-
施政方針
中川村の曽我村長は1日開いた村議会3月定例会で、07年度当初予算上程に当っての村政運営の基本方針を示した。「三位一体の改革による税源移譲は、村財政・歳入の実質増にはつながっていない。新型交付税の導入など不透明要素はあるが、地方交付税は前年と同程度」と予想し「09年度とされる過疎債の期限を見据え、過疎債を有効活用し、10年度以降の村の負担をできるだけ低く抑えるべく、計画的に必要な投資を行なっていく」と編成方針に触れた。
重点・新規事業については▽チャオ活性化事業(天竜ふれあい公園、中央清水線改良、前沢川歩道橋梁設計、村営住宅建設)▽少子化対策・子育て支援事業(乳幼児医療費無料化小学6年まで拡大、つどいの広場「バンビーニ」の時間延長、長時間保育の拡大)▽安心・安全のむらづくり(役場庁舎耐震事業、片桐保育園耐震診断、防災計画策定)▽教育設備の充実(学校給食センター大規模改造、学校パソコン更新、社会体育館整備)▽道路改良(中組下平線改良)-などとした。
また、公債費は6億7300万円で、うち元金償還5億9900万円、04年度がピークで3年連続減。起債借入は4億2500万円で07年償還額との差、1億7400万円だけ、借入総額が減少した-とした。 -
南箕輪議員選挙に新人の山本氏が出馬表明
任期満了(4月26日)に伴う南箕輪村議会議員選挙で、新人・無所属の山本昭子氏(66)=主婦、北殿=が1日、出馬を表明した。
山本氏は「出馬を表明する人が少なく、ここのままでは選挙にならない」との周囲の声に推されて出馬を決意。「主婦の目から見た安心安全な村づくりを目指したい」としている。
「村民と村とのパイプ役、代弁者として活動したい」。推薦してくれた人たちの声を集約して伝えることが役目。その結果を支援者へ報告する義務が議員にはある竏窒ニも話している。
名古屋市立桜台高校卒。村小中学校PTA副会長、上伊那PTA連合会理事、村日赤奉仕団委員長など歴任。現在、北殿区長、村区長会長を務める。 -
福与工業団地分譲契約調印式
ジャパンロジスティックスが物流センター建設へ物流業のジャパンロジスティックス(本社・静岡県富士市、井出純一社長)が28日、箕輪町福与工業団地に物流センター建設のため、箕輪町土地開発公社と分譲契約を結んだ。今年7月にセンター建設に着工し、08年3月の本稼動を予定する。
土地は、福与工業団地約5万平方メートルのうち2万1592・78平方メートル。建物は鉄骨平屋建て、建設面積は9千平方メートル。土地購入費を含む総投資額は10億円。正社員約10人、パート約50人を現地採用する。
同社の物流センターは静岡県、宮城県など5カ所にあり、ホームセンター4社のほぼ全商品を扱う。県内は長野物流センター(須坂市)がある。新センターは綿半ホームエイドの第2物流センターとして稼動。中信から南のエリアと愛知県の計7店舗分を扱う計画。
開発公社の平沢豊満理事長は、「商業、製造業をつなぐ会社は貴重な存在。最大限のバックアップをしたい。就労の場も広がり地域の活性化にもつながると期待している」とあいさつ。井出社長は、「この町が活性化するための一助だが、町の一員となるつもりで頑張っていきたい」と述べた。
福与工業団地は85年度に整備。帝国通信工業が86年に契約し現在稼動している。企業誘致のため06年4月に開発公社が帝国通信工業から取得した土地を今回売却した。 -
県議選 告示日まで1カ月を切る
任期満了に伴う県議選が3月30日告示、4月8日投票の日程で行われる。告示まで1カ月を切り、立候補予定者は有権者の支持を得るため、あいさつ回りやミニ集会などに必死だ。伊那市区は無投票ムードが漂うが、駒ケ根市区、上伊那郡区はいずれも選挙戦が確実となっている(文中、現職・前職、五十音順、丸数字は当選回数)。
