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紙しばい読み方講座開講
箕輪町図書館の「紙しばい読み方講座」の第1回が13日、同館であった。8人が参加し実技を通して紙芝居の読み方の基礎的技術を学んだ。
全2回の講座で、講師は伊那市でコマ書店を経営し、紙しばい公演実技指導を多数している小林豊子さん。
受講者は「ひよこちゃん」などの紙芝居を実際に皆の前で実演しアドバイスを受けた。
小林さんは、最後の「おしまい」という言葉について、「現実ではない紙芝居の世界に引き込まれて聞いている。『おしまい』の言葉で現実の世界に戻るので、この言葉が大切。物語に浸っている余韻があるので、最後の文章と少し間をとって言ってほしい」と話した。
紙を抜くときに『抜きながら読む』と書いてある場合は、「これが間。そこをきちんとやるといい」と話し、紙芝居の舞台の開け方ではタイトルや絵の位置を考え、より効果的になるよう舞台を開ける順番を変えることも提案した -
箕輪町国際交流協会総会
箕輪町国際交流協会は10日夜、07年度総会を町産業会館で開き、事業計画や予算案を承認した。
07年度事業計画は▽外国籍住民等との交流事業(国際交流広場、新年会、料理教室)▽国際親善、国際貢献、国際感覚養成事業▽語学、海外文化学習事業(日本語教室、語学講座、ポルトガル語母国語教室、子どものための中国語教室)▽外国籍住民等支援事業(緊急時メール配信システム検討)▽広報事業▽会員拡大・ボランティア育成事業-。予算総額は223万4712円。
06年度は、外国籍住民等との交流事業、語学学習、多文化共生事業などを実施。新規では、外国籍住民向け料理教室、清掃ボランティア大会、外国籍住民向け防災講習会、韓国語講座、中国語落語会などの事業をした。 -
看護大学周辺地域景観形成住民協定協議会が第18回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞
第18回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰の受賞団体が14日、決定し、上伊那では県看護大学周辺の景観形成と環境美化に努めてきた駒ヶ根市の看護大学地域景観形成住民協定協議会が国土交通大臣表彰を受賞することとなった。
花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間団体に対し感謝状を贈呈するもので、今回は全国の74団体と県内の8団体が表彰を受けることとなった。
看護大学周辺地域景観形成住民協定協議会は、県看護大学の開学時に学園のあるまちにふさわしい周辺環境整備を行い、美しい景観を地域で守り育てていくことを目的として上穂町区第五町内で96年に発足。大学での「ふれあい花壇」の実施、沿道水辺緑化活動の推進などに取り組む一方、上穂町区と連携しながら道路や公園などといった公共施設整備にも取り組んでいる。
感謝状の贈呈は6月2日に安曇野市の国営アルプスあづみの公園である。 -
伊那市ふるさと大使の後藤純雄さんが死去
ゴトウ・プロジェクトの代表で伊那市のふるさと大使としても活躍してきた後藤純雄さん(72)が12日、死去した。
後藤さんは1935年3月10日生まれ。伊那市山寺区の出身で、現在大鹿歌舞伎を題材とした映画「Beauty竏樗・オきもの」の撮影をしている後藤俊雄映画監督(67)=飯島町=の兄にあたる。
1958年にNHKサービスセンターに入社。スタジオパークの館長などを務めた後、2001年、自身の会社「ゴトウ・プロジェクト」を設立した。96年から伊那市のふるさと大使を務めており、市政施行40周年記念NHK公開番組「ふたりのビッグショー」や、伊那市制施行50周年記念「NHKのど自慢」の全国中継実現のために尽力したほか、NHK交響楽団、講師の派遣などを通して伊那市の文化活動に貢献した。
17日の午前11時から東京都三鷹市の法専寺で告別式を行った後、伊那市の常円寺で埋骨式を行う。 -
第29回プロドライバー事故防止コンクールで最優秀賞を受賞した伊那バスの運行管理責任者
伊那市東春近
