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伊那西スケート場 一般開放はじまる
伊那市横山の伊那西スケート場が17日、一般開放された。暖冬の影響で南側の一部のみの開放となったが、早朝から地元住民や近くの小学生ら約100人が利用。初滑りを待ち望んでいた人の表情も笑顔であふれた。営業は2月11日まで。
約10センチの厚さの氷が張った南側のリンクで、市内の小学生を対象とした「ちびっこスケート教室」などは実施していたが一般開放は見合わせていた。しかし、市民からの要望もあり、同部分のみを開放。前年度と比べ4日遅いシーズン入りとなった。
市教育委員会ではこの日、市民体育祭スケート競技を予定していた19日に開くことを決定。一周約200メートルの南側の特設リンクを使い、大会には約50人が出場する予定だ。
スケート場の開場は午前7時縲恣ッ10時、午後6時縲恣ッ9時の一日2回。今季は一部開放のため入場料は無料。問い合わせは、伊那西スケート場(TEL78・7597)へ。
一般開放された伊那西スケート場 -
第4回いいずら杯小学生ドッジボール大会
第4回いいずら杯小学生ドッジボール大会(県ドッジボール協会南信支部主催)は13日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館で行った。上伊那中心の22チーム、約350人の児童が出場した熱戦を「南小ハトポッポ」(南箕輪)が制した。
大会は小学3年生以上の児童が対象となった。6ブロックごとの総当り戦を勝ち上がった、各ブロック上位2チーム計12チームが3ブロックに分かれてトーナメントを展開。各ブロックの1位チームが集まり決勝リーグを組み、優勝チームを決めた。
ドッジボールで熱戦を展開する児童たち -
宮田少年剣道部初げいこ
宮田村の宮田少年剣道部(平澤武夫部長)は13日、新年の初げいこを村勤労者体育センターで開いた。小中学生18人の部員が厳しい寒さを忘れ、今年1年の気合も込めて竹刀を振るった。
凍るような床の上で、素振りや打ち込みに励んだ子どもたち。「面」「胴」と元気な掛け声が響き渡った。
同部には現在、小学生8人、中学生10人が所属している。
平澤部長は「一人ひとり目標を立て、中学生は段位に挑戦し、小学生は基本を身につけよう」とあいさつ。
部員を代表して中学1年の小田切広樹君が「振りや足さばきをもっと良くしたい」と新年の抱負を語った。
毎週土曜日が練習日。剣道に脈づく礼儀を重んじながら、心技体を磨く。 -
伊那市の東春近柔道教室 新柔道場開場式
伊那市の東春近公民館、東春近柔道教室は12日、同教室が本年から練習の拠点として使う新柔道場(旧東春近支所)の開場式を現地で開いた=写真。小中学生の所属生徒や保護者ら約40人が出席し、新たな決意を胸に柔道に励むことを誓った。
同教室は、東春近田原にあるJA上伊那東春近支所の倉庫を柔道場として使い、1987(昭和62)年から活動。しかし、同倉庫は老朽化が進んでいるため、同市の協力を得て、旧東春近支所事務室を柔道場として使えることになった。
神事の後、久保村清一公民館長が「地元で続けたいとの保護者の熱い想いが叶った。ここで心身ともに立派な子どもが育つことを期待する」とあいさつ。伊藤信一保護者会長は「寒くて、おっくうになる季節だが、子どもたちが練習に参加できるよう送り迎えなどの協力を」と呼びかけた。
決意表明では、教室の生徒代表として伊藤航平君が「素晴らしい柔道場ができてうれしい。これからも一生懸命練習して強くなりたいと思う」と意気込みを語った。 -
箕輪ミニバスケットボールクラブ北信越大会結果報告
箕輪町にある「箕輪ミニバスケットボールクラブ」は昨年12月22、23日に富山県で開かれた北信越ミニバスケットボール大会に出場。予選リーグで敗退した。8日、主将の唐沢恵介さん、副キャプテン田中壮汰さん、田中和樹さんらが同町役場を訪れ平沢豊満町長と小林通昭教育長に大会の結果を報告した。
唐沢さんは「残念ながら決勝には残れませんでしたが、他県のレベルの高さを目の当りにして、励みになりました。これからは全国大会を目指してがんばって練習して北信越大会で負けたところにも勝てるようにしたい」と報告した。
平沢町長は「大変良い経験をしたので、がんばってください」と激励した。
