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伊水会書展 24日まで
上伊那地域で書道を学ぶ伊水会の作品展が24日まで、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。会員42人が思い思いに書いた作品約100点が、訪れた人の目を楽しませている。
伊水会は箕輪町在住の書家千葉耕風さんが指導している書道会。作品は書き方や墨の濃さなどが工夫されており、個性や生きざまを書に表しているという。
作品展は毎年開かれており、今年で30回目。
会員は始めたころからほとんど変わっておらず、平均年齢は70代だという。
千葉さんは「みんなよくここまで続けてくれた。会員の高齢化が進み、大作に挑戦するのが難しくなってきている」と話していた。
大作の展示は今回で一度区切りをつけ、来年からは比較的小さい作品に切り替えて、展示会を行っていく。 -
箕輪町の漆戸常会 ホームページ開設
箕輪町北小河内区の漆戸常会の住民有志が、地区の歴史やイベント予定などを掲載したホームページを開設した。
ホームページを開設したのは、地区に住む漆戸正治さん、漆戸稔さん、漆戸俊彦さん、林昌樹さんの4人。
4人は皆40代前半で年が近いことから、普段から集まる飲み仲間という。
ホームページ作りは、1年前、大文字や子安様など地区の伝統行事を広く町内外の人に知ってもらい、後世に伝えたいという願いが話題になったことがきっかけだった。
4人はそれぞれ、写真集めや地区の歴史や伝統行事などの聞き取り調査、ホームページ作成のための勉強など準備を進めてきた。
ホームページは今月完成し、地区で行った防災訓練の様子などの行事のほか、歴史や文化遺産など写真と共に掲載している。
また、地区の人たちにも活用してもらおうと、行事予定も加えた。
中心となり活動した漆戸正春さんは、「漆戸常会は軒数は少ないがまとまりがある。ホームページを作って、それがよく分かった。常会の人だけでなく、常会から出ていった人にも懐かしく見てほしい。イベント情報も活用してもらいたい」と話している。
また、常会長の坂井忠久さんは、「大きな輪が広がって盛り上がっていったらいいと思う」と期待している。
漆戸常会のホームページは、グーグルの検索サイトで「漆戸常会」をキーワードに探すことができる。
長野県によると、常会が開設した例は聞いたことが無く、全国的にもめずらしいという。 -
新型インフルエンザ発生に備え
伊那中病でマニュアル配布新型インフルエンザの発生に備えて、伊那市の伊那中央病院は、全職員に対応マニュアルを配布し体制を整えている。
マニュアルは、患者への対応などをチャートで記したもので、全職員に配布したほか、部署ごとでさらに具体的な対応を決めているという。
伊那中央病院では、感染を防止するため病院の外に発熱外来を設置しているほか、空気が部屋の外に漏れるのを防ぐ「陰圧(いんあつ)」の病床も4部屋用意している。
また入り口に看板を設置し、感染が疑わしい人は病院に入らず、まず伊那保健福祉事務所に相談するよう呼びかけている。
伊那中央病院の薮田清和事務部長は、「発生に備え、より現実に沿った対応ができる体制を整えている」と話していた。 -
伊那街道春の呑み歩き
千円で12の蔵元の酒が好きなだけ飲める伊那街道春の呑みあるきが22日、伊那市の通り町で行われた。
いなっせ北側広場とセントラルパークには、上下伊那にある12の蔵元が集結。午後3時半過ぎから続々と日本酒ファンが詰めかけた。
この伊那街道春の呑みあるきは、地元の酒販店などが毎年この時期に開催していて、去年は400人が参加。今年は500人を目指して開いた。
千円で道中手形を購入し、好きな蔵元で好きなだけ飲めるというシステムで、今年は新たにクイズ形式の利き酒コーナーも登場し、参加者を悩ませていた。
実行委員会では、「これからはお酒だけでなく、通り町の文化も地元の人たちに発信していきたい」と意気込んでいた。 -
