-
箕輪町長選挙 候補者に聞く (上)
6日投開票の箕輪町長選挙に立候補した2人に、届出順に主な政策と平澤町政について聞きました。 前の県松本地方事務所長の白鳥政徳さん。 白鳥さんは、最初に取り組みたい課題として少子化、人口減少問題を揚げ、専門委員会を設置するとしています。 「一番最初はやはり少子化人口減少対策をスタートさせるということだと思います。 “みのわ未来委員会”をつくるとか“少子化総合対策”であるとか“相談室”をつくるとか、それはやろうと思えばすぐできることなのでそこをまずやります。」 元県議会議員で、会社役員の清水洋さん。 清水さんは、「すべての人に優しい町」を基本理念に、少子化対策として町独自の奨学金制度の創設を掲げています。 「“箕輪型の奨学金制度”をつくりたいと思っています。 箕輪型というのは一定の手続きさえ踏んでくれれば全額は返さなくてもいいというもので箕輪にお子さんが帰って来てくれて住んでくれて働いてくれるという前提で応援をしていきたい。」 平澤町政、白鳥さんの評価です。 「平澤町政によって行政が企業的な要素、行政経営という概念を取り入れて進めてきたことはかなり評価しています。 しかし時代は変わります。求めるものも変わりますので私は先人の皆さん、また平澤さんの上に立って新しい町をつくるということだと思います。 もちろん踏襲するものもあるでしょうし新しく改革したり変化をつけなければいけないものもあります。」 平澤町政、清水さんの評価です。 「総合的にはやはりひとつの箕輪の時代をつくったという意味では評価はあっていいかと思います。 ただ私自身違和感を感じているのは行政の手法です。特にトップダウンの手法が皆さんの声を生かす行政というよりは町長の意向を反映するという町政運営だと思っています。 そういった意味では評価する面、評価しない面、是々非々という言い方になるかと思います。」
-
政和会が政務活動費で市民参加型勉強会
伊那市議会の会派のひとつ政和会は、政務活動費を活用し、中心市街地の作り方を考える市民参加型の勉強会を19日に開きます。 13日は、政和会会長の唐澤稔市議と、幹事長の八木択真市議が、伊那市荒井のタウンステーション伊那まちで記者会見を開き、勉強会の内容を説明しました。 政和会ではこれまで、政務活動費のほとんどを視察研修に活用してきました。 しかし、市民からの「議員がどのような活動をしているかわかりにくい」といった声を受けて、市民参加型の勉強会を今回初めて企画しました。 勉強会のテーマは「アメリカ・ポートランドにみる、住んで楽しい中心市街地の作り方」。おしゃれな街、環境先進都市として注目を集めているというアメリカ・ポートランド市の事例を参考に、ポートランドについての著書もある吹田 良平さんを招いての講演や意見交換を予定しています。 政務活動費は、会派に所属する議員に対し、1人につき、毎月1万円、年間12万円が交付されています。 今回の勉強会が、政務活動費の在り方についても考えるきっかけになればと八木議員は話します。 市議会会派政和会が主催する市民参加型勉強会は、19日午後6時30分~、伊那市創造館3階講堂で開かれます。
-
上伊那広域連合 第4次広域計画策定へ
上伊那広域連合や関係市町村の事務処理を円滑に進めていくための指針となる第4次広域計画を策定するための第1回委員会が13日、伊那市内で開かれました。 上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長から委嘱された委員が出席し、1回目の委員会が開かれました。 委員は、商工団体、農業団体、まちづくり団体の代表など13人で構成されています。 委員長に選任された信州大学農学部の上原三知助教に計画の素案が諮問されました。 第4次広域計画は、広域連合や関係市町村の事務処理を円滑に行っていくための指針を示すものです。 広域的な行政、観光振興、医療、ごみ処理など15項目の今後の方針や施策などが定められます。 今回は、上伊那広域消防本部が来年4月に発足する事に伴い消防広域化の項目が追加され、大規模災害への対応、通信指令体制の充実、強化を図るとしています。 委員会は次回12月に開かれ、来年1月に審議内容を白鳥連合長に答申する予定です。
