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遺族の寄付基に交通安全対策実施
今年1月に伊那市のナイスロードで発生した交通死亡事故の被害者の遺族からの寄付を基に現場には新たな交通安全対策が施されました。 18日は、遺族や交通安全協会の関係者等が出席し犠牲者の冥福を祈り、施設のお披露目をしました。 事故は今年1月、近くに住む87歳の女性がナイスロードにある信号機の無い横断歩道を歩いて渡っていた時に車にはねられ、搬送先の病院で亡くなったものです。 亡くなった女性の夫と、長女からの寄付を基に、伊那市では現場の横断歩道の安全対策を実施しました。 主な対策は、夜間に発光する標識の設置や、路面にはライトで反射するカラー舗装などが行なわれました。 長女は、「東京オリンピックを父と2人で見る事を目標にしていた母の事を思い出すととても残念」と話していました。 伊那市交通安全協会では、事故を起こさない、事故に遭わないようドライバー、歩行者共に気をつけてほしいと話していました。 伊那市内での交通死亡事故は今年に入り2件となっています。
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一人暮らしの高齢者宅で火災予防点検
75歳以上の一人暮らしの高齢者宅を訪問し、火災予防や地震などによる被害を予防するための指導が伊那市内で行われています。 伊那消防署と高遠消防署では、毎年11月中に75歳以上の一人暮らしの高齢者宅を訪問し、火災予防の指導を行っています。 今年は対象となっている伊那市の竜西、富県、美篶など8地区1,057戸のうち92戸で実施します。 伊那消防署の署員と消防団員、民生委員が出向き、火災報知器の設置や家の周りに燃えやすい物がないかなどを確認し、気になる点を指導します。 上伊那広域消防本部によりますと、去年12月から今年3月までに管内で33件の火災が発生していて、原因の多くが焚き火の燃え広がりやストーブからの引火によるものだということです。
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羽広菜かぶ 漬け込み作業始まる
「信州の伝統野菜」に認定されている羽広菜かぶの漬け込み作業が、伊那市西箕輪で17日から始まりました。 16日に収穫した200キロのかぶが次々と機械にかけられ洗われた後、粕漬けに加工されていきます。 伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内にある農産物加工場では、朝から羽広菜生産加工組合のメンバー5人が作業に追われていました。 羽広菜は、西箕輪羽広を中心に昔から栽培が行われてきたもので、普通のかぶより歯ごたえがあるのが特徴です。 粕漬けは、縦に2つに切ったあと、酒粕と味噌、砂糖などを混ぜたものに漬け込み20日から30日ほど熟成させます。 組合では、地区内に畑を借り毎年4トンの羽広菜かぶを収穫しています。 かぶ漬けは、12月上旬まで行われ、来年3月頃までみはらしファームや南箕輪村のファーマーズあじ~な、ニシザワなどで販売されます。 価格は、250グラム入り、330円となっています。
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中心市街地で蕎麦を振る舞うイベント 初開催
伊那商工会議所青年部は、中心市街地で蕎麦を振る舞うイベント「街なか新そばまつり」を、21日土曜日に初めて開きます。 16日は、イベントの詳細についての記者会見が、伊那商工会館で開かれました。 街なか新そばまつりは、中心市街地で気軽にそばを味わってもらい信州そば発祥の地をPRしようというものです。 青年部の活動に対する日頃の協力に感謝しようと、1,000人分のそばを振舞います。 そばは、一人前通常の半分の量で、全て伊那市産のそば粉を使い青年部のメンバーが前日に打ちます。 他にも、豚や鴨肉、ニジマスの炭火焼きも振る舞われます。 そばまつりは、21日土曜日午前10時から伊那市のセントラルパークで開かれます。 当日は、伊那西高校の生徒による書道パフォーマンスの他、東部中学校吹奏楽部による演奏、そばの大食い大会も企画しているということで、多くの来場を呼び掛けています。
