロナ禍の中、会員研修により院内感染対策を講じているということです。
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ぐるっとタクシー市内全域に網羅
伊那市が取り組む人工知能AI乗り合いタクシー「ぐるっとタクシー」は、美篶や手良など新しいエリアでのプレ運行が1日から始まりました。
これにより市街地を除いた市内全域を網羅することになります。
初日の1日、新たに対象となった人が、ぐるっとタクシーを通院などに利用していました。
新たに対象となるのは、福島・野底・若宮・美原・前原・仙美・美原北町・美篶・手良地区と河南・高遠南区を除く高遠町の全ての地区です。
プレ運行中、対象地区は無料で利用できます。
AI乗合タクシーは、対象エリアに住む65歳以上や免許返納者、障害者が利用することができます。
運行時間は平日の午前9時から午後3時までで、電話やインターネット・ケーブルテレビで予約が出来ます。
ぐるっとタクシーは去年4月から天竜川西側地域で本格運行し今年4月には天竜川東側地域へ運行エリアを拡大しました。
1日からプレ運行を始めたエリアでも10月1日から本格運行する計画で、市街地を除いた市内全域を網羅することになります。
新しいエリアの1日現在の登録者は254人となっています。
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伊那養護学校でパラリンピックの火 採火
24日に開幕する東京パラリンピックに向けて、県内10圏域で今日採火が行われました。
伊那市では、伊那養護学校で、採火と聖火フェスティバルが行われました。
会場は伊那養護学校の敷地内にあるどんぐりの森です。
養護学校の子どもたちの夢が書かれた短冊とどんぐりの木を使った焚き木が積み上げられています。
伊那市の丸山公園の平和の火を、白鳥孝市長らが焚き木に点火しました。
焚き木が燃え上がると、伊那市在住の長野パラリンピック銀メダリスト・加藤正さんがランタンに点火しました。
伊那養護学校の生徒など参加者10人ほどが円を作り、順にランタンをリレーしました。
一般公開はされませんでしたが、見学に訪れていた養護学校の生徒たちも、急遽、一緒にランタンをリレーしました。
最後に、伊那養護学校高等部3年で生徒会長の金沢 貫汰さんが、展示台にランタンを置きました。
上伊那での採火イベントは、伊那市の他、辰野町と箕輪町でも今日行われました。
3市町村の火は一つに集められ、あすから15日まで、箕輪町のイオン箕輪店で公開されます。
16日に10圏域から長野市に火が集められ、一つの長野県の火とし、東京へと出立する予定です。 -
フクロヤ家具総合センター ベンチと時計を寄贈
箕輪町木下にあるフクロヤ家具総合センターは創業65周年を記念してベンチと時計を箕輪町に7月27日寄贈しました。
27日はフクロヤ家具総合センターの唐澤修一社長ら2人が町役場を訪れ、白鳥政徳町長に目録を手渡しました。
寄贈されたのは木製分割ベンチと木製振り子時計です。
ベンチには木曽産のマカバが使われています。
旧東部診療所を改修してできる共有オフィスに設置を希望しています。
県外の人も訪れることから、地元の木のぬくもりを感じてほしいということです。
時計はベンチを作るときに出た端材を使っています。
残ったものを再利用するため、SDGsにも繋がると話していました。
また、フードバンクのためにミックスナッツも寄贈しました。
フクロヤ家具総合センターは地域貢献として、5年に1回寄贈を続けています。
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県内で新たに41人新型コロナ感染確認
長野県内で8日、新たに41人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
上伊那の感染確認はありませんでした。
県と長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、上田保健所管内で7人、佐久保健所管内で5人、諏訪保健所管内で4人、大町保健所管内で3人、飯田・松本・長野保健所管内でそれぞれ2人、北信保健所管内で1人、長野市で6人、松本市で9人の合わせて41人です。
上伊那の感染確認はありませんでした。
8日午後4時現在、県内で感染が確認されたのは5,688人で、入院は165人、死亡は94人です。
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伊那市カレー大作戦
伊那市社会福祉協議会は、市内13か所で子供たちにカレーを振る舞う「伊那市カレー大作戦」を4日初めて開催しました。
