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定年退職以来20数年-ボランティアで街掃除
伊那市荒井区 竹内荘一さん(82)伊那市の街を毎日掃除する。
JR伊那市駅や伊那北駅、県伊那合同庁舎や「いなっせ」の一帯。ほうきとチリトリを手に一生懸命働く姿を目にしたことのある人は多いだろう。
竹内荘一さん。82歳。「きれいな方がみんな気持ちが良いだろうと思ってやっているだけだよ。だから、あんまり大きく書かんでな」と笑う。
完全なボランティア。定年退職後続けている段ボール回収のアルバイトで、毎日、荒井区上手町の自宅から伊那北駅近辺を通る。その時に、ゴミなどが目に付いた所を、仕事が終わった後に1人で掃除するのだという。
取材の日も伊那市駅の駅舎周り・トイレを掃き、雑巾掛けし、痛んだ箇所を修理していた。最後の仕上げは自転車置き場の整理。乱雑に乗り捨てられた自転車を、一台一台並べなおした。
数日前には、伊那市駅の敷地でコンクリートのひび割れ箇所を補修していた。補修用の資材などはどうしているのか?と聞くと、「そりゃ誰かがくれるわけじゃないから、自分で用意したんだよ。今回はあとで駅が出してくれてうれしかったよ」と苦もなさそうに語った。聞けば、駅の東側の石積みの修理や、草取りも一人でしているのだという。
「ほっときゃ草がぼうぼうさ。誰もやらねえんだから、ワシがやりゃあいいんだよ」
退職してから始めた。でもいつからかは正確には覚えていない。「20年位になるのかな」という。
掃除をしていれば顔見知りが増え、声をかけてくれる。通りすがりに道を聞かれ、案内することもある。「ウチにいたんじゃ、そんな経験もできないよ。それが楽しいからやっているんだ」という。
もちろん嫌なこともある。壊れたところを修理し、きれいに掃除した駅のトイレに、若者が落書きをし、ゴミをまき散らしていく。「誰もいない時に悪さをするんだ。それを思うと嫌な気持ちになる」と悲しげに語る。
20年の間に伊那の街は大きく様変わりした。「毎日毎日変わっていくな。店だったところが空家になり、車庫になりっ、てね。移り変わりだよ」。だが、中心市街地に活気が無くなっても「ゴミだけは出るんだ。すいがらとかジュースのカンとかな。人はあまり変らんちゅうことだな」。
05年の6月に60年間連れ添った奥さんを亡くした。畑に行ったまま帰らず、夜、探しに行って倒れているのを見つけた。心臓麻痺だった。以来一人暮らし。
昼間は街を掃除して紛らわせているが「夜はやっぱりチョット寂しい」と話す。
「おじさん、いつまで続けられそうだい?」「誰かにもう止めろっていわれるまでさ」
竹内さん、本当にご苦労さまです。ありがとうございます。
(毛賀沢明宏) -
はらぺこ流しそうめん
食欲の落ちるこの時期、涼しさを感じながら食事を楽しもう窶狽ニ22日、伊那市富県の自主保育園「はらぺこ」は流しそうめんを行った。子どもたちは、流れるそうめんと格闘しつつ、夏の風物詩を楽しんだ。
保護者も参加したこの日は「日ごろ世話になっている人にも楽しんでもらおう」と地域住民数人も招待した。キュウリやトマト、ナスなど、子どもたちが育ててきた野菜も収穫の時期を迎えており、一緒に味わうことになった。苦手意識があった野菜も、子どもたち自身が育てた野菜は食べるため、好き嫌いも克服できたという。
最初なかなか上手につかめなかった子どもたちも、コツを覚えるに連れてたくさんすくえるようになり「こんなに取れたよ」と、すくったそうめんを、母親にうれしそうに見せていた。
保育士の小林成親さんは「暑いこの時期でも、ちょっとした工夫で子どもたちは、普段の3、4倍も食べる。最近はあまり見られなくなった夏の風物詩を楽しんでほしい」と話していた。 -
第2回高遠城下まつり
高遠町の夏を彩る「第2回高遠城下まつり」が23日、本通りを中心に開かれた。町内外から大勢の観光客を集めたほか、友好交流を深めている東京都三宅村からも関係者が訪れた。
城下町らしさの全面に打ち出したまつりとなるよう、従来の絵島まつりを36回目を最後に、昨年から名称を変更して行なっている。