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人権教育講演会 ハンセン病について学ぶ
ハンセン病について正しく知り、偏見や差別のない社会を目指す人権教育講演会が、17日、伊那市のいなっせで開かれました。 講演会は、伊那市が年に3回行っている人権同和教育講座の一環として開かれました。 演劇を通して人権や環境問題についての普及、啓発活動を行っているNPO現代座の木下美智子さんが講演しました。 ハンセン病は、明治6年にノルウェーのハンセンによって発見された「らい菌」という細菌による感染症で、顔や手足など体の末梢神経に麻痺やただれなどの異常を起こす病気です。 遺伝病や強い感染力をもつ病気などと誤解され、平成8年に廃止となるまで国の法律によって患者は療養所に隔離されていました。 木下さんは、平成13年に初めて療養所を訪れて以来、全国のおよそ100か所でハンセン病患者の人生を語っています。 講演では、16歳の時から40年以上にわたり療養所で生活した女性の話しをしました。 木下さんは、「ハンセン病についてだんだん分かっていくうちに、何も知らないということが差別を進めると気付いた。故郷に帰ることができなかった人の思いを伝えていきたい」と話していました。
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西春近北保育園地域に感謝 おでん会
園児が育てた大根を使ったおでん会が、17日、伊那市の西春近北保育園で開かれました。 おでん会には、地域の人達6人が招かれました。 日頃からお世話になっているお礼にと、毎年開かれています。 おでんに使われた大根は、年長園児が栽培したもので、午前中に園児が大根を切ったりニンジンの皮をむいたりしました。 西春近北保育園では、「行事があるごとに手伝っていただいて感謝している。これからも地域に支えられながら成長していってほしい」と話していました。
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狐島自主防災会 講演会開く
伊那市狐島の自主防災会は、伊那中央病院の救急看護認定看護師を招いての講演会を、15日、狐島第一公民館で開きました。 狐島自主防災会は、予測できない災害に対する意識を高めようと、防災講演会や訓練などを行っています。 毎年春に講演会を開いていますが、今年は秋にも開催しました。 講演したのは、伊那中央病院の救命救急センターに務める救急看護認定看護師・春日美幸さんです。 春日さんは、大規模災害時の医療機関の対応などについて説明し、「大規模災害時には、救助隊はすぐには助けに来てくれない。3日間は自分たちで生き延びる必要がある。自助・共助で、自分たちに何ができるか考えておく必要がある」と話していました。 自主防災会会長で狐島区区長の有馬 久雄さんは、「様々なテーマについて学び、万が一に備えたい」と話していました。 なお、狐島には、情報連絡・消防水防・救出救護など6つの専門隊があり、有事に備えているということです。
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家事家計講習会 家計簿のつけ方学ぶ
家計簿のつけ方や家事のポイントを学ぶ家事家計講習会が14日、伊那市日影の伊那友の家で開かれました。 講習会には、20代から70代までの主婦45人が参加しました。 講習会は、雑誌「婦人之友」の愛読者で作る伊那友の会が毎年開いているものです。 会員が日々の時間の使い方や家計簿のつけ方について発表しました。 伊那市の宮川妙子さんは、「家計簿をつけ始めたら、必要な生活費が明確になり、これから先の計画が立てやすくなった。夫と家計について話しあうきっかけになった」と話していました。
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歯を大切に 無料歯科検診
歯の健康に関するイベント「秋の歯とお口の健康診断」が8日、伊那市の保健センターで開かれました。 健康診断は、上伊那歯科医師会が上伊那3会場で開いたもので伊那市保健センターでは、無料歯科検診が行われました。 訪れた親子は、歯をチェックしてもらい、ブラッシングの仕方などの指導を受けていました。 8日は他に、虫歯予防として、薬が塗られた特殊機器を子供たちが口に含んでいました 上伊那歯科医師会では「こうしたイベントを通じて歯の健康の大切さを伝えていきたい」と話していました。
