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箕輪町の子育て情報誌編集・発行「子育てママさんs」
子育て支援施設など要望箕輪町の未就園児を持つお母さんお父さんのための情報誌「すくすくちびっこだより」を発行している町内の子育て中の母親有志「子育てママさんs」は6日、平沢豊満町長と懇談し、子育て支援施設整備などを要望した。
「子育てママさんs」は会員4人。町子どもセンターに事務局を置き、情報誌の編集・発行をする。年4回の発行計画で第1号を8月、第2号を11月下旬に発行した。第1号は町内の子育てサークル紹介、第2号は近隣の子育て支援施設の体験レポートなどを特集した。
懇談で会員は、0歳や1歳児の出かける場所があまりない実情を説明し、「登録しないで気軽に行ける場所がほしい」と要望。施設の1室などでスタッフが常駐し、親子や母親同士の交流、地域のお年寄りとのふれあい、ときにはイベントができる場を望んだ。
平沢町長は、「前向きに、どこか自由に使える場を考えたい」と答えた。
公園の壊れている遊具の修理、子育て中の母親の声を聞く場、勉強会など親が学ぶ場の提供なども要望した。 -
骨粗しょう症学習会
駒ケ根市は7日、骨粗しょう症など骨の健康について学ぶ学習会を市ふれあいセンターで開いた。市が行う健康診断の測定で骨密度が「正常」とされる男女別・若年成人平均値の80%以下と診断された人など約30人が参加し、骨を健康に保つ方法などを学んだ。
市内で開業する山村眼科整形外科の理事長で医師の山村俊典さんは「骨粗しょう症のメカニズムと治療法」について講義した=写真。山村さんはスライドで写真を示しながら「骨粗しょう症は寝たきりの原因にもなるので早期の発見が大事。原因はさまざまだが、骨を丈夫に保つためにはカルシウムを多く取ること、適度な運動をすることが効果的」と話した。
中谷内科医院の健康運動指導士井上成子さんは「骨を元気にするための運動習慣」として、自宅でも簡単にできる運動を紹介した。栄養士による「骨を元気にするための食生活」の指導もあった。 -
アマランサス研究会でアマランサスを使った試作和菓子が登場
市内の食品加工会社や生産者、研究者などでつくる伊那地域アマランサス研究会が6日、伊那商工会館であり、商品化に向けて研究を進めているアマランサスの試作菓子が披露された=写真。
遊休農地解消や地域おこしなどを目的として市内で栽培が始まっているアマランサスだが、現在はまだ、販売段階に至っていない。そこで今年4月、さまざまな分野の代表者らが集まり、生産から加工、販売までを体系的に研究する研究会を発足。その一歩として、各食品加工会社がそば、うどん、甘酒、パン、茶などの試作品を提案するなど商品化に向けた取り組みを着々と進めている。
この日提案された試作品は小麦をベースとする皮の中にゴマのあんを入れた和菓子と落雁(らくがん)。ともにアマランサスの葉を粉末状にしたものを混ぜて使用した。試食した会員からは「見た目より香りがする」「おいしい」など、好意見が多く出た。
研究会は、来年2月ころに有識者を対象にした試食会を開き、更なる研究を進めたいとしている。 -
かんてんぱぱで阿南窯、窯出新作展と阿南町ゆかりの工芸作家展
阿南町ゆかりの工芸作家6人による「窯出新作展と阿南町ゆかりの工芸作家展」が11日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。作家の個性が生きた陶芸約250点と、自然の風合いが生きた漆芸や染織など約50点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
1985年に作られた阿南町の三連房登り窯(阿南窯)は、阿南陶芸の中心的存在でありながら、ここ10年はたかれること無く放置されてきた。そんな中、町の陶芸体験館で講師を務める3人の作家が、町の活性化に役立てよう竏窒ニ、11月下旬、10年ぶりにこの窯を使って作品を制作。その新作を、今回の作品展に集めた。阿南町内漆芸、染め織り作家2人も参加している。
