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南箕輪村消防団救護班 県大会に向け練習
南箕輪村消防団の救護班は、15日に上田市で開かれる長野県赤十字救急法競技大会に向けて練習に励んでいます。
6日夜には南箕輪村民センターで練習が行われ、救護班のメンバーおよそ30人が参加しました。
大会は、救急法の習得と普及を目的に、赤十字社長野県支部が2年に1度開いているもので、村消防団からは8チーム、24人が出場します。
大会には、三人一組で三角巾を使って手当てをする三角巾リレー、AEDなどを使った救命手当て、2つの競技の総合的な技術を競う総合の3部門があり、前回の大会では村消防団が全部門で優勝しています。
練習は8月中旬からほぼ毎日行われていて、団員らは日本赤十字社の指導員からより正確な救急法についてアドバイスを受けていました。
村消防団救護班の小林裕治救護長は「一番の目的は正しい救急法を習得すること。結果的に大会で良い成績を残すことができればうれしい」と話していました。
長野県赤十字救急法競技大会は、15日に上田市で開かれることになっています。 -
JC長野 15日に駒ヶ根市でイベント
県内18地区の青年会議所で構成する日本青年会議所長野ブロック協議会は、15日に「食べつくせ!信州の食・大集合」と題し県内各地の名物料理などを販売するイベントを行います。
4日に報道機関向けに説明が行われました。
15日は、午前10時から午後3時まで広小路を歩行者天国にし、伊那市のローメンや駒ヶ根市のソースかつ丼など飯山から飯田までの特産品を置いた20のブースが設置されます。
駒ヶ根市文化会館では、企業や商品のブランド化を手がける商品プロデューサーの安藤竜二さんを招き「地域のたからを世界に売り出す仕掛け方」をテーマに講演などが行われます。
また阿部守一知事が参加してマニフェストを検証する大会も開かれる予定です。
長野ブロック協議会の坂東武文会長は、「多くの人に足を運んでもらい青年会議所の活動を知ってほしい」と当日の来場を呼びかけていました。 -
上伊那花卉品評会
地元生産者が栽培技術を競う「上伊那花卉品評会」が7日、伊那市役所で開かれ、最高賞の長野県知事賞に箕輪町の大槻長さんのトルコギキョウが選ばれました。
大槻さんが出品した「トルコギキョウ」は、花にボリュームがあり、色合いや全体のバランスが良い点が評価され、長野県知事賞を受賞しました。
会場には、カーネーションやバラ、アルストロメリアなど会員41人の、260点が展示されました。
品評会は、栽培技術の向上と花の消費拡大などを目的に毎年行われています。
ある生産者は、「今年は夏の暑い日が続いた影響で、カーネーションの生育に影響があったが、全体的にレベルの高い花卉が出揃った」と話していました。 -
絵島の法要
江戸時代、絵島生島事件で高遠に流され生涯を終えた大奥の女中絵島を偲ぶ法要が1日、伊那市高遠町の蓮華寺で行われました。
今年で272回目となる絵島の法要には30人ほどが参列し、蓮花寺にある絵島の墓に花を手向けました。
絵島は7代将軍家継の母に仕えていた大奥の女中です。
幕府内の権力争いに巻き込まれ、絵島生島事件の罪人として高遠に流刑となり、生涯を終えました。
絵島の恋の相手といわれる歌舞伎役者生島は、東京都三宅村に流されました。
法要には、その三宅村からも10人が参列しました。
三宅村の池上秀利副村長は、「絵島と生島の二人にかわり、高遠と末永く良好な関係を築いていけることを願います」と櫻田昭正村長のメッセージを代読しました。
参列した人たちは、江戸時代、高遠の地に流された絵島を偲び、冥福を祈っていました。 -
電話応対コンクール 野村さん2連覇
電話応対の技術を競う電話応対コンクールの伊那・駒ケ根地区大会が6日伊那市のかんてんぱぱホールで開かれ、伊那食品工業株式会社の野村静香さんが2年連続で優勝しました。
