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最高気温17.4度 4月中旬並み
16日の伊那地域は最高気温が17.4度まで上がり4月中旬並みの暖かさとなりました。 伊那市高遠町の高遠城址公園南口ゲートでは桜のツボミがふくらみ始めていました。 16日の伊那地域は最高気温が平年より6.9度高い17.4度で今季一番の暖かさとなりました。 長野地方気象台では今週は気温が高めで推移すると予想しています。
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「宮脇のハリギリ」枝切り作業
樹勢の衰えから倒木の危険がある箕輪町長岡の「宮脇のハリギリ」の枝や幹を切る作業が16日行われました。 16日は樹木医の小松誠司さんが高さおよそ30メートルのハリギリに登り枝を切る作業を行っていました。 「宮脇のハリギリ」は長岡神社の御神木で県の天然記念物に指定されています。 推定樹齢360年といわれ高さ30メートル、幹周り6.6メートルで長岡区民から大切にされてきました。 16日はこの巨木の最後の勇姿を見ようと区民や神社関係者らが作業の様子を見守っていました。 30年ほど前から樹勢に衰えが見え始め回復措置を行ってきましたが倒木の危険が高まってきたため枝や幹を切ることにしました。 神社総代会によりますと「宮脇のハリギリ」は倒木の危険がなくなるまでの大きさに切り、今後も地域の御神木として大切にしていくということです。
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平家の里が売り上げ金寄付
伊那市長谷の焼肉店平家の里は、開店15周年を記念して行ったキャンペーンの売り上げの一部を伊那市に寄付しました。 4日は、平家の里の橋本貴光さんが長谷健康推進センターを訪れ、伊那市長谷総合支所の中村勇治保健福祉課長に売り上げ金6,480円を手渡しました。 平家の里は、3月3日で開店15周年を迎えました。 それを記念して、2月28日から3日まで飲み物や肉を格安で提供するキャンペーンを行いました。 寄付金は、長谷地区の高齢者行事に充てるということです。
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沢尻区 新1年生を祝う会
南箕輪村の沢尻区から南部小学校と南箕輪中学校に来年度入学する新1年生を祝う会が14日、沢尻公民館で開かれました。 来年度、南部小に入学する保育園の年長児と南箕輪中に入学する小学6年生が、抱負を発表しました。 これは、沢尻地区社協「たんぽぽの会」が毎年開いているものです。 来年度の沢尻区の新1年生は、南部小は昨年度より8人多い16人、南箕輪中は昨年度より4人多い13人で、年々増加しているということです。 子どもたちは「小学校では体育をがんばりたい」「中学校ではサッカー部でレギュラーを取りたい」などと意気込みを話していました。 沢尻地区社協の御子柴佳臣会長は、「友達をたくさん作り、勉強も頑張って立派な小学生や中学生になってほしい」と話していました。 会では、新1年生となる園児12人が歌を披露しました。
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春の創業塾 30人が創業について学ぶ
会社を創業するまでの準備や課題について考える「春の創業塾」が、14日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 長野県では、日本一創業しやすい県づくりを進めています。 春の創業塾は、県や伊那商工会議所などが開きました。 会場には創業を考えている人など30人が訪れ、事業計画を作る上でのポイントや実際に開業した人の話を聞きました。 平成24年度の創業塾に参加し、その後故郷の伊那市新山でパン店を始めた根橋麻里子さんは、自身の体験談を話しました。 根橋さんは、「ドイツ生まれのパンなどの他の店にはないキーワードが必要。還元率の高いポイントカードを作り、再来店してもらえるよう工夫している」と話していました。 県では、融資制度の拡充や中高生への起業家教育を進め、創業しやすい環境を作っていきたいとしています。
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親子わんぱくランド
親子で工作やゲームを楽しむイベントが、7日、南箕輪村民センターで行われました。 会場には、ゴルフのストラックアウトやキーホルダー作りのブースなど、午前と午後合わせて9つのイベントが行われました。 これは、村教育委員会が毎年開いているものです。 人気のキーホルダー作りのブースでは長い列ができていました。 他に、まっくん人気にあやかって「まっくん貯金箱づくり」のブースが初めて設けられました。 教育委員会では、「親子はもちろん、友達や保護者同士の交流の場になればうれしい」と話していました。
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雪遊びで里山の魅力を発見