北信越大会は全12チームが4ブロックに分かれて予選リーグを行い、勝ち進んだ4チームが決勝トーナメントを戦った。箕輪ミニバスケットボールクラブは定塚ファイアーズ(富山県)、中条ミニバスケットボールスポーツ少年団(新潟)と予選リーグを行った。初戦の定塚との試合は39対36で箕輪が勝利したが、2試合目の中条戦では43対30で敗北。決勝トーナメントには箕輪、定塚両チームに勝利した中条が駒を進めた。
選手たちは「雰囲気にのまれてしまいあまりいいプレーができなかった」「みんな強いチームだった」と大会を振り返る。
26、27日には全国選抜長野県ミニバスケットボール大会が長野市で開かれる。昨年11月に行われたパナホーム東海杯長野県ミニバスケットボール選手権大会での上位8チームが出場し、全国大会への出場かけて覇を競い合う。同県大会で優勝した箕輪ミニバスケットボールクラブも出場。全国を目指す。 -
少林寺拳法宮田支部が初げいこ
宮田村の少林寺拳法宮田支部は8日夜、新年の初げいこを村武道館で行った。同支部は全国をはじめ各種大会で活躍するが、基本となる礼儀や態度から見つめようと、気持ち新たに心身を鍛錬した。
子どもたちを前に、指導する鈴木英仁さんは「しっかりとあいさつをして、自分のことは自分でできるように。仲間もいっぱい増やしましょう」とあいさつ。
さっそく畳の上で座禅を組み、一人ひとり今年の目標を決めた。
全国大会入賞メンバーが模範演武したほか、じっくりと柔軟体操して型の練習もした。 -
伊那市 親子スキー教室で親子シュプール描く
伊那市教育委員会は5日、同市西春近の中央道伊那スキーリゾートで、小学生と保護者を対象とした恒例のスキー教室を開いた。市内から8家族18人が参加し、積雪70センチのゲレンデで、雪の感触を味わいながら技術習得を目指した。
参加者は昨年と比べて3家族4人の増員。初心者から経験者までをレベルに応じ、2グループに分けて市体育協会スキー部員2人が一人ひとりをじっくりと指導した。初めてスキーを習った児童も、滑り方のコツをつかむと繰り返しシュプールを描いて楽しんだ。
小学校1年生の息子、出海(いずみ)君(7)の影響で受講した同市山寺の井上綾子さんは「スキーをするのは15年ぶりだったが子どもと一緒に滑ることができておもしろかった」。出海君も「楽しかった」と笑顔で話した。
板をハの字にして滑るプルークボーゲンを学ぶ参加した親子ら -
河原町リバースが恒例元旦マラソン
宮田村の少年野球チーム「河原町リバース」は1日早朝、恒例の元旦マラソンを行った。「今年も元気にプレーできますように」と願をかけながら、約30人のメンバーが元気に村内を駆け抜けた。
町三区公民館を発着点に南割区の姫宮神社まで数キロの道のり。
年末からの降雪で道が凍っている部分もあったが、気を付けながらゴールを目指した。
姫宮神社では初詣でもして、「粘り強く」の願いのもとにお雑煮も食べて活力をみなぎらせた。 -
【新年号】スピードスケート2冠 武井博史(上伊那農)
昨年の冬、スピードスケートの全国高校総合体育大会男子1500メートルで全国の頂点に立った。「優勝できるなんて思ってもいなかった」。ただ、自分のベストを尽した結果だった。今年の大会(1月21縲・4日・山梨県)は追われる身。連覇の重圧に打ち勝ち、自分の真価が問われる重要なレースに位置付ける。
「自分を高めるチャンスなのかもしれない。プレッシャーに負けているようではスポーツ選手として伸びない。敵は自分の中にいる」
全国中学校体育大会3位の実績を持つ3歳年上の姉の影響で、幼少のころから氷上で滑り始め、小学3年の冬、姉とともに、W杯日本代表・新谷志保美(竹村製作所)らを育てた新谷純夫監督(宮田村)の下で本格的にスピードスケートを学ぶ。身長は170センチと、けして大きくない。武器は、低い構えに特徴を持つ伸びのあるスケーティングと、遠心力をうまく使って加速するコーナワークの技術だ。
夢は世界で活躍する選手竏秩B「まだまだ満足することはできない。世界には自分より強い人が何百人もいるのだから。気持ちはいつでも大きくもっていないと。そうしなければ、頂点を目指すことはできないから」
約4カ月の短いシーズンに比べ夏場の準備期間は長く、厳しい陸上トレーニングでシーズン中の体力を養う。「夏にどれだけ頑張れたかで冬が決まる」のだが、今季は夏の海外遠征でトレーニング不足だった。シーズンインしても調子は上がらないでいたが、昨年12月の県高校総体の千メートルで「今シーズン一番のスタートダッシュ」を披露、最終コーナーでバランスを崩しライバルの一人、原(佐久長聖)に優勝を譲ったが復調の手応えを感じとった。