大会には伊那市、駒ケ根市、箕輪町の10の企業から31人が出場しました。
大会は公益財団法人 日本電信電話ユーザ協会が電話応対やコミュニケーションスキルの向上につなげてもらおうと毎年開いているものです。
競技は、ガラス製品の製造販売会社の販売担当者のところに、ホームページで製品の購入を検討している東京の会社から電話がかかってきたという想定で行われました。
出場者は会場に設置された電話機で電話応対をし、声の大きさや敬語、手際、情報提供のしかたなどを競いました。
競技の結果、伊那食品工業株式会社の野村静香さんが優勝しました。
野村さんは去年の全国大会で6位に入賞しています。
準優勝は同じく伊那食品工業株式会社の久保田絢さん、3位は中部電力(株)伊那営業所の坂元雄太郎さんとなっています。
入賞した上位3人は来月行われる信越ブロック大会に出場します。 -
西春近商工祭 地域に活気
伊那市の西春近商工祭が1日、西春近商工会館前で行われ、出店やイベントなどで盛り上がりました。
これは伊那市商工会西春近支所が地域活性化を目的に毎年開いるものです。
出店には焼きそばやフランクフルトの他、地元産の花などが並び訪れた人たちが買い求めていました。
また、伊那市西春近出身のなるみさんが所属するアイドルグループ、オトメ☆コーポレーションが風船の早割り大会などイベントに参加して会場を盛り上げていました。
あるスタッフは「地域のみんなで楽しむことができた。地元のまつりとして、これからも盛り上げていきたい」と話していました -
「高遠おやきの会」東京の大学生に指導
伊那市高遠町の主婦でつくる「高遠おやきの会」は、5日、農業研修で高遠を訪れている東京の大学生に、おやきづくりを指導しました。
この日は、食品の開発や製造、流通などを学んでいる聖栄大学食品学科の1年生90人が、高遠おやきの会のメンバーからおやきづくりを学びました。
高遠おやきの会は、高遠に伝わる郷土食を次の世代に引き継いでいこうと、地元の主婦4人が集まり、今年5月に発足しました。
普段は、地域のイベントでおやきの販売を行っていて、この日は、大学生におやきの作り方を指導しました。
メンバーは、小麦粉に混ぜる水の量に注意すること、手の平のサイズに生地をのばしたら、あんを包みやすいよう、外側を薄くすることなどをアドバイスしていました。
聖栄大学では、「地元で採れたものをどう加工し、保存するかが、その土地その土地で考えられてきたことを学生たちに学んでほしい」と話していました。 -
クロスカントリーで糖尿病予防
伊那市が開いている糖尿病予防教室の参加者が、伊那市横山の鳩吹公園南にあるクロスカントリーコースで4日ウォーキングを体験しました。
4日は市内から24人が集まり、およそ1キロあるクロスカントリーのコースを2周しました。
糖尿病予防教室は、伊那市が血糖値が高めの人に参加を呼び掛けているもので、去年から開かれています。
教室では、筋力トレーニングや栄養指導などが行われていて、4日は初めてウォーキングを行いました。
4日は、市の職員で理学療法士の久保田妙子さんが指導にあたりました。
久保田さんは、「姿勢を良くし、かかとから着地してつま先で蹴ると効果的。毎日少しでも運動する習慣をつけてほしい」と指導しました。
ある参加者は、「教室に参加し始めてから、洋服が緩くなってきたので、血糖値への効果も期待したい」と話していました。 -
切り絵工房 常設展示場オープン
脊椎損傷の障害を乗り越え切り絵の作品を手掛けている伊那市高遠町の中村満宏さんの常設展示場のオープニングセレモニーが4日、伊那市高遠町で行われました。
常設展示場は、伊那市高遠町の飲食店楽座にオープンしました。
切り絵の作品を手掛けているのは中村満宏さん71歳です。
中村さんは、高校の教員を務めていた51歳のとき脊髄を損傷し下半身が動かなくなり車いす生活となりました。
その時県のリハビリセンターで切り絵と出会いそれ以来作品を制作しています。