伊那市、長谷村との合併を見据え、町として最後の祭りになることで、これまでの高遠の時代を辿った「高遠時代絵巻」は、平安末期から現代までの高遠を代表する人物を地域住民ら総勢50人が演じ、本町からJR高遠駅までの本通りを練り歩くなどして会場を沸かせた。
地元実業団などによる出店が祭りの雰囲気を盛り上げたほか、高遠ばやしや高遠太鼓の披露、さらには夜の町民踊りなど、多彩なイベントを繰り広げて、盛大に幕を閉じた。 -
長谷村で親子マスつかみ獲り体験
長谷村青少年育成会(伊藤善明会長)は23日、「親子マスつかみとり大会」を黒河内戸台地籍の黒川で開いた。村内の家族連れ約200人が参加して楽しんだ。
川で遊ぶことの少ない現代の子どもたちに、恵まれた自然で夏の一日を堪能してもらいたいと企画され、夏の恒例行事。
緩やかな流れの場所で、ニジマス50キロ、約500匹のほか、アマゴやヤマメが放流され、子どもたちは石の下を探ってみたり、逃げ回るマスを夢中で追いかけた。子どもたちが「大きいのがいっぱい取れたよ」と喜ぶ一方で、「なかなか難しいものだ」と苦戦する保護者の姿もあった。
捕まえたマスは、その場でスタッフが塩焼きにしてふるまい、参加者からは「おいしい」と好評を集めた。 -
イーゼル会の第2回水彩・パステル画展
伊那市内の女性8人でつくる絵画サークル・イーゼル会の「第2回水彩・パステル画展」は8月5日まで、市内中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。入場無料。<br> 上伊那の風景を中心に、会員一人づつ3点ほどの、計27点を出品。「技術の前に、自分の視点で描く」をモットーに取り組んでいる会員の、優しくて、心和む作品に、来場者の関心が集まっている。<br> 桜のきれいなピンク色が鮮やかな「桜と仙丈ケ岳」、高台から雪解けの中央アルプスを眺めた「雲かかるアルプス」のほか、シャクナゲやミズバショウなどの静物画も飾っている。<br> 同会は市内の「女性プラザ伊那」の絵画サークル。講師の白日会会員の奥村憲さんのもと、月に2回の教室を実施。花や風景の美しさを「よく見て、まずは素直に」を心がけながら勉強している。<br> 会員の伊藤ハツエさん(62)=荒井区川北=は「みんな絵が好きで集まっている。じょうずへたではなく、会員が楽しんで描いた絵を見てほしい」と来場を呼びかけている。<br> 土・日曜日、祝祭日は休館。午前8時30分から午後5時10分まで。
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ポンプ操法県大会に上伊那代表で出場
ポンプ操法大会小型ポンプの部で、4年連続して村の代表となり、上伊那大会に出場。6位、3位、準優勝と年々成績をあげ、ついに悲願の優勝を成し遂げた。24日に千曲市で開かれる県大会も優勝をねらう。豊富な練習量で築きあげた、まとまりの良さは抜群だ。
5月の連休明けから訓練を開始。早朝4時から集まり、約2時間毎日厳しい練習を続けてきた。
「遅れて来ることはあっても、出場メンバー以外の団員も必ずみんな来て練習した。全員が優勝しようと意識を持っていたからだと思います」と2番員の保科靖国さん。
同部は大原区が対象となるが、世帯が決して多いわけでもなく、団員確保は課題だ。それでも15人の若者が加入し、地域を守ろうと活動している。
かつて操法大会も村の代表になることさえできなかったが、10年ほど前から高い目標を持って強化。
大会は毎年メンバーを入れ替え、誰もが高いレベルで技術を維持できるようにも取り組んだ。
「出場メンバーは固定したほうが本当は有利かもしれないが、体験しなかった人は何も知らないままで終わってしまう」と主将の北原貴明さんは話す。
訓練や業務の時は上下関係を保つが、それ以外の時は気さくにふれあえる仲間づくりを心がける。それがどこにも負けないまとまりを生み出した。
郡大会は2位と僅差(きんさ)だったが、減点もなく快心の勝利。「あの時の形を崩さず、再現できれば県大会も上位は狙える」と、各団員自信を深めている。
「何年も前の先輩からつくりあげ、ようやくここまで漕ぎつけた。やるからには優勝を目指す」。 -
伊那まつり市民バンド練習開始
伊那まつりの市民おどりで「ダンシング・オン・ザ・ロード」などを特設ステージで演奏する市民バンドの練習が今年も始まった。