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JA上伊那まつり 20回の節目のイベント
農産物の収穫に感謝するJA上伊那まつりが、14日から2日間の日程で始まりました。 初日の14日は、上伊那産の食材を使ったどんぶりの食べ比べが行われました。 JA上伊那本所には、地元産のきのこや果物などの農産物を販売するブースが並びました。 JA上伊那は、平成8年に5つの農協が合併して発足し、今年で20年目となります。 20回の節目となる今年のまつりでは、目玉企画として上伊那産の食材を使った3種類のどんぶりを食べ比べる「上伊那どんぶりバトル」が行われました。 鶏のそぼろと玉子、大根の葉を使った「上伊那の食材を使ってさりげなく三色丼」 豚肉とネギを炒めて特製のタレに絡めた「上伊那ねぶた丼」 梨を豚肉でまいて甘辛く味付けした「上伊那甘color丼」の3種類です。 伊那市出身でタレントのなるみさんと、JA上伊那のきのこ・果実大使の北澤ユウジさん、JA上伊那の生活部会がそれぞれ考案しました。 1人前200円で3種類のどんぶりを味わうことができ、限定100セットはすぐに完売となりました。 購入した人たちは、早速食べ比べていました。 食べ終わると、美味しかったと思うものの箱に、皿を入れていました。 結果は、北澤さんの考案した「上伊那ねぶた丼」に1番多くの皿が集まりました。 このどんぶりは、24日から1か月間JA上伊那本所のすずしろで味わうことができるということです。 15日は、仮面ライダーゴーストショーの他、農産物などがあたる宝投げが行われます。
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地方の時代映像祭でICTが優秀賞
伊那ケーブルテレビが制作した番組「祈り~加藤八重子さんの半生(はんせい)」が、大阪府で行われている第35回地方の時代映像祭の番組コンクールで優秀賞を受賞しました。 14日、大阪府の関西大学で行われた地方の時代映像祭で、番組を制作した伊藤秀男放送部長が表彰を受けました。 地方の時代映像祭で優秀賞を受賞した作品「祈り~加藤八重子さんの半生」は、7月に伊那ケーブルテレビで放送した30分の番組です。 戦争に翻弄された、伊那市の加藤八重子さんの激動の人生を振り返りました。 加藤さんは、満蒙開拓団の一員として旧満州に渡り、中国人と結婚。日本に帰国できたのは、昭和62年。大陸に渡ってから48年が過ぎていました。 地方の時代映像祭は、「地域」「地方」を新たな目で見直すために1980年から始められたドキュメンタリー作品の映像コンクールで、今回のコンクールには、NHKや民放、ケーブルテレビ局などから294作品が寄せられました。 伊那ケーブルテレビは50作品の応募があったケーブルテレビ部門で3局が選ばれる優秀賞を受賞しました。
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楽しく運動を 保育士対象の講習会
保育士や保育士を目指す学生を対象にした、運動の実技講習会が4日伊那市の竜西保育園で開かれました 新聞紙で作ったボールを投げたり、タオルをつかみ床を引きずられる子供達。 これは、生活の中で体を動かしながら子供達に運動の楽しさを伝える講習会での様子です。 この日、伊那市の竜西保育園でスポーツ活動指導者講習会が開かれ、上伊那の保育士や将来保育士を目指す大学生、合わせて30人が参加しました。 参加者は、身近にある新聞紙やタオルなどつかい、体作りや柔軟な動きを身につける運動などを教わっていました。 主催した南信教育事務所では「県内では女子中学生の運動離れが進んでいる。 保育園の頃から運動の楽しさを感じてもらえる取組を進めていきたい」と話していました。
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親と子のよい歯のコンクール 大槻さん親子が優秀賞
