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富県でサツキの盆栽展
伊那市富県の橋爪謙司さん(71)が育てるサツキ、約20種類が並ぶ展示会が11日まで、同地区北和田集会所前にあるコミュニティー広場「ひなたぼっこ」で開かれている。赤や白、ピンク色などに咲きそろった盆栽、約60点が、訪れた人たちの目を楽しませている=写真。
「ひなたぼっこ」は田畑昌彦さん(72)が地元の人のために開放している自宅の一画。橋爪さんの素晴らしい盆栽を、多くの人に見てもらいたい竏窒ニ3年前から展示会を開いてきた。来場者は年々増加しており、昨年は約270人が訪れた。中には、何度も足を運ぶ人もいるという。
展示する鉢は、橋爪さんが育てる約100鉢の中から、その年に状態の良いものを選りすぐっている。寒さの影響を受けた今年は、1週間ほど花咲きが遅れ、赤と白の盆栽が若干少なめ。しかし、星型の花をつける「寿光」などが見ごろを迎えている。ハウスに入れるなどして開花時期を調節しており、橋爪さんは「展示期間中に、ちょうど満開となるのでは」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時。
問い合わせは富県さつき会(TEL78・1726)へ。 -
伊那市で手作りパン教室開催
普段は中々つくる機会の少ないパン作りに挑戦しよう竏窒ニ4日、手作りパン教室が伊那市駅前ビル・いなっせであった。親子連れなど約20人が集まり、パン作りの基礎を楽しく学んだ。
伊那市西春近のミサワ燃料(三澤いさを社長)が年に何度か企画する催しの一環。今回は、西春近で唐木グリーンパン教室を開く唐木芳子さんを講師に迎え、代表的なパンの一つ、「テーブルロール」を作った。
参加者は、正確な計量や温度管理などが大切であることを学び、生地づくりに挑戦。初めてパンを作ったという中村麻理さん(26)は「今まで触ったことのない触感だった」と話していた。
また、パン生地を休ませている時間を使い、ムースやグリーンサラダづくりに取り組み、全員で出来上がった料理を味わった。 -
伊那署 振り込め詐欺に注意して
伊那市内で5月下旬縲・月上旬、11件の振り込め詐欺の未遂事件が集中発生しているため、伊那署は、管内の住民に被害防止を呼びかけている。
手口は午前中、一般家庭へ、息子や甥などの親族を装った男が「彼氏(夫)のいる女性と付き合ってしまい慰謝料が必要だ」「仕事上のトラブルでお金が必要だ」などと電話をかけ、100縲・00万円を都内の指定の銀行口座に振り込みませようとする。
同署では▽すぐに金の要求をしたり、振り込むように言ってくる電話は疑ってかかる(家族や親族しか知らない質問をする)▽すぐに金を振り込まず、必ず家族や知人などに相談する▽不審に思った電話については、警察署や交番に相談、通報する竏窒ネどの対応をするよう注意を促している。
05年に伊那署管内で被害のあった振り込め詐欺は34件で、被害総額は約5700万円。そのうち、被害額が多い順に、オレオレ詐欺が4件(約2200万円)、融資保証金詐欺が23件(2千万円)、架空請求詐欺が7件(1500万円)だった。 -
箕輪町消費者の会フリーマーケット
不用傘も回収箕輪町消費者の会(唐沢順子会長)の恒例事業フリーマーケットが4日、町文化センター南側駐車場であった。今回は初めて買い物用マイバッグ作りに使う不用傘回収もあり、傘を持ってくる人、ブースをのぞいて買い物する人でにぎわった。
リサイクル推進のため開くフリーマーケット。一般にも参加を呼びかけ9団体が店を開いた。家庭で眠っている日用品や衣類、おもちゃなどが並び、訪れた人は出店者と値段の交渉をしながら買い物を楽しんだ。
