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県議選 伊那市区
合併に伴い選挙区が拡大した伊那市区(定数2)は、現在までに現職2人が出馬を表明。一部では新人擁立の動きもささやかれるが、今のところ新たな候補者は現れない。
4年前の激戦と一変し、今回は無投票の見方も強まる。現職2氏とも、逆風だった前回のような緊張感は感じられないが、「選挙は水物。最後まで選挙戦があるつもりで臨みたい」として臨戦体制を整えている。
向山公人氏(64)=政信会、西町=は県会定例会開会前に事務所開きをした。会期中も地元に戻る土日を使って今回選から選挙区に加わる高遠、長谷地区であいさつ回りをしている。
木下茂人氏(71)=緑のフォーラム、美篶=は、今月4日の拡大役員会で選対組織を立ち上げた。向山氏同様、高遠、長谷地区を皮切りに活動を展開。同地区でのあいさつ回りはすでに完了しており、今後は電話戦術などを駆使して支持を固める。
村井県政については両氏ともに一定の評価を示しているが、今後の政策については是々非々の姿勢で臨みたいとしている。
両陣営とも、早い段階から支部組織を発足させるなどして高遠、長谷地区での支持者集めを進めているが、もともと保守基盤が強い地域ということもあり、保守系の両氏はともに一定の手ごたえを感じている。
村井県政スタートから半年。今回は、前回選で田中前知事支持を打ち出した新人候補を後押しした追い風はない。伊那市区の場合、保守基盤の強い高遠、長谷地区が選挙区に加わったことも重なり、現職に対抗する候補が一層でにくい環境となっていることも事実だ。
前回は新人候補を擁立した共産党は今回、激戦区となる上伊那郡区や駒ヶ根市区の現職死守に力を注ぐため、伊那市区では候補者を擁立しない。民主党も伊那市区は想定していない。また、前回「田中氏支持」を打ち出して、田中氏批判の現職2氏に迫った自営業・若林敏明氏(51)=富県新山=は、周囲からのアプローチを受けながらも出馬は「白紙」として態度を明確にはしていない。
昨年8月の知事選で伊那市区は、村井氏が1万9800票、田中氏が1万8200票を集めた。両者の差はわずか1500票。田中前県政の方針を支持する層は間違いなくある。
前回選では現職批判の新人2人が票を分け合った結果、約1万票ずつ獲得した現職2氏が当選したが、新人2人の前回票の合計は、、現職一人ひとりの獲得票数を上回った。
知事選の結果から見ると、現職の対立候補を一本化して擁立すれば2氏の批判票がそれなりに集まると見る向きもある。
しかし、前回選も昨年の知事選も無党派層の田中氏支持の盛り上がりがあった。無党派田中層が熱も覚めた今回は、投票率が落ちることは十分予想され、そうなると対立候補には不利な情勢となる。
また、前回選で対立候補の擁立に動いた市民有志も、ここへきて疲れを見せており、具体的なアクションを起こす気運の高まりはない。 -
南箕輪村議会3月定例会開会
南箕輪村議会3月定例会は5日開会し、村が副村長の定数を1人と定める条例案、06年度補正予算案、07年度予算案など34議案と請願・陳情を上程した。06年度一般会計補正予算案、下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することを定める条例案など5議案を即決した。
06年度一般会計補正予算案は歳入歳出に各8775万9千円を追加し総額を43億9335万1千円とする。
07年度一般会計予算案は総額41億5千万円。前年度当初比で9千万円、2・2%の増。
唐木一直村長は冒頭あいさつで、07年度の主な事業について子育て支援事業の継続と質的充実、南箕輪小学校児童クラブ室新設、乳幼児医療費無料化対象年齢の小学6年生までの引き上げ、農・商・工業の支援、保健センター改修、防犯や災害情報のメール配信サービスの整備、松くい虫対策の薬剤樹幹注入の継続などを挙げて説明。「健全財政を維持しながら行政運営できると思っている。行政に課せられる課題はあるが、職員共々住んでよかった、住んでみたいと思うような村づくりに向け努めていく」と述べた。
請願・陳情は次の通り。
◇請願 ▽「公共工事における賃金等確保法」(仮称)の制定など公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する意見書提出を求める件
◇陳情 ▽「公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の『安心・安全』の確立を求める意見書」提出に関する陳情▽日豪EPA(経済連携協定)/FTA(自由貿易協定)交渉に対する陳情書 -
箕輪町議会3月定例会日程
箕輪町議会3月定例会は6日開会し19日までの14日間開く。
提出議案は、06年度一般会計など補正予算案、町道の廃止・認定、助役の定数を増加する条例の一部改正や人事行政の運営等の状況公表に関する条例制定など条例案、上伊那広域連合などの規約の一部変更、07年度一般会計予算案など39件。07年度施政並びに予算編成方針の町長説明、町議会活動検討特別委員会委員長報告もある。