伊那市手良のてらとぴあでは、午前10時頃からカレー作りが行われました。
手良地区では飲食店「まるみ」で、およそ100食が用意されました。
店主の北原勝幸さんです。
一人で準備するのは難しい事から、地域に協力を呼びかけ、主婦や小学生およそ10人が手伝いました。
参加した人たちは、野菜をきったり、米を研いだりしていました。
下準備を終えると、北原さんの店に移動し、カレーを作りました。
伊那市社会福祉協議会では多くの人にカレーを食べてもらい喜んでもらおうと、このイベントを初めて企画しました。
市内13か所で、780食が提供され、子どもは無料、大人は300円となっています。
13か所で使用する米132キロを含め、多くの野菜は市民から寄付されたものだと言う事です。
午後2時、カレーを作り始めて4時間。
鍋にカレーのルーが入れられました。
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「カレー大作戦」 女性会が食材寄付
7月20日は伊那市の伊那商工会議所女性会が、「カレー大作戦」で使用するレトルト食品や缶詰など合わせて367点を伊那市社会福祉協議会に寄付しました。
20日は女性会の池上道子会長が伊那市社会福祉協議会の森田英和局長に目録を手渡しました。
食品の募集は6月16日から行い、レトルト食品や缶詰など合わせて367点が集まりました。
集まった食品は、カレー大作戦の他、夏休みに市内およそ25ヶ所で開かれる子ども食堂で使用される予定です。 -
伊那市カレー大作戦 4日開催
4日に伊那市内13か所で高校生までの子ども達に無料でカレーを提供する「伊那市カレー大作戦」が初めて行われます。
7月21日は市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長がイベントの内容について発表しました。
カレー大作戦は、市が伊那市社会福祉協議会に委託している伊那市子どもの未来応援事業の一環で行われます。
8月4日の午後4時から、およそ780食を提供します。
場所は、市内の飲食店や市の支所、福祉施設など13か所で、キッチンカーによる提供も行われます。
高校生までの子どもは無料で、大人は300円です。
カレーは子ども食堂を運営している団体や市内の飲食店が協力し作ります。
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南中1年生 役場と中央病院にシトラスリボン贈る
南箕輪村の南箕輪中学校の1年生は、新型コロナウイルスに感染した人たちへの差別や偏見を無くし、誰もが笑顔で暮らせる社会を願うシトラスリボンを南箕輪村に16日贈りました。
16日は、南箕輪中の1年2組と4組の生徒7人が役場を訪れ、藤城栄文村長にシトラスリボンを手渡しました。
南箕輪中では人権教育の一環で全校でシトラスリボンプロジェクトに取り組んでいます。
1年4組は、多くの人たちにこの活動を知ってもらおうと、クラス全員で作ったリボンとメッセージをそえた寄せ書きを村に送りました。
また、1年2組では医療従事者に感謝の気持ちを伝えようと、リボンと応援メッセージの寄せ書きを作りました。
この寄せ書きは19日に伊那中央病院に届けたということです。
藤城村長は、「コロナ禍での差別を無くすため、このプロジェクトを村全体に広められるよう、目立つところに飾ります」と話していました。
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伊那市福祉大会 13人と3団体を表彰
伊那市社会福祉大会が16日伊那文化会館で開かれ長年にわたり社会福祉に貢献した個人や団体に表彰状が贈られました。
16日は在宅介護をしている人や地域福祉の向上に努めた人など13人と3団体に表彰状が贈られました。
昨年度の福祉大会は、新型コロナの影響で中止となった為、今年度は2年分の表彰が行なわれました。
大会は、福祉活動への関心や理解を深めてもらおうと、伊那市社会福祉協議会が開いていて今回で16回目となります。
受賞者を代表して美篶上大島で高齢者の食事や入浴介護などを行っている「木曜会」の小松経子会長は「今回の表彰を励みに、高齢者の支えとなるよう活動していきたい」と受賞を喜んでいました。
伊那市社協の篠田貞行会長は「新型コロナで生活困窮者の支援など新たな福祉の課題が指摘されている。
様々な諸課題に対処しながら、さらなる地域づくりを目指していきたい」と話していました。
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春富ふくじゅ園 伊那市西春近南小学校に雑巾寄贈
伊那市のデイサービスセンター春富ふくじゅ園は近くの西春近南小学校に手縫いの雑巾を23日、寄贈しました。
