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商工業制度資金融資枠拡大へ
南箕輪村は、商工業振興資金融資制度の村全体の融資額を5月から、2億4千万円増額し9億円とする。
27日役場で開いた南箕輪村議会全員協議会で説明した。
現在、村制度資金の融資限度額は6億6千万円で、今年3月末までに約8割の5億3千万円が活用されている。
村では、融資枠の拡大のため金融機関に対する預託金を増やし、融資限度額を2億4千万円引き上げ9億円とする。
平成20年度の制度資金の利用状況は71件で、融資額は2億3千万円となっている。
唐木一直村長は、「設備目的から運転資金へと小口の融資が増えている。村でも出来るだけ対応していくので、この不況を乗り切ってほしい」と話していた。
村制度資金に関する条例改正案は、30日に開く臨時議会に提出し、早ければ5月1日から施行する。 -
高遠町地域協議会、部会を設けて合併後のまちづくり検証へ
伊那市高遠町地域協議会が24日夜、開かれ、総務、社会、経済の3つの部会を設置し、合併後のまちづくりについて、検証することを決めた。
部会で検証するのは平成17年度に高遠まちづくり委員会が旧高遠町に提出した「まちづくりの提言」についてで、総務部会は自治組織や定住対策など、社会部会は福祉や保健医療など、経済部会は観光や農業振興などについて検証する。
各部会は合議制。項目別に提言の実践状況を5段階評価するほか、実践できていない項目などは、問題点を指摘。実践するための提案もする。
各部会による検証は9月までで、結果は地域自治区長を通じて市に提出する。
高遠町地域協議会の北原公雄会長は「まちづくりの提言を検証することで、地域の振興に役立てたい」と語った。 -
地域発元気づくり支援金決定
県が市町村や公共的な団体の特色ある活動を支援する地域発元気づくり支援金の上伊那分の採択事業が決定した。
58件、1億1100万円の要望に対して、採択された事業は45件、6958万円だった。
伊那市分では、南アルプスジオパークの知名度アップを図るための講習会や資料作成などに140万円、切り捨てられた間伐材を薪として販売する新山のビジネスモデル事業に156万円など17件、2540万円の事業が採択された。
箕輪町分では、フェンシングの全国大会に併せた地域活性化イベントなどに144万円、イルミネーション事業の充実に250万円など4件、694万円の事業。
南箕輪村分では、大芝高原を松くい虫被害から守る活動に750万円、イルミネーションフェスティバル開催に227万円など4件、1220万円の事業が採択された。
地域発元気づくり支援金は、2次募集を行う。
2次募集の予算額は、2431万9千円で、応募期間は5月1日から6月1日まで。
県が市町村などの事業を支援するこの制度は、コモンズ支援金としてスタートし今年度で5年目、地域発元気づくり支援金としては3年目になる。 -
伊那市地域づくり支援金決定
伊那市が住民による地域活性化のための活動を支援する地域づくり活動支援金事業が決まった。
事業には21団体が応募していて、審査の結果、新規事業が12件、2年目の継続事業が6件、計18件となっている。
新規事業のうち東春近地区協議会は新しくなった殿島橋のたもとにベンチを設置するほか、芝を敷いたり桜を植え、住民が憩えるポケットパークを造ることにしていて、19万円の支援を受ける。
決定した事業の内容は景観形成や住民の交流を図るものなどで、市が補助する総額は約420万円となっている。 -
南箕輪村制度資金 0・2%引き下げの答申
南箕輪村商工業振興資金審議会は23日、村制度資金の金利を0・2%引き下げる検討結果を答申した。
審議会会長で南箕輪村商工会会長の田中秀明さんが、唐木一直村長に答申書を手渡した。
審議会は3月下旬に、唐木村長から金利引き下げについて諮問を受け、検討してきた。
答申では、現在2・6%の金利をさらに0・2%引き下げるとしている。
唐木村長は、「答申を尊重したい」と話していた。
村では制度資金の利子補助を行っているため、現在、実質金利は上伊那で最も低くなっている。
村は5月から引き下げを実施したい考えで、答申通り行われた場合、実質金利はさらに下がることになる。 -
南箕輪村特別職報酬答申
南箕輪村特別職報酬等審議会の堀深志会長は22日、村長の給料をこれまでどおり5%減などとする検討結果を唐木一直村長に答申した。
