-
伊那部文化祭
伊那市西町の伊那部文化祭が3日に行われました。 伊那部集会所では、物品販売や地域住民の作品展示が行われました。 井澤家住宅から見つかったという古い写真も展示され、訪れた人の関心を集めていました。 明治36年に撮影された上伊那教育会の写真や大正13年に撮影された当時の伊那中の野球部の選手の写真、春日神社の建築中の写真などです。 伊那部宿を考える会が協賛事業として展示したもので、初公開のものもありました。
-
火ぶせの神 箕輪町松島で例大祭
火ぶせの神秋葉三尺坊と深沢鎮火大神の例大祭が3日箕輪町松島の深沢公園で行われました。 箕輪町松島の松島王墓がある深沢公園内には、火ぶせの神が、神仏それぞれまつられています。 3日は、例大祭で、神式と仏式それぞれでお祭りをしました。 まずは、深沢鎮火社です。 消防団や団体の代表者らが石碑の前に集まり、神事で防火を祈願しました。 神事が終わると、今度は、秋葉三尺坊のお堂に移動します。 ここでは、仏式でお経の転読祈祷が行われました。 その昔、一緒に奉られていた火ぶせの神は、明治の神仏分離令により、2か所に別れました。 大正5年、村の商工会の祭りに若者たちが三尺坊の像を神輿に乗せ松島の商店街を曳き回したところ、500件が焼ける松島の大火が起きたということです。 村人は、火ぶせの神、秋葉様のたたりだとおそれ、このお堂が建立されました。 祈祷の最後には、「オン ヒラヒラ ケンヒラケンノウ ソワカ」と火事を防ぐと言い伝えられている秋葉真言を21回となえました。 この例大祭は、松島区内の防火を祈るお祭りで、300年続いているということです。
-
西駒山荘回顧展
建て替えが進められている中央アルプス西駒山荘の歴史を振り返る「回顧展」が、2日から、伊那市の創造館で始まりました。 回顧展は、大正4年に建てられた西駒山荘の歴史を振り返えろうと、登山愛好者などでつくる西駒こまくさ会が開いたものです。 西駒山荘は、大正2年に中箕輪尋常高等小学校の生徒ら11人が死亡した駒ヶ岳遭難を機に、山小屋の必要性を感じた地元有志によって建設されました。 会場には、山荘が完成した頃や戦時中、昭和24年の大改修の頃の写真などが、年代ごとに展示されています。 これらは、一般の人から提供を呼び掛けたもので、およそ20人から90点ほどが集まりました。 この写真は、山荘建設から3年後に撮影されたもので、石室の内部でとられた数少ない写真だということです。 この写真は戦時中のもので、武運長久とかかれた旗が写っていて、戦時色が色濃くにじみでています。 西駒山荘回顧展は、12月1日まで伊那市創造館で開かれています。 9日午後1時半からは、関係者による講演会が開かれることになっています。
-
南中 ボランティア活動報告会
南箕輪村で2日から村民文化祭が始まりました。 初日の2日は、今年の8月に東日本大震災の被災地でボランティアを行った南箕輪中学校の生徒が、その活動を報告しました。 南箕輪中学校では、被災地の状況を見たり聞いたりすることで今後の支援や防災の在り方につい考えるきっかけにしていこうと、抽選で選ばれた生徒41人が今年の8月に2泊3日の日程で宮城県の南三陸町を訪れました。 現地では、草取りなどのボランティアの他、仮設住宅に住む被災者から震災当時の話を聞きました。 生徒らは「辛い体験をしたにも関わらず、笑顔で迎えてくれた」「現地ではいまでも瓦礫の撤去作業が行われていて、復興にはまだ時間がかかると感じた」などと感想を発表していました。 文化祭では他に、盆栽や絵画など村内の60団体がおよそ960点の作品を展示しています。 文化祭は3日までで、あすは午前9時から午後4時半までステージ発表が行われます。
-
みのわ太鼓発足35周年記念公演
箕輪町の太鼓チーム、みのわ太鼓の発足35周年、ジュニアチームの発足10周年記念公演が町文化センターで2日行われました。 2日はみのわ太鼓やみのわ太鼓ジュニアチームのほか、県内の太鼓チームが演奏を披露しました。 記念公演は2日から始まったみのわ町民文化祭の一環で行われました。 みのわ太鼓は昭和53年、ジュニアチームは平成15年に発足しました。 現在は月に4回練習を行っていて、町内外のイベントで演奏を披露しています。 ジュニアチームのメンバーは発足当時15人でしたが、現在は29人と年々増えているということです。 みのわ太鼓保存会の三澤興宣(おきのり)代表は、「太鼓に興味がある人が増えているのを感じ、継続は力だと感じている」と話していました。 みのわ町民文化祭は、箕輪町公民館などでつくる実行委員会が行っているもので、会場内には写真や工芸品などが展示されています。 文化祭は4日までで、3すはダンスや吟詠の発表、4日は合唱や楽器の演奏などが披露されます。