小林金俊さん(63)車両の運行状況把握、運転者の指揮監督、事故防止対策など運行にかかわるあらゆることを管理する運行管理を統括している。一般路線バス、高速バス、観光路線バスなどに加え、各市町村の委託運行バス、貸切バス、観光バスなど、多い時には1日に100台以上を送り出すことになる。
「ここは伊那バスの心臓部。24時間体制で運行状況をチェックしたり、これから出発するバスの運転手がここで健康状態やアルコールが残っていないかなどをチェックしていく。24時間はえらいことだが、お客さんに安全で快適に乗ってもらうことが第一」と語る。
◇ ◇
18歳で伊那バスに入社。その後、車掌や夜行バスのガイド、スキー場の管理者、営業など、あらゆる部門を経験してきた。
夜行バスのガイドの時にはお客さんに楽しんでもらうための雰囲気づくりに奮闘。当時は高速道路も自家用車もなく、伊豆に行くにも夜行バスを利用するのが一般的だった。
「お客さんは楽しみで旅行に行くのだから、少しでも楽しんでもらいたいと思ってね。でも、昔は今のバスと違ってカラオケやビデオもなく、マイク一つでどうにかしなければならなかったから、先輩の運転手に教えてもらいながら全国の名所や旧跡を覚えた。今でも、日本中の名所や旧跡が分かるし、上伊那でも路線バスが通っているところの地理なら大体分かるよ」
◇ ◇
運行管理責任者となってからは交通事故防止を第一の目的として安全で快適な運行のために尽力。交通事故防止やマナーに関する研修会を開いたり、目標月間を設定するなどして、直接運転に携わる運転手だけでなく、すべての社員が一丸となって交通事故防止に高い意識を持ち、お客さんには快適に乗車してもらうための環境づくりに努めてきた。
「バスはドライバーとガイド、車両の3つがそろわないと走らない。運転手の場合、入社しても路線バスに乗るまでにはかなりの時間をかけて研修をし、高速に乗れるようになるには2、3年かかる。ガイドだって一人前になるには数年かかるけど、やっとこさ高速を走れるようになって、お客さんからいい意味での声が返ってくるとすごく嬉しい」
◇ ◇
今月8日には、県内のバス、タクシー、トラック事業所の中で交通事故防止や交通安全に高い意識をもって取り組んでいる事業所を表彰する「第29回プロドライバー事故防止コンテスト」(県交通安全協会連合会、県警など主催)伊那バスがで7回目の最優秀賞を受賞した。
「社員が一丸となって交通事故防止に努めてこなければこういう表彰は受けられないと思う。価値ある表彰を受けられたのは嬉しいこと。安全で事故防止のための目標を達成するためにこれからも最大限の努力で取り組んでいきたい」 -
母の日のおはなしむら&贈り物作り
南箕輪村図書館と村公民館は12日、「母の日のおはなしむら&贈り物作り」を村公民館で開いた。保育園児と小学生9人が、お母さんへ“ありがとう”の気持ちを込めて贈り物を熱心に作った。
母の日にちなんで絵本「おかあさんげんきですか。」の読み聞かせと、カレーライスを作るパネルシアターを楽しんだ後、堀薫公民館長の指導で贈り物の「こけし人形」を作った。
プルーン、桜、柿、正木の4種類の中から好きな木を選び、切り口にサインペンなどで顔を描き、リボンの着物を着せ、毛糸で髪の毛を付け、髪にもリボンを飾った。子どもたちは、お母さんの顔を思い浮かべて熱心に顔を描き、「お母さんに似てるよ」と話しながら赤色で口紅を塗ったように口を描いたり、ピンク色でほおを塗っていた。 -
西駒山野草展示会13日まで
西駒山草会(13人、網野幸治代表)の第6回西駒山野草展示会が12日、南箕輪村南原の南原公民館で始まった。斑入り植物など珍品ぞろいで、多くの来場者がじっくりと鑑賞している。展示は13日まで。
アツモリソウをはじめヤマシャクヤク、エンレイソウ、ヤブレガサ、ハッカクレンなど会員が大切に育てた約150種類、400鉢を展示している。今年は、ゆっくり鑑賞してほしい-と廊下にも山野草を並べた。
同会の展示会は、斑入り植物などの珍品がそろうことで知られ、「これだけの展示品は全国的にもない」と言われるほど。年々訪れる人が増えているという。
網野代表は、「珍しいものがいっぱいあるので、一人でも多く方に見てほしい」と話している。午前7時縲恁゚後4時。 -
箕輪町交通少年団
