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天竜川シンポ 7月豪雨災害とその対応
「第5回天竜川シンポ縲・月豪雨災害とその対応縲怐vは8日、箕輪町文化センターであり、建設、行政関係者ら約500人が集まった。同町松島区の天竜川堤防決壊を中心に避難誘導や復旧工事にかかわった人々によるパネルディスカッションで、今後に向けた展開などを考えた。国土交通省天竜川上流河川事務所主催。
パネリストは、平澤豊満町長、原幸喜松島区長、池田幸平県南部防災対策協議会本部隊長、三上幸三同事務所長の4人。北澤秋司信州大学名誉教授がコーディネーターとなり、パネルディスカッションした=写真。
原区長は避難所の状況を「現場の状況が把握できず、区民の不安はいら立ちに変っていくのを感じた」と説明。平澤町長は「デジタル無線、インターネットを使った伝達などを使い、現場や住民へ正しい情報を伝える努力をしたい」とした。
原区長は「避難をしてみて、地域内のまとまりが大切と知った。スポーツ交流、公的施設の利用などで普段から団結力を強め、組織力を高めたい」とも話した。
緊急復旧にかかわった池田隊長は「24時間の工事が続き資材、人員不足に苦労した。そんな中でも復旧工事を知る先輩方の存在は大きく、若者へと知恵や技術を受け継いでいく必要を感じた」と述べた。
三上所長も「先輩方のこれまでの災害後の河川改修などの対応が今回の被害を最小限に抑えた。それぞれの時代でベストを尽すことで今日があると思う」と再度災害の防止へ意気込みを語った。 -
渡場のイチョウ並木黄色に色づき
中川村渡場のイチョウ並木が色づき、初冠雪の南駒ケ岳や越百岳に映え、絶好のカメラスポットになっている=写真。
83年に渡場地区のいこいの広場として、久寿、唐九郎の2種類、約20本を植えた。4年前から、ギンナンの収益金で、地区のイチョウ祭が行なわれいる。 ギンナンはせき止めや頻尿、夜尿症改善に効果があるとか。 -
マナビィランド
箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2006の一環、マナビィランドは4日、役場駐車場であり、フリーマーケットや野菜市など7団体が出店した。
総合的な学習の一環で、箕輪中部小学校の3年3組と6年2組がフリーマーケットで参加。3年3組(25人)は、町の人と交流したい-と4月から出店を計画し、学級園で育てたサツマイモ、ピーマンなどの野菜のほか、児童が手作りした手芸品やビーズアクセサリー、家庭にある不用品なども販売した。売上金はエースドッジボール大会に出場した費用の一部にあてるという。
6年2組(37人)は昨年に続き2度目の参加。昨年は栽培した落花生、サツマイモなどを販売したが、今年は世の中のことを勉強するため、自分たちの手作り品が商品として売れるかどうかを試そうと、グループを作ってアクリルたわし、アイロンビーズ、廃油で作ったキャンドル、花、コースター、しおりなどを作って準備した。売上が材料費を超えることが目標で、売上金は保育園や老人施設訪問の活動費にする。児童はそろいのバンダナとエプロン姿で、大きな声で商品アピールをし、客を呼び込んでいた。 -
中ア千畳敷に積雪
前日の荒天で今季初の本格的な雪となった中央アルプス千畳敷一帯は8日、朝から雲一つない快晴となり、穏やかに降り注ぐ日差しに新雪がまぶしく輝いた=写真。折り良く訪れた観光客らは「すごい」「素晴らしいね」などと感嘆の声を上げながら、宝剣岳やカールを飽きずに眺めていた。
降雪のあった7日は山頂付近は厚い雲に覆われていて駒ケ根市内から冠雪を望むことはできなかったが、一夜明けた8日には新雪を頂いた宝剣岳の姿が市内からも見られた。