-
2月豪雪教訓 除雪方向性かたまる
長野県は、今年2月の大雪を受け新たに天竜川河川敷に雪捨て場を設ける事や中央道が通行止めとなった場合に優先的に除雪を行う一般道などを定めた、大雪対策の方向性をまとめました。 12日は伊那合同庁舎で県や市町村の担当者30人あまりが出席し、豪雪時の連絡体制や効果的な対応について協議しました。 長野県内では今年の2月の大雪で、高速道路の閉鎖や一般道でのトラックの立ち往生などにより生活に影響がでました。 上伊那地方事務所では、効果的な除雪を行い交通がまひしないよう新たな計画をこの日示しました。 計画では、高速道路の通行止めにより、一般道に降りた車がスムーズに移動できるよう緊急確保路線として国道361号、153号等の除雪を優先的に行うよう見直しました。 また、除雪により道の脇に溜まった雪で道幅が狭まった事を受け、今年度からは新たに天竜川河川敷を雪捨て場として使えるよう、国と調整を進めています。 出席者からは「上伊那の降雪量を把握し正確な情報を提供してほしい」「高齢者にも十分な情報が届くような体制を考えてほしい」などの意見が出ていました。 県では、新たな取り組みもあるので検証を行いながら、地域にあった除雪体制を築いていきたいとしています。
-
箕輪町長選挙告示 新人2人の一騎打ち
任期満了にともなう箕輪町長選挙が11日告示されました。 町長選挙には共に無所属で新人の白鳥政徳さんと、清水洋さんの2人が立候補し、12年ぶりの選挙戦へと突入しました。 町長選挙に立候補したのは届出順に、前の松本地方事務所長で無所属・新人で福与の白鳥政徳さん60歳と、元県議会議員で無所属・新人で松島の清水洋さん61歳の2人です。
-
箕輪町長選挙 あす告示
任期満了にともなう箕輪町長選挙は11日告示されます。 これまでに出馬を表明している2人を表明順に紹介します。 元県議会議員で会社役員の清水洋さん61歳。無所属新人、松島です。 前の県松本地方事務所長の白鳥政徳さん60歳。無所属新人、福与です。 これまでに出馬を表明しているのはこの2人のみで新人同士の 一騎打ちとなる公算が高まっています。 清水さんは、「すべての人に優しい町」を基本理念に行政と住民が信頼しあえる「チーム箕輪」づくりに取り組むとしています。 政策としては子育て世代の支援の充実や高齢者障がい者福祉の充実、などを基本政策に掲げています。 また新図書館建設については時間をかけて意見を集約する必要があるとして事業を一旦白紙に戻し再検討するとしています。 白鳥さんは「力強い町づくり」を基本理念に「箕輪町ブランド戦略」を策定し町を全国ブランドにするとしています。 政策としては少子高齢化人口減少対策、まちづくりを担う人材の育成などを挙げています。 また新図書館建設については用地選定のプロセスと理由に納得ができれば事業を進めたいとしています。 箕輪町の10日現在の有権者数は男性9,865人女性1万77人合わせて1万9,942人となっています。 箕輪町長選挙はあす告示、16日投開票で即日開票されます。
-
ご当地お土産プロジェクト 元気づくり支援金大賞に
