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第1回バラまつりフォトコン
最優秀賞 向山世男さん(伊那市)伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンを撮影した写真コンテストの表彰式が16日、行われた。最優秀賞には、伊那市の向山世男さんの作品が選ばれた。
伊那市荒井の向山世男さんの作品は、花や気象条件の良いところを捉えているということで、最優秀賞を受賞した。
向山さんは、よい構図を狙って毎日のようにローズガーデンを訪れたという。
このフォトコンテストは、しんわの丘ローズガーデンが今年初めて行ったバラまつりの写真を対象にしたもので、写真家の津野祐次さんなど7人が審査した。
審査委員長の津野さんは、「どの作品も審査員の心を打つものだった。来年もまた納得のいく写真を撮ってください」と講評した。
入賞作品は、18日から10月3日まで市役所市民ホールに展示される。 -
「敬老の日」各地で長寿祝う
敬老の日に合わせ15日、伊那市で長寿者訪問が行われ、肖像画などが贈られた。
伊那市山寺の福澤総一郎さん宅を、小坂樫男市長が訪問した。
福澤さんは、市内男性の最高齢の104歳で、全体では5番目の長寿。小坂市長は、福澤さんに祝いの花束と肖像画を手渡した。
肖像画は、伊那市出身の画家・三浦輝峰さんが写真をもとに描いた。
福澤さんは、墨絵が趣味で75年ほど描き続けており、今でも暇があれば筆をとるという。梅を描くことが多く、絵には書も添えられている。
ほかに、庭木の水やりや手入れをしたり、身の回りのこともほとんど自分でしているという。
福澤さんは長生きの秘訣について「酒もタバコもやめて、野菜中心の食生活にすること」と話していた。
伊那市の最高齢者は106歳、市内の100歳以上は52人。 -
稲刈り始まる
実りの秋を迎え、各地で稲刈りが始まった。
箕輪町の上古田地区では、地域の農家の刈り取り作業を請け負っているコンバイン組合による刈り取りが始まった。
コンバイン2台が稼働し、稲が重たそうに穂を垂らした田んぼで、休む間もなく作業が行われた。この日一日で、あきたこまちを1200キロ刈り取ったという。
組合員は、「今年は春の寒さで生育が遅れたが、その後は暑くなって生育がよかった。米の出来は平年より少しいいのではないか」と話していた。 -
川シンポ「川を美しくする集い」
子どもたちが体験・実践発表川について考えるシンポジウム「川を美しくする集い」が13日、伊那市のいなっせで開かれた。
会場にはおよそ150人が集まり、子ども達の川での体験や実践の発表に耳を傾けていた。
シンポジウムは、身近な川の現状や課題を理解して、きれいな川を維持するために何ができるか考えようと、伊那市が毎年開いている。
体験発表では、子どもたちが川とのふれあいを通じて感じたことを発表した。
伊那東部中学校2年の向山可那子さんは、「見つけた水生生物がきれいな水辺にいる生物だと知り、伊那市はきれいな自然がたくさんある素晴らしい町だとわかった」と発表した。
実践発表では、伊那東小学校の自然観察カワニナクラブが、これまでの研究結果を発表した。
子どもたちは、ホタルの幼虫のエサとなるカワニナは、ほおの木の葉を与え、水温管理をすれば簡単に育てられる竏窒ニ説明していた。
実行委員長の丸山敞一郎さんは「活動が、決まった人だけではなく、多くの人が参加するものになってほしい」と話していた。 -
旧上伊那図書館で宝モノ展
現在改修が進められている旧上伊那図書館の改修完了記念として、伊那市内の小中学校にある美術品などのお宝を展示する企画が検討されている。
これは、11日開かれた伊那市議会の一般質問の中で、北原明教育長が議員の質問に答えた。
旧上伊那図書館は、現在改修工事が進められていて、平成22年3月に工事が完了する予定。
伊那市は、改修工事で図書館に展示室を作る予定で、その工事完了記念に、小中学校のお宝展を開きたいという。