村長、副村長、教育長の給料については、世界的な経済不況の影響を考慮し、昨年度同様5%の減額が望ましい竏窒ニしている。
適用されると月額の給料は、村長68万3050円、副村長58万450円、教育長49万4千円となる。
議会議員については、07年度に定数を16から10に削減したのに合わせて報酬を10%増額していて、現状維持が望ましい竏窒ニしている。
月額報酬は、議長で29万5千円、議員で20万1千円など。
唐木村長は、「審議会の意思を尊重したい」と話した。
特別職の報酬などについては、今月30日に開く臨時議会に提出し、可決されれば5月から適用する。 -
小坂伊那市長が県市長会会長に
伊那市の小坂樫男市長は21日、長野市で開いた長野県市長会の総会で市長会長に選任された。
市長会は、県下19市の市長で組織するもので、21日まで鷲沢長野市長が会長を務めていた。小坂会長の任期は、22日から2年間。
今回は、南信地区からの選出となり、小坂伊那市長が推薦された。伊那市長が市長会長を務めるのは、昭和53年の三沢功博市長以来31年ぶりで、上伊那では、平成9年の中原正純前駒ヶ根市長が務めて以来となる。 -
南箕輪村特別職報酬 白紙諮問
南箕輪村の唐木一直村長は21日、村の特別職報酬審議会を開き、村長などの給料や議員報酬の改定について白紙諮問した。
唐木村長はあいさつの中で、「近隣との均衡も考慮し適正な額を決定いただきたい。大変厳しい不況が続いていることも考慮いただけるとありがたい」と話した。
審議会は委員8人で構成していて、会長に村社会福祉協議会会長の堀深志さんを選出した。
昨年度は、村長、副村長、教育長は給料月額から一律5%の減額。議員報酬については減額措置をしていない。
審議会は22日、答申を予定している。 -
中川村長選挙 曽我逸郎氏が再選
任期満了に伴う中川村長選挙は19日投票が行われ、即日開票の結果、現職の曽我逸郎さんが三つどもえの争いを制して再選を果たした。
無所属で現職の曽我さんは、「村を売り出し、村民が活躍できる舞台を整えた」として一期目の実績をアピールし、2140票を獲得した。
前の伊那教育事務所長で無所属新人の宮木由博さんは、1208票、前の村議会議員で無所属新人の斉藤登さんは248票だった。
投票率は85.34パーセントで、全回の選挙を0.64ポイント下回った。 -
アレチウリなど外来植物駆除に県が緊急雇用創出基金導入
長野県は、アレチウリなど外来植物の駆除に緊急雇用創出基金事業を導入することを決めた。
駒ヶ根市で18日開いた川について考える集い「天竜川ゆめ会議」で報告した。
県によると、この事業は緊急雇用創出基金をあて、事業費は4200万円を見込んでいる。
雇用の期間は6月から10月までで、計画では平成23年度までの3年間を予定している。
主な仕事は県が管理している河川とその周辺にあるアレチウリなどの外来植物の駆除で、それ以外には外来植物の分布図の作成も行う。
アレチウリ駆除は根から引き抜く作業が最も有効とされていて、県ではこの事業により河川環境の保全と雇用対策の両面での成果に期待している。 -
南箕輪村長初登庁
任期満了に伴う南箕輪村長選挙で、無投票で再選を果した唐木一直さんが16日、村役場の職員が出迎える中、初登庁した。
唐木さんは、女性職員から花束を受け取り、拍手を受けながら庁舎内に入った。
その後、村長の就任式が行われ、唐木村長は、「世界同時不況の中、村民の生活優先が第一。厳しいときこそさまざまな相談が寄せられると思う。村民に優しい村づくりの理念を徹底し、みなさんに住んでいてよかったといわれるように、一緒にいい村を作っていきましょう」と職員に呼びかけていた。
唐木村長は、子育て・福祉・教育に優しい村づくりを更に推進していくと共に、新たに健康・環境にも取り組んでいくことを公約に掲げている。 -
元気づくり支援金選定開始
県全体で10億円、上伊那には9390万円が配分される県の地域発元気づくり支援金の選定作業が始まった。
16日、採択事業を選定する第1回目の委員会が伊那合同庁舎で開かれた。
今年度、上伊那地域では9390万円の枠に対して、8市町村から58件、1億1100万円の要望がある。 昨年度は84件、1億3500万円だった。