消費者の会は本年度、不用品のリサイクルとレジ袋の削減を目的に、燃やせないごみとして処分していた家庭で不用になった傘を買い物用マイバッグに作り直す事業をする。
広く町民に協力を呼びかけた不用傘の初回収は100本を超える成果があった。傘をリサイクルしたマイバッグは防水性があり、小さくたたんで持ち運べるなどの利点がある。訪れた人の中には、マイバッグの作り方などを興味深く聞いている人もいた。
9月に学習会でバッグを作成し、11月に販売または譲渡を計画している。 -
藤田浩子さんのお話会
昔話や語り継がれてきたお話を、身近なもので作った小道具を使って楽しく伝える藤田浩子さんのお話会が4日、伊那市立図書館であった。地元で語りをしている人や小さい子どもを持つ母親など約100人が、語りについて学んだ。「図書館大好きの会」などが主催。
語りに関心を持つ大人を対象として企画したもので、「おはなしおばさん」として全国的に活躍している藤田さんを招いた。
藤田さんは、新聞紙に細工を施して物語の登場するものに変化させる語りなどを実演。意表を突く楽しい語りに、会場は笑いが溢れた。
また「テレビなどが発達し、母親が子どもに話しかける時間が少なくなった反面、子どもたちは実体験が伴わないで言葉を覚えている。そういう子どもが増えてきたからこそ、楽しみながら言葉を取り込んでいくこういう機会が大切」と語った。 -
ガールスカウト入団式
伊那市、南箕輪村のメンバーでつくるガールスカウト長野県第26団の入団式が4日、伊那市の伊那公民館であり、共に社会奉仕を志す新入団員13人を迎えた。
今年は、小学校低学年を対象としたブラウニー部門に12人、小学生以下を対象としたハイジ部門に1人が入団。
真新しい制服をまとった新入団員たちは、大きな声で自己紹介して前に進み横一列に整列。木部則子団委員長から首にかけるチーフを受け取った=写真。
木部団委員長は「ブラウニーは、イギリスで言い伝えられている妖精で、人が見ていないところで困っている人を助けたりする。みなさんも今日からフェアリーのようにみんなの役に立てる人を目指してほしい。26団が一番大切にしているのはみんなで仲良くすること。仲間となるお姉さんたちと仲良くしてほしい」と語った。
また、ガールスカウトの歌を合唱し、社会奉仕への志を新たにした。 -
くらふてぃあ杜の市
「手づくり工芸展in駒ケ根Vol10くらふてぃあ杜の市」が駒ケ根高原の2カ所の特設会場で4日まで開かれている。全国から集まった約300人の工芸作家らが木工、陶芸、染色、ガラス、皮革、彫金などそれぞれ得意の作品や技を各ブースで披露。訪れた家族連れなどの買い物客らはずらりと並んだブースをゆっくりと歩きながら見て回り、時折気に入った作品を見つけると作家らと言葉を交わしながらあれこれと品定めをするなど、のんびりと買い物を楽しんでいた=写真。
杜の市は今年で10回目。初回の市に参加した工芸作家らは約160人だったが年々増加している。
4日は午後5時まで開催。問い合わせは駒ケ根ファームス内の実行委員会(TEL83・7680)へ。 -
みのわ祭り実行委員会小委員会
箕輪町の2006みのわ祭り実行委員会小委員会は1日、町文化センターで開き、祭りの開催日時、名称などの案を協議した。6日の実行委員会に案を示し決定する。
協議では、祭りは7月29日午後1時半から9時まで。名称は「2006みのわ祭り」。本会場は153号線バイパスで、町道6号線の開通に伴い6号線交差点まで拡大する案で検討している。
イベントは、オープニングパレード、箕輪天竜音頭民踊流しとワクワクダンシング、みのわ御棒サ!、みのわ太鼓、箕輪みこし大行進、店舗売り出し、フリーマーケット、子どもイベント、マスつかみ大会。招致イベントはない。