あとは上を目指すだけ。昨年5位だった千メートルと、連覇が懸かる1500メートルの2冠達成が今季の最大の目標だ。両種目で、ともに自己ベスト(千メートル1分13秒33、1500メートル1分53秒36=いずれも国外記録)を狙えるよう体調を整える。「去年の自分を超える滑りを、常に新しいものを自分でつかまなければいけないと考えている。気持ちはいつもチャレンジャーのつもりで」
昨年のインターハイ1500メートルは最終レースに出場。自分でも予期していなかったため、優勝が決まり、会場にコールされてもレース後の自分の疲れて乱れた息の音しか聞こえていなかったという。「今年はゴールした瞬間、ガッツポーズをしたい」
プレッシャーに打ち勝った、自分の成長を確かなものとして実感するためにも。 -
箕輪町
みのわバウンドテニス部硬式テニスに似た、だれでも気軽に楽しめる生涯スポーツ「バウンドテニス」。上伊那で唯一のクラブとして活動している。
テニスコートの6分の1の広さで、組み立て式ネット。ラインテープをはるだけでコートが出来る。ラケット、ボールは通常より小さめ。技法やルール、打球感、打球音などが硬式テニスによく似ている。親善交流大会や競技スポーツとしてのシングルスとダブルスの選手権大会もある。
20年前に各地区で広まり、箕輪町では公民館講座で当時の体育指導員が普及した。
88年4月、講座受講者の有志9人で部を立ち上げた。体育指導員に教わったり、部員が指導者講習を受けて仲間同士で教え合うほか、箕輪町出身で長野市在住の公認コーチ・増田久子さんからも指導を受け、技術を高めてきた。
しかし、部員の入れ替わりが激しく、見学に来る人はいても続けてくれる人がいない。4人だけで活動する時期が長く続いた。「だれかが休むと2、3人でやって。どうなるのかな、廃部になってしまうのかなと心配していた」が、今年2月、知人に声を掛けたことがきっかけで7人も入部。一気に活気づき、30歳代から70歳代の仲間で楽しんでいる。
練習は町の武道館で毎週水曜日の夜7時半から9時まで。約5分間ずつ交代で打ち合いをしたあと、シングルスとダブルスでプレーする。
「年齢や体力に応じてプレーできる。自分のペースでやればいいから楽しい」「時間が経つのはあっという間。運動量が多くていい。屋内なので年中通してできるのも魅力」という。
発足時から続けている日野和子さんは、「珍しい競技で、参加している皆が1年生だからいいと思って始めた。友達もできるし、いい運動になる。どうして皆やらないのかなと思う」と話す。
今年11月の長野県交流大会(下諏訪体育館)には7人が参加し、シニアのダブルスが準優勝、一般女子シングルスBクラス準優勝、同Cクラス優勝、一般ダブルス準優勝という好成績を収めた。
県内では多くのクラブが北信にあり、近隣では下諏訪町が盛ん。「長野県は全国大会で優勝してくるほど力がある。だから自分たちの地域でも盛んになってほしい。もっともっと伊那谷に広めていきたい」。熱い思いを抱いてプレーしている。(村上裕子) -
ビギナーズ体操大会で宮田小の3人が団体3位に
宮田村宮田小学校6年の小田切壇君、同5年の友野裕介君、宇佐美力哉君が、県内各地から選手が集まるビギナーズ体操大会(下諏訪町)小学校5、6年の部で団体3位に入賞した。
大会はNPO法人の主催で県体操協会なども協賛し、県内各地の園児から中学生が練習の成果を披露した。
宮田の3人は技を抜かしてしまうミスもあったが、伸びのびと演技。大会初入賞で「Y字バランスなども上手にできた」と笑顔がほころんだ。 -
伊那スキーリゾート 今季ナイター営業開始
伊那市西春近のスキー場「中央道伊那スキーリゾート」は22日夜、今季のナイター営業を開始した。初日は、ナイターを待ちに待った上伊那のスキーヤーやスノーボーダー約100人がスキー場を利用した。
現在の積雪は約45センチ。15日のオープン後、気温が下がった17、19、20日の3日間、人工降雪機を稼動し、ナイター営業を始めても安全なコースづくりに励んだ。ゲレンデでは、前年からナイター営業の時間を30分延長したため、「仕事終わりの地元客が気軽に楽しんでいる」という。