23日はふくじゅ園の職員4人が西春近南小学校を訪れ、利用者が手縫いした5・6年生全員分45枚の雑巾を手渡しました。
今年2月に西春近南小学校の児童からふくじゅ園に寄付があったことから、そのお礼にと贈られました。
「コロナで旅行にも行けなく残念だけれど又良い時が来るから頑張って遊んでください」などと、雑巾には利用者からの手紙が添えられています。
ふくじゅ園の職員は、「心を込めて縫ったので学校生活で使ってもらいたい」と話していました。
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春日神社が伊那中央病院にマスク寄贈
伊那市西町の春日神社は、新型コロナ対応に尽力している医療従事者に感謝したいと、医療用マスクを伊那中央病院に9日、寄贈しました。
この日は、春日神社の神主の伊藤光森さんらが、伊那中央病院を訪れ、本郷一博院長に医療用マスク2,000枚を寄贈しました。
春日神社では、医療従事者に感謝するとともに、神社ができる社会貢献をしたいと、今回マスクを贈りました。
春日神社の境内です。
狛犬は、新型コロナ収束を願って、疫病退散などと書いたマスクを着けています。
また、新型コロナ鎮静祈願として、アマビエが描かれた紙を頒布しています。
本郷院長は、「マスクはあればあるほどありがたい。職員のために使わせていただきます」と感謝していました。
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企業版ふるさと納税制度活用し寄付
伊那市に事業所をおく伸和コントロールズ株式会社は企業版ふるさと納税制度を活用し伊那市に3,500万円を寄付しました。
29日、幸島宏邦会長が伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に目録を手渡しました。
企業版ふるさと納税は地方自治体が行う地方創生に関連する事業に対し寄付すると税額が控除される優遇制度です。
今回の寄付は伊那市の持続可能な農業・林業の育成事業などに活用されます。
伸和コントロールズは神奈川県川崎市に本社をおく半導体製造装置のメーカーで1984年に伊那市高遠町に事業所を開設しました。
幸島会長は「お世話になっている地域に恩返しをしていきたい。」と話していました。
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フードバンクいな 7月1日から
伊那市社会福祉協議会は、食品ロスの削減を目的に、企業や市民から寄付された食料を必要としている人たちに無償で提供する「フードバンクいな」を7月1日から開始します。
29日は本格運用を前に、伊那市の子育て支援課から社協の職員が食品を受け取りました。
食品は市の職員や来庁者が持ち寄ったもので、段ボール1箱分です。
伊那市社会福祉協議会は、伊那市の委託を受け、集まった食料を必要な人に提供するフードバンクいなを立ち上げます。
福祉まちづくりセンター内に専用の部屋を設け、食品を保管します。
フードバンクいなでは、市内の子ども食堂で使う食料の管理、提供を行います。
そのほか必要な世帯への直接配布や、配布会を開催し広く提供していきたいとしています。
また、食料提供の呼びかけを企画したい人への支援も行っていくということです。
食料の受付・提供は7月1日から始まります。
受け付ける食材は賞味期限が明記されていて、2か月以上あるものなどの条件があります。
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伊那中央行政組合が解決金100万円支払い
伊那中央病院で目の手術を受けた女性が手術後の状態に苦慮し損害を受けたとして、調停を申し立てた問題について、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合は解決金100万円を支払うことを決めました。
28日は伊那中央行政組合議会臨時会が開かれ、解決金として100万円を支払う議案が全会一致で可決されました。
この問題は、松川町在住の女性が伊那中央病院で両目の手術を受け手術後の状態に苦慮し損害を受けたとして伊那簡易裁判所に調停を申し立てたものです。
早期解決のため、双方で協議をして解決金を支払うことになりました。
またこの件に関する弁護士費用の50万円の支出もあわせて可決されました。 -
伊那中央病院の収支が4年連続で赤字
伊那中央行政組合議会全員協議会が28日に伊那市役所で開かれ昨年度の伊那中央病院の収支が7億1,500万円の赤字となり、4年連続で赤字になることが報告されました。
昨年度の伊那中央病院の収入は128億4,000万円、支出は135億6,000万円で7億1,500万円の赤字となりました。