6日に長野市で開かれた歯に関するイベントで、親と子のよい歯のコンクールの表彰式が行われ、箕輪町松島の大槻雅さんと心陽ちゃん親子が優秀賞を受賞しました。 親と子のよい歯のコンクールは、長野県と長野県歯科医師会が昨年度3歳児検診を受診した子どもとその親を対象に行っています。 書類審査や口腔審査、面接が行われ、虫歯がないか、かみ合わせが良いかなどを審査します。 県内から25組の親子が参加し、箕輪町が推薦した大槻さん親子は優秀賞を受賞しました。 親子ともこれまで虫歯になったことがなく、毎日砂時計を使って3分間の歯磨きをしたり、甘いものを控えるようにしているということです。 箕輪町では、保育園へ出向き歯の磨き方を教えたり、乳幼児健診で仕上げ磨きの方法を指導しているということです。
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正月縁起物 田中さん作業追われる
今年も残すところあと1か月半となりました。 伊那市東春近の田中 豊文さんは、現在、毎年恒例の正月の縁起物づくりに追われています。 田中さんの工房には、所狭しと、わらで細工した正月の縁起物が並んでいます。 満帆宝船と名付けられた帆のついた宝船は50個、玄関飾りは50個作る予定で、現在作業はピークを迎えています。 田中さんは、55歳で務めていた会社を早期退職し、わら細工など手仕事でのものづくりを始めました。 宝船は、2年間試行錯誤して、現在の形にたどりついたもので、田中さんのオリジナルです。 主に、知人やお世話になっている人に配っています。 今年は、例年より5日ほど早い9月25日から作業を始めました。 今年から、部品ごとまとめて作り、組み立てる方式にしたため去年より多く作れそうだと話します。 田中さんは、2012年に腎臓を患い、現在も、毎週2回透析に通う日々が続いています。 来年2月に82歳になる田中さんに、新たな夢ができました。東京オリンピックの年に五輪マークの入った宝船を作ることです。 田中さんは、今月末までに縁起物を作り終えたいと話しています。
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上伊那広域消防本部で一日女性消防体験
上伊那防火管理協会に加盟している事業所で働く女性を対象にした一日消防体験が10日、伊那市の上伊那広域消防本部で行われました。 消防体験には、上伊那防火管理協会に加盟している事業所から27人が参加しました。 15日までの秋の火災予防運動に合わせて、家庭で火を扱うことの多い女性に防火の意識を高めてもらおうと上伊那防火管理協会などが行ったものです。 参加者は、消火器の取り扱い訓練や煙体験などをしました。 火災の時に煙は上の方に行くため、なるべく低い姿勢で壁をつたって歩くようにとアドバイスを受けていました。 15日には、小学生以下の子どもを対象に防火意識の啓発イベントが伊那消防署で開かれます。 上伊那広域消防本部では、秋の火災予防運動期間中に多くの人に防火の意識を高めてもらい、冬の時期の火災を1件でも発生させないように努めてほしいと呼びかけています。
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長谷中学校で給食の時間にサラダバー
伊那市内全ての小中学校では食や農に接し大切さを実感する「暮らしの中の食」事業が進められています。 長谷中学校では生徒が育てた野菜を使ったサラダバーが10日、給食で提供されました。 長谷中学校では、伊那市教育委員会が進める食育事業の一環で学校の畑で野菜を栽培しています。 栽培されている野菜は、すべて無農薬でレタスに大根、ニンジンなどを収穫しました。 収穫した野菜で調理実習が行われ、生徒たちは分担して、大根を千切りにしたりレタスをちぎったりしていました。 また、ドレッシングもすべて手作りです。 玉ねぎやニンジンなどを使ったオニオンドレッシングなど5種類です。 ランチルームには、1年生が調理した野菜が並び生徒たちが、味わっていました。 伊那市教育員会では今年度、自分たちが育てたものを味わう「暮らしの中の食」事業に力を入れています。 長谷中学校では今後、9月に蒔いた野沢菜を収穫し、漬物にするということです。
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西駒山荘絵はがき素材コンテストで6作品が選ばれる
伊那市観光株式会社が運営している中央アルプス西駒山荘の絵はがき素材コンテスト審査会が9日伊那市役所で行われ6つの作品が選ばれました。 選ばれた作品は駒ヶ根市、太田秀男さんの「濃ヶ池に映る紅葉と伊那前岳の尾根」 愛知県の宮下民樹さんの「花火と雷光」
