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伊那防犯協会連合会総会
伊那防犯協会連合会(小坂樫男会長)は19日、伊那市駅前ビル「いなっせ」で総会を開き、08年度の事業計画案や予算案を承認したほか、同会事務局員の給料を月額8万円(手当てを含む)から10万(手当を含む)に変更する規定の改正や、防犯功労賞の表彰をした。
08年度の主な事業は▽地域安全運動の実施や防犯ポスターコンクールの実施などの防犯意識高揚のための事業▽防犯ボランティアリーダーの養成や青色回転灯装着車両の活動への支援などの防犯ボランティア活動に対する支援事業▽非行防止の推進や有害環境浄化活動の推進などの少年の健全育成活動に対する支援事業竏窒ネど。
防犯功労賞の受賞者は次のみなさん
◇個人功労者=原旭一(伊那少年警察ボランティア協会)、若林徹男(美篶地区防犯協会)、伊藤尚恵(高遠地区防犯協会)、守谷眞恵(高遠地区防犯協会)、伊藤達子(高遠地区防犯協会)、林幸子(伊那エンジェルス隊)、小池美代子(伊那エンジェルス隊)
◇功労団体=箕輪中学校安全ねがい隊(長尾健敏代表) -
保護者自ら歩いて危険をチェック
宮田村宮田小学校PTA(池上真悟会長)は17日、通学路の危険個所パトロールを実施した。保護者や防犯指導員ら約80人が、毎年改定を続けている「安全マップ」を基に実際に歩いて点検。新たに危険度を3段階で評価し、注意や改善が必要な場所を分かりやすくした。また、万が一の時に児童、生徒が駆け込む「子どもを守る安全の家」も訪問し、地域全体で子どもたちを守っていこうと意識を高めた。
同PTAは一昨年度に安全マップを作成。安全の家の位置などとあわせて学校玄関に張り出し、児童への周知徹底を図っている。
パトロールも毎年実施し、この日も各地区に分かれて巡視。危険が潜んでいそうな場所が他にもないか目を光らせた。
従来のマップで把握している部分も含めて、危険度別にA、B、Cの3段階で評価。さっそくマップに落として改定した。
今後は結果をもとに、村や教育委員会をはじめとする関係機関に施設的な改善要望など行っていく。
池上会長は「みんなが関心を持つことが大切に思う。何かあったら声をかけあえる。地域みんなで子どもたちを見守っていきたい」と話した。 -
パートナーシップ南みのわ 08年度総会
南箕輪村の男女共同参画推進団体「パートナーシップ南みのわ」は21日夜、村民センターで08年度総会を行った。本年度活動計画、収支予算など5議案を原案通り承認し、会長には清水伝之丞さん=同村大泉=を再任した。
本年度活動計画は、会員からの提案を受けながら、役員会で月々決めていく方針。主な事業内容として現在は、年2回の「パートナーシップ南みのわ通信」の作成・発行、県の出前講座などを活用した勉強会の実施などを予定する。
同会は、男女共同参画社会の実現に向け、男女の人権尊重と相互協力により、豊かな社会の創造を目指し、地域の団体・個人への男女共同参画思想の啓発、ネットワーク化の促進を図ることが目的。村食生活改善推進協議会、文化団体連絡協議会など18団体、村民22人でつくる。
08年度の役員のみなさん -
しだれ栗公園に桜草の群生の復活を夢見て、
飯島町や駒ケ根市などの愛好家でつくる南信さくらそう会(小林省吾会長)は17日、辰野町小野の国指定天然記念物しだれ栗公園の草地に、自生種の桜草150ポットを植栽した。
小林会長によると、10年前、公園の小川の側の湿地帯約7平方メートルには濃いピンクの桜草がぎっしりと咲き、その中に白花も混じっていたという。「こんなすばらしい群生は見たことがない、本当に感動した」。
しかし、1昨年、小林会長の案内で会員が現地を訪れたところ、ほとんどが姿を消し、絶滅の危機に瀕していた。そこで、小林会長は以前、知人から分けてもらった同公園の自生種の1鉢を繁殖させ、会員にも協力を呼びかけ、株分けで増やした。