小中学校のお宝とは、学校に寄贈された絵画や彫刻、また学校歌をしたためた書などで、同展は、伊那市が合併してからは初めての企画となる予定。
伊那市では、この小中学校のお宝展を、旧上伊那図書館の改修工事が完了した平成22年度に開きたいという。 -
三峰川でマス釣り大会
天竜川漁業協同組合の組合員や家族が釣りを楽しむマス釣り大会が13日、伊那市の三峰川で開かれた。およそ180人が参加し、開始の合図とともに一斉に川に糸を垂らした。
大会は、魚を釣り上げるだいご味を味わってもらおうと毎年開かれているもので、川には20センチほどのマス、およそ3千匹が放流され、参加者が次々に釣り上げていた。
午前10時から午後1時までの間に、多い人ではおよそ60匹を釣りあげたという。
ある組合員は、「どんな人でも簡単にたくさん釣ることができるのが魅力。釣りの楽しさを知ってもらえたと思う」と話していた。
また親子で釣りを楽しんでいた父親は、「初めての子どもでもこれだけ釣ることができる機会はあまりない。良い経験をさせてあげられた」と話していた。 -
ブラジル移民百周年展
日系人の歩み伝えるブラジル移民百周年記念「日系人の歩み展」が13日から、伊那市のいなっせ2階の展示ギャラリーで始まった。14日午後1時まで。
展示は、日本人が南米の国ブラジルに移住してから百周年を迎える今年、伊那でも何かできることはないかと、在日ブラジル人交流協会などが開いた。
会場には会員が持ち寄った写真や、日系ブラジル人の子ども達が描いた絵など、およそ100点が並んでいる。
会場の中央には、日系ブラジル人で、日本への留学を機に伊那に移住した小池美樹ルシアさんの家族が過ごしてきた歴史が、写真で紹介されている。
小池さんは、「伊那にも多くのブラジル人がいるが、交流は少ない。こういった展示会をきっかけに、少しでも距離を縮められたらうれしい」と話していた。 -
南箕輪長寿者訪問
大泉の毛利不二雄さん アコーディオンの腕前披露15日の敬老の日にあわせ12日、南箕輪村で村長らによる長寿者訪問が行なわれた。
唐木一直村長をはじめとする村の理事者が、88歳以上の長寿者を訪問した。
対象となるのは211人で、そのうちの191軒をまわり、長寿を祝った。
このうち、14日に満100歳の誕生日を迎える大泉の毛利不二雄さん宅では、県からの感謝状も贈呈。唐木村長は、「いつまでもお元気で」と声をかけていた。
毛利さんは、趣味で毎日弾いているというアコーディオンの腕前を披露。力強い音色を響かせていた。
9月1日現在の村の65歳以上の高齢者人口は、2,738人で、高齢化率は、18.81パーセントと県下市町村で最も低くなっている。 -
西箕輪地区戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が12日、仲仙寺で行なわれ、参加者らは、平和への誓いを新たにしていた。
本堂脇の招魂碑前で行なわれた式展には、遺族9人を含む40人ほどが参加した。
西箕輪社会福祉協議会の倉田隆会長は、「平和を維持することこそが戦争犠牲者の霊の慰めとなる」と式辞を述べた。
また伊那市遺族会の矢島荘司会長は、「絶対戦争を起こさないことを誓う」、伊藤幸明西箕輪地区区長会長は「戦争の悲惨さを後世に伝えていかなくてはならない」と追悼の辞を述べていた。
この戦没者追悼式は、日清戦争から太平洋戦争までの戦死者を追悼するもの。
市内全域では、およそ1800人、西箕輪地区では、150人が戦争で命を落としているという。
遺族を代表して、唐澤健一さんが「子どもたちに勉強してもらい、戦争の悲惨さを残していきたい」と謝辞をのべていた。 -
高遠高校生 老人ホームにメッセージ届ける
高遠高校福祉コースの生徒が12日、敬老の日を前に、日頃お世話になっている、伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里」にメッセージを届けた。
