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東部中・長谷中 おやき作りで交流
伊那市の東部中学校と長谷中学校の1年生は13日、長谷で採れた野沢菜を使っておやきを作りました。 この日は、長谷中学校の1年生14人が東部中学校を訪れました。 東部中の1年1組と長谷中の1年生は今年度、総合的な学習の時間に、スカイプの交流など合同授業を行ってきました。 この日は1年間のまとめとして、長谷で採れた野沢菜を使い、おやき作りをしました。 野沢菜は11月に収穫して、両校でそれぞれ漬けました。 おやきには、長谷中で漬けて煮たものを使い、長谷地域の住民に作り方を教わりながら作りました。 東部中が漬けた野沢菜は、班ごとに考えたメニューに使いました。 総合的な学習の時間での交流は今回で最後となりますが、今後も授業を通して交流を深めていきたいということです。
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伊那市西町の旧井澤家住宅 雛人形の展示会
伊那市西町の旧井澤家住宅で江戸時代から現代まで様々な雛人形の展示会が開かれています。 昭和初期の御殿雛や市内の住民が手作りした吊るし雛など約180点が展示されています。 19日は近くの竜南保育園の園児が見学に訪れました。 旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会では、毎年この時期に桃の節句にちなんだ雛人形展を開いていて今年で13回目になります。 会員から借りてきたものや井澤家住宅で所蔵しているものなど様々な雛人形を見る事ができます。 一番古いものは江戸時代の押絵雛で新しいものは平成の七段飾り雛です。 考える会では「子どもから大人まで、趣のある場所で珍しい雛人形を楽しんでもらいたい」と話していました。 3月2日と3日には会場内の和室で甘酒の振る舞いが行われるほか、4日には今年で最後となる雅楽の演奏会が開かれます。 入館料は一般200円で、上伊那の高校生と、中学生以下は無料となっています。 旧井澤家住宅の雛人形展は3月4日まで開かれています。
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伊那小学校6年孝組 卒業前に「竹かご展示会」
総合的な学習の時間に竹細工について学んできた伊那市の伊那小学校6年孝組の児童は卒業を前にこれまでの活動のまとめとなる作品展を伊那図書館で開いています。 孝組の児童38人がこの1年で作った竹かごの中から一人1点ずつ展示しています。 材料には駒ヶ根市で採った真竹や美篶地区で採ったすず竹が使われています。 孝組では「それぞれ思いを込めて作ったので小学校での学習の成果を見てほしい」と話していました。 孝組の竹かご展示会は25日まで伊那図書館で開かれています。
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伊那北1.11倍 弥生1.12倍
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劇団「歩」来月3年ぶりに地元で定期公演
箕輪町文化センター付属劇団歩の定期公演が3月10日と11日に行われます。 22日は公演に向けた稽古が伊那市のまつり工房で行われました。 劇団歩が地元で定期公演を行うのは3年ぶりです。 公演では伊那市を拠点に活動する太鼓グループ「大太坊」のメンバーなども出演します。 演目は「いとしいとしのぶーたれ乞食」という作品です。 伊勢神宮への参拝が「おかげまいり」と呼ばれていた時代。 その「おかげまいり」に憧れる老夫婦と参拝に出かける人たちとの出会いにより繰り広げられる人間模様を描いた作品です。 舞台演出の飯島たかしさんは「あらゆるものに執着する人と捨てようとする人の姿を見て何かを感じてもらいたい。」と話していました。 劇団歩の定期公演は3月10日午後7時30分、11日午前11時、午後3時の3回、箕輪町文化センターで行われ入場料は大人2,000円、高校生以下1,000円となっています。
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伊那中学校2年3組 中心市街地の空き店舗を清掃