雪遊びを通して冬の里山の魅力を子供や子育て中の親に感じてもらおうというイベントが、伊那市富県で2月22日開かれました。 この日は伊那市内を中心に、保育園児から小学生までとその保護者30人余りが参加しました。 会場となったのは伊那市富県新山のレストラン「プチマルシェ」の庭です 子供達は、ソリ滑りや雪だるまをつくって、雪の感触を楽しんでいました。 このイベントは、山と自然を活用して地域活性化を目指すアルプス伊那活性化プロジェクト実行委員会が企画したものです。 実行委員会では去年9月から活動をしていて、今回は冬の里山の魅力を子供や親に知ってもらおうと行われました。 会場では他に、幅5センチのベルト状の綱を渡る、新しいスポーツ「スラックライン」の体験コーナーが設置されました。 子供達はバランスをとりながら、高さ50センチほどの所に張った綱を渡っていました。 実行委員会では、今後、アウトドアや登山に関するツアーなどのイベントを計画しているということです。
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箕輪町が交通死亡事故ゼロ700日
箕輪町は平成25年2月22日以降、交通死亡事故が700日間ゼロを達成したことから、長野県交通安全運動推進本部顕彰を受賞しました。 12日は、伊那合同庁舎で伝達式が行われ、青木一男所長が箕輪町の白鳥一利副町長に、顕彰を伝達しました。 箕輪町では、平成25年の2月22日に町内の県道で、横断中の74歳の男性が、50歳の男性が運転する軽自動車にはねられて死亡する事故の発生以降、死亡事故は発生していません。 今年1月23日に、交通死亡事故ゼロ700日を達成しました。 青木所長は、「これを通過点として1000日、2000日ゼロに取り組んでほしい」と挨拶しました。 白鳥副町長は、「セーフコミュニティを推進し、町民が一丸となって、交通安全対策に取り組んだ賜物」と話していました。
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守谷基弘さん宅 福寿草見ごろ
伊那市高遠町長藤の守谷基弘さん宅では、700株ほどのフクジュソウが見ごろを迎えています。 守谷さんの祖父の代から育てていて、少しずつ増やしてきたということです。
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東日本大震災から4年 3.11の今⑥ 子どもたちに故郷を
伊那市高遠町。 引っ越しの荷物をのせたトラックがやってきました。 この春、福島県双葉町から伊那市高遠町に移住を決めた廣田真也さん、愛理さん夫妻です。 夫の真也さんは伊那への移住について「故郷に帰ってきたと感じられる場所をつくりたい」と話します。 廣田さん一家は両親とともに福島県双葉町で暮らし、下水処理の会社を経営していました。 震災による原発事故。福島第一原子力発電所から5キロの場所にあった自宅は今も帰宅困難地域に指定されています。 原発事故により両親とは別々に避難生活をおくっています。 廣田さんの両親は埼玉県へ、廣田さんは妻と子供達と共に愛知県に避難しました。 真也さんは震災の日を振り返り、午後8時 双葉町の防災無線で原発から3キロ圏内の人達に避難を呼びかける放送が流れた時、「もうダメかなと思った」と話します。理由を尋ねると長年双葉で暮らしたが、(原発事故で)避難を呼びかける放送が流れたのがこの時が初めてだったからです。 廣田さんが震災直後の2011年3月から4年間生活をしたのは、妻の愛理さんの両親が住む愛知県蒲郡市です。 渥美半島と知多半島に囲まれた蒲郡は一年を通して温暖で、冬でも雪が積もる事はありません。 廣田さん夫婦は、中学3年生の長男を筆頭に4人の子供に恵まれました。 蒲郡での生活も落ち着き始めました。しかし、子供達の将来を考え自然豊かな伊那への移住を決めました。 真也さんは「当たり前にあった双葉の実家が原発事故で帰れなくなり、子供たちの帰ってこれる場所を作りたかった。そのためには田舎で故郷に帰ってきたと実感でき、帰ってきたい場所であることが大切」と話します。 妻の愛理さんは「双葉の自然の中で生活していたから、同じような自然の中でまた生活したかった。もしかしたら、子ども達より私たち夫婦の方が自然の中での生活を求めていたのかもしれない」と話します 高遠町の新居には、去年12月に一時帰宅した福島の実家から持ち出したひな人形が飾られていました。 真也さんは伊那で自宅を購入し移住を決断し「震災以降、同じところをぐるぐる回っていたが、ちょっと時間が動き出したような感じ。隣近所など人とのつながりを作るのが楽しみ」と笑顔で話していました。 震災から4年。廣田さん一家は高遠での新たな生活でこれまでの時間を取り戻します
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伊那消防署 新庁舎に引越し