陶芸は、ともに自然釉を使っており、5日間のたき上げにより、「まき」ならではの色を実現。漆芸、染め織りは、原料とする天然の素材の温かみを最大限生かした作品となっている。
陶芸作家の水野雅史さんは「阿南町は自然豊かなところ。自然の良さを味わってほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。 -
高遠そばを伝承、普及へ
伊那市高遠町で7日、「高遠そば打ち講座」が始まった。高遠そば組合(松井教一組合長)などによる昨年からの取り組みで、修了生のなかには、実際に店の開業を控える人もいる。長い歴史をもつ高遠そばの伝承と普及を図り、産業や商業、観光面などから地域起こしを狙った試みだ。
高遠そばは、地元産のそば粉を使ったそばを、辛味大根の絞り汁に焼き味噌と刻みネギを加えた「辛つゆ」で食すのが特徴。そば好きだったとされる高遠藩主の保科正之公が「高遠そば」の文化を広めたことでも知られる。
講師は組合に加盟する山室、弥勒のそばの会や販売者の会の会員らが務める。受講生26人が「伝承者」と「初心者」の各コースに分かれ、2月まで5回にわたって技術の習得を目指す。
作業は▽水回し▽こね・練り▽延し▽切り竏窒フ工程に沿って進める。初日は、そば粉8割、つなぎ粉(小麦粉)2割を使う二八そばに挑戦。初心者コース500グラム、伝承者コースは1キロ(約10人分)を打った。
受講生たちは各工程ごとに悪戦苦闘していたが、慣れない手つきながらも、積極的に講師に指導をあおって熱心に励んでいた。
下山田の主婦(56)は「家族においしいそばを食べさせたくて参加した。早く覚えて家で打ってみたい」と話していた。
最終日は、伝承者コースの受講生を対象に試験をし、合格者には認定証を交付する。 -
長谷親子ふれあい広場でクリスマス会
伊那市長谷の親子ふれあい広場で7日、クリスマス会があった。21組約50人の親子が集まり、サンタクロースから子どもたちへのプレゼントがあるなど、一足早いクリスマスを楽しんだ。
親子が折り紙でサンタやトナカイ、ツリーなどクリスマスにちなんだものを作って遊んでいると、保健福祉課の職員が扮(ふん)したサンタが登場。子どもたちは「サンタさんだ。サンタさんが来た」と大はしゃぎしながら駆け寄った。
一人一人プレゼントを受け取ると「サンタさんありがとう」と大喜び。早速、中身のおもちゃを使って遊び、楽しいひとときを過ごした。
広場は旧長谷村から続く事業で、まちづくり拠点施設「気の里ヘルスセンター栃の木」を週1回、未就園児の親子に開放。保護者たちの子育てにかんする情報交換の場や、子ども同士の関わりを深める機会にしている。
1才児をもつ非持の主婦(30)は「(広場では)ほかのお母さんから子育てのアドバイスも聞けるし、子どももほかの子に刺激されて成長が早い。クリスマス会を含めていろんな企画もあり、子どもも私自身も楽しく生き生きと過ごせる場です」と話していた。 -
ゆずり葉学級と南小児童 昔の遊びで交流
南箕輪村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」(小平袈裟穂学級長・45人)は7日、公民館で、村小学校5年2組の31人の児童らと交流会を開いた。高齢者らが子どもたちにメンコやお手玉などを教えるなどして親ぼくを深めた。
小学生との交流会はゆずり葉学級の年間行事の一環で、同学級が学校に呼び掛けたもの。児童たちがこの日のために考案した「なかよしスゴロク」を一緒に楽しんだり、昔の遊びを学んだりするなど、子どもたちの希望に沿った方法で交流した。
スゴロクは参加者らが円をつくり、肩を寄せ合いながらゲームを楽しんだ。メンコ遊びでは、男性の高齢者らが遊び方を伝授。田中芳忠さん(72)=田畑=は「昔の子どものころを思い出しながら楽しめた」と、子どもたちに投げ方のコツを何度も披露していた。
「なかよしスゴロク」のマス目に従がって指相撲をする高齢者と児童 -
箕輪町の統計調査員・下平安則さんに感謝状伝達
経済産業省所管の統計調査功労で、箕輪町の統計調査員、下平安則さん=富田=が、経済産業政策局調査統計部長から感謝状を贈られた。6日、町で伝達した。