この日は15人ほどが伊那市役所の駐車場横に集まり、CDバージョンのダンシング・オン・ザ・ロードを練習。メンバーは「出だしはもっとこうしたほうがいいのではないか」などと言い合いながら、それぞれ感覚を確かめ合っていた。
この他にも、バンドメンバーそれぞれのソロがある市民バンドバージョンもあり、次回はその練習も行う。
ボーカルを中心に、和太鼓、ドラムなどのパーカッション、サックスやギターなど、管・弦さまざまな演奏者が集まっている市民バンド。伊那市を中心に、20代縲・0代の上伊那在住メンバーが参加しており、当日参加の県外メンバーもいるという。
音合わせの機会は残り2回だが、メンバーそれぞれが個人練習を重ねつつ、本番に備える。 -
放置自転車処理
箕輪町は20日、町内の伊那松島、沢、木下駅の駐輪場で放置自転車の処理作業をした。1日に実施した放置自転車整理で撤去を求める警告札を取り付けた自転車で、なお放置されている34台を町住民環境課職員が回収した。自転車は役場所有の中原倉庫に7日間保管し、その後処理する。
前回の作業で、15日までの撤去を求める警告札を、防犯登録していない、使用不能で明らかに乗っていないと思われる自転車に取り付けた。
伊那松島駅は2台撤去され回収は18台だったが、沢駅と木下駅は撤去がなく整理時と同じ沢駅13台、木下駅3台を回収した。
自転車は、中原倉庫で7日間保管し、伊那警察署に連絡後、クリーンセンター八乙女で処理する。 -
大わらじを補修
第33回伊那まつりのオープニングパレードで担ぐ大わらじの補修が22日まで、旧青果市場で進められている。
わらじは長さ6メートルが1つ、2メートルが2つあるが、本年は傷みが激しく、一部のわらを取り替えたり、わらじを乗せる台座の紅白ひもを巻き直したりと、市高齢者クラブ連合会(久保田泰男会長)の単位クラブ会長ら31人が交代で補修に当たっている。
21日は、長さ2メートルのわらじを担ぐ伊那東小学校3年杏(あんず)組の児童31人が訪れ、おんべ18本を作った。
班ごとに、ビニールテープを同じ長さに切りそろえ、長さ1窶・・2メートルの竹の先端に取り付けた。
長さ2メートルのわらじを持ち上げた児童たちは「肩が痛い」「重い」と口にしたが、当日を心待ちにしている様子だった。
「伊那まつり」は8月6、7日、市街地や市役所などを会場に開催。オープニングパレードは6日午後4時半からで、駅前再開発ビル「いなっせ」周辺を練り歩く。大わらじは市職員が担ぐ。 -
町職員共済会がみこし展示
30日に開催する箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭りに向け、箕輪町役場の庁舎1階ロビーにみこしが展示され、まつりムードを盛り上げている。
みこしに参加する町職員共済会が毎年展示。97年に作ったもので、まつり当日の午前中まで飾る。
今年は、オープニングパレードの中でみこしを担ぐ。区、町商工会、町職員共済会の12団体、みこし13基が参加する。パレードは午後0時45分スタートで、鼓笛隊、子ども長持ち、長持ち、大道芸、子どもみこし、みこしの順番で会場を北から南へと練り歩く。 -
箕輪町
木下みこし会「ソイヤ、ソイヤ」
威勢のいい掛け声と共に、箕輪町木下区内をみこしが練り歩いた南宮神社の例大祭。木下みこし会の担ぐみこしを楽しみにしている区民らが沿道に詰めかけた。
11年前、みのわ祭りでみこしを担ぐため箕輪町商工会南部支会が手作りしたみこし。鳳や鈴、金具などは購入したが、仲間の大工2人がみこし本体を、ニット屋が飾りひもを編み、板金屋が鶴の模様など飾りの銅版を打ち出し加工した。
みこしは木下区に寄付採納され、みこしの好きな有志が集まりみこし会を結成。今年で10年目を迎えた。現在、会員は16歳から80歳代までのみこし好き80人。女性も10人ほどいる。
みこし会の兄貴分は飯田の元島田。掛け声は「わっしょい、わっしょい」ではなく、浅草三社まつりの「ソイヤ、ソイヤ」で、担ぐときの足の運びから教わった。
7月の南宮神社例大祭、みのわ祭り、9月の飯田の八幡様の祭りの年3回担ぐ。みのわ祭りには兄貴分の元島田から14、15人が応援に駆け付ける。そのお礼に八幡様の応援に行く。