出馬を表明しているのは、伊那市区(定数2)が木下茂人氏(71)=無所属(3)・美篶、向山公人氏(64)=無所属(2)・西町=の2氏で、ともに現職。
駒ケ根市区(定数1)は、現職林奉文氏(61)=無所属(1)・南割、前職佐々木祥二氏(54)=無所属・赤須東=。前回(03年4月)と同じ顔ぶれで、一騎打ちの公算が大きい。
上伊那郡区(定数2)は、現職の小原勇氏(58)=無所属(1)・宮田村、小林伸陽氏(62)=共産党(2)・箕輪町、清水洋氏(53)=自民党(1)・箕輪町、前職の垣内基良氏(57)=無所属・辰野町=の4氏。定数が3から2に減り、しのぎを削る厳しい戦いが繰り広げられている。 -
1日から町HPで住まいの情報を発信
「アルプスが2つ見える飯島町に住んで見ませんか」-。飯島町は町内の戸建て住宅やアパート、宅地など、住まいの情報を広く発信する「住情報ネットワーク」を民間業者と連携し構築した。28日、役場で民間業者も交えた推進会議で、最終調整を終え、1日から町ホームページにコーナーを新設し、情報発信する。
町の重点施策人口増、活性化対策の一環。
町営物件を扱う土地開発公社や町、町内で賃貸住宅や戸建て住宅、空家、宅地物件などを扱う町内や駒ケ根市の不動産業者ら11社が参画した。
ネットワークのメニューは(1)住情報ネットについて(2)賃貸物件情報(3)売買物件情報(4)2つのアルプス。地図や項目、地区別一覧からクイックし、各物件の写真や所在地、間取り、面積、費用、連絡先などを個別情報にたどれる。
また、地図上のカメラマークをクイックすると、その地点からの景色が見え「2つのアルプスが見える」眺望の良さをアピールする。
スタート時の情報は30件ほどだが、順次追加、更新される。民間物件は業者の責任で取り扱う。
今後、総務省の「田舎暮らし」、県の「楽園信州」にもリンクできるようにする考え。 推進会議では「町のトップページの項目を目立つようにできないか」「一覧に間取り情報も入れた方がいい」など様々な改善点が指摘された。
町では「市町村のHPで官民一元化の住情報の提供は珍しいのでは。今後、子育て支援策や定住促進策なども併載し、内容を充実したい」と話していた。##(写真)
1日から見られます「町住情報ネットワーク」 -
駒ケ根市議選・新人三原一高氏出馬へ
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選(4月15日告示、22日投開票)に新人の三原一高氏(56)=無所属、福岡=が立候補する意向を固めた。同氏は第2代駒ケ根市長北原名田造氏の孫。元団体職員。伊那北高卒。
新人の立候補表明は4人目。現職では7人が出馬を表明している。定数は15。 -
駒ケ根市長施政方針演説
駒ケ根市議会は27日、3月定例会を開会し07年度一般会計予算案など40議案を上程、提案理由の説明後、各常任委員会に付託した。中原正純市長は提案理由説明に先立って行った07年度施政方針演説で「市長5期目の締めくくりの1年を、心豊かで幸せが実感できるまちづくりと地域に根ざした持続可能な創造のまちづくりに向け・ス自力・再生・向上・ス型予算を元に理事者、職員一丸となって取り組んでいく」として、市民の理解と協力を求めた。
中原市長は国の予算と地方財政計画について述べ、市の07年度予算の概略を説明した上で主な取り組みについて項目ごとに発表。協働のまちづくりについては「(仮称)まちづくり基本条例」の制定や市民参加型行政評価制度の導入、子育てへの取り組みでは「子育て10カ条」の明文化と活用や「食育推進計画」の策定などを通じて家庭養育機能、地域ぐるみの子育て機能を柱にした幼児教育の一層の強化を図る竏窒ニした。健康では健康運動指導士の養成など「市民総合健康づくり事業」の推進、環境では廃食用油のリサイクル事業や家庭生ごみの液肥化実験を新たに進めるほか、都市基盤整備や産業振興にも引き続き積極的に取り組んでいきたい竏窒ネどとする施政方針を示した。