代表の黒田愛里さんと下島瞳さんが、1年生の福祉コース21人分のメッセージを届けた。
1年生は6月にお年寄りと交流していて、メッセージにはその思い出や健康について書かれていた。
お年寄りは、「うれしいね。涙が出る」と話していた。
1年生は今後、施設の運動会に参加したり、卒業まで何度か実習に訪れるという。 -
鳩吹き公園に捨て犬
伊那市横山の鳩吹き公園で12日、捨て犬が発見された。
12日午前7時ころ、鳩吹き公園を散歩していた人から、公園を管理する伊那市振興公社の管理人に捨て犬がいると電話で連絡があった。
振興公社によると、犬はミニチュアダックスフントとみられ、鳩吹き公園内のベンチの足にビニールひもで縛られ、ドッグフードと水が置いてあったという。
管理人は、11日夜から12日朝までの間に捨てられたのではないかと話している。
鳩吹き公園での捨て犬は初めてということで、振興公社では伊那保健所に届け出た。
振興公社の職員は「最後まで面倒みてほしい。保健所に引き取りに行ってもらいたい」と呼びかけていた。 -
天竜川でごみ拾い
長野県南部防災対策協議会に加入している建設会社の社員らは12日、天竜川河川敷のごみ拾いをした。
ごみ拾いをしたのは、国土交通省天竜川上流河川事務所管内の天竜川で、飯田、駒ヶ根、伊那の3つの地区に分かれて作業をした。
この取り組みは、ラブリバー天竜の日として、毎年行なわれていて、今回で18回目になる。
南部防災対策協議会副会長で、池田建設の池田幸平社長は「こうした取り組みを通して、一般の人たちに河川環境の重要性をアピールしていきたい」と話していた。
伊那地区で参加したのは、18社、30人で3つの班に分かれてごみを拾った。
半日のごみ拾いの結果、伊那地区では、燃やせないごみ42袋、燃やせるごみ14袋、タイヤ4本、はしご1脚、ブラウン管が1つだった。
協議会では、「年々減少傾向にあるとはいうものの、まだまだごみのポイ捨てはなくなっていない」として、今後も地道な取り組みでマナーの向上を訴えたいと話している。 -
県赤十字救急法競技大会
南箕輪村チームが優勝・準優勝今月7日に須坂市で行われた、県赤十字救急法競技大会で、南箕輪村のチームが初出場で、優勝・準優勝に輝いた。
優勝したチームの3人と、準優勝チームのリーダーが10日、唐木一直村長のもとを訪れた。
この競技は、救急法を競うもので、出された課題について、その場で対処する。
この2チームは、救急員の資格を持たない人を対象にした部門に出場し、「腕にケガのある人の止血」と、「心肺蘇生」の課題にあたった。
メンバーは、夜遅くまで屯所などで繰り返し練習したという。
優勝チームの伊藤篤史さんは、「優勝は狙っていなかった。練習の成果が発揮できました」、準優勝の有賀寛さんは、「普段はポンプなどを管理する仕事をしている。素人ですが、指導を受けてここまでこれました」と感想を話していた。
唐木村長は、「みなさんのおかげで村が守られている。村民のためにこれからもよろしくお願いします」と話した。 -
「伊那市西箕輪景観育成特定地区」
表示板を授与県内で初めて景観育成特定地区に指定された伊那市西箕輪地区で11日、村井仁県知事から「伊那市西箕輪景観育成特定地区」を示す表示板の授与があった。
この日あった知事の上伊那北部地域視察の中で行われたもので、西箕輪ふるさと景観住民協定者会の小池知志会長に、知事が表示板を手渡した。
知事は、「住民の心をまとめられ、ご協力に感謝する。美しい景観を子々孫々まで受け継いでいってほしい。県内にはすばらしい景観が各所にある。ほかの地域でものこの動きに追随してもらえるとうれしい」と話した。
授与された表示板は縦25センチ、横35センチのステンレス製で、市役所西箕輪支所の庭に設置する予定という。 -
箕輪町消防団
小型動力ポンプ付積載車入魂式箕輪町消防団第1分団に導入する小型動力ポンプ付積載車の入魂式が11日、箕輪消防署で行われた。
