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JR沢渡駅にバラの壁面アート
伊那西高校の美術クラブが制作した壁面アートが、6日JR飯田線の沢渡駅に設置されました。 壁面アートは、JR飯田線沢渡駅の出入り口の内側に設置されました。 伊那西高校の美術クラブによりますと、バラは希望を、南アルプスは未来を、蝶は、伊那谷に住む人々を表現しているということです。 6日は、沢渡駅で完成披露セレモニーが行われ、関係する25人が出席しました。 白鳥孝伊那市長は、「駅は地域にとってシンボル。市街地や高遠のバラに新しいバラが加わった」と喜んでいました。 この壁面アートは、沢渡駅のコンセプト「きれいで安心して使える駅、いろどりステーション」を目指して、伊那市が伊那西高校に制作を依頼したものです。 セレモニーでは、伊那市から感謝状が贈られました。 3年の有賀睦さんは、「この絵がリニアと通じる飯田線の活性化につながって欲しい」と話しました。 壁面アートは、今年2月から制作にとりかかり、4月30日に完成しました。 アクリルとペンキでかかれています。
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ワンコインガイド 利用伸びる
今年の高遠城址公園の花見期間中に500円で公園内を案内するワンコインガイドの利用が、去年に比べ3倍近くにのぼったことが6日の反省会で報告されました。 ワンコインガイドの今年の利用件数は、202件595人で去年の75件に比べ、3倍近い伸びとなりました。 利用件数の内訳は、愛知県の花見客が最も多く35件、ついで東京の27件などとなっていて、ドイツも1件ありました。 伊那市観光ボランティアガイド「い~なガイドの会」に登録されているボランティアは39人です。 この日の総会で湯澤敏会長は、「今年は、レベルが上がり、個性的なガイドができた」とあいさつしました。 今年台湾などからの観光客が多かったことから、今年度は、外国人の案内方法についての勉強会も行う予定です。
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健康づくり教室 長谷で始まる
伊那市の高遠町・長谷地域の前期高齢者を対象にした介護予防・健康づくりのための教室が、長谷健康増進センターで、5日から始まりました。 教室には、高遠町・長谷・美篶から7人が参加しました。 このはせ健康教室は、これまで春と冬に3ヶ月間のコースで毎年開かれてきました。 しかし、春は農繁期と重なり、教室に参加しにくいとの声を受けて、今回、1ヶ月全5回の短期間にして、初めて開きました。 参加者は、理学療法士の説明を受けながらストレッチなどを行っていました。 長谷健康増進センターには、6種類のトレーニングマシーンがあり、教室では、その使い方の指導も行われます。 健康増進センターは、市民の場合、1ヶ月1000円で、何度でも利用することができます。 教室では、参加者が自主的にトレーニングできるようになることで、介護予防、生活習慣病予防につなげたいとしています。
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伊那市が産科医開業支援へ
伊那市は安心して出産できる環境を整えるため市内で開業する産科医に補助金を出し開業を支援する計画です。 これは2日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 対象は市内に開業し10年以上継続して分娩を扱う産科医で7月からの施行を予定しています。 一医療機関あたり1回限りで20%を補助し上限を2千万円としています。 現在上伊那で分娩を扱っているのは伊那中央病院と駒ヶ根レディースクリニック、助産所が5か所となっています。 年間の分娩数は中病が年間およそ900件、駒ヶ根レディースクリニックが330件だということで中病では平成20年度から里帰り出産を制限しています。 市では分娩を扱う産科の開業を促進することで、中病の里帰り出産の制限解除につなげたいとしています。
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ゴミゼロの日にあわせ美化活動
5月30日の「ゴミゼロの日」にあわせ、伊那市荒井区の住民と県職員は28日、伊那市駅周辺で清掃活動を行いました。 美化清掃には、荒井区の住民や県の職員などおよそ70人が参加しました。 参加した人たちは、午前8時から1時間かけ、伊那市の中心市街地一帯を歩き道に落ちている空き缶やビニールなどを見つけ、専用の袋に入れていました。 この日回収したごみの量は18キロで、紙や布類などといった可燃物が最も多く6.5キロ、プラスチック類が3キロ、空き缶が1.1キロでした。 上伊那地方事務所では、「ごみの量は昨年と比べ半分ほどに減少したが、たばこの吸い殻が多かった。 マナーの向上を呼び掛けていきたい」としています。