日程は次の通り。
▽6日午前9時=本会議開会▽7縲・1日=休会▽12、13日=一般質問▽14、15日=常任委員会審査▽16縲・8日=休会▽19日午前9時=本会議、全員協議会 -
南箕輪村国民保護協議会
村国民保護計画案を承認南箕輪村国民保護協議会(唐木一直会長)は1日、第3回会議を村役場で開き、村国民保護計画案の語句などの訂正を確認して計画案を承認した。今後、県との正式協議を経て村が計画を決定する。
武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(国民保護法)に基づき、村は06年6月に国民保護協議会設置条例を制定。8月に第1回会議を開き、協議を重ねてきた。
国民保護計画は▽総論▽平素からの備えや予防▽武力攻撃事態等への対処▽復旧等▽緊急対処事態への対処-の5編で構成。国や県の計画を基に村の特性を盛り込んでいる。
事務局が、県との事前相談で指摘を受けた語句などの訂正や追加をした計画案を示し、協議会が了承した。
計画決定後は冊子を作成し、村議会全員協議会に報告する。一般への公表は、役場庁舎内の住民相談室情報コーナーで閲覧できるようにする予定。 -
県議選駒ケ根市区前哨戦
駒ケ根市区(定数1)で立候補を表明しているのは現職の林奉文氏(61)=あおぞら、南割=と、前職の佐々木祥二氏(55)=無所属、赤須東=の2人。これまでのところほかに出馬の動きはなく、前回選と同じ顔ぶれでの激しい一騎打ちとなりそうだ。
4年前は新人だった林氏がわずか255票差で佐々木氏をかわして初当選を果たした。田中康夫知事(当時)を支持する姿勢を強く打ち出して追い風に乗った林氏と、県議として知事に不信任をつきつけたことが足かせとなって涙をのんだ佐々木氏竏秩B明暗がくっきりと分かれた選挙だったが、今回2人の立場は見事なまでに入れ換わった。林氏は現職として村井県政を批判し、佐々木氏は明確な支持を表明している。前回同様、ここが最大のポイントとなることは間違いなさそうだ。
林氏は村井県政について「改革は絶対に後戻りさせてほしくないという県民の声にもっと耳を傾けるべきだ。福祉、教育、環境などへの取り組みを田中時代以前の状態に戻してはならない」と語気を強める。
一方の佐々木氏は「田中氏も県政に一石を投じた」と一定の評価をしながらも「村井知事は政治のプロ。予算編成も政策も田中氏の時とは全然違ってバランスが取れている」として村井知事支持の姿勢を明確にしている。
では村井県政への有権者の支持、不支持がそのまま今選挙の結果となって表れるのだろうか。昨年8月の知事選での駒ケ根市区の得票数を見ると、村井氏が9597、田中氏が9206でその差はわずか391票。その後多少の変化があることを考慮に入れても、これでは予測は難しいと言わざるを得ない。多くの点で対立の構図が鮮明な両陣営だが、今選挙の見通しについてだけは「厳しい戦いになる」と口をそろえている。
林氏はこの4年間の県政での実績を中心にアピールしながら、田中元知事が進めた改革の推進と・ス福祉、暮らしを守る県政・スの実現を訴えていく。
「田中さんの改革はあまりにも急だったため、県議らの反発を買うことになった。当たり前のことが当たり前に行われただけなのだが。村井知事は借金体質への回帰路線を改め、ダムをはじめとする無駄な大型公共事業をやめて県民の暮らしを守ることの方にもっと金を使うべきだ。公共事業は必要なものだけを行い、地方の業者に任せるのがよい」
県議会の合間を縫っての市内全戸、約1万2千戸の訪問を目標に掲げ、2月にこれを達成した。地域ごとのミニ集会や街頭での県政報告も精力的にこなしてきているが、その中でさまざまな市民の声を聞いたという。絶体絶命の状況だった昭和伊南総合病院の救命救急センター返上問題の解決に尽力したことや、観成園新築移転の予算付けなどに感謝する声もあり「地元のことをしていないという批判も時には聞くが、分かってくれている人も多いと思うとありがたく、自信になった」。
佐々木氏は前回選で苦杯をなめた苦い経験を生かし、今度こそは何としても当選をつかもうと目の色を変えて戦いに臨んでいる。掲げるのは・ス豊かで住み良い元気な市、輝く県づくり・ス
この4年の間に地元区の区長を経験したことが逆転の発想につながったという。
「地域のことにじっくりと向かい合うことができたのは貴重な収穫だった。以前は日本の中の県をどうしようかと考えていたが、政治は区政からだと気がついた。教育も福祉も医療もまずはそこから。区が良くなれば市が、県が、ひいては日本が良くなる。住民の生の声から、地域の産業振興と経済の確立が大切だと実感した」
各地区でミニ集会や女性集会を開いているほか、20代から30代の若者の集いなどを開いて「大衆草の根運動」を展開している。
