-
残暑続く9月 真夏日3日目
7日の伊那地域の最高気温は、午後2時34分に31.9度を記録し、9月に入り3回目の真夏日となりました。
長野地方気象台によりますと、7日の県内は広く高気圧に覆われ晴れ間が広がり、伊那地域の最高気温は31.9度と真夏日となりました。
伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンです。
日陰に入り暑さをしのぐ観光客の姿も見られました。
8日も気温が高くなる見込みで気象台では、暑さを避け、水分をこまめにとるなど、熱中症に十分注意するよう呼び掛けています。
なお、晴れ間が広がるのは8日までで、9日からは大風15号の影響などで雨の予報となっています。
-
電話応対コンクール
日本電信電話ユーザ協会が主催する電話応対コンクールの伊那・駒ヶ根地区大会が伊那市のかんてんぱぱホールで6日、開かれました。
コンクールは、電話でのコミュニケーション能力の向上を図ろうと毎年開かれています。
今年は伊那・駒ヶ根地域の製造業や金融業など6社8事業所から20人が参加しました。
競技は、1人3分の持ち時間で、模擬の相手と電話で応対します。
取引先の客から不在の担当者を指名する急ぎの電話を受けます。
客は担当者へメールを送ったが返信がないため不安になって電話をかけてきたという設定です。
最初と最後の印象、声の大きさや話すスピードなど100点満点で審査されます。
審査の結果、佐川急便株式会社信越支店伊那営業所の山口春香さんが優勝しました。
上位3人は10月11日に長野市で開かれる県大会に出場することになっています。
-
上下水道事業運営審議会 答申
伊那市上下水道事業運営審議会は、令和4年度まで上下水道料金を据え置くとする諮問の通り、白鳥孝市長に5日、答申しました。
この日は、審議会の岡野哲郎会長が白鳥市長に答申書を手渡しました。
改定案は、令和2年度から4年度まで、現在の上下水道料金を据え置くとしています。
水道事業では、水道設備の維持管理費などに一般会計から1億円の出資金を補填することで、現行の料金が維持できるということです。
伊那市の一般家庭の水道料金は、ひと月平均3,210円で令和2年度以降も月額の水道料金はおおむね同額となる見込みです。
岡野会長は「人口減少による水の需要の低下や、それに伴う事業経営の悪化が深刻化している。
中長期的な経営見通しを設定して改善してほしい」と話していました。
-
上の原で事故 意識不明の重体
4日午後9時30分頃、伊那市上の原の市道で乗用車が歩行者をはねる事故がありました。
はねられた伊那市の40代の男性は、意識不明の重体です。
伊那警察署の発表によりますと、意識不明の重体となっているのは、伊那市美篶のパート従業員 伊藤辰永さん43歳です。
4日午後9時30分頃、市道を南から北へ向かっていた伊那市の会社員貝瀬将哉さん21歳が運転する普通乗用車が、道路を横断していた伊藤さんをはねたものです。
この事故で、伊藤さんは頭を強く打ち意識不明の重体となっています。
事故現場には横断歩道や信号機はありませんでした。
伊那署では事故の原因について調べを進めています。
-
市長 100歳長寿者訪問
伊那市の長寿者訪問が4日から始まりました。市内で今年100歳になる人は、男女合わせて28人です。
4日は、白鳥孝市長が東春近の下平繁さん宅を訪れ、祝い状や肖像画を贈りました。
下平さんは、大正8年5月28日生まれの100歳です。
現在は次女と2人で暮らしています。
下平さんは、旧制伊那中学校、現在の伊那北高校出身で、13期生です。
昭和16年12月から、現在の富岡製糸場に勤め、翌年は太平洋戦争で戦地に赴きました。
終戦後の昭和21年5月に伊那に帰ってきたということです。
その後、29歳から30年間高校教師として県内の高校で主に生物の教師を務め、昭和54年3月に飯田風越高校の校長を最後に、定年退職しました。
定年退職後は、市の教育委員となり、教育委員長を務めました。
現在は、ひ孫の成長を見るのが一番の楽しみと話していました。
白鳥市長は、「来年は東京オリンピックもあり、その7年後にはリニアが開業予定です。これからも長生きしてください」と話していました。