今回の新車両の導入は、これまで配備していた積載車が17年を経過し老朽化したため、更新した。
新しい積載車は、自動吸水機能の付いた最新式の小型ポンプを積載していて、購入金額はおよそ490万円。
入魂式には、箕輪町の理事者、町議会、町消防委員会、町消防団第1分団など関係者が参加し、神事を行った。
平沢豊満箕輪町長は、「団員の皆さんは地域の守りを十二分に徹底してほしい」とあいさつした。
入魂式に続いて、第1分団の団員が新しい小型ポンプで実際に放水をして使い初めをした。
箕輪町消防団に配備している小型ポンプ付積載車は、第2、第6分団の各1台、合計2台を今後2年かけて更新すると、すべての車両が新しくなるという。 -
ネット上にひぼう中傷
伊那市議会一般質問で調査報告伊那市の中学校で、インターネット上の書き込みサイトに中学生に対するひぼう中傷が書き込まれた事例が3件あったことが10日、分かった。伊那市議会9月定例会の一般質問の中で、北原明教育長が明らかにした。
ネット上の問題についての議員の質問に答えたもので、市議会に、ひぼう中傷の書き込み件数の報告があったのは今回が初めて。
北原教育長の説明によると、伊那市教育委員会が8月、市内の小中学校を対象に実施したインターネットなどについての調査で、中学生の個人に対するひぼう中傷が、学校の公式サイトとは別の裏サイトに書き込まれた事例が今年度3件あり、そのうち1件が不登校につながった報告があったという。
この調査では、出会い系サイトの利用も報告されている。
学校裏サイトは、市内4中学校で教職員が内容を確認している報告があったが、今後の対応について北原教育長は、「ひぼう中傷の確認は、地域に呼びかけ、ボランティアの利用も考えたい」と話した。 -
鹿嶺高原で魅力再発見ツアー
魅力再発見ツアーが10日、伊那市長谷の鹿嶺高原であり、参加者はスケッチを通じて地元の自然に親しんだ。
このツアーは地域の良さを地元住民に改めて知ってもらおうと市観光協会が昨年から実施している。
到着した参加者は、高原を散策した後、高台から望む山並みのスケッチに挑戦した。
今回ボランティアガイドとして参加者の指導にあたったのは、絵画サークルの講師などをしている奥村憲さん。
これまで奥村さんは一般参加者の一人だったが、参加者にスケッチを通じて地元の素晴らしさを知ってもらいたいーと今回初めてボランティアガイドを引き受けた。
市観光協会では今後、ボランティアガイドの育成をさらに進めていきたい竏窒ニ考えており、ツアー参加者の中からも協力者を求めていきたいとしている。 -
電話応対コンクール
上位4人が信越大会へ企業で電話応対にあたっている人がその技能を競うコンクールが10日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれた。
電話応対コンクールは、そのマナーや技能の向上を図ろうと、日本電信電話ユーザ協会が開いている。
伊那、駒ヶ根地区から10社33人が参加し1人3分の持ち時間で、商品についてや、店までの道順などを説明していた。
大会の結果、上位4位に入賞した、トヨタUグループの秋田克則さん、伊那食品工業の篠原美樹さん、同じく伊那食品工業の辰野郁子さん、ルビコンの羽柴広恵さんが、10月に新潟県で行われる信越大会に出場する。 -
はらぺこ保育園で命のお話
命について学ぼうと伊那市富県の自由保育所はらぺこの園児たちが10日、出産の話を聞いた。
これは子どもたちに命の存在を身近に感じてもらいたいとの願いから企画したもので、今回で2回目になる。
園児たちに話をしたのは、この8月に自宅出産した細田章子さんと、助産師の鹿野恵美さん。
細田さんは助産師や夫に見守られる中、自宅出産に臨んだこと、生まれる時、なかなか赤ちゃんが出てこなくて大変だったことなどを説明し、「生まれたばかりの赤ちゃんにはへその緒がいっぱいついていたよ」「赤ちゃんって本当におぎゃーって泣くんだよ」と、子どもたちに語った。