【カメラリポート】アツモリ草を園芸種へ
アツモリ草は蘭科の多年草。
北海道から本州に分布しているが、栽培目的に乱獲され、現在は絶滅の恐れのある植物として国の希少野生植物に指定されている。
寒冷地の植物のため温度の管理が難しく、栽培するのは簡単ではないが、“野生のラン”として山野草愛好家から人気がある。
このアツモリ草を種として保存していくため、また多くの人に楽しんでもらえるようにと、バイオテクノロジーを使って増やす活動が行われている。 -
【カメラリポート】「風狂のうたびと」発刊
幕末から明治時代にかけて、伊那谷を放浪しながら1600余りの俳句を残した漂泊の俳人井上井月。
その井月の俳句とエピソードをまとめた本「風狂のうたびと」が発刊された。 -
妊婦さんと産後の母親を対象とした安心教室
乳幼児のいる母親や妊婦を対象とした「ほやほやママの安心教室」が19日、伊那市の福祉まちづくりセンターであった。
妊婦や産後の母親の心のケアなどが目的で、26組の母親が参加し、マッサージによるスキンシップやベビービクスを体験した。
講師を務めた日本マタ二ティフィットネス協会のインストラクター根橋恵美さんは、人形を使いながら説明した。
ベビービクスは、母親が子どもをサポートしながら、赤ちゃん自身の自然な運動発達を促す。
母親らは、子どもと一緒になってベビービクスを楽しんでいた。
根橋さんは「家でも簡単に出来るので赤ちゃんのごきげんがいい時にやってほしい」と呼びかけていた。
また、妊婦を対象とした簡単なストレッチ運動なども行われた。
教室では、助産師による血圧チェックや子育て・母乳相談なども行われた。
同教室は次回、6月9日に開く。 -
地域いきいき実践塾が開講
長野県地域いきいき実践塾の開講式が20日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。
同講座は、社会活動に参加するきっかけにしてもらおうと50歳以上を対象に県が実施しているもので、開講式には50歳から84歳までの男女30人が参加した。
受講生代表の二階堂正智さんは「これからの人生を明るい街づくり、住みやすい街づくりのために役立てたい」とあいさつした。
いきいき実践塾は、地域指導者養成講座として平成元年にはじまり、これまでの卒業者は上伊那で597人、県全体で5878人となっている。
今後は年間で15回の講座を計画しており、地域活動に関するワークショップや福祉施設の入所者との交流などに取り組む。 -
リトミック教室が開講
箕輪町の子育て支援講座の一つ、リトミック教室が20日開講し、人気を集めている。
この日は、24組の親子が参加。
リトミック教室は入園前、1歳縲・歳の子どもとその保護を対象に実施しているもので、、全8回開講する。
参加者は講師の玉田恵美子さん動きに合わせ、体を動かしてた。
鈴やカスタネットを使い、音楽に合わせて体を動かしすリトミックは、子どものリズム感を育てるという。
町のリトミック教室はこれまで、公民館講座として開講してきたが、本年度からは子育て支援講座の一つとして開かれている。
毎年人気で、すでに前期教室は定員。10月から始まる後期講座は、わずかにあきがある。 -
パートナーシップ南みのわ総会
会長に纐纈泰治さん男女共同参画を推進する「パートナーシップ南みのわ」の総会が19日夜、南箕輪村民センターであり、任期満了に伴う役員の改選では、田畑の纐纈泰治さんが会長に選ばれた。
纐纈さんは「パートナーシップの活動が充実したものになるよう頑張っていきたい」とあいさつした。
議事では、前年度の活動や決算報告があったほか、新年度事業、予算案などが承認された。
総会の後には伊那市の西箕輪公民館の前館長でお笑い療法士2級の白鳥茂美さんが講演。
白鳥さんは最近の話題を歌にして会場を盛り上げた。
白鳥さんは「男だけの社会が競争を生んできた。情緒や愛のある女性の力が社会には必要」と話していた。 -
伊那防犯協会連合会定期総会