伊那市で今年度100歳になるのは男性3人、女性25人のあわせて28人で、男性の最高齢は104歳、女性は106歳となっています。
-
はらぺこ保護者ら山散策イベントの下見
伊那市東春近の野外保育園山の遊び舎はらぺこの保護者は4日、来月開かれる山を散策するイベントの下見を行いました。
この日は、伊那市の自然観察指導員の大村洋一さんを招いて、はらぺこ近くの山を散策しながら、下見をしました。
山の散策は、来月5日に予定されている「子育てを考える集い」のプログラムの一つです。
親子で自然に触れる機会をつくろうと、企画しました。
指導員の大村さんは、山で見つけたトンボの生態や、食べると舌が痺れる毒をもつ木の実を説明していました。
山の散策は、秋の昆虫や植物を探すコースになっていて、当日は虫取り網で虫を捕まえたりして楽しめるということです。
「子育てを考える集い」は毎年はらぺこが開いていて、今年で12回目です。
今年は10月5日(土)に予定されています。
-
飲み歩きイベント 抽選会
飲み歩きで地域活性化を図ろうと、先月行われた伊那商工会議所の「COME ON いな人のみ屋さん」の特典の抽選会が28日、伊那市の伊那商工会館で行われました。
伊那市の飲食店177店が参加しました。
各店舗でスタンプを押してもらい、3つ集めた人がディズニーランドのペアチケットか、1万円分の食事券の抽選に応募しました。
ペアチケットは10組分、食事券は70人分です。
抽選には市外や県外からの物も含め、425人から応募がありました。
イベントを企画した伊那商工会議所地域資源活用委員会の飯島松一委員長は「スタンプを集めるパンフレットは、5000部中4000部が売れ、目標部数を達成できた。
イベント参加の呼びかけと見やすいパンフレットの作成が、イベント成功につながったと思う」と話していました。
当選者には9月10日(火)までにチケットが発送されることになっています。 -
老松場古墳 南信最古か調査
伊那市東春近の老松場古墳群で第3次調査が始まっています。
これまでの調査で前方後円墳であることが分かっていて、関係者らはこれが南信地方最古のものである確証を得たいとしています。
調査は、伊那市教育委員会と関西大学文学部考古学研究室が3年計画で行っているもので、今年で3年目です。
老松場古墳群は、東春近小学校の北側にあり、7基の古墳が確認されています。
最も大きい1号墳は、これまで二つの円形がつながった双円墳であると考えられていました。
しかし、平成27年に古墳について調べていた当時の東春近小学校の6年生が「前方後円墳」ではないかという疑問を持ち、測量の結果その可能性が高まりました。
これを受け、教育委員会と関西大学が本格的な調査を始めました。
昨年度までに古墳の一部を掘り、でてきた「葺石」と呼ばれる古墳の周りを覆っていた石の積み方から、前方後円墳であることが分かっています。
今回の調査では、後円部の表面を扇形に削り、作られた時期の特定を進めています。
教育委員会の他に、関西大学の考古学研究室の学生ら12人が、8月上旬から伊那を訪れ調査にあたっています。
調査は9月いっぱい行われます。
7日土曜日には、現地説明会が開かれます。 -
故・宮下源明さん 思い出作品展
去年5月に83歳で亡くなった伊那市西箕輪の宮下源明さんの思い出作品展が、みはらしの湯で開かれています。
会場には、生前宮下さんが描いた水墨画などおよそ30点が展示されています。
宮下さんは、平成8年に仕事中の事故により右足を切断し、以後義足生活を余儀なくされました。
リハビリの一環として絵を描くようになり、平成14年からは市内の水墨画教室に通いました。
平成17年からは毎年展示会を開いていて、これまでに9回開催してきました。
しかし体調を崩した宮下さんは、10回の節目を前に83歳で亡くなりました。
今回の展示会は、妻の花子さんら家族の他、水墨画教室で知り合った仲間が故人のために最後の作品展を開こうと企画しました。
会場には、初めて賞を受賞した作品や、晩年に好んで描いた墨彩画などが展示されています。
宮下源明さんの思い出作品展は、30日月曜日までみはらしの湯で開かれています。 -
市議会・町議会 9月定例会開会
伊那市議会9月定例会が3日に開会し、5億9千万円を追加する一般会計補正予算案など29議案が提出されました。