伊那市の伊那中学校2年3組は写真展の会場にする市街地の空き店舗の清掃作業を、21日に行いました。 2年3組の生徒25人が床や壁の拭き掃除などを行いました。 写真展の会場となるのは荒井の空き店舗で去年5月まで衣料品店シマダヤがあったビルです。 2年3組では去年4月から地域活性化の取り組みを行っていて、これまで伊那市の魅力をみつける街歩きや市街地にイルミネーションを飾る取り組みなどを行ってきました。 3月に予定している写真展では1年生が撮影した市内の風景写真112点を展示する予定です。地域の学習に取り組んでいる上伊那の学校が参加して1月に飯島町で開かれた発表会で作品を展示し好評だったことから、地元の人たちにも見てもらおうと企画しました。 上伊那の経済団体や行政などでつくる郷土愛プロジェクトが仲介役となり会場をみつけたという事です。 ビル内に事務所がある(株)島田屋の竹村恵利子社長は「店が閉まってから立ち寄る場所がなくてさみしいとの声があったので、再び人が集まる場所になるのはうれしいです」と話していました。 伊那中学校では、春の高校伊那駅伝が開かれる3月18日に向けて写真展を計画しています。
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伊那広域シルバー人材センター 会員の作品展
伊那広域シルバー人材センターの会員による作品展が伊那市西町のワークプラザで開かれています。 会場には写真や陶芸、書など42人の作品170点が展示されています。 伊那広域シルバー人材センターは伊那市から辰野町まで60歳以上の高齢者630人が会員となっていて仕事を通して社会に参加しています。 センターでは「様々な作品を見る事で、年齢に関わらず何かを始めるきっかけになったらうれしいです」と話していました。 この作品展は2月22日木曜日まで開かれています。
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中尾歌舞伎活動再開 4月に公演
去年2月から活動を休止していた、伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、15日、記者会見を開き、4月に定期公演を行い、活動を再開させたいとの考えを明らかにしました。 西村篝代表らが記者会見を開き、活動を再開することを発表しました。 4月29日の公演では、中尾歌舞伎の得意とする演目「御所桜堀川夜討弁慶上使の段」を上演します。 夫婦や親子の情愛を描いた作品です。 また初の試みとして、前座で、長谷小学校の児童による孝行猿の演劇も上演されます。 中尾歌舞伎保存会は、昭和61年に地域の若者が復活させ、30年間活動してきました。 伊那市の無形民俗文化財にも指定されています。 しかし去年2月に、会員数の減少や後継者不足などにより保存会の継続が困難だとして、当面の間、活動を休止すると発表しました。 活動の再開を望む声が多くあったということで、活動を再開することを決めました。 これまでは、年2回の定期公演を行ってきましたが、体制が整うまでは、春のみの年1回の公演とし、保存会組織は、中尾や長谷地区ではなく、伊那市全域の広い範囲で構成していくとしています。 また、今後は、役者部門と支援・バックアップ部門を切り離した組織体制を構築していきたいとしています。
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公立高校前期選抜 県内4,229人に春
県内の公立高校前期選抜試験の合格発表がき15日に行われ合格した4,229人の受験生に一足早く春が訪れました。 前期選抜試験は、7日に実施されました。 上伊那の公立高校では594人が受験し404人が合格しています。 後期選抜試験は3月7日に行われ、合格発表は16日の予定です。
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高遠高校 地域体験型学習の活動発表会
伊那市高遠町の高遠高校で行われている、地域体験型学習の活動発表会が8日に行われました。 高遠高校では、学校を核に教育機関や行政機関、文化施設などと連携して実習を行う「高遠学園構想」の取り組みを進めています。 この日は、その取り組みを知ってもらおうと学校評議員などを招き、初めて学習活動発表会を開きました。 情報ビジネスコースの生徒は、去年の秋に行われた高遠城址公園紅葉祭りのアンケート調査の結果を発表しました。 祭り期間中に訪れた197人を対象に、訪れたきっかけや高遠の印象などを聞いたということです。 生徒は「観光パンフレットを配ったり周辺の情報提供をすることが、また訪れてもらえるきっかけに繋がると思う。」と話していました。 高遠高校では、高遠学園構想の取り組みを市内全域に広げていきたいとしています。
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弥生器楽クラブ定期演奏会
伊那弥生ケ丘高校器楽クラブの第10回定期演奏会が11日伊那市のいなっせで開かれ、めりはりの効いたやわらかくあたたかな音色が会場に響きました。 弥生の器楽クラブは、ギターマンドリン音楽を演奏するクラブで、昭和37年創部。55年の歴史があります。 11日は、1・2年生27人が、映画音楽やポップス、アニメソングを交えながら日頃の練習の成果を披露しました。 去年11月の県大会では、県知事賞を受賞し、7月の全国大会に出場するほか、8月の全国高校総合文化祭にも県代表として参加するなど全国レベルのクラブです。 この日は、OB・OGを交えての演奏も含め16曲を披露しました。
