-
沢区で納涼祭
箕輪町沢区で恒例の納涼祭が14日に行われ、区民が夏の夕べを満喫しました。
納涼祭は、区民の親睦を図ろうと沢公民館が毎年、お盆に行っています。
会場となった公民館前には、フランクフルトや焼きそばなどの屋台が並び無料で振舞われました。
また、子ども達にも楽しんでもらえるようボールすくいや射的のコーナーも設けられました。
この日は、およそ400人が訪れ楽しいひとときを過ごしていました。
沢公民館の平澤正博館長は「毎年楽しみにして来てくれる区民も多い。納涼祭を通し区民の親睦につながればうれしい」と話していました。
-
迎え盆の伝統行事「まんど振り」
迎え盆の伝統行事「まんど振り」が13日上伊那各地で行われました。
南箕輪村大泉では親子連れおよそ40人が大泉川堤防に集まり
まんど振りを行いました。
集まった人たちはまんどに火をつけると勢いよく回していました。
まんど振りは祖先の霊を迎える伝統行事で地元有志でつくる大泉まんどの会により受け継がれています。
-
よさこいチーム フェスで演技
よさこいをはじめ、太鼓やチアダンスの演舞演奏を披露する「信州伊那谷よさこい・いな来い・
みな恋FESTA」が17日、伊那市防災コミュニティセンターと市民体育館サブアリーナ・エレコムアリーナで開かれました。
会場では、伊那市西春近を拠点に活動している、伊那よさこい青龍や、岡谷市を拠点に活動している青龍艶舞隊など、6つのよさこいチームが演技を披露しました。
他に、太鼓やチアダンスなどの団体が出演しました。
会場にはご当地料理や、かき氷などの販売ブースがおよそ20店舗並びました。
よさこい・いな来い・みな恋FESTAは、県内を拠点に活動している団体が参加し、今回で
2回目の開催となります。
-
もう一日休みを 盆正月
区の役員宅をバリケードで封鎖してもう1日休みを要求する南箕輪村田畑の伝統行事、盆正月が16日の深夜に行われました。
16日午後10時30分頃、田畑区長の松澤純一さん宅に地域住民が集まりました。
玄関をバリケードで封鎖して盆休みの1日延長を求める、田畑区に伝わる「盆正月」の行事です。
区長宅にあるものをつかって玄関を封鎖していきます。
盆正月は区のPTAでつくる田畑の伝統を守る会が毎年行っています。
子どもたちもバリケードづくりを手伝いました。
最後に、石灰で「お正月」と書いて完成です。
区長の家の飾り付けが終わると、次の標的を目指して出発していきました。
今朝6時。
区長宅には門松や鏡餅が飾られ玄関が封鎖されていました。
松澤さんは、玄関から出られず、隣の家の庭から表へ出てきました。
松澤さんは、区の役員にもう一日休みにすることをスマートフォンで連絡していました。
近所の人たちも今年の出来を見にやってきました。
バリケードは、午前11時頃から5人がかりで片づけたということです。
-
最高気温32.3度 熱中症の疑いで70代女性搬送
17日の伊那地域の最高気温は午後2時12分に、32.3度を記録しました。
上伊那広域消防本部によりますと、午後3時半現在、伊那市の70代の女性が熱中症の疑いで搬送されたということです。 -
箕輪町成人式
箕輪町の成人式は町文化センターで行われました。
対象者は男性158人、女性129人で、合わせて287人が成人を迎えました。
箕輪町の成人式は、新成人でつくる実行委員会が行っています。
式には新成人212人が出席しました。
実行委員会の小平貴男実行委員長は「まだ成人という実感はないが、一日一日を大切に確実に大人になっていきたい」と挨拶しました。
新成人を代表して 大槻裕さんは「未来の道を切り開くために、すべてのことに全力で取り組んでいきたい」、白鳥菜都さんは「学んだことをどう社会に活かしていけるかしっかり考え行動していきたい」と意見発表をしました。
白鳥政徳町長は「みなさんと一緒に未来の箕輪町を作っていく事を楽しみにしている」と挨拶しました。
式では、みのわ太鼓保存会による祝太鼓が披露されました。
保存会に所属する新成人も一緒になって太鼓を打ち鳴らし、記念の節目を祝っていました。
なお、伊那市の高遠町と長谷地区、南箕輪村は正月に成人式を行っています。
-
上農農業クラブ 最後の盆花市
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が盆花を販売する花市が、12日に伊那市のいなっせ北側とJR伊那北駅前で開かれました。
この花市は今回で最後になります。