200キロ余もの重さがあるみこし。さお4本を50人で担ぐ。「ぴたっと息が合うと、うんと軽い。でも息が合わないと1人で担いでいるみたいに重くなる」と清水政治会長。みこしを担ぐときは、渡御師、副渡御師が指揮をとり、早く進みすぎないように、まっすぐ進むように統制する。
祭りの季節、夏が近付くと、「担ぎたくてうずうずしてくる」。今年は南宮神社例大祭の1週間前から準備してムードを盛り上げてきたが、三社まつりなどのビデオを見ていると、自然に足が動いてくる。「祭りばかよ。何が楽しいでなく、その雰囲気が楽しい。みこしを担ぐことで一つの輪もできる」
重ければ重いほどいいというみこし。重いものを担ぐと人は下を向くものだが、みこしはその反対。「反発してカッと上を向いて担ぐ。それがいい」とも。ギャラリーが多ければ一層燃え上がり、「その場で30分だって担いでる」。
10年間、規律を守り一本筋の通った会を目指してやってきた。祭りのない季節も、キノコ採りやマレットゴルフなどで仲間づくりをする。み(3)こ(5)し(4)のゴロ合わせで、数字を足した12を“みこしの日”と決め毎月12日は、消防団の旧屯所を借りた「みこし会館」で会合や掃除もしている。
「夏は“動”のみこし、冬は“静”のみこし。新年の初祭りで止まっているみこしをじっくり見てもらうのもいいのでは」と、新たな試みも考えている。
みのわ祭りは今月30日。初めて昼間に担ぐ。担ぎ手が集まるか、興奮状態になるため炎天下での体調管理など心配はあるというが、「このみこしを見ないとみのわ祭りが終わらないと言ってくれる人、待ってくれてる人がいるのがうれしい」と、粋(いき)なみこしで行列の取りを飾る。 -
伊那小5年智組が森清和賞を受賞
本格的な手作りカヌーで伊那谷の川や湖沼など水辺の自然を探っている、伊那市の伊那小学校5年智組(北澤夏樹教諭、33人)はこのほど、愛知県豊田市で開かれた「第8回全国川の日ワークショップ」で活動を発表し、学童団体を対象とした特別賞「森清和賞」を受賞した(学童団体9団体のうち2団体が受賞)。<br> 同ワークショップは川辺の環境保全・改善に取り組んでいる全国のNPOなどでつくる実行委員会が主催し、毎年開いている。公募で集まった全国の市民団体など72団体(うち学童は9団体)が、2日間の1次、2次、最終選考で活動発表し、グランプリを決定した。<br> 智組は「カヌーをつくって川で遊ぼう」と題し、湖水などを安全に楽しく活用するためにカヌー遊びを始めた活動を、児童一人ひとりの言葉を通じて発表。惜しくも1次選考で落選したが、川と触れ合う子供らしい元気あふれる活動窶狽ネどの点が評価され、前実行委員長の名称を冠した同賞を獲得した。<br> 北澤教諭は「プレゼンテーションとしてはうまく表現できなかったが、川と親しんで遊んできた活動が評価され、ありがたかった」と感想を語る。<br> 4年生の始めから総合学習として活動をスタート。先ごろ、国土交通省・天竜川ダム統合管理事務所から「美和湖探検隊」として任命された。今後、自然に限らずさまざまな調査を美和ダム(長谷村)で進めていく。
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第20回大芝高原まつりポスターなど図案入選者表彰式
南箕輪村の第20回大芝高原まつりのポスター・うちわ・パンフレットの図案入選者の表彰式は19日、村役場であった。入選者17人に唐木一直村長が賞状と副賞を手渡した。
南箕輪中の美術クラブ員と希望者の計30人が応募し、6月23日の選定会でポスター、うちわ、パンフレットの最優秀賞各1点、優秀賞4点、佳作10点を選んだ。
最優秀うちわ賞の竹松茂美さん(3年4組)は3年連続の最優秀賞受賞。大芝高原まつりの花火、たらいレース、太鼓など数々のイベントを盛り込んだ作品で、「さすがに3年連続はないと思っていたのでびっくりした。ありがとうございます」と笑顔を見せた。
ポスターの的野真由美さん(2年2組)は「にぎやかにしたいと思って花火を入れて描いた」、パンフレットの清水里音さん(2年3組)は「夏っぽいイメージで金魚やヨーヨーを描いた」と話し、受賞を喜んでいた。