今回常設展をはじめるきっかけとなったのは旧河南村の小中学校時代の同級生たちです。
4日は、多くの同級生たちが訪れ会場に飾られた中村さんの作品に見入っていました。
作品は、季節の草花や漂泊の俳人井上井月の句に、それをイメージした絵が切り取られています。
原画を書いたのは、同級生でもあり俳画塾を高遠町で開いている鈴木岬さんです
中村さんは、仲間たちの協力があって常設展ができたことを喜んでいます。
展示されている作品は、年内いっぱい飾られ来年から季節に合わせた作品を展示するということです。 -
留学生の歓迎会と帰国報告会
高校生の留学を支援している公益財団法人AFS日本協会南信支部は、留学生の歓迎会と帰国報告会を2日、伊那市のいなっせで開きました。
会場には、8月に来日したニュージーランド人のハリソン・ギブ・ファンムイナ君の他、留学先から帰国した生徒などおよそ40人が集まりました。
参加者は、色々な国の料理を食べながら、お互いに経験したことや、日本でやってみたいことなどを話しました。
松川高校に留学しているハリソン君は、「日本の文化が好きで日本を選んだ。修学旅行で広島や京都に行くので楽しみ」と話していました。
チェコに1年間留学していた伊那北高校の中山沙綺さんは「留学することで、日本独自の文化に気付き、日本をさらに好きになった」と話していました。 -
こころの健康サポーター研修会
伊那市は、心の悩みを抱えている人との接し方を学ぶ「こころの健康サポーター研修会」を3日伊那市の保健センターで開きました。
研修会は、精神的な悩みを抱えている人の自殺を未然に防ぐ「ゲートキーパー」を育成しようと、伊那市が初めて開いたものです。
全3回の予定で開かれ、初回の今日はおよそ60人が参加しました。
駒ヶ根市の精神科医、吉本隆明さんがゲートキーパーとしての心得や、悩んでいる人との接し方について話をしました。
吉本さんは「相手の話をよく聞き、親身になって相談にのっていることを伝えることが大切。また、自分が相談にのって困った時の別の相談相手を知っておく必要がある」などと話しました。
他に、「ゲートキーパーとして、まずは自分が健康な生活をおくること。燃え尽きないことが大切」と話しました。 -
収穫の秋 早くも稲刈り
収穫の秋。
伊那市手良の田んぼでは、早くも稲刈りが始まりました。
3日稲刈りを行ったのは伊那市手良の農家、登内里見さんです。
登内さんは、およそ22ヘクタールの田んぼで米を栽培しているほか、他の農家からも依頼を受けています。
合わせておよそ40ヘクタールと広い範囲を刈り取ることから毎年上伊那のトップをきって、稲刈りを始めます。
今年は雨が少なかったものの好天に恵まれたたことから例年より豊作だといいます。
登内さんが栽培する米は、県から、農薬や化学肥料の使用を半分以下に抑えた信州の環境にやさしい農産物に認証されています。
JA上伊那によりますと上伊那地域の稲刈りは9月中旬から下旬にかけてピークを迎えるということです。 -
井月と種田山頭火 モニュメントが完成
伊那市の中心市街地から俳句文化を発信しようと、伊那谷を放浪した漂泊の俳人井上井月と種田山頭火を描いたモニュメントが完成し、2日、除幕式が行われました。
この日は、伊那市荒井と坂下境の伊那橋の上で除幕式が行われました。
モニュメントは、高さ160センチ、横220センチで、井月と、井月の生き方に憧れ、井月の墓参りのために伊那を訪れた種田山頭火が酒を酌み交わす場面が版画で描かれています。
版画は、千曲市の版画家で、伊那市で井月の作品展を開いたことがある森貘郎(ばくろう)さんが制作し、解説文は、井上井月顕彰会が監修しました。
伊那市の中心市街地の商店主らでつくる「伊那まちの再生やるじゃん会」が、俳句文化の発信と、街を訪れる人の交流の場づくりを目的に設置しました。
伊那まちの再生やるじゃん会では、この版画をモチーフにした井月グッズの販売も考えているということです。 -