伊那防犯協会連合会の定期総会が20日、伊那市役所であり、引き続き振り込め詐欺や車上狙いなどへの注意を促すため、適切な情報発信や啓発活動をしていくことを確認した。
総会では、防犯活動に貢献した個人や団体に表彰状が授与された。
受賞者を代表して伊那少年ボランティア協会の小坂勝信さんは「これからも真心で活動に励んでいきたい」と謝辞を述べた。
本年度は、振り込め詐欺や車上狙いなど街頭犯罪防止に向け、市町村と連携しながらHPや安心安全メールでの注意の呼びかけをさらに強化していく。
1月から4月末現在、 伊那警察署管内では、車上狙いが42件発生しており、去年同時期の2倍以上となっている。
伊那防犯協会連合会会長の小坂樫男市長は「安心安全な地域をつくるため、住民同士の連携による地道な努力を続けていきたい」と話した。 -
登内時計博物館のシャクヤク 見ごろ
伊那市西箕輪の登内時計博物館のシャクナゲが、見ごろを迎えている。
博物館には千本以上のシャクナゲが植えられており、博物館を囲むように白やピンクの花が一斉に咲いている。
花は今週末まで楽しめる。 -
箕輪町囲碁同好会35周年記念大会
箕輪町囲碁同好会の創立35周年記念囲碁大会が17日、箕輪町文化センターで開かれた。会員32人が参加して、その腕前を競った。
箕輪町囲碁同好会は、箕輪町に住む囲碁の愛好者が集まり、昭和49年に発足した。
現在、会員は箕輪町を中心に近隣市町村も含め55人。
碁の腕前を磨くとともに親睦を図ろうと、毎週日曜日と第2・第4水曜日の例会のほか、大会を年6回開くなど積極的に活動している。
35周年記念大会では、4つの組に分かれ、会員の段や級に応じたハンディーをつけてリーグ戦で競った。
会員は、真剣な眼差しで碁盤を見つめ、碁を打っていた。 -
伊那市高齢者クラブ連合会
今年度事業を確認伊那市高齢者クラブ連合会の役員会が18日、伊那公民館で開かれ、市内47の高齢者クラブの役員が集まり、今年度の事業などを確認した。
連合会の有賀千篤会長は、「今年は、今まで休んでいたクラブが復活し、去年より4つ増えた。これから地域の状況に合わせた体制づくりをして、活動を盛り上げてほしい」とあいさつした。
今年度、伊那市は県老人クラブ連合会の事業「高齢者体力測定モデルクラブ」の指定を受けた。
自己の体力を知り、健康づくりに生かしてもらおうというもので、伊那市では御園、山寺、坂下の3地区で年に2回、握力測定や上体起こしなどの体力測定を行う。
役員会ではほかに、西春近小出島と長谷中尾のクラブが、それぞれの活動について発表し、互いのクラブの理解を深めていた。 -
箕輪写友会写真展
写真愛好家グループ「箕輪写友会」の作品展が、箕輪町文化センターで開かれている。
会場には、会員16人が撮影した写真約30点を展示している。
箕輪写友会は、月1回の例会で会員が写真を持ち寄って勉強し合うほか、年2回の展示会を開いている。
写真は風景が中心で、今回の展示会では桜の写真が多いのが特長という。
上伊那各地のほか、遠くは山口県や熊本県で撮影したものもある。
会員の一人は、「同じ撮影場所でも、ちょっとした角度で写真は変わる。仲間の写真を見ては、今度は負けないぞと思って撮影しています」と話していた。
写真展は24日まで。 -
遠照寺のボタン 見ごろ
“ぼたん寺”として知られる伊那市高遠町の遠照寺のボタンが、見ごろを迎えている。
遠照寺には160種類約2千株のボタンが植えられている。
今年は、18日の温かさで一気に咲き、例年より3日ほど早く開花。今年のボタンは例年以上に鮮やかな色が出たという。
遠照寺のボタンは20年以上前に、先代の住職の妻、松井智恵子さんが「先代の供養に」と3株植えたのが始まりで、今では2千株まで増えた。
19日は、多くの人が訪れ境内を散策したり、ボタンを撮影したりして咲き誇ったボタンを楽しんでいた。
ボタンは27日ごろまで楽しめる。
入場料は大人400円、高校生以下は無料。 -
ローズガーデン結婚カップル決定
伊那市観光が募集を行ってきた高遠町のしんわの丘ローズガーデンで結婚式を挙げるカップルが決定し19日、2組が発表された。