ポスターは200枚作成し、村内の公共施設・飲食店・企業などに掲示。うちわは6千本作り全戸に1本ずつ配る。パンフレットは7千部作る。 -
箕輪ワクワクソング講習会
31日開催の箕輪町発足50周年汽悒・拭璽覦2005みのわ祭りに向け19日、箕輪ワクワクソング講習会が町民体育館であった。約70人が参加し、従来の振り付けに加え、今年新しく出来た簡略化した踊りの「ワクワクダンシングII」も練習して覚えた。
ワクワクソング部会が、「箕輪ワクワクソング」の普及を考え、従来の振り付けの要素を残しつつ複雑なステップをなくし、難しい手の動きを簡単にして、新しい踊り「ワクワクダンシングII」を考案した。
講習会に初心者が多く参加していたため、始めに簡単な「II」を練習。参加者はインストラクターの動きを見ながら、手足の動きをパートごとに何度も練習。曲に合わせて数回踊り、短時間で振り付けを覚えていた。
講習会は25日も午後7時半から町民体育館で開く。 -
上伊那郡老人クラブ大会
上伊那郡老人クラブ連合会主催の第24回上伊那郡老人クラブ大会は21日、町文化センターホールであった。辰野・箕輪・高遠町、南箕輪・長谷・中川村の6町村から約450人が参加し、生きがいと健康づくり活動の展開と、心豊かな地域づくりの担い手になっていくことを確認した。
浦野順司会長は、「高齢化社会、長寿社会にふさわしい老人クラブを目指し活性化を考える機会。知識と経験を生かし話し合う場を設定し、協力と連帯の輪を作っていく活動を目指していきたい」とあいさつした。
表彰、感謝状の贈呈、体験発表のほか、アトラクションで箕輪町富田区富老会「童謡唱歌の会」による歌の発表もあった。
講演会では、旭松食品の食品研究所長で納豆博士の村沢久司さんが、「ねば縲怩ャぶあっぷ納豆健康法」と題して話した。
表彰、感謝状の受賞者は次の皆さん。
◆功労者 春日建郎(高遠町)松沢正和、米山正一(中川村)中山麻人、伊東定治、中山金幸(長谷村)毛利勇、笹川正秋(箕輪町)
◆優良老人クラブ 高遠町藤沢老人クラブ連合会、箕輪町三日町長生クラブ -
第20回大芝高原まつりポスター完成
南箕輪村の第20回大芝高原まつりのポスターが出来上がった。今後、村内各所に掲示しまつりの雰囲気を盛り上げる。
ポスターは200枚作成。図案は、南箕輪中学校生徒30人が応募した中から選んだ的野真由美さん(2年2組)の作品を採用している。
「にぎやかにしたいと思って花火を入れて描いた」(的野さん)という図案は、村のイメージキャラクターになった「まっくん」がねじり鉢巻に法被姿でうちわや綿あめを持ち、大輪の花火が夜空に咲いている。
祭りムードいっぱいのポスターは、役場庁舎や村内の公共施設、飲食店や企業など掲示する。 -
琴伝流大正琴「虹彩」の第25回上伊那地区交歓会
琴伝流大正琴「虹彩」主催の第25回上伊那地区交歓会が17日、伊那市西町の県伊那文化会館大ホールであった。各地で大正琴を学ぶ会員が素晴らしいアンサンブルを披露し合った。<br> 1年間の集大成の交歓会。4教室の会員による演奏に合わせて、「『虹彩』の歌」を歌って開幕。40プログラムで各会が練習を重ねた曲を演奏した。<br> 「瀬戸の花嫁」「ディズニー・メドレー」「古城」「ソーラン節」「信濃の国」など、さまざまなジャンルの曲を次々と披露。会員の生きの合った美しい音色が会場に響き、観客は盛大な拍手を送っていた。<br> また席上では、25年の節目を記念して、20年以上継続の指導者や、80歳以上の会員など23人を表彰した。<br>
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シルバー人材センター南箕輪地区環境美化活動
シルバー人材センター南箕輪地区(漆戸智治地区委員)は16日、村役場周辺で環境美化奉仕活動に取り組んだ。草刈りやせん定作業に汗を流し、役場周辺の植え込みなどをさっぱりときれいにした。
環境美化活動は7月と10月の年2回実施している。今回は74人が参加し、せん定や草刈り、除草剤散布などグループに分かれて作業した。
参加者はビーバーで茂った草を刈ったり、サツキなどが植えられた場所の草取りをしたり、庭木を刈り込むなど作業に精を出していた。 -
青いカエル見つけた