ホテル千畳敷によると昨年の初積雪は11月6日、一昨年は10月23日だった。 -
まちづくり大賞決まる
地域ボランティアの花いっぱい運動を顕彰する伊那市の「まちづくり大賞」の入賞者が決まった。最優秀賞は「小沢花の会」。15日、市役所で表彰式を開く。
「まちづくり大賞」は97年度から始まり、今回は高遠町・長谷を含む27団体・個人が応募。新たに設けた学校花壇(フラワーブラボーコンクール出場校除く)は2校だった。春・夏・秋の3回、審査員が現場へ出向き、花の管理や色合い、規模など5項目を審査した。
最優秀賞の「小沢花の会」は、芝桜で作る花富士をはじめ、サルビア、マリーゴールド、菊などを植え、広域農道沿線などを彩っている。花を通した観光客らともふれあうなど総合的に高い評価を受けた。
入賞団体・個人の写真は22日まで、市役所1階市民ホールに展示している。
最優秀賞を除く結果は次の通り。
◇花いっぱい活動▽特別賞=御園老人クラブ▽優秀賞=福地の里花の庄、唐木昭子▽佳作=アクセス通りを美しくしよう会(色彩賞)境区コミュニティー花壇(デザイン賞)みてござる地蔵を守る会(造形賞)▽努力賞=東松福寿会(四季咲き賞)長谷地区市野瀬高齢者クラブ(春花賞)榛原花作り実践委員会(夏花賞)諏訪形社会福祉協議会(秋花賞)室町ミニパーク花の会(アイデア賞)▽讃花賞=北林花の会、車屋花の会、南福地区、日影地区花の会、東春近中組分館・中組社協・中組全隣組、北福地社協ふれあい、金井花の会、渡場花の会、羽広区第3組、さくら会、森下寿美、山寺商工会、西町区下春日町長寿クラブ、奈良尾花の会、中部電力伊那営業所
◇学校花壇づくり活動▽優秀賞=伊那東小▽優良賞=手良小 -
【記者室】夢を語る
中国語落語のパイオニア梅津亭あんこうさん。箕輪町国際交流協会主催の落語会で中国語落語と同時通訳落語を披露した。中国語が全くわからなくても大いに笑えた▼以前仕事をしていた上海で中国語落語を数回披露した経験があり、10月にNHKラジオ「地球ラジオイン上海」に出演。先日は香港中文大学の依頼で落語をし、チケットの売上全額を恵まれない子どもたちのために寄付した▼あんこうさんが暮らした上海の日本人社会は、夢が語れる世界だったという。だれかが夢を聞きサポートしようという話が出てくる所だと。香港での公演は、夢を発信した結果だと聞いた。「自分の夢を語るのがすごく大切」。道を切り開くのは自分自身だと、改めて教わった。(村上記者)
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伊那市・中央区押し花教室展示
伊那市の中央区公民館で開く「中央区押し花教室」の展示会は20日まで、同市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。会員17人が一人1、2点ずつの計24点を出品。四季折々の草花の生き生きとした姿を残した作品が会場を彩っている。
初心者や教室発足の10年以上前から通うベテランの30縲・0歳代の女性が会員。月に一回、代表者の野澤伊代子さんら4人の押し花インストラクターが指導し、作品づくりを楽しんでいる。
サクラ、アジサイ、バラ、月下美人などの草花を会員が野山や庭先で採集し、風景画などにして展示。中には我が子へ送ろうと制作した、押し花絵の花束などもあり、直射日光を避ければ色あせることのない「押し花」の魅力も詰っている。
会員の一人は「せっかく咲いた花の命。一つひとつを大切に押し花として生かし、新しい命を誕生させている」と話していた。
土・日曜日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
カラマツ落葉、轍となって幻想的に
