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箕輪町郷土博物館で凧作り体験会
箕輪町郷土博物館で18日、凧作り体験会が開かれ、手づくりの凧が空高く上がりました。
体験会には、親子や一般などおよそ20人が参加しました。
昔の遊びにふれながら、親子の触れ合いの場にしてもらおうと、町郷土博物館が開いたものです。
郷土博物館の協議委員を務める丸山平治さんが、作り方を教えました。
参加者は、縦50センチ、横30センチの和紙に、来年の干支の「竜」や、アニメのキャラクターなど、思い思いの絵を描きました。
絵具が乾いた後、凧の骨組みとなる4本の竹ヒゴを貼り付けます。
最後に、凧糸を結びつけて完成です。
箕輪町郷土博物館では、今後もひな人形作りや機織り体験などを行うということです。 -
世相反映変わり雛 今年はどんな年だった?
今年1年の世相を反映する変わり雛が、南箕輪村の岩月人形センターに並んでいます。
慰霊と復興を祈る「東北復興祭り雛」、野田総理と漣舫氏の「民主政権たらい回し内閣雛」、ゴーヤなど緑のカーテンが人気となった今年「猛暑節電雛」、佐々木監督とキャプテンの澤選手「なでしこW杯制覇雛」、円高の一方金が高騰続き「金狂騒雛」、鈴木福くん芦田愛菜ちゃんの「子役俳優人気雛」。
このほか店内には、平成18年からの変わり雛が飾られていて、当時を振り返ることもできます。
この変わり雛は、来年3月3日まで南箕輪村神子柴の岩月人形センターで展示されています。 -
市民サロン 唐木さちさん講演会
伊那市の市民サロンが15日、市役所で開かれ、伊那市在住の花人、唐木さちさんが講演しました。
会場にはおよそ180人が集まり、花人で伊那市女性人材バンクに登録している唐木さんの講演を聞きました。
市民サロンは、伊那市ふるさと大使や各界の著名人と市民が気軽に懇談できる場として開かれているものです。
唐木さんは、「野の花に生かされて」と題して話しました。
「私が生ける花は、茶の湯の花が基本になっている」と話す唐木さん。
「これまで自分で何かしたいとは思わずにきた。器やお花をいただくと、がむしゃらに努力できる自分がいただけだった」と振り返りました。
自宅の庭で花を育て、その花を生ける暮らしを紹介し、「今日一番美しいという花だけを庭から取って生ける。いつ手折るか、瞬時の見極めの力を花からもらう。花のおかげで今があり、花に生かされて今がある」と話していました。 -
8強目指し伊那地域からも応援団
サッカー天皇杯4回戦、松本山雅 対 横浜Fマリノスの試合を観戦しようと17日、伊那地域のサポーターがバスで富山県総合運動公園陸上競技場へと向かいました。
朝6時、南箕輪村の城泉閣駐車場にサポーターおよそ30人が集まり、バスに乗り込みました。
ツアーは、箕輪町の旅行会社「トラビスジャパン」が企画したものです。
8月に急逝した松田直樹選手が所属していたマリノスとの試合であること、県内初の天皇杯8強入りがかかっていることから、ツアーには県内各地から600人が参加し、バス15台が用意されました。
サポーターは、ユニフォームを身につけ、朝から応援をしていました。
トラビスジャパンの吉沢博文社長は「県内各地のサポーターがツアーに参加している。横浜戦だけに関心も高い」と話していました。
試合は午後1時から始まり、試合の結果4対0で松本山雅は横浜Fマリノスに敗れました。
トラビスジャパンでは、1月22日に神奈川県の日産スタジアムで行われる松田直樹選手のメモリアルゲームでもツアーを企画していて、参加者を募集しています -
サンタベリーガーデン イルミネーション
伊那市西箕輪のカフェ「サンタベリーガーデン」で、毎年恒例のイルミネーションが灯され、訪れる人たちを楽しませています。
屋根の上にはサンタクロース。煙突から、家の中に入ろうとしているかのようです。
サンタベリーガーデンでは、18年前から、毎年この時期、イルミネーションを飾っています。
サンタクロースや馬車などは、全て手づくりです。
毎年、電飾の数を増やし、今年は1万個ほどが飾られています。