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伊那市の西箕輪小学童クラブ 移転改築工事が完了
去年9月から進められてきた伊那市の西箕輪小学校学童クラブの移転改築工事がこのほど完了し開所式が7日に行われました。 新しい西箕輪小学校学童クラブは隣接する西箕輪中学校東側に建てられました。 以前校長の住宅として使っていた建物を改築したもので、木造平屋建て延べ床面積は180平方メートル総事業費は3,900万円です。 腰板には伊那市産のアカマツが利用されています。 きょうは、伊那市教育委員会など関係者が出席し開所式が行われました。 西箕輪小学校の竹松寿寛校長は「この地区に住む子供たちを大切に育てる環境が整ったことに感謝したい」と話していました。 学童クラブでは共働きなどで放課後、家庭に保護者がいない児童を預かります。西箕輪小学校では1年生から5年生の52人が対象となっていて、新しい施設は2月5日から利用が始まっています。
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南箕輪村の大泉まんどの会 「子供の会」が発足
お盆の伝統行事「振りまんど」を伝えていこうと活動している南箕輪村の大泉まんどの会は、子ども達が自主的に活動できるようにと小学生でつくる会を立ち上げました。 10日に発足式が行われ多数決で会の名称を「子供の会」に決めました。 会長は南箕輪小学校5年生の増澤俊太郎君が、副会長は同じく南箕輪小学校4年生の原和花さんが務めます。 大泉では伝統の振りまんどを後世に伝えようと住民有志でつくる「大泉まんどの会」が主体となって活動しています。 昭和10年代頃までは、地域の子供たちが主体となって振りまんどの行事を行っていたという事で、自主的な活動をする機会をつくろうと小学生を対象とした会を立ち上げる事にしました。 この日はこのほか休耕田で振りまんど用に育てている大麦の麦踏み作業を行いました。霜で浮き上がった麦を土へ戻す作業です。 去年10月に種をまき、収穫は6月を予定しています。 大泉には106人の小学生がいますが、現在子供の会の会員は9人です。まんどの会の唐澤俊男会長は「会員を増やしながら、いずれは自分たちで麦の栽培計画を立て、行事を企画していけるようになってほしい」と話していました。
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伊那西高校 1年間の成果を披露「芸術フェスティバル」
伊那市の伊那西高校の文化系クラブがこの1年で制作した作品を披露する芸術フェスティバルが、かんてんぱぱホールで10日から始まりました。 会場には、美術クラブ、書道クラブ、折り紙・工芸クラブ、写真クラブ、家庭科クラブのほか、保育の授業で制作した作品、合せて190点が展示されています。 茶華道クラブは訪れた人にお点前を披露しました。 伊那西高校の芸術フェスティバルは1年間の活動の成果を地域の人たちに発表する場として毎年開かれていて今年で11回目になります。 写真クラブ2年生の蟹澤悠月さんは、去年宮城県で開かれた全国高等学校総合文化祭で最優秀賞の文化庁長官賞を受賞した作品を展示しています。 生徒たちは来年の活動に活かすため、訪れた人たちの感想を大切にしているという事です。 伊那西高校の芸術フェスティバルは伊那市のかんてんぱぱホールで13日(火)まで開かれています。
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高遠だるま市 人形飾りを園児が見学
伊那市高遠町の商店街には11日のだるま市に訪れた人たちを出迎える人形飾りが並べられています。 9日は高遠町内の園児が人形飾りを見学しました。 人形飾りはだるま市に訪れた人たちに楽しんでもらおうと作られたものです。 今年は7団体が人形飾りを展示していて高遠保育園では、だるまを作りました。 高遠第2第3保育園は木にまつぼっくりなどをつけて人の顔を作りました。 いろは堂薬局は、ドラえもんを作りました。 アルプス中央信用金庫と八十二銀行はスターウォーズにちなんだ作品です。 春日医院は戌年にちなんだ作品となっています。 グループホーム桜は高遠の四季を貼り絵で表現しました。 伊那市職員だるま市を盛り上げる有志の会は去年開催されたドローンフェス・イン・イナバレーにちなんだ作品となっています。 だるま市は11日に高遠町の鉾持神社参道を中心に行われます。
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上伊那岳風会伊那地区 初吟会