植栽作業には会員6人のほか、地元、辰野町の赤羽敬一さん(元町議会議長)、公園関係者も参加。かつての群生地の雑草を取ると、わずか1、2株の白花とつぼみの紅色を発見した。会員は見事な群生地がよみがえることを願いながら、丁寧に植えつけた。
今後、早春の草取り、花後の管理、夏の草刈りなどは地元の協力を得ながら、会員が行う。また、会では辰野町にくい打ち、ロープ張りなど、踏み荒し防止策を講じらるようにお願いした。
小林会長は「天然記念物のしだれ栗の芽吹きを、その下を流れに沿って咲く、可れんな桜草が1段と引き立てくれるのでは」と期待する。 -
上伊那北部消防連絡協議会 水防訓練
辰野、箕輪町、南箕輪村の消防団でつくる上伊那北部消防連絡協議会(平沢久一協議会長)は18日、恒例の水防訓練を箕輪町のみのわ天竜公園で行った。伊那建設事務所職員を講師に招き、水防技術の向上と水防意識の高揚を図った。
例年、関係町村の持ち回りで開き、出水期を前に実施する訓練で、各団から部長以上の幹部団員計160人が参加。団員は3小隊に分かれ、土のうを結びつけた木を川に沈めて決壊場所に設置する「木流し工法」、「シート張り工法」、「積み土のう工法」などを講師から学んだ。
山浦直人伊那建設事務所長は「水防工法は緊急時、迅速に行う工法なので、日ごろからイメージして訓練を」と講評。平沢協議会長は「こういう機会にしっかりと工法を学び、有事の際は地域住民の生命、財産を守ってほしい」とあいさつ。
シート張り工法の訓練成果を披露する団員ら -
天竜川水系環境ピクニック
恒例の河川一斉清掃「天竜川水系環境ピクニック」は18日、上下伊那の6地区で行い、環境問題に関心の高い104事業所、団体から4881人が参加した。民間企業でつくるリサイクルシステム研究会(向山孝一会長)など主催。15回目。
天竜川の現状を認識し、ごみ分別の意識やモラルの向上を目指す清掃活動で、上伊那では67事業所・団体、3255人が参加。子ども連れ家族の参加が多く、収集したごみを分別する際は、大人が子どもに分別を指導する姿も見られた。
向山会長はあいさつで「この清掃活動はボランティアで支えられている。分別することなどごみの適切な処理の知識を学ぶことが目的。子どもも一緒に参加し、家族ぐるみで認識を深めてほしい」と話した。
収集したごみの主なものは、空き缶4488個(前年比680個増)、ペットボトル2420(同42個増)、空きびん1045個(同258個減)だった。
天竜川などから集めたごみを分別する伊那地区の参加者(伊那市役所駐車場) -
イーナちゃんカーニバル08 約700人参加
伊那市などは18日、市役所を発着点としたイベント「イーナちゃんウォーキングカーニバル2008」を開催した。ウォークラリーと健康ウォークの2部門に計700人が参加し、新緑がまぶしい天竜川沿いや田園を気持ちよく歩いた。
地域を歩きながら魅力を再発見し、健康増進を目指す2005年から始まった学校区単位で回っているイベント。ウォークラリーは「緑の田園」「歴史の丘」の2コース(約8キロ)、健康ウォークは天竜川沿い両岸を歩く約15キロコースで行った。
ウォークラリー2コースは交差点や名所、公民館などの位置を記した44縲・0の「コマ図」を頼りに進路を決めるルールで家族や仲間たち約400人が参加。道中では伊那市に関するクイズなどが出題され、参加者たちは知力と体力を使いながらゲーム感覚で楽しんだ。
健康ウォークには、市内小中学生を対象に体験活動の場を提供する事業「はなまる地域探検隊」が参加し、歩きながらごみ拾いをした。
##(写真たてよこ)
健康ウォークに参加した人たちは天竜川沿いを満喫 -
伊那部宿を考える会総会
伊那市西町区の旧井沢家住宅(市有形文化財)を管理・運営する「伊那部宿を考える会」(田中三郎会長)は18日、伊那部集会所で総会を開いた=写真。会員約40人が出席し、08年度事業計画や予算など5議案を原案通り承認した。
本年度は、案内板の補修費用や新たに設置する分の費用5万円や、旧井沢家住宅で保管する資料の保存費用5万円などを事業費に盛り込んだ。同施設では、パッチワークキルト展(22縲・6日)、俳句展示(7月)など、新しい催しを計画している。