毎年、12月1日から灯りを灯しますが、今年は震災の影響を考慮して4日に開始を遅らせ、時間も午後11時までを9時半までに短縮しました。
サンタベリーガーデンの小林ひろ子さんは、「今年は止めようかと本当に思っていたが、楽しみにしている人もいるので点灯することにしました。来年は明るく良い年を迎えたい」と話していました。
このサンタベリーガーデンのイルミネーションは、31日まで行われます。 -
除籍本配布で図書館と地域が連携
伊那図書館で、除籍された本の無料配布や古本市などが17日に行われ、館内は多くの人で賑わいました。
館内には、図書館で陳列されなくなった本が並べられ、訪れた人達が気に入った本を何冊も抱えていました。
図書館利用カードを提示すると図書館地域通貨「りぶら」を10枚もらうことができ、りぶら1枚につき1冊の本を持ち帰ることができます。
今年は図書館を訪れた人に街中も歩いてもらおうと、協力店の店先に本が並べられ、本を探して商店街を歩く人の姿が見られました。
平賀研也館長は「図書館を訪れた人に図書館のある街の中も歩いてもらいたい。少しでも地域の活性化につながればうれしい」と話していました。
この他、エントランスロビーでは、持っている古本を自分が決めた価格で販売する「一棚古本市」が開かれ、客が店主と会話をしながら本を購入していました。
イベントは18日まで伊那図書館で開かれていて、時間は午前10時から午後7時までとなっています。 -
雑穀たっぷりの弁当が完成
雑穀をより身近に感じてもらおうと、い縲怩ネ雑穀ネットワークが開催した「第1回雑穀料理コンクール」の表彰式が17日にいなっせで行われ、最高賞となる伊那市長賞には伊那市食生活改善推進協議会が選ばれました。
コンクールは「雑穀弁当」をテーマに行われ、料理研究家の江島雅歌さん、信大農学部の井上直人教授、フリーアナウンサーの久保田くに子さんが審査を行いました。
雑穀料理コンクールは、雑穀をより身近に感じてもらおうとい縲怩ネ雑穀ネットワークが今回初めて開きました。
11月からおよそ1か月間募集をかけたところ、伊那市を中心に主婦や高校生などから9つのレシピが寄せられました。
料理のしやすさ、独創性、盛り付け、味、地域性の5つで審査が行われ、審査員は味を食べ比べながら採点していました。
審査の結果、最高賞の伊那市長賞には、伊那市食生活改善推進協議会の弁当が選ばれました。
シコクビエのガレット風、鮭のアマランサス焼きなど4品で、種類の違った雑穀を多く使ったことが評価されました。 -
信大農学部 山ぶどうワイン販売開始
信州大学農学部の学生が栽培した山ぶどうを使ったワインの販売が14日から始まっています。
山ぶどうワインは、信大農学部食料生産科学科の学生が実習で育て、塩尻の業者が醸造したものです。
今年は山ぶどうが豊作で、例年より価格を下げ、去年までひとり一本としていた限定販売をなくして何本でも購入できるようにしました。
山ぶどうは、糖度が一番上がる10月中旬に収穫されました。ワインは、甘みと酸味のバランスがちょうど良いのが特徴だという事です。
販売開始の9時に訪れたある女性は「お正月に家族で味わいたい」と話していました。
山ぶどうワインは720ミリリットル入りが2,200円、360ミリリットル入りが1,300円です。平日午前8時半から午後5時まで信大農学部の生産品販売所で販売されています。 -
東京農大生が漆戸醸造で酒造り学ぶ
東京農業大学醸造科学科の3年生2人は、伊那市の漆戸醸造株式会社を訪れ、酒造りについて学んでいます。
実習に訪れているのは、国米響さんと滝あゆみさんの2人です。
2人は、12日から12日間、泊り込みで酒造りについて学んでいます。
漆戸醸造の漆戸正彦社長が東京農業大学を卒業していることが縁で毎年実習を受け入れていて、今年で10回目です。
16日は、蒸した米を混ぜる櫂入れ作業をしました。
2階で蒸した米を、パイプを使って1階に送り、温度が均一になるように30分ほど混ぜ続けます。
学生らは、手を休めることなく作業にあたっていました。
実習は23日まで行われ、日本酒が製品化するまでの工程を学ぶということです。 -
伊那図書館 除籍本使ったまちあるきイベント
伊那市の伊那図書館は、除籍本を使ったまち歩きのイベントを、17日、18日に計画しています。