立冬の7日、上伊那地方も暦(こよみ)通りに日中の寒さが厳しくなり、秋から冬への移り変わりを感じる一日となった。
寒冷前線の通過で、朝からほとんど気温が上昇せず、逆に下がる傾向も。日中の気温は11度前後と肌寒く、10メートル以上の強風も吹いた。
宮田村の西山山ろくは、強風でカラマツの落葉が盛ん。駒ケ岳や駒ケ根高原へ通じる道路は、雪が積もったかのように、落葉の轍(わだち)ができ、冬の訪れを感じさせた。 -
南信レクリエーション協会子育て講演会
南信レクリエーション協会主催の子育て講演会は4日、伊那市役所で開き、子育て応援団長の三好良子さんが「悩める子育て解決法・上手な子育て術」をテーマに、親が心の知能指数を高めることの大切さなどを話した。
三好さんは人材育成コンサルタントで、全国で子育て支援の講演活動をしている。
毎年、三好さんを講師に研修会をしている同協会が、地域の人々にも知ってほしいと、講演会を計画した。
「今、どの年代も子育ては大変な時代。真しに向き合い学んでおく必要がある」と話す三好さん。「心の知能指数(目配り、気配り、心配り、手配り)がキーワード」とし、「人間力を子どもにつけるために、親が心の知能指数を高めることがとても大事」と話した。
子育てのはじめの一歩としてプラスとマイナスの考え方を挙げ、「プラスとマイナスの数が同じでないとだめ。バランス感覚がとれていることが大事」と強調。子育て中は、仕事をやめなければならない、自由がきかないなどのマイナスが多くなり、子育ての楽しさや面白さなどが縮小するため、「子どもから感動をもらった」「友達ができた」などのプラスを会場の皆で考え合った。 -
救急法救急員養成講習
南箕輪村消防団主催の救急法救急員養成講習が4日、大芝研修センターで始まった。
村消防団は救護班を中心に人命救助などの勉強や訓練に取り組んでいる。村民にも救急法の知識や実技方法を身に付けてほしいと、年2回講習を開いている。
3日間18時間の講習と学科・実技検定で、赤十字救急法、心肺そ生法、傷と止血、急病・運搬・救護などについて学ぶ。3日間受講すると受講証を渡し、検定合格者には救急員認定証が交付される。
消防団員と一般の15人が受講。初日は赤十字救急法について講義を受け、体位の変換や毛布を使った傷病者の保温方法などを実習した。
体位変換では、受講者が2人1組になって練習。講師は、一人でやる場合と数人でやる場合の負担の違いも見せ、「自分一人でなんでもしようと思わず、できるだけ多くの協力者を求めて。自分も楽だし、なによりも傷病者に負担を与えない」と話した。 -
芋焼酎「伊那八峰」12月12日発売
上伊那産のサツマイモを原料にした芋焼酎「伊那八峰」が12月12日、上伊那の酒販売57店で発売する。市町村ごとに千本(720ミリリットル)以上を用意。発売前には、消費者らを対象にした試飲会を計画している。
地域の特産品開発の一環として、サツマイモの栽培から販売までを手がけようと賛同する生産者や酒販売店主らが取り組んできた。
芋焼酎は、上伊那の市町村別9本に、権兵衛トンネル開通記念1本を加えた計10種類。。銘柄は辰野町「龍」、箕輪町「みのわ黄金千貫」「みのわ紅あずま」、伊那市「座々無志(ザザ虫)」、南箕輪村「不死清水」、宮田村「脈々」、駒ケ根市「しまだ娘」、飯島町「越百」、中川村「なかがわ」、全域の「権兵衛魂」。アルコール度数は25度。価格は1250円。
各市町村でサツマイモを栽培したが、天候不順のため、収穫量は86トンと見込みの半分だった。収穫したサツマイモは、飯田市の喜久水酒造で仕込み、寝かせている段階という。
伊那市内で7日に開いた第3回販売会議で、発売日や価格、取り扱い店などを発表。生産者から栽培の苦労話も聞いた。