安全運転呼びかけ春の全国交通安全運動(11日縲・0日)に合わせ箕輪町交通少年団(70人、団長・小林交石町交通安全協会長)は12日、沢地籍の153号バイパスで、ドライバーにチラシを手渡して安全運転を呼びかけた。
交通少年団は町内5小学校の5、6年生有志が参加している。交通ルールを学び、交通指導所などで交通安全を呼び掛ける。
新年度最初の活動で、団員と町交通安全協会役員らが参加。交通安全運動のチラシとポケットティッシュ、グッズのセット210個を、団員が大きな声で「安全運転をお願いします」とドライバーに手渡した。
ドライバーは、「ありがとう」「がんばって」と団員に声を掛けて受け取っていた。 -
つつじ祭に合わせて第75回高尾神社例大祭が開催
伊那市山寺区の高尾神社で12日、第75回高尾神社例大祭があった。約500本のツツジが見ごろを迎える中、境内にはさまざまな出店が並び、地元の小学生が神事「裏安の舞」を披露。また、特設部隊では地元の太鼓グループや伊那小学校の児童らによる発表があり、訪れた地元住民を楽しませた。
高尾神社は1933年に山梨県の南アルプス市から遷宮したもので、それ以来、公園内にツツジを植え、毎年ツツジの花の時期に合わせて神社の例祭を行ってきた。
例年訪れる人が限られてきていることもあり、今年は家族連れをターゲットとして子どもに人気のアニメキャラクターが登場するイベントを企画。また、午後は子どもみこしもあり、祭りに活気を添えていた。
今年は花雨が少なかったことから花の咲きは今ひとつだというが、園内では赤や紫色のツツジが徐々に咲き始めており、訪れた人の目を楽しませている。 -
水辺の楽校でホタル幼虫上陸始まる
毎年6月から7月にかけて数百匹のホタルが乱舞することから駒ケ根ホタルまつりの会場となっている駒ケ根市中沢「水辺の楽校」のホタル水路=写真=で、水の中で暮らしながら終齢を迎えたゲンジボタルの幼虫がいよいよ上陸を始めた。まつりを主催する「ホタルとアヤメの里づくりの会」会長の山口久人さん(62)=中沢菅沼=は「6日夜に今年初めて上陸するのを確認した。その後も少しずつ上がって来ているようだ。上陸は例年5月の連休前だが、今年は春先の天候不順のせいか約1週間遅れ。しかし数はかなり期待できそうだ」と話している。ホタル水路では5年前の最盛期に約500匹のホタルが確認されている。まつりの開催はホタルの生育状況に左右されるが、今年は6月22縲・4日ごろになる見通しだ。
幼虫の上陸には条件があり、雨が降る日の夜7縲・時ごろに限られるため、年ごとの天候などによってその時期は一定しない。上陸時の体長は約10縲・0ミリで、既に成虫とほぼ同様に発光もするという。幼虫は上陸すると湿り気のある場所を見つけて土の中に潜り込み、30縲・0日前後でさなぎとなった後、さらに約10日で羽化してようやく成虫になるが、成虫として光を出しながら思い切り飛べるのはわずか数日から10日程度というはかない運命だ。 -
春の交通安全人波作戦
春の全国交通安全運動(11日縲・0日)の実施に合わせ伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦支会長)は11日朝、駒ケ根市の広域農道北原交差点付近の道路で人波作戦を展開した。安協や高齢者クラブの会員、駒ケ根警察署員などら約90人が参加し、出勤途中のドライバーらに事故防止を訴えた=写真。
この季節にしては冷たい風が吹く中、歩道に一列に並んだ参加者らはそれぞれ「飲酒運転による交通事故防止」「シートベルト、チャイルドシート着用」などののぼり旗を掲げ、交通事故防止を懸命にアピールしていた。
運動重点は「子どもと高齢者の交通事故防止」。全国重点は、飲酒運転の根絶▽自転車の安全利用の推進▽後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、県重点は、生活道路における交通事故の防止竏秩B -
飯島山草会が山野草展
飯島山草会(上前守会長)は12、13日、飯島文化館で山野草展を開く。
会場にはピンクの花が目を引くトキソウ、日本サクラソウ、大きな葉のハッカクレン、百年ものの岩ヒバ、葉の重なりが花のようなボタンヒバ、ギボウシとコケモモの寄せ植え、岩ヒバと四国チドリの寄せ植え、数百本が植えられたキリンソウの大鉢。形が面白いユキモチソウや、小さな花が可れんなヒメウツギなど会員12人が丹精込めた150鉢がずらり。