伊那図書館では、毎年、古くなったり、借りられなくなった本を無料で頒布しています。今年は、5千冊の本が頒布されます。
去年から、図書館を中心とする地域通貨「りぶら」を作り、「りぶら」と本を引き換えできる仕組みをつくったほか、古本市を同時開催するなどの取り組みを始めました。
今年は、その取り組みに商店街活性化に向けた仕掛けを取り入れました。除籍本を伊那市中心市街地の店先で配るほか、「りぶら」がクーポン券になり、お店で特典を受けられるというものです。
イベントに参加する商店は、伊那市中心商店街の20店舗です。
「りぶら」は、伊那図書館で、図書館利用カードを提示すると、無料で手に入れることができます。
伊那図書館の平賀研也館長は、「本を使ったイベントを通して、商店街を歩き、新たな魅力を発見してほしい」と話していました。 -
年賀状の投函受付 始まる
15日から、来年用の年賀状の受付が始まりました。
日本郵便伊那支店では、早速、ポストに年賀状を投函する姿が見られました。
日本郵便伊那支店の入り口には、年賀状専用のポストが設置されていました。
ポストには、訪れた人が、年賀状の束を投函していました。
日本郵便伊那支店は、辰野から宮田までの10支店を管轄していて、去年は、317万通の年賀状を引き受け、230万通を配達しました。
日本郵便では、25日までの早めの投函を呼びかけるとともに、「Eメールなどで挨拶を済ませる人も増えているが、年賀はがきは、日頃お世話になっている人や、なかなか会えない人への最高の挨拶」と話していました。 -
「災害語り継ぐ」声明を発表
三六災害から50年の節目となった今年、南信地域で様々な記念事業を行ってきた実行委員会が将来の災害対策について声明を発表しました。
昨年10月に結成された三六災害50年実行委員会。
県や市町村など20以上の 組織が連携して36災害について様々な事業を行ってきました。
14日の委員会ではこれまでの成果を振り返り今後の災害対策向上のための声明を発表しました。
声明には今後も災害を語り継いでいくこと。
各地で行った防災学習を継続していくこと。
地域の交流と連携を重視した防災学習を発展させること。
主にこれら3つの要素が盛り込まれています。
また50周年事業の成果としてジンポジウム、パネル展、防災訓練など60団体が100の事業を実施し、延べ1万4000人が参加したことが報告されています。
1年2か月に渡り活動をしてきた委員会も14日で解散となりました。
今後は取り組みを通して培ってきた、組織を越えた連携を継続するため、おなじ委員で構成する連絡会を立ち上げる予定です。 -
国際ボランティアに参加した人達の写真展
大学を休学したり仕事を辞めるなどして国際ボランティアに参加した人達の写真展が13日から、南箕輪村の信州大学農学部で開かれています。
ボランティアは、世界各地で合宿型のボランティアを行っているNGO、NICEが主催したもので、全国から16人が参加しました。
信州大学農学部4年生の古川博一さんもその1人です。
古川さんは、大学3年の夏から7か月間、インドとアメリカに渡りました。
現地では、飲み水を確保する為のタンクを作ったり、ダムを作る作業をしました。
写真展は、活動について知ってもらおうと開かれているもので、会場には16人が現地で撮影した写真およそ600枚が展示されています。
写真展は、15日木曜日まで信州大学農学部で開かれています。 -
地震の影響で飯田線に遅れ
13日午後1時頃、岐阜県を震源とする地震がありました。
この地震で、JR飯田線が天竜峡、七久保間で徐行運転となり上下線の一部で20分以上の遅れがでました。
JR東海によりますと、地震の影響で、天竜峡、七久保間が徐行運転となり、上下線の一部で20分以上の遅れがでました。
14日午後1時1分に発生した地震は岐阜県美濃東部を震源とするもので、震度は、伊那市と箕輪町で3、南箕輪村が2となっています。
各市町村、消防によりますと、この地震による被害はなかったという事です。 -
インフルエンザ流行し始め 長野県注意呼びかけ
長野県は、インフルエンザが流行し始めたとして感染の拡大防止につとめるよう呼びかけています。