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実技を交えて介護予防講演会
効果的に身体を動かすポイントを学ぶ実技を交えた介護予防講演会が、29日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれました。 講演会には100人ほどが参加しました。 講師を務めたのは、東京を中心に活動する健康運動指導士の藍 早瀬さんです。 藍さんは、高遠町地区で普及している健康づくり・転倒予防のための「筋力つくつく体操」を考案し、指導しています。 講演会では、椅子に座ったままできる筋力トレーニングが行われました。 健康であり続けるための秘訣をまとめた健康十訓を、身体を動かしながら歌いました。 ほかに、筋力つくつく体操を、普段と違う曲を使って、全員で踊りました。 藍さんは、「筋肉は優秀で、年齢を重ねても、鍛えることができる。筋力を鍛えれば、転倒を防ぎ、寝たきり予防にもつながります」と話し、定期的な運動を呼びかけていました。
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南ア北部遭対協 総会
南アルプスでの遭難防止や救助活動などを行っている南ア北部地区山岳遭難防止対策協会の定期総会が21日伊那市の長谷総合支所で開かれました。 総会では、新しい救助隊副隊長や班長に任命書が交付されました。 新たに副隊長に任命されたのは、市役所高遠長谷水道課の宮下健吾さんです。 宮下さんは、「二次遭難で家族を悲しませないよう訓練に精進し、チームワークを大切に活動していきたい。」と誓っていました。 平成25年度の南アルプス北部での山岳遭難件数は、6件で内救助隊が出動したのは3件でした。 愛知県と神奈川県の2人が亡くなっています。 会長をつとめる白鳥孝伊那市長は、「今年は山の日制定などで登山者が増えることが予想される。先人が残してくれた山を大切に、遭難事故防止対策に取り組んでもらいたい。」と出席者に呼びかけていました。
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障がい者によるスポーツ大会開催
上伊那地域の障がい者によるスポーツ大会が24日、伊那市陸上競技場で行われました。 これは、上伊那地区障がい者スポーツ大会実行委員会が主催したもので、障がい者にスポーツを通じて自立と社会参加への意欲を高めてもらおうと行われました。 この日は、上伊那地域の福祉施設に通うおよそ240人がリレーや砲丸投げなどで競いました。 ソフトボールを遠くまで飛ばし距離を競うソフトボール投げでは、力いっぱいボールを投げていました。 この日は、市内の高校生を中心に、50人のボランティアが大会の準備や進行を手伝い、参加者と交流を深めていました。
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グループホーム「もみじの家」で開所式
社会福祉法人、長野県聴覚障害者協会が、ろうあ者のためのグループホームの運営を全国で初めて始めました。 21日は、南箕輪村神子柴のグループホーム「もみじの家」で開所式が行われました。 聴覚障害者協会がグループホームを運営するのは全国で初めてとなります。 協会によりますと、2006年に実施した、県内ろうあ高齢者実態調査で、やむを得ず「知的・精神障害者施設」で暮らすろうあ者が多いことがわかったということです。 上伊那の障害者自立支援協議会など関係団体の協力をえて、この日の開所を迎えました。 式で長野県聴覚障害者協会の井出萬成理事長は「もみじの家はもっとも、みんなが安心して楽しく、自由に暮らせる家となるよう、協力していって欲しい」とあいさつしていました。 「もみじの家」は聴覚障害者が安全安心に暮らせるように、緊急時や来客などを、光を使って知らせる「フラッシュランプ」や、緊急通報用の「ボタンや電話」が全室に設置されています。 定員は6人で現在男女3人が暮らしていて、ヘルパー4人が管理者やサービス管理責任者、世話人などを担当しています。 入所者は「手話で交流ができるため、生活が楽しい」と話していました。
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天竜川水系環境ピクニック 上下伊那でごみ拾い