「これまでの組織戦や前回のムード戦略とは違う方針で取り組んでいるが、市民の支持の声が連鎖的に広がっていることに手応えを感じている」と自信の表情を見せている。 -
宮田村は副村長1人制に
宮田村は地方自治法の改正に伴い、助役制を改めて新たに設置する副村長の定数を1人とし、村議会3月定例会に関連議案を提出する。
同法による経過措置で現在の助役が残任期間は副村長を務めることになり、同村でも小林修助役が副村長を引き続き担う運び。 -
第2回市政モニター会議
駒ケ根市は28日、06年度第2回市政モニター会議を市役所で開いた。市長の委嘱を受けたモニター7人が出席し、5月の第1回会議に引き続いて、市政の問題や市報のあり方などについて中原正純市長や市担当者らに提言した=写真。
冒頭、中原市長が07年度予算案や事業などについて説明し、モニターらはそれぞれ質問や意見を述べた。「赤穂中学校でのいじめはあるのか」との質問に対して市長は「いじめがまったくないとは言い切れないが、あれば率直に情報公開したい。策定中の子育て10カ条もいじめの防止に活用していきたい」と回答した。「駒ケ根市赤穂何番地竏窒ナは市民でさえ分かりづらく、観光都市としても恥ずかしい。早急に改善を」との強い要望に対しては「さまざまな意見があって大変難しい。検討していきたい」と述べるにとどまった。そのほか、市報をもっと分かりやすくしてほしい竏窒ネどの提言が出された。 -
一般職員給料2%減額継続へ
宮田村は、新年度も引き続き一般職員の月額給料を規定額から2%減額するとして、条例改正案を9日開会の村議会3月定例会に提出する。
村職員労働組合との労使交渉も合意に達し、同組合の小林敏雄委員長は「(厳しい村財政など考慮し)やむを得ない状況で協力する」と話した。
条例案が可決すれば一般職員の給料減額措置は6年連続。減額は夏季一時金にも適用する。
国家公務員に準じて設けていた一般職員の休息時間(30分)も地方自治法の改正などに基づき廃止し、同じく改正案を提出する。
特別職の給料についても、村審議会の答申通りに引き続き規定額から村長13%、助役(副村長)、教育長各10%、村議5%減額する条例改正案も提出する -
南箕輪村議会3月定例会日程
南箕輪村議会3月定例会は5日に開会し15日までの11日間開く。
提出議案は34件。村の副村長の定数を定める条例、下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することを定める条例など条例案、06年度補正予算案、07年度予算案、上伊那広域連合などの規約変更、村議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正案など。報告は、村土地開発公社、村開発公社の経営状況の2件。
日程は次の通り。
▽5日=本会議開会▽6日=休会▽7日縲・日=連合審査▽10日縲・2日=休会▽13、14日=一般質問▽15日=本会議閉会 -
県議選 上伊那郡区
激戦区の上伊那郡区(定数2)には、4人が出馬を表明。告示日まで1カ月を切り、緊迫感が漂う。
前回同様、上伊那北部に立候補予定者が集中する〃北部戦争〃の構図は変わらない。各陣営では当選ラインを1万3千縲・万5千票と予想。「だんご状態」になるのではないかという見方もあり、激しい攻防を展開している。
上伊那南部から唯一、出馬を表明した宮田村の無所属現職小原勇氏。連合長野の推薦を受けている。
定数が3から2に減ったことで、前回(1万427票)より3500票は上積みしないと当選は難しいとみる。
前回の南部の投票者数は1万3850人で、うち7730票を獲得。「南部をすべてまとめても、他陣営に比べて票が足りない」と危機感を募らせる。
前回、宮田村にしかなかった後援会組織を、飯島町、中川村に広げた。票を獲得するためには北部への食い込みが条件となるが、すでに立候補予定者3人が立ち、地元住民が表立って後援会活動がしにくい状況で、難しい。後援会員に頼るところが大きく「一人ひとりが親せき、知人などに支持を広げるしか手はない」と地道に上乗せを図る。
これまで前回の支持者を中心に、あいさつ回りをした。常会、区単位などでの集会をこなし「上伊那にとって必要な県議である」と訴え、後援会員拡大に力を注ぐ。
共産現職の小林伸陽氏は、得票数1万4千縲・万5千票を目標にする。地元の箕輪町を中心に、上伊那全体をかさ上げし、議席を確保する。
昨年秋から常会や区、自治体単位で、ミニ集会を100カ所以上で開いた。県政報告に加え、参加者の年金、介護など暮らしに関する疑問や質問に答えるのが特徴。
党派を超え、どれだけ多くの人に会えるかがポイントで「これまでの実績を評価していただくことが票に結びつく」と信じ、過去の選挙戦以上に、地域住民との対話の場を設けている。
前回の選挙戦でトップ当選を果たした清水洋氏は自民党公認。
前回も地元の箕輪町から2人が出て票をほぼ二分した。前回(6362票)以上の得票数をねらい、町内企業のローラー作戦、パンフレットの配布など「8大作戦」を展開。