県の発表によりますと、先週5日から11日までの一医療機関あたりのインフルエンザ患者数は、県全体で1.16人となっています。これは、流行開始の目安となる1人を超える数となっています。
県では、発熱などの症状がみられたら早めに休養をとる事、外から帰ったらうがい、手洗いをする事、マスクを着用する事など、感染拡大防止に努めるよう呼びかけています。
また、県は14日、ノロウイルス食中毒注意報を発令しました。
ノロウイルスは主に冬に流行する事から、感染予防として、手洗い、食材の十分な加熱などをするよう呼びかけています。 -
伊那北高生と留学生が交流
オーストラリアやタイなどの留学生が、14日伊那市の伊那北高校を訪問し、生徒と交流しました。
留学生は、公益財団法人AFSが行っている東アジアの青少年交流で日本を訪れました。
オーストラリアやシンガポール、ニュージーランド、タイの15歳から17歳の高校生です。
9日に日本に到着し、飯田、下伊那などでも高校生と交流してきました。
14日は、伊那北高校を訪れ、授業を見学したほか、ゲームで交流を深めました。
全員が自己紹介したあと教室の中央に幕を張り、降ろした瞬間に相手の名前を呼び合うゲームで楽しみました。
この事業は東アジアの連帯を図る土台づくりのほか、好意的な対日感情を持ってもらおうという狙いもあります。
留学生は15日、駒ヶ根市を訪れその後帰国する事になっています。 -
江田慧子さん伊那市に絵本を寄贈
絶滅危惧種に指定されている蝶のオオルリシジミの研究をしている信州大学大学院博士課程2年の江田慧子さんは13日、伊那市に絵本を寄贈しました。
13日は、江田さんが伊那市役所を訪れ久保村清一教育長に絵本30冊を手渡しました。
江田さんは絶滅危惧種に指定されている蝶、オオルリシジミの生態について研究しています。
その生態について多くの人にしってもらおうと絵本を 今年9月に出版しました。
寄贈した絵本は「ちょうちょのりりぃ オオルリシジミのおなはし」です。
主人公のりりぃが困難にあいながらも成長していく物語です。
久保村教育長は「自然に興味をもってもらえる絵本。活用させていただきたい」と話していました。
寄贈された絵本は、市内の小中学校や図書館などに贈られることになっています。 -
雇用・生活支援ワンストップサービス
年末年始を前に伊那保健福祉事務所は13日、生活困難な人達を対象としたワンストップサービスを行いました。
雇用、生活支援ワンストップサービスは、仕事の紹介に加え、生活保護や住宅手当に関する相談など仕事を失った人への生活支援を行うもので、県内5か所で行われています。
伊那市のサンライフ伊那内にある伊那緊急求職者サポートセンターには相談者が訪れていました。
この他、生活福祉資金貸付や多重債務などの相談も行っています。
ワンストップサービスは12月15日も伊那緊急求職者サポートセンターで行われます。
時間は午後1時30分から午後4時30分までとなっています。 -
劇制作に向け聞き取り調査
JR飯田線伊那北駅開業100周年に合わせ、伊那市の伊那小学校の児童が飯田線にまつわる劇の制作に取り組んでいます。
12日は地元の人から当時の話の聞き取り調査をしました。
劇の制作に取り組んでいるのは伊那小学校6年孝組の児童達です。
孝組では、地域の人達に喜んでもらおうと孝組座として劇やダンスなどを毎月発表しています。
伊那北駅開業100周年に合わせ、劇を制作し発表する事になりました。
12日は、班に分かれて伊那北駅周辺に住む人達から昔の伊那北駅などについて話を聞きました。
このうち、伊那市で洋服店を営む尾崎晃一さんの店には5人の児童が訪れました。
尾崎さんは「60年前、伊那北駅から乗りきれないほど多くの人が乗車した」など、子どもの頃の思い出を話し、昔と今の伊那北駅の移り変わりを写真で説明していました。
伊那小6年孝組座は、12月21日に伊那市のきたっせで劇を発表します。 -
伊那西部保育園 休園へ
伊那市は、伊那西部保育園の来年度の入園希望者が定員の半数30人に満たなかったため、来年度から休園することを決めました。