上伊那の詩吟愛好家でつくる上伊那岳風会伊那地区の初吟会が4日、伊那市のJA上伊那本所で行われました。 上伊那岳風会は、伊那市・駒ヶ根市・箕輪町に支部があり、この日は伊那地区の今年最初の吟会が行われました。 伊那地区には16の教室があり、小学校5年生から87歳まで、およそ70人が会員となっています。 この日は全員が1人ずつ吟じる「独吟」という形式で発表しました。 高校生は、去年12月に須坂市で行われた、第42回全国高等学校総合文化祭のプレ大会で披露した合吟と剣舞を行いました。 上伊那岳風会伊那地区では「緊張感がある中で良い声が出ていてよかった。今後も活動を続けていくために、若い世代の育成にも力を入れていきたい。」と話していました。
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長谷中学校 内藤とうがらしの活動で最高賞を受賞
伊那市長谷の長谷中学校は、自然体験活動のアイデアを全国の小中学校から募集する、第16回トム・ソーヤースクール企画コンテストで、最高賞を受賞しました。 7日は、3年生の生徒や田中祐貴教諭らが市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。 トム・ソーヤースクール企画コンテストは、ユニークな自然体験活動のアイデアを全国の小中学校から募集するもので、今回で16回目です。 長谷中学校は、地元で採れる伝統野菜「内藤とうがらし」を使った地域の活性化に取り組みました。 3年生の生徒を中心に内藤とうがらしを栽培し、乾燥させて一味唐辛子やラー油を作りました。 過疎化する地域の活性化に貢献した点などが評価され、今回最高賞にあたる文部科学大臣賞に選ばれました。 賞金の100万円は、唐辛子の製粉機や鍋などの購入費に充てたということです。
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高校入試前期選抜
高校入試の前期選抜試験が7日、県内一斉に行われました。 午前8時頃、上伊那農業高校では受験生が続々と会場に向かっていました。 上伊那の公立高校では、伊那弥生ヶ丘高校を除いた7校で前期選抜試験が行われました。 上農高校では4つの学科合わせて128人が志願していて、倍率は1.6倍となっています。 県内全体では6,889人が志願しています。 長野県教育委員会によりますと、入試にかかわるトラブルはなかったということです。 前期選抜の合格発表は15日の予定です。
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伊那市高遠町の旧馬島家住宅 雛人形の飾りつけ
伊那市高遠町の旧馬島家住宅で、雛人形の飾りつけが7日に行われました。 高遠町内の女性でつくる「高遠をこよなく愛する会」のメンバーが200体ほどの雛人形を飾り付けました。 以前は3月に飾り付けを行っていましたが、だるま市に訪れた人にも見てもらおうと去年から2月に行っています。 会場では様々な時代のものを一堂に見る事ができます。 一番古いものは300年前、江戸時代中期の享保雛です。享保の改革で倹約を推し進めていた幕府により、大型の雛人形の製作や売買が禁止されていた時代に作られました。 このほか、江戸時代後期に作られた押絵雛のほか、明治、大正から現代のものが展示されています。 愛する会のメンバーは「趣のある雰囲気の中で様々な人形を楽しんでほしい」と話していました。 雛人形の展示は、あすから高遠城址公園の花見シーズンが終わる頃の4月24日まで行われます。 また3月10日には、抹茶の提供や着物の着付けを無料で行うイベントを開催する予定です。
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西春近北小 2分の1成人式で節目の歳を祝う
成人の半分、10歳を記念した「2分の1成人式」が5日、伊那市の西春近北小学校で行われ、4年生が将来の夢を発表しました。 この日は、4年欅(けやき)組の児童26人が、将来の夢やこれまでの歩み、両親への感謝を発表しました。 ある男子児童は「お父さんのうなぎを焼くのを見て格好良いと思ったので店を継ぎたい」、ある女子児童は「料理を作った時にみんなが喜んで食べてくれて嬉しかったのでパティシエになりたい」と発表していました。 西春近北小学校では、感謝の気持ちや自分の成長を10歳の節目に感じてもらおうと、平成21年から毎年、2分の1成人式を行っています。 4年生は和太鼓の演奏も披露しました。 大日野昭美(おおひのあきみ)校長は「家族や地域の人たちが優しく、時には厳しく接してくれるから学校に来ることができています。改めて感謝をしましょう」と話していました。
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伝統の高遠だるま市 人形飾り・オリジナルだるまで盛り上げ