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「親孝行の讃歌」作文コンクール
両親への感謝の気持ちを綴った「親孝行の讃歌」作文コンクールで西春近南小学校3年の千島葵さんが最優秀賞を受賞しました。 9日伊那市長谷の仙流荘で表彰式が行われ千島さんをはじめ入賞した小中学生や一般に賞状が贈られました。 作文コンクールは長谷に伝わる民話「孝行猿」にちなんで行われているものです。 全国から一般の部に394点、小中学生の部に598点の応募がありました。 小中学生の部で最優秀賞を受賞した千島さんの作文は山小屋で働く父親について書いたものです。 また一般の部では大阪の77歳の男性が最優秀賞を受賞しています。 今回集まった作文のうち入賞作品をまとめた冊子が長谷公民館で1冊300円で販売されています。
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小中学校特別支援学級・養護学校の児童生徒の作品展
上伊那の小中学校の特別支援学級と養護学校に通う子ども達の作品展が、伊那市のいなっせで開かれています。 会場には、子ども達が授業で作った作品およそ620点が並んでいます。 作品展は、児童や生徒の活動の発表の場として、また地域の人に障害者に対する理解を深めてもらおうと毎年開かれています。 水彩画や書道作品の他、木工や手芸などの作品もあります。 関係者は「一人ひとり一生懸命作った作品。味わい深さや温かさを感じてもらいたい」と話していました。 上伊那の小中学校特別支援学級と養護学校に通う子どもたちの作品展は、10日(火)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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箕輪町消防団 秋の火災予防運動パレード
9日から始まる秋の全国火災予防運動に合わせて、1日、箕輪町消防団がパレードを行いました。 この日は、箕輪町消防団の各分団長などが消防車両に乗り、火災予防を呼びかけるパレードを行いました。 今年の統一標語は、 「無防備な 心に火災が かくれんぼ」です。 上伊那広域消防本部によりますと、今年に入って組合管内では68件の火災が発生しているということです。 箕輪町内では7日現在で10件の火災が発生しています。 町消防団では、寒くなる季節はストーブなどの近くに燃えやすい物を置かないことや、火の消し忘れに注意することなどを呼びかけています。
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信大農学部 中原寮祭
南箕輪村の信州大学農学部の学生寮、中原寮の寮祭の一般公開が25日行われました。 中原寮祭は、お世話になっている地域の人たちに楽しんでもらおうと毎年この時期に寮祭を行っています。 中原寮祭の名物となっているのが豚の丸焼きで24日の夜10時から焼きはじめ、25日は訪れた人たちに振る舞われました。 また、学生たちの手作りのトムヤムクンやお汁粉なども提供されました。 会場には、長さおよそ10メートルの流しそうめんも用意され、学生が2階の炊事場からそうめんを流し訪れた人たちに好評でした。 寮祭実行委員長の岩田誠さんは「今年も多くの人たちに来ていただき、うれしく思っている」と話していました。
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直江津遭難を語り継ぐ 座談会
1942年昭和17年に当時の中箕輪国民学校の児童が犠牲になった直江津遭難。 遭難の記憶を語り継ごうと箕輪町郷土博物館で8日、座談会が開かれました。 座談会は、現在開催中の直江津遭難の特別展に合わせて開かれたものです。 直江津遭難は修学旅行で新潟県直江津を訪れていた児童5人が高波にさらわれ命を落としたものです。 毎年事故があった9月13日に、中部小学校に建立されている碑の前で当時の同級生や児童が慰霊をしています。 8日は、同級生9人が当時の体験などを語りました。 「防波堤まで駈足をしないでゆっくり歩いていれば事故はなかった」「宿に帰っても波の音が聞こえ、とても悲しい想いで一夜を過ごした」などと当時を振り返りました。 直江津遭難から今年で73年、同級生たちは「生きている限りは慰霊を続けていきたい」「事故があって仲間との絆がより深まった」などと話していました。 当時の新聞や日記などを並べた特別展は、今月15日まで開かれています。