-
伊那小学校5年謹組が手作り舟で川下り
伊那市の伊那小学校5年謹組の児童は、西春近の天竜川で自分たちが作った舟で川下りをしました。 2日は5年謹組の児童24人がベニヤ板で作った舟に試乗しました。 総合学習の一環で、自作の舟で天竜川を下ることを目標に活動しています。 これまで学校のプールで試乗し改良を重ねてきたということで、2日は初めて天竜川で舟に乗りました。 児童は50メートルほどの距離を下り、舟の乗り心地や川の流れを体感していました。 謹組では、2日の体験をもとに改良を重ね、さらに長い距離を下ることができる舟を作っていくということです。
-
原口製パン所に市教委から感謝状
伊那市内の小中学校の給食からパンが消えて1か月がたちました。 今年9月まで、50年以上にわたりパンを供給してきた原口製パン所には、1日感謝状が贈られました。 伊那小学校、4年秋組の教室です。 主食は、お米。 献立からは、パンがなくなりました。 児童たちは、おいしそうにご飯をほおばっていました。 原口実さん。 伊那市上の原で有限会社原口製パン所を経営しています。 原口製パン所は、先代の原口実蔵さんが終戦直後に伊那市坂下で創業しました。 伊那市の学校給食には、昭和35年から供給をはじめ、平成3年からは1社のみで市内の小中学校にパンを納品し続けてきました。 パンを切って丸める分割器と呼ばれる機械。 学校給食を供給するにはなくてはならないものですが、老朽化が進み買い替え時期に来ています。 しかし、高価なこの機械を導入するコスト、後継者がいないことなどから、今年伊那市内の学校給食への供給を断念することにしました。 原口製パン所では、箕輪町の小学校など11の小中学校などにパンの供給を続けます。 伊那市教育委員会では、米を主食とする給食を進める国の方針にもそって、10月からパンをなくすことにしました。 1日は、市役所で感謝状を贈りました。 大きな責任から開放された原口さん。 安堵とともにさみしさもあります。
-
平成26年度県立高校生徒募集定員発表
長野県教育委員会は、来年度の県立高校の生徒募集定員を、31日に発表しました。 上伊那の状況をお伝えします。 辰野高校は普通科120人、商業科40人の募集です。 上伊那農業高校は、生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造、それぞれ40人の募集です。 高遠高校は、普通科120人の募集。 伊那北高校は、普通科200人、理数科40人の募集です。 伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。 赤穂高校は、普通科160人、商業科80人の募集です。 駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術の3つの学科一括で、120人の募集となっています。 箕輪進修高校です。 普通科Ⅰ部・Ⅱ部合わせて80人、Ⅲ部は40人、工業Ⅰ部のクリエイト工学科は40人です。 なお、選抜試験は前期が来年2月6日に、後期が3月11日に行われる予定です。
-
「K・絵画サークル」作品展
伊那市高遠町を拠点に活動している「K・絵画サークル」の作品展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 会場には、アクリル画や油彩画、日本画など、教室の生徒の作品43点が展示されています。 K・絵画サークルは、元高遠高校の美術教諭で国画会会員の北原勝史さんが講師を務めています。 伊那市を中心に30代から70代の11人が月2回の教室に通っています。 絵画のジャンルが違う人同士が一つの教室で学ぶことで、お互いに良い影響を与えあっているということです。 平成21年に発足したK・絵画サークルは、毎年作品展を開いて、代表の大脇弘造さんは、「県展にも入選するメンバーもいて、年々レベルが上がってきている」と話していました。 K・絵画サークルの作品展は11月5日(火)まで、伊那市のいなっせで開かれています。