カーネーションや小菊など、上農生が育てた7種類の盆花が、一束500円で販売されました。
いなっせ北側では、午前9時の販売開始を前に、およそ100人が列を作っていました。
盆花市は1953年(昭和28年)から、地域に感謝の気持ちを表す行事として受け継がれてきました。
しかし、来年度の学科改編に伴う地域活動の見直しにより、盆花市は今回で最後となります。
300束用意された盆花は、30分で完売となりました。
盆花市は今回で最後となりますが、農産物の販売は今後も続けていくということです。 -
山盛りフェスで特別メニュー
国民の祝日「山の日」を盛り上げようと、伊那飲食店組合の13店舗で11日に山盛りフェスが行われ、特別メニューが提供されました。
伊那市上牧の咲来軒では、山盛りつけ麺と山盛り煮カツ丼が提供されました。
山盛りつけ麺は、通常の3倍の麺とトッピングです。
麺は700グラムあります。
特別価格の1200円で提供されました。
山盛り煮カツ丼は、通常提供されている並盛のカツは2倍、ごはんは1.5倍です。
1800円で提供されました。
なんと、山盛り煮カツ丼を注文した人がいました。
山盛りフェスは、伊那谷で山の日を盛り上げようと、伊那飲食店組合を中心に4年前から行われています。
-
大芝高原でマウンテンバイク体験
南箕輪村の大芝高原で11日、初心者を対象にしたマウンテンバイクの体験イベントが行われました。
この日は、村内外からおよそ80人が参加しました。
イベントは、大芝高原やマウンテンバイクに慣れ親しんでもらおうと、村観光協会が開いたものです。
全長3キロのコースは、およそ30分程度で1周できます。
参加者は、自分のペースでコースを走っていました。
このコースは、平坦で危険も少なく森の中を気軽に走ることができるということです。
マウンテンバイクの体験イベントは、来月7日にも予定されています。
-
31日から千両千両井月さんまつり
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪し、数々の俳句を残した井上井月をしのぶ、第7回千両千両井月さんまつりが、31日と来月1日の2日間、伊那市のいなっせで行われます。
10日は、伊那市美篶の矢島信之さん宅で記者会見が開かれました。
井上井月顕彰会顧問の宮下宣裕さんをはじめ、会のメンバーがイベントの見どころを説明しました。
31日は、「井月さんが生きた夜明け前の時代」をテーマに、講演会のほか、劇中で伊那が登場し、伊那谷と関連のある島崎藤村原作の映画「夜明け前」の上映会などが予定されています。
また、9月1日は第28回信州伊那井月俳句大会が予定されています。
ほかに、井月にゆかりのある書物の展示も25日から来月1日まで予定されています。
第7回千両千両井月さんまつりは31日と9月1日の2日間、いなっせで行われる予定です。
-
箕輪町の沢公民館で寺子屋教室
箕輪町の沢公民館で10日、寺子屋教室が開かれ、夏休み中の児童が勉強や工作を楽しみました。
この日は、箕輪町沢区の小学生12人が参加し、夏休みの宿題や竹とんぼ作りをしました。
竹とんぼ作りの講師をつとめたのは、伊那市荒井の久保村隆さんです。
児童は、久保村さんにやすりの掛け方や羽の曲げ方などを教わりながら、思い思いの竹とんぼを作っていました。
竹とんぼが完成すると、より遠くに飛ぶよう練習していました。
また、子どもたちはスイカ割りも楽しみました。
子どもたち同士で声を掛けながら、スイカの前まで誘導します。
夏休みの寺子屋教室は、子どもたちに夏休みの思い出を作ってもらおうと、毎年沢公民館が開いています。
-
川上一巳遺作展 17日まで開催
伊那谷の風景や人物を描いてきた、岡山県出身の川上 一巳さんの遺作展が、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。
会場には、77点の作品が並んでいます。
遺作展は川上さんが死後に従四位・瑞宝小綬章を受章したことを記念し、親族が企画しました。
親族のひとり、三宅由紀さんによると、川上さんは伊那谷の自然に魅了され、毎年春に訪れては風景画を描いてきたということです。
また、自然の中で元気に遊ぶ子どもに魅力を感じたことがきっかけで、子どもをモデルにした人物画も多数描いてきました。
「川上一巳 従四位・瑞宝小綬章受章記念遺作展」は、17日(土)の午後3時まで、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。