伊那中央病院は4年連続の赤字となります。
令和元年度と比べ、入院収益が10億円減少の68億2,000万円、外来収益が1,300万円減収の32億7,000万円となっています。 -
南箕輪村で高齢者の集団接種始まる
南箕輪村の65歳以上の高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの集団接種が27日から、大芝荘で始まりました。
27日は、伊那中央病院の看護師2人が村内の65歳以上の高齢者144人に接種を行いました。
訪れた人は、健康状態を確認した後、接種を受けていました。
南箕輪村の65歳以上の高齢者はおよそ3,900人です。
すでに個別接種は始まっていて、26日までに1約2,200人が1回目の接種を、約1,300人が2回目の接種を済ませたということです。
1回目の接種の3週間後に2回目を行う計画で、南箕輪村では7月末までに高齢者の接種を終える予定です。
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64歳以下のワクチン接種7月から
伊那市は64歳以下の新型コロナワクチン接種の予約を来月から受け付けます。
25日は、伊那市議会全員協議会が開かれ、今後の接種予約などのスケジュールが報告されました。
それによりますと、64歳以下で申請があった基礎疾患のあるおよそ2300人は来月1日から、
60歳から64歳までの人と高齢者施設などの従事者およそ3300人は来月8日から予約を開始します。
教職員や保育士などの早期接種対象の職種およそ2000人の予約は7月下旬を計画しています。
16歳から59歳までのおよそ2万9000人は段階的に実施するとしています。
12歳から15歳の児童や生徒については、基礎疾患がある人は医師の判断で接種を受けてもらうとしています。
健康な児童や生徒に対する接種については日本小児科学会の見解や文部科学省の方針などを参考にしながら慎重に判断していきたいとしています。
予約方法は、いずれも電話やインターネットなどとなっています。
また、伊那市は、24日現在の医療従事者と65歳以上の高齢者の接種率を公表しました。
1回目の接種率が62.5%で2回目が28.5%となっています。
来月末までに対象のおよそ2万3000人の接種を終える見込みだということです。
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ワクチン打ち手確保で研修
新型コロナウイルス感染症のワクチン打ち手確保のための研修会が24日伊那市の防災コミュニティセンターで開かれました。
研修会は長野県看護協会が開いたもので休職中の看護師など21人が参加しました。
研修会では安全にワクチンを接種するための注意点や手順などについて話がありました。
長野県看護協会の講師は「ワクチンは壊れやすいので強く振らないように」
「接種後は痛みがあるので、利き腕と反対の腕に打つようにしてください。」などと話していました。
研修を受けた人たちは自治体からの要請があれば各会場で新型コロナのワクチン接種にあたります。
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伊那中央病院の医師ら派遣で新型コロナワクチン接種
伊那中央病院は伊那市の新型コロナワクチンの集団接種会場に19日から医師と看護師を派遣しています。
19日は伊那市のロジテックアリーナで65歳以上の高齢者向けの新型コロナワクチン集団接種が行われました。
204人の接種が行われ、派遣された伊那中央病院の医師3人と看護師8人は午前中の接種を担当しました。
医師は訪れた人たちの健康状態を一人ずつ確認していました。
ワクチン接種は看護師が行いました。
集団接種は市内の開業医や看護師が接種を行っていますが、通常診療もあり負担が大きくなっているため、伊那中央病院に協力を依頼したということです。
伊那中央病院では伊那市のほかに病院を運営する伊那中央行政組合を構成する箕輪町、南箕輪村の集団接種にも医師と看護師を派遣していくということです。
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夏休みの子ども食堂へ フードドライブ
伊那商工会議所女性会は、夏休み期間中に開かれる子ども食堂の為の食品を集めるフードバンクの取り組みをきょうから始めました。
18日は伊那商工会議所女性会の池上道子会長などがフードバンク事業について市内で記者会見を開きました。
女性会では、伊那市が行っている子ども支援事業に協力し、家庭などで廃棄する食品を集め、子ども食堂に寄付します。
今回は特に、給食が無くなる夏休みに食事に困る子どもを助けようというねらいです。