伊那市観光社長の小坂樫男市長らがカップルを発表した。
結婚式の募集は、伊那市観光が、しんわの丘ローズガーデンを全国に発信していこうと今回初めて行った。
全国から募集したところ、11都県から55組の応募があり、選考の結果2組が決定した。
6月5日に結婚式を挙げるのは、三重県在住の恩田竜二さん、恩田美和さんのカップル。事故により車いす生活となった竜二さんが、妻の美和さんに感謝したいと応募した。
6月13日に挙式を挙げるのは、埼玉県のマイク マシアスさん、長野県の山岸理恵さんのカップル。留学先でマイクさんと出会った山岸さんが、祖母のいる高遠での挙式を望んだという。
小坂社長は、「景色の良い場所で印象に残る挙式にしてほしい」と話していた。 -
拉致について飯塚繁雄さん講演
北朝鮮によって拉致された田口八重子さんの兄で、拉致被害者家族連絡会代表の飯塚繁雄さんが17日、伊那市のいなっせで講演した。
講演会は、伊那ライオンズクラブの公開例会として開いた。
飯塚さんの妹、田口八重子さんは、1978(昭和53)年に東京で拉致された。
飯塚さんは田口さんの息子を自分の子どもとして育てたこと、また田口さんから北朝鮮で教育を受けた金賢姫元死刑囚と今年3月に面会したときのことなどを話した。
また、「日本政府に欲しいのは取り戻すという意気込みだ」と話し、「その後押しには世論が大事だ」と訴えた。
講演会の後、伊那ライオンズクラブは飯塚さんに、拉致被害者救出活動のための支援金を贈った。 -
ドリームジャンボ発売
1等・前後賞合わせて3億円のドリームジャンボ宝くじの販売が18日から全国で始まった。
ジャスコ箕輪店にある宝くじ売り場では、販売開始とともに次々に人が訪れ、宝くじを購入していた。
ドリームジャンボ宝くじは、1等と前後賞合わせて3億円が当たり、1等は27本。
また、1等100万円が9千本あるミリオンドリーム宝くじも同時に売り出され、人気を集めていた。
ジャスコ箕輪店の宝くじ売り場では、平成17年の年末ジャンボで1等前後賞合わせての3億円や、去年のミリオンドリームでも1等が4本出ている。
ある女性は、「一度も当たったことはないが、抽選日まで当たった夢が見られます」と話していた。
ドリームジャンボ宝くじ、ミリオンドリーム宝くじの発売は6月5日、抽選は6月16日。 -
長野地裁伊那支部・伊那税務署建て替え
県弁護士会など移設求める県弁護士会などは18日、伊那市西町の長野地裁伊那支部と、その向かいに位置する伊那税務署の移転建て替えを求める市民集会を開き、集会宣言を採択した。
集会を開いたのは、県弁護士会のほか、納税関係団体など14団体でつくる「税務署・裁判所の明日を考える会」で、この日は関係者や市民ら約100人が集まった。
会では、現在伊那税務署と地裁伊那支部のある場所は道幅が狭くアクセスしづらいことや、双方の建物も敷地面積が狭く十分な駐車場が確保できていないことを挙げ、「市民の交通の安全などが十分に補償されていない」と主張している。
地裁伊那支部は、建設から今年で50年となることから今年度、庁舎の建て替えが予定されているが、事業の実施主体である東京高裁は、現地での建て替えを計画している。
これに対し、発起人の中村威彦弁護士は、「どうせ建て替えをするなら、利用者がアクセスしやすい、障害者などに優しい施設とするべき。これは皆さんにかかわること。市民の皆さんにも考えていただき、行動に移していただきたい」と訴えた。
こうした動きに対し東京高裁は、「伊那支部の庁舎建設はすでに予算措置がとられており、現時点では計画通りの建て替えを計画している」としている。
伊那支部の工事は本年度中に着工し、来年度完成の予定。
会では、今後も働きかけを続け、より利便性の高い場所へ双方の施設の移設を求めていくという。 -
はらぺこでみそ造り
伊那市東春近の保育園、山の遊び舎はらぺこの園児20人は13日、みそ造りに挑戦しした。
はらぺこでは、昔ながらの方法で作ったみそを味わおうと、毎年味噌を手造りしていて、今年で5年目。