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仲仙寺の紅葉見頃
8日は立冬、暦の上では冬となります。 伊那市西箕輪の仲仙寺では紅葉が見ごろを迎えています。 8日の伊那地域は朝から雨となりました。 伊那地域の最低気温は平年より8.5度高い10.7度で10月上旬並みの暖かい朝となりました。 日中の最高気温は12.3度でした。 長野地方気象台によりますと水曜日頃から天気が回復し気温も平年並みになると予想しています。 仲仙寺の紅葉は、15日頃まで楽しめるということです。
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秋の叙勲 前伊那市商工会会長 森本光洋さん喜びの声
秋の叙勲、中小企業振興功労で旭日単光章を受章した 伊那市高遠町の前の伊那市商工会会長、森本光洋さんの喜びの声をお伝えします。 「こういう受賞の機会を得られたということは嬉しいことです」 伊那市高遠町の森本光洋さん73歳。 森本さんは、高遠町の商店街にある創業80年の衣料品販売店 森本洋品店の代表を務めています。 平成13年から高遠町商工会会長と合併後の伊那市商工会会長を合わせて5期14年務め、今年の5月に退任しました。 森本さんは「いち早く準備会・委員会等を立ち上げて商工会の合併に進めていった。そのことが大きな出来事でした。 西春近商工会・長谷村商工会が協力的・積極的でこの合併がうまくいった。 合併のお手本的な形でできた」と話します。 合併後、一番目標としていたことは「連帯感」だったということです。 森本さんは「どうやって連帯感を持つか、親しくなれるか、このことに一番力を入れました。」と話します。 商工会を次の役員に引き継いだ今、「地域の活性化に貢献すること」を一番に期待しているということです。 森本さんは「商工会に対する地域の期待とかはあると思うし、それは変わらないと思う。 地域の活性化に貢献するということは大切なことでしょうね」と話していました。
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運動あそび10周年記念イベント 南箕輪村が開催
親子で楽しむ運動あそびのイベントが、3日、南箕輪小学校体育館で開かれました。 運動あそびは、走る・飛ぶ・投げるなどの運動要素を幼児期から日常生活に取り込み、心と体の成長を促すものです。 イベントは、運動あそびを導入して10周年がたったことを記念して村が企画したもので、親子130組およそ300人が集まりました。 40年間にわたり運動がもたらす効果について研究している松本短期大学の栁澤秋孝名誉教授の他、南箕輪村の運動保育士金井仁美さんが講師を務め「家庭でできる運動あそび」を紹介しました。 村によりますと、運動あそびを取り入れてから子ども達の基礎体力が向上している傾向にあるということです。 村では、「子どもの体力向上はもちろん、親子の絆がより一層深まればうれしい」と話していました。
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婚活を応援 サポーター養成講習会
結婚相手をみつけるための積極的な活動「婚活」を支援するボランティアの講習会が、7日、伊那市で開かれ、新たに24の個人と団体が認定されました。 講習会には、伊那市を中心に24人の個人と団体が出席しました。 県では、少子化による人口減少を食い止めようと、平成25年度から「ながの出会い応援プロジェクト事業」を進めています。 結婚を希望する人の出会いの相談や仲介などを行う「婚活サポーター」を養成しています。 県内では399人の個人と134の団体が登録していて、これまでに31組が結婚したということです。(11月1日現在) 講習会は、年に3回開かれていますが、上伊那では初めてです。 7日は、須坂市で結婚相談などを専門に行う会社を経営している滝沢ゆきこさんが、サポーターとして必要な基礎知識について話しをしました。 サポーターとしての心がけとして、「親切と余計なお世話の境界線を意識する」「聞き上手を意識した言葉がけで相手との信頼関係を築く」などと話していました。 終了後には、参加者に認定証が手渡されました。 県によりますと、昭和57年に3割近かった見合い結婚の割合は、現在では5%ほどだということです。