呼びかけ人の池上明さん=飯島町=は「地域色の出た焼酎で、特産品になり得る。酒屋として大事に販売し、自分の焼酎として育てていきたい」と期待を込めた。
銘柄に合わせたラベルデザインも披露され、酒販売店主らが手直しを加えた。
試飲会は12月5日午後6時から、駅前再開発ビル「いなっせ」5階で開く。会費は500円。 -
高齢者クラブ大会
伊那市高齢者クラブ連合会(久保田泰男会長)は5日、伊那公民館で第1回大会を開いた。会員約230人が出席。「活性化と連帯の輪を広げて竏鋳n域の心を結ぶ強いきずな」をメーンテーマに、功労者表彰や演芸発表などを繰り広げた。
クラブは市町村合併に伴い、4月に1本化。49の単位クラブで、会員は約2900人。会員同士の親ぼくを図ったマレットゴルフ大会など本年度前半の行事は無事に終えた。
大会で、久保田会長は、高齢者を取り巻く環境に触れ「地域に関心を持ち、みんなで力を合わせて活動に当たることが時代の要請。健康を保ち、仲間づくりをして楽しもうではありませんか」とあいさつし、各単位クラブでの加入促進の取り組みを呼びかけた。
そのあと、介護者9人、功労者6人、優良会員34人をそれぞれ表彰。
大会宣言で▽地域の特色を生かした楽しいクラブ活動の充実▽心と体の健康づくり竏窒ネど7項目を掲げた。
また、会員らによる民謡踊りや健康ダンスなどの演芸発表・作品展示、南信病院の近藤廉治院長の講演会「楽しい人生のために」もあった。 -
「税を考える週間」で大谷昭宏さん講演
国税庁の「税を考える週間」(11縲・7日)に先立ち、伊那法人会(北原國人会長)は6日、同週間に合わせた年一回の講演会を伊那市の伊那商工会館で開いた。ジャーナリストの大谷昭宏さん=写真=の「開け 心が窓ならば」と題した講演に、会員ら100人以上が集まった。
早稲田大学政経学部卒業後、読売新聞大阪本社に入社し、警察担当についた大谷さん。退社後の現在は、テレビ出演、著書を出版するなど、幅広い分野でジャーナリズム活動を展開している。東京都出身で大阪府在住。
大谷さんは、税金について「自分が払うお金は妥当なのか、きちんと考える必要がある」と主張。他の都道府県の不正問題を例に話し「税金を納め、一票を投じる側は、こと細かに注文をつけていかねば」と話した。
「納税する側が声をあげれば変ること」と強調。「私たちが情報を提供し、皆さんが『これではまずい』と考えることで、制度は変っていく」と訴えた。
また「私たちはあまりにひどい社会を子どもたちに提供している」とも主張。いじめで悩んでいる児童、生徒らに「大人が生きる力をまずは訴え、社会のどこをどう変えていかねばならないか考えてほしい」と呼び掛けた。 -
七五三の祝い
大安の5日、各地の神社などでは晴れ着に身を包んだ子どもたちが保護者に手を引かれ、七五三の祝いに訪れる光景が見られた。
駒ケ根市北割一区の大宮五十鈴神社(白鳥俊明宮司)の拝殿ではあでやかな着物やりりしい羽織、はかまを着た子どもたちが神妙な顔つきで宮司の祈祷を受け、小さな手で玉ぐしをささげるなどの神事を行ったり、両親や祖父母らとともに記念写真に納まったりしていた=写真。
七五三は男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳に健やかな成長を祝って神社などに詣でる行事で、本来15日にお参りするものとされるが近年ではその前後の土、日曜日などに行われることが多いという。 -
立冬
7日は冬の気配が現れ始めると言われている二十四節気の一つ「立冬」。
月を通して強い寒気の南下がなかった10月は、中旬を中心に晴れて温かい日が続き、平年平均より1・8度ほど高い平均気温を記録。飯田の気象官署では、過去5番目に高い記録となった。