長野県が、地域づくりを実践している団体などを支援する「地域発元気づくり支援金」の昨年度の実施事業の中から、伊那市の「伊那発!完全地産・製造業ご当地おみやげプロジェクト地域活性化推進事業」が大賞に選定されました。 ご当地お土産プロジェクトは、回すと開くコマ「サクラコマ」や、プラスチックモデル「とことこイーナちゃん」などを製造しています。 大賞は、昨年度の679事業の中から特に優れた事業として3事業を選定したもので、伊那市のご当地お土産プロジェクトがその一つに選ばれました。 ご当地お土産プロジェクトは、地域であらたな仕事を生み出そうと、市内の製造業や福祉施設などで、製造から販売まですべてを手掛ける「完全地産」を理念に、伊那にちなんだお土産を作るなどの活動をしています。 お土産プロジェクトの事業費はおよそ550万円で、そのうち340万円の支援を受けました。 県では選定のポイントとして、「工程のすべてを地域内で行ったほか、組み立ての一部を福祉施設で行うことで障害者の就労支援にもつながった」ことなどを挙げています。 大賞の贈呈式は、15日に駒ヶ根市で開かれる予定です。
-
秋の叙勲【旭日小綬章】 元伊那市長 小坂樫男さん
秋の叙勲と褒章が発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、4人が受章しました。 旭日小綬章を受章した伊那市小沢の小坂樫男さんの喜びの声をお伝えします。 伊那市小沢の小坂樫男さん、79歳。 小坂さんは、上伊那農業高校を卒業後、県職員を務め、平成6年に旧伊那市の助役に就きました。 平成8年の市長選に出馬し初当選、4期14年間に渡り伊那市長を務めました。 就任中は、赤字と老朽化の問題を抱えた伊那中央病院の移転新築や、駅前再開発事業として、いなっせの建設に着手しました。 3期目の途中、平成18年には旧伊那市と高遠町・長谷村の合併を実現させ、「よりよい街づくり」を目指して新しい伊那市を発足させました。 「市民や職員の深い理解と協力があって幸せな14年間だった」と振り返る小坂さん。 生涯現役をモットーに、今後、挑戦したいことについては、 「趣味の蜂追いと社会奉仕活動を通して恩返ししたい」と話しています。 秋の叙勲は小坂さんの他に、学校保健功労で伊那市西町の小野寛さんと、外交領事事務功労で伊那市西箕輪の峯岸良夫さんが瑞宝双光章を受章しています。 秋の褒章は、伊那市美篶の北原正男さんが黄綬褒章を受章しています。
-
新山地区を田舎暮らしモデル地域に指定
伊那市は、人口増に向けた移住促進施策として実施する「田舎暮らしモデル地域」の第1号に富県の新山地域を4日、指定しました。 4日は、地域住民でつくる新山定住促進協議会の北原幸人会長らが市役所を訪れ白鳥孝市長から指定書を受け取りました。 田舎暮らしモデル地域は、竜東、竜西、高遠、長谷地域の市内4か所からそれぞれの地域を指定するもので、新山地域が第1号です。 新山地区は保育園再開に向け住民組織が核となり活動するなど、モデル地域としての受け皿が確立されている点などが指定の対象となりました。 指定された地域は、市が財政支援するとともに民間や地域が一体となって移住定住に取り組めるようコーディネートします。 新山地域の事業計画では、移住者を支援する田舎暮らしサポーターを設置して相談に乗るほか、新山地域の魅力を情報発信します。 地域住民が関わって長期に継続できる活動の仕組みを作ることで、受け入れ態勢を整えていく方針です。 これまで行われている新山まつりやハッチョウトンボ観察会などの既存の行事を体験プログラムとして、移住希望者の参加も積極的に受け入れるとしています。 また、比較的安く自由に組み立てられるキッドハウスを建設し、モデル住宅として利用していきたいとしています。 伊那市では今後、高遠や長谷地区でもモデル地域指定に向けて調整を進めていきたいとしています。
-
町長選届け出書類事前審査 2派が出席
任期満了に伴う11日告示、16日投開票の箕輪町長選挙の立候補届出書類の事前審査が4日、町役場で行われました。 事前審査には立候補を予定している2派が出席しました。 事前審査には、これまでに出馬を表明している2派が出席し、町選挙管理委員会から審査を受けました。 事前審査は、告示日当日の立候補の届出をスムーズに行うためのものです。 現在、箕輪町長選挙に出馬を表明しているのは、表明順に無所属新人で松島の清水洋さん61歳と無所属新人で福与の白鳥政徳さん60歳です。 他に目立った動きはなく町長選は新人同士による一騎打ちになる見通しです。 箕輪町長選挙は11日告示、16日に投開票となっています