今シーズンの営業は来年3月31日まで。1月1日は「元旦スペシャル」として、1日券を購入するとリフト券などが当たるくじ引きをすることができる。問い合わせは、中央道伊那スキーリゾート(TEL73・8855)へ。
22日夜、今季のナイター営業を開始した伊那スキーリゾート -
伊那ジュニアアスリートクラブ
伊那市総合型地域スポーツクラブに小学生を対象とした陸上競技教室が誕生した。同クラブの中地区、東部地区クラブの合同企画。11月上旬から、市内の小学4縲・年生約60人が市陸上競技場を主会場に月2回のペースで活動する。待ちに待ったクラブの開設に児童たちは喜んでいる。
市内には軟式野球やバスケットボールなどの球技クラブはあるものの陸上競技に取り組むクラブは珍しい。各小学校でも陸上大会に向け、春先の期間のみ活動することはあるが通年で取り組まないため、同スポーツクラブに保護者から要望が集まっていた。
子どもたちの「走ることが好き」「もっと早く走りたい」との想いに答え、クラブを開設するためには指導者確保が課題となった。そのために、中学校の陸上部顧問や陸上経験者の社会人たちの協力を得て、開設することにこぎつけた。市内の小学校に募集チラシを配ると、一週間で申し込みが殺到した。
練習は、敏しょう性を養うためのミニハードルやラダーを使った練習やランニングなどの基礎トレーニングが中心。指導者たちも「陸上を楽しんでもらうための飽きさせない運動を取り入れている」。春先からは種目別練習が本格的に始まる予定だ。また、中学校の陸上部員も一緒に参加しているため、異年齢間で交流が深まっている。
体を動かすことを楽しんでもらいたい竏窒ニいうのが運営する側の第一の目的。「陸上競技場という本格的な練習場所で活動できることを子どもたちも喜んでいる」という。今年度の活動は3月までで、来年度以降も新しいクラブ員を集め、継続していく考えだ。
伊那市陸上競技場で練習するクラブ員 -
駒ケ根高原スキー場オープン
駒ケ根市の中央アルプス駒ケ根高原スキー場は21日、当初のオープン予定から6日遅れで今季の営業を開始した。午前10時のオープンを待ちかねたスキーヤーやボーダーが晴天の下で早速初滑りを楽しんだ。
積雪は約30センチ。雪不足から、オープンしたのは2つのコースのうち「すずらんコース」とソリ専用の「ソリわくわくランド」だが、訪れた人たちは気持ち良さそうにゲレンデを滑り降りていた=写真。しらかばコースのオープン日は未定という。
同スキー場の入場者は、暖冬だった昨季は5万5千人と振るわなかったが、雪に恵まれた一昨年度は約6万7千人と好調だった。担当者は「今シーズンはそれを何とか超えたい」と話している。今季はレンタル用具を更新するなどして集客に力を入れている。31日には年忘れもちつき大会が催される。
問い合わせは同スキー場(TEL83・4000)へ。 -
ドリームエンジェルスクリスマスパーティー
宮田村の園児、児童らを中心にするエアロビクスチーム「ドリームエンジェルス」は15日、クリスマスパーティーを同村民会館で開いた。伊那市の教室の子どもたちもあわせ約200人が参加。年代別に日ごろの練習の成果を披露し、ダンスステージで盛りあがった。
音楽にあわせて軽快にステップを刻み、全身を使って表現。踊る楽しさに、出演者以外も身を乗り出してリズムをとった。
ビンゴやゲームタイムもあり、雰囲気も満点。子どもたち、家族、スタッフが一緒になって、パーティー気分を満喫した。
パーティーは7、8年前から行っているが、村民会館のホールを使うのは3年目。
指導する加藤千代子さんは「お互いを刺激する機会。来年さらにレベルアップを図っていければ」と、子どもたちの躍動する姿に目を細めた。 -
伊那市総合型地域スポーツクラブ合同発表会
伊那市総合型地域スポーツクラブの初の合同発表会が16日、伊那市民体育館であった。3クラブによる11プログラムで、子どもたちがダンスと器械体操を元気に発表した。
春富地区、中地区、東部地区の3クラブにある小学校低学年以下の教室が一緒に発表する場を設けることで、スポーツクラブを知ってもらい、新しい仲間の参加につなげたいと計画した。
親子体操教室やキッドビクスの園児、小学生は、軽快な音楽に乗ってダンスを発表。園児の器械体操は跳び箱をジャンプで飛び越えてポーズを決めるなどかわいい姿を披露した。
クラブは主に公民館、器械体操は小学校体育館を利用して活動。ここ1、2年でキッズの教室も盛んになってきているという。 -