市町村別では、伊那市が南アルプスジオパーク推進事業など20件、3256万円、箕輪町はフェンシング全国大会に併せたイベントなど6件、2082万円、南箕輪村は大芝高原松くい虫予防事業など4件、1829万円の支援を要望している。
事業区分別では、産業振興、雇用拡大が16件の3600万円、環境保全・景観形成が14件の2500万円などとなっている。
委員会では、モデル性や公益性、有効性など各事業について評価し、今月23日に採択事業を決定。その後上伊那地方事務所長が正式決定して内示する予定。 -
地域づくり支援金選考会
住民が主体となった活動を支援する地域づくり支援金事業の選考会が14日、伊那市役所で開かれた。
地域づくり支援金は応募のあった団体の中から伊那市が採択した活動に対して支援金を交付するもので、支援金は1団体上限を50万円としていて、今年度は21団体からの応募があった。
選考委員会は市議会議員や地域協議会会長など8人で構成され、応募のあった団体を絞り込んだ。
伊那市では団体を今月中に決定し、ホームページなどで発表するという。
昨年度の地域づくり支援金事業には29団体の応募があり21団体が採択され、事業費は約400万円だった。 -
唐木一直さんに当選証書付与
南箕輪村選挙管理委員会は13日、無投票当選した唐木一直氏に、当選証書を授与した。
この日は役場で当選証書付与式があり、南箕輪村選挙管理委員会の清水真委員長が、唐木氏に当選証書を手渡した。
唐木氏は「責任の重さを感じる。住民の声を聞きながら、覚悟を新たに、行政運営に努めたい」と話した。
唐木氏の初登庁は16日。この日に村長就任式が行われる。 -
一の宮介護予防拠点施設竣工式
箕輪町木下一の宮に建設が進められていた介護予防拠点施設の工事が完了し、11日竣工式が行われた。
この介護予防拠点施設は、一の宮公民館が改築から50年が過ぎ老朽化していたことなどから建替えられることになり、昨年10月に着工、今年3月に完成した。
事業費は約4400万円で、国からの地域介護福祉空間整備等事業交付金3000万円や町の補助、地元負担金などが充てられた。
竣工式で平澤豊満箕輪町長は、「地域に住む人が集まって、語り、体を動かし、病気にならない体制作りのため、施設を活用してほしい」と話していた。
箕輪町では、国の地域介護福祉空間整備等事業交付金などを活用して、平成13年から各地に介護予防拠点施設を整備してきた。
昨年度事業では、一の宮のほか上古田と三日町にも介護予防拠点施設が完成している。
これにより、建て替え・改築を行ってきた箇所は17カ所、トイレや部屋の整備を行った箇所を加えると町内32カ所に拠点施設が整備されている。 -
旧上伊那図書館改修起工式
伊那市荒井にある旧上伊那図書館の改修工事の安全祈願祭と起工式が10日、伊那市や工事関係者などが出席して現地で行われた。
工事は、旧上伊那図書館の改修、収蔵庫の建設、広場の整備の3つを合わせて「学習と交流の拠点再生事業」として行われる。
事業費は約7億円で、合併特例事業債を充てる。
式の中で小坂樫男市長は、「歴史的建造物を大事にし、活かしていきたい」と話していた。
旧上伊那図書館の改修工事は、昭和5年の建設当時の外観をそのまま残すため耐震補強が建物の内側から行われる。
1階部分は事務室と自習ができる学習室、2階は展示室や書庫、3階・4階は会議室や研究室になる。
また旧図書館南には、地下1階、地上2階建ての収蔵庫が建設され、考古資料などを納める。
広場は車の乗り入れを禁止し、市民の交流スペースにする。
工事の完成は来年3月、利用開始は来年度始め頃の予定。 -
不法投棄監視連絡員委嘱式
不法投棄防止のためのパトロールや、廃棄物の発見、通報などを行う不法投棄監視連絡員の委嘱式が9日、伊那合同庁舎で行われた。
不法投棄監視連絡員は県が委嘱しているもので、全県では100人、上伊那で11人が委嘱された。
この日は、宮坂正巳上伊那地方事務所長から一人ひとりに委嘱状が手渡された。
上伊那地方事務所によると、不法投棄の件数は、ここ数年横ばい。今年2月までの件数は474件で、そのほとんどが一般家庭から出された廃棄物だという。
これまでは、春や秋に不法投棄のピークがあったが、一年を通して投棄される傾向があるという。
宮坂所長は、「地域の良好な生活環境を守るため、みなさんの協力をお願いしたい」と話していた。 -
南箕輪村長選挙 一夜明けて