11月に入っても、しばらくは好天に恵まれていたが、長野地方気象台では、ぐずついた天気となった6日以降、徐々に寒気が入り込み、平年並みの寒さに戻ると予測。温かさが続いたこともあり、体感温度的にはかなり寒くなったように感じるという。 -
長谷学校給食共同調理場が全国優勝
地元産の食材を使った献立を競う第1回「全国学校給食甲子園」=11月4縲・日、東京都・女子栄養大学=(NPO法人21世紀構想研究会主催、文部科学省など後援)で、伊那市の長谷学校給食共同調理場が見事、優勝を飾った。山里の美味をふんだんに使って、全国に「長谷の良さ」を轟かせた。
全国1514校から3次までの書類審査を通過した6ブロック代表12校が出場し、栄養士と調理師各校2人が制限時間60分内に調理。学識経験者らが栄養価などを審査した。
調理場では、栄養士の埋橋恵美さん(39)と調理師の松本ひろみさん(44)が包丁を握った。栗や豆などを入れた「五殻ごはん」、きのこや野菜たっぷりの「杣人(そまびと)汁」、特産のエゴマを使った「野菜のエゴマ味噌マヨ和え」など、長谷ならではの秋の味覚を盛り込んだ5品を調理。地域食材を9割以上使っている豊富さなどが評価を受けたという。
地域の農業女性らでつくる「麦わら帽子の会」が低農薬栽培する農産物を20年ほど前から利用していて、「(大会では)普段と代わり映えせず、メーンになる料理もなかったが、地域の学校給食への理解が大きかったと感謝している」と埋橋さん。「まだまだ長谷の良さは語り尽くせない。全国だけでなく、子どもたちにも郷土を誇れることを献立を通して伝えていきたい」と話した。
大会は、地場産物を活用した給食の紹介により、学校給食への理解と食育の推進を図る狙いがある。 -
南箕輪中5期生がコヒガンザクラ3本を植える
南箕輪中学校5期生(51年度卒業)の同期会が5日、南箕輪村の大芝荘であった。古希(70歳)を祝い、大芝荘東側の大芝公園にコヒガンザクラの幼木3本を植えた。
同期会は2年に1度で、3クラスが合同で開いている。今回は地元をはじめ、東京都、愛知県、大阪府などから約40人が集まった。
大芝公園には桜の木が少なく、花が楽しめるようにとコヒガンザクラを選んだ。
参加者は一人ずつスコップなどを使い、高さ3メートルほどの幼木に土をかけた。「春になったら、花見に来なくっちゃ」と楽しみにしていた。
そのあと、健康についての講演を聞いたり、宴会をしたりと久しぶりに会った仲間と楽しいひとときを過ごした。 -
絵本作家どいかやさん講演会 市立図書館で原画展も
伊那市立図書館は「文化の日」の3日、絵本作家どいかや(土井香弥)さん=写真=の講演会を開いた。市内などから子ども連れの親子など約70人が集まり、絵本作家になった経緯、絵本の作り方などの話に耳を傾けた。
どいさんは、東京都出身で東京造形大学デザイン科を卒業。動物や自然などを題材にした絵本作家として有名で、代表作「チリとチリリ」シリーズは、同図書館でも人気となっている。
デザイン関係の会社を退社し、絵本作家になったどいさんは「自分の思いを込め、見る人を楽しませる絵本を描いていきたい」と講話。「イラストレーターになろうとしたが1枚の絵だけでは表現しきれないと思い、絵本を描こうと始めた」と経緯を話した。
「チリとチリリ」シリーズができるまでを振り返り、チリは女性タレントの名前から名づけた竏窒ネどの裏話もあった。
図書館広域情報コーナーでは12日まで、どいかやさんの原画展「チリとチリリまちのおはなし」を開いている。 -
9日にいなっせでチベット古典音楽を楽しむ夕べ
郷愁漂うチベットの古典音楽で、秋の夕べを楽しんでほしい竏窒ニ9日、「チベット古典音楽コンサート竏忠H衣」が、伊那市駅前ビル「いなっせ」である。