建物の老朽化や消防広域化などに伴い移転する伊那市荒井の伊那消防署では、10日から署員たちが新しい庁舎への引っ越し作業を行っています。 10日は、朝から署員達が机の中にある書類などを段ボールに入れたり、ロッカーや事務用品などを新庁舎へ運んでいました。 上伊那広域消防本部と伊那消防署を併設する新しい庁舎が先月12日に竣工しました。 それに伴い、19日から新庁舎で運用が始まるため10日から3日間の日程で引っ越しが行われます。 およそ300キロある金庫。 専門業者でも運べないとの事で、消防の救助資機材を活用しながら救助隊が中心となって2階から降ろしていました。 伊那消防署は以前、旧伊那市役所に併設されていました。 老朽化や手狭だったことから昭和49年5月に現在の場所に建てられました。 伊那消防組合消防本部の小松研消防長は現在の庁舎が完成した年に入署しこの3月で退職となります。 伊那消防署では、OB職員や近隣住民などを招いての閉庁式が19日に行われることになっています。
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い~なちゃんカード 銀れいカード支払可能に
伊那市の商店街などで買い物をするとポイントがつく「い~なちゃんカード」で、中国を中心に使われているクレジットカード「銀れいカード」が利用できるようになりました。 10日は伊那商工会館で記者発表が行われ、伊那市コミュニティーカード協同組合の中村紘治理事長らが新しくなった端末機について説明しました。 新しい端末の導入は、中小企業庁の「商店街まちづくり補助金事業」を活用して行われました。 い~なちゃんカードは、市内の商店街などで買い物をすると、100円につき1ポイントつき、現在98店舗で利用できます。 3月からICチップの読み取り機能がついた端末機に変わり、中国を中心に使われている銀れいカードの支払いが可能となりました。 銀れいカードはクレジット機能がついたもので、中国で幅広く利用されています。 組合では、「今後中国をはじめとする海外からの観光客増加が期待される中、主要なカード決済のインフラが構築されたとしています。
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大森英明さん桜写真展
伊那市在住の写真愛好家・大森 英明さんの桜を題材にした写真展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、県内を中心に、十数年間撮りためた作品50点が展示されています。 大森さんは、富士山をテーマにした写真撮影をライフワークとしていますが、同時に桜も撮り続けてきました。 桜をテーマにした個展は初めてです。 会場には写真のほかに、撮影された桜の名前や、樹齢、場所などの紹介文も掲載されています。 偶然撮影したものに謎の飛行物体が写ったという写真もあります。 大森英明さんの桜の写真展は、15日(日)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 それでは天気予報です。
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上伊那和裁連盟 針供養
裁縫針への日頃の感謝を込め、伊那市の常円寺で8日、針供養が行われました。 針供養は上伊那和裁連盟などが昭和40年から毎年行っているものです。 この日はおよそ30人の会員が出席し、裁縫で折れたり曲がったりして使えなくなった200本ほどの針を、感謝の気持ちで供養しました。 本来は2月8日の事始めが針供養の日とされていますが、数年前から寒さの和らぐ3月に行われています。 供養では、針を柔らかいこんにゃくに刺して、手を合わせていました。 上伊那和裁連盟の 福澤幸子会長は「今日は、針に感謝し供養できた。これからも日本の和服や和装の伝承に努めていきたい」と話していました。 針は後日、常円寺の境内にある針塚に納められるということです。
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東日本大震災から4年 3.11の今④ 被災地の犬・猫は今
福島県南相馬市で行場を失い保護された猫マーマ 飼育放棄された犬や猫の飼い主探しなど上伊那を中心に救済活動をしているハッピーテールが預かっています。 震災後多くの人々が避難所生活を強いられました。ペットたちも同じです。 当時の報道は人の命、人の生活が優先でした。 その時映像で犬や猫が放浪している姿を見たハッピーテールの福元麻子さん。 「何か自分にできないか」と思い被災地の福島県へ車を走らせました。 福元さんはその後も、被災地へ足を運び犬猫みなしご救援隊が保護した犬13匹、猫3匹を引き取りました。 その後、里親を募集しすべての犬と猫が県内の一般家庭に引きとられました。 震災直後の動物達の様子などを映した一冊の本「鼓動」があります。 この表紙の写真に写っている犬は現在諏訪市にいます。 飼い主の林朱美さんです。 名前はラッキー。福島県で迷っていた所を保護されました。 林さんは「我が家の番犬としてこれからも一緒に生活していきたい」と話していました。 箕輪町北小河内の竹内和之さん宅では、被災地の犬が生んだ子犬を3年前から飼っています。 名前はジュリです。 竹内さんは「せっかくここに来たからずっと可愛がってやりたい」と話していました。 東日本大震災から4年。 家族の元に帰れなかった犬や猫たちは今、新しい家族のもとで新しい生活を送っています。 福元さんは「最後まで大切に育ててほしい」と話していました。