昨年暮れから箕輪町、南箕輪村を重点に、精力的に歩き回っている。箕輪町は全戸数の95%(約7千戸)以上を終えた。
激戦は必至で「守るより攻めの姿勢」で、南箕輪村、辰野町へと動き、票を集めている。
辰野町からは、前職の垣内基良氏が無所属で立つ。
前回、高遠町・長谷で最も多い票を獲得したが、市町村合併に伴い、選挙区でなくなった。町内で立候補予定者が1人に絞られたことで、8500縲・千票をまとめ、他町村から5300票を上乗せしたいと考える。
「辰野から県議を再び」を前面に出し、全戸訪問をこなす。町内では、前回出馬した赤羽公彦氏の票の取り合いが展開され、ローラー作戦で辰野を固める。
今選挙戦に負けた場合、辰野から県議を出すのは不可能になるのではないかと懸念し、何としても若者が出馬できる土壌を作りたいとする。
1票差で当落を分けた前回選挙。支持者に1票の重みを周知しながら、他町村への支持拡大を図る。 -
施政方針
中川村の曽我村長は1日開いた村議会3月定例会で、07年度当初予算上程に当っての村政運営の基本方針を示した。「三位一体の改革による税源移譲は、村財政・歳入の実質増にはつながっていない。新型交付税の導入など不透明要素はあるが、地方交付税は前年と同程度」と予想し「09年度とされる過疎債の期限を見据え、過疎債を有効活用し、10年度以降の村の負担をできるだけ低く抑えるべく、計画的に必要な投資を行なっていく」と編成方針に触れた。
重点・新規事業については▽チャオ活性化事業(天竜ふれあい公園、中央清水線改良、前沢川歩道橋梁設計、村営住宅建設)▽少子化対策・子育て支援事業(乳幼児医療費無料化小学6年まで拡大、つどいの広場「バンビーニ」の時間延長、長時間保育の拡大)▽安心・安全のむらづくり(役場庁舎耐震事業、片桐保育園耐震診断、防災計画策定)▽教育設備の充実(学校給食センター大規模改造、学校パソコン更新、社会体育館整備)▽道路改良(中組下平線改良)-などとした。
また、公債費は6億7300万円で、うち元金償還5億9900万円、04年度がピークで3年連続減。起債借入は4億2500万円で07年償還額との差、1億7400万円だけ、借入総額が減少した-とした。 -
南箕輪議員選挙に新人の山本氏が出馬表明
任期満了(4月26日)に伴う南箕輪村議会議員選挙で、新人・無所属の山本昭子氏(66)=主婦、北殿=が1日、出馬を表明した。
山本氏は「出馬を表明する人が少なく、ここのままでは選挙にならない」との周囲の声に推されて出馬を決意。「主婦の目から見た安心安全な村づくりを目指したい」としている。
「村民と村とのパイプ役、代弁者として活動したい」。推薦してくれた人たちの声を集約して伝えることが役目。その結果を支援者へ報告する義務が議員にはある竏窒ニも話している。
名古屋市立桜台高校卒。村小中学校PTA副会長、上伊那PTA連合会理事、村日赤奉仕団委員長など歴任。現在、北殿区長、村区長会長を務める。 -
福与工業団地分譲契約調印式
ジャパンロジスティックスが物流センター建設へ物流業のジャパンロジスティックス(本社・静岡県富士市、井出純一社長)が28日、箕輪町福与工業団地に物流センター建設のため、箕輪町土地開発公社と分譲契約を結んだ。今年7月にセンター建設に着工し、08年3月の本稼動を予定する。
土地は、福与工業団地約5万平方メートルのうち2万1592・78平方メートル。建物は鉄骨平屋建て、建設面積は9千平方メートル。土地購入費を含む総投資額は10億円。正社員約10人、パート約50人を現地採用する。
同社の物流センターは静岡県、宮城県など5カ所にあり、ホームセンター4社のほぼ全商品を扱う。県内は長野物流センター(須坂市)がある。新センターは綿半ホームエイドの第2物流センターとして稼動。中信から南のエリアと愛知県の計7店舗分を扱う計画。
開発公社の平沢豊満理事長は、「商業、製造業をつなぐ会社は貴重な存在。最大限のバックアップをしたい。就労の場も広がり地域の活性化にもつながると期待している」とあいさつ。井出社長は、「この町が活性化するための一助だが、町の一員となるつもりで頑張っていきたい」と述べた。
福与工業団地は85年度に整備。帝国通信工業が86年に契約し現在稼動している。企業誘致のため06年4月に開発公社が帝国通信工業から取得した土地を今回売却した。 -
県議選 告示日まで1カ月を切る
任期満了に伴う県議選が3月30日告示、4月8日投票の日程で行われる。告示まで1カ月を切り、立候補予定者は有権者の支持を得るため、あいさつ回りやミニ集会などに必死だ。伊那市区は無投票ムードが漂うが、駒ケ根市区、上伊那郡区はいずれも選挙戦が確実となっている(文中、現職・前職、五十音順、丸数字は当選回数)。
出馬を表明しているのは、伊那市区(定数2)が木下茂人氏(71)=無所属(3)・美篶、向山公人氏(64)=無所属(2)・西町=の2氏で、ともに現職。
駒ケ根市区(定数1)は、現職林奉文氏(61)=無所属(1)・南割、前職佐々木祥二氏(54)=無所属・赤須東=。前回(03年4月)と同じ顔ぶれで、一騎打ちの公算が大きい。