納涼花火大会と手筒花火は今年は同時開催し、午後9時に終了予定。「花火の打ち上げ時間が長い。9時前に終わらせてほしい」など町民から寄せられた苦情に対応し、同時開催で時間短縮を図る。交通規制は正午から午後10時まで。
協議では、「花火大会の時間短縮のためアナウンスを省略したらどうか」との意見もあったが、事務局は「寄付いただいた企業の紹介を割愛していいいのかという点から今のところ例年通り」とした。 -
ゆずり葉学級
ニュースポーツに挑戦南箕輪村公民館の65歳以上を対象にした「ゆずり葉学級」は1日、ニュースポーツのペタンクと囲碁ボールを村公民館で楽しんだ。
2グループに分かれ全員が2種目を体験した。囲碁ボールは黒と白のボールでチーム分けし、スティックでボールを打ち、碁盤になった人工芝のマットにボールを並べて碁盤の目に停止したボールの数で得点を競う。打つ力を加減しながら碁盤を狙い、相手ボールに当ててマットの外に弾き出すなど見事なプレーもあり、仲間を応援しあって楽しんだ。
ゆずり葉学級は5月末に開講し48人が参加。全17回で今回が開講式後、具体的な活動の第1回。今後は料理や粘土遊び、新しい大芝高原音頭の体験、小学生との交流会、文化祭出品作品制作などに取り組む。 -
駒ケ根市で水源祭
水道週間(1縲・日)に合わせ、駒ケ根市水道指定店組合(石田耕一組合長)は3日、市内北割一区の切石浄水場で06年度の水源祭を行った。組合員のほか市の関係者ら約30人が参列。石田組合長らが水神に向かって玉ぐしをささげるなどの神事を行って水道水の安定供給を祈願した=写真。石田組合長は「昨年は水道に関する大きな事故はなかった。今年も安全・安心な給水を祈念したい」とあいさつした。
市の上水道事業は1954年に赤穂上水道として創設。翌年通水を開始して以降、段階的に規模を拡大し、現在1日当たり最大約2万立方メートルを給水できる能力となっている。
切石浄水場は施設の老朽化などのため、09年度をめどに全面的に更新される見通し。総事業費は16億円。これにより、水道料金は10年度から2段階に分けて5%程度の値上げが見込まれている。 -
みはらしファームで花馬まつり
家内安全や五穀豊穣(じょう)を願う「花馬まつり」が3日、伊那市西箕輪の農業公園・みはらしファームであり、約30人が花を飾りつけた2頭の馬と共に仲仙寺までを参拝した=写真。
生活の中で馬が重要な役割を担っていた昔、同地区で催されていた行事。
今年は、丁石復元プロジェクトが進んでいる羽広道をコースに設定。道のりにある4体の丁石について説明を受けながら、30分ほどの道のりを歩いた。
馬の歩くペースは予想以上に速く、参加した親子は「疲れた」と話していたが、振舞われたきのこ汁を美味しそうに味わっていた。 -
南箕輪村でストーリーテリングの講座が開講
南箕輪村民センターで2日、「お話を語る(ストーリーテリング)講座」の1回目があった。約10人が集まり、南部小学校司書・藤澤薫さんの語りに聞き入った=写真。
ストーリーテリングは、絵本や紙芝居などと異なり、視覚的な要素を用いないで語り聞かせる素語り。地元でも関心を持つ人が多かったため、東京子ども図書館の講座を修了して地元でストーリーテリングを実践している藤澤さんに依頼し、今回の講座を企画した。
藤澤さんは「現代は目で見るものは増えているが、耳で聞き、自分で想像することは大切なことだと思う」と話し、ストーリーテリングを実演。徳島県に伝わる昔話など3話を披露した。
今後は、外部講師の語りを聞いたり、昔話について学んだりし、受講者自身が挑戦することも予定している。藤澤さんは「年月をかけた方が良いものになる。受講者自らが『語ってみたい』と思ってもらえるような講座にしたい」と話していた。 -