上伊那の祭りと行事30選映像の祭典 11月3日と4日に
上伊那広域連合は、「上伊那の祭りと行事30選映像の祭典」を、11月3日と4日の2日間、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開きます。
2日は、上伊那広域連合から映像の制作を依頼された井上井月顕彰会の関係者が、詳細について説明しました。
祭典は2日間にわたり開かれ、初日は撮影した30の祭りと行事を総集編として1時間にまとめ上映します。
他に、2日間を通して夏祭りやお盆の行事、獅子舞などを、特集ごとにまとめ上映します。
映画「ほかいびと、伊那の井月」を手掛け、今回の撮影を行った北村皆雄監督は「上伊那の祭りと行事を広めると同時に、地域の人が地元の良さを見つめ直すきっかけになれば」と話していました。
上伊那の祭りと行事30選映像の祭典は、11月3日、4日の2日間、高遠さくらホテルで開かれます。 -
高遠城下まつり 子供騎馬行列披露
伊那市高遠町の中心市街地で1日前身の絵島まつりから数えて43回目となる高遠城下まつりが行われ、子供騎馬行列などが披露されました。
去年は台風の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となりました。
高遠郵便局からJR高遠駅までの国道361号を歩行者天国にして、午後1時からさまざまなイベントが行われました。
午後4時からは高遠北小学校の2年生から6年生までの児童およそ50人が子供騎馬行列を披露しました。
子供たちは時代衣装に身を包み、本通りを練り歩きました。
子供騎馬行列は、高遠藩主だった保科正之が高遠町藤沢の貴船神社に、騎馬行列の時に使う道具を収めたのが始まりとされています。
それ以来300年以上もの間神社の例祭で続けられ、大正12年を最後に中断していたものを、平成3年に復活させました。
小学生たちは、高遠町総合福祉センターやますそ前から提灯や弓など、それぞれの役割に応じた道具を持ち仲 町駐車場にあるお祭り広場まで歩きました。
大将を務めたのは6年生で児童会長の岩澤秀樹君で、白い羽織を着て歩いていました。
子供騎馬行列は、以前から不定期に行われていましたが、子供の数が減っていることや指導者が高齢化していることから、今回が最後となる可能性もあるということです。 -
防災の日 箕輪町総合防災訓練
9月1日は防災の日です。
箕輪町では総合防災訓練が行われ、松島区の社会福祉体育館では、大規模災害を想定し、二次避難所の設置訓練が初めて行われました。
訓練は、東海地震と伊那谷断層帯地震の発生を想定し行われました。
午前8時17分、避難勧告の放送が町内に流れると、地区ごとに住民が避難を開始しました。
このうち、松島区の社会福祉体育館では、公民館などの避難所に入りきれなかった避難民を受け入れる二次避難所の設置訓練が行われました。
訓練には、区民や町、社協の関係者などおよそ300人が参加しました。
箕輪町では今年3月に地域防災計画の修正を行い、二次避難所や福祉避難室の設置などを新たに計画に盛り込みました。
避難所では怪我をした人や障害者、妊婦など、10ほどのグループに分け、運営側と避難者役の人たちが、必要な物や対応などについて確認をしていました。
参加者からは「知的障害を抱えた人は環境が変わると落ち着かなくなるので、気分を落ち着かせる為に、折り紙や絵を描く為の画用紙などの準備が必要」、「車いすを利用している人がリラックスできるよう、マットを敷いて休んでもらう場所を作った」などといった意見が出されていました。
視察に訪れた、平澤豊満町長は「今回の訓練の経験を他の町民に伝え、いざというときには皆さんがリーダーシップをとり、被災した人たちが安心して避難できる環境を作ってほしい」と話していました。 -
第52回高遠高校文化祭 兜陵祭