上伊那郡区(定数2)は、現職の小原勇氏(58)=無所属(1)・宮田村、小林伸陽氏(62)=共産党(2)・箕輪町、清水洋氏(53)=自民党(1)・箕輪町、前職の垣内基良氏(57)=無所属・辰野町=の4氏。定数が3から2に減り、しのぎを削る厳しい戦いが繰り広げられている。 -
1日から町HPで住まいの情報を発信
「アルプスが2つ見える飯島町に住んで見ませんか」-。飯島町は町内の戸建て住宅やアパート、宅地など、住まいの情報を広く発信する「住情報ネットワーク」を民間業者と連携し構築した。28日、役場で民間業者も交えた推進会議で、最終調整を終え、1日から町ホームページにコーナーを新設し、情報発信する。
町の重点施策人口増、活性化対策の一環。
町営物件を扱う土地開発公社や町、町内で賃貸住宅や戸建て住宅、空家、宅地物件などを扱う町内や駒ケ根市の不動産業者ら11社が参画した。
ネットワークのメニューは(1)住情報ネットについて(2)賃貸物件情報(3)売買物件情報(4)2つのアルプス。地図や項目、地区別一覧からクイックし、各物件の写真や所在地、間取り、面積、費用、連絡先などを個別情報にたどれる。
また、地図上のカメラマークをクイックすると、その地点からの景色が見え「2つのアルプスが見える」眺望の良さをアピールする。
スタート時の情報は30件ほどだが、順次追加、更新される。民間物件は業者の責任で取り扱う。
今後、総務省の「田舎暮らし」、県の「楽園信州」にもリンクできるようにする考え。 推進会議では「町のトップページの項目を目立つようにできないか」「一覧に間取り情報も入れた方がいい」など様々な改善点が指摘された。
町では「市町村のHPで官民一元化の住情報の提供は珍しいのでは。今後、子育て支援策や定住促進策なども併載し、内容を充実したい」と話していた。##(写真)
1日から見られます「町住情報ネットワーク」 -
駒ケ根市議選・新人三原一高氏出馬へ
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選(4月15日告示、22日投開票)に新人の三原一高氏(56)=無所属、福岡=が立候補する意向を固めた。同氏は第2代駒ケ根市長北原名田造氏の孫。元団体職員。伊那北高卒。
新人の立候補表明は4人目。現職では7人が出馬を表明している。定数は15。 -
駒ケ根市長施政方針演説
駒ケ根市議会は27日、3月定例会を開会し07年度一般会計予算案など40議案を上程、提案理由の説明後、各常任委員会に付託した。中原正純市長は提案理由説明に先立って行った07年度施政方針演説で「市長5期目の締めくくりの1年を、心豊かで幸せが実感できるまちづくりと地域に根ざした持続可能な創造のまちづくりに向け・ス自力・再生・向上・ス型予算を元に理事者、職員一丸となって取り組んでいく」として、市民の理解と協力を求めた。
中原市長は国の予算と地方財政計画について述べ、市の07年度予算の概略を説明した上で主な取り組みについて項目ごとに発表。協働のまちづくりについては「(仮称)まちづくり基本条例」の制定や市民参加型行政評価制度の導入、子育てへの取り組みでは「子育て10カ条」の明文化と活用や「食育推進計画」の策定などを通じて家庭養育機能、地域ぐるみの子育て機能を柱にした幼児教育の一層の強化を図る竏窒ニした。健康では健康運動指導士の養成など「市民総合健康づくり事業」の推進、環境では廃食用油のリサイクル事業や家庭生ごみの液肥化実験を新たに進めるほか、都市基盤整備や産業振興にも引き続き積極的に取り組んでいきたい竏窒ネどとする施政方針を示した。
会期と日程は次の通り。
▽27日=本会議(開会、提案説明、質疑)▽8日=本会議(一般質問)▽9日=本会議(一般質問)▽12日=委員会▽13日=委員会▽14日=委員会▽15日=委員会▽20日=本会議(採決、閉会) -
南箕輪村07年度当初予算案
一般会計41億5千万円
「子育て・福祉・教育にやさしい活力、元気をはぐくむ村づくり」前提の予算編成南箕輪村は27日、07年度当初予算案を発表した。一般会計は41億5千万円で、前年度当初比2・2%、9千万円の増額になった。唐木一直村長は「子育て・福祉・教育にやさしい活力、元気をはぐくむ村づくりを前提にした。健全財政を維持しながらの予算編成ができた」と説明している。
村の自立決定以来05、06年度は予算規模が少なかったが、新年度は建設事業関係を盛り込んでいる。主な新事業は南箕輪中学校管理教室棟耐震補強・改修工事5630万円、南箕輪小学校南校舎改修工事1277万円、南小学校児童クラブ室新設4780万円、保健センター改修工事5240万円など。
ソフト事業では、村単独事業で乳幼児医療費無料化の対象年齢を現行の小学3年生までから小学6年生までに引き上げる。予算額920万円の内、引き上げ分は330万円。防犯や災害などの情報を提供するメール配信サービス事業(133万円)も整備する。