上下伊那の天竜川の河川敷で一斉にごみ拾いを行う天竜川水系環境ピクニックが17日行われました。 92の企業や団体から4,500人が参加し、辰野町から下伊那郡の天龍村までを6つの地区に分けて河川敷のごみを拾いました。 このうち箕輪地区では11社から440人が参加しました。 天竜川水系環境ピクニックは、公益財団法人 長野県テクノ財団の伊那テクノバレー地域センターが、天竜川の現状を認識し、モラル向上につなげようと 毎年行っているものです。 17日に集められたごみは、空き缶が755個、空き瓶が209個、不燃ごみは463袋、可燃ごみは133袋などでした。
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5月12日は看護の日
5月12日は看護の日です。 16日までの看護週間にあわせ、伊那市の伊那中央病院は、看護の日をPRするイベントを12日に行いました。 看護の日は、ナイチンゲールの誕生日の5月12日で、今年は今日から16日が看護週間となっています。 院内では、看護師が病院を訪れた人に看護の日をPRする絆創膏を手渡しました。 この日はこのほか、血圧や体脂肪、骨密度の測定などが行われました。
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たかずやの里に善意の自転車
ビルメンテナンスなどをてがける伊那市東春近の株式会社南信美装伊那は、児童養護施設たかずやの里に自転車10台を寄付しました。 14日吉澤文男社長らが、たかずやの里を訪れ、埋橋良和理事長に目録を手渡しました。 今回贈られたのは、補助輪付の幼児用3台、小学生用5台、変速機付の中高生用2台の合わせて10台です。 去年行われた会社の30周年記念ゴルフコンペで集まった寄付金などを充てました。 南信美装は、移転新築に役立ててもらおうと今回とは別に30万円を去年寄付しています。 吉澤社長は、「大事なのはこれから。継続的な支援をしていきたい」と話しています。 たかずやの里出身で平成24年に入社した小林貴史さんも贈呈式に参加し、今回の寄付を喜んでいました。
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伊那少年警察ボラ委嘱
伊那警察署管内の46人が、少年の非行防止や健全育成のための活動を行う伊那少年警察ボランティア協会会員に委嘱されました。 委嘱式が今日、伊那警察署で行われ、今回新たに協会会員として活動する人に、林則行副署長から委嘱状が手渡されました。 今回、委嘱されたのは、補導員と指導委員で伊那警察署管内の伊那市から辰野町までの46人です。 協会の会長には箕輪地区から藤沢照穂さんが任命されました。 補導員は、任期中、警察と協力して、街頭補導などを行います。 林副署長は、「管内では少年犯罪が減少してきている。苦労も多いと思うが、少年の健全育成のためご協力いただきたい」と話していました。 任期は2年となっています。
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伊那中央ロータリークラブ 3団体に助成金贈呈
伊那中央ロータリークラブの創立記念例会が15日伊那市内で開かれ、信州大学農学部の留学生支援を行っている公益財団法人信州農林科学振興会など3団体に助成金が贈られました。 伊那中央ロータリークラブは昭和62年に発足し、福祉施設でのボランティアや信大の留学生との交流など奉仕と青少年健全育成などを目的に活動しています。 記念例会では、奉仕事業として、信州農林科学振興会に42万円、伊那西高校インターアクトクラブに20万円、伊那剣心館に5万円が贈られました。 池田幸平会長は、「初心の気持ちを忘れず、奉仕の理想に向かい歩つづけていきたい」と話していました。
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15の事業所の製品並ぶ ナイスハートバザール
上下伊那と飯田の障害者就労支援事業所が手作りの製品などを販売するナイスハートバザール イン伊那谷が19日、伊那市のベルシャイン伊那店で行われました。 ナイスハートバザールには、上下伊那と飯田の15の事業所が出店し、手作りのアクセサリーやお菓子などを販売しました。 ナイスハートバザールは、障害者の工賃アップを目的に長野県セルプセンター協議会が行っているものです。 販売のほかに、大道芸や手作り製品がもらえる抽選会も行われました。 伊那市の障害者社会就労センターゆめわーくでは、ビスケットのつめ放題を行い、人気を呼んでいました。 ナイスハートバザールは、明日もベルシャイン伊那店で午前10時から午後4時まで行われます。
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お酒は二十歳になってから