伊那市の高遠高校の文化祭「兜陵祭」の一般公開が1日から始まりました。
今年で52回目を迎える高遠高校の兜陵祭は「STAND UP!!縲恆宸ー!湧き上がる歓声が勇気となる縲怐vをテーマに開催されています。
高遠高校ならではの文化祭にしようと、専門コースごとに特色ある展示などが行われています。
情報ビジネスコースでは、高遠町の商店街について商店街で行った聞き取り調査やアンケートの結果を展示しています。
調理室では、3年の各クラスの代表が沖縄そばの販売を行っています。
修学旅行の思い出の味を食べてもらおうというもので、沖縄から取り寄せた麺や肉などを使っています。
高遠高校の文化祭「兜陵祭」は、2日も午前11時から午後2時半まで一般公開されます。 -
西春近南保育園 燻製とカレーのパーティー
伊那市の西春近南保育園は、地域の人を招いて燻製とカレーのパーティーを31日、開きました。
西春近南保育園では、保育園でとれた野菜を使って毎年カレーパーティーを開いています。
今年は、ジャガイモおよそ40キロがとれ、園児達が皮むき器を使って皮をむきました。
今回はカレーの他に、西春近南小学校で燻製づくりを教えている加納義晴さんを招き、燻製をつくりました。
手づくりの燻製器に竹輪やチーズがのせられ、園児らは興味津々な様子で見ていました。
31日は、近くの春富ふくじゅ園の利用者も訪れ、燻製とカレーができるまでの間歌などを歌って交流し、一緒に味わったということです。 -
南箕輪小プール納め
残暑が続く中、南箕輪村の南箕輪小学校で31日、今年最後の水泳の授業が行われました。
このうち3時間目には、2年生およそ50人が今年最後の水泳の授業を行いました。
31日は、ビート板を使ってバタ足の練習をした他、今年習ったクロールの練習をしました。
児童らは、今年最後の授業を見に訪れた保護者の前で、上達した泳ぎを披露していました。
長野地方気象台によると、県内は9月に入っても最高気温が30度近く上がる日が続くとみていて、水泳の授業は終わりましたが、子ども達にとってはまだまだ暑い日が続きそうです。 -
平和を願う朗読の集い
戦争と平和をテーマにした第11回平和を願う朗読の集いが25日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
会場には朗読の愛好家でつくる伊那朗読の会会員など40人ほどが集まりました。
伊那朗読の会では、文学作品などを通じて平和について考えてもらおうと毎年8月に平和を願う朗読の集いを開いています。
集いでは会員が、戦争と平和をテーマにしたエッセイや童話、作文など4つの作品を朗読しました。
このうち、「字の無いはがき」は、字が書けない娘が学童疎開した際、父は自分への宛名を書いたはがきを持たせ、元気な日はマルを描いて毎日出すように伝えます。
参加したある男性は、「戦時中の子どもの生活などを聞いて、改めて戦争は二度と起こしてはいけないと感じた」と話していました。 -
箕輪中学校体育館改築にあたり発掘調査
箕輪町の箕輪中学校体育館の改築にあたり、敷地となっている中山遺跡の発掘調査が始まっています。
これは、箕輪中学校体育館の改築にあたり、中学校全体の敷地となっている中山遺跡の調査をしようと箕輪町教育委員会が主体となり、10人ほどの調査団が行っているものです。
調査は27日から始まり、改築する体育館部分のおよそ800平方メートルを調べます。
30日までの調査で、バケツ2杯分ほどの土器や石器、土偶が出土しているということです。
中山遺跡は過去に3回調査を行っていて、縄文時代、平安時代の遺構や遺物が発掘されているということです。
箕輪町教育委員会は、「過去の工事などにより壊れている部分もあるが、土器などがたくさん出土しているので、今後の調査に注目していきたい」としています。
調査は9月末までを予定していて、結果は報告書にまとめられることになっています。 -
伊那警察署地震総合防災訓練