また、鹿野さんは一人ひとりの名前にさまざまな願いが込められていることを話し、「みんなの名前にもお父さんやお母さんのいろんな思いが込められていると思うので、自分の名前がどうしてついたのか聞いてみてほしい」と語りかけていた。 -
ケガ回復のオオタカ放鳥
箕輪中部小児童見守る箕輪町の箕輪中部小学校で10日、ケガから回復したオオタカが自然に帰された。
県野生鳥獣救護ボランティアで、オオタカの治療にあたっていた、小口泰人さんが箕輪中部小学校を訪れ、子どもたちにその生態などについて説明した。
オオタカは先月20日に箕輪中部小の校庭で飛べずにいるところを発見された。
その後、学校から連絡を受けた県が小口さんに依頼し、治療を行ってきた。
小口さんによると、校舎にぶつかったことにより、脱臼したものとみられ、テーピングをおこない回復したことから今日、自然に帰されることになった。
オオタカは環境省から絶滅するおそれのある鳥に指定されていて、捕獲も禁止されている。
子どもたちは、オオタカが自然に帰されると手をたたきながら歓声をあげ、ケガからの回復を喜んでいた。 -
どうぞのいす 「シュタイナーの子育て」講座開催
子どもの落書きを通して、身体や心がどのように発達しているのかを理解する子育て講座が7日、伊那市立伊那図書館で開かれた。
この講座は、地域福祉事業所「どうぞのいす」が計画した。
講師は、安曇野市の野外保育所の保育士、神澤真江さんが務めた。
神澤さんは、オーストリアの哲学者、シュタイナーが提唱している能力開発や早期教育を行なわない子育て法を実践している。
神澤さんによると、子どもが気ままに描いた落書きには、世界共通のモチーフが現れるということで、単なる落書きと見るのではなく、心や身体の成長を理解するヒントになるという。
▽人の体から線が出て、先端に丸が描かれる様になると、人と交流したい気持ちが出てきた事を表す▽三角のモチーフは、歯の生え変わりの合図▽川に橋が渡って行き来できるようになると小学校にあがる準備が出来た竏窒ネどの意味があると話していた。
神澤さんは、「モチーフが現れる時期には目安があるが、自分の子どもの遅れを判断する目安とするものではない。心や身体の中で起きている変化を子ども達が表現していると理解して欲しい」と話していた。
会場には、母親や保育士など40人ほどが参加し、メモをとるなどして熱心に話を聞いていた。 -
「はたらくじどうしゃ博物館」オープン
ショベルカーやブルドーザーなどのおもちゃを展示した、「はたらくじどうしゃ博物館」が9日、伊那市荒井区にオープンした。
この博物館を作ったのは、市内で建設業を営む土田健一郎さん。土田さんの知人やおもちゃのコレクター仲間など30人が訪れ、博物館の開館を祝った。
博物館には、土田さんが物心ついた頃からコレクションしてきた、ショベルカーやブルドーザーなどの建設機械のミニカーやカタログなど約1万点が展示されている。
土田さんが重機に興味を持ち始めたのは30年以上前で、祖父に背負われ、中央道の建設現場をよく見に行った事がきっかけと当時を振り返っている。
コレクションは、小さい頃に買った物や、コマツや三菱重工など重機メーカーからプレゼントされた物などを保管し集めてきたという。
博物館の外には、50年前に製造されたショベルカーやブルドーザーも展示されていて、運転席に乗る事ができるという。
博物館の入場料は、一般が500円、中学生以下が無料で、予約が必要。問い合わせは電話78竏・141又は携帯090竏・740竏・857、受け付け時間は午後1時から午後9時。 -
伊那まつり写真コンテスト審査
推薦は久保田昌宏さん伊那まつりの風景を写した写真コンテストの審査会が9日、伊那市役所で開かれた。最高賞の推薦には伊那市西箕輪の久保田昌宏さんが選ばれた。
今年は、26人から101点の応募があり、実行委員会や伊那市カメラ商組合員など8人が審査をした。