これまでは電動式の機械で大豆をつぶしていたが、今年は保護者の家から借りた手押し式の機械ですりつぶすことにした。
子どもの力では少しハンドルが重いようで、周りからは応援の掛け声が上がっていた。
10キロの大豆を全てつぶすと麹と塩を混ぜ、みそ玉を作る。
このみそ玉はワラの上で1週間ほど寝かせた後、たるに入れ、10カ月ほど寝かせて完成する。
はらぺこでは来年の4月ころ、このみそを使ってみそ
汁などの料理を作る計画という。 -
ヒメギフチョウ 住民と行政が保護へ
伊那市長谷の鹿嶺高原に生息する貴重なチョウ「ヒメギフチョウ」を住民と行政が協働で保護する活動が始まる。
春の訪れを知らせる蝶と呼ばれているヒメギフチョウは、環境省から絶滅の恐れのある生物に指定されている。
伊那市では3カ所で生息が確認されているが、いずれもその数は多くない。
生息地の一つ、伊那市長谷の鹿嶺高原でも年々その数は減ってきているという。
伊那市東春近の窪田勝好さんは、日本鱗翅学会会員で、16年前から鹿嶺高原でヒメギフチョウの生息調査を行っている。
窪田さんは、ヒメギフチョウを保護するためには、「幼虫の時のエサとなる植物ウスバサイシンを守ることが大切」と話す。
このウスバサイシンは、高原の開発に加え、シカなどの食害により減少してきている。
長年にわたり鹿嶺高原でヒメギフチョウの調査をしてきた窪田さんは、「この場所をヒメギフチョウが舞う貴重な生息地とし残していきたい」と話している。
伊那市では、ヒメギフチョウの幼虫のエサとなるウスバサイシンの分布調査を23日に、またシカなどの食害から守るための柵の設置作業を24日に計画していて、それぞれボランティアを募集している。 -
高尾神社例大祭
伊那市山寺の高尾公園で16日、高尾神社の例大祭とツツジまつりが行われた。
高尾神社は、77年前に山梨県の神社からのご神体を祀ったのが始まりで、それ以来、商売繁盛を願い、毎年例大祭を行っている。
例大祭では、地元山寺区の小学5・6年生8人が、浦安の舞を奉納した。
舞は、扇を使うものと鈴を使うものの2種類あり、子どもたちは緊張した表情で厳かな舞を披露していた。
また、花の見頃に合わせたツツジまつりでは、ゲーム機などがあたる福引きに、多くの子どもたちが列を作っていた。
公園内に植えられているツツジは現在見頃で、20日頃まで楽しめるという。 -
中条公民館で盆栽山野草展
伊那市の中条山野草盆栽クラブの展示会が17日まで、伊那市西箕輪の中条公民館で開かれている。
中条公民館で活動する山野草盆栽クラブが毎年この時期に開いているもので、今年は約300点の山野草や盆栽を展示している。
展示会は、愛好者にも人気が高いアツモリソウが多いことが特徴。
北海道の礼文島に自生し、絶滅危惧種に指定されているレブンアツモリは、ほかのアツモリソウと異なり淡いクリーム色をしている。
赤紫色で花が大きい釜無ホテイアツモリは、南アルプスにも自生しているが、ニホンジカの食害で野生種はほとんど見られなくなっているという。
また盆栽も、樹齢100年を超える松など、見ごたえのある鉢が多く並んでいる。
白鳥昭平会長は、「会員の育てた成果を大勢の人に見てもらいたい」と話していた。
展示会では即売も行われている。 -
伊那市消防団のホームページ完成
伊那市消防団の活動紹介や年間スケジュールなどを掲載したホームページが、このほど完成した。
消防団の活動を広く知ってもらうとともに、団員に活動スケジュールなどを漏れることなく伝えるために作成された。
ホームページには、日々の活動の記録が写真付きで紹介されているほか、組織の紹介、防災、防火のための準備や心得などを掲載している。
伊那市消防団の伊藤仁団長は、「市民のみなさんには、消防団の活動を知ってもらい、その必要性を理解してもらいたい」と話していた。
今後は、各分団を紹介するページを設けたり、分団の垣根を越え、団員たちが交流できるページを作成する予定。 -
春の河川一斉パトロール
河原などに捨てられているごみの実態を把握するための県内一斉パトロールが14日、行われた。