感謝状の対象は、統計調査10回以上。下平さんは工業統計調査を91年から05年に14回、商業統計調査を99年から04年に3回、合計17回、調査に従事した。 -
振り込め詐欺防止に感謝状
振り込め詐欺の被害を水際で防いだとして駒ケ根署は5日、八十二銀行宮田支店(三井哲支店長)に対し感謝状を贈った=写真。三井支店長は「運良く気が付いて本当に良かった。今後も被害防止に務めたい」と話した。
三井支店長によると11月17日午後1時半ごろ同支店を訪れた駒ケ根市の女性(87)が100万円を振り込もうとしているのを不審に思った職員が女性に話を聞いたところ、県外に住むおいが女性問題を起こして100万円必要になったと電話してきた、などと話したため、宮田村駐在所に通報するとともに女性の説得に当たった。同所員がおいに電話して確認したところ、詐欺だったことが発覚した。
同署管内では今年になって3件の振り込め詐欺被害があった。被害額は計約240万円。 -
みのわ祭り実行委員会小委員・区長合同会
07年度みのわ祭り7月28日開催を確認箕輪町の2006みのわ祭り実行委員会小委員・区長合同会は6日夜、役場で開き、07年度みのわ祭りの日程を7月28日土曜日とすることを確認した。
祭りは毎年、7月の最終土曜日に開催していることから、7月28日開催案を示し、確認した。
開催場所は、国道153号バイパスとする事務局案を示したが、花火部会から、中心市街地活性化も考えて中心商店街周辺での開催の意見があったため、年明けに設置する準備委員会でまつり内容などと併せて検討する。
花火部会からは、花火協賛金の集め方の検討を求める意見もあった。
本年度のみのわ祭りは7月の豪雨災害で中止した。準備のためにかかった経費などの決算報告をし、承認した。決算は、収入総額900万460円。支出は準備委員会まかない、交通安全看板、うちわ、ポスター・チラシ印刷、放送設備工事などで総額374万3612円。差引額525万6848円は本年度末に町に返納する。
花火大会会計決算は収入、支出合計各717万7887円。花火協賛金639万1千円は全額返納している。 -
伊那郵便局の2階にポストが登場
サンタさんへの手紙を届けるポスト?竏秩B伊那郵便局の屋根の上に、郵便ポストが登場し、道行く人たちを驚かせている=写真。
見た目は普通と変わらないポストだが、実は木製。長野オリンピックの選手村に設置していたもので、当時は実際に使用していた。オリンピック終了後は安全性の問題などからお蔵入りになっていたが、今年同局でそのうちの一つを譲り受けた。
12月に入り、イルミネーションで街が彩られる中、郵便局としても何かやろう竏窒ニ画策。インパクトを狙い、譲り受けた木製ポストとイルミネーションを屋根の上に設置することにした。
屋根の上にあるポストは通行人の注目を集めており、「かわいいね」などと話す声も聞くという。
今月いっぱいは屋根の上のポストを見ることができる。 -
高遠小中学校の給食で「アマランサスご飯」
栄養価が高い穀物、アマランサス(ヒユ科ヒユ属)を使ったオリジナル商品の開発を目指している伊那地域研究会は、伊那市の高遠町学校給食センターに収穫した実を提供し6日、高遠町の3小中学校の給食に「アマランサスご飯」が並んだ。
昨年から本格的に栽培に乗り出した研究会の高遠花摘み倶楽部は、町内4カ所の遊休農地で作り、今年は300縲・00キロを収穫している。同給食センターの栄養士が「地元の活動を生徒たちに知ってほしい」と、給食での利用を持ちかけたことから、1・5キロを提供した。
この日は、地元産の白米にアマランサスの種を混ぜ合わせたご飯を児童や生徒が味わった。高遠中3年の女子生徒は「少し甘味がある気がするけど、くせもないしおいしいですよ」と感想を話した。
研究会は、ここ数年で市民による栽培が活発化し始めたことが発端となり、信州大学、伊那商工会議所、地元企業、栽培者などが連携して立ち上げた。
アマランサスの種や葉が、たんぱく質、カルシウム、鉄分、繊維などが豊富なことに着目し、食品としての商品化を進める一方、赤色の花を咲かせ観賞用としても楽しめるため、産業と観光面から地域の活性化に向ける構想。現在は、乾麺、菓子、かゆ、酒の試作品を作っている。