11日に行われる、伊那市高遠町の恒例行事「高遠だるま市」を盛り上げようと、人形飾りの準備や、オリジナルのだるまの販売が行われています。 高遠町総合支所では連日、市役所の職員でつくる「だるま市を盛り上げる有志の会」が人形飾りづくりをしています。 伊那市で活用が進むドローンをもっと多くの人に知ってもらおうと、ドローンに乗ったゲームキャラクターを製作しています。 展示を直前に控え作業は大詰めを迎えていて、5日夜は発泡スチロールでつくった部品を組み立てていました。 人形飾りは、だるま市に訪れた観光客を商店街に呼び込もうと、100年以上前から続いていると言われています。 高遠町内の商店や実業団など多い時には20団体近くが出展していましたが、手間がかかることなどから出展団体は徐々に少なくなり、現在は7団体となっています。 職員有志の会は、人形飾りの伝統を残していこうと15年ほど前に発足し、飾り作りを始めました。 有志の会の山下隆さんは「人形飾りを見て喜んでもらって、少しでもだるま市を盛り上げられたらうれしいです」と話していました。 飾りは7日から総合支所の駐車場で見ることができるということです。
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東みのわ保育園サッカー教室
箕輪町の東みのわ保育園サッカー教室が、6日ながたドームで開かれました。 東みのわ保育園の年長と年中の園児およそ30人がサッカーを楽しみました。 指導したのは、町内のサッカーチームの指導者で作る一般社団法人箕輪町サッカー協会の会員です。 協会では、町内の保育園でサッカー教室を開いていて、東みのわ保育園では今年度4回目です。 園児たちは、ドリブルに挑戦したり、ミニゲームを楽しんでいました。
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これからの図書館 「集い」と「地域学習」
箕輪町図書館の開館40周年記念の講演会が4日町文化センターで開かれ、長野県立歴史館の笹本正治館長が「図書館が担う知の地域づくり」をテーマに話をしました。 講師の笹本さんは元信州大学副学長で平成28年度からは長野県立歴史館の館長を務めています。 講演会は、箕輪町図書館の開館40周年を記念し、これからの図書館に求められる役割やサービスについて考えるきっかけにしようと開かれました。 笹本さんは「今の図書館にはだれもが訪れやすい空間や、調査や学習をさらに支援する体制が求められている」と話していました。 また、図書館の充実を図る事で「住民が地元の文化や歴史について知識を深めるきっかけとなり、それが地域づくりに繋がる」と話していました。
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伊那西小学校6年生 地域住民と「伊那西冬祭り」
伊那西小学校の6年生は地元の保育園が休園となっている伊那西地区を盛り上げようと地域住民を学校に招いて「伊那西冬祭り」を3日に行いました。 魚釣りや射的、輪投げなど子ども達が考えた5種類のゲームを訪れた住民らが楽しみました。 伊那西小学校の6年生17人が、去年12月から準備を進めてきました。 6年生は、伊那西部保育園が休園となる前の最後の卒園生です。 去年4月から保育園の活用について考えたり、地域をもりあげようと伊那西地区の魅力をみつける活動などを行ってきました。 秋に保育園を使って祭りを行い好評だったという事で、小学校卒業を前に活動のまとめとして最後の冬祭りを企画しました。 この日の祭りには、地域住民や保護者など約70人が訪れたという事です。
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公立高校前期選抜試験 志願者数発表
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西部地区活性化へ 伊那西小6年生が冬祭りを開催
伊那西小学校の6年生17人は、地域の保育園が定数に足りず休園となっていることから、伊那市西部地区を盛り上げようと2月3日、伊那西小冬祭りを開催します。 30日は、児童が準備とリハーサルを行いました。 当日は、子ども達がつくった射的や釣り、缶積み、輪投げなどのゲームで、集まった人たちと楽しい時間を過ごす計画です。 6年生は、現在休園中の伊那西部保育園の最後の卒園児です。 授業で保育園に関する新聞記事を読み、自分たちも何かできないかと、去年4月から保育園の活用について考えたり、掃除をするなど取り組みを始めました。 9月には保育園を使って伊那西小秋祭りを開催し、90人近くの地域住民を集めました。 このことから、卒業を前に、小学校に新しくつくられた地域の集いの場「多目的室」を使って冬祭りを行うことを決めました。 ある男子児童は「僕たちが通っていた保育園が休園になっているということを聞き、まだ建物はあるから何かできないかとみんなで考えてイベントを企画しました。好評だったので今回も計画しました」と話していました。またある女子児童は「地域に人が集まって、保育園や小学校にも人が増えてくれればうれしい」と話していました。 伊那市は、来年度から伊那西小学校を地域の特性を活かし、市内全域から入学、または転学することができる小規模特認校に指定することを決めています。 現在入学・転学の希望者を募っていて、伊那市によりますと、検討している家庭が数件あるということです。 二木栄次校長は「子ども達の伊那西地区への愛情を感じるし、伊那西地区の未来にもつながる活動だと思う」と話していました。 冬まつりは今週末、2月3日土曜日の午前10時から伊那西小多目的室で開催されます。