伊那まつりやる気会議が提言
8月に開く「伊那まつり」の活性化を審議する「やる気会議」(小池真一座長)は、イベントの活性化や循環バスの利用促進など19項目の提言をまとめ、2日夜、久保田祥圃実行委員長に手渡した。
提言書の市民おどりの活性化では▽市民おどりコンテストを開き、まつりを盛り上げたおどり連を市民の投票で決めてマンネリ化を防ぐ▽おどり区間の両端へ大型モニターを設ける▽だれでも楽しく参加できるよう最後にマイムマイムなどを取り入れる竏窒ネどを挙げた。
そのほか、手づくりあんどんへの企業名の表示、ローメン横丁の広い場所への移動、花火の打ち上げ場所の雑木伐採など。
小池座長から提言書を受け取った久保田実行委員長は「各委員会に諮り、改善できるものは取り組んで盛大なまつりにしたい」と答えた。
やる気会議は3年目。2回の会議を開き、実行委員会メンバーや一般公募の6人が自由な発想で活発に意見を出し合って提言をまとめた。 -
伊那防犯協会連合会が定期総会
伊那防犯協会連合会(会長・小坂樫男伊那市長)の定期総会が1日、伊那署であり、06年度事業計画、予算や組織、会則の変更などの5議案を原案通り可決、承認した。総会前には防犯活動に貢献した個人、団体の表彰もあった。
組織変更では、連合会内に専門部会を設け、同署が委嘱する「伊那エンジェルス隊」「伊那少年友の会」のほか、各地区の児童、生徒の通学路を巡視するボランティア団体を含んだ。また、新伊那市誕生により、高遠地区防犯協会を市防犯協会の所属団体にした。
本年度は「安全・安心を実感できる地域社会づくり」を目標にかかげ、防犯意識高揚のための事業、少年の健全育成に対する支援事業、薬物と暴力団を根絶するための事業竏窒ネどの5事業を計画重点とした。
表彰された個人、団体は次の皆さん。
【個人功労者】▽中村敏夫(伊那地区防犯協会)▽原易雄(西箕輪地区防犯協会)▽中島誠(美篶地区防犯協会)▽保科求(高遠地区防犯協会)▽山下寛(伊那エンジェルス隊)
【功労団体】▽伊那東小学校子どもの安全見まもり隊(毛利次男代表)▽箕輪西小学校通学パトロール隊(中澤千夏志代表)▽箕輪中部小学校安全みまもり隊(東城興一代表)▽箕輪北小学校通学パトロールの会(南山建司代表)▽南箕輪郵便局子どもの安全を守るパトロール隊(大沼悟代表) -
漆戸醸造で酒蔵見学ツアー
日本酒を味わいながら、酒づくりの行程を見学してもらおう竏窒ニ30日、伊那市西町の漆戸醸造で、酒蔵見学ツアーがあった。日本酒が好きな約35人が集まり、日本酒ができる仕組みなどを学んだ。
地域の人に地元の酒に親しんでもらうことを目的とした初めての試み。同じ町内にある飲食店・串正と共に企画した。
参加者は、漆戸醸造でつくる日本酒「井の頭」の酒蔵を見学。「機械などの力を借りる部分もあるが、温度管理などは人の手の方が確実。大事な部分は全て手作りになっている」などと説明を受けながら、日本酒のもとになる“もろみ”のつくり方などを学んだり、酒に使っている地下水のを試飲した。
見学後は串正に移動。漆戸醸造でつくる日本酒6種類の利き酒を楽しんだ。
漆戸醸造の漆戸正彦社長は「ちょっとでも日本酒を飲んでもらう機会を増やしてもらえれば」と話していた。
##写真(たてよこ)
漆戸醸造で酒蔵見学ツアー
日本酒を味わいながら、酒づくりの行程を見学してもらおう竏窒ニ30日、伊那市西町の漆戸醸造で、酒蔵見学ツアーがあった。日本酒が好きな約35人が集まり、日本酒ができる仕組みなどを学んだ。
地域の人に地元の酒に親しんでもらうことを目的とした初めての試み。同じ町内にある飲食店・串正と共に企画した。