信大農学部の根元和洋助手は「地元の一つの特産として栽培や利用が継続し、地域に根付いてほしい思いがある。給食に出ることによって栄養はもちろんのこと、地元の活動を児童や生徒、保護者に知ってもらう機会になる」と話す。 -
「こどもを守るJRバス」運行開始
全国で多発する子どもをめぐった凶悪事件を受け、伊那市のJRバス関東中央道統括支店は4日、「こどもを守るJRバス」として路線バスの運行を始めた。業務中に助けを求めてきた子どもを車内に保護したり、不審者を発見した際に警察に通報し、子どもの安全を守っていく。
同支店が防犯活動への協力を伊那署に提案し、同署が黄色のステッカー(縦約15センチ、横約40センチ)を提供。停留所の高遠駅を発着するバス10台を対象に、乗降口など前側面2カ所に張って運行し、利用客や地域住民の意識も高めている。県内のJRバスでは初めての試みという。
路線は伊那市街、高遠町、長谷を巡る4路線で、午前6時過ぎの始発から午後8時半ごろの最終がある。運行中に助けを求める子どもや不審者を確認した場合には、業務用無線で支店に連絡して、伊那署に通報するほか、地域の商店などに協力を求める。
秋葉松美支店長は「子どもが被害にあう前に未然に防げるよう、地域の役に立ちたい」と話す。 -
南箕輪村「輪の会」と「えごま学校」合同収穫祭
南箕輪村の農業女性でつくる「輪の会」とエゴマ栽培農家でつくる「えごま学校」は3日、「わいわい合同収穫祭」を北殿の村公民館で開き、約30人が参加した。
食べる喜びを分かち合おうと、初めて計画。両団体の作業を手伝っている寺子屋の子どもたちや信大農学部の学生らも招待し、今年獲れた農作物を調理して味わった。
輪の会は4月から田畑のほ場約7アールで、ジャガイモやコンニャク、豆類など10品目余の野菜を栽培。えごま学校は03年から、田畑や大泉、伊那市西箕輪にある遊休農地合わせて約40アールを利用してエゴマを作っている。
参加者たちは、「五平もち」「こんにゃくのえごま和(あ)え」「ヤーコンサラダ」「サツマイモトリュフ」などを協力し合って作った。全員でたっぷりと味わい、収穫の喜びをかみ締めた。 -
上伊那の芋焼酎「伊那八峰」試飲会
上伊那産のサツマイモを原料にした芋焼酎「伊那八峰」の発売日を前に、5日夜、伊那市の駅前再開発ビル「いなっせ」で試飲会があった。酒販売店主、生産者、消費者ら約80人が集まり、上伊那の市町村別と権兵衛トンネル開通記念の10種類の焼酎を飲み比べた。
芋焼酎は、地域の特産品開発の一環として、サツマイモの栽培から販売までを手がけようと賛同する生産者や酒販売店主らが取り組んだ。
呼びかけ人の池上明さん=飯島町=は「こんなに個性が出ると思わなかった。1年後、どんな味わいになるのか楽しみ」と話し、特産品への期待を込めた。
発売は12日。上伊那の酒販売54店で、1万6千本を販売する。価格は1本(720ミリリットル)1250円。アルコールは25度。香りが立つお湯割りがお勧め。
試飲会では、サツマイモ入り「こがねうどん」の試食もあった。 -
箕輪町泉沢常会1組の各戸でイルミネーション
箕輪町木下、泉沢常会1組の各戸で飾りつけたイルミネーションが毎夜ともされ、色鮮やかな電飾の光りが冬の通りを明るく照らしている。
昨年に続いて2年目の取り組み。国道153号から箕輪工業高校に通じる道沿いで、賛同した各戸が庭木や玄関などに装飾。赤、青、黄色などカラフルな電飾が点灯するほか、サンタクロースやトナカイなどの飾りもあり、道行く人を楽しませている。
発案者の荻原省三さん「この通りを歩く多くの人にすばらしい感動を与えられたら」と話す。
クリスマスの25日まで毎日、日没から午後9時30分ごろまで灯すほか、24日と大晦日の31日は翌日の朝方まで点灯している。 -
伊那市共同作業の家の愛称が「ゆめわーく」に決定
市町村合併を機に、より多くの人に親しんでもらおう竏窒ニ募集していた伊那市共同作業の家の愛称が「ゆめわーく」に決定した。