最高賞の推薦に選ばれたのは伊那市西箕輪の久保田昌宏さんの「大群集」。特選には伊那市日影の蜷川靖子さんの「まつりに華」が選ばれた。
この他にも準特選が3点、入選に20点が選ばれた。
入賞・入選作品は今月下旬から伊那市役所の一階ホールに展示する予定。 -
伊那西高校でスポーツフェスティバル
保育園児も参加伊那西高校の文化祭企画、スポーツフェスティバルが9日、西春近北保育園の園児も参加して行われた。運動会お馴染の競技のほか、園児を交えて踊りが披露された。
参加したのは、高校の近くにある西春近北保育園の年中・年長の園児。伊那西高2・3年生で保育の授業を選択している生徒と、家庭科クラブの部員が一緒に踊った。
保育園とは普段から交流があり、去年からスポーツフェスティバルで一緒に踊りを披露している。
園児と高校生は、息の合った踊りを楽しそうに発表していた。
スポーツフェスティバルは、クラスマッチ形式の競技と、赤・白・青のチーム種目の2種類がある。
クラス対抗の競技では、20人21脚が行われた。生徒たちは、足を結び、かけ声をそろえて走った。まっすぐゴールできるチーム、途中で体勢が崩れてしまうチームとさまざまだったが、仲間の応援を受け、ゴールを目指していた。 -
箕輪町防災訓練 アマチュア無線愛好家が初参加
箕輪町は7日、町民およそ2200人が参加して、地震を想定した防災訓練を行った。
町役場では、先月下旬に町と災害時の情報伝達で協力協定を結んだ町のアマチュア無線愛好家が、訓練に参加した。愛好家グループの20人ほどが、各地の避難所などへ駆けつけ、役場に無線で連絡した。
町では、「緊急時には携帯電話の使用が制限されるので、無線は有効な手段。町の無線の数は限りがあるので非常にありがたい」と話していた。
愛好家たちは、さらに効率的な動きが出来るように確認しながら訓練していた。
役場職員は、災害対策本部を設置し、被害の状況が刻々と移り変わり、その状況に応じて対策を講じるロールプレイング方式で、各地の被害状況を確認する訓練をした。今年は、庁舎外の雰囲気も感じる必要があると、役場職員も避難所に赴き、各地区の訓練に参加した。町では、「災害時には、職員も被災して、役場に来られないことも想定される。様々な場面を想定して訓練したい」と話した。
また、松島コミュニティーセンターでは、震度6強の地震が発生したとの想定で訓練が行われた。
区民180人ほどが参加し、8人1組で1つの家族と想定した初めての訓練で、参加者の中には、遠くから遊びに来ている友人、帰省中の孫、要介護者、けが人などの役割を与えられている人もいて、お互いに助け合って避難していた。
箕輪町では現在、支え合いマップの作成を進めると共に、自主防災組織の見直しを行なっている。今年度中には、15区のうち10区で、新たに自主防災組織が立ち上がる予定で、災害に強い地域作りが進められることになっている。 -
パカパカ杯ポニーレース大会開催
箕輪町一の宮のパカパカ塾で7日、ポニーレース大会が開かれた。
大会は、実際に馬に触ってもらう機会、また地域の人達に親しまれるものにしようと開かれていて、今年で7年目になる。
大会を開いているのはNPO 法人伊那ハーレンバレー「パカパカ塾」。子ども達にポニーの飼育などを体験してもらい、健全育成につなげようと活動している。
決勝戦では、タイムを競うものから、ユニークな障害物競走など、10レースが行なわれた。
レースには県内外から参加者があり、見学者をあわせるとのべ700人ほどが会場を訪れた。
参加者は、ポニーに振り落とされないように、必死に手綱をさばいていた。
パカパカ塾の春日幸雄理事長は「ポニーはひょうきんなところがあり、優しい動物、また、触れると温かいことに気付くと思う。この大会を、伊那谷の風物詩として定着させていきたい」と話していた。 -
信大でアマランサス講座 雑穀に理解深める
アマランサスやソバなどの雑穀について理解を深めてもらおうと、一般を対象にした講座が7日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