7日告示の南箕輪村長選挙は、現職の唐木一直さんが無投票で再選した。当選から一夜明けた8日、唐木さんの選挙事務所には、当選祝いに駆けつける人の姿が見られた。
「今朝は、普段よりも早く朝5時に起きた。昨日の興奮が残っていたのだと思う」と話す唐木さん。
「二期目のスタートについては、無投票当選だった。その意味、住民の付託にどう答えていくか、重い責任を感じた、それが1番目の感想。無投票ということで、いろいろな声を聞く機会が少なかったのは事実。その中でゆっくり話をする間もなかったので具体的な声を拾うことにはならなかった。対話集会を主に住民の皆さんの声を聞いていきたい」と語った。
唐木さんは、現在骨格予算となっている当初予算の肉付けを就任早々に行いたい考えを示した。
具体的な内容として、不況を脱するまでは生活を優先する施策が重要と位置づけ、高齢者の介護保険料の自己負担金の軽減を図りたい竏窒ニしている。
公約にも掲げている自然エネルギーの活用については、太陽光発電、太陽熱利用の施設、ペレットストーブなどに対して、補助金制度を創設したい竏窒ニする。
8千万円が見込まれる村民体育館の耐震化事業に着手したい考えも示した。
これらの事業は、4月末ごろに開かれる臨時議会に提出される見込み。
唐木さんの初登庁は16日、任期は2013(平成25)年4月15日までの4年間。 -
南箕輪村長選
唐木一直氏 無投票再選任期満了に伴う南箕輪村長選挙が7日告示され、現職で2期目を目指す唐木一直さんが、無投票で再選した。
当選が決まり、支持者から祝福を受けた唐木さんは、「無投票ということで責任の重さを感じている。2期目は子育て、教育、福祉を基本に、今回公約として打ち出した環境問題、健康問題にも力を入れたい。味工房が完成したので大芝高原を村のブランドとして売り出し、大芝から村の元気と活力を発信していきたい」と決意を述べた。
また、長年の懸案事項だった153号伊那バイパスと下水道事業がこの2年間で完成することから、「住環境整備が整ってくるので、人口増加政策に再び力を入れたい」と話した。
この日、唐木陣営は、午前8時30分に届け出を済ませると南殿コミュニティセンターで出陣式を開き、唐木さんは、集まった支持者200人を前に、2期目に向けた決意を訴えた。
第一声のあと、久保や北殿地区など北部・中部地域を中心に回り、地域住民に支持を訴えた。
昼には事務所にもどって一息。午後は再び、大泉や南原など西部・南部地域を中心に回った。
唐木さんは1948(昭和23)年生まれの60歳。1967(昭和42)年に伊那北高校を卒業後、南箕輪村役場に就職。総務課長などを歴任し、2001(平成13)年に助役に就任した。
2005(平成17)年の村長選に出馬し、村民の目線に立った村政を基本方針に掲げ、選挙戦の末、初当選を果した。
当選後は、合併論議の末、自立を決めた村として行財政改革を行い財政の健全化を図ったほか、子育て支援センターの設置、乳幼児医療費を中学生まで無料化するなど子育て支援の充実に力を入れてきた。
2期目を目指す今回は、「村民が安全で安心して暮らせる子育て・福祉・教育に優しい村づくり」「活力と元気を育む村づくり」を基本方針に掲げ、村民に支持を訴えてきた。
長野県によると、南箕輪村は2008(平成20)年、県内の市町村の中で最も人口増加率が高い自治体で、県全体の人口増加率マイナス0.41%と比べ、村は1.15%と高い数字となっている。
そんな中、アパートなどに住む組に加入しない世帯が増加傾向にあり、地域コミュニティのあり方が課題となっている。
村によると組に加入しない世帯が増えると、地区の連携がうまく取れないことや、災害時などの体制づくりに影響があるという。
また、最近では郊外に大型店の進出が続き、商業をとりまく環境も変化してきていて、高齢者や障害者など交通弱者の買い物といった生活面での対策が必要となっている。
これらの課題を抱える中、4年間の舵取りは無投票により現職の唐木一直さんの手にゆだねられた。
南箕輪村の歴史の中で、無投票での当選は、公職選挙法が昭和25年に制定されてからこれで3回目。
唐木さんの初登庁は16日、任期は2013(平成25)年4月15日までの4年間となっている。 -
日系ブラジル人のための行政出張コーナー開設
経済情勢の悪化に伴い県は、派遣の契約を解除され生活に苦しむブラジル人労働者のための行政出張コーナーを7日、上伊那地方事務所に開設した。