-
伊那市手良中坪の歴史を紙芝居で紹介
伊那市手良中坪の歴史を調査する活動を行っている中坪の歩み研究委員会が手良保育園で30日地域の歴史を紹介した紙芝居を披露しました。 30日は中坪の歩み研究委員会の会員2人が保育園を訪れ、手作りの紙芝居2作品を園児に披露しました。 30日上演した「清水庵物語 観音夢語り」という作品は、中坪にある清水庵の由来について描かれたものです。 清水庵には60年に一度御開帳される観音様が祀られています。 観音様は、戦国時代に織田軍によって寺が焼かれたときに空を飛んで逃げ出したと言い伝えられています。 この観音様が村人にお告げをしたことで現在の清水庵が建てられたということです。 住民有志9人で平成8年に発足した中坪の歩み研究委員会は、地域の歴史を調べ、毎月冊子を発行しているほか、紙芝居の制作も行っています。 高橋忠会長は、「紙芝居をきっかけに、地域の歴史について関心をもってほしい」と話していました。
-
伊那・高遠町図書館 ライブラリー・オブ・ザ・イヤー大賞に
これからの公共図書館のあり方を示し、先進的な活動をしている機関に贈られる、「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」の大賞に、伊那市立伊那図書館と高遠町図書館が選ばれました。 これは、東京に本部を置くNPO法人知的資源イニシアティブが2006年から表彰しているもので、これからの公共図書館のあり方を示し、先進的な活動をしている機関に贈られています。 きのう、横浜市で最終選考会が開かれ、審査員による投票の結果、今年推薦された24の機関のうち、伊那市立図書館が大賞に選ばれました。 伊那図書館と高遠町図書館では、2011年から、デジタル化した古地図を使い、街を歩くイベントの開催や独自の地域通貨を用いて除籍本の引換えなどを行っています。 図書館から出て地域で活動している点や知るという新たなスタイルを築いた点が評価されたという事です。 伊那図書館の平賀研也館長は「今後も、図書館が地域の情報の基盤となる活動をしてきたい」と話、高遠町図書館の北山ひろみ館長は「高遠町にねむっている歴史史料を新たに発掘し、多くの人たちに見てもらえるよう活動していきたい」と話していました。 今後、伊那図書館、高遠町図書館では、地域資料のデジタル化などを通して、新たな魅力を発信していきたいとしています。
-
箕輪西小学校4年生が里山整備
箕輪町の箕輪西小学校4年生が地域住民らと一緒に29日、上古田の区有林の間伐と、春先に植樹したヒノキを鹿の食害から守る為の薬剤を塗る作業を行いました。 作業は、子ども達が森に親しみ環境への理解を深める、みどりの少年団の活動として毎年行われています。 この日は、4年生11人と地元住民などあわせて20人が参加し、上古田の区有林のヒノキ5本を間伐しました。 間伐は木の成長に必要な太陽の光が当たるようにする為に行います。 木は直径15センチほどに成長した樹齢およそ20年のもので、子ども達は大人の手を借りながら切っていました。 春先に植樹し高さ50センチほどに成長したヒノキなどを鹿の食害から守るために薬剤を塗る作業も行いました。 これは、雪が積もると鹿の食料がなくなり、雪から少し顔を出したヒノキの新芽が食べられ成長が止まるのを防ぐものです。 薬剤の効果は出ていて、去年50本塗ったうち被害が出たのは3本だったということです。 この日間伐した木は、箕輪西小学校で行われる木工教室で使うということです。
-
伊那東小学校 3Rの取り組み評価