なお、モデルが不明だった2枚の絵のうちの1枚「伊那路の子」は、モデルが判ったということです。 -
上伊那の6月の有効求人倍率
上伊那の6月の月間有効求人倍率は、5月を0.07ポイント下回る1.46倍でした。
月間有効求人数は3,888人、月間有効求職者数は2,660人で6月の月間有効求人倍率は1.46倍でした。
県は1.65倍、全国は1.61倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
-
実物史料に触れて歴史感じる
博物館の本物の史料にふれ、歴史により興味を持ってもらおうという講座がきょう、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれました。
講座には、市内の小中学生ら6人が参加しました。
参加者は博物館の学芸員から、高遠町から出土した土器の使われかたや、当時の歴史について説明を受けながら、実物史料の感触を確かめていました。
火縄銃のブースでは、実際に火縄銃を持って、重さや構造、撃つ体制などを確かめていました。
参加者は近くの高遠ダム管理所の見学も行いました。
管理所の職員から高遠ダムが三峰川の氾濫を防ぐために造られ、「生活に必要な水を管理してくれている」などといった説明を受けました。
また、普段は近寄ることができないダムの近くまで足を運び、ダムの大きさを感じていました。
高遠町歴史博物館は、2014年から毎年この講座を開いていて、今年で6回目になります。
-
加藤さん 狩猟射撃で全国へ
狩猟射撃の全国大会に出場する南箕輪村在住の加藤尚さんが8日、原茂樹副村長を表敬訪問しました。
加藤さんは6月に辰野町で開催された長野県猟友会安全狩猟射撃大会で優勝し、9月に大阪府で開催される安全狩猟射撃全国大会に出場します。
出場するのは、時速50キロの速さで飛んでいる的や転がってきた的などを撃つ4種類の種目の
合計点で競われます。
原副村長は加藤さんを激励し、「加藤さんの活躍を見て、若い人たちが猟友会に興味を持ってくれればうれしい」と話していました。
加藤さんは「射撃はモチベーションと集中力の高さが大切だ」と話し、「県代表として大会ベスト3を目標に頑張ってきたい」と話していました。 -
どろカップ令 8月17日開催
3年ぶりに復活するどろカップの記者会見が8日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
大会名は「2019どろカップ令」。
記者会見では、再開催に至った経緯や大会内容などが説明されました。
田んぼの中でサッカーをするどろカップは、2006年から市内の遊休農地で開催されていましたが、節目の10回目であることや、企画に時間を要することなどを理由に、2016年が最後の大会になりました。
しかし、大会を主催していた伊那商工会議所の青年部員などから、どろカップ復活の気運が高まり、再び開催することになりました。
大会では田んぼの中でのサッカーの他に綱引きや子ども対象の宝探しなどが行われます。
記者会見では対戦相手を決める抽選が行われ、24チームのトーナメントが決定しました。
2019どろカップ令は、今月17日(土)に伊那市役所東の遊休農地で開催されます。 -
岸本さん学徒動員工場を見学
戦時中、伊那高等女学校、今の伊那弥生ケ丘高校の生徒だった岸本多恵子さんは、74年ぶりに学徒動員された愛知県の旧三菱重工業名古屋航空機製作所などを7日に巡りました。
今回の訪問は、上伊那の小中学校の教員らでつくる上伊那歴史研究会が企画したもので、東京在住の岸本さんは、当時の様子を解説してもらおうと招かれました。
最初に訪れたのは、ゼロ戦などの戦闘機を作った三菱重工の工場です。
岸本さんは正門前にある時計台が当時の目印だったと話していました。
工場近くに建てられた殉職者慰霊碑です。
ここは、アメリカ軍の空襲で犠牲となった三菱重工の従業員や学徒などおよそ380人の名前が記されています。
伊那高女の生徒270人は昭和19年8月から昭和20年3月まで、ここで戦闘機を作っていました。
昭和20年3月13日の空襲で生徒の一人飯島米子さんが亡くなりました。
慰霊碑に収められているプレートの右から3番目に飯島さんの名前が記されています。
また、7日は昭和20年の正月に伊那高女の生徒たちが戦勝祈願に訪れた熱田神宮を参拝しました。