派遣切りにあって家賃が払えなかったり、日本語が不自由なため再就職が難しい人を支援しようと開設した。
内容は生活保護や解雇に関する相談などで、ポルトガル語の通訳が常勤し相談を受け付ける。
初日は、多くのブラジル人が相談に訪れていた。
このうち会社を解雇となった箕輪町に住む日系ブラジル人は、「現在のアパートが高いので県営住宅に入りたい」と相談していた。
この行政出張コーナーは毎週火曜日の午前10時から12時、午後1時から午後4時30分まで。電話での相談も受け付けている。 -
南箕輪村長選挙あす告示
任期満了に伴う南箕輪村長選挙は7日、告示される。
6日現在、再選を目指す現職の唐木一直氏の一派が出馬を表明しているのみで、無投票の公算が大きくなっている。
共産党では、「合併論議の後の4年間、唐木村政が、必ずしも間違っていたとは思わない。候補の擁立も検討したが、選挙で争うまでにはいたらなかった。ほかの手段で、村政をよりよい方向へ進める方法を模索したい」と話していた。
また、前回の選挙で対立候補を擁立した住民有志でつくるチームグリーン南箕輪は、今回、対立候補の擁立を断念した。
この4年間の唐木村政については一定の評価をしているが、「村民の自主性、自発性を促した村民総参加の村政と、斬新な発想、リーダーシップを求めていきたい」と話している。
南箕輪村選挙管理委員会によると、昭和25年に公職選挙法が制定されて以来、村の歴史の中で村長選が無投票だったのは、昭和29年と平成5年の過去2回のみだという。
唐木氏の後援会では、無投票の公算が大きくなったことについて、「選挙はあるものと考え、準備を進めている」と引き締めを図っている。
3月2日現在、村の選挙人名簿に記載されているのは、男性5434人、女性5526人の計1万960人。
7日告示される南箕輪村長選挙は、立候補の届出が締め切られる午後5時の時点で、立候補者が唐木氏一人の場合は、唐木氏の無投票での再選が決まる。
村選挙管理委員会によると6日現在、立候補届出書類を持ち帰った人はいないという。 -
ニホンジカわな捕獲 35頭
南信森林管理所が昨年度、南信地区の国有林で行ったニホンジカの罠による捕獲の結果がまとまった。捕獲できた頭数は全体で35頭と少ない結果となった。
ニホンジカによる食害が深刻化する中、南信森林管理署では平成19年度から、職員自ら罠を仕掛け、シカの捕獲に取り組んでいる。
昨年度は、5市町村9カ所に約120個の罠を設置したが、実際に捕獲できたのはわずか35頭、長谷の浦国有林など2カ所で罠を設置した伊那地区では、約30個の罠を設置したが3頭しか捕獲できなかった。
これは、捕獲を許されている捕獲許可頭数の10分の1にも至っていない。
この結果について南信森林管理署では、「今年は雪が少なく、ニホンジカが歩く道を発見しにくかったため、思うように捕獲頭数も伸びなかった」としている。 -
伊那市で新規採用職員辞令交付
新年度が始まった1日、伊那市では、新規職員辞令交付式があった。新しく入った職員一人一人に、小坂樫男市長から、辞令が手渡された。
小坂市長は「若い人の力に期待している。早く職場に慣れ初心忘るべからずという気持ちを持って職務にあたってもらいたい」と訓示。
また、保健福祉部社会福祉課に配属された有賀智美さんは「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行します。」と誓いの言葉を述べた。
今年度は男性7人、女性6人が採用となり、男性2人を含む5人が保育士、保健師が3人、一般職が5人となっている。 -
箕輪町でワークシェアリング始まる
労働時間の短縮により、より多くの人で仕事を分け合う「ワークシェアリング」を導入する箕輪町では、今年度20人の臨時職員を採用した。
今年度新たに臨時職員として採用されたのは、26歳から64歳までの、男性1人、女性19人の合わせて、20人。
町では、事務処理などの業務を臨時職員が担当することで、正規職員が本来するべき仕事を見直し、組織の体質強化や改善に繋げたいしている。
また、景気が悪化する状況で、ワークシェアにより、町民の雇用創出の機会に、繋げたいとしている。
臨時職員の人件費は、正規職員の残業代や特別職の報酬削減、国の補助などから創出する。
町では、ワークシェアにより、住民サービスが向上すれば、今後も積極的に進めていきたいとしている。 -