歳入は、村税が20億4600万円で前年度比8・5%増。歳入構成比では49・3%の高い比率になる。地方交付税は8億1千万円で1・2%減。国県支出金は3億2600万円で26・9%増。村債は中学校耐震補強工事事業と臨時財政対策債の1億5900万円で21・1%減。
歳出は、人件費が10億4500万円で300万円(0・3%)の減額。扶助費は3億2900万円で制度改正による児童手当の増額などにより21・7%増。公債費は4億6400万円で13・7%減。普通建設事業費は4億億4100万円で1億7300万円(64・6%)増額。
財政力指数の06年度推計は0・655。実質公債費比率の推計は07年度は18・5%だが、08年度は15%後半くらいになる見込み。
特別会計を含めた総額は81億2504万5千円で、前年度当初費0・1%の減。 -
07年度当初予算案
南箕輪村の主な事業南箕輪村は27日、07年度当初予算案発表に合わせて新年度の主要事業を発表した。事業は次の通り。かっこ内は予算計上額。
【子育て・教育・文化に関する事業】
▽スクールバス購入(900万円)▽南箕輪小南校舎改修工事(1277万円)▽南箕輪小児童クラブ室新設(4780万円)▽南箕輪中管理教室棟耐震補強・改修工事(5630万円)▽学童クラブ運営(757万9千円)▽スクールバス運行(674万1千円)▽南箕輪中介助員配置(186万6千円)▽図書購入(600万円)▽総合型地域スポーツクラブ活動(800万円)▽大芝公園施設指定管理者委託(1980万円)▽子育て支援相談員(165万円)
【健康・福祉に関する事業】
▽保健センター改修工事(5240万円)▽南部保育園トイレ改築・未満児室増築工事(1583万円)▽社会福祉協議会委託事業(5080万8千円)▽村単乳幼児医療費給付金事業・小学3年生を6年生までに引き上げ(920万円)▽敬老祝い金交付(207万円)▽伊那中央行政組合病院負担金(6266万1千円)
【自治・協働に関する事業】
▽消防施設整備・第3分団第2部可搬ポンプ積載車購入と消火栓設置(743万6千円)▽地域情報化ネットワーク事業・庁内LAN機器更新など(1280万円)▽大芝高原まつり事業(670万円)▽メール配信サービス事業(133万円)▽村民参加による大芝村有林の植樹・育林作業(24万円)
【生活・環境に関する事業】
▽地区計画事業・道水路整備(3950万円)▽村道109号線改良工事継続事業(3990万円)▽道水路維持補修関連事業(1550万円)▽防犯灯整備事業・30基新設(315万円)▽村内巡回バス「まっくんバス」運行委託(1650万円)▽ごみの分別手引き作成(140万円)▽自然環境適正化事業(7万2千円)
【産業・交流に関する事業】
▽大芝高原松くい虫被害予防事業(1058万8千円)▽大芝高原放送施設改修(1616万円)▽大芝観光施設整備・足湯建設とコテージ雨よけ設置工事(2057万5千円)▽商工会助成事業(1050万円)▽企業振興事業等補助金(3744万円)▽担い手営農組織「まっくんファーム」支援事業(297万5千円) -
市議会3月定例会が開会
伊那市議会3月定例会は27日、3月16日まで18日間の会期で開会した。市は財産の取得など一般案件6件、規約案件6件、条例案件29件、07年度予算など予算案件22件を提案し、委員会に付託した。採決は最終日。
07年度当初予算は、一般会計が323億3900万円。主なものは、本庁舎の大規模改修、信州大学と連携した土石流危険個所の事前調査、保育園の統廃合、高遠消防署の建設など。
小坂市長は、市の財政状況や07年度の主な施策などを踏まえ「新たな課題に対処しながら、地域振興に力を注ぎ、地方分権を見すえ、実効性のある行財政運営に努めていきたい」と施政方針を述べた。
合併して間もなく1年を迎えるが「市民生活に大きな混乱もなく、順調なスタートが切れたと感じている」とし、一体感のある市政運営を進め、長野県一のまちづくりを目指す。
議案は、副市長定数条例、生涯学習センター条例の一部改正、財産の譲与など。財産の取得は、ますみケ丘平地林3万2100平方メートルを市土地開発公社から7千万円で取得。全体面積68ヘクタールのうち、78%が取得・賃貸契約済みとなる。
請願は「県上伊那農業高校定時制の存続を求める意見書の提出について」、陳情は「日豪EPA(経済連携協定)・FTA(自由貿易協定)交渉に関する意見書の提出について」などが提出された。 -
副市長2人の給料 現行の助役、収入役の額
伊那市は27日、4月から配置する副市長2人に関わる副市長定数条例、特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例を市議会3月定例会に提案した。2人の給料は現行の助役と同じ額ではなく、助役、収入役の額とした。人事案は最終日の16日に提案される。
副市長制度は、地方自治法の改正に伴うもの。助役を副市長に、収入役を廃止する。