北九州市出身で、現在はニューヨークを中心に、チベット古典音楽の演奏家として活躍しているトシ・クガ(本名は空閑俊憲)さんと、03年にインドで開かれたチベット最初の音楽賞コンクールで、最優秀女性歌唱賞を受賞したパッサン・ドルマさんの来日公演。
25年前にニューヨークへ移り、10年ほど前からチベット三味線を弾き始めた空閑さん。米国内やカナダで演奏活動をしており、03年には、日本人として初めてダライ・ラマ法王の前でチベット古典音楽を披露した。日本では、地元の九州地区を中心に帰国コンサートをしてきたが、「日本のチベットと言われる長野でコンサートをしてみたい」と、知人のいる伊那市での公演が実現した。
ともに演奏するパッサン・ドルマさんは、孤児として生まれ、3歳の時にかかった小児まひのため、左足を失ったがその後、入門した舞踊音楽団でチベット古典音楽を学んだ。 民族衣装をまとった姿とその美声から「天女の声」とも賞され、1992年にはダライ・ラマ法王の前でも歌声を披露した。
コンサートの準備をしている木下恵二さんは「日本でいう馬子歌のような感じで、懐かしさを感じる響き。世界にある多様な文化の一つを知る機会にしてもらえれば」と、多くの来場を呼びかけている。
開演は午後7時(開場は午後6時半)で、前売り券800円、当日券千円となっている。
チケットの購入、問い合わせは、あびえんと(TEL78・0899)へ。 -
住民手づくり花壇、秋の花見事に
宮田村大久保区の各所に整備された花壇が、小菊やコスモスなど秋の花で満開に。行き交う人の目を楽しませ、地域を彩っている。
住民有志が毎月第3日曜日に集まり、年間通じて手入れ。今は住宅街の一角に、見事な秋の花が咲き誇っている。
6、7年前から続く地域ボランティアだが、参加する人たちは「季節感を味わってもらい、心和ませることができたら」と話す。 -
【記者室】「冬」の到来竏駐薄精ソ格
朝晩の冷え込みが次第に強くなってきた。上伊那各地の小中学校では教室にストーブが準備されるなど、本格的な冬支度が始まる。家庭にあっても一向に下がる気配のない灯油価格が家計を直撃する「冬」の到来だ▼石油情報センターの発表によれば10月末現在の県の灯油平均店頭小売価格は18リットル1490円だ。昨年同時期は1250円だった。2年前は千円、3年前は800円だったのだが…▼寒冷地の冬は暖房が必要な分だけ家計への負担は大きいが、そんなことをいくらぼやいたところで価格は下がっちゃくれない。庶民にできることといえばこの冬が暖冬であることを祈るぐらいか。戦後最長という今の景気回復に望みをかけ、せめて気持ちだけは明るく持ちたい。(白鳥記者)
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白山登り釜で窯焼き
伊那市高遠町の伝統陶芸品、高遠焼きを製陶する白山登り窯(唐木米之助代表)で3日、仕上げの本焼き作業「窯焼き」が始まった。湯のみや花器、つぼなど約千点を窯に入れ、3日間かけて焼きあげる。
高遠焼きは1813(文化10)年、高遠城へと水を引くため、美濃から陶工を招いて城内導水用の土管を焼いたことが起源。昭和中期から末期にかけて一時は途絶えたが、唐木さんが1975(昭和50)年に復活させた。
粘土をろくろで成形し、素焼き後に釉薬をかけて仕上げの本焼きとなる。まきをくべて1250度に保ちながら3日間、昼夜問わず焼き続ける。まきには松を使う。やにが多いことで火力が強くなるため、窯焼きには最適という。
唐木さんは「今はガスや灯油を使って焼くことが多いが、昔ながらのまきを使って焼くと、また一味違った作品になる。古い伝統を守っていくには、伝統の技法を継承し、こだわり続けていくことが大事」と話す。 -
伊那愛石会が水石展