-
KOA感謝祭 創業者向山一人さん誕生100年
電子部品の開発・製造・販売を行っている箕輪町のKOA株式会社は、1日KOAパインパークで感謝祭を行い、創業者向山一人(かずと)さんの生誕100年を記念した催しもありました。 記念の催しでは、向山一人さんの映像がスクリーンで上映され、向山孝一会長が父・一人さんについて語りました。 向山一人さんは、1914年、大正3年生まれ。 「伊那谷に太陽を」を合言葉に、伊那谷各地に電子部品製造工場を建設しました。 向山会長は、「創業者の理念である、“地域と共に発展し、地域の生活を守っていくこと”を決して変えず、次の世代を育てることが恩返しだ」と話しました。 感謝祭には地域住民が訪れ、社員による屋台を楽しんでいました。
-
伊那市の商工業振興施策 審議会委員15人を委嘱
伊那市が行っている商工業の振興施策について関係団体や市民から意見を聞くための審議会が30日に開かれ、白鳥孝市長が新しい委員15人を委嘱しました。 白鳥市長が委員15人に委嘱書を手渡しました。 市内の、会社や工場経営者など15人で組織され、うち2人は公募です。 審議会は、2006年に設置されたもので、今回で5期目となります。 この日は、中小企業への融資のあっ旋や、中心市街地の活性化を柱とした地域商業の振興、雇用拡大のための企業誘致や創業支援など、伊那市が行っている施策について説明されました。 委員長に選任された伊那商工会議所副会頭の中村和之さんは、「商工業が栄えれば若者の流出は防げる。伊那市の活性化と人口の増加のため、それぞれの立場から意見を出していきたい」と話していました。
-
平成27年度予算編成会議 「人口増加策に力を」
伊那市の平成27年度予算編成会議が30日に開かれました。 白鳥孝市長は、来年度事業の主要項目のひとつとして人口増加策をあげ「職員一人一人の課題として業務を遂行してほしい」と指示しました。 市役所で来年度の予算編成会議が開かれました。 白鳥市長は「リニアの開通など13年先の伊那市の姿を良く考え勉強してほしい。その中で人口問題は絶対に避けては通れない。地方の振興と活性化に、自分たちの事として取り組んでほしいと」と職員に指示しました。 伊那市ではこの他、行財政改革、民間委託の推進、財政指標の改善など11項目を主要項目として、行財政運営に取り組んでいくとしています。 平成27年度予算案は、11月末までに各課の要求が提出され、来年1月末からの理事者査定を経て2月に原案が確定、3月定例市議会に提出されます。
-
市地域自治区今後の方向性3案示す
伊那市の地域自治区のあり方について検討する「伊那市地域自治区制度審議会」が27日、伊那市役所で開かれ、今後の方向性、3案が示されました。 審議会は、伊那市の地域自治区の今後のあり方について審議・検討するもので、今回が5回目となります。 これまでの審議会では、旧伊那市の地域自治区のあり方について「地域自治区の規模の問題」や「運営方法」、「課題に取り組む体制」などについて意見が出されました。 また地域住民からの聞き取り調査では、「区長会などがあり、自治区は必要ない」、「協議会は市長に対して意見を述べる強い権限があり存続したい」などといった意見が出されています。 これらをもとに、事務局から、旧伊那市の方向性について3案が示されました。 示されたのは ●「協議会は現行のまま継続し、自治区へ移行する」 ●「協議会は現行のまま継続し、自治区へ移行するが、自治区を協議会に位置づけすることも可能」とする ●「自治区を解消し、協議会に機能を負わせる」といったものです。 委員からは、「実状に応じた組織運営が可能などの理由で、自治区を協議会に位置づける」といった意見が多く出ていました。 高遠町、長谷の地域自治区については、合併から10年が経過する、平成28年4月1日からは、地方自治法に基づく地域自治区への移行が決まっています。 審議会の中村孝夫会長は「各地域にあった組織づくりが必要。既に取り組みが活発な地域もある」と話しました。 審議会は来月答申の内容を精査し、12月に市長に答申する予定です。