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耐震化に関する個別相談会
長野県と伊那市は、住宅などの耐震化に関する個別相談会を、7日、伊那市と宮田村の住民を対象に開きました。 相談会は、住宅や建物の耐震化促進を目的に、上伊那各地で開かれているものです。 昭和56年に建築基準法が大きく変わり、それ以前に建てられた建物は耐震性が不足している可能性があります。 しかし、国が平成25年度に行った調査によりますと、上伊那地域の耐震化率は77.2%にとどまっているということです。 個別相談会は、次回15日日曜日に箕輪町、辰野町、南箕輪村の住民を対象に開かれます。 また、7日は地震発生時の避難と応急危険度判定についての勉強会が同時開催されました。 行政と建築士会との連携について現状を知ってもらおうと、県建築士会上伊那支部が開いたものです。 建築士会上伊那支部では、災害時に避難施設の安全性を判断する応援協定を、各市町村と結んでいます。 小林義美副支部長は、上伊那の応急危険度判定士の現状について、「各市町村で十分な人数がいない。特に伊那市は、高遠、長谷在住の判定士がおらず、有事の際に対応できない可能性がある」と話していました。 上伊那支部では、判定士の育成と初動行動マニュアルの周知・徹底を進めていきたいとしています。
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つくしんぼ保育園 恒例のシクラメン販売
伊那市のつくしんぼ保育園に通う園児の保護者と職員は、恒例のシクラメンの販売を、7日と8日の2日間行っています。 ニシザワ双葉食彩館とみはらしファームで1鉢1,300円で販売しています。 保育園の運営資金にあてようと毎年行っていて、今年で18年目です。 ある保護者は、「市場価格より安価なので多くの人に購入してもらいたい」と話していました。 販売は、8日も行われます。
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箕輪町で20年ぶりにタイムカプセル掘り起こし
箕輪町で地域おこし活動を行っている箕輪まちづくり同友会は、20年前に埋めたタイムカプセルを、3日、掘り起こしました。 3日は、当時と今の役員の他、タイムカプセルに手紙を入れた人など20人ほどが集まり、20年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こしました。 みのわ天竜公園の一角には、「現代より未来へ」と記された石碑があり、20年後と100年後に開封する2種類のタイムカプセルが埋められています。 平成7年に町発足40周年記念イベントとして同友会が企画し、町内全ての保育園児と小学生の他、希望者が将来の夢や未来の自分にあてた手紙を書きました。 掘り始めてから30分、タイムカプセルがでてきました。 掘り起こしたタイムカプセルの中身は、本人に郵送される他、寄せ書きなどは役場に展示されることになっています。 また、今回新たに20年後の2035年に開封するタイムカプセルを埋めました。
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秋の叙勲 元上伊那医師会会長 樋代昌彦さん喜びの声
秋の叙勲が発表され伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 6日は保健衛生功労で旭日双光章を受章した伊那市の元上伊那医師会会長、樋代昌彦さんの喜びの声をお伝えします。 伊那市坂下の樋代昌彦さん79歳。 樋代さんは伊那北高校卒業後、日本大学医学部に進学。 卒業後は信州大学の勤務医となり後に樋代内科医院を開業。 平成8年から4期8年上伊那医師会会長を務めその間、今の伊那中央病院建設に尽力しました。 樋代さんは「伊那中央病院と診療所の病診連携が機能している。」と話します。 また上伊那医師会付属准看護学院では准看護師の養成に力を入れてきました。 今も現役医師の樋代さんは「高齢化社会となった今お年寄りの健康を守るために行政、病院、診療所、福祉関係の連携が必要だ。」と話していました。