参加者は、漆戸醸造でつくる日本酒「井の頭」の酒蔵を見学。「機械などの力を借りる部分もあるが、温度管理などは人の手の方が確実。大事な部分は全て手作りになっている」などと説明を受けながら、日本酒のもとになる“もろみ”のつくり方などを学んだり、酒に使っている地下水のを試飲した。
見学後は串正に移動。漆戸醸造でつくる日本酒6種類の利き酒を楽しんだ。
漆戸醸造の漆戸正彦社長は「ちょっとでも日本酒を飲んでもらう機会を増やしてもらえれば」と話していた。 -
伊那市荒井区で少年少女球技大会
伊那市荒井区の第29回少年少女球技大会が3日、伊那中学校グラウンドであり、区内の小学生がキックベースボールを楽しんだ。荒井区や区青少年育成会など主催。
スポーツを通じた健全育成と、世代間交流や地域の融和を図ることを目的に、毎年この時季に開いている。
町内ごと全学年の男女混合で編成した8チーム約170人の児童が参加し、トーナメントで熱戦を展開した。3年生以下の打者は本塁ベース上にボールを置いてけるなど、独自のルールを設定し「小さい子どもも楽しめるようにした」(同区)。
晴れ渡った青空の下、児童たちは伸び伸びとプレー。夢中で掛け回る姿に、保護者や地域住民からも声援が飛んでいた。 -
箕輪町内保育園開放「のんたんの日」本年度も始まる
箕輪町の9保育園は本年度も、園開放「のんたんの日」を各園の計画に沿って実施する。
「のんたんの日」は、大切な幼児期を少しでも保育園が仲立ちとなって子どもたちがのびのびと育つことができるようにと願い、子どもと保護者の触れ合いの場として園を開放。どの園にも自由に出かけ、遊び、園の様子を見ることができる。
沢保育園で30日、第1回「のんたんの日」があり、24組の親子が訪れた。年長児がリズムダンスなどを発表し、一緒に大型紙芝居を見た。唐沢元子園長は、「子どもといっぱい遊んで、感動することをいっぱい子どもに与えてください」と話し、親がひざの上に子どもを乗せてひざを上下させたり、子どもを抱いて左右にぶらんぶらんと振って抱っこするなど親子で楽しむ遊びも紹介した。
「のんたんの日」は全園午前9時半縲・1時。毎回保険に加入する。持ち物は着替え、タオル、ビニール袋、湯茶、上履き(運動靴、親子)、帽子。子どもの背中に名前を記入したガムテープをはっていく。
6月の日程は次の通り。
▽6日=長岡・木下南保育園▽14日=木下北保育園▽15日=おごち保育園▽21日=三日町保育園▽22日=松島保育園▽23日=長田保育園▽30日=沢保育園 -
はらぺこ保育園がぱかぱか塾へ遠足
伊那市富県の里山で野外活動を中心とした保育に取り組んでいる「はらぺこ保育園」の園児や母親が2日、馬の世話や乗馬を通した教育支援活動をしている箕輪町のNPO法人「ぱかぱか塾」へ遠足に出かけた。
ぱかぱか塾への遠足は2回目。普段はあまりふれあえない大型動物とのかかわりを通してさまざまなことを感じてもらうことなどを目的としている。途中、約1キロの道のりは子どもたち自身が歩いて目的地を目指した。
牧場で春日幸雄塾長から馬の話を聞いた園児たちは、2頭のポニーに順順に乗馬=写真。手をふりながら、笑顔を見せた。昨年は怖がって乗馬できなかったが、今年は怖がらずに乗ることができた園児もいた。
乗馬の終了後は、持参したニンジンを馬にあげ、園児たちも牧場内でお弁当を味わった。 -
【記者室】New大芝高原音頭で