スピードスケート県高校総体 上農小林初優勝
スピードスケートの県高校総合体育大会は14、15日、松本市の浅間温泉国際スケートセンターで男女11種目が行われ、男子5千メートル、同1万メートルは小林成光(上伊那農)が初優勝した。このほか上伊那勢は、武井博史(上伊那農)が千メートルで2位、1500メートルで3位だった。
小林は初日の1万メートルで自己ベスト記録を約29秒縮める14分51秒13を記録するなど、今シーズンに向けた練習成果を結果に出し、笑顔を見せた。しかし、カーブでのスケーティングにまだ課題があるとし、「みんなで励まし合いながら頂点を目指したい」とインターハイを見据えた。
昨年のインターハイ1500メートル覇者の武井は調整不足により力を発揮できなかった。それでも最終日の千メートルは「今シーズン一番のスタートダッシュだった」と手答えを感じた様子。「あとは自分の滑りをどこまで取り戻せるか」と巻き返しを誓った。
各種目上位16人(リレーは上位8チーム)がインターハイ(来年1月21縲・4日・山梨県)の出場権を獲得。大会結果(上伊那関係分)は次の通り。
【男子】
▼500メートル (1)小林拓斗(岡谷南)1分16秒42(1回目(1)38秒11、2回目(1)38秒31)、唐沢郁弥(上伊那農)=失格▼千メートル (1)原宏彰(佐久長聖)1分15秒43(2)武井博史(上伊那農)1分15秒86(13)唐沢郁弥(上伊那農)1分31秒94▼1500メートル (1)原宏彰(佐久長聖)1分59秒49(3)武井博史(上伊那農)2分0秒82▼5千メートル (1)小林成光(上伊那農)7分12秒23(13)唐沢俊樹(箕輪工)8分41秒19▼1万メートル (1)小林成光(上伊那農)14分51秒13(7)唐沢俊樹(箕輪工)18分30秒2 -
伊那スキーリゾート・オープン
伊那市西春近の「中央道伊那スキーリゾート」は15日、今季の営業を始めた。スキーやスノーボードの愛好家たちが、さっそく初滑りを楽しんだ。
ゲレンデは全長1200メートルのうち下側の700メートルが滑走可能。平均35センチの積雪を維持している。
関係者は「昨年に比べゲレンデの準備は順調だったが、オープン前1週間の雨で、苦戦をしいられた。これから順次滑走できるコースを広げていきたい」と話す。
今シーズンの営業は来年3月31日まで。21日までは、「初滑りキャンペーン」としてリフト一日券を2千円で販売する。22日からはナイターの営業を予定している。
問い合わせは中央道伊那スキーリゾート(TEL73・8855)へ。 -
全国中学校駅伝
県代表の駒ケ根東 男子15位、女子18位と健闘第15回全国中学校駅伝大会は15日、山口県山口市のセミナーパーク・クロスカントリーコースで開かれ、都道府県代表の男女各48チームが起伏の激しい芝生コースで激戦を展開した。長野県代表として男女そろって初出場した駒ケ根市の駒ケ根東中学校は男子が58分56秒で15位、女子が42分43秒で18位と健闘した。
男子は6区間18キロ。1区を任された小林純平は18位で2区の福沢潤一に。故障で1カ月以上のブランクがあった福沢は、2つ順位を上げて16位で3区久保田光にたすきを渡した。4区竹村亮作から引き継いだ5区草野智徳は区間8位の快走で6区天野進に。天野が順位を変えずに15位でゴールした。
女子は5区間12キロ。1区湯沢ほのかが1年生ながら27位で2区福沢志穂に。福沢は区間9位で順位を18位に押し上げた。3区北原成美、4区寺平稚博とたすきをつなぎ、5区篠田美樹が18位と2つ順位を上げた。
会場には部員32人、職員5人、保護者27人、公民館が募った地域住民ら30人がバス3台に乗り込み、応援に駆けつけた。
応援団の一人、滝沢修身さん(56)は「一流のアスリートに交じってよく頑張ったと思う。感動して涙が出そうになった。小さな学校だが、地域の誇りだ」と話した。
【竹田正樹監督】もっと坂道を登れる力強さがないと全国には通用しない。全国のレベルがものすごく上がっていて、練習方法を考えていかなければいけない。2年生はいい経験ができたので、来年につながると思う。
【男子・福沢潤一主将】主将の自分が良い流れに持っていく立場だったのに情けない。上り坂でごまかしが効かなかった。気持ちで持っていこうと思ったが、体がついていかなかった。2年生はもう1年ある。練習を支えあって、強くなっていってもらいたい。