上前会長は「花ものや寄せ植え、大作、小品などいろいろな作品が集まった。ぜひ見に来て」と来場を呼び掛けている。
会場では山野草の苗も販売する。 -
県老人大学伊那学部入学式
長野県老人大学伊那学部の入学式が10日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。ともに2年間を学ぶ60歳以上の男女144人が集まり、これから始まる学生生活を前に志を新たにした。
高齢者が仲間づくりの輪を広げるとともに新しい知識や技術の習得、積極的な社会参加の推進などを図ることを目的とする取り組み。県内の各地方事務所ごとに学部を置いており、30年間で3万5千人が卒業している。
本年度の伊那学部には上伊那各地から男性52人、女性92人が入学。年齢別には65歳縲・9歳が最も多く、男性の平均年齢が69歳、女性が68歳となっている。最高年齢者は81歳だった。
入学生代表の村上芳麿さんは「今、私たちの生活は物質面での豊かさは進んだもののさまざまな問題が山積している。こうした問題に対応していくためには精神面での向上が必要。これまでの経験をもとにして更なる研鑚に励みたい」と語った。 -
かんてんぱぱで第7回木曽の29人展
木曽地域に住む芸術家らでつくる木曽作家協会(桝田千秋代表)は14日まで、「第7回木曽の29人展」を伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。油彩、水彩、アクリル画、漆芸などの約50点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同会は木曽地域で芸術活動していたグループや個人が集まって発足。さまざまな分野に携わる50代縲・0代のメンバーが所属しており、ともに作品発表などを行いながら互いの技術向上に努めてきた。
グループ展は今回で7回目。これまでは塩尻市や松本市などのギャラリーで行ってきたが、権兵衛トンネルが開通したことで今回初めて伊那市での作品展を企画した。
会場には4号から100号までの多彩な作品があり、「御嶽」「御岳参道」などといった地元風景をテーマとした作品や、自身の内面を見つめた抽象画などが展示されているほか、木曽を代表する伝統工芸の一つ、漆工芸も並んでいる。
出展者の一人古畑多美枝さん(77)は「作品は本当にさまざま。それぞれの作品の違いを楽しんでもらえれば」と話していた。
午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
【記者室】お茶を作る
ホットプレートでお茶ができる。子ども向けの「茶の絵本」に、釜入り茶の作り方が掲載されている。お茶は買ってくるもので、自分で作るとは考えたこともなく、興味がわいた▼その手作り茶を飲ませていただく機会に恵まれた。“香ばしくそう快な香り”というお茶は、本当にさわやかで、美味しくいただいた。小学1年生でも出来るというので自分も是非と思うのだが、何しろ生の茶葉が手に入らない。なんとも残念。静岡での体験イベントもすでに終わったと聞き、ますます残念▼お茶は作れなくとも飲むのは毎日のこと。「朝茶はその日の難逃れ」。小さいころから聞いてきたことわざをなんとなく心の中でつぶやきながら、今日もお出かけ前にお茶を一杯。(村上裕子)
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青年海外協力隊員
箕輪町の藤沢志保さん、北原明子さん帰国報告青年海外協力隊員として05年4月から07年3月まで2年間、海外派遣されていた箕輪町の藤沢志保さん(28)=松島=と北原明子さん(26)=木下=が10日、箕輪町役場に平沢豊満町長を訪ね、帰国報告をした。
藤沢さんの任地はアフリカのセネガル。洋裁を学んだ経験を生かし、女性達が手芸を通じて現金収入や楽しみを得る目的で、地域の婦人会やHIV陽性者の会で手工芸を指導した。公用語は仏語だが現地のウオロフ語を学び、ミシンの使い方、洋裁、編み物、刺しゅうなどを教えた。
北原さんの任地は南米のパラグアイ。大学が農学部だったことから、現地の高校の農学科で野菜栽培を指導した。公用語はスペイン語で、農業経験のない高校生と毎日畑で作業し、トマト栽培を中心に種をまき苗を作ることから教えた。