伊那市の伊那東小学校は財団法人リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が主催する平成25年度推進功労者表彰で、文部科学大臣賞を受賞しました。 この賞はリサイクルなど循環型社会の形成に取り組んでいる団体に贈られるものです。 伊那東小学校はゴミの減量化、資源化のほか途上国支援など取り組みを海外に広げた点が評価されました。 伊那東小では20年前からPTAによるアルミ缶回収を行っていて、学校東側プールの隣に回収ボックスを設置しています。 平成23年度には児童会に「環境エコ委員会」を設置しました。 学校内の省エネの呼びかけやポスター制作などの活動をしています。 紙のリサイクルでは給食で出る牛乳のフタを集めてネパールに植樹する活動もしていて、これまでに403本の苗木を植林したということです。 伊那東小の校内には省エネに関するモニターが設置され、学校の電気使用量、太陽光発電の仕組みなどがわかるようになっています。 表彰式はあす東京で開かれることになっています。
-
第27回伊澤修二記念音楽祭
第27回伊澤修二記念音楽祭が、26日、伊那市の高遠町文化体育館と伊那文化会館で開かれ、地域の子ども達や東京芸術大学の学生らが演奏を披露しました。 音楽祭は、近代日本の音楽教育の第一人者といわれ伊那市高遠町出身の伊澤修二が、東京芸術大学の前身東京音楽学校の初代校長を務めたことが縁で開かれているもので、今年で27回目です。 1部では、高遠小学校と高遠北小学校の児童が音楽劇を披露しました。 このうち高遠小学校は、太平洋戦争のさなか象を守り抜いた動物園の園長の実話をもとにつくられた音楽劇を披露しました。 東京芸術大学の准教授山下薫子さんから指導を受けた子ども達は、それぞれの役になりきって演じていました。 高遠中学校の生徒らは伊澤修二作詞で文化祭などで歌っている「仰望」という歌を、高遠高校の生徒らは、伊澤修二が監修し上伊那各地の地理や歴史について歌った「上伊那地理歴史唱歌」をそれぞれ披露しました。 伊那文化会館で開かれた2部では、公募で集まった人達でつくる伊澤修二記念音楽祭合唱団と東京芸術大学の学生による合同演奏が披露され、訪れた人達は迫力ある歌声に聞き入っていました。
-
平成26年度高校入学志願者第1回予定者数調査
長野県教育委員会は、来年度の高校入試志願者を対象に行った第1回目の予定数調査をまとめ、25日発表しました。 全日制では前期選抜が1.52倍、後期選抜が1.49倍となっています。 辰野普通は、前期46人、後期62人です。 商業は、前期24人、後期30人です。 上伊那農業の生産環境は、前期59人、後期77人です。 園芸科学は、前期45人、後期54人です。 生物科学は、前期34人、後期45人です。 緑地創造は、前期37人、後期38人です。 高遠普通は、前期57人、後期83人です。 伊那北普通は後期のみで272人です。 理数は前期50人、後期43人です。 伊那弥生ヶ丘は後期のみで379人です。 赤穂普通は後期のみで171人です。 商業は前期93人、後期95人です。 駒ヶ根工業は機械、電気、情報技術一括で前期83人、後期108人です。 多部単位制の箕輪進修は、普通1部は前期22人、後期36人です。 普通2部は前期8人、後期18人です。 普通3部は前期4人、後期4人です。 工業1部は前期13人、後期16人です。 来年度の各校の募集定員は10月31日に公表が予定されています。 第2回予定数調査は1月上旬に公表される予定です。
-
開校140周年記念オリジナルソング「JAMP!]披露
箕輪町の箕輪東小学校は開校140周年を記念して、オリジナルソング「ジャンプ」を制作し、25日開かれた記念音楽会で披露しました。 楽曲の制作は開校140周年記念事業の一環で行われ、箕輪東小学校1年生担任の吉田靖教諭が手がけました。 音楽会では教師20人がステージに上がりオリジナルソング、「ジャンプ」を披露しました。 吉田教諭は、「曲はノリの良いポップ調に仕上げ、詩は子ども達が壁にぶつかった時やくじけそうになった時などに乗り越えてもらいたいとのメッセージを込めて作った」と話していました。 児童たちは立ち上がって手拍子をしたり、ジャンプして盛り上げていました。 箕輪東小学校では開校140周年を記念して、11月9日(土)に親子チャレンジ教室を開くことになっています。
-
伊那東小3R推進功労者表彰で文部科学大臣賞