【女子・篠田美樹主将】上り坂の練習は学校でしてきたが、強いチームはぐんぐん登っていった。追いかける展開にも、まだ慣れていないと感じた。1、2年生が良いものを出してくれたので、来年に期待したい。 -
全中駅伝開会式 駒ヶ根東男女ともに気合十分
第15回全国中学校駅伝大会(日本陸上競技連盟など主催)は14日、山口県スポーツ文化センター・アリーナに都道府県代表男女各48校が集まり、開会式を行った。県代表として駒ヶ根東が男女そろって初出場。大会は15日、山口市のセミナーパーククロスカントリーコースで男子6区間18キロ、女子5区間12キロで競い合う。
大会前日、同校の男子チームの福沢潤一主将は「(大会コースを想定し)坂対応の練習をしてきたので坂は苦にならない。あとは本番でどれだけ前向きに、強気にいけるかが勝負」。女子チームの篠田美樹主将は「山口県の方が暖かいのでチームの調子もよい。開会式でいよいよだなという気がしてきた。8位入賞を目指したい」とそれぞれ意気込みを語った。
駒ヶ根東の出場選手以外の陸上部員や保護者がバス2台で会場に駆け付け、選手たちを見守った。 -
駒ケ根高原スキー場安全祈願祭
駒ケ根市の中央アルプス駒ケ根高原スキー場は12日、安全祈願祭を同スキー場のゲレンデで行った。スキー場を運営する中央アルプス観光の関係者など約20人が参列。祭壇に玉ぐしをささげるなどの神事を行って営業期間中の無事故を祈った=写真。
オープン予定は15日だが、雪はゲレンデの一部を覆っているだけで、滑走可能には程遠い状態。12台のスノーマシン(人工降雪機)を使って懸命に雪を作っているが、冷え込みが足りないため、十分に稼動できない日が続いている。関係者は雪の少ないゲレンデをうらめしそうに見上げながらため息をついていた。
同スキー場の入場者は、暖冬だった昨季は5万5千人と振るわなかったが、雪に恵まれた一昨年度は約6万7千人と好調だった。担当者は「今シーズンはそれを何とか超えたいが、天候ばかりはどうにも…」と話している。今季はレンタル用具を更新するなどして集客に力を入れている。 -
東中全国中学校駅伝壮行会
全国中学校駅伝競走大会(15日、山口県)に男女アベック出場する駒ケ根市の東中学校陸上部の壮行会が11日、同校で行われた。全校生徒と来賓らが出場選手の活躍を祈ってエールを送った=写真。決意表明で男子主将の福沢潤一君(3年)は「多くの人の応援への恩返しとして男女アベック入賞したい」、女子主将の篠田美樹さん(3年)は「厳しいレースになると思うが、出場に満足せず、ベストを尽くして精いっぱい走ってきたい」とそれぞれ意欲を述べた。生徒会長の山内さなえさんは「同じ学校の生徒としてすごくうれしい。上位にいくのは大変だが、みんなの期待を背負ってがんばってほしい」と激励した。同窓会長の下島秀一さんは「素晴らしい快挙だ。小さな学校でもこれだけのことができるんだと全国に感動を与えられる。力を出し切って力走を」と応援の言葉を送った。
ステージ後方には、来年厄年を迎える同窓生の会「羊申(ようしん)会」が前日に贈ったばかりの大きな横断幕も掲げられ、大会への決意を盛り上げていた。 -
駒ヶ根東アベック初出場の全中駅伝 真剣勝負
第15回全国中学校駅伝大会は15日、山口県山口市のセミナーパーククロスカントリーコースで男子6区間18キロ、女子5区間12キロでああり、県代表の駒ヶ根東は男女そろって初出場する。選手たちは同校創立43年目にして全国への扉を開いた開拓者。これまで、「夢は本当に願うと実現すること」を身をもって伝えている。
究極のチームプレーだが一人ひとりの責任が重いのが駅伝。竹田正樹監督(45)は「一人で走る孤独な競技だが、たすきをつなげれる楽しみ、達成感を持てるスポーツ」と語る。昨年の県中駅伝では気持ちの弱さから全中の出場権を逃した。今年は男女ともそれぞれが自分の役割を果たし、大会初のアベック優勝。前回大会の悔しさを晴らした。
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)竏窒ェ合言葉だった。「普段ならあんなことはしなかった」という、女子のアンカーだった篠田美樹主将(3年)はゴールテープを切る瞬間、人差し指を立てた右手を高く空に突き上げた。「去年できなかったので1位を取れた喜びが爆発した」 -