南箕輪村の「大芝高原音頭」をアレンジした「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」。大芝高原まつりで多くの村民に踊ってもらおうと指導者向け講習会も開き、普及活動が本格化してきた▼老若男女が踊れる曲にしようと作ったアレンジ曲。基本の踊りは宝塚歌劇団OGが振り付けた。曲はパレードで流し、ステージ発表では自由にアレンジした踊りの発表も呼びかけるなど、積極的に祭りに使っていく▼音頭の取材後は毎回、頭の中で曲がぐるぐる繰り返し流れる。それだけ耳に残る、親しみやすい曲ということだろう。事務局は20縲・0代の若い年代層の祭り参加掘り起こしを狙う。連を作ってアレンジ曲で踊るのも楽しそう。新しい曲で、踊らにゃそんそん。(村上記者)
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高遠分館「さわやか学級」開講
伊那市高遠町公民館の高遠分館(有賀弘武分館長)はこのほど、本年度講座「さわやか学級」を町総合福祉センターで開講した。初回は西箕輪公民館の城取茂美館長が「歌って 笑って 元気の輪」と題し、健康づくりをはじめ、家庭のあり方などについて講演した。
城取館長は現在の社会情勢などを歌った愉快な替え歌を披露して笑いを誘い、「声を出して笑うことは健康な体づくりには誠に良いこと」と受講生に勧めた。
また、崩れかけている現代の家庭環境を「マレットゴルフの年寄り、ゲームに夢中の孫、仕事が一番親、断絶三世代」と替え歌で説明。「昔は一家団らんがいっぱいあったが、今では家族別々の生活をしている」と指摘し、「昔のように戻すには、一緒に食事をし、しゃべって笑いのある団らんの場をもって、一緒に働いて健康になることが大事だ」と強調した。
学級は、「生き生きと元気にいきる」をコンセプトに全10回ある。80人の受講生が講演や運動で健康について考えるほか、野外研修などを通して郷土の歴史も学んでいく。 -
KOA清掃活動で地域に感謝
KOA(向山孝一社長)と同社グループは30日、伊那市荒井区の本社周辺とJR伊那市駅までの一帯で清掃活動に取り組んだ。
「ごみゼロ運動の日」に合わせた恒例行事で、活動を通じて環境保全への意識を高めるとともに、地域への感謝の意を込めて環境美化に努めている。
社員ら50人余は二手に分かれ30分から1時間かけて、たばこの吸い殻や空き缶など歩道に捨てられたごみを拾い、分別作業した。
同社担当者は「ごみが減ったとは言い難く、来年以降も継続していきたい」と話していた。 -
はらぺこ保育園、パカパカ塾へ遠足
伊那市富県の里山で野外活動を中心とした保育に取り組んでいる「はらぺこ保育園」の園児や母親が2日、馬の世話や乗馬を通した教育支援活動をしている箕輪町のNPO法人「パカパカ塾」へ遠足に出かけた。
パカパカ塾への遠足は2回目。普段はあまりふれあえない大型動物とのかかわりを通してさまざまなことを感じてもらうことなどを目的としている。途中、約1キロの道のりは子どもたち自身が歩いて目的地を目指した。
牧場で春日幸雄塾長から馬の話を聞いた園児たちは、2頭のポニーに順順に乗馬=写真。手をふりながら、笑顔を見せた。昨年は怖がって乗馬できなかったが、今年は怖がらずに乗ることができた園児もいた。
乗馬の終了後は、持参したニンジンを馬にあげ、園児たちも牧場内でお弁当を味わった。 -
辰野ほたる祭りキャラバン隊、近隣市町村を訪問
10日から始まる「第58回辰野ほたる祭り」への参加を呼びかけるため1日、キャラバン隊が近隣市町村を訪問した。
伊那市役所を訪問した赤羽繁治実行委員長は「辰野町最大のイベント。各市町村に協力してもらいながら盛大なイベントにしたい」と語り、祭りのポスターなどを手渡した=写真。この日はそのほかにも箕輪町、南箕輪村などを訪問した。
ホタルの発生数が少なかった昨年に比べ、今年はその3倍の上陸を確認しており、6月中旬縲怏コ旬がピークになると予測している。
祭りは10日の午後4時50分に開幕。小中学生による太鼓演奏、吹奏楽パレードの後、ホタルを乗せた山車を引っ張る「ほたるのお宿うつし」などがある。11日には町民総踊り大会もある。