未成年者飲酒防止キャンペーンが11日上伊那地域5か所で行われ、学生たちに飲酒防止をよびかけました。 このうち、JR伊那市駅前では、小売店や税務署、警察署員ら15人が参加して、通学途中の高校生に飲酒防止をよびかけました。 この活動は、県内の小売酒販組合が、社会貢献活動の一環として行っているものです。 4月の未成年者飲酒防止強調月間にあわせ、「みんなでつくろう明るい飲酒環境」がテーマです。 伊那小売酒販組合では、「お酒は二十歳になってから。今はやるべきことをやって、成人したらおいしいお酒を飲んでほしい」と話しています。
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アクセス通りを美しくしよう会 アクセスごみ拾い
伊那市のアクセス沿いに住む住民有志でつくる「アクセス通りを美しくしよう会」は12日、歩道のごみ拾いをしました。 12日は、会のメンバーの他、親交のある上伊那の少年サッカーチームMACサルトユースの選手ら合わせて40人が、アクセス通りのごみ拾いや草取りをしました。 会では、15年前からごみ拾いや花の苗植えなどの活動を行っています。 今回は、観光客が訪れる花見シーズンを前に、伊那市の玄関口でもあるアクセスをきれいにしようというものです。 ある会員は「若い人達の手伝いもあって作業がはかどった。落ちているごみはたばこの吸い殻やビールの缶など、ほとんどが大人の捨てたごみ。環境美化に少しでも興味を持ってもらえたらうれしい」と話していました。
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春の全国交通安全運動 始まる
春の全国交通安全運動が6日から始まりました。 「子どもと高齢者の交通事故防止」を運動の基本に4つの運動の重点が掲げられています。 7日は、伊那市役所前に交通指導所が設けられ、伊那市交通安全協会連合会や、伊那警察署の署員らおよそ80人が道行くドライバーに交通事故防止を呼びかけました。 運動は「子どもと高齢者の交通事故防止」を基本に全ての座席のシートベルト着用やチャイルドシートの徹底や飲酒運転の根絶などを重点に掲げています。 伊那警察署管内では今年に入って死亡事故はおきていません。 伊那警察署の小山満彦署長は「呼びかけをすることで地域の住民一人ひとりが交通事故防止に感心を持ってもらえると嬉しい」と話していました。 春の全国交通安全運動は、15日(火)までとなっています。
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宮坂組 大芝高原をボランティア清掃
南箕輪村の建設会社宮坂組は、地元の役に立ちたいと3月31日、大芝高原の清掃作業を行いました。 宮坂組の社員有志20人ほどが清掃作業にあたりました。 宮坂組は、平成18年豪雨による天竜川の補強工事を行い、河川に堆積していた土砂の運搬経路として大芝高原を利用しました。 工事の時にお世話になった大芝高原や地元の役に立ちたいと、5年前からボランティア清掃を行っています。 社員は4つのグループに別れ、水路に溜まった土や、ゴミなどを取り除いたり、歩道の落ち葉を掃いていました。 宮坂組では「継続する事により、大芝高原を訪れる人が気持ちよく使ってもらえる環境を作り、少しでも地元の役に立てれば」と話していました。
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西町区が憩いの森づくり
伊那市の西町区は、区有林を憩いの森として整備しようと3年前から活動しています。 3月23日には、春日神社のある御射山と文化会館南側のうぐいす洞など3か所で整備作業をしました。 うぐいす洞では、今年初めてきのこの駒うちをしました。 区の理事者や区会議員など40人が参加し、1メートルの長さに切ったコナラに穴をあけ、なめこ25本、しいたけ75本、あわせて100本に駒を打ち込みました。 来年春には、きのこが出るということです。 3年前から整備に携わっている山岡彬秀さんは、「西町は街の中に林がある区。区民が憩える環境を残していきたい」と話していました。
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高遠中が第1回信州おもてなし大賞
長野県が県内の団体などが実践するおもてなしの活動の中から、他の模範となる活動を表彰する第1回信州おもてなし大賞で、伊那市の高遠中学校が、大賞を受賞しました。 27日は、長野市内で表彰式が行われ、高遠中学校の小松 民敏校長と生徒会長の矢澤 亘君が阿部守一県知事から表彰を受けました。 おもてなし大賞は、長野県が県内の企業や団体または個人が実践するおもてなしの中から、模範となる取り組みや優れた功績を表彰するものです。 第1回となった今年、県内から41の応募があり、大賞3団体のうちの1つに、高遠中学校が選ばれました。 高遠中では、高遠さくら祭りの観桜期中に、校庭を無料駐車場として開放し、中学生が案内やトイレ清掃などを行っています。 こうした活動が「おもてなし」の振る舞いが学校教育の中ではぐくまれているとして大賞に選定されました。 受賞にあたり、矢澤君は、「学校に伝わる伝統の活動で、大賞受賞は先輩達たちから続く活動の賜物。観桜期には、是非、高遠中の駐車場を利用して高遠の桜を見に来てください」と話していました。