あいさつに立った田中会長は「多くの参加をうれしく思い、みなさんの熱心さに感激している。会員の高齢化が問題となっているが、何か活動するときには協力をお願いしたい。歴史のある伊那部宿をいつまでも大切にしていこう」と話した。 -
駒ケ根市赤穂公民館で「癒しのオカリナ講座」開講
駒ケ根市の赤穂公民館(清水寿一館長)で19日、「癒しのオカリナ講座」が開講した。オカリナに関心を持つ受講者ら14人が集まり、早速オカリナの音色を楽しんだ=写真。
オカリナ講座は本年度の新規講座。「オカリナの仲間づくりをしてみたい」などといった市民からの要望を受けて、今回実現したもので、受講者を募ったところ、定員以上の申し込みがあった。
講師には「カワイ音楽教室」の講師を務める小口佳枝子さんを迎え、オカリナの基本的を学習。音の出し方を一通り学んだ後、簡単な曲を一緒に演奏し、その音を確かめていた=写真。
受講者の一人、竹村ひとみさん(40)=飯島町=は「前からオカリナに興味があり、やってみたいと思っていた。実際に今日吹いてみたが、素敵な音。練習して、保育園の子どもたちに素敵な音楽を聞かせてあげるのが夢です」と話していた。
講座は3月まで全11回開講する。 -
ながた荘周辺探鳥会
箕輪町郷土博物館は17日、箕輪町のながた荘周辺で探鳥会を開いた。
ながた荘周辺探鳥会は箕輪町郷土博物館の実施している町内まるごと博物館事業の一環で、野鳥の観察を通じて郷土の自然に親しむことを目的として毎年開いている。
午前6時にながた荘駐車場に集合した約30人の参加者たちは、日本野鳥の会伊那支部長の星野和美さんの案内で、ながた自然公園へ。
野鳥が近くにいるとそこで止り、星野さんが「シジュウカラ。この辺に巣があるみたいで、盛んに警戒してる」などと説明。
参加者たちは双眼鏡をのぞき込み、「あっ、いたいた」「虫をくわえてる」と野鳥の姿を追った。
また星野さんはムクドリやカラスなどの身近にいる鳥や、巣箱についてなども話し、参加者を楽しませていた。
愛知県から来た参加者もおり、「この時期は北海道から奄美大島までいろんなところに行ってます。ここの会は初めて、カッコウの声が聞けてよかった」と感想を話していた。
箕輪町郷土博物館は6月7日、福与城周辺探鳥会を予定している。箕輪町のゆとり荘西側駐車場集合。午前6縲・時。
星野さんの説明を聞きながら、福与城周辺を歩き水鳥などの野鳥を観察する。
持ち物は双眼鏡(持っている人)、筆記用具など。参加無料。事前申し込み不用。
問い合わせは、箕輪町郷土博物館(TEL79・4860)へ。 -
中学人留学生が地震募金活動 信大農学部
信州大学農学部(南箕輪村)の中国人留学生約10人が19日から、中国・四川省における大地震への支援金募集活動を始めた。メンバーは「今できることは何か」と考え計画。募金は中国赤十字会へ送り、被災者のための食料や薬品の支援などに役立てるという。
メンバーは大学生協食堂前に募金箱を設置し、同施設を昼食で利用する学生らに義援金を求めた。昨年11月、バングラディッシュ・サイクロン災害で募金活動を行った同国出身の同大学研究者モハメド・ヌールさん(36)もメンバーに混じって協力を求めた。
ヌールさんは「災害はどこの国でも発生する。目の前で活動をしていて手伝わない理由はない」と参加。阪神・淡路大震災を知る兵庫県出身の森林科学科3年生、古川桂子さん(21)は「被災者の気持ちが分かるので何か手伝いたいと思った」と募金していた。
中国北部の黒龍省出身の大学院2年生、鄭鵬さん(26)は「周囲の学生も心配してくれ、こういうときに国籍は関係ないのだと感じた。みんなの暖かい思いがうれしい」と話している。募金活動は30日(祝日除く)までの正午縲恁゚後1時30分、生協食堂前で行っている。
募金活動を始めた信州大学農学部の中国人留学生たち -
写真展「外国青年が撮った長野」
JETプログラム(語学指導などを行う外国青年招致事業)で長野県を訪れている国際交流員や外国語指導助手が撮影した写真展「外国青年が撮った長野」が19日、伊那合同庁舎玄関ホールで始まった。国際交流活動や外国人の目から見た長野県を撮影した写真を紹介している。