-
故・春日巖さんに旭日単光章
箕輪町議会議員などを務め地方自治の発展に寄与したとして、今年8月に74歳で亡くなった春日巖さんに旭日単光章が贈られました。 23日は、春日巌さんの妻・富貴子さんと、長女の征矢小百合さんが箕輪町役場を訪れ、表彰の伝達を受けました。 春日巖さんは、平成7年に箕輪町議会議員に初当選し、4期16年にわたり在職するなど、地方自治に貢献してきました。 春日さんは、大腸がんにより、今年8月に亡くなりました。 春日さんには、地方自治に尽力した人が受章する旭日単光章が贈られました。
-
ごみ処理費用有料制度見直しでアンケート実施
上伊那広域連合は、排出量によって2段階となっているごみ処理費用有料制度見直しのため、アンケートを実施します。 21日は上伊那広域連合の廃棄物政策審議会が伊那市のいなっせで開かれ、アンケートの素案が了承されました。 上伊那地域では有料制度が2段階になっています。 第一段階ではごみ処理費用としてごみ袋1枚当たり30円かかります。 ごみ排出量が規定量を超えると第2段階となり、1枚当たり180円となります。 上伊那広域連合は、3年ごとに有料制度の見直しを行っていて、今回は2段階の有料制度を継続するかどうかも含め根本的な見直しを行います。 アンケートは来月5日から17日まで上伊那地域の3,000世帯を対象に行われ、内容はごみ処理手数料の金額についてや、チケットのしくみを理解しているかなどです。 委員からは「二段階の制度はコストもかかり、行政窓口の負担にもなるので廃止を考えていいのではないか」という意見の一方、「二段階になっていることでごみ排出量抑止につながっている」という声が上がっていました。 上伊那広域連合ではアンケートの結果を分析し、来年2月の審議会で施策の方向付けをしたいとしています。
-
町長選立候補届出説明会 2派が出席
任期満了に伴う11月11日告示、16日投開票の箕輪町長選挙の立候補届出説明会が14日、箕輪町役場で行われました。 説明会には2派が出席しました。 説明会にはこれまでに出馬を表明している2派が出席し町選挙管理委員会から立候補の届出に関する説明を受けました。 現在、箕輪町長選挙に出馬を表明しているのは、表明順に無所属新人で松島の清水洋さん61歳と無所属新人で福与の白鳥政徳さん60歳です。 他に目立った動きはなく町長選は新人同士による一騎打ちになる見通しです。 今後は、立候補届出書類事前審査が11月4日に行われます。 箕輪町長選挙は11月11日告示、16日に投開票となっています。
-
箕輪町長選挙 一騎打ちの公算大
任期満了に伴う箕輪町長選挙の告示まであと1か月となりました。 これまでに新人2人が出馬を表明し他に目立った動きはなく町長選は新人による一騎打ちとなる見通しです。 これまでに出馬を表明しているのは表明順に無所属新人で松島の清水洋さん61歳と無所属新人で福与の白鳥政徳さん60歳です。 告示まであと1か月となった11日、出馬を表明している2人に話を聞きました。 清水さんは、元県議で「政策決定の過程の透明性を図り、対話を基本としたまちづくりを進める」としています。 清水さんの後援会では、町内15区に21の支部を設置しました。 清水さんは「これまでの経験もあり知名度は浸透している。まちづくりなどの政策の違いを明らかにしていきたい」と話していました。 後援会では、28日には20代から50代を対象にした懇話会を開く他、車座集会やミニ集会を開いていく予定です。 