パトロールは、県の呼びかけで市町村や警察署などが参加して毎年行っている。
上伊那では、8市町村の天竜川、三峰川など11の一級河川で行われた。
伊那市高遠町の三峰川・山田河原では5人が作業にあたり、ペットボトルやタイヤのホイールカバー、板きれなどの一般ごみが回収された。
上伊那全体では356キロで、去年の秋に比べ100キロほど減少した。
ごみは、橋のたもとや人が集まりやすい場所に多くあるということで、関係者は、「きれいな川になるよう、一人ひとりが気をつけ、意識を高めていってもらいたい」と呼びかけていた。 -
伊那エンジェルス隊などでつくるキャラバン隊が車上狙いなどへの注意を啓発
上伊那をはじめ中南信地区で、昨年末から車上狙いや自転車盗難などの街頭犯罪が多発していることを受けて15日、防犯ボランティアグループ・伊那エンジェルス隊と伊那警察署、伊那市の3者が、防犯啓発を呼びかける企業訪問をした。
これは、会社の駐車場で対策をとってもらうとともに、社員を通してその家族にも防犯意識を持ってもらおうと今回初めて行われた。
そのうち、西春近の伊那食品工業では、車上狙いや振り込め詐欺防止についての要請書と、チラシの入ったポケットティッシュを手わたし、犯罪防止を呼びかけた。
駐車場を管理する総務人事部の小口知彦部長は「駐車場をきれいにすることが防犯につながると聞いた。防止策を社員に徹底していきたい」と話した。
伊那署管内では4月末現在、車上狙いが42件発生しており、昨年同時期の約2倍となっている。
また、伊那署など5つの警察署は、松本市や白馬村で窓ガラスを割るなどして車上荒しをした疑いで、ブラジル人4人を逮捕している。 -
16日から信州みのわ山野草クラブの山野草展
信州みのわ山野草クラブによる春の山野草展示会が16日から、箕輪町の木下公民館で開かれる。
信州みのわ山野草クラブは、7年前に木下公民館のクラブ活動の中で発足した。
今回は寄せ植えや季節の山野草など約200点をそろえた。
会長の白鳥征男さんは、「育てていると愛情が湧いてくる。珍しいものもたくさんあるのでぜひ観に来てほしい」と来場を呼びかけていた。
展示会は17日まで。16日には女性会員による自慢料理が振る舞われる。 -
温暖化対策病院協議会で情報交換
長野県内の医療機関が省エネルギーなどについて情報交換する県温暖化対策病院協議会が14日、伊那市の伊那中央病院で開かれ、県内の43医療機関から70人が参加した。
県では、温暖化防止県民計画に基づいて、家庭や企業でさまざまな対策を進めている。
その一つとして県内の病院にも呼びかけ、省エネなどの取り組みについて情報交換を行う協議会を昨年設立した。
今年度1回目の協議会では、伊那中央病院の省エネの取り組みなどが報告された。
報告によると、伊那中央病院では、省エネルギー推進委員会を平成18年6月に設置している。
外光を取り入れ電気使用量を減らしたり、適度な空調を保つことなどにより、増床や増築が行われているにもかかわらず、エネルギー使用量は横ばいを保っているという。
協議会では、今年度の事業計画として、6月に二酸化炭素の排出量の調査を行うほか、県内各医療機関の事例について研修していく予定。 -
すくすく絵本の会
親子が読み聞かせ楽しむ南箕輪村の未就園児の親子を対象にした子育て支援施設「すくすくはうす」で12日、親子が絵本の読み聞かせを楽しんだ。
毎月行われている絵本の会で、すくすくはうすのアドバイザーが絵本や紙芝居を読んだ。
絵本の会は去年まで図書館の職員に依頼して行っていたが、今年からアドバイザーが受け持つことになった。
今会がその初回で、集まった子どもの年齢に合わせた絵本を読み聞かせたり、パネルシアターを披露した。
パネルシアターでは、子どもたちも動物の絵をパネルに貼るなどして楽しんでいた。
アドバイザーの高橋美奈さんは、「お母さんと子どもが絵本を読むきっかけになればうれしい」と話していた。
絵本の会は毎月第2火曜日の午前10時半から、すくすくはうすで開く。