伊那市の伊那東小学校は財団法人リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が主催する平成25年度推進功労者表彰で、文部科学大臣賞を受賞しました。 この賞はリサイクルなど循環型社会の形成に取り組んでいる団体に贈られるものです。 伊那東小学校はゴミの減量化、資源化のほか途上国支援など取り組みを海外に広げた点が評価されました。 大臣賞は応募のあった127件のうち実績の優れている13件に贈られたということです。 伊那東小、環境教育担当の原郁雄教諭は「子どもたちのがんばりが評価され励みになり良かった。学校の環境問題への取り組みが地域に伝わる機会になってありがたい。」と話しています。
-
学校給食 今年度内に方向性
伊那市教育委員会は、小中学校の給食について今後各学校で調理する自校方式か、集約して調理するセンター方式かどちらの方式にするのか、今年度内に方向性を出す方針です。 23日、伊那市役所で開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が明らかにしたものです。 白鳥市長は、学校給食の在り方を考える私的な懇談会を6月に設置し、検討が進められてきました。懇談会では、あるべき給食の方向性を8月にまとめ市長に報告しています。 教育委員会では、この報告を基に来月「地産食材の調達計画」や「献立」、「食物アレルギー」に対するガイドラインなどを策定する、4つの部会を設置します。各部会は、今年度内に学校給食の提供方法について、自校方式かセンター方式かの方向性を出す事にしています。 伊那市内にある21の小中学校のうち、現在、14校が自校方式、4校が、隣接する学校と調理施設を共有、3校がセンター方式となっています。 教育委員会では、各部会の検討結果を基に、各学校の調理室整備などの優先順位を決め、来年度予算から反映させたい方針です。 この他に今日の会見で、白鳥市長は、リニア中央新幹線に伴う南アルプスのトンネル工事について、「工事で出る土には、有害物質を含んでいる可能性もあり、地下水への影響も懸念される。県がリーダシップを取り、対応を検討してほしい」と話していました。
-
高遠小学校5年生 音楽劇の指導受ける
26日の第27回伊澤修二記念音楽祭に出演する伊那市内の小学校2校の児童が18日、東京藝術大学の准教授から音楽劇の指導を受けました。 このうち高遠小学校では、5年生36人が指導を受けました。 高遠小学校の児童は音楽祭で、太平洋戦争中に生き残った象を見るために、子ども達が列車に乗って動物園に行った話「ぞうれっしゃよはしれ」を音楽劇で披露します。 音楽祭は、伊那市高遠町出身の伊澤修二が当時の東京音楽学校、現在の東京藝術大学の初代学長を務めたことが縁で毎年開かれています。 指導したのは、東京藝術大学の山下薫子さんです。 山下さんは「台詞は一言ずつ気持ちを込めてはっきりと言いましょう。迫力のある演技を本番でも披露してください」とアドバイスしていました。 第27回伊澤修二記念音楽祭は26日(土)に開かれます。 一部は午前9時20分から高遠町文化体育館で、二部は午後2時30分から伊那文化会館で開かれ、高遠小学校は一部に出演します。
-
伊那養護学校 どんぐりまつり
伊那市の伊那養護学校の文化祭「どんぐりまつり」が18日と19日に開かれました。 19日には一般公開が行われました。 どんぐりまつりは、地域の人たちと交流し、学習の成果を見てもらおうと開かれています。 ホールでは高等部の生徒が作業学習で製作した手芸品や陶芸作品を販売していました。 体育館では市内の飲食店300店舗で作る伊那飲食店組合が輪投げブースを出店しました。 伊那飲食店組合では毎年来場者に楽しんでもらおうとどんぐりまつりに出店しています。 中庭では高等部アウトドア班による豚汁販売などもあり、訪れた人でにぎわっていました。
-
イルミフェスで雅楽演奏
イルミネーションフェスティバルが行われている南箕輪村大芝高原で20日、伊那雅楽会による演奏会が開かれました。 雅楽の演奏はイルミネーションの幻想的な雰囲気の中で雅楽を演奏したいとの思いから上伊那の神職らでつくる伊那雅楽会が行っているもので今年で4年目です。 雅楽は主に宮中や社寺で奏でられていたもので中国から伝わり日本古来の音楽と融合してできた音楽とされています。 10世紀頃には雅楽の形態が成立したということで世界最古のオーケストラといわれています。 伊那雅楽会は結成33年目で神社の祭礼のほか介護施設への慰問など様々な場所で演奏活動を行っています。 伊那雅楽会では「上伊那の風物詩として定着したイルミネーションフェスティバルを演奏で応援していきたい。」と話していました。 雨が降る中の演奏でしたが、大芝高原には平安の時代を思わせる伝統音楽の音色が響いていました。