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駅伝合宿校のごみ拾いに感謝 いちご贈呈
伊那市西箕輪羽広のみはらしいちご園は春の高校伊那駅伝に出場後、羽広荘で合宿している高校生に26日イチゴをプレゼントしました。 みはらしいちご園の井踏岩夫組合長が合宿中の高校生にイチゴを渡しました。 羽広荘には、春の高校伊那駅伝に出場した佐久長聖高校、洛南高校、九州学院高校、大牟田高校の4校が、駅伝当日の23日から27日まで合同合宿を行っています。 生徒たちが毎朝、みはらしファーム内のごみ拾いをしていることに感謝の気持ちを込めてイチゴを贈りました。 イチゴは紅ほっぺという品種でおよそ30パック分用意したということです。生徒を代表して佐久長聖高校駅伝部の澤弘平主将は、「頂いたイチゴをパワーにして、練習に励んでいきたい」と感謝していました。
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子どもの育ちと保育・教育を考える会 発足
上伊那の子育て中の親や教育関係者の有志は、子どもの育ちと保育・教育を考える会を25日発足させました。 25日は伊那市の伊那公民館で結成総会が開かれました。 市内を中心に35人が会員で、総会にはそのうち15人が参加しました。 子どもの育ちと保育・教育を考える会は、国の教育制度について学び、子どもにとって望ましい保育や教育について研究しようと発足しました。 総会では保育と社会制度について、地方自治を研究している池上洋通さんが講演しました。 池上さんは、「乳児保育で最大の問題は育児休暇。しっかりとれる環境が大事で、親の健康や子供の発達に大きくかかわってくる」と話していました。 会では今後、会員同士の交流などを行い、情報を発信していきたいとしています。
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手話言語法制定を目指す講演会
手話を言語と認め、使いやすい環境整備を整える手話言語法の制定を目指す講演会が15日伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれました。 講演会では、全日本ろうあ連盟理事の藤森秀一さんが、「手話言語法」について話しました。 全日本ろうあ連盟は手話を言語と認知し、ろう者が手話を使用することを認めさせる手話言語法の制定をめざし活動しています。 藤森さんは、「手話言語法が制定されれば、さらに多くのテレビ番組に手話通訳がつくなど、一般からの理解や支援が広がっていくと思う。地方から活動を盛り上げ、国を動かしていきたい」と話しました。 講 演会は、上伊那手話通訳団と上伊那聴覚障害者協会が開いたもので、会員や市町村の福祉担当者などおよそ20人が参加しました。
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伊那中央病院に腫瘍内科と腎臓内科 設置
伊那中央病院は4月から新たに腫瘍内科と腎臓内科を設置し地域医療の中核病院としての機能を充実させます。 24日伊那市役所で伊那中央行政組合議会が開かれ、新しい科の設置に関する条例改正案が可決されました。 新たに設置されるのは、腫瘍内科と腎臓内科です。 腫瘍内科は伊那中央病院の医師が専門医としての資格を取得したことから設置されるもので、高度ながん治療が行われます。 地域がん診療連携拠点病院に指定されていて満足度の高い、がん医療の提供が期待されています。 腎臓内科は信大病院から専門医が派遣されることから設置されるもので伊那中央病院では上伊那の中核病院としての役割を果たしていきたいとしています。
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歯と口の健康相談窓口開設へ
上伊那口腔保健センターを運営している上伊那歯科医師会は4月に「歯とお口のよろず健康相談窓口」を開設します。 24日は伊那市西町の上伊那歯科医師会館で窓口開設に関する記者会見が開かれました。 この相談窓口は歯科診療や口腔ケアに関する相談先を明確にし地域医療に貢献しようと上伊那歯科医師会が運営する上伊那口腔保健センターに開設するものです。 センターでは休日の歯科診療や検診が行われていて今回新たに窓口を開設し業務を拡大します。 歯科衛生士が常駐し歯科医には聞きづらいことや治療の内容で困ったことなど歯と口に関する悩みを相談することができます。 また寝たきりや体が不自由な人のための訪問歯科診療も行われる他かかりつけの医師やケアマネージャーなどと連携を図り健康状態の把握にも努めます。 相談受付は4月1日から始まり電話番号は78-8510。受付時間は平日月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までとなっています。