県内にはJETプログラム登録者119人、国際交流員11人がいる。今回、県の国際交流員2人が初めて写真展を企画した。12人が参加し、国際交流活動の様子と長野県の魅力の2つのテーマで22点の写真を飾った。
12人はアメリカ、カナダ、オーストラリア、フィンランド、イギリスなどの出身で、母国では見られない桜や紅葉、スキーのジャンプ、木曽の宿場、小学生の英語授業の一こま、カンガルー肉の味見をする子どもたちなど、人との触れ合いや滞在中に目にした風景など感動と共にシャッターを切った作品が並ぶ。
企画者の一人、上伊那地方事務所国際交流員のパトリシア・ドーシャーさん(24)=米国ミネソタ州=は、「写真を通して長野の魅力を再発見できればいいと思う。桜や紅葉など長野に生まれ育った人がきれいと感じるように、外国人もきれいと思う共通点があること、県内に住んでいる外国人のことも知ってほしい」と話している。
展示は県庁、松本会場に次いで3会場目。会期は23日まで。その後は千曲市、飯山市、松本市で展示する。 -
宮崎守旦作陶展
伊那市高遠町に「天空窯」を構える宮崎守旦さんは25日まで、作陶展を伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。
東京都青梅市出身。1974年に京都の河井武一氏に師事。83年に独立して青梅に築窯。99年に高遠町芝平に築窯。2006年から、かんてんぱぱホールで個展を開き今回が3回目。
二つのアルプスに囲まれ、その中央に天竜川が流れる伊那市をイメージした展示コーナーは、家の壁にはるタイルで天竜川やアルプスなどを表現し、天竜川には「いかだ皿」「笹皿」「舟鉢」など、平野部には田をイメージして「俵碗」を置くなど、作品で伊那市を演出している。
ブルーと辰砂の2色が特徴で、茶わん、皿、鉢、湯のみ、酒器、つぼなど約100点を展示している。
「焼物の原点は造形の自由さ。童心に帰って自由に作ることが大事。これがなければ焼物の意味がない」といい、器は使いやすさを考えながらも形に変化を持たせ、つぼは生ける花を殺さず、なおかつ生けていなくても楽しめるように作っているという。
午前10時縲恁゚後6時(最終日午後4時)。 -
【記者室】ひとごとでは済まされない
中国・四川大地震の発生から約1週間がたった。新聞やテレビが現地の様子を伝えるたび、死亡者の数は増え続けている。同じアジアに住む日本人として、この事態は他人事では済まされない▼信大農学部の中国人留学生がキャンパス内で募金活動を始めた。母国を離れて暮らす彼らが自分たちに今できることとして選んだ活動には、バングラデシュ留学生の姿も。「手伝わない理由はない」と参加した▼「災害は人類すべての問題だと感じてくれる気持ちが温かい」と中国人留学生。国家には問題があっても、思いやりの気持ちに国籍は関係ないと強く実感した。自分にできることは何かと考え、募金活動する懸命な姿を伝えたいと、カメラのシャッターを何度も切った。(布袋宏之)
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南箕輪村小中学校・保育園 AED設置
南箕輪村は08年度事業「児童生徒等の安全確保事業」として、村内全8小中学校、保育園に1台ずつのAED(自動体外式除細動器)を設置する。19日夕、村役場でメーカーからの引き渡しがあり、AEDを設置する村内の小中学校、保育園の関係者が取り扱い方法を学んだ。
AEDは、心室細動の正常化のため電気的除細動を施すための機器。村では村役場や村民体育館など村内4公共施設に設置しているが、教育施設への配置はまだだったため本年度、新規事業として機器8台の購入費用264万円を当初予算に盛り込んだ。
メーカーの説明によると、同社のAEDは「ふたを開けて電源を入れ、電極パットを体に張り、必要であれば放電ボタンを押す」の3手順を行えば使用できる。集まった関係者たちは、機器から流れる音声ガイダンスに従えば簡単に使えることを確認していた。