-
上農祭 クラス展や農作物販売
上伊那農業高校の文化祭、上農祭が20日、一般公開され地域住民など多くの人が訪れました。 94回目となる上農祭では模擬店やクラス展示のほか、実習で育てた農作物などの販売が行われました。 このうち生産環境科作物班は雑穀アマランサスやモチキビが入った伊那雑穀カレーを販売し人気を呼んでいました。 伊那雑穀カレーは栄養価が高いとされる雑穀を普及させる活動を行っている生徒らが開発に携わりました。 他に生徒が作った自動雑穀選別機もお披露目されました。 この機械はアマランサス収穫の際に混ざってしまう殻やごみを取り除き実だけを残すものです。 ふるいはアマランサスの実よりやや小さい1ミリほどの穴があいていてそこに実だけが残る仕組みになっています。 上農祭ではほかに生徒が作った農産物の販売も行われ訪れた人たちが買い求めていました。 一般公開には保護者や地域住民が足を運び学習の成果や学校での生活の一端に触れていました。
-
地蜂の巣コンテスト 優勝 5.8㎏
地蜂の巣の重さを競うコンテストが20日、伊那市で開かれました。 4月の霜や夏の猛暑などの影響が心配されましたが、今年優勝は、5.8㎏と例年並みの大きさとなっています。 午前8時半、会場のみはらしファームには次々と巣が持ち込まれ煙幕を使って気絶させた蜂を取り除く作業が行われていまいた。 コンテストは、伊那市地蜂愛好会が毎年開いているもので、上伊那を中心に県内各地の29人が自慢の巣37個を出品しました。 愛好家らは、初夏に山で蜂追いをして巣を採取します。しかし、今年は、4月の霜の影響や夏の猛暑もあり、上伊那で地蜂を見つける事ができず、多くの愛好家が愛知や岐阜などに行き、巣を採ってきたという事です。 審査の結果、下諏訪町の藤森政美さんの出品した巣が5.8㎏で優勝しました。去年の優勝は3.5㎏でしたが今年は例年並みの5キロ台の大きさとなっています。 コンテストに出品された巣の一部は、1㎏あたり約8千円で売りに出され訪れた人は、お目当ての物を見つけ買い求めていました。 地蜂愛好会の田中耕一会長は、「上伊那の自然を守りながら、蜂文化を後世に伝えていきたい」と話していました。
-
箕輪中吹奏楽部 ファイナルコンサート
箕輪中学校吹奏楽部の3年生の最後の舞台となるファイナルコンサートが20日、箕輪町文化センターで開かれました。 このコンサートは3年生の引退に合わせ、最後にもう一度全員で演奏しようと企画され、今年で3回目です。 この日は、コンクールでの課題局など16曲が披露されました。 顧問の金子正洋教諭は「3年生は部活での経験を活かし、人との繋がりを大切にしてほしい」と話していました。
-
特別展 松島王墓を考える
箕輪町にある上伊那唯一の前方後円墳「松島王墓古墳」に関する特別展が19日から、箕輪町郷土博物館で始まりました。 特別展は、町郷土博物館の開館40周年を記念して開かれました。 松島王墓古墳は、箕輪町松島にある前方後円墳です。 県の史跡となっていることから手がつけられないため、これまで本格的な調査が行われておらず詳しいことが分かっていません。 今回は、古墳の形状、地域の伝承、出土した埴輪、周辺地域にある遺跡との関連の4つの視点から松島王墓古墳の謎に迫ります。 開館40周年記念特別展は、来月17日日曜日まで、町郷土博物館で開かれていて、入場は無料です。 期間中は、記念講演会や町内の古墳を見て歩くイベントなどが計画されています。
-
第4回日本画院高遠展-今に生きる日本画の心-