副市長の役割分担は「統括副市長」が市政全般を統括し、「特命副市長」が企業誘致や子育て支援、未収金対策などに当たる。酒井助役、白鳥収入役を充てる考えで、給料は、それぞれ月額76万8千円、68万1千円。
2人の必要性について、小坂市長は「地方分権改革で役割、責任が重い。上伊那広域連合や伊那中央行政組合の事務も増加している。山積みする多種多様な課題に的確に対応するため」と説明。
議員から「負担増にならないといっても、現行と同じ体制には疑問がある」と質疑が出され、小坂市長は「理事者分担として、それぞれ特色、力量を持った形で進めている。合併に伴う問題、企業誘致など役割を担うには、どうしても必要」と理解を求めた。
同日、記者会見を開催。小坂市長は「同じ職務で差をつけるのはいかがなものか」と同額の考えを持っていたが、行政改革を進めている中、理事者の報酬を引き上げるのはいかがなものか竏窒ニいう市民の声や市議会の意向があったことから、2人の給料に差をつけた。
市特別職報酬審議会では「合併で職務が増大する中、政策執行の重大な責務を負う。給料に差をつけたり、減額することは適切でない。助役と同じ月額が適当である」と答申していた。 -
生活交通確保対策協議会が初会議
飯島町は07年7月をめどに試行開始する地域循環バス事業の基本的事項を検討する町生活交通確保協議会を27日設置した=写真。農村環境改善センターで開いた初会議で、町は循環バスの運行経路、運行ダイヤ、停留所などを盛りこんだ素案を示した。
会の冒頭で、高坂町長は区会や各種団体の代表、運送事業者、公募を含む17人を委員に委嘱し「少ない経費でより効率的な運用ができるように、智恵を出し、基本的部分の方向付けをお願いしたい」と会の趣旨に触れてあいさつ。
引き続き、担当職員から運行経路や運行ダイヤ、停留所、料金など、ワークショップや庁内検討でまとめた素案を説明した。
説明では、運行経路(バス3台使用)は▽現在運行中の福祉バスのコースを基準に利用範囲を拡大する▽町外へのルート(昭和病院への送迎)▽コースは(1)七久保コース(2)本郷コース(3)飯島西コース(4)飯島東コース(5)田切コース(6)昭和病院コース-の6コース▽各2コースを1ルートに設定し、1週間同時刻の3ルート運行▽スタート時間は午前7時30分発を早便、午後8時30分発を後便とし、昭和病院便は後便に含む▽運行日は月縲恚燉j日の平日。
運行時間は▽1コース45分として、2コースで1回り1ルートの設定▽1コースは午前2縲・回、午後2縲・回で計4回(6回)の循環となる▽通学コースは午前7時30分スタートで、3コース朝1回の運行となる。
また、車両管理、運転業務、運賃徴収などは委託する。社会実験期間中(試行運転)は臨時車両や町の福祉バスを活用し、08年より、随時自車運行とする-などとした。
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伊南行政組合議会第1回定例会
伊南行政組合議会は26日、07年第1回定例会を開き、07年度一般会計予算案、同昭和伊南総合病院事業会計予算案など6議案をいずれも原案通り可決して閉会した。
07年度一般会計予算は総額20億6390万円で、前年度当初比2億7810万円(15・6%)増。歳出では今年度着工した消防本部・北消防署建設事業などの工事費として3億7930万円を計上した。
昭和伊南総合病院事業会計予算は事業収益として61億760万円(前年度比0・9%減)、事業費用として63億1940万円(同0・8%増)をそれぞれ見込んだ。
議会全員協議会では、昨年11月に議員定数等検討委員会(北澤洋委員長)が示した議員定数を21から17に削減する案などを盛り込んだ規約改正について説明され、了承された。これにより各市町村別の定数は駒ケ根市7、飯島町4、中川村3、宮田村3となる。新定数の適用時期は各市町村議会の議決を経た上で4月30日としたい考え。 -
駒ケ根市議選現職7人出馬へ
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選(4月15日告示、22日投開票)に現職の竹内正寛氏(56)=無所属、町三区=が立候補の意向を固めた。竹内氏は4期目。日本大卒。会社役員。
現職21人のうち立候補を決めたのは7人目となり、引退を決めた11人と合わせ、態度を保留している共産党の3人を除いてすべて進退を明らかにした。
これまでに立候補を表明した現職はいずれも無所属の長谷部清人氏(58)=上穂町、塩沢崇氏(62)=南割、猿田洋子氏(45)=下平、木下力男氏(66)=小町屋、宮沢清高氏(53)=町三、坂井昌平氏(55)=中沢=の6人(議席順)。
新人で立候補を表明しているのは3人。定数は今選挙から15となる。 -
県議選 林奉文氏事務所開き