白鳥さんは、元県職員で「これまでの行政経験を活かし、ブランド力のある箕輪を目指す」としています。 白鳥さんの後援会では、町内15区に20の支部を設置しました。 白鳥さんは「初めての選挙で感触はわからない。車座集会やミニ集会を開きながら名前を憶えてもらい、政策を訴えていきたい」と話していました。 後援会では、19日に女性だけの懇談会、23日に激励会を開く予定です。 箕輪町長選挙は11月11日告示、16日投開票です。 箕輪町選挙管理委員会では、14日に立候補届出説明会、11月4日に届出書類の事前審査を行う予定です。 10月1日現在の有権者数は、男性9824人、女性1万40人 の合わせて、19864人です。
-
暴力や犯罪のない安全な社会を
暴力や犯罪、事故のない安全な社会を目指す、暴力追放・地域安全伊那市民大会が4日、伊那市のいなっせで開かれました。 大会には、消防団や交通安全協会などから、およそ300人が出席しました。 白鳥孝伊那市長は「みなさんと一致団結をして、伊那市の安心安全、暴力追放に取り組んでいきたい」と挨拶しました。 大会では、伊那警察署から事件や事故などに関する報告があったほか、伊那市防犯協会女性部は特殊詐欺被害防止を啓発する寸劇を披露しました。 寸劇では、人や物事を簡単に信用しないこと、一人で悩まずに相談することなどを呼びかけていました。 最後に、暴力追放、犯罪や事故防止に努めるとする大会宣言を採択し、参加者が「がんばろう」を三唱して意識を高めていました。
-
箕輪町の空き家実態調査 町内全域で90戸
箕輪町は、町内全域を対象に空き家の実態調査を実施しました。この調査で、90戸の空き家がある事がわかりました。 地域別では、木下区が26戸で一番多く、次いで松島区が17戸、沢区が15戸となっています。 今年6月から7月にかけ、区を通して常会ごとに調査を行いました。 結果、空き家は90戸あり、このうち、管理がされているものが9戸、所有者が不明または、所有者が分かっていても管理されていないものが81戸あったという事です。 管理されていないもののうち、倒壊の恐れのあるものが4戸、防災・防犯上問題があるものが7戸となっています。 町では調査結果をもとに、景観や防災対策のほか、定住人口増加のための有効活用などを検討していくということです。
-
運転免許自主返納者にまっくんバス回数券
南箕輪村は、運転免許証を自主返納した75歳以上の人と障害者を対象に、まっくんバスの回数券50回分を交付することを29日決めました。 これは、この日役場で開かれた、南箕輪村地域公共交通会議で村側から報告され、了承されました。 運転免許証を返納した人たちの、交通手段を確保するために行うもので、対象となるのは、75歳以上の人と、障害者で、免許証を自主返納した人です。 免許証の返納時期は問いません。 自主返納した人のみに発行される、「取消通知書」か、免許証のウラ面に「申請取消手続き済み」と印字され、失効した免許証が証明となり、どちらもない人は、運転経歴証明書を警察で発行してもらいます。 申請は村役場ででき、その場で回数券が手渡されます。 これは、10月1日から実施されることになっています。 また、伊那養護学校に通う生徒のまっくんバス利用について、これまでは障害者手帳が無いと割引対象になりませんでしたが、通学する全ての生徒が割引対象となるよう改正することを決めました。
-
伊那市公式HP 10月からリニューアル
伊那市の公式ホームページが、7年ぶりにリニューアルされ10月1日から公開されます。 伊那市では、だれもが使いやすいホームページにするため、リニューアルを進めてきました。 情報の内容を確認しやすいように、情報のまとまりを縦方向にシンプルに配置し、上下のみに視点を動かすことで情報を探せる「パケットレイアウト」を採用しています。 これにより、タブレット端末や、タッチパネルでの情報検索が簡単に行えるということです。 伊那市では、素晴らしい景観写真やPRコンテンツで市の魅力を発信したいとしています。