市内でも“わっこはうす”“ひまわりの家”など、親しみのある愛称を使っている共同作業所は多いが、伊那市共同作業の家にはこうした愛称がなかったため、硬いイメージを払しょくする意味で今年8月、伊那市社会福祉協議会が発行する「ふくし伊那」などで愛称を募集したところ、全国から28点の愛称が寄せられた。
その後、利用者の保護者やボランティア、社協職員などで投票したところ、「夢がわくような働く場所になってほしい」という思いがこもった「ゆめわーく」が最も多くの票を獲得し、正式な愛称に採用された。
今後は、入り口付近に設置している看板にも「ゆめわーく」という文言を加えたいとしている。 -
アンサンブル伊那で美鈴工房のパッチワークキルト展
伊那市西箕輪にある知的障害者の通所授産施設・アンサンブル伊那27日まで、南箕輪村にあるパッチワーク教室「美鈴工房」(磯千恵子代表)のパッチワークキルト展が開かれている。細やかなキルティングが施された約10点が、喫茶店内や1階の展示ギャラリーを彩っている=写真。
美鈴工房は先月末、別の会場で上伊那地域の受講者による作品展を開催。同施設のスタッフが、受講者の一人と親戚だったこともあり、施設内での作品展を依頼したところ、快く了承を得た。
壁掛けほどの小さな作品は廊下展示スペースに集められており、ベッドカバータイプの大作は、喫茶店内に展示している。
訪れた人は「細かい作業だね」「根気がいるね」などと丁寧に縫いこまれた作品を眺めていくという。
午前10時縲恁゚後7時半(2、16日は午後3時まで、22日は午後3時から。日曜は定休)。
問い合わせはアンサンブル伊那(TEL71・8622)へ。 -
記者室
中高年の主婦が集まり、自殺が話題になった。統計的にはともかく「主婦は自殺ができない」と言う結論に。その理由は家計を預かる主婦として葬式代の工面がつかないうちは死ねない。身の回りをきちんと整理しておかないと恥かしい、これが1番大変。日頃ずぼらに暮らしていると、台所、押し入れ、物置と半年は掛かる。気の長い死神も逃げ出す。片付けも3日もやれば疲れて死ぬ気も失せる▼もっともらしく言えば、心の問題は時が解決する。死ぬこともタイミング、それを外すと死ねないとか。周りに自殺志願者がいたら「3日だけ生きて」と、3日過ぎたら、もう1週間、そのうち、死にたくなくなるとか▼経験者ではないだろうが、妙に説得力があり、感心した(大口国江)
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年末特別警戒で街頭啓発 伊那エンジェルス隊
年末特別警戒(11縲・1日)に先立ち、伊那署管内の防犯ボランティア「伊那エンジェルス隊」は1日夕、伊那市西町区のアピタ伊那店など大型店4カ所で、街頭啓発活動を繰り広げた。
隊員約30人、署員約10人が各個所に分かれ、啓発ちらしとティッシュペーパーを買い物客に配布。「11日から年末特別警戒が始まります」などと呼び掛け、地域住民の警戒意識を高めた。
アピタ伊那店では、青色回転灯を装備した車両の横で、そろいのジャンバー姿の隊員ら約10人が配布活動をした=写真。
伊那署によると、管内では「車上ねらい」「空き巣」が多発している。年末は特に気の緩みもあるので、戸締りや車の鍵のかけ忘れには注意してほしいという。 -
手作りしめ飾りで新年を 長谷地域青少年育成会
伊那市の長谷地域青少年育成会は2日、長谷公民館で、恒例の「親子しめ飾り教室」を開いた=写真。地域内の親子27人が参加し、良い新年を迎えるため、しめ飾り作りに挑戦した。
親子の交流と伝統文化の伝承を目的とした教室。旧長谷村の元教育長の伊東耕平さんを講師に招き、地元で取れた稲のわらを使って、参加者らが思い思いのしめ飾りを制作した。
経験者は2人で残りの人は初心者。わらに・スより・スを掻けていくのに苦労していたが、次第にコツをつかむと、指導者も「うまくできた」と太鼓判を押す作品が完成した。
2年目の参加となった中山晴貴君(長谷小3年)は「昨年よりうまくできた」と満面の笑み。周りの保護者らは「地域の人に教えてもらい子どもたちが受け継いでいってくれれば」と話していた。 -
【記者室】自転車のマナー