補正予算案の主な内訳は、産業用地の整備費用に2億円、テレビを使って高齢者などの生活を支援する「ICTライフサポート・チャンネル構築事業」に4,000万円などとなっていて、総額5億9千万円を追加するものです。
今議会では他に、旧伊那消防署の建物を利用する「産業と若者が息づく拠点整備事業」の請負契約の締結に関する議案が提出されています。
建物の1階には多目的室や交流スペースが設けられる他、2階にはオフィス4部屋と市誌の編纂を行う歴史研究室1部屋が、地下には女性や高齢者などを対象にした内職スペースが設けられる内容です。
また、前原に建設が予定されている大規模太陽光発電施設の計画の見直しなどを求める陳情1件が提出されています。
市議会9月定例会は、11日から13日までが一般質問、25日に委員長報告と採決が行われます。
。 -
伊那市野底の佐々木治郎さんの写真展
伊那市野底の佐々木治郎さんの、春夏秋冬をテーマにした風景の写真展が、伊那市のアルプス中央信用金庫本店で開かれています。
写真が趣味の佐々木さんは、15年ほど前から県内外で風景写真を撮影しています。
テーマは春夏秋冬で、春の桜から冬の雪景色まで全20点が展示されています。
写真展は6日まで開かれています。
-
VRなどを使い高遠城址公園 通年観光へ
伊那市は、高遠城址公園の通年観光と交流人口の拡大を目的に、VR・仮想現実など映像の最先端技術を活用した観光事業に取り組みます。
伊那市議会全員協議会が2日に、伊那市役所で開かれ、市が事業の概要について説明しました。
これは、VR・仮想現実、AR・拡張現実など映像の最先端技術を活用して行うものです。
市が取り組む地方創生アルカディア構想の一環で、今年度から3年間の制作期間を予定しています。
今年度は、VRを用いた「高遠城 歴史探訪VRシアター」に取り組みます。
高遠城に残る史実「高遠城の戦い」をベースに、CGを作成します。
専用のゴーグルなどを使うと、その場にいるような感覚を味わうことができるということです。
事業費は、3年間で3,000万円を予定しています。
VRシアターは、今年度中の完成を予定しています。
-
10月に小さな森の芸術祭
地域の人たちに芸術に親しんでもらおうと10月に伊那市の伊那西小学校で小さな森の芸術祭が行われます。
1日は、芸術祭に向けたワークショップが行われました。
10月に行われるイベントは、伊那西小学校の学校林を活用し芸術を広めていこうと学校区の住民でつくる実行委員会が初めて企画したものです。
1日は、伊那西小学校の多目的施設いな西てらすで、学校周辺でとった草や葉をつかったワークショップが行われました。
芸術祭実行委員長で地元で創作活動をしている弥生さんが指導にあたりました。
1日は、地区住民8人が参加し、身近な植物を半透明の紙の上に置いて押し花風にして作品を仕上げました。
これを何枚も作り、つなぎ合わせると人が入れるドーム型の作品が出来上がるということです。
日が差すと草や葉が浮かび上がり作品を楽しむことができます。
弥生さんは、「作品を作ることで普段みている植物の見方が変わってくる」と話していました。
小さな森の芸術祭は10月6日に伊那西小学校で開かれます。
松本芸術館の芸術監督などをつとめる串田和美さん脚本の演劇「月夜のファウスト」の上演や絵本作家による読み聞かせなど様々なイベントを計画しています。
-
飯田線に置き石 乗客乗員にけがなし
1日午前5時12分、伊那市坂下のJR飯田線小沢北踏切付近に置き石があり、列車が30分ほど停車する事案がありました。
乗客乗員にけがはありませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、置き石があったのは、伊那市坂下の小沢北踏切付近です。
伊那松島駅を午前4時58分に出発する2両編成の豊橋駅行の上り普通列車が、午前5時15分ごろ現場を通過する際、線路上に置かれた2つの石を轢過し停車したものです。
乗客乗員にけがはありませんでした。
列車に損傷はなく、安全を確認した後、午前5時43分に運転を再開しました。
なお、列車は、現場で31分停車しました。
誰が石を置いたかについて、伊那警察署では調べを進めています。
-