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雪割草展示会
早春に花を咲かせる雪割草の展示会が、7日と8日の2日間、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれています。 展示会は、箕輪町を拠点に活動する信濃雪割草愛好会が毎年開いているもので、今年で14回目です。 雪割草は、キンポウゲ科の多年草で、早春に雪を割るようにして咲くことから名づけられたとされています。 会場には、会員6人が育てた雪割草およそ350点が並べられています。 色や形は様々で、同じ環境で育てても同じ形に育たないところが魅力だということです。 愛好会の新井久会長は、「種を撒いてから花が咲くまで4年かかる。丹精込めた作品を是非見てほしい」と来場を呼び掛けていました。 展示会は、8日も開かれます。
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長野県公衆衛生専門学校 12人卒業
長野県公衆衛生専門学校の卒業式が6日行われ、歯科衛生士になるための3年間の課程を学んだ12人が学び舎を巣立ちました。 式では、合木康典校長から卒業生1人1人に卒業証書が手渡されました。 卒業生12人のうち、上伊那出身は7人です。 卒業生12人全員が、県内の歯科診療所への就職が決まっているということです。 在校生を代表して、島﨑美桜さんは「初心忘るべからず、という言葉を胸に歯科衛生士として熟練の域に達しても向上心を忘れないでください」と送辞を述べました。 卒業生を代表して稲原有妙子さんは「これからが本当のスタートだという気持ちで、患者さんに信頼してもらえる歯科衛生士を目指します」と答辞を述べました。 式の最後には卒業生全員で「旅立ちの日に」を歌いました。
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二十四節気「啓蟄」 最高気温11.8度暖かい一日
6日は二十四節気の一つ「啓蟄」です。 大地が暖まり冬眠していた虫が春の訪れを感じ、穴から出てくる頃とされています。 この日の伊那地域の最高気温は11.8度で3月下旬並みの暖かい一日となりました。 長野地方気象台によりますと、7日以降は曇りの日が続き、1週間程は寒気の影響で最高気温が平年より3度~4度程低くなると予想しています。
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就活スケジュール変更後初の企業説明会
就職スケジュール変更後初めての上伊那地区企業説明会が、6日伊那市の伊那市民体育館で開かれ、地元就職を希望する学生が参加しました。 上伊那地区企業説明会は毎年ハローワーク伊那などが開いています。 個別企業説明会には、去年より11社多い上伊那の49社が参加しました。 説明会には既卒者を含め去年より67人多い164人が参加し、人事担当者から会社の概要や製品の説明を受けました。 今回は、5日から市民体育館隣の勤労者福祉センターで開かれている中央アルプスビジネスフェアとの同時開催です。 来年春卒業予定の学生から就活のスケジュールが変わり企業説明会の開催が3月からになったため、スケジュール変更後の上伊那での就職説明会はこの日が初めてです。 上伊那では毎年就活解禁日より2か月程遅れて企業説明会を開催していましたが、早い段階で地元企業への関心を持ってもらい、都市部の学生を地元に誘致しようと今年は解禁と同時期に開催しました。 中央アルプスビジネスフェアの会場では、駒ヶ根市出身の落語家で上伊那就活応援団長の春風亭愛橋さんよる企業ツアーが行われました。 ツアーには71人が参加し、愛橋さんの案内で会場内を周っていました。 主催したハローワーク伊那では「近年は都市部の大手企業の採用が増加しているので多くの学生に地元に帰って就職してもらえるよう参加企業を増やすなどの取り組みをしていきたい」としています。 次回の上伊那企業の説明会は、4月18日に初めて東京都の銀座NAGANOで開かれる予定です。
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高遠城址公園 4月9日開花予想
日本気象協会は6日、今年3回目の桜の開花予想を発表しました。 高遠城公園は4月9日開花と予想しています。 日本気象協会の発表によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は平年より3日早く、去年より1日遅い、4月9日と予想しています。 満開は、平年より3日早く、去年より2日早い、4月14日と予想しています。 日本気象協会によりますと、長野県の3月から4月前半にかけての気温は、平年並みかやや高めに推移するということです。 画像提供:日本気象協会