伊那警察署は、30日から始まった防災週間に合わせ、地震総合防災訓練を行いました。
30日は、交通確保や、チェーンソーを使った救出訓練などが行われました。
訓練は震度6の地震を想定し行われ、伊那警察署の署員80人ほどが参加しました。
警察署近くの交差点では、電気の供給が途絶えたことを想定し、小型の発電機で信号機に電気を供給する訓練を行いました。
この発電機は以前のものに比べ小型で軽量なものだということで、震災対策として今年導入されました。
また、手信号による誘導の訓練も行われました。
伊那警察署では、災害時に備え、機器の操作訓練などを行うため、毎年防災訓練を行っています。
参加したある署員は、「いざ災害が起きた時にやらなければならないことを確認できよかった。実際の道で誘導するのは初めてだったので、参考になった。」と話していました。 -
手良小学校 被災地支援目的に野菜の苗植える
長野県北部地震の被災地支援に取り組んでいる伊那市の手良小学校の児童は、野菜の苗を29日、学校近くの畑に植えました。
手良小学校の4年生は、育てた野菜を販売して、被災地を支援する活動を行っています。
29日は、広さ7アールの畑にブロッコリーとキャベツの苗を500本ずつ植えました。
野菜は、10月下旬に行われるJA上伊那手良支所の祭りで販売するということです。 -
大地震に備え竜西保育園が中学校と初の合同訓練
伊那市の竜西保育園は、近くの伊那中学校と地震に備えた合同訓練を、29日、初めて行いました。
竜西保育園では、東日本大震災を受け、あらゆる想定での訓練を行おうと、今回初めて伊那中学校にお願いし合同訓練を行うことにしました。
防災ずきんをかぶった園児たちは、一次避難場所の園庭に集まりました。
人員確認が済むと、二次避難場所になっている、伊那中学校のグラウンドを目指して移動しました。
竜西保育園ではこれまで、単独で中学校のグラウンドまで避難する訓練を行ってきましたが、実際に中学生が一緒に避難して来たときはどのような状況になるのか確認し、課題を見つけようと今回の訓練を行いました。
園児たちがグラウンドに到着すると、中学生も続々と避難してきました。
竜西保育園では、年に1回は合同訓練を行うとともに、避難後の具体的な対応についても検討していきたいということです。 -
伊那市小沢の唐澤幸一さん みすず寮に水墨画寄贈
伊那市小沢の唐澤幸一さんは、養護老人ホームみすず寮に水墨画を贈りました。
29日、唐澤さんがみすず寮を訪れ、箱山み江子施設長に水墨画2枚を届けました。
贈られた絵は、伊那市横山からの風景をバックに鷹を描いた作品と、3羽の雀を描いた作品です。
唐澤さんは、2年前に自身の作品をみすず寮で展示していて、「絵を見て、心を和ませてほしい」と話していました。
箱山施設長は「アットホームな温かい絵を飾る事ができうれしい」と話していました。
唐澤さんは、絵のほかに、ボールを転がしてゴールに入れる遊具も自分で手作りし、施設に贈りました。 -
南箕輪村役場 オオスズメバチ駆除
小学生の通学路に面する、南箕輪村役場東側の林にオオスズメバチが巣をつくり29日、駆除作業が行われました。
オオスズメバチの巣が見つかったのは、役場東側のサワラの木の根元です。
オオスズメバチは体長およそ4センチで、日本にいる蜂類の中でも強い毒性を持ち、攻撃性も強いと言われています。
巣がある木からおよそ1メートルの所には、小学生の通学路もあり子供たちの安全を守るため、村内のハチの愛好家により巣の駆除が行われました。
最初に入口から殺虫剤を散布し、その後、巣の入り口を粘着剤が着いたダンボールで塞ぎ巣に帰ってきた蜂を捕まえます。
巣の入り口は、土嚢で塞ぎ、中にいる蜂が出られないようにしてしまうという事です。
夏に気温が高いと蜂の発生量が多くなると言われていますが、今年の蜂の傾向について、伊那市地蜂愛好会会長の小木曽大吉さんは「今年は夏が暑すぎて、蜂のエサが無く、発生量は少ない。オオスズメバチは土の中に巣を作るので気をつけてほしい」と話していました。