信濃GSが地区優勝
後期優勝へのマジックナンバーを1としているルートインBCリーグ、信濃グランセローズは1日、伊那市の伊那スタジアムで石川ミリオンスターズと対戦し見事優勝しました。
1日は、伊那スタジアムで公式戦が行われ、午後1時に試合が始まりました。
2対1で迎えた7回裏、信濃は指名打者の佐門のタイムリーツーベースで1点を追加しリードを広げます。
さらに1点を追加した、信濃は9回に最後のバッターをサードフライに打ち取り4対2で石川に勝利し伊那の地で優勝を決めました。
-
「防災の日」各地で防災訓練
防災の日の1日、各地で防災訓練が行われました。
伊那市の防災訓練のメイン会場となった西春近では安否確認や避難の訓練が行われました。
伊那市では、午前7時45分に土砂災害警戒情報が発表され、西春近地区全域に警戒レベル4の避難勧告が発令されたという想定です。区長が、有線放送を使って各戸に音声を放送し、避難を呼びかけていました。
また、西春近北小学校に避難所が開設され、住民が避難訓練を行いました。
災害対策本部では、ドローンや災害バイク隊からの映像で、被害状況を確認していました。
ドローンはサーモグラフィーカメラに切り替えることもでき、夜間でも行方不明者の捜索に使用できるということです。
バイク隊は、西春近北小に戻ってくると、調査結果を白鳥市長に報告していました。
小学校グラウンドには防災関連のブースが並び、参加者が体験していました。
-
キャッシュレスの促進 セミナー
10月の消費税率引き上げに伴うキャッシュレス化を進めようと、27日、伊那市の伊那商工会館で「キャッシュレスアンドモバイル決済セミナー」が開かれました。
セミナーには南信エリアの事業者らおよそ20人が参加しました。
講師は、塩尻市の中小企業診断士の中村剣さんが務めました。
中村さんは「長野県はキャッシュレスの普及率が低い」とし、「日常生活にQRコードやプリペイドカードを取り入れ、社会の生産性を向上させることが重要だ」と話しました。
自動車整備事業に携わる、ある参加者は、「顧客の料金の支払い方法の1つとして、キャッシュレスを検討してみたい」と話していました。
9月10日には、キャッシュレス決済時の人やデータの流れがわかる体験会も計画されていて、伊那商工会議所は、参加者を募集してい -
萱野高原 サイクリングで自然満喫
マウンテンバイクで自然を満喫してもらおうと、箕輪町観光協会は31日、萱野高原でサイクリングイベントを開きました。
この日は県内から15人が参加しました。
参加者は萱野高原頂上をスタート地点として、それぞれ6㎞か14㎞のコースを選び、自分のペースで林道を走っていきました。
コースからは360度の自然を満喫でき、中央アルプスなどの山々を一望することができます。
また、イベント会場では手作りの渓流魚の置き物や、木製の笛などが販売されました。
箕輪町観光協会は、今後もサイクリングイベントを企画し、箕輪町の自然の魅力をPRしていきたいとしています。
-
スナック成美オープン
信州ご当地タレントの成美さんは、飲食店開業に意欲のある人に貸し出すチャレンジショップでスナックの営業を始めます。
29日は、記者会見が開かれました。
チャレンジショップは山岳関係者や飲食店主などでつくるアスタルプロジェクトが起業や出店のきっかけにしてもらおうとJR伊那市駅北側のグルメ横丁に整備したものです。
29日は、代表の八木択真さんから成美さんに店のカギが手渡されました。
成美さんは、伊那市出身のタレントで地域の活性化や地方創生に向けた地元好きが集まる店にしたいとオープンすることを決めました。
地元産のシードルや飲み比べができる5種類のリンゴジュースの他、野菜をつかった成美さんの手料理が提供されます。
スナックは期間限定で12月末までの営業となっています。
10月からは木・金・土曜日のみの営業になります。
アスタルプロジェクトでは空き店舗となっていた建物を取得しグルメ横丁の再生に取り組んでいます。
6店舗を改装し、このうち3店舗には串揚げや中華料理などの店が入り営業しています。
-
作柄概況 県内全域「平年並み」
関東農政局は8月15日現在の今年度の水稲の作柄概況を、きょう発表しました。
それによりますと、南信を含め県内全域で「平年並み」となっています。