南箕輪村南殿の小学校3年生・伊藤力斗君(8つ)と、友人たちは16日、近くの畑で青色のアマガエルを発見した。一週間ほど前にも地域住民が青いカエルを見つけていて、近所では「青いカエルは珍しいと聞くがいっぱいいるのか」と、話題になっている。<br> 青いカエルの大きさは、普通のアマガエルと変らない。<br> 力斗君は、サワガニや、カブトムシなど生き物を収集するのが趣味。最近は白いオタマジャクシも発見している。家族も「生き物が好きでよく捕ってきている。水槽もいつのまにか増えてる」と話すほどだ。<br> 近所で青いカエルを見て、自分でも飼いたいと思っていた力斗君は、「まさか、こんな近くにいるとは思わなかった」と喜ぶ。次は、黄色いカエルか、10センチ以上の大きさのヒラタクワガタを見つけたい窶狽ニ、意気込んでいる。<br> 地域住民の間では、突然変異の生き物が多く確認されることで、「今年は何かが起きるのでは」と少し心配する声もある。
◆なぜ青く
信州大学名誉教授で動物生態学に詳しい吉田利男さん(67)=豊科町=によると「カエルが持っている色素胞のうち、体色の色合いをあらわす黄色い色素胞を何らかの原因でもたずに産まれることにより、もう一つの赤い色素胞からの青色の反射光が、人の目に入ってきたときにそのまま見える」。発見は、かなりめずらしいという。 -
南箕輪村消防団水難救助訓練
南箕輪村消防団は16日、大芝公園内の村民プールで水難救助訓練をした。団員40人、日赤奉仕団員23人が参加し、事故に遭遇した場合に適切な対応がとれるよう真剣に訓練していた。
講師は伊那消防署職員。プールで事故が起きた場合の応急手当を指導した。おぼれている人を発見した場合、救出と119番通報を同時にする。救出は一番早い方法として飛び込む、または安全にできる方法として棒や服、タオルなど道具を使う方法を紹介した。
人形を使って団員一人ひとりが人工呼吸や心臓マッサージなど心肺蘇(そ)生法も練習した。
団員が実際にプールに入り、おぼれている役の人を救出する訓練にも励んだ。 -
そば打ち講座開講
箕輪町公民館のそば打ち講座がこのほど、町文化センターで開講した。おいしいそばが打てるようになりたい-と19人が参加し、講師に教わりながら熱心にそば打ちに挑戦した。<br> 講師は上古田の柴市雄さん(会社役員)。12月まで毎月1回、計6回の講座で、小麦粉をつなぎにするため初めての人でも打ちやすいという二八そばに挑戦する。<br> まず始めに柴さんが実際にそばを打って手本を見せた。「水回しが一番大切。あくまで力は入れず、さらさらに。絶えず粉っぽいところは均一に水を吸わせて」「練るときはできるだけ体重をのせてやる」などとアドバイス。参加者はメモをとったり、講師の手元をじっと見て学んだ。<br> 総合的な学習でソバについて勉強している小学生や、初挑戦する主婦らが実際にそばを打った。講師に何度もやり方を確認し教わりながら、水回し、練る、のばすなどの行程に挑戦していた。<br>
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駒ケ根市高齢者クラブ連合会健康づくり教室
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は20日、第1回健康づくり教室を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員ら約70人の高齢者が参加し、健康運動指導士で健康体力づくりアドバイザー牧内隆雄さんの講演「転ばぬ先の健康づくり」「心と体のリフレッシュの方法」を聞いたほか、転倒・骨折予防運動や腰痛・肩こり・ひざ痛予防改善運動などの指導を受けた。<br> 牧内さんは「健康づくりは足元から」として足指の変形防止対策を伝授。「靴は足指にゆとりを持たせながらはき、靴ひもをしっかりと結ぶこと。最近増えてきた5本指靴下も5本の指がそれぞれ踏ん張ることができるため大変有効」「足指を手でつまんで左右に動かしたり、土踏まずを手で押して刺激する運動も足の変形防止に効果が大きい」と足指の大切さを強調した。<br> 参加者らは靴を脱いではだしになり、足指を広げる運動をしながら「これは気持ちがいいなあ」などと感嘆の声を上げていた。