ソフトボールチーム「寅卯倶楽部」が箕輪町にベンチ寄贈
箕輪町のソフトボールチーム「寅卯倶楽部」(荻原利一監督・代表)は8日、創立30周年記念で町にベンチ5台を寄贈した。
寅卯倶楽部は77年に発足。仲間の干支である寅卯をチーム名にし、78年から早起きソフトボールのリーグに参加。壮年ソフトボールリーグにも参加し、早起きは全試合出場、壮年は2試合不戦敗だったのみで、「保とう健康・守ろう安全」をテーマに30年間プレーしてきた。
現在メンバーは67歳から69歳の20人。女性も2人いる。今回、30周年を記念し、社会教育のためグラウンドで使うベンチを寄贈することにした。式典で荻原代表が平沢豊満町長に目録を手渡した。
荻原代表は、「30年の長い間、家族や奥さんの協力でここまでやってこれた。これからもチームを残し、やっていこうと決めた。体に気をつけ、輪を誇れるチームにしていきたい」とあいさつした。
平沢町長は、「長年の気持ちがこもった記念品をいただいた。町民を代表してお礼申し上げる」と感謝し、「健康増進と親ぼくで長年続いていることに敬意を表する。末永く続けてほしい」と祝辞を述べた。ベンチは番場原グラウンドに設置するという。 -
上伊那小中学校卓球選手権
第12回上伊那スポーツフェスティバル07「小中学校卓球選手権大会」は9日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった=写真。上伊那卓球連盟、上伊那スポーツ振興協議会など主催。
大会は上伊那の児童、生徒の健全育成と卓球技術向上などが目的。175人が集まり、小、中学生の部それぞれで男女別の個人戦、団体戦を繰り広げた。
結果は次の通り。
☆男子
▽中学シングルス(1)下平晋也(わくわくクラブ)(2)諏訪宝(辰野JSC)(3)上原良太(伊那少年)太田誠(わくわくクラブ)▽小学シングルス(1)川井達也(飯島少年)(2)桑沢聡(辰野JSC)(3)宮下雄樹(飯島少年)福沢秀平(伊那少年)▽団体(1)わくわくクラブ(2)辰野JSC(3)箕輪中A、伊那少年A
☆女子
▽中学シングルス(1)下平咲(伊那少年)(2)福沢奈緒(伊那少年)(3)堀田透子(箕輪中)斉藤李紗(中川中)▽小学シングルス(1)中村詩穂(伊那少年)(2)小原穂乃佳(伊那少年)(3)小原緋奈子(伊那少年)後藤幸乃(伊那少年)▽団体(1)伊那少年A(2)中川中A(3)赤穂中B、赤穂中A -
小学生JA共済ドッジボール 上伊那3チーム県へ
小学校高学年を対象とした、第10回JA共済ドッジボール南信地区大会が8日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった。上伊那勢は女子の部で「南小アタッカーズ」(南箕輪)が連覇するなど、男女計3チームが県大会(22日、長野市)の出場権を手にした。
大会は、JA信州諏訪、上伊那、みなみ信州の管内の小学校から男子17(上伊那6)、女子12(同3)の計29チームが出場。各部門ごと予選リーグ、決勝トーナメントを展開し、県大会に出場する男女各上位4チームを決めた。
6年生でチームを構成する南小アタッカーズの永井舞華主将は「今日はチームが一丸となって声を出し合ってレシーブすることができた。県大会でも優勝を目指し、みんなで声を出し合っていきたい」と意気込みを語った。
結果は次の通り。
▽男子 (1)座光寺DBCリアル(座光寺)(2)南小ハトポッポ(南箕輪)(3)ロゼオナイツB(高遠)
▽女子 (1)南小アタッカーズ(南箕輪)
女子の部で優勝した「南小アタッカーズ」 -
南殿区 キンボールで区民体育祭
南箕輪村の南殿区冬季区民体育祭が9日、村民体育館であり、親子ら約160人がニュースポーツのキンボールを楽しんだ。区内16組が参加し、各チームともボールを床に落とさないようにコートを駆け回り、白熱した試合を展開した。
冬季区民大会は10年以上続く恒例で、キンボールを始めたのは3年目。それまで綱引きや卓球などの競技をしていたが、年齢に関係なく楽しめるためキンボールで区内の親ぼくを深めている。
関係者は「スポーツで和気あいあいと交流を広げてほしい。日ごろ顔を合わさない人との出合いの場にもなるので、仲間づくりのきっかけに役立ててもらえれば」と話している。
白熱した試合を展開する南殿の区民ら -
箕輪ミニバスケットボールクラブ、北信越大会出場あいさつ