これは13日開かれた伊那市議会社会委員会協議会で報告されたものです。
伊那市では今月、7日付で地元の区長をはじめ保護者会などに保育園休園の方針を文章で送りました。
伊那市によると11月30日まで行った伊那西部保育園の入園希望者数は来年度の進級園児を含む12人でした。
市では、定員の半数の30人を下回り、健全育成や効率的な保育運営などが困難とし休園を決めました。
市では、今後5年間、入園希望者が30人以上にならなければ廃園とする方向です。
伊那西部保育園の在園児7人については来年度から入園する保育園の希望をとっているということです。
議員からは、「伊那西小学校との連携についても考えていく必要がある」などの意見が出されました。
伊那市では16日に、保護者を対象とした説明会を開く予定です。 -
満光寺で雪吊り作業
本格的な冬の訪れを前に伊那市高遠町の満光寺で13日、境内の松を雪から守る雪吊り作業が行われました。
満光寺の境内には、一目みるだけで極楽往生できるといわれている樹齢500年の松があり、13日はその松を含む3本に、雪吊りが行われました。
作業は、長さおよそ8メートルの支柱を松に対して垂直に立てます。
支柱の上部からおよそ100本の縄をらせん状に垂らし、松に結び付けていきます。
作業にあたった人達は、ロープが絡まないよう、1本1本確かめながら作業を進めていました。 -
グレイスフル箕輪「社員の子育て応援宣言」の登録企業に
箕輪町の社会福祉法人サン・ビジョングレイスフル箕輪は、企業が従業員の仕事と子育ての両立を支援する県の「社員の子育て応援宣言」の登録企業となりました。
13日は、南信労政事務所の増田隆司署長が、グレイスフル箕輪と辰野の施設長3人に登録証を手渡しました。
社員の子育て応援宣言は、従業員の仕事と家庭の調和を図ることで安心して働ける職場の環境作りを進めていこうと、県が平成19年度から取り組んでいる事業です。
グレイスフル箕輪では、有給休暇取得率の目標を80%にしている他、育児休業を取りやすい環境づくりを進めています。
今回登録した企業9社を含む南信労政事務所管内の登録企業数は16社で、県全体では162社となります。 -
JA上伊那などが援助米を発送
JA上伊那などは14日、飢餓で苦しむアフリカのマリ共和国へ援助米、690キロを発送しました。
14日は、JA上伊那の職員など、およそ10人が伊那市美篶にあるJAの倉庫前で援助米をトラックに積み込みました。
JA上伊那では平成11年から飢餓で苦しむマリ共和国に援助米を送る国際協力田運動に参加しています。
送られる米は下川手青壮年部や農業団体労働組合のほかJA上伊那あぐりスクールが休耕田を利用して栽培してきたものです。
今年は、県下15のJAがこの運動に参加し合わせておよそ6.5トンの援助米が集まる見込みです。
援助米が送られるマリ共和国には、サハラ砂漠があり、国土のおよそ7割を占めています。
農業が産業の中心ですが干ばつにより収穫量が少なく、慢性的な食料不足が続いているということです。
援助米は衣類や缶詰などほかの支援物資と一緒におよそ40日かけて船で運ばれるということです。 -
新山山草等保護育成会が奨励賞受賞
伊那市新山でハッチョウトンボなどの保護育成活動を行っている新山山野草等保護育成会は、優れた地域活動を表彰する「中部の未来創造大賞」で奨励賞を受賞しました。
14日は、会員で事務局の筒井弘さんと武村輝雄さんが伊那市役所を訪れ酒井茂副市長に授賞の報告をしました。
会は、伊那市新山で国内で最も小さいハッチョウトンボの保護活動などを行っています。
会員らは、ハッチョウトンボが生息している一帯に木橋をつくることで一般の人たちがトンボの観察をしやすくしたり、草刈りをするなど整備に努めてきました。
中部の未来創造大賞は国土交通省中部地方整備局が実施する地域づくり活動応援事業で、会の活動が特色があり活発なことが評価されました。 -
助産師鹿野恵美さん 母子保健奨励賞受賞
伊那市富県の助産師、鹿野恵美さんが、全国各地で母子保健の発展のために活躍している人を表彰する第33回母子保健奨励賞を受賞しました。この賞の受賞は、長野県からは7年ぶりです。