車の運転中、自転車とぶつかりそうに(正確に言えば自転車にぶつけられそうに)なった。見通しの悪い交差点で一時停止して大通りに出ようとしたところ、歩道を猛スピードで飛ばして来た自転車が急ブレーキ。危うくかわし、こちらをにらみながら走り去った▼これで事故になった場合、過失の割合はどうなるのか分からないが多分自動車の方がより責任が重い竏窒ニいうことになるのだろう。知っている人は少ないかもしれないが、自転車は一部の許可された区間を除き歩道を走ることは許されていない▼このほかにも右側を走る、夜でもライトを点灯しないなど、自転車乗りのマナーの悪さは目に余る。免許証とまでは言わないが、講習ぐらいは必要ではなかろうか。(白鳥文男)
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新山地区で保育園・小学校存続に向け住民フォーラム
伊那市富県の新山地区の住民有志でつくる「新山の保育園小学校を考える会」(若林敏明代表)は3日、地元集落センターで住民フォーラムを開いた。約50人が集まり、子どもの減少により課題となっている保育園と小学校の存続に向けた方策を探った。
説明によると、保育園への入園も少なくなり、小学校は早くて1縲・年生合わせて3人となる09年度にも複式学級が懸念され、子どもが減り続けた場合には市教委から統廃合の検討も視野に置かれている。
この現状を受け、考える会が地区全戸を対象にしたアンケートでは、全207戸のうち202戸から回答があり、存続を求める声が8割を占めた。これによりフォーラムでは出席者に、結果を踏まえた今後の活動計画案を提示、地域が一体となって存続に向けて活動していくことを確認した。
今後は、地区外から園児や児童を受け入れるための交通網の確保、UJIターン者や若者の定住を目指した住宅の整備、充実した施設に向けた保育園の改修、保育士を支援する地域組織の立ち上げなどに取り組む。基盤づくりを進め、地区外に「自然に囲まれた小規模校ならではの魅力」をアピールしていく。
住民からは「新山への関心があるか市内の保育園にアンケートできないか」「転勤族の子どもを受け入れるのもいいでは」などの意見があった。
計画案は大筋で合意が得られ、考える会は11日に市に提出するという。 -
新体操クラブ「ポーラ☆スター」伊那・塩尻合同発表会
新体操クラブ「ポーラ☆スター」(橋爪みすず代表)の伊那、塩尻両教室による発表会が3日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった。2才児から高校生まで総勢約250人が華麗な演技を披露し、詰めかけた観衆を魅了した。
伊那教室は15回目、塩尻教室は13回目で、初めて合同の発表会を計画。「絆(きずな)縲怩ツながりと時を重ねて縲怐vをテーマに、学年別の演技や競技種目の発表を展開した。
生徒たちはリボンやクラブ、ボールなどの手具を音楽に合わせて自在に操り、日ごろの練習の成果を堂々と披露。ギャラリーから大きな拍手を集めていた。
発表会には「松川ペパーミントベル」や「SWAN安曇野RG」など、県内の関係クラブも賛助出演し、舞台に華をそえた。 -
「イルミネーションフェスタみのわ」始まる
箕輪町の中心街に数多く装飾されたイルミネーションが3日夜ともり、冬の市街地を色鮮やかに彩った。
中心街の活性化を目指し、町商工会が進めるTMO構想の実働部門「みのわTMOネットワーク2004」が初めて企画した「イルミネーションフェスタみのわ」。1カ月前から準備を進め、仲町、日の出、通り町、本町の各地区に飾った。
▽太陽のステージ▽銀河の誕生▽太陽系の誕生▽原始地球の誕生▽海の誕生▽恐竜の時代▽凍結の時代竏窒フ各ゾーンを設けて、宇宙の誕生から地球の誕生、生命の誕生を表現。市街地を歩く多くの人が足を止めて、色とりどりの電飾がつくり出す幻想的な世界に浸っていた。
イルミネーションの点灯は午後4時半縲恁゚後11時。期間は来年1月27日まで。 -
富県南部保育園でおでんパーティー
おじいさんおばあさんにもぼくたちの大根を食べてもらおう竏窒ニ、伊那市の富県南部保育園の園児たちが1日、地域のお年寄りを招いたおでんパーティーをした=写真。