田植え最盛期は、苗の生育が概ね順調であったことから平年に比べ1日早くなっています
出穂最盛期は6月下旬から7月上中旬にかけてで、日照不足により平年に比べ2日遅くなっています。
全もみ数は平年並み、登熟も平年並みとしています。
南信を含む県内全域の作柄概況は、生育期間を通じておおむね天候に恵まれたことから「平年並み」と見込まれています。 -
コンビニでレジ袋配布
長野県は、レジ袋削減の取り組みの一環として、コンビニエンスストアの店頭でマイバッグの配布を30日行いました。
30日は、伊那市中央のセブンイレブン伊那中央店の店頭で、県の職員がマイバッグを配布しました。
県のPRキャラクターアルクマが描かれたオリジナルデザインで、130枚ほどを配布しました。
県では「レジ袋削減県民スクラム運動」やプラスチックごみ削減に取り組む「信州プラスチックスマート運動」を推進しています。
コンビニでの啓発活動は今回が初めてです。
訪れた人たちは、早速マイバッグを使って買い物をしていました。
また、環境省ではレジ袋有料化を法令で義務化する方針を今年6月に示しています。
-
青葉の会写真展 風景写真並ぶ
伊那市内の写真愛好家でつくる青葉の会の写真展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、会員12人の作品24点が並んでいます。
会員は風景を中心に県外や海外でも撮影をしていて、年に2回程、合同の撮影会を開いています。
青葉の会の黒宮範明会長は、水面の動きを写真に収めました。
「刻・過ぎさりし」は、水面に浮かぶ桜の花びらが、水の動きと共に流れていく物悲しさを感じてほしいということです。
青葉の会は、市内の60代から80代の写真愛好家で活動していて、今年で23年目になります。
「青葉の会2019年度写真展」は、来月4日(水)まで開かれています。
-
伊那食品工業が春富中にデジタル印刷機寄贈
伊那市の伊那食品工業株式会社は28日、地元の春富中学校にデジタル印刷機を贈りました。
この日は、塚越英弘社長が春富中学校を訪れ、1台115万円相当のデジタル印刷機2台と置台を贈りました。
印刷機の耐用年数が経過したという学校からの要望に応えました。
伊那食品工業は、これまでも図書や吹奏楽の楽器など教育現場に必要なものを寄贈しています。
-
東ティモールの留学生 高校生と交流
上智大学に留学している東南アジアの国・東ティモールの女子大学生2人が27日から伊那市を訪れていて、28日伊那西高校の生徒と交流しました。
伊那西高校を訪れたのは上智大学理工学部1年のメリッサさんと、ジョバーニアさんの2人です。
二人は卒業まで上智大学で学びます。
28日は伊那西高校の生徒たちに教わりながら、太鼓とけん玉を体験しました。
東ティモールの留学生の訪問は、元東ティモール全権大使で伊那市のふるさと大使の北原巖男さんが、民間レベルの交流を進めていこうと企画しました。
交流会の最後に、2人は東ティモールの歌を披露しました。
メリッサさんとジョバーニアさんは伊那市役所も訪れ白鳥孝市長に挨拶しました。
白鳥市長は、東京オリンピックパラリンピックで伊那市が東ティモールのホストタウンになっている事から「さらに交流を深めていきましょう」と呼び掛けていました。
-
駒ヶ岳遭難 犠牲者の冥福を祈る
大正2年、1913年に、中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳登山の集団遭難事故で亡くなった生徒達の霊を慰めようと箕輪中部小学校の児童は28日慰霊碑に花を手向けました。
28日中部小学校の児童が花を持って登校し、慰霊碑に手を合わせていました。
駒ヶ岳遭難は、大正2年8月27日に駒ヶ岳に向かった中箕輪尋常高等小学校、現在の箕輪中学校の生徒と教師37人が、山の上で暴風雨に遭い11人が犠牲となったものです。
中箕輪尋常高等小学校跡地が、現在の箕輪中部小となっていることから27日前後に慰霊の行事を行っています。
箕輪中部小では、9月12日に命の大切さについて考える集会を開く予定です。
-
上農生 香りで伊那谷デザイン