藤沢さんは、「インフラ整備や教育制度など日本の良さも分かり、現地で貧しい中にある温かさ、明るさ、人と人とのつながりの大切さなどを感じた。今後は何らかの形で国際協力に関わりたい」。北原さんは「教えるつもりで行ったが、教えられることのほうが多かった。温かく受け入れてもらい、懐の深さを感じた。人とつながることはすごいことだとも感じた。今後は農業に関わる仕事を探したい」と語った。
平沢町長は、「いい経験でしたね。ご両親に感謝し、新しいステージで頑張って」と話した。 -
「春の全国交通安全運動」始まる
「春の全国交通安全運動」が11日、全国一斉に始まった。20日までの10日間、県や警察が協力し「子どもと高齢者の交通事故防止」を基本テーマに交通事故防止を呼びかける。
伊那市では初日、市役所前の市道環状南線に交通安全指導所を開設した。伊那警察署、上伊那地方事務所、市、市交通安全協会連合会などの関係者約70人が啓発チラシなど200セットを信号待ちのドライバーに配布した=写真。
伊那署の小嶋惣逸署長は「年間の交通事故抑止を占う重要な季節の運動。身近な事故が減るよう働きかけたい」とあいさつ。同指導所の開設中、参加者たちは「交通安全運動に協力を。お気をつけて」と呼びかけて無事故を祈った。
同署によると、管内の人身事故件数(本年から10日現在)は、187件(同期比1件増)、けが人は250人(同30人増)、死者0人(同1人減)。事故は交差点付近で多く、自動車を運転していたけが人の1割は、シートベルト不着用だったという。 -
男女共同参画研修会 伊那市の北福地区で開く
伊那市富県の北福地区(斉藤喜啓区長)は9日夜、同集落センターで、市の呼び掛けに対し、区内の役員に女性を積極的に登用していくため「男女共同参画研修会」を開いた=写真。区会役員や一般住民ら約30人が集まり、市の男女共同参画推進関係者らの話を聞いて、男女共同参画について知識を深めた。
市政策推進課男女共同参画係の馬場よし子指導員は「県、市議会議員に女性がいるのに身近な区会に女性がいないのはおかしい。もっと女性の意見を生かせる場所を」と主張し、市男女共同参画推進委員で山寺区で初めて区会議員を務めた唐沢敬子さんは「女性が一歩踏み出す勇気がほしい」と訴えた。
話を聞き終わった区民らは「区の役員は年功序列であったり、回り役になっているので役員の選任規約を改正する必要がある」「女性の登用に関して、皆が同じ意識を持っていなければ叶えられない」などの意見が活発的に交わされた。
斉藤区長は「鋭い意見が言える女性のセンスを区会の中で生かせるようになれば、もっと豊かな地域に変れるはず」と感想。今後も少しずつ勉強をしながら住民の意識改革を進めて、区内の役員に女性登用ができるように努めたいという。 -
コンニャクの花咲きました
宮田村の福祉交流施設なごみ家で、珍しいコンニャクの花が咲き、独特のたたずまいと香りで訪れる人たちを驚かせている。
コンニャクイモは5年以上経過しないと花が咲かないとされるが、多くはそこまで育つ前にコンニャクとして食用になるため、ある意味・ス幻の花・ス。
なごみ家でも当初は食用に考えていたが、職員が「まぁせっかくだし、花でも見てみない」と・ス方針転換・ス。3月頃から芽を出し始めた。
いつのまにかニョキニョキと成長。今では130センチほどの高さにまでなったが「あまりキレイとは言えないし、独特な香りもねぇ・・。けど珍しいことだから」と職員も苦笑い。 -
【保育士 石田裕樹さん】
駒ケ根市で2人目の男性保育士として昨年4月に採用され、市立美須津保育園で「すみれ組」(年中)の担任を務めている。
「女性ばかりの職場だけど、最初から特に戸惑いを感じることもありませんでした。家庭に父親がいるのと同じように、保育園にも男が必要だという気がしていますから」
◇ ◇
小さい頃から家の近くには年下の子どもたちがたくさんいた。彼らと一緒に楽しく遊びながら成長するうちに、自分でも意識しないうちに保育士を志していたという。
「いつからか覚えがないけど、保育士になりたいと思ってずっとあこがれていた。だから進路に迷いは全然ありませんでした」