今回の訪問では他に、住宅に変わった寄宿舎の跡地などをバスから見学しました。
-
ながた荘で鈴虫涼しげに
8日は立秋です。
暦の上では秋ですが、8日の伊那地域の日中の最高気温は34.9度まで上がり暑い一日となりました。
箕輪町のながた荘では鈴虫が涼しげに鳴いています。
ながた荘の1階ロビーには、東京都の夫婦がプレゼントした鈴虫およそ60匹がいます。
ロビーには鈴虫の鳴き声が響き一足早く秋を感じることができます。
ながた荘では「訪れた人たちに鈴虫の鳴き声で涼んでもらいたい」と話していました。
-
伊那路橋で水生生物調査
天竜川に生息する水生生物を採取してきれいな水かどうかを調べる水質調査が7日、箕輪町で行われました。
調査は、箕輪町の伊那路橋近くで行われ、夏休み中の児童や保護者あわせて75人が参加しました。
水質調査は、国土交通省天竜川上流河川事務所が毎年行っていて、管内の天竜川の支流も含め、12か所で行われました。
子どもたちは、川で捕まえた水生生物を観察しながら、その特徴をインストラクターに教わりました。
この地点では、きれいな水に住むヒラタカゲロウや、ヘビトンボなどが見つかりました。
また、子どもたちは専用の調査器具で水質を調べるパックテストをしました。
調査の結果、天竜川の水はきれいな水だと判明しました。
天竜川上流河川事務所は、「調査を通して、子どもたちに水辺の水生生物や水質について身近に感じてもらいたい」と話していました。
-
天伯社の七夕祭り さんよりこより
伊那市美篶と富県の天伯社に伝わる七夕祭り、さんよりこよりが
7日行われました。
伊那市美篶の川手天伯社では七夕の竹竿を手にした子どもたちが「さんよりこより」と唱えながら輪になって歩いていました。
三周回ると洪水をおこす鬼にみたてた大人を竹竿で滅多打ちにしていました。
この行事は室町時代の1427年に高遠の藤沢片倉にあった天伯様が洪水で富県桜井に流れつきそのあと再び美篶川手に流されたことが縁で双方に天伯様を祀ったことが始まりとされています。
洪水を引き起こす鬼をたたくことで三峰川の氾濫が鎮まるといわれています。
神事では天伯社に安置されているご神体が神輿に移され、その下をくぐると御利益があるとされています。
そのあとご神体を乗せた神輿をかついで氏子らが地区内を練り歩きました。
神輿は三峰川を渡り富県桜井の天伯社を目指します。
さんよりこよりが行われ、ご神体が三峰川を渡る8月7日に三峰川が荒れることはないと伝えられています。
-
原爆投下から74年 黙祷捧げ平和祈る
1945年8月6日に広島に原爆が落とされてから74年を迎えました。
広島平和記念日の6日、伊那市内でも原爆の犠牲者に黙とうが捧げられました。
伊那市山寺の丸山公園では伊那市民平和のつどいが行われ、有志60人が集まり黙とうを捧げたほか、献花を行いました。
丸山公園にある平和の塔は1990年に建立されたもので、塔の上部には原爆の火が灯されています。
参列者は花を手向け、手を合わせて犠牲者の冥福と恒久平和を祈っていました。
つどいを開催した非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会の建石繁明代表は「毎年続けることで、少しでも子どもや若い人たちに戦争を語り継いでいく場にしていきたい」と話していました。 -
2日連続猛暑日 熱中症の症状で搬送も
6日の伊那地域の最高気温は35度で、2日連続の猛暑日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと、午後5時現在、熱中症とみられる患者の搬送は1件となっています。 -
伊那まつり 熱く盛り上がる
第62回伊那まつりが、3日と4日の2日間の日程で行われ、市内は熱気に包まれ盛り上がりを見せました。
初日の市民おどりには、91連、およそ5,800人が参加し、ダンシング・オン・ザ・ロードや勘太郎月夜唄、伊那節を踊りました。
山寺から西町までのおよそ1.2キロが歩行者天国となり、参加者は暑さに負けずに熱気あふれる踊りを見せていました。
2日目の花火大会では、89番組およそ5,000発が伊那の夜空に打ち上げられました。
今年も音楽花火が3番組用意され、過去最長の15分間のロングバージョンもありました。
フィナーレを飾った音楽花火では、グレイテスト・ショーマンのThis is meに合わせて花火が打ち上げられました。 -
高校生が大学生に進路について話聞く