引渡しの後、AEDは各小中学校、保育園へ関係者が持ち帰った。村では今後、AEDを使った救命法の講習会を開き、使用方法や必要性を詳しく勉強していく考えだ。
##(写真たてよこ)
メーカーによる取り扱いの説明を聞く小中学校、保育園関係者 -
ビーズアクセサリーと暮らしの雑貨展「4days happy」
ビーズアクセサリーと暮らしの雑貨展「4days happy」は19日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。
ビーズステッチや天然石アクセサリーを中心に、身の回りで使えるフェルトや布小物、帽子、アートフラワーが展示され、抹茶を楽しむコーナー(18日)、ネイルアート体験などもある。
フラワーやビーズの教室を主宰し同展示会の代表を務める平沢いずみさんが、アクセサリーのイベントを開いたのをきっかけに、仲間の輪が広がり7、8人が集まって年2回の展示会を開くようになった。11回目で、同ホールでは2度目。
今回はプロと趣味で楽しんでいる宮田村や駒ヶ根市在住者を中心に計7人がそれぞれの作品を展示するなどして参加している。
平沢さんは、「楽しい場を提供したいというコンセプトで毎回開いている。お客様は女性が多いので、家事や育児を忘れてリフレッシュし、楽しんでほしい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日正午)。 -
伊那接客業者防火協会などが火災予防のステッカー配布
伊那接客業者防火協会(鈴木一比古会長)と伊那接客業者防犯協会(同)は17日、伊那市内の会員店で16日に火災が発生したことを受け、火災予防の啓発ステッカーを急きょ作成した。近日中に会員の約600店に配る。
同協会は料飲関係の6組合で組織。「火災予防は常に注意が必要だが、改めて啓発運動をしたほうがいい」と、調理場に掲示するステッカーを作った。用紙は注意を引く黄色にし、「火の使用消すまでその場を離れない」の言葉と、併せて「飲酒運転根絶」の言葉も印刷した。
火災予防の啓発ステッカーは2年前にも作成。協会では「各店で調理場に掲示し、一層意識を高め火の用心に記したい」という。 -
中条で盆栽・山野草展示会 きょうまで
伊那市西箕輪の中条公民館盆栽クラブ(白鳥昭平代表、12人)は17、18日、中条公民館で第28回盆栽・山野草展示会を開いている。アツモリソウ、エビネなど200種、約300点が並び、初日から山野草ファンらでにぎわいを見せた。
盆栽と山野草が一緒に楽しめる展示会として人気で、例年、関西や中部地方など県内外から多くの人が鑑賞に訪れる。
アツモリソウの「花見」を兼ね、会場にはクリーム色の礼文、紫色のカマナシアツモリソウ、経ケ岳アツモリソウなどがそろう。
そのほか、五葉松やマユミ、富士ブナなどの盆栽、シナノコザクラやクロユリなど高山植物も。
天候不順で、花つきが悪く、展示会に開花時期を合わせるのに苦労したという。
会場では、会員が育てたシラネアオイ、ヤマシャクヤク、エビネなど市価の半値以下で販売。伊豆天城石などもある。
18日は午前7時縲恁゚後4時。 -
高尾神社例大祭
約600本が植えられたツツジの名所として知られる伊那市山寺の高尾神社で17日、第76回例大祭が盛大に開かれた。山寺活性化協議会主催。多くの家族連れなどが訪れ、公園で開催中のつつじまつりと併せて祭りを楽しんだ。
子ども連の担ぐみこしが威勢よく町内を練り歩いて祭りの雰囲気を盛り上げ、社殿では浦安の舞が厳かに奉納された。舞台では信州伊那太鼓の演奏や劇団チルドレン・ワークショップの歌のお姉さん杉谷真紀子さんのステージが訪れた人たちを楽しませた。おもちゃやいか焼きなどを売る屋台が立ち並び、豪華商品が当たるビンゴ大会や福引などもあって境内は終日にぎわった。
高尾神社は1933(昭和8)年、当時の山寺商工会が五穀豊穣、商工業繁盛などを祈願して創建した。 -
伊南交通安全協会駒ケ根市会中沢支部が昨年開通した中沢バイパス沿いに道路標識を設置