会期と日程は次の通り。
▽27日=本会議(開会、提案説明、質疑)▽8日=本会議(一般質問)▽9日=本会議(一般質問)▽12日=委員会▽13日=委員会▽14日=委員会▽15日=委員会▽20日=本会議(採決、閉会) -
南箕輪村07年度当初予算案
一般会計41億5千万円
「子育て・福祉・教育にやさしい活力、元気をはぐくむ村づくり」前提の予算編成南箕輪村は27日、07年度当初予算案を発表した。一般会計は41億5千万円で、前年度当初比2・2%、9千万円の増額になった。唐木一直村長は「子育て・福祉・教育にやさしい活力、元気をはぐくむ村づくりを前提にした。健全財政を維持しながらの予算編成ができた」と説明している。
村の自立決定以来05、06年度は予算規模が少なかったが、新年度は建設事業関係を盛り込んでいる。主な新事業は南箕輪中学校管理教室棟耐震補強・改修工事5630万円、南箕輪小学校南校舎改修工事1277万円、南小学校児童クラブ室新設4780万円、保健センター改修工事5240万円など。
ソフト事業では、村単独事業で乳幼児医療費無料化の対象年齢を現行の小学3年生までから小学6年生までに引き上げる。予算額920万円の内、引き上げ分は330万円。防犯や災害などの情報を提供するメール配信サービス事業(133万円)も整備する。
歳入は、村税が20億4600万円で前年度比8・5%増。歳入構成比では49・3%の高い比率になる。地方交付税は8億1千万円で1・2%減。国県支出金は3億2600万円で26・9%増。村債は中学校耐震補強工事事業と臨時財政対策債の1億5900万円で21・1%減。
歳出は、人件費が10億4500万円で300万円(0・3%)の減額。扶助費は3億2900万円で制度改正による児童手当の増額などにより21・7%増。公債費は4億6400万円で13・7%減。普通建設事業費は4億億4100万円で1億7300万円(64・6%)増額。
財政力指数の06年度推計は0・655。実質公債費比率の推計は07年度は18・5%だが、08年度は15%後半くらいになる見込み。
特別会計を含めた総額は81億2504万5千円で、前年度当初費0・1%の減。 -
07年度当初予算案
南箕輪村の主な事業南箕輪村は27日、07年度当初予算案発表に合わせて新年度の主要事業を発表した。事業は次の通り。かっこ内は予算計上額。
【子育て・教育・文化に関する事業】
▽スクールバス購入(900万円)▽南箕輪小南校舎改修工事(1277万円)▽南箕輪小児童クラブ室新設(4780万円)▽南箕輪中管理教室棟耐震補強・改修工事(5630万円)▽学童クラブ運営(757万9千円)▽スクールバス運行(674万1千円)▽南箕輪中介助員配置(186万6千円)▽図書購入(600万円)▽総合型地域スポーツクラブ活動(800万円)▽大芝公園施設指定管理者委託(1980万円)▽子育て支援相談員(165万円)
【健康・福祉に関する事業】
▽保健センター改修工事(5240万円)▽南部保育園トイレ改築・未満児室増築工事(1583万円)▽社会福祉協議会委託事業(5080万8千円)▽村単乳幼児医療費給付金事業・小学3年生を6年生までに引き上げ(920万円)▽敬老祝い金交付(207万円)▽伊那中央行政組合病院負担金(6266万1千円)
【自治・協働に関する事業】
▽消防施設整備・第3分団第2部可搬ポンプ積載車購入と消火栓設置(743万6千円)▽地域情報化ネットワーク事業・庁内LAN機器更新など(1280万円)▽大芝高原まつり事業(670万円)▽メール配信サービス事業(133万円)▽村民参加による大芝村有林の植樹・育林作業(24万円)
【生活・環境に関する事業】