高校卒業後、短大で必要な資格を取り、念願の保育士に。
「実際になることができたら何だか夢のような気がした。自分で本当にいいのかな竏窒ネんて思えてきて。でも子どもたちは初対面なのにすぐに寄って来てくれたし、たちまち名前を覚えて石田先生と呼んで懐いてくれた。思い描いていた通りの楽しい仕事でした」
もちろん楽しいことばかりであるはずがない。子どもたちがけんかをして泣いている時、どう対応していいのか困ることもあった。先輩に意見を聞いたり悩んだりしながらも、日々経験を積み重ねている。
「子どもたちは一人ひとり個性があってみんな違う。だから扱いは難しいが、そこにやりがいもある。子どもたちと同じ目線でいることで、自分も学んでいるんです」
心掛けているのは、なるべくしからないように竏窒ニいうこと。先輩に「しかるより褒めた方が子どもたちは伸びるよ」と言われたことが心に残っている。「もう一つはいつも笑顔でいること。うまくいかないこともたくさんあるけれど、生まれつき性格は明るい方なので何とかやっています。子どもたちの記憶に残るような保育士になりたいですね」
◇ ◇
自分が小さかったころに比べ、子どもたちの運動能力が落ちていると感じている。
「昔はゲーム機なんかなくてみんな外で遊んでいた。けがもしたけれど気にもしませんでした。今は車も多くなって危険が増したせいか、遊び場がすごく減ってしまった。これは子どもたちの将来を考えると本当に心配なこと。自分は運動が得意なので、小さいころの体験も生かしながら子どもたちの体力づくりに取り組みたい。とにかく丈夫な子に育ってほしいですからね」
(白鳥文男) -
外国人向け日本語教室開講
駒ケ根市に住む外国人らに日本語を教える教室が8日、同市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開講した。地域に住む外国人の支援と交流を目的に06年に設立された民間ボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」(清水敏晴代表)と駒ケ根市社会福祉協議会の共催。講師は同ネットワークの日本語講師唐澤隆子さんらがボランティアで務める。生徒として登録しているのは中国人、フィリピン人など10人だが、初回とあって参加したのは1人。それでも気楽な雰囲気の中で楽しく初歩の日本語を学んでいた=写真。
主催者は日本語講師を育成する講座を1月から行ってきたほか、4月には事前教室を開くなどして準備を進めてきた。講座は毎週火曜日と土曜日に開かれる。 -
南箕輪村森林セラピー協議会
グランドオープニングセレモニー内容確認南箕輪村森林セラピー協議会は9日夜、07年度第1回会議を村役場で開き、新委員を委嘱し会長を選出したほか、20日の「森林セラピーグランドオープニングセレモニー」の内容を確認した。
委員会は14人で構成。4人が新たに唐木一直村長から委嘱を受けた。協議会長は、南箕輪わくわくクラブ理事の荻原文博さんを選出した。
森林セラピーグランドオープニングセレモニーは20日午前10時45分から午後3時まで、大芝高原みんなの森と多目的広場で開く。松野明美さんを招待し参加者とロードウォーキングをするほか、トークショーもある。ステージアトラクションは村内保育園児、村文化団体8団体が出演する。多目的広場では健康チェック、とん汁サービス、セラピーロード写真展、森の中で“まっくん”と写真撮影などのイベントもある。
会議では、前回協議した内容と、各団体の役割分担を確認した。
今後は、グランドオープン記念イベントで「スタンプ&ウォークラリー」を親子向けに7月ころ計画。森林セラピー体験希望者へのメニュー作りなども協議する。 -
伊那消防組合が県消防救助大会「ロープブリッジ救出」の選考会を実施
伊那消防組合(早川正行消防長)は10日、6月23日にある第26回長野県消防救助技術大会の1種目「ロープブリッジ救出」の選考会を伊那市の伊那消防署で開いた。伊那、箕輪、辰野消防署の各1チームが参加し、訓練の成果を披露。結果、競技タイムで57・87秒を記録した箕輪消防署が代表チームに決定した。
消防救助技術大会は救助技術の高度化を図る基礎的な要素を身につけるとともに体力、精神力、技術力などを養うことなどを目的とするもの。県大会は毎年6月にあり、上位に入賞すると全国大会や関東地区指導会への出場することになる。