上伊那の会員でつくる伊那愛石会(中村章会長)の第46回水石展は4、5日、伊那市の坂下公会堂で開いている=写真。天竜川水系の石だけを集めた同会の年に一度の展示。「テーマ石の部」「一般水石の部」に、会員19人が計58点を持ち寄った。伊那毎日新聞社など後援。
今回のテーマ石は、赤、緑、白色が入った「色彩石」、石の形が動物に似ている「姿石」などを会員一人2点ずつを並べた。石の色、形、模様など、同じものが一つとしてない「自然の造形美」に来場者の関心が集まっている。
伊那毎日新聞社賞を受賞した同市美篶の矢島好さん(69)は、ヤマザクラの色に似た桃色が美しい色彩石を出品。「三峰川で見つけた時は『やったー』と心の中で叫んだ。収集歴30年の中でも特にお気に入り」と感想を述べた。
午前9時縲恁゚後3時。 -
・ス憩いの場・スより快適に 「ホタル水路」改修
伊那市美篶の青島自然水路を守る会(近藤英文会長)は4日、県コモンズ支援金などで改修した「ホタル水路」で、工事のために一時避難していたドジョウなどの水生生物を子どもたちの手で水路に戻した=写真。
タガメ、タニシ、サワガニ、カワニナなど、バケツ5杯分を放流した。集まった地元小学生ら約20人は早速、澄んだ水が流れる水路をのぞき込んで生物たちを観察。藤澤興汰君(8)は「元気に泳いでくれてよかった」と笑顔を見せていた。
ホタル水路は、「青島に自然水路を残そう」と、1988年に地元有志によって整備した、延長65メートル、幅1・5メートルの水路。夏場には、ヘイケボタルが乱舞するなど、水生生物が集まる住民の憩いの場となっている。
老朽化に伴い、土手を固めていた木の板などが朽ちたため、10月下旬に会員らが改修工事に着手。水路を深く掘削し、砂利を敷いた上をコンクリートで固め、石灰石で覆った。土手は防腐のために焼きが入ったカラマツ材を使った。
近藤会長は「工事によって、ホタルが来年見れるか心配だが、一層住民に親しまれる場所になっていってくれれば」と話した。 -
「健康歩道を活用しよう」
伊那市の中央区保健委員会などは3日、伊那公園の健康歩道の活用を呼び掛けるイベント「健康体操と健康歩道を歩く会」を開いた。地区内外から親子連れや高齢者など約50人が集まり、今年の7月に完成した同歩道を体験したりした=写真。
中央区と伊那公園桜愛護会が整備した足裏を刺激する健康歩道。長さ1周25メートルで、足への刺激度が異なる5つのゾーンに、大きさの異なる石を計約3万個を設置した。
この日は、参加者が歩道を歩き、ヨガトレーナーの伊藤ゆかりさん=駒ヶ根市=の指導で健康体操をした。歩道を利用した人々は「体が楽になった気分」「足元からポカポカしてきた」などと感想を述べていた。
歩道は、伊那公園桜愛護会が文化交流で台湾の高齢者グループを訪ねた際に見つけ、地元にも作りたいと設置した。伊藤一男会長は「高齢者社会なので、市内全域にこういった健康施設を広げていきたい」と話していた。 -
伊那市・手良公民館で地区文化祭
伊那市の手良公民館で5日まで、同地区文化祭があり、にぎわっている。地元出身の物故作家などの掛軸、油絵のほか、園児、公民館活動クラブ員などの絵画、絵手紙、生花、書などを展示。総勢約500人の力作が会場に並び、来場者を楽しませている。
有賀月松、白鳥白駒、登内微笑ら物故作家3人の作品を計9点展示した=写真。「忘れ去られつつある偉人を知ってもらう」ための企画展。親せきなどが保持していた品を借りているため、普段は見れない貴重なものばかりが並ぶ。
5日午後1時から、公民館クラブによる民謡、詩吟、太鼓などのステージ発表がある。 -
駒ケ根市男女共同参画推進講座閉講