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旧満州の孤児焦点に講演会
終戦後、旧満州に取り残された満蒙開拓団の孤児達を引き取った中国養父母に焦点をあてた講演会が30日、伊那市役所で開かれました。 満蒙開拓平和祈念館の副館長で中国の養父母支援団体と繋がりがある寺沢秀文さんが講演しました。 寺沢さんは「終戦直後、ソ連軍から責められていた日本人は、子どもが泣くと居場所がわかってしまうため、山の中に置いてきたり、現地の人達に預けてその場を去ってしまった」と当時の状況について説明しました。 また、寺沢さんは中国のある養母から聞いた体験談について「日本人憲兵にお腹を蹴られ流産した中国の女性が日本人から子どもを預けられ育てたという話を聞いた。日本人がこの現状を知らなくてはいけない」と話していました。 講演会は、長野県日中友好協会が市役所で開いている展示に合わせて開いたもので、会場にはおよそ50人が集まりました。
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まちなかJapan+演奏会
東京を中心に活動する若手邦楽演奏家のグループ「まちなかJapan」の初めての地方演奏会が、28日、伊那市のいなっせで開かれました。 まちなかJapanは、舞台から飛び出して不特定多数の人たちに邦楽に親しんでもらおうと活動している若手グループです。 今回は、地元の邦楽演奏家も加わり、まちなかJapan(じゃぱん)+(ぷらす)として演奏会を開きました。 正派副家元の中島 一子さんは、「伊那と新宿は友好都市であり、その絆を深めながら東京オリンピックにむけて盛り上げていきたい」と話していました。
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上伊那教育会郷土研究部 1年間の研究成果を発表
上伊那教育会の郷土研究部が行っている地域の自然や歴史の研究成果について報告する年に1度の研究発表会が伊那市のいなっせで27日に開かれました。 自然の部と人文の部にわかれ、この1年の研究の成果を発表しました。 このうち箕輪西小学校の宮澤良友教諭は、郷土研究部の野鳥班が20年間毎月1回行ってきた、天竜川でのサギとカモの出現状況について発表しました。 調査の結果、2003年以降毎年観察されるダイサギは2014年以降繁殖が確認され、今後も個体数を増やしていくのではないかという事です。 またカモ類では、川に潜って魚を食べる潜水性の種類が増加傾向にあり「天竜川の魚類への影響が心配される」と話していました。 上伊那教育会では、上伊那誌自然篇の改訂増補版の刊行を予定しています。 この日発表された内容も盛り込まれるほか、本に掲載しきれなかった詳しい資料はウェブ版としてデータ配信する計画です。 改訂増補版は6月末までに上伊那の小中学校や高校、図書館などに無料で配布され、希望者には有料でも配布されます。1冊4,500円で、2月末まで伊那市創造館内の郷土研究室で申し込みを受け付けています。
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第9回 南信一水会展
南信の一水会の出品者の作品が集う第9回南信一水会展が、伊那市のかんてんぱぱホールで25日から始まりました。 会場には、15人が出品した作品が並んでいます。100号の大作は26点あります。 一水会は、昭和12年に東京で始まった展覧会で、南信一水会はその南信の出品者で組織しています。 去年までは上伊那を中心とする一水十日会として活動していましたが、南信地域で統合し今回、展示会を開きました。 大作は去年9月の展覧会に出品したものと、今年出品するものの2点を展示している人も多くいます。 去年のものは完成していますが、今年のものは制作途中です。 関係者は、「絵の好きな人から感想を聞くと、制作のヒントになるので見た感想を聞かせてほしい」と話していました。 また、チャリティコーナーも設けられています。 実費を除いて日本赤十字社に寄付するもので会場には、赤十字から感謝を込めて贈られた盾もあります。 南信一水会の展示会は、2月7日まで伊那市のかんてぱぱホールで開かれています。