ロープブリッジ救出は大会競技種目の一つで、例年は各消防署ごとで出場していたが、今回は各消防組合ごとで1チームを選出することとなり、組合内の選考会を開いた。
各チームは4人一組(要救助者を含む)で競技に臨み、水平に張ったロープをつたって対面の塔上にいる要救助者を救出。いずれも的確な判断で、安全かつ迅速な救助に当たっていた。 -
ダイオキシン類排出基準適用事業場の自主測定結果
また県は同日、ダイオキシン類対策特別措置法に基づくダイオキシン類排出基準適用事業場から06年4月1日から07年3月31日までに報告された自主測定結果も公表した。
今回の調査では対象となる230施設のうち、195施設から報告があり、ダイオキシン類については報告のあった施設すべて排出基準を満たしていた。
上伊那の報告結果は次の通り(排出ガスの単位はng竏探EQ/m3N)、燃え殻、ばいじんの単位はng竏探EQ/g、排出水の単位はpg竏探EQ/L)。
【大気基準適用施設】
◇一般廃棄物焼却施設◇伊那中央清掃センター(伊那市)▼1炉排出ガス=0・055▼2炉排出ガス=0・051▼燃え殻=0・0033▼ばいじん=0・38(焼却灰、ばいじんは1、2号炉混合排出)
◇クリーンセンターたつの(辰野町)▼1号炉排出ガス=0・09▼2号炉排出ガス0・17▼燃え殻=0・0000027▼ばいじん=3・4(焼却灰、ばいじんは1、2号炉混合排出)
◇南重建設卯の木プラント(伊那市)▼排出ガス=0・42▼燃え殻=0▼ばいじん=0
◇丸中産業(南箕輪村)▼排出ガス=7・5▼燃え殻=0・27▼ばいじん=0・16
【小型・その他焼却炉(一般廃棄物焼却施設、産業廃棄物焼却施設以外)】
◇伊那中央衛生センター(伊那市)▼排出ガス=0・00021▼燃え殻=0▼ばいじん=0
◇織建(伊那市)▼排出ガス=9・6▼燃え殻1・4▼ばいじん=39
◇上伊那古物商業協同組合(伊那市)▼排出ガス=1・2▼燃え殻=0▼ばいじん=3・3
◇伊南衛生センター(駒ヶ根市)▼排出ガス=0・0001▼燃え殻=0・012▼ばいじん=排出なし
◇ミサワテクノ駒ヶ根工場(駒ヶ根市)▼排出ガス=0・31▼燃え殻=0・00013▼ばいじん=0・11
◇倉田工務店(駒ヶ根市)▼排出ガス=2・1▼燃え殻=0・02▼ばいじん=2・4
◇安達学(駒ヶ根市)▼排出ガス=0・18▼燃え殻=0・052▼ばいじん=排出なし
◇クリエイト(駒ヶ根市)06年4月28日から休止中
◇松田建設(辰野町)▼排出ガス=0・34▼燃え殻=0・0089▼ばいじん=0・16
◇湖北衛生センター(辰野町)▼排出ガス=0・0009▼燃え殻=0・0000041▼ばいじん=排出なし
◇長野リズム木下工場(箕輪町)▼排出ガス=0・96▼燃え殻=0・07▼ばいじん=0・43
◇旭松食品伊那工場(箕輪町)▼排出ガス=0・0000055▼燃え殻=0・003▼ばいじん=排出なし
◇イナック(宮田村)▼排出ガス=0・48▼燃え殻=0・075▼ばいじん=0・011
【水質基準適用施設】
◇大明化学工業アルミナ繊維製造廃ガス洗浄施設(南箕輪村)▼排出水=8・0 -
ルネッサンス西町の会が春日公園にツツジを記念植樹
伊那市西町の区民や商店事業者でつくる「ルネッサンス西町の会」(会員56人、向山等会長)は10日、キリシマツツジ5本を伊那市に寄贈し、区内にある春日公園へ記念植樹した。セレモニーには竜南、竜西保育園の年長園児57人も参加。園児たちの健やかな成長を願いながら参加者全員で木の根元に土をかけた=写真。
公園のイメージアップなどを目的とする取り組みで2年目。木とともに大きく成長し、大人になってからも再び地元に戻って来てほしいという思いから地元の園児たちにも植樹への参加を呼びかけている。
昨年は桜だったが、今年は同公園内に2万本ほど植えられているキリシマツツジを植樹。また今回は「ネコバス」の愛称で親しまれているボンネット型バスで園児を送迎。このバスは居酒屋を経営する向山会長が本年3月から夜間の無料循環バスとして利用しているもので、園児たちにも昔のバスの感触を楽しんでもらえればと送迎に用いた。