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東日本大震災から4年 3.11の今② 地域と被災地を本で結ぶ
「地域の情報の発信源として、図書館としては引き続きこういう活動をしているということを皆さんにお伝えしていきたいと思っています」 伊那市荒井の伊那図書館。 年間およそ10万人が訪れるこの図書館は、子どもからお年寄りまで多くの人が利用する、地域になくてはならない存在となっています。 2階の一角には、4年前に発生した東日本大震災後、すぐに設置されたコーナーがあります。 「東日本大震災情報交流ひろば」 震災に関する本や新聞を置き、情報を発信しています。 このコーナーを担当して4年目になる、職員の保科麻衣さん。 震災から3日経った2011年3月14日にこのコーナーを設置しました。 このコーナーには、古本の回収箱が設置されています。 「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」の古本回収ボックス。 津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市。 大津波が町を襲い、多くの公共施設と同様に図書館も大きな被害を受けました。 建物は全壊。職員7人全員が犠牲となり、置いてあった8万冊の本は全て流されてしまいました。 伊那図書館でゆめプロジェクトを担当している小牧のぞみさん。 ボックスに入っている本を見る度に支援の輪が続いていると感じるそうです。 震災後、上伊那にも多くの人が移住してきました。 離れて暮らしていても故郷のことに目を向けてほしい。地域の人にはあの日の出来事を忘れないでいてほしい。 伊那図書館では、地域と被災地を結ぶ取り組みをこれからも続けていきます。
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第9回長野県水墨画協会南信地区会員展
長野県水墨画協会が主催する第9回南信地区会員展が5日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。 会場には、南信支部の会員の作品95点が並んでいます。 この日は会員が展示の準備と審査を行いました。 審査の結果、優秀賞には箕輪町の、有賀妙子さん、井内俊子さん、日野源七さん、泉澤好子さんが入賞しました。 奨励賞には、伊那市の池上修一さんと高林千尋さんの作品が選ばれました。 ある会員は、「これまで主流だった風景の他に今年は人物や動植物など幅広いジャンルの作品が出ているので多くの人に楽しんでもらいたい」と話していました。 第9回長野県水墨画協会南信地区会員展は5日から8日まで、伊那文化会館で開かれます。
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高遠の桜 開花予想4月13日
民間の気象予報会社ウェザーニューズは4日、桜の開花予想を発表しました。 高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの開花は4月13日と予想しています。 伊那市高遠町の高遠城址公園では桜守が桜の開花に向けた準備作業を行っていました。 ウェザーニューズによりますと開花は例年より5日、去年と比べても5日遅い4月13日と予想しています。 5分咲きが16日、満開は18日で散り始めは21日と予想しています。 ウェザーニューズでは3月中旬は気温の低い日が多くなって、つぼみの生長がやや足踏みするため 桜の開花は例年並みからやや遅くなると見込んでいます。
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柘植伊佐夫さん初の個展
伊那市出身でNHK大河ドラマで人物デザインを担当した柘植伊佐夫さんによる初めての展示会「UNITY」が3日から伊那市の伊那図書館で始まりました。 初日の3日は、柘植さんが伊那図書館を訪れ、オープニングセレモニーが行われました。 ヘアメークや衣装などを総合的に行う人物デザイナーとして活躍する柘植さんは、平成24年に伊那市の芸術文化大使に委嘱されています。 展示されているのは舞台やテレビドラマ、映画のデザイン画や脚本などおよそ500点です。 柘植さんが人物デザインを担当したNHKの大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」に使われた衣装を間近で見ることができます。 中には、柘植さんが伊那中学校時代に製作した作品も展示されています。 今回の展示は、柘植さんが描いた絵を伊那図書館に寄贈することがきっかけで、これまでの活動を見てもらおうと初めて開かれたものです。 柘植伊佐夫の世界展「UNITY」は、22日まで伊那図書館で開かれていて入場は無料となっています。 14日の午後4時30分からは柘植さんによるトークセッションが伊那図書館で開かれることになっています。