伊南交通安全協会駒ケ根市会中沢支部(宮脇金朗支部長)はこのほど、昨年末に開通した駒ケ根市中沢の「中沢大通り」(駒ケ根市中沢の主要地方道駒ケ根長谷線中沢地域バイパス)沿線に、安全運転を呼びかける道路標識を設置した=写真。
中沢バイパスの開通に伴ない、竜東地区と赤穂地区の時間的距離は縮小し、多くの住民がこの道路を活用するようになっている。
その一方、道路の交通量は増加。交通事故の懸念も出てきたため、今回中沢支部として、バイパス沿いに道路標識を設置することにした。
標識の大きさは縦1メートル、横2メートル。標語は支部のメンバーで考えた。表と裏で別々の標語が掲載されており、中沢小学校から赤穂地区へ向かう時に見える側の面には、今年6月から車内全席でシートベルトの着用が義務化されることを受け「身を守るシートベルトは全席で」と記した。
宮脇支部長(57)=中曽倉=は「中沢地区はこれまで、重大事故の発生がなかった。これからもそれを継続していきたい」と話していた。 -
南割公園にあるトンボの池で、ハッチョウトンボの羽化は始まる
駒ケ根市の昆虫に指定されている世界最小クラスのトンボ「ハッチョウトンボ」(体調約1・5縲・センチ)の羽化が、同市南割公園内にある「トンボの池」で始まった。
同池でハッチョウトンボが確認されたのは10年ほど前。その後、市民らでつくる「ハッチョウトンボを育む会」(小川周次会長)が保護活動を展開し、池に住む生物たちを守り続けている。
今年の羽化は昨年より1週間ほど早め。現場に置かれた観察ノートには、育む会のメンバーが12日に羽化を確認したことが記されており「これから多くハッチョウトンボの姿が見られると思うと楽しみですね」と、コメントが添えられていた。
夏にはハッチョウトンボのほか、多くの生物たちが訪れる人たちの目を楽しませる。
育む会主催の観察会は7月20、21日に開催する予定。 -
第29回伊水会書展
箕輪町の書家・千葉耕風さんが主宰する「書道伊水会」の第29回書展が16日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。ベテランから初心者までが熱心に書いた130点が並び、見ごたえある展示会になっている。
1人3点以内で42人が出品。テーマは定めず漢字、調和体など1年以内に書いた自由な作品を展示している。
今回の書展は、千葉耕風さんの師であった書家の故・中島邑水さんの古典臨書の習作を装丁した掛け軸14幅の展示が特徴で、これだけの数は展示したことがないという。
千葉さんは、「互いに張り合うので社中展はいい。一生懸命頑張って書かれている」と話している。
会期は18日まで。時間は午前10時縲恁゚後6時(最終日午後4時)。入場無料。 -
長野県都市消防長・消防団長並びに事務担当者会議
第85回長野県都市消防長・消防団長並びに事務担当者会議は15日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開いた。県内19市から54人が参加し、消防団組織のあり方などについて協議した。
毎年開催地を変えて開いている会議で、今年は伊那市での開催。
議事は参加している5市からの提案で▽消防団組織のあり方▽女性消防団員の位置づけ▽消防団員の確保-など5件あった。
駒ヶ根市は「団員と職場との関係について」提案。良好な関係を保てる消防団活動を進める方法を協議した。
分団長が勤務していた会社から、大変だったと苦情があり、今後ほかの社員が分団長になる場合、会社を辞めてくれと言わざるをえない-と言われた事例があり、取り組みとして中野市は、昨年12月に導入した消防団協力事業所表示制度の効果に期待していること、文書で理解を求めていることを話した。
長野市は、事業所にパンフレットを配り協力を求めるほか、依頼文や団員の出動証明書を発行していると説明した。 -
箕輪写友会写真展
箕輪町の写真愛好家らによる箕輪写友会(青沼久雄会長)の写真展が16日、箕輪町文化センター1階展示コーナーで始まった。10人の会員たちが昨年秋から撮りためた作品の中から3点ずつ、計30点を展示。