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たかずやの里新施設完成
建物の老朽化などにより、伊那市東春近中組に移転改築が進められていた児童養護施設たかずやの里が完成し、関係者およそ150人が22日、竣工を祝いました。 22日は、上伊那8市町村の行政や教育関係者の他、富県と東春近の地区住民などおよそ150人が集まり、完成を祝いました。 建物は、鉄骨造りの2階建てで、敷地面積は6,000平方メートル、延べ床面積は2,100平方メートルです。 定員は40人で、これまでは全員が1つの施設で暮らしていましたが、より家庭的な生活が送られるよう6人から8人のグループに分かれて生活します。 施設内には、男女それぞれ個室が10室と2人部屋が3室あります。 他に、年長児の自立に向けた練習を行う多目的宿泊棟や小学生未満の子どもが生活する幼児棟もあります。 施設の北側には、地域住民との交流や子ども達が太鼓の練習を行う交流館も建設されました。 総事業費は4億4,400万円で、うち2億2,400万円を国や県の補助金で、1億6,900万円を市町村の支援金で賄います。 他に、上伊那広域連合を通じて集まった寄付が667件3,890万円、たかずやの里に直接寄せられた寄付が119件896万円となっています。 JA上伊那本所で開かれた祝賀会では、工事や設計を行った建設業者2社に感謝状が贈られた他、たかずやの里の子どもと職員で作る太鼓クラブのメンバーが、祝いの太鼓を披露しました。 あすは施設の一般公開が行われます。 新しい施設での生活は、27日木曜日からスタートします。
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伊那商工会議所青年部がリストバンドの収益を被災地へ
伊那商工会議所青年部は、平成25年度の復興支援リストバンドの収益およそ65万円を、東日本大震災で被災した福島県浪江町と宮城県気仙沼市に届けました。 伊那商工会議所青年部のメンバー6人は、14日に被災地を訪れました。 福島県二本松市にある浪江町役場では青年部の橋爪麻人部長が、檜野照行副町長に義援金を手渡しました。 宮城県気仙沼市役所では、熊谷修一保健福祉部長に義援金を手渡しました。 青年部では、平成23年度からリストバンドを伊那まつりなどで販売し、その収益を義援金として被災地へ届けています。 平成25年度は、およそ2000本を販売しました。 橋爪部長は、「喜んでいただけた。浪江町では復興が手つかずな様子を目の当たりにした。自分たちにできるのは義援金を届けること。継続して支援していきたい」と話していました。
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陸前高田市図書館再建を支援
伊那市の伊那図書館では東日本大震災で被害を受けた陸前高田市図書館の再建支援のため古本の回収を行っています。 陸前高田市図書館ゆめプロジェクトと名付けられたこの取り組みは、古本を民間業者に買い取ってもらい、それを図書館再建の資金にあてるものです。 この取り組みを知った伊那図書館では古本を入れるボックスを設置し、寄付を呼びかけています。 このボックスが設置されているコーナーは2011年3月11日の東日本大震災発生直後から、被災地の復興に持続的にかかわっていこうと設けられています。 震災に関する本や福島県の地方新聞などを置いていて伊那に避難している被災者への情報提供や支援を必要としている人、地域の実情を伝える場となっています。 伊那図書館では東日本大震災は被災地だけの問題ではなく伊那の人たちの暮らしや生き方など地域社会に投げかけられた課題だとして被災した人たちとともに考え行動していきたいとしています。
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野口高齢者クラブが春の歌
伊那市手良の野口高齢者クラブで、春の童謡唱歌を歌う会が14日に開かれました。 会では、「春よこい」「早春賦」など参加者になじみのある童謡や唱歌、11曲をマンドリンを伴奏に歌いました。 曲の間には、その歌にまつわるエピソードや歌詞の移り変わりなども紹介されました。 野口高齢者クラブの片桐辰雄会長は、「こうした催しを定期的に行うことにより、生きがいづくりや健康の維持につなげていきたい」と話しています。