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大芝公園でサルビア植え付け
南箕輪村花いっぱい推進協議会は16日、大芝高原で赤色と青色のサルビアを植えた。早朝の作業だったが約50人が参加し、公園を利用する人や広域農道を通る人に花を楽しんでもらおうと、丁寧に苗を植え付けた。
協議会に参加している「みちくさの会」、南箕輪村老人クラブ、村商工会青年部と女性部、南箕輪郵便局のほか、一般住民も参加。大芝高原前の広域農道沿いの花壇と公園内「愛の鐘」の花壇の2カ所で、これまで咲いていたパンジーに代わり、秋まで花が楽しめるようサルビアを植えた。
サルビアの苗は2千株を用意。広域農道沿いの花壇には、赤色2列、青色1列の3列に参加者が協力して手際良く植えた。
協議会は、村内を花でいっぱいにしようと、参加者に家の周辺などに植えてもらようにサルビアの苗をお土産に配った。 -
箕輪町子育て学級
箕輪町公民館の子育て学級はこのほど、子どもが万一水におぼれた場合の対処法など救急の心得を学んだ。お母さんたちは、箕輪消防署の職員の話を聞き、心肺蘇(そ)生法などを熱心に練習した。<br> 子どもがプールや海でおぼれた場合、意識の確認、意識がない時は協力者を呼び119番通報、気道確保、呼吸の確認、呼吸がない場合に人口呼吸、循環のサインがないときは心臓マッサージという心肺蘇生法の一連の手順を手本を見ながら学習した。<br> 1歳未満は足の裏をたたいて意識を確認し心臓マッサージは指で行う、1歳以上の子どもの心臓マッサージは片手で行うなど、大人との違いを覚えた。<br> 救急救命士は、子どもの救助者が母親だけの場合は、1分間心肺蘇生法をしたあとに119番通報すること、携帯電話からの119番通報は飯田消防署につながるため、箕輪消防署の電話番号(0265・79・0119)を緊急の短縮に入れておくといい-などとアドバイス。「子どもがおぼれるのは間違いなく親の責任なので事故のないよう気をつけて。救ってあげることができる事故なので、適切な処置をして下さい」と話した。<br>
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箕輪南宮神社例大祭
箕輪町木下の箕輪南宮神社例大祭は16、17日、神社境内や区内で盛大に開かれた。本祭りの17日、稚児の鹿頭行列が区内を練り歩き、神前に鹿踊りを奉納した。<br> 今年の鹿頭行列は、大泉(南箕輪村)、大泉新田、大萱(以上伊那市)、富田(箕輪町)地区が受け持ちで、大泉17人、大泉新田2人、計19人の稚児が鹿頭をかぶり、役員や付き添いの保護者と一緒に神社まで約30分の道のりを歩いた。<br> 境内では、太鼓とほら貝の音に合わせて、時計まわりに3周まわりながらする、鹿踊りを神前に奉納。カメラやビデオを持った住民らが集まり、かわいい鹿頭行列を撮影し、厳かな神事を見守った。<br> ご神体遷座のみこし曳行もあり、地区内の厄年の男性16人がみこしをかついで南宮神社を出発。町内を巡行し、夕刻に三日町の秋宮に奉遷した。<br>
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せせらぎウォッチング
伊那市の第18回川シンポジウム「川再発見!せせらぎウォッチング」(実行委員会など主催)が16日、三峰川などで開かれた。小中学生ら50人余が参加。川の生き物などを調べ、三峰川、小沢川を「きれいな水」と判定した。
「せせらぎ窶煤vは14年目の取り組みで、川に親しみながら環境を考えるもの。
学校教諭ら7人を講師に迎え、子どもたちは川に入って川の生き物や水素イオン濃度(pH)などを調査。
三峰川橋上流の三峰川では、少しきたないところにすむヒラタドロムシもいたが、トビゲラ、ヒラタカゲロウ、ヘビトンボなど「きれいな水」にいるとされる生き物を多く採取した。
東部中学校1年生の伊藤貴樹君(13)=美篶=は「三峰川の端にはきたない水にすむ生物がいて、水の流れがある中州にはきれいな水にすむ生物がいた」と話した。
調査に先立ち、市役所で水槽に入ったヨシノボリ、ウグイ、ドジョウなど実物を見ながら生態を学んだ。