小木曽さんは、スズメバチの巣を見つけた場合は、刺激をせず、専門家に相談してほしいと話していました。 -
高遠町・長谷地域自治区 あり方検討へ
伊那市の高遠町地域自治協議会と長谷地域自治協議会は、合併から10年が経過する平成28年度以降の地域自治区と総合支所のあり方について検討し、来年2月に検討結果を市長へ建議する事にしています。
28日は、高遠町総合支所で地域自治協議会が開かれ、事務局から、検討の内容や進め方についての案が示され了承されました。
地域自治区の設置は、合併特例法により認められていて、新伊那市の合併では協議により合併の日から10年間と定めました。
しかし、それ以降については何も検討されていない事から、地域の体制について、地域協議会の場で協議を進める事にしました。
協議会では、合併特例法の有効期間以降、地方自治法により地域自治区を設置するかどうかやや、現在と同等な支所としての機能を維持させるか等、地域自治区の存続について検討します。
地域自治区を存続するとした場合の総合支所については、市の内部組織が検討している総合支所のあり方と比較検討を行い、地域密着型の住民サービスについて事務を見直す事に目指します。
高遠町と長谷地域協議会では、検討結果を来年2月に市長へ建議する事になっています。
高遠町地域協議会の小松晃(ひかる)会長は「長谷と歩調を合わせながら、支所としての機能が残せるよう協議を進めていきたい」と話していました。 -
伊那市役所で防災訓練
伊那市役所で職員およそ200人が参加し避難訓練が行われました。
29日の訓練は、市役所1階の食堂から火が出たとの想定で行われ、訓練に参加した職員は火災発生の放送が流れると足早に庁舎の外へと避難していました。
この日の訓練ではこの他に、放水やはしご車による訓練なども合わせて行われました。
白鳥孝市長は「市の職員役所は災害時においても、市民の命を守る事を優先しなければならない。
与えられた仕事を全うするためにも、意識を持ちながら動いてほしい」と話していました -
安全・効率的な間伐作業実施へ指導者養成
伊那市内で森林整備を行っている「伊那市フォレスタークラブ」は、26日、小沢の平地林で指導者講習会を開きました。
「伊那市フォレスタークラブ」は、薪ストーブ利用者が森林整備に参加し、そこで出た間伐材を薪として使うことで循環型社会を構築していこうと、2009年に発足しました。
発足当初の会員数は、25人でしが、年々増加し、現在は65人となっています。
講習会は、会員の増加に伴い懸念される、作業の安全性や効率性を高めていこうと指導的立場のインストラクターを育てようと開かれました。
この日は、会員の中から、経験者を中心に5人が参加しました。
講師は、伊那市振興公社の桜守でクラブの指導者でもある、稲邊謙次郎さんが務めました。
稲邊さんは「複数の場所で一斉に作業が行われる場合、安全を確認する事が大切。
現場で作業を指導する場合、木を倒す技術を伝える事より、作業全体をコントロールする事を心がけてほしい」とアドバイスしていました。
森川裕司会長は、「複数の班に分かれ、広い範囲で作業が行えるよう指導者を育て、森林整備の核となるような体制を築いていきたい」と話していました。
クラブでは、今年度民有林を中心に、間伐作業をしていくとしています。 -
園児が大根の種まき
南箕輪村南部保育園の園児が28日、保育園近くの畑に大根の種まきをしました。
28日は、南箕輪村南部保育園の園児およそ80人が保育園近くの畑に大根の種をまきました。
南部保育園では食育の取り組みとしてジャガイモやサツマイモなどの野菜を育てています。
園児たちは保育士から種を受け取ると、ふた粒ずつ種をまいていました。
その上に土をかけてみんなで水をかけました。
大根は11月に収穫しおやつの時間に煮物にして味わうということです。