箕輪町にある「箕輪ミニバスケットボールクラブ」が22、23日に富山県で開かれる北信越ミニバスケットボール大会に出場する。6日、大会に出場するメンバーなどが同町役場を訪れ平沢豊満町長と小林通昭教育長にあいさつした。
同クラブは町内外の小学生1縲・年生約30人が所属しており、5、6年生で構成されたAチームは先月24日のパナホーム東海カップ長野県ミニバスケットボール選手権大会で優勝した。それにより、北信越ミニバスケットボール大会と08年1月26、27日に長野市で開かれる全国選抜長野県大会への出場が決まった。
北信越大会は長野県ミニバスケットボール選手権大会での上位2チームが、全国選抜長野県ミニバスケットボール大会は上位8チームが出場し、それぞれの大会に全国ミニバスケットボール大会出場への切符が用意されている。
チームのキャプテン唐沢恵介さんは「今まで練習してきたことを十分発揮して1位を狙えるよう頑張っていきたい」と決意表明した。チームメイトたちもキャプテンに続いて、「悔いの残らない全力のプレーをして全国へつなげたい」「ボールを回し、シュートをいっぱい入れて全国へいけるよう頑張りたい」「今日からの一回一回の練習をしっかりやって全国へつなげたい」など全員が決意表明した。
平沢町長は「これからも一人一人が目標と夢を持って、その実現のために、ぜひ頑張っていただきたい」と激励した。
ニバスケットボール北信越大会出場メンバーは次のみなさん。
唐沢恵介(伊那西6年)田中壮汰(箕輪北6年)田中和樹(同)水田諒(同)伊藤龍輝(箕輪中部6年)桑沢亮(箕輪北6年)牛山奈生都(同)小川大介(箕輪北5年)星野勝輝(箕輪中部5年)花岡裕史(箕輪北5年)新里裕太(箕輪中部5年)宮坂勇輝(同)古田純也(同)片山真司(箕輪北5年)有賀真哉(箕輪北5年)。 -
トップストーンの木下君、日本サッカー協会アカデミー福島に合格、北信越から初
宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンの12歳以下(U‐12)ジュニアでFWとして活躍する木下諒君(12)=宮田小学校6年、南割区=が、日本サッカー協会が世界に通用する選手育成にと開設したアカデミー福島(福島県Jヴィレッジ内)に北信越から初めて合格した。来春からは全国の精鋭に交じってのトレーニングが始まるが「持ち味の突破とシュート力、体力も磨きたい」と期待をふくらませている。
全国から700人を超える受験者があり、合格はわずか16人。4回に及ぶ厳しい選考だったが、木下君は持ち前のハートの強さと抜群のスピードをアピールし難関を突破した。
選考のミニゲームでも、まわりの見知らぬ選手たちの名前をいち早く覚えて引っ張り、リーダーシップとコミュニケーション能力の高さも印象付けた。
トップストーンジュニアは今年、県大会を制して伊那谷からは初めて全日本少年サッカー大会に出場。
木下君はその原動力となり活躍をみせたが、東京ヴェルディなど国内屈指の選手が集まるクラブチームには苦杯をなめた。
しかし、そこで学んだ体の使い方などはアカデミーの選考会で実践。次を目指そうと常にどん欲だ。
148センチ、40キロと小柄。「栄養をつけ体を大きくしたい」と話すが、体格で劣ってもそれに負けない技術を身に付けようと、練習も決して手を抜かない。
アカデミーは中・高一貫教育の全寮制で、来春からは福島での生活となる。親元を離れることに不安も感じるが、それ以上にサッカーが上手になりたいと、目を輝かした。 -
ジュニア新体操「ポーラ☆スター」が合同発表会
ジュニア新体操「ポーラ☆スター」(橋爪みすず代表)の伊那、塩尻地区クラブによる合同発表会が2日、伊那市の勤労者福祉センター体育館であった。保育園の年少園児から高校生まで150人が、この日のために練習してきた華麗な演技の数々を披露=写真。来場者を楽しませた。
合同発表会は今年で2年目。現在伊那市の伊那西高校の新体操クラブの顧問を務める橋爪みすずさんが主宰する同クラブには、幼児から高校生までが所属しており、国民体育大会やインターハイ出場など、優秀な成績を納める選手を多く輩出している。
発表会では各学年ごとに団体演技、個人演技を披露。また、「秋田の思い出」と題して、今年の9月から10月に秋田県で開かれた第62回国民体育大会に出場し、見事入賞した高校生らが、競技種目を披露する演目もあり、ハイレベルな演技で来場者を魅了していた。