箕輪写友会は毎年春と秋に町文化センターで展示会を開いているほか、毎月1回の例会で会員同士の情報交換などを行なっている。
会場には、塩尻市の高ボッチ高原からの展望を写した「高原の朝」や、辰野町の田を写した「田植の時」など、県内を中心に、花や風景の写真を展示している。
来場者たちからは「すごいわねえ」「きれい」など美しい写真に感心する声が聞かれる。
来場者の中には「今、写真の修行中。こういう展示会に来るといろんなことがわかる」と熱心に作品を眺める愛好家もいた。
午前10時縲恁゚後7時(19日と25日は午後5時まで)。 -
箕輪町子育て支援センター開所から1カ月
箕輪町の子育て支援センターが開所してから1カ月がたった。この間の延べ利用者数(15日現在)は大人232人、子ども249人で、施設利用登録者数は120人。多い日では一日に20組が、少ない日でも7縲・組が同施設を利用している。
同施設は、先月15日に箕輪町松島の「いきいきセンター・サンライズ」内に開所。他市町村に遅れての開所に、開所当時には利用者から「もう少し早く開所して欲しかった」という声もあった。
同施設の特徴として、もとは保育園であったためにブランコなど遊具の充実した庭や施設内の広さがあげられる。
利用者からは「ほかの施設に比べると外に遊具があって、うれしい。中も広々としている」「初めて来たが、気兼ねなくゆっくりとできる」「家の中だと、床に物が置いてあったりするけど、ここだと広くて安心して子どもを遊ばせられる。玩具も大きくて子どもも喜ぶ」と満足の声。
また利用者の要望には「無理かもしれないが、ちょっとした売店か、パン屋さんが来てくれたりすると、食事を買いに外に出なくても済むのでとても助かる」というものや、「他市町村では有料化されている施設もあるが、箕輪町の施設はこのままずっと無料のままだと、ありがたい」などがあった。
利用者たちは、箕輪町に子育て支援センターができたことを心から喜んでいる様子。「気楽に来れる」「保育士の先生が見ているので安心」「子どもと2人で家にこもっていると気分がふさがることもあるけど、こういうところに来ると気分転換になる」との声が聞かれた。
同施設の利用対象は0縲・歳児とその保護者(保育園に通園兄・姉がいる場合は一緒に来所も可)。午前9時から午後4時まで(水、日曜日定休。祝日、年末年始、盆は休み)利用できる。
問い合わせは、箕輪町子育て支援センター(71・1560)へ。 -
飯島山草会が山野草展
飯島山草会(上前守会長)は17、18日、飯島文化館で山野草展を開く。
会場にはピンクの花が目を引くトキソウ、日本サクラソウ、カモメラン、大きな葉のハッカクレン、葉の重なりが花のようなボタンヒバ、岩ヒバと四国チドリの寄せ植え、コケモモとイワヒバの石付き、小さな花が可れんなヒメウツギなど会員12人が丹精込めた160鉢がずらり。
上前会長は「花ものや寄せ植え、石付、木付など大作、小品などいろいろな作品が集まった。今年は寒暖の差が激しく、開花を展示会に合わせるのに苦労した」と話している。
会場では山野草の苗も販売する。 -
信州みのわ山野草クラブ「春の山野草展示会」
箕輪町の愛好家らでつくる信州みのわ山野草クラブ(白鳥征男会長)の「春の山野草展示会」が17日、箕輪町の木下公民館で始まった。季節の花木(アツモリソウ、エビネ、イワチドリなど)、寄せ植え・石付き、斑入り植物など約200点を展示。初日には、東京や横浜など県外から来た来場者たちもおり、会員が持ちよった余剰苗を買い、展示作品に見入っていた。18日まで(午前9時縲恁゚後4時)。
同クラブは毎年春と秋に展示会を開いているほか、毎月第3水曜日に例会を開き、山野草の育成方法や展示作品の作り方などを学習している。
会員たちの指導にあたっているのは、83歳で同会最高齢の中山銀子郎さん。花木の育成などは、盆栽から始めて40年近くになるとのこと。