今年は、辰野駅と小野駅の開業100周年を記念したイベントも同時開催するため、さまざまな催しが楽しめるという。
イベント期間は18日まで。期間中は道路が込み合い、駐車場も限られるため、公共交通機関の利用を呼びかけている。入場にはホタルの保護育成協力金300円(中学生以下無料)が必要。 -
アフガニスタンの復興支援に取り組む女性活動家が伊那市で対談会
アフガニスタンで女性や子どもなどの支援活動をしている「アフガニスタン女性革命協会(RAWA)」の女性活動家を招いた報告会が28日、伊那市駅前ビル・いなっせであった。約40人が集まり、メディアなどで伝えられてない生の声を聞いた。
1977年にアフガン女性によって設立したRAWAは、女性の人権、政教分離の政治、民主主義の実現を目指して活動を続ける現地組織。社会的に特に虐げられている女性への教育支援などに力を入れている。しかし、女性の自立、民主主義などを掲げる活動は、原理主義者による現在政権には認められておらず、活動に携わる女性たちは常に命の危険にされている。
女性は、原理主義者たちを中心とした政権が成立した背景には、米国の思惑があったことや、現在政権の復興支援は都市部にのみ集中しており、農村部の復興は進んでいない実情を説明。「農村部では、社会的にも家庭的にも女性の身分は低く、教育の機会すら保障されていない」と語った。
身の危険がある中、どうして活動を続けているのか竏窒ニいう会場の問いかけに、女性は「国内の状況を間近で見てきたRAWAの女性たちは、教育を受けた自分たちが国のために働かなくてはと考えている。人々が教育によって希望を持ち、自ら行動できるようになってほしいと思っている」と復興への強い思いを語った。 -
「はるひ陶芸教室」が初めての作品展
上伊那の陶芸愛好者でつくる「はるひ陶芸教室」(小池千恵代表)の作品展は4日まで、伊那市立図書館の広域情報コーナーで開いている。教室を始めて3年が経過し、受講生らの作品が充実してきたのを機に初めて企画した。
小学生から60代の定年退職者までの生徒ら約15人が花器、陶額、焼酎サーバー、照明、表札など約180点を出品。「作りたいものを作ろう」と、それぞれが自宅で使用したいと願う陶器が会場に集まる。
趣味の魚つりが講じて製作した渓流魚をモチーフにした壁掛け、家の洗面台の規格に合ったサイズの小物入れ、ファミリーパーティーで使う特大のパエリア鍋など、作者のこだわりが詰まった作品ばかり。
指導者の小池代表は「完成したときのよろこびが伝わってくる生徒さんたちのオリジナル作品が集まっている。見て楽しんでもらえれば」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後7時。入場無料。 -
竹久夢二の版画展 ベル伊那6日まで
大正ロマンを代表する日本画家・竹久夢二の版画展は6日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
木版師松永安生が復刻した版画や、大正期の初版(オリジナル版画)などの額装45点、木版画の図録、ハンカチ、絵はがきなどの夢二グッズ約40種類などを展示販売している。
オリジナル版画は「湯上り」「二の腕」「姐さん」など10点を出品。復刻版画は代表作の「黒船屋」「宵待草」などの美人画は、大正時代の風俗を描いた作品が多く並んでいる。
関係者は「初版の作品が見れることは貴重。グッズも好評で、図録は松永版画のほとんどが集録されている」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
ローズ指令など環境問題に対応 県がセミナー