ごんべえ号運行終了
伊那と木曽を結ぶ連絡バス「ごんべえ号」の運行が年度末の31日で廃止となった。
観光や通院などの利用を見込んだが、利用者数は伸び悩んだ。
伊那バスターミナルでは廃止に伴い、ごんべえ号の時刻表が外された。
朝8時58分伊那バスターミナル発のバスには4人が乗車した。
ごんべえ号は、トンネル開通に伴い伊那・木曽地域を活性化させようと去年4月から試験的に運行が始まった。
伊那からは平日・休日ともに午前中に2本、午後に2本運行していた。
去年の7月にはダイヤを改正し利用者の増加を図ったが、低調な状況が続いた。
また、約3割の利用者は伊那中央病院やみはらしファームなどに行くための市内での利用だったという。
利用状況は、20日現在総利用者数が5950人で一日あたり16.9人だった。
最も多かったのが10月で719人。1日あたり23.2人の利用があった。
伊那市では、「アンケートでは利用したい声が多かったが、実際運行してみると利用が少なく残念な結果となった」と話している。 -
退職者辞令交付式
年度末の31日、伊那市と箕輪町で退職者辞令交付式があった。
伊那市では33人の職員が退職となり、小坂樫男伊那市長から感謝状や「生涯現役」と書かれた市長直筆の色紙などが贈られた。
式の中で小坂市長は、「人生に定年はありません。これからも伊那市のため、地域のために奉仕の精神をもって活躍してください」と述べ、職員らの労をねぎらった。
また退職者を代表して村田隆男さんが、「これまでの経験を生かし微力ながら市政に協力していきたい」と謝辞を述べた。
今年度退職した33人は全員が20年以上、最も長い人は43年間勤続していて定年退職が14人、早期退職者が19人となっている。 -
むらづくり賞表彰
南箕輪村むらづくり賞の表彰式が30日、村役場で行われた。
入賞した2団体の代表に唐木一直村長が表彰状を手渡した。
むらづくり賞は、住民が自発的に取り組んだ去年1年間の活動が対象で、今年は3団体の応募があった。
大賞を受賞したのは、信州大芝高原イルミネーションフェスティバル実行委員会。大芝高原で秋にイルミネーションフェスティバルを開き、地域の活性化に貢献した。
代表の有賀章治さんは、「村に元気ができるように、今年も開催したい」と話していた。
このほか、むらづくり賞は、きれいなアクセス道路にしよう会が受賞した。 -
箕輪町GT推進協議会 組織再編
箕輪町が計画を進めているグリーンツーリズムの推進協議会が30日、町役場で開かれ、組織の再編案が承認された。
箕輪町健康グリーンツーリズムは、都市と地域住民との交流を図り、地域を活性化させようというもの。
組織再編は、今年度の5つの分科会を2つにする計画で、分科会は、炭焼き体験やオーナー制農園などを検討する「都市農村交流グループ」と、農産物加工や健康づくりを検討する「農産物加工・健康メニュー開発グループ」になる。
来年度は、農産物加工のスケジュール作成、交流の試験的なメニュー作りなどに取り組むという。 -
南箕輪村長選 立候補届出書類等事前審査に1派
任期満了に伴い4月7日告示、12日投開票の日程で行われる南箕輪村長選挙の立候補届出書類の事前審査が26日、南箕輪村役場で行われた。
審査には、現職で再選を目指している唐木一直氏の一派が訪れ、届出書類の審査を受けた。
村長選挙は現在、現職が立候補を表明しているのみで、ほかに表立った動きはない。 -
みのわ園で出張定額給付金申請
箕輪町の特別養護老人ホーム「みのわ園」で26日、定額給付金の出張申請受け付けが行われた。
町の職員2人がみのわ園を訪れ、利用者一人ひとりから、名前や生年月日を聞き、申請手続きを行った。
福祉施設に入所する場合、利用者はその施設がある市町村に住民票を移す。
そのため、施設利用者が定額給付金を申請する場合、入所施設が自宅となり、申請は個人や施設、後見人が行うことになる。
みのわ園では当初、みのわ園で一括して申請をする予定だったが、利用者およそ70人分を申請するのは大変な作業となるため、町が出張受付を申し出た。
申請手続きを済ませたある男性は、「定額給付金をもらったら、箕輪町の焼肉屋へ食べに行きたい」と話していた。
小池喜志子施設長は、「申請手続きだけでなく、その後の事務処理まで町でやっていただけるのでありがたい」と話していた。
この日申請を行った人たちには、4月の支給日に給付金が支給される予定。