木の寄贈を受けた小坂市長は「この公園は昔西町のみなさんに管理していただいていたもので、立派な公園となった。きれいな桜も咲くしツツジも咲く。またみなさんに楽しんでいただければ」と話していた。 -
伊那公民館で高齢者教室開講
伊那市の伊那公民館の高齢者教室の開講式が9日、同公民館であった。本年度は新入生14人が加わり、163人でスタート。受講生らは生涯学習に向けて気持ちを新たにし、活動に積極的に取り組むことを決意した。
武田登公民館長は「先輩の皆さん、今年1年間よろしくお願いします。新しく入った皆さんと仲良く、楽しみながら活動に取り組んで。新入生の皆さんが入って良かったと思える活動になればうれしい」とあいさつした。
同教室は、3年間の「すこやか学級」と同学級を卒業後に通える「福寿学級」の2教室。マレット交流会や歴史、健康講座などの月に1回の全体学習のほか、園芸、木彫、水墨画などのクラブ活動を通して、地域や仲間づくりに励んいく。
この日は全体学習の初回として小坂樫男市長の記念講演「市政あれこれ」があった。
武田公民館長の式辞に耳を傾ける受講生ら -
花祭・延寿院
お釈迦様の誕生を祝う月遅れの花まつりが8日、中川村葛島の延寿院(伊佐栄豊住職)であった。
信者や隣接の宅幼老所「かつら」の利用者ら約50人が訪れ、熱心にお参りした。
信者らは、フジやボタン、ツツジなど季節の花で飾られた花御堂に安置された、右手で天を指し、左手で大地をさした10数センチの釈迦誕生像に、甘茶をかけて、合掌し、お釈迦様の誕生日を祝った。 -
「原田泰治の世界」展
箕輪町教育委員会は27日まで、「原田泰治の世界」展を町文化センターホールで開いている。
長野県出身の原田泰治の美術展を町で開催したい-と企画。セイコーエプソンのプリント創作技法「ピエゾグラフ」による、原画により近いピエゾグラフ作品を展示した。
作品は春から冬まで四季をテーマにしたものなど45点。「あんずの畑」「ボンネットバス」「栗ひろい」をはじめ80号の「潮風の詩」「そよ風」などの大作もある。
「あたたかい眼差しの作品は、観る人の心にほのぼのとした温もりと安らぎを与えてくれることから“日本人の心の故郷”と呼ばれている」と解説されるように、会場には昔懐かしい、ふるさとの風景が広がっている。 -
農業経営者協会箕輪支部が箕輪中に花苗寄贈
長野県農業経営者協会箕輪支部(6人)は8日、農業振興と地域貢献のため箕輪中学校に花の苗300ポットを贈った。
花苗寄贈は昨年に続いて2度目。会員に花苗の生産者がいることから、ペチュニア、ナデシコ、インパチェンス、マリーゴールドの4種類を用意した。牛肥15キロ入り10袋も贈った。
会員5人が来校し、緑化委員会の早川直樹委員長、小森安津咲副委員長が代表して花苗を受け取った。
「きれいな花を育ててもらい、栽培体験を通して農業の大切さを理解してほしい。地元に美しい花があることも知ってほしい」と会員。早川委員長は「きれいな花をもらったので、この花で学校にきれいな花をいっぱい咲かせたい」、小森副委員長は「花をくれた方々に感謝して学校をきれいにしていきたい」と話した。
花は、緑化委員会が1、2年生が見える場所に花壇を作り育てるという。 -
はらぺこ保育園でみそづくり
伊那市富県の自由保育園「はらぺこ保育園」の園児たちが9日、恒例のみそ作りに挑戦した。園児たちは小さな手でめいっぱい大きなみそ玉を作り、おいしくなるように願いを込めた。
みそ作りは今年で3年目。園児たちが楽しみながら地域の伝統文化を学ぶ機会となっており、出来上がったみそは園児が畑で栽培した野菜と一緒に調理して食べるなどしている。
入園園児が増えた今年は、昨年より多い大豆10キロ、こうじ10キロ、塩2キロを仕込み。 前日にゆでておいた大豆をすり鉢とすりこ木、昔のみそ作りで使っていた機械などを使ってすりつぶし作業から開始。ミンチ状になった大豆の生地が機械の先から出て来る姿を見た園児たちは「ソウメンみたい」などと喚声を挙げた。
次にすりつぶした大豆にこうじ、塩、大豆のゆで汁を加えてみそ玉づくりへ。大中小、さまざまな大きさのみそ玉が出来上がった。
みそ玉は1週間ほどワラの上で寝かせてからおけに漬け込み、半年ほど熟成させる。
小林成親保育士は「味には自信がある。今年はみそラーメンなんかもに挑戦できないかと考えている」と話していた。