同園は今年、食育活動の一環としてさまざまな作物をつくることに挑戦。これまで作っていたジャガイモ、サツマイモのほかに、ズッキーニ、ソウメンカボチャなども収穫し、給食として調理したところ、苦手な野菜でも自分たちで作った愛着からがんばって食べる園児の姿も見られた。
大根も今年初めて挑戦した作物の一つ。大小合わせて100本以上を収穫し、大きい大根は園児らがそれぞれ持ち帰ったが、それでも小さい大根が残ったため、とおでんパーティーを企画した。また、普段からお世話になっている畑の園主や地元農家、保育園の前の広場でゲートボールをしているお年寄りなども招くことにした。
大根を切る作業は年長園児が担当。ほかの園児は、はんぺんやこんにゃくを串に刺す作業に挑戦した。
招かれたお年寄りは「この大根はぼくたちでつくったんだよ」と話し掛ける園児に、「すごいね。おいしいよ」と返し、おでんの味とともに子どもとの交流も楽しんでいた。 -
はら美術で東山魁夷・小倉遊亀・中島千波巨匠作家版画展
伊那市旭町のはら美術で10日まで、「東山魁夷・小倉遊亀・中島千波巨匠作家版画展」が開かれている。日本画画壇を代表する3作家の約40点が、訪れた人を楽しませている=写真。
今回は、東山魁夷の白い馬シリーズの一つ「緑響く」を始め、絶版となった中島千波の「千歳桜」、小倉遊亀が生誕100年を記念して描いた「山百合」など、巨匠作家の代表作を一堂に集め、四季の風景を演出。どれも一度は目にしたことがあるような秀作は、人が集まる機会が増える年末年始に、家の中に彩りを加える。また、年末特別価格ということでそれぞれ市価より安い価格で販売しており、中には半額以下まで抑えているものもある。
主催者の原章さんは「それぞれの特徴ある作品が集まっている。長野県に縁のある作家の作品を家に迎え、新たな気持ちで新年を迎えてもらえれば」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。 -
「人権週間」4-10日
伊那人権擁護委員協議会が街頭啓発国際連合が定める12月10日の人権デーにあわせた「人権週間」(4-10日)の活動で、伊那人権擁護委員協議会は上伊那8市町村で街頭啓発をする。南箕輪村の大型店で2日、村の人権擁護委員2人と役場職員が、人権尊重思想の普及高揚のため、買い物客らにチラシを手渡した。
街頭啓発は人権週間中の恒例の取り組み。チラシには「育てよう一人一人の人権意識」の言葉、人権週間の説明などが書いてある。
南箕輪村ではチラシと入浴剤の74セットを用意し、のぼり旗を立て、「人権週間です。お願いします」と呼びかけた。この日は、辰野町でもあった。 -
伊南防犯連合会職域防犯部会年末研修会
年末特別警戒体制初日の1日、伊南防犯連合会は職域防犯部会の年末研修会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。伊南地区の金融機関や事業場などの代表者約70人が出席し、駒ケ根警察署の課長ら担当者から犯罪や交通事故の状況などについて説明を聞いたほか、ビデオ『サイバー犯罪事件簿竏虫pなき侵入者』を見て詐欺の実態や防止法などについて学んだ。
伊南防犯連合会の山浦義人副会長は「事件、事故のない安全な地域づくりのため、防犯体制の確立に先頭に立って尽力を」とあいさつした=写真。 -
古代米で園児がもちつき
南箕輪村の中部保育園で1日、南殿の唐木義秋さんが村に贈った古代米で園児がもちつきをした。ふれあい保育で地域のお年寄りと一緒に元気にもちをつき、昼食に味わった。
古代米のもち米で、もちやおはぎを-と唐木さんが村に贈った。村は村内5保育園と老人ホームに配った。
中部保育園では古代米と通常のもち米を6キロずつ混ぜて蒸かし、白いもちと、6月に園児と地域のお年寄りが一緒に摘んで冷凍保存していたヨモギ入りの草もちの2種類を作った。
年長、年中児が順番に杵を持ち、「よいしょ、よいしょ」ともちつきをした。周囲の園児は「ぺったん、ぺったん」ともちつきのまねをしたり、掛け声をかけて楽しんでいた。
草もちはきなこ、あんこの2種類、白いもちはごまの味で、皆でつきたてをおいしく食べた。