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は26日、大芝高原味工房で「香り」をテーマに植物性のエッセンシャルオイルを作りました。
この日は、上農高校のコミュニティデザイン科の生徒20人と、一般の参加者あわせておよそ30人が参加しました。
今回は、伊那谷の地域活性化を目指す学習「いな活プロジェクト」として、生徒たちが題材を考え、その中で香りをテーマにPRしようと企画しました。
伊那市ミドリナ委員会副委員長の平賀裕子さんを講師に招き、エッセンシャルオイルの抽出過程を学びました。
オイルは、植物を蒸留して抽出します。
生徒たちは、高校近くで採取したコウヤマキやネズコなどの植物を細かく切り、切った植物を蒸留してオイルが抽出される過程を体験しました。
生徒や参加者は、実際に抽出されたオイルのにおいを確かめていました。
ある生徒は、「蒸留した香りと生の香りが違う」と話していました。
またこの日は、生徒と参加者で身近にある植物の香りや、体験を通して感じたことなどを話し合いました。
今後は、抽出したオイルの成分分析を行い、データをもとに製品化の検討や今後の課題研究に役立てるということです。
-
大萱県営の集合住宅建設で住民説明会
建て替えが予定されている伊那市西箕輪の大萱県営住宅について、大萱団地に住む住民への説明会が26日に開かれました。
この日は地域住民への説明会が夕方と夜の2回開かれ、このうち夕方の説明会には23人が参加しました。 -
教育や子育てテーマに「伊住」体験ツアー
地方へ移住を希望する人が教育や子育てをテーマに保育施設の見学や、地域住民の話を聞く体験ツアーが26日、伊那市内で行われました。
体験ツアーには、東京や埼玉など関東地方から13家族25人が参加しました。
参加者は、最初に伊那市東春近のNPO法人山の遊び舎はらぺこを訪れました。
両親とともに参加した子供たちは、はらぺこの園児と一緒に、庭で採れたじゃがいもで焼きじゃがいもを作りました。
その後、参加者たちは東春近にあるゲストハウス「赤石商店」を訪れました。
赤石商店では、実際に伊那市へ移住し、子育てをしている人との座談会が開かれました。
参加者は、「小学校での総合学習」や、「移住を決めたきっかけ」、「子供への接し方」などについて、移住者に質問していました。
伊那市では、移住希望者と地域住民の交流を通じて人柄や特色を感じてもらおうと、2016年度から「伊住」体験ツアーを実施しています。
伊那市によると、毎年およそ50組120人の家族が市外から移住しているということです。
-
うたごえサークルざざむし 平和音楽会
伊那市を中心に合唱愛好者でつくる「うたごえサークルざざむし」は、今年で9回目となる平和音楽会を25日に、いなっせで開きました。
平和音楽会では、第1回から歌い続けてきた合唱組曲「平和の旅へ」を披露しました。
昭和20年8月9日、長崎に落とされた原爆で被爆した渡辺千恵子さんの半生を伝えるもので、歌と語りで構成されています。
渡部さんは、原爆により倒壊してきた鉄骨が腰を直撃し、一時は命の危機にさらされました。
車いす生活を余儀なくされた渡辺さんは、世界各地で核の悲惨さを伝える「語り部運動」を続け、平成5年に64歳で亡くなりました。
うたごえサークルざざむしは、30代から70代までのおよそ40人で月に1回活動しています。
メンバーらは、「被爆を体験された方が少なくなる中、この演奏を続けていくことの意義を改めて深め合い取り組んできた。平和について考えるきっかけになってほしい」と話していました。 -
国道152号でバスと乗用車が接触
25日午後0時15分頃、伊那市長谷市野瀬の国道152号で、路線バスと乗用車が接触する事故がありました。
この事故によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、事故があったのは長谷市野瀬の国道152号です。
国道を分杭峠方面から高遠町方面に進行中の埼玉県の43歳の男性が運転する普通乗用車が、対向車両待ちで停車していた伊那市の37歳男性が運転する路線バスにすれ違いざまに接触したものです。
バスには乗客1人が乗っていましたが、この事故によるけが人はいませんでした。
また、乗用車の前を走っていた別の車両もバスと接触していて、伊那署では車両の特定を進めています。