県内外から21人が講座を受講。講座では、アマランサスやそばを使った料理実習などが行なわれた。
公開講座は、地域住民に広く大学について知ってもらおうと、信大農学部が、昨年度から年に2回開いている。
今回は、地域振興に役立てようと研究・栽培を進めているアマランサスやソバをテーマに講座を開いた。午前中にアマランサスやソバについての講義を受けた後、午後は見学や料理実習を行った。
料理実習を担当したのは、松島憲一准教授。アマランサスを使った餅や、ソバクレープなどの料理が紹介された。松島准教授は、「アマランサスはきな粉と相性がいい。つぶつぶ、もっちりのこの食感はほかにない」と話していた。作られた料理は参加者が早速試食した。
信州大学では、「今回の講座も楽しんでもらったと思う。参加型の講座をこれからも開いてきたい」と話していた。 -
平和を考える夕べ
戦争を知る人たちからその体験を聞き、平和について考える機会にしようと、3日夜、伊那市手良公民館で、「平和を考える夕べ」と題したイベントが開かれました。
この企画は太平洋戦争が終結して63年経ち、戦争を体験した人が高齢になる中、戦争と平和について考えようと手良公民館が独自に企画したものです。
語り部を務めたのは、伊那市手良中坪の酒井稔さんです。
酒井さんは大正4年生まれの92歳。昭和11年に軍隊に入ります。
翌年には、陸軍下級将校らが1400人の兵を率いて大蔵大臣などを殺した2・26事件に遭遇し、酒井さんは鎮圧に携わります。
およそ2年間の兵役を終え、除隊しますが、45日後にまた招兵され、中国で旅団司令部として、各地の戦線に立ちます。
終戦を迎えたときは、道路や橋の建設や爆破工作を行う工兵として千葉県にいました。
本土決戦が行われる際には千葉県から敵が侵入してくることが想定されていたということです。
酒井さんは、「戦争は殺し合い。たくさん人を殺したほうが勝つ。あんなにむごい事はない。もう二度としてはならない」と話していました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
元北ベトナムの女性スパイ、活動を語る
ベトナム戦争時代、北ベトナムの女性スパイだったグゥエン・ティ・グゥエットさんによる講演会が2日夜いなっせで開かれました。
この講演会はベトナムの孤児などを支援している、NGOマイニャーベトナムが開いたものです。
9月2日のベトナム独立記念日にあわせて開かれた講演会には、およそ40人が集まりました。
講演は日本語が話せないグゥエンさんにかわり、娘で日本人と結婚したタカサゴ・バンさんが通訳しながら進められました。
グゥエンさんは現在59歳で、19歳の時に北ベトナムのスパイとなり南ベトナムに侵入しました。
講演では国のためにスパイとして活動しながら、そのことを隠しフィアンセと結婚し悩んでいたことなどについて語っていました。
グゥエンさんは結婚し子供が生まれてから、スパイであることを打ち明けたということです。
グゥエンさんは戦争を経験しながらも結婚し子供を授かったことは幸運だったと話していました。
NGOマイニャーベトナムでは、講演活動などを通じてベトナムについて多くの人に知ってもらい、支援の輪を広げていきたいとしています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
箕輪消防署、パチンコ店電光掲示板でPR
9月9日の救急の日を前に箕輪消防署は、パチンコ店の電光掲示板を使ってPRをしています。
PRに使っているのは、国道153号バイパスのパチンコ店の電光掲示板です。
4店舗の協力を受け、救急に関する言葉や電話番号などを繰り返し表示しています。
このPRは、9日まで行われ、箕輪消防署では「住民の皆さんの目に触れる機会を少しでも多くし、救急に関する意識を高めたい」と話していました。
【伊那ケーブルテレビジョン】