12日、鹿野さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
この賞は、財団法人母子衛生研究会が、全国各地で母子保健の発展のために活躍している個人を表彰するもので、毎年15人に贈られます。
鹿野さんは、助産師として伊那中央病院に勤務した後、自治体の保健師になりました。
平成20年に助産所を開業した鹿野さんは、「妊婦の気持ちに寄り添いながら、その人らしいお産、安心安全なお産のお手伝いをしている」と話していました。
また、命の出前講座で子どもたちに命の大切さも伝えています。 -
12年間伊那市議会議員を務めた伊那市美篶の・ス嶋利春さん 旭日単光章を受章
昭和62年から12年間伊那市議会議員を務めた伊那市美篶の・ス嶋利春さんは、旭日単光章を受章しました。
12日は、・ス嶋さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長から表彰状が伝達されました。
・ス嶋さんは、大正12年生まれの88歳。
昭和62年から平成11年まで3期12年間に渡り、市議会議員を務めました。
任期中、経済委員会の委員長として、地域経済の発展と観光振興に取り組みました。
平成7年に完成した三峰川右岸農道の開通に貢献し、翌年には伊那市西箕輪のみはらしの湯の建設に尽力しました。
白鳥市長は、「これからも体に気をつけ、地域の為に活躍されることを願います」と話しました。 -
第49回技能五輪全国大会
青年技術者の技能レベルを競う第49回技能五輪全国大会が12日から始まりました。
技能五輪全国大会は、ものづくりや技能の大切さを実感してもらうことを目的に、昭和38年から開かれているものです。
静岡県を中心に行われている今年の技能五輪全国大会には、40種目におよそ1,000人が参加しています。
このうち、フライス盤の競技が南箕輪村の伊那技術専門校で行われました。
競技は、自動車や家電製品の部品を作るのに使われるフライス盤で、4種類の金属部品を作ります。
決められた時間の中で、品質、スピード、見た目などを競います。
会場には、出場者の家族や会社の同僚が訪れ、作業を見守っていました。
技能五輪全国大会は19日月曜日まで開かれます。 -
子ども達が昔の遊び楽しむ
お手玉やコマまわしなど昔懐かしい遊びの体験会が11日、箕輪町の木下公民館で開かれました。
体験会は、木下区青少年健全育成会が毎年開いているもので、今年で11年目です。
会場には、子どもからお年寄りまでおよそ100人が訪れ、お手玉やコマまわし、折り紙など11種類の遊びを楽しみました。
折り紙のコーナーでは、小学生が、大人に折り方を教えている姿もありました。
体験コーナーでは、やしょうま作りが行われ、子ども達は作り方を教わりながら形を整えていました。
木下区青少年健全育成会の木下実会長は「昔の遊びを後世に伝えていきたい」と話していました。 -
皆既月食 伊那でも観察会
満月が地球に覆われる皆既月食が10日、全国各地で観測されました。
伊那市の伊那東小学校の校庭では、伊那天文ボランティアサークル「すばる星の会」が観測会を開きました。
時折雪が舞う中、およそ50人の親子が訪れ望遠鏡を使って月が欠けていく様子を観測しました。
皆既月食は、太陽と地球、それに月が一直線に並び、満 月の状態の月が地球の影に完全に覆われる現象です。
グラウンドでは会代表で伊那東小学校の野口輝雄教諭がスライドを使って説明しました。
午後11時5分から午前0時前まで全て隠れる皆既状態となり火星のような赤い月が見られました。
訪れた人たちは夜空で繰り広げられる天体ショーを楽しんでいました。 -
みろくそば祭り
地元産のそば粉を使った手打ちそばをふるまう、弥勒そばまつりが11日、伊那市高遠町の弥勒多目的集会施設で開かれました。
弥勒そばまつりは、地区内の遊休農地で育てたそばを多くの人に味わってもらおうと地元有志でつくる弥勒そばの会が開いているものです。
会場には、高遠そば伝統の焼き味噌と辛み大根が用意され、訪れた人たちが独自の風味を味わっていました。
弥勒そばの会ではは「多くの人たちに弥勒で獲れたそばを味わってもらえてうれしい」と話していました。