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ひな祭り 飾り巻き寿司教室
女性を対象に健康や趣味、子育てなどをサポートするwee+は3日、ひな祭りのイベントとして、飾り巻き寿司を作り教室を開きました。 イベントはwee+が初めて開いたもので、上伊那から15人が参加しました。 講師は、飯島町在住の飾り寿司インストラクターの上原弘子さんがつとめ、巻き寿司で桃の花の作り方を指導しました。 巻き寿司の中身は、鯛の身に味付けをした、おぼろと、卵焼き、きゅうりです。 一緒に参加した子どもは完成が待ちきれず、見本の巻き寿司をほうばっていました。 参加者は指導を受けながら、20分ほどで巻き寿司を完成させていました。 この日作った巻き寿司は、家へ持ち帰り、夕食で家族と味わうということです。
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まっくん学校給食カレーで食育
南箕輪村の6次産業化ワーキングチームによる、まっくん学校給食カレーが先月21日から販売され、その記念行事が2月24日、南箕輪小学校で行われました。 この日は、全校児童が発売されたばかりのカレーを給食で味わいました。 南箕輪村の6次産業化ワーキングチームは、農業振興と活性化に取り組んでいて、カレーを通してどのような地域食材が使われているかを子どもたちに理解してもらおうと記念行事が行われました。 途中、校内のテレビ中継でカレーに使われている食材や南箕輪村について紹介されました。 放送を終えた、ワーキングチームのメンバーは、3、4年生の各クラスに混じり、カレーを味わっていました。 ワーキングチームでは、「今後も継続して食育に力を入れ、農業振興に取り組んでいきたい」としています。
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炭焼き窯完成で火入れ式
伊那市上牧の住民グループ上牧里山づくりの炭焼き窯がこのほど完成し1日、火入れ式が行われました。 炭焼き窯は地元の里山整備を行っている住民グループ上牧里山づくりがその活動の一環で作ったものです。 窯の中は縦170センチ、横が150センチ、高さ110センチほどでそのまわりをコンクリートと石などで固めています。 火入れ式には区の役員などおよそ15人が参加し窯の完成を祝いました。 かつて上牧では炭焼きがおこなわれていたということですが、次第に途絶えていったということです。 地区住民から復活させようという声があがり伊那市富県の「たかずや炭の会」の協力でおよそ80万円かけて窯を作りました。 里山整備で出た間伐材を燃やし炭をつくる計画で出来た炭は区民に配られるということです。 上牧里山づくりでは「炭焼きは里山の営みの原点。多くの区民に山に親しんでもらいたい。」と話していました。
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雛飾りに囲まれ雅楽の演奏会
伊那市西町の旧井澤家住宅で、雅楽の演奏会が1日に開かれました。 演奏したのは、東京都と埼玉県在住の演奏家3人です。 これは3日まで行われている雛飾りの展示に合わせ、行われたものです。 演奏会には90人が訪れ、雅楽の調べに耳を傾けていました。
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坂下で学業成就願う天神様
学業成就を願う天神様の祭りが28日、伊那市の坂下神社で行われました。 28日は坂下区の小学生や坂下神社の氏子およそ20人が集まりました。 天神様の祭りは菅原道真を学業の神様として祀ったもので、坂下区では坂下神社氏子総代会と坂下子供育成会が毎年この時期に行っています。 代表の児童が玉ぐしを奉納し、学業の成就を祈りました。 お参りが終わると、子ども達は絵馬に願い事を書いていました。 神官の伊藤光森さんは「神様はみなさんを見守っていてくれます。ここを通りかかったらお参りをして神様に顔を見せてください」と話していました。
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日影の「池上屋敷」一族 親睦会
鎌倉時代以前から続くという伊那市日影新子の池上さん一族は、28日に近くのビニールハウスに集まり、ぼたん鍋を囲み親睦を深めました。 28日は2歳から91歳まで、7家族26人が集まり、ぼたん鍋を楽しみました。 伊那市日影新子に住む池上姓の一族、9戸は、池上屋敷と呼び合っています。 本家の池上喜恵さんです。 池上さん宅は鎌倉時代以前から日影に住んでいると伝えられていて、自宅には明治時代以前に建てられたとされる土蔵の蔵もあります。 親戚や近所の付き合いが薄れていく中、お年寄りと子どもたちが触れ合う場を設けようと、今回初めて4世代での親睦会を開きました。 池上屋敷では今後も親睦会を開き、一族の絆を深めていきたいとしています。