県は1日、伊那市西箕輪の伊那技術形成センターで化学物質規制対策セミナーを開いた=写真。7月に施行を控える化学物質の使用量規制などを盛り込んだ「RoHS(ローズ)指令」などの環境問題に対応するための講習に、中南信地域の製造業など約50社、65人の関係者が参加した。
ローズ指令や来年施行予定のEU新化学物質規則「REACH(リーチ)」の予備知識を身に付け、対策につなげるため、最新動向や今後の対応策について産業環境管理協会シニアコンサルタントの大歳幸男氏、工業技術総合センター研究員の曽根原浩幸氏が説明した。
大歳氏は「国際的な製品含有化学物質の規制動向と課題」と題し、リーチ規則案のポイントや企業対応方法などの5項目に分けて講演。使用が規制される物質については、同じ性質のある安全性の高い物質を代用するなどと助言した。
県関係者は「ますます厳しくなっていく化学物質の規制について、専門家の話を聞いて早急な対策を取ってもらうことが、競争力向上につながる」と話していた。
15日、坂城町のさかきテクノセンターで同様のセミナーがある。参加希望者は8日まで募集。問い合わせは、県商工部産業技術支援チーム(TEL026・235・7196)へ。 -
ながた荘で「ワインと和食と音楽を楽しむ会」好評
箕輪町のみのわ温泉ながた荘は30日、食事を楽しんでもらうための企画「ワインと和食と音楽を楽しむ会」で利用者をもてなした。好評だった昨年12月の「日本酒と和食を楽しむ会」の第2弾としての企画に、同町周辺市町村から34人が訪れた。
井筒ワインの協力で用意した県内産の6種類のワインと、料理長がこの日のためだけに真心込めて作った新作料理、町内の演奏家によるフルートとピアノの生演奏を堪能した。
ブドウの発酵が終わる前に瓶詰めした「生にごりワイン」、汁液だけを発酵させた甘口のロゼワインなどが次々とテーブルに並ぶと、利用者らは料理に舌鼓を打ち、澄んだ音色に耳を澄ませ、楽しい食事の時間を過した。
次回は年末のクリスマスころに第3弾を企画しているという。 -
伊那市・美篶小と信大共同 児童植樹桜の木56本に施肥
伊那市の美篶小学校と信州大学の共同による桜並木の施肥作業が1日、伊那市美篶の三峰川右岸堤防のレストパーク周辺であった。同小が約10年ほど前から数年間、行政とともに植樹してきた桜56本に、微生物を含んだ鶏糞肥料約500キロをまいた。
元気のない桜の成長を促進させよう竏窒ニ、信州大学農学部の井上直人教授(NPO法人微生物による環境浄化の有機農業を広める会理事)が立案した2年目の取り組み。同肥料は微生物がえさを食べゆっくり分解するため、木に栄養が届きやすく、水が汚れにくい竏窒ネどの利点があるという。
6年生69人、井上教授のほか信大の学生や、市職員、同地区の区長など約90人が、施肥作業に汗を流した。児童たちは肥料の有効性を学びながら、地域住民や大学生らと交流も深めた。
井上教授は「昨年に比べて見るからに新しい枝が伸びている。5年も続ければ立派な並木になる」と期待。児童たちも「これからも美篶小で守っていきたい」と意気込みを語っていた。 -
夏を前に衣替え
本格的な夏の到来を前に1日、学校、会社などで衣替えが一斉に行われた。伊那市西春近の伊那西高校(西村敏廣校長)では、新緑が茂る駅から学校までの上り坂を、白いセーラー服をまとった女子学生たちが登校した=写真。
朝のうちは空気が涼しく、夏用のカーディガンなどを羽織った生徒が多かったが、扇子で扇ぎながら登校する光景も見られた。
同校の制服は5年前に一新され、デザインを気に入っている生徒も多いという。
晴天のこの日は、日中に気温が上昇し、午後2時過ぎには最高気温27・7度を記録。今年一番の暑さとなった。