県議選(3月30日告示、4月8日投開票)の駒ケ根市区(定数1)に立候補する現職の林奉文氏(61)=あおぞら、南割=は25日、同市中央で事務所開きをした。後援会員や支持者など約120人が集まり、必勝を誓って気勢を上げた。林氏は支持者らに対し「知事が交代し村井県政になったが、改革は絶対に後戻りさせず前進できる県にしていかなければならない」、「昭和伊南総合病院の救命センター返上問題では私が県に存続を強く要望した結果、10床残すことができた」などとして、地元のことをしていないという批判は当たらないとした上で「県民、市民とともに全力で頑張っていく」と決意を示した=写真。
同市区は元県議の佐々木祥二氏(55)=無所属、赤須東=が立候補を表明しているがほかに出馬の動きはなく、前回選と同じ顔ぶれでの一騎打ちとなりそうな様相。
林氏は上伊那農業高卒。03年4月の前回選では現職だった佐々木氏をわずか255票差で破った。 -
副市長2人の給料に差
27日に開会する伊那市議会3月定例会で、特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例について、市は4月から配置する副市長2人の給料を同額から差をつけた金額で提案する見通し。
給料は、現行の助役と同じ額を示していたが、副市長1人は現行のままで、もう1人は減額するとみられる。
市特別職報酬審議会は「合併で職務が増大する中、政策執行の重大な責務を負う。給料に差をつけたり、減額することは適切でない。助役と同じ月額76万8千円が適当である」と答申した。
市役所には、県内の副市長配置の状況から、2人はいらないのではないかという内容のはがきが市長あてに届いている。
副市長制度は、地方自治法の改正に伴うもの。収入役の給料は現行、月額68万1千円。 -
県議選 垣内基良氏を励ます会
県議選上伊那郡区(定数2)に出馬する垣内基良氏(57)=無所属・辰野町=の後援会は24日夜、辰野町内で「かきうち基良を励ます集い」を開いた。支持者約300人が集まった。
垣内氏は、景気対策による財政の健全化、災害対策、介護施設の整備拡充、中山間地農業の振興などを挙げ「最後の戦い」に支援を求めた。また、県知事との関係について「知事を選んだ県民の意思を尊重するべき。知事を支援しつつ、是々非々であるのが、県議の正しい選択ではないか」と述べた。
原東吉後援会長は「厳しく過酷な戦いだが『辰野から再び県議誕生』を達成するため、力強い支援を」と中だるみに気を引き締めた。
再構築した後援会支部は、辰野町内に17区(総支部含む)あり、箕輪町、南箕輪村、飯島町、中川村は町村単位で設けた。
事務所は辰野町宮木3817竏・で、辰野西小学校西側。電話は0266・41・5158。 -
箕輪町議選
新人の荻原かほり氏出馬表明任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙で、新人の荻原かほり氏(65)=無所属、木下栄町=が24日、出馬を表明した。
女性議員を出すために集まった有志グループの要請を受け、「女性の声を町に」と出馬を決意。木下区の支援も受けているという。
「ぬくもりのあるわが箕輪町」をテーマとし、公約に▼子育て支援・高齢者・障がい者福祉に光を▼環境にやさしいまちづくり▼男(ひと)と女(ひと)が輝く活力あるまちづくり-を掲げる。
教職や介護の経験も生かし「認め合い、支え合い、人と地域が“ひびき合う”まちづくりのお手伝いをしたい」とする。
小田原女子短大卒。元小学校教諭。横浜市立豊田小学校副校長を最後に01年退職。町教育委員会社会教育指導員など歴任。みのわ少年少女合唱団指導。 -
県議選 上伊那郡区清水洋氏事務所開き
県議選上伊那郡区(定数2)に出馬する清水洋氏(53)=自民党・箕輪町=の後援会は23日夜、箕輪町内で事務所開きをした。役員約70人が集まった。
清水氏は、災害、経済、少子化などの対策を挙げ「豊かさを実感できる地域づくりが使命と思っている。県議となって恩返ししたい」と決意を述べた。
自民党公認について「地域の人に自分の立場をわかりやすくした。国・県・地域とつながりを持ったスタイルは大事かと思う」とした。
金沢芳雄後援会長は「清水県議は、若くて行動力があり、誠実である」と再選に向けて支援を求めた。
後援会組織は箕輪町、南箕輪村が区・常会単位、辰野町、飯島町、中川村が町村単位に各支部を設けている。
事務所は箕輪町9417で、松島の国道153号線沿い。電話は79・7418。 -
南箕輪議員選挙に現職の大熊氏出馬表明
任期満了(4月26日)に伴う南箕輪村議会議員選挙で、現職で無所属の大熊恵二氏(65)=自営業、中込=が24日、5選を目指し出馬を表明した。
大熊氏は、市民団体の「明るい県政を進める会」「県政連絡協議会」のほか、区、後援会などの推薦を受けて出馬を表明。「今までの培ってきた人脈を生かし、5期目に挑戦したい」と意気込みを語る。
「豊かで住みよい元気な村づくり」を基本テーマに活動。福祉・介護、防犯・安全、森林セラピーなどについて力を入れたいとしている。「自立した村にとって健全財政が基本となる。農工商のバランスが取れた発展が特に求められると思う」と話す。