関東を中心とした日本画の作家でつくる日本画院の作品展「今に生きる日本画の心」が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 日本画院は、関東のほか長野県、山梨県などを中心に全国の日本画の作家、約200人が所属しています。 信州高遠美術館で作品展を開くのは今回が4回目で、身近な風景や植物などを題材にした68点が展示されています。 日本画院では、伝統的な日本画の画材、岩絵の具を使いながら、西洋の技術を取り入れているということで、洋画のようなタッチの作品も数多く展示されています。 日本画院では、「伝統的な日本画に西洋の新しい技術をとりいれたモダンな作品を楽しんでもらいたい」と話しています。 第4回日本画院高遠展-今に生きる日本画の心-は11月24日まで信州高遠美術館で開かれています。
-
箕輪町学校給食アイディア料理コンテストの審査会
箕輪町が小中学生を対象に応募している学校給食アイディア料理コンテストの審査が、9日に行われました。 コンテストには、小学6年生と中学生から272点の応募があり、各学校の代表者、6人のレシピが選ばれました。 9日夜は、入賞者が、自分の料理をPRし、審査が行われました。 箕輪中部小学校の上條雪奈さんは、「栄養たっぷりの学校給食」 箕輪北小の今井 歌乃さんは、「秋の野菜でお腹は満腹献立」 箕輪東小の漆戸 愛理さんは、「秋野菜たっぷり献立」 箕輪西小の柴 尚玖くんは、「野菜いっぱい赤そば風給食」 箕輪南小学校の神戸 優月さんは「私のおすすめメニュー献立」 箕輪中学校2年の尾坂 樺月さんは「秋野菜のおいしい給食」です。 それぞれの給食を審査員が試食し、季節感・味・彩りなどを採点していました。 審査の結果、箕輪西小の柴 尚玖君のレシピが最優秀賞に選ばれました。 最終審査まで残った優秀献立は、それぞれの学校で給食のメニューにされる予定です。
-
JAXA黒川怜樹さん夢についての講演会
独立行政法人宇宙航空研究開発機構JAXA広報部、黒川怜樹さんの講演会が11日、伊那市の西春近北小学校で開かれました。 記念講演は、今年度、西春近北小学校の創立140周年を記念して、同窓会やPTAなどにより開かれたものです。 黒川さんは、宇宙飛行士の毛利衛さんが宇宙で相撲をとっている実験映像を使って、無重力だと力が逃げてしまうことを説明していました。 また、宇宙服の値段が一着10億円で、重さが120キロと説明すると、児童たちは驚いていました。 黒川さんは、「夢をあきらめないで欲しい、周りの人たちも安易に無理だなどと言わず、応援してあげてください」と話していました。 西春近北小学校の140周年記念式典は11月2日(土)に開かれることになっています。
-
園児と祖父母がコロッケ作り
伊那市東春近にあるNPO法人山の遊び舎はらぺこで8日、園児が祖父母と一緒にコロッケ作りをしました。 8日は園児と祖父母あわせておよそ50人が参加しコロッケ定食を作りました。 コロッケは園児が畑で収穫したジャガイモとゴボウなどが入ったジャガイモコロッケ。 祖父母の手を借りながら、包丁でゴボウと玉ねぎ、人参をみじん切りにしていました。 ジャガイモが茹で上がると、熱そうに皮を剥いていました。 できたコロッケは園児が収穫した新米と一緒にテーブルに並び、祖父母と味わいました。 保育士の小林成親さんは「園児が作った物を祖父母と一緒に味わうことができて良かった」と話していました。
-
いなっせ10周年 いな少年少女合唱団フレンドコンサート
いなっせ開館10周年記念企画として、いな少年少女合唱団と横浜の赤い靴ジュニアコーラスのフレンドコンサートが13日、伊那市のいなっせで開かれました。 いな少年少女合唱団は今年8月、地方都市では初めてとなる、第18回「花とライオン児童合唱音楽賞」を受賞しました。 この賞は全国の児童合唱団を支援している団体が毎年選考していて、優秀な歌唱力と長年に渡る音楽活動を行った団体に贈られているものです。 この日は両団体あわせて30曲を歌いました。 いな少年少女合唱団は受賞後初のコンサートという事で、ロビーには受賞の盾と賞状が飾られ、訪れた人達にお披露目していました。 両団体は、伊那市の名誉市民でもあり、赤い靴ジュニアコーラスの指導者でもある故髙木東六さんが縁で3年前からコンサートなどで交流を行ってきました。 赤い靴ジュニアコーラスは1997年に第2回「花とライオン児童合唱音楽賞」を受賞しています。 会長の北沢理光さんは、「お互いに良き友として、良きライバルとして長い付き合いを続けたい」と話していました。