-
伊那市移住ツアー 信大生が参加
伊那市へ移住を考える人を対象にした体験ツアーが、23日開かれ、信州大学農学部の学生2人が参加しました。 ツアーは、高遠町の灯籠祭りに合わせて開かれたもので、信州大学の学生2人が参加しました。 ツアーでは、新山のパン屋「パンキエスト」を訪れたほか、鹿嶺高原や高遠町の移住者向けの物件を見学するなどしました。 参加者の一人、信大農学部3年の、幸地 慶さん22歳。両親が沖縄から本州の里山で暮らしたいと考えているということです。 伊那も移住地の候補のひとつになっているということですが、南箕輪キャンパスに在籍していても、住んでいる地元のことを知らないとしてツアーに参加することにしました。 ツアーでは、新山のトンボの楽園に移動し、昼食をとりました。 伊那市では、「信大生にどのように住み続けてもらうかということは、移住プログラムの柱の一つ。チャンスがあれば住み続けたいと考える学生と接点を持っていきたい」と話していました。 伊那市では、移住体験ツアーのほか、東京や、名古屋、大阪で移住セミナーを開いていて、定住促進を行っていくとしています。
-
集団的自衛権の行使容認不採択を可決
伊那市議会は、国に対して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を求める請願陳情は、委員長の報告通り、不採択とすることを24日可決しました。 国に対して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を求める請願と陳情は、18日の市議会総務委員会で不採択となっていました。 この日の定例会最終日に委員長報告と採択が行われ、賛成11、反対9で、委員長の報告通り閣議決定の撤回を求める請願陳情は不採択となりました。 委員長の報告に賛成の議員からは「集団的自衛権の行使の決定は、あくまでも武力行使では無く、日本を守るための、防衛策だ」 反対の議員からは「法律を定めることで、いつでも戦争ができる国になってしまうのではないか」などの意見が出ました。 そのほか、市側から提出された35議案は全て原案通り可決し、閉会しました。
-
箕輪町と南箕輪村で還付加算金未払い
箕輪町と南箕輪村は納めすぎた税金を払い戻す際の利子「還付加算金」の計算ミスで箕輪町は187人、南箕輪村は86人に未払いとなっていたことを22日発表しました。 これは、県の通知を受けて調査したものです。 箕輪町と南箕輪村は、還付加算金の対象となる期間を本来より短く解釈していたため、支払い不足となっていたということです。 箕輪町は、町県民税・国民健康保険税・介護保険料で、187人に、134万4,900円が未払いとなっています。 南箕輪村は、村県民税・国民健康保険税・介護保険料で、86人に65万5,300円が未払いとなっています。 箕輪町と南箕輪村は、過去5年間をさかのぼり再計算し、対象者に通知を送るとともに、速やかに支払いの手続きをするとしています。
-
箕輪町人事異動内示 課長級2人
箕輪町は、10月1日付けの人事異動を19日、内示しました。 人事異動は58人の中規模で、課長級への昇格は2人です。 子ども未来課長に、総務課人事係長の北條治美さんが昇格します。 生涯学習課長に、生涯学習課生涯学習係長の、日野和政さんが昇格します。 また、危機管理・セーフコミュニティ推進室は、10月1日付けで、課に格上げとなります。
-
市の体育施設 最適の量へ見直し