中山さんが「せっかく見にきてもらうのだから、鉢や敷き物にも気を配ろう」と会員たちに呼びかけたこともあり、来場者たちからは丹念に育てられた花木だけでなく、工夫された鉢にも感心する声がある。
「ここのはいろんな分野のものがあるし、作品に親しみが感じられていい」と塩尻市から来た来場者。
中山さんが同じく指導する南箕輪村の神子柴園芸クラブは、6月7、8日に展示会を同村の神子柴公民館で予定している。 -
村道6号線沿線花壇 管理運営協働事業スタート
南箕輪村は村内美化活動「花いっぱい運動」の一環で、本年度初となる村道6号線沿線花壇の「管理運営協働事業」参加への一般公募を行い、全16区画の応募に村内9団体、企業、個人から14区画の申請があった。13日夜、村役場で打ち合わせ会があり、区画の場所分けなどを決めた。
花いっぱい運動は、10年ほど前から同運動推進協議会が大芝公園内を中心に花壇を設置し、四季折々の花で村内の美化に努めている活動。同事業はその一環で、花壇の管理者を公募し、「自治・協働の理念」のもと取り組むことが狙い。花壇は県道伊那・箕輪線(通称・春日街道)から西側の村道約200メートル間(両側)となる。
管理運営協働者は地区や保育士の有志団体や村職員互助会、村議会など7グループと2家族。管理運営期間は19日縲・9年3月31日で、年度ごと参加者を募集する。花の種や苗、用具などは自己調達となり、打ち合わせ会では、マリーゴールドや背丈の低いヒマワリなどを育てたいとの計画が聞かれた。
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これから花の苗が植えられる村道6号線沿い花壇 -
駒ケ根市人権教育推進協議会開催
駒ケ根市人権教育推進協議会委員会(委員長・杉本幸治市長)がこのほど、市役所であった。小中学校や公民館などの関係委員が集まり、本年度事業計画を承認した=写真。
本年度同委員会では、現在問題となっているインターネットや携帯電話を通じた子どものいじめについて学び、その対策方法を考える講演会を5月29日に伊那地域人権啓発活動ネットワーク協議会との共催で開催するほか、研修会などの開催を通して、人権教育の推進を図っていく。
中原稲雄教育長は「長野県の人権教育は、同和教育が母体となって推進されてきた経過があるが、今は差別などといった問題に留まらず、それぞれが協調してやっていくことが大切な時代となっている。子どもの虐待、いじめなどといった問題もあり、デジタルな人間関係の中で本当の関係が築きにくい時代。みなさま方のご支援をいただきながら、人権教育を身のあるものにしていきたい」と語った。
インターネットや携帯電話を通じた子どものいじめについて学び、その対策方法を考える講演会は今月29日、駒ケ根総合文化センター小ホールである。
当日は群馬大学特認教授でNPO法人「青少年メディア研究協会」の下田博次理事長が、「『ネットイジメ』から見える子どもの携帯電話利用問題」をテーマに講演する。
参加無料。午後6時半縲恁゚後8時。
問い合わせは市教育委員会生涯学習課(TEL83・2111、内線722)へ。 -
昭和伊南総合病院の医師確保対策として設置した医師対策調整官のもとにこれまでに23件の情報寄せられる
整形外科、産婦人科などの医師不足が深刻な昭和伊南総合病院の医師確保に向け、駒ケ根市は4月から、課長級の市職員を「医師対策調整官」として同病院に派遣しているが、これまでに、医師に関する情報23件が住民などから寄せられていることが分かった。医師が来てくれるかどうかという点については各情報に差があるものの、有力情報も含まれており、脈がある医師のもとへは紹介者とともに病院の事務長や調整官が実際に出向き、交渉を進めている。
寄せられた情報は、県外で勤務している医師が中心。中には、地元に帰ってこようと考えている医師もいるため、会うことが可能な医師のもとへは職員が出向いて直接面会し、同病院に来てくれるように依頼している。
取材に対し、昭和伊南総合病院の渋谷勝清事務長は「話し合いの中で、枠を広げながら相談している段階。脈のありそうな人もいる」としている。