観察場所は昨年10月の台風の影響で、小黒川から小沢川に変更。水生生物の成長の遅れから、水生生物にも影響が出ていることがわかった。 -
大原区で祭りに向けて住民が協力
宮田村大原区は、村の地域づくり支援事業の補助を活用して、8月に開く区民祭「大原祭」を盛り上げようと計画。17日には27人の区民が参加して、祭りに使う舞台の基礎などを手作りした。同区は区政施行30周年を迎え、住民協力の気運が高まっている。<br> 「ビール1本しか出さないのに、こんなにみんなが集まってくれた」と小出義光区長。祭り会場となる公園で、ワイワイにぎやかに作業した。<br> 資材などは村の補助で購入し、労力は住民が自ら汗を流して協力。区内に住む大工などの専門家も駆けつけ、作業方法などを教えた。<br> 大原祭も25周年。8月6日の当日には、30発の夜花火打ち上げを初めて計画している。<br> 「節目の年に、区民みんなが盛りあがり、協力する体制ができつつある」と小出さん。<br> この日は、舞台の骨組みを入れておく収納倉庫や第2公園の階段スロープを新たに手作り。協力の輪が広がった。
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菜の花楽舎が菜種を収穫
NPO法人「伊那谷菜の花楽舎」(関浩行理事長)は、伊那市、箕輪町の菜の花畑85アールで菜種の収穫を始めた。今月中に終了する計画で、900キロの収穫量を見込んでいる。
春先の気温が低かったものの、収穫量はまずまず。収穫量の3分の1が菜種油として取ることができるという。
16日は、伊那市手良で、会員や手良小学校3年生ら約30人が収穫作業に当たった。
コンバインで刈り取った菜の花をビニールシートに乗せ、児童たちが足で踏みつけたり、棒でたたきつけたりして種を落とした。そのあと、ふるいにかけ、袋に詰めた。
手良小3年生の宮原すずえさんは「量がいっぱいあるから、踏むのが大変」と汗を流した。
収穫した菜種は天日で乾燥させ、精製工場に持ち込む。食用油ができる今秋、会員を中心に販売する。価格は未定。
すでに廃食油をバイオディーゼル燃料に再生する取り組みは試験的に始まっている。 -
陸上昆虫の標本を公開
国土交通省美和ダム管理支所広報室「みわっこ」で、04年度に調査した陸上昆虫類の標本が一般公開されている。8月21日まで。
調査は国勢調査の一環として、美和ダム周辺で春から秋にかけて実施。レッドデータブックに記載される国蝶オオムラサキ、ヒゲナガヒナバッタ、コオイムシなどを含む昆虫類約2千種を確認し、そのうち106種を標本にした。5年前の調査と比べ、生息にほとんど変化はなかったが、外来種のアメリカジガバチなどもいた。
標本は、昆虫を一匹ずつアクリル樹脂に入れたもので、ピンで留めたものと異なり、どの方向からでも観察できる。河畔、樹林、林縁など5分類にまとめている。
また、パンフレット「美和ダム周辺の昆虫類」=三ツ折のA4判=を2千部作成し、希望者に配布。美和湖周辺の昆虫をカラー写真で紹介している。
支所では「ダム湖周辺の良好な自然環境を理解するきっかけにしてほしい」と話し、活用を呼びかけている。
標本はしまっているため、来庁した際は内線で申し込む。
公開時間は午前9時から午後5時まで。入場無料。 -
認知症の正しい理解
伊那市医師会は16日、県伊那文化会館で健康講演会「認知症の正しい理解」を開いた。地域住民ら450人が集まり、認知症の状態や認知症高齢者とのかかわり方、予防などを聞いた。
講師は、認知症介護研究・研修東京センター長で、聖マリアンナ医科大学名誉教授の長谷川和夫さん。
長谷川さんは、認知症の症状を▽ご飯を食べたなど体験したことを忘れ、何回も同じことを言う▽言葉が理解できず、やりとりがうまくいかない▽時間や場所の見当がつかない窶狽ネどを挙げ「症状は一遍にではなく、1つ、2つと進行する」と説明。「認知症の人は、問題解決の方法が見つからない」と、介護者にしかることはやめ、どうして起こったのかを考えて対処することを求めた。しかし、介護者に休みがなく、心身ともに疲れてしまう実態から「介護は一人でしない」「公的なサービスを利用し、自分のために使う時間を持つ」などを促した。