集める食品は、常温で保存でき、賞味期限が9月21日以降まであるものです
主にカレーのルーや缶詰、玉ねぎやジャガイモといった野菜です。
開封済のものや、日本語表記の無いものは受付できないと言う事です。
商工会議所の会員企業は伊那商工会議所に持ち込み、一般は、伊那市役所か伊那市社会福祉協議会への持ち込みとなっています。
期間は7月19日までで、集まった食品は、市内の子ども食堂に提供されることになっています。
伊那市によりますと、市内で子ども食堂や子どもの居場所づくりをしている団体は、13あると言う事です。
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伊那市とニシザワ見守りに関する協定
移動スーパーとくし丸を運行する伊那市の株式会社ニシザワと伊那市は、地域の高齢者の安否確認などに関する協定を結びました。
18日は、市役所で調印式が行われ株式会社ニシザワの荒木康雄 社長と白鳥孝市長が協定書を取り交わしました。
ニシザワは、買い物弱者を支援する取り組みとして移動スーパーとくし丸を運行しています。
伊那市では2017年に高遠・長谷地区で運行をはじめ、今月24日に市内全域となります。
運行先で高齢者の異変に気付いた際は行政機関に通報します。
地域見守りネットワーク事業は、市と民間事業所が連携して、社会と接点が少ない人や支援が必要な人たちと会う機会を増やすことで孤独死などの防止につなげるものです。
ニシザワでは、去年箕輪町と南箕輪村でも見守り協定を締結しています。
伊那市によりますと、見守り協定を結んだ事業所は株式会社ニシザワが55例目だということです。
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伊那市 要支援者「個別避難計画」策定へ
伊那市の白鳥孝市長は、災害発生時に、避難の支援が必要な高齢者や障がい者など一人ひとりの避難行動をまとめた「個別避難計画」を策定していく考えをしめしました。
これは、16日に開かれた伊那市議会の一般質問の中で白鳥市長が議員の質問に対して答えたものです。
個別避難計画は、災害時において支援が必要な人の避難行動について確認し、一人ひとりの状況に応じて作成されます。
白鳥市長は「対象者の絞り込みを行い、要支援者毎に支援を行う人などの情報を整理し、市の関係機関や、地域との連携を図っていきたい」と答え「災害の危険度の高い地域から検討を進めていく」との考えを示しました。
また、在宅医療機器を使用する重度の障がい者支援について「災害などの緊急時に対応できるよう個別支援を行っていきたい。災害や停電に備え発電機の補助を検討したい」と話していました。
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高校生へおにぎり無料配布 再開
箕輪町の地域住民や箕輪進修高校の生徒などでつくる「木下に新しい居場所をつくろう実行委員会」は、上伊那地域の新型コロナの感染警戒レベルが引き下げられた事を受け、1か月ぶりにおにぎりの無料配布を再開しました。
午前7時47分JR飯田線の木ノ下駅に駒ヶ根方面行の電車が到着すると、地域住民らが高校生に声をかけ手作りのおにぎり80個とフェイスタオル80枚を手渡していました。
タオルは県内で生活困窮者の支援を行う「NPO法人ホットライン信州」が企業から譲り受けたもので、おにぎりと一緒に配布する事にしました。
おにぎりの無料配布は、上伊那地域の新型コロナ感染拡大に伴い先月19日以降は中止していましたが、警戒レベルが引き下げられたことから1か月ぶりに再開しました。
実行委員会では夏休み期間中は、高校生に加え、小学生や中学生への支援を行っていきたいとしています。
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市職員がワクチンネット予約を代行
伊那市の65歳以上の高齢者の新型コロナワクチン接種の予約が15日から再開しました。
伊那市では15日と16日の2日間、インターネットの予約の代行を市役所などで行っています。
15日午前9時から伊那市の65歳以上の高齢者のワクチン接種予約が再開しました。
それに伴い、市ではインターネットでの予約代行を職員が無料で15日と16日の2日間行っています。
会場となっている伊那市役所では、市民が予約に訪れていました。
インターネット予約の代行は、あす午前9時から午後5時まで、市役所、総合支所、各支所、福祉まちづくりセンターで行います。
なお、ワクチン接種予約は電話でも受け付けています。
(電話0570-026-580)
伊那市の65歳以上の高齢者はおよそ2万1,000人で、今回は前回予約が取れなかったおよそ1万人が対象です。