伊那市は、市の保有する体育施設の建物の、今後50年間の経費を、改修や建て替えなどで、およそ61億円と試算しました。 18日、伊那市役所で開かれた、伊那市議会総務委員会協議会で示されたものです。 平成18年の市町村合併後、大部分の施設が合併前とほぼ同じ状態で存続し、今後一斉に更新時期を迎え、多額な改修費用が発生することが予想されるとしています。 市は「伊那市体育施設あり方庁内検討委員会」を設置し報告書にまとめていて、今後「伊那市の体育施設あり方に関する基本方針」を策定するとしています。 現在、市の体育施設は49施設で、このうち67%が設置から20年以上で、33%が30年を経過しているということです。 5年後の平成30年には、54%が設置から30年以上となるとしています。 施設の利用者数は、ここ5年間はほぼ同じで35万人前後となっていて、今後は少子高齢化に伴い利用者が減少するとしています。 施設の経費については、年間およそ1億円で、3千万円は利用料収入で賄われていますが、7千万円は市が補填しています。 今後50年間の施設の建物を対象に30年で大規模改修、60年で建て替えとしてシミュレーションした場合、およそ61億円と推計されました。 市では、財政健全化プログラムや実施計画などとの整合性を図りながら、施設の継続や規模の縮小、用途変更、譲渡、廃止などを視野にいれ、施設のあり方を検討していくとしています。 また、県有の県伊那運動公園野球場と県勤労者福祉センターについては、改修を経た3年後に、市に移管されるとして、あわせてあり方を検討するとしています。
-
リニアで地域振興 交通網整備確認
リニア中央新幹線整備を地域振興に活かすための検討会議、伊那谷自治体会議が17日、飯田市の飯田合同庁舎で開かれました。 会議は、上下伊那の市町村長や、県、国などで組織し、リニア新幹線整備で地域の活性化を図る為、課題解決に向けた政策の立案を行います。 今回は長野県庁と飯田合同庁舎をインターネット回線で結び、阿部守一長野県知事も参加しました。 会議では、牧野光朗飯田市長が、「リニア駅周辺整備基本構想」について、飯田市の取り組みを紹介しました。 また、地域振興や広域交通の拠点となるリニア駅について、意見交換が行われました。 白鳥孝伊那市長は、「乗降客を増やすために、政策を各地区ではなく、伊那谷をひとつとして考えて取り組む必要がある。それには、交通網の整備が不可欠」と話しました。 平澤豊満箕輪町長は、「地域振興で観光や産業を考える前に、まずは国道153号のリニア駅へのアクセスが最優先」などと話しました。 阿部知事は、「JR、高速道路、アクセス道路など、駅への連結という課題が見えた。県としては伊那谷が目指す具体的な方向性がまとまれば、積極的に取り組みたい」と課題も投げかけました。 リニア中央新幹線は2027年に東京、名古屋間での開業を目指しています。
-
サン工業200万円伊那市に寄付
伊那市西箕輪に本社がある金属表面処理加工業サン工業株式会社は教育振興に役立ててもらおうと16日、伊那市に200万円を寄付しました。 16日は、サン工業株式会社の川上健夫社長ら4人が伊那市役所を訪れました。 サン工業では、地域貢献を目的に、一昨年は児童養護施設たかずやの里に、去年は南アルプスの山岳振興に、それぞれ100万円を寄付しています。 川上社長は「素晴らしい環境の中で仕事をさせていただいている。教育振興に役立てて欲しい」と話していました。 伊那市では今後、情報機器端末を市内の小中学校に導入する計画で、白鳥孝市長は「様々な面で支援していだだきありがたい。教育振興に使わせていただきたい」と感謝していました。
-
戦後70年へ 白鳥市長「啓発しっかり」
来年戦後70年を迎えるにあたり、伊那市の白鳥孝市長は、「市として平和を維持していくための啓発活動をしっかりと行っていきたい」との考えを示しました。 12日の市議会一般質問で、議員の質問に答えました。 また記念式典などの考えはあるかとの問いに対しては、「行政として特別な記念行事は予定していないが、市民や民間の団体の草の根的な運動には、側面的に支援していきたい」と述べました。 白鳥市長は、「伊那の地で戦争の記憶が消えていくことは、残念なこと。戦争の悲惨さを正しく後世に伝えていきたい」と答えていました。