駒ケ根市教育委員会は2日夜、06年度男女共同参画推進講座の最終回と閉講式を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。全6回の講座のうち4回以上出席した23人に修了証が手渡されたほか、これまでの講座で学んできたことの総まとめとして、出席した約30人が「地域における男女共同参画の課題」についてワークショップを通じて考えた=写真。
講座は8月24日から6回にわたって開かれ、各界の講師による講義や実習などが多彩に行われた。 -
高遠城址公園で秋まつり
伊那市の高遠城址公園で3日、紅葉狩りを楽しむ「秋まつり」が始まった。見ごろは11、12日で、高遠町観光協会は19日までの期間中、来場者2万人余を見込む。
公園内にあるカエデ約250本は色づき始めたばかり。昨年より5日ほど遅れ、見ごろには早かったが、初日から家族連れやアマチュアカメラマンの姿が目立った。公園内に、琴の生演奏が流れ、来場者は紅葉を眺めながら散策したり、弁当を食べたりした。
期間中は、菊花展や新そばまつり、クイズ大会、「山本勘助を知る講座」など多彩な催し物を展開。
第3回高遠城址クラフトハーツ(実行委員会主催)は、伊那谷の作家を中心に、陶芸、木工、ガラス工芸、染め、漆器など30店が並んだ。5日まで。
桜やモミジにちなんだ作品展示の特設コーナーには、桜の材を使った弁当箱や木づちなどがそろった。来場者はオリジナル作品を手に取り、お気に入りの品を買い求めた。
町酒販店活性化委員会(桜井節男会長)は、地元の山室産酒米「ひとごこち」を100%使った清酒「やまむろ」を発売。
昨年から生原酒やにごり酒などを売り出し、好評を得ている。清酒は、すっきりとしたのどごしで飲みやすく、冷か、ぬるめがお勧めといい「ぜひ、地元の人に飲んでいただきたい」と呼びかける。
5日まで出店するが、それ以降でも委員会に加盟する町内12店で販売。価格は一升瓶2千円。
公園内には、とろろご飯などを用意した食事どころ(午前11時縲恁゚後2時)もある。
まつりは5年目。公園内のカエデを観光資源にして誘客を図ろうと始まった。入場無料。
問い合わせは、高遠町観光協会(TEL94・2552)へ。 -
第67回正絹染呉服まつり
上伊那農業協同組合(JA上伊那)の龍水呉服による第67回正絹染呉服まつりが3日から、伊那市狐島のJA南信会館で開かれている=写真。人気ブランドの着物をはじめ、寝具や宝飾品、シルクニットなどが多数並び、多くの人でにぎわっている。
毎回は、人気の高い「こむさでもーど」などに加え、ブライダル・ファッション・デザイナーとして活躍する桂由美さんがプロデュースした着物も展示。ロウを使い、独特な模様と鮮やかな柄を作り出す「中嶋」や、ツバキやハスなどといった染料を用いた草木友禅の「妻有古代染」などのブースも並んでいる。
コートやストールなどいったこの時期に活躍するシルク製品や、絹を100%使った贅沢なシルクニットなども特価販売。祝い事の贈答用として最適な寝具類も充実しており、老若男女問わず楽しめる。
午前9時半縲恁゚後7時(最終日は午後5時まで)。5日まで。 -
伊那市功労者表彰式
伊那市は3日、功労者表彰式を市役所で開き、6分野で活躍してきた15の個人や団体を表彰した。
合併前は、各市町村がそれぞれに功労者表彰をしていたが、新市では旧伊那市の慣例に従い年に一度、表彰を行うことにした。
式辞を述べた小坂市長は「多年にわたり各分野で顕著な功績があった受章者や、その家族の御労苦に感謝する。新市の将来像である『二つのアルプスに抱かれた自然共生都市』を目指し、自然、産業とバランスの良いまちづくりをしていきたいと考えている。表彰を受けたみなさんには、今後もご指導ご鞭撻を願いたい」と言葉を贈り、一人ひとりに表彰状などを手渡した。
式典の後は、受章者を囲んだ祝賀会も催された。