上伊那の高校生が、自分の進路や将来について大学生に話を聞く、伊那谷サマースクール2019が5日と6日、箕輪町の箕輪町商工会館で開かれました。
5日は、伊那北高校や伊那西高校などの1年生と2年生合わせて11人が参加し、大学生に話を聞くワークショップが開かれました。
ワークショップは、2013年に東京大学の学生を中心に作られた一般社団法人ユニカルラボラトリーが開いたものです。
大学生は、「語学を学べる大学を選んだことで海外留学を経験できた」、「模試でE判定が出ても、その大学で学びたいという気持ちで合格した」などと話していました。
6日は、参加した高校生がやりたいことや、就きたい職業について発表が予定されているということです。
-
県道18号でマリーゴールドとサルビア見ごろ
伊那市東春近榛原の住民でつくる「榛原花の会」のマリーゴールドとサルビアが見ごろを迎えています。
県道18号線の両脇1キロにかけて、マリーゴールドとサルビア合わせておよそ3000本が咲いています。
会の活動は、今年で25年目となります。
榛原花の会によりますと、花は10月まで楽しめるということです。
-
満州への分村移民について講演
昭和のはじめ、国策として進めていた満州への分村移民を拒んできた現下伊那郡阿南町の佐々木忠綱村長についての講演会が1日、伊那市のいなっせで開かれました。
講師を務めたのは、長野市出身で長野県の近代史を研究している大日方悦夫さんです。
大日方さんは、「昭和のはじめの日本は、貧困が深刻化していたため、新しい土地を求めて満蒙
開拓が進められていた。しかし、佐々木村長は満州を視察して日本が中国から取り上げた土地であると知った。現地の人に対する日本人の差別的態度を見て、後に村の崩壊が起こることを察して移民を拒んだ」と話していました。
講演会は、県内各地で教養講座を開く公益社団法人八十二文化財団が企画したもので、会場にはおよそ70人が集まりました。 -
勾玉づくりで歴史に興味関心を
古代日本のアクセサリー「勾玉」をつくり、歴史に興味を持ってもらおうと、箕輪町郷土博物館で1日、勾玉づくり体験が開かれました。
体験者は暗い所でぼんやりと緑に光る高麗石を削って、勾玉独特の形を作っていきました。
高麗石を削り終わると、水につけながらやすりをかけ、表面を滑らかに整えました。
体験者は最後に、蛍光ペンでそれぞれ自由に色を塗り、作品を完成させました。
博物館の職員は、「体験を通して古代に興味関心を持ってくれたら嬉しい」と話していました。
今回のイベントは箕輪町郷土博物館主催の夏休み体験講座のひとつとして開かれたもので、今月10日(土)には萱野高原で昆虫観察会を開く予定です。
-
上伊那で捕獲した野生イノシシから豚コレラ
長野県は、辰野町で捕獲した野生イノシシから豚コレラの陽性反応が出たとの結果を2日に発表しました。
上伊那で野生イノシシから豚コレラの陽性反応が出たのは、これが初めてです。
長野県の発表によりますと、先月29日に辰野町で捕獲した3頭の野生イノシシを検査したところ、1頭から豚コレラの陽性反応が出たという事です。
先月31日までに県内全域で169頭を検査し、このうち39頭が陽性でした。
長野県では豚コレラは豚やイノシシの病気で人に感染することは無く、また感染した豚肉が市場に出回る事は無いとしています。
-
伊那地域 3日連続猛暑日 3日から伊那まつり
2日の伊那地域の最高気温は午後2時23分に35.5度まで上がり、3日連続の猛暑日となりました。
この暑さにより、午後5時現在、南箕輪村の80代の男性が熱中症とみられる症状で搬送されました。
太平洋高気圧に覆われ、晴れたため、2日も猛烈な暑さとなりました。
伊那市のいなっせ前では、3日の伊那まつりの準備が行われていました。
伊那ケーブルテレビでは、3日土曜日は午後4時15分~、市民おどりの模様を、また4日日曜日は午後7時から花火大会の模様を生中継する予定です。
-
セミの抜け殻で地球環境を考える
セミの抜け殻を採取し、その数や種類から地球環境などを調べる講座がき1日、伊那市の鳩吹公園で開かれました。
講座には10組30人の親子が参加し、公園内の林でセミの抜け殻を採取しました。
講座は長野県環境保全研究所が県内6か所の公園などで毎年開いています。
セミの抜け殻は、30分で675個集まり、このうち涼しい環境を好むヒグラシが555個と、最も多く集まりました。
このことから、鳩吹公園が比較的涼しい環境であるということが分かりました。