▽地区計画事業・道水路整備(3950万円)▽村道109号線改良工事継続事業(3990万円)▽道水路維持補修関連事業(1550万円)▽防犯灯整備事業・30基新設(315万円)▽村内巡回バス「まっくんバス」運行委託(1650万円)▽ごみの分別手引き作成(140万円)▽自然環境適正化事業(7万2千円)
【産業・交流に関する事業】
▽大芝高原松くい虫被害予防事業(1058万8千円)▽大芝高原放送施設改修(1616万円)▽大芝観光施設整備・足湯建設とコテージ雨よけ設置工事(2057万5千円)▽商工会助成事業(1050万円)▽企業振興事業等補助金(3744万円)▽担い手営農組織「まっくんファーム」支援事業(297万5千円) -
市議会3月定例会が開会
伊那市議会3月定例会は27日、3月16日まで18日間の会期で開会した。市は財産の取得など一般案件6件、規約案件6件、条例案件29件、07年度予算など予算案件22件を提案し、委員会に付託した。採決は最終日。
07年度当初予算は、一般会計が323億3900万円。主なものは、本庁舎の大規模改修、信州大学と連携した土石流危険個所の事前調査、保育園の統廃合、高遠消防署の建設など。
小坂市長は、市の財政状況や07年度の主な施策などを踏まえ「新たな課題に対処しながら、地域振興に力を注ぎ、地方分権を見すえ、実効性のある行財政運営に努めていきたい」と施政方針を述べた。
合併して間もなく1年を迎えるが「市民生活に大きな混乱もなく、順調なスタートが切れたと感じている」とし、一体感のある市政運営を進め、長野県一のまちづくりを目指す。
議案は、副市長定数条例、生涯学習センター条例の一部改正、財産の譲与など。財産の取得は、ますみケ丘平地林3万2100平方メートルを市土地開発公社から7千万円で取得。全体面積68ヘクタールのうち、78%が取得・賃貸契約済みとなる。
請願は「県上伊那農業高校定時制の存続を求める意見書の提出について」、陳情は「日豪EPA(経済連携協定)・FTA(自由貿易協定)交渉に関する意見書の提出について」などが提出された。 -
副市長2人の給料 現行の助役、収入役の額
伊那市は27日、4月から配置する副市長2人に関わる副市長定数条例、特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例を市議会3月定例会に提案した。2人の給料は現行の助役と同じ額ではなく、助役、収入役の額とした。人事案は最終日の16日に提案される。
副市長制度は、地方自治法の改正に伴うもの。助役を副市長に、収入役を廃止する。
副市長の役割分担は「統括副市長」が市政全般を統括し、「特命副市長」が企業誘致や子育て支援、未収金対策などに当たる。酒井助役、白鳥収入役を充てる考えで、給料は、それぞれ月額76万8千円、68万1千円。
2人の必要性について、小坂市長は「地方分権改革で役割、責任が重い。上伊那広域連合や伊那中央行政組合の事務も増加している。山積みする多種多様な課題に的確に対応するため」と説明。
議員から「負担増にならないといっても、現行と同じ体制には疑問がある」と質疑が出され、小坂市長は「理事者分担として、それぞれ特色、力量を持った形で進めている。合併に伴う問題、企業誘致など役割を担うには、どうしても必要」と理解を求めた。
同日、記者会見を開催。小坂市長は「同じ職務で差をつけるのはいかがなものか」と同額の考えを持っていたが、行政改革を進めている中、理事者の報酬を引き上げるのはいかがなものか竏窒ニいう市民の声や市議会の意向があったことから、2人の給料に差をつけた。
市特別職報酬審議会では「合併で職務が増大する中、政策執行の重大な責務を負う。給料に差をつけたり、減額することは適切でない。助役と同じ月額が適当である」と答申していた。 -
生活交通確保対策協議会が初会議
飯島町は07年7月をめどに試行開始する地域循環バス事業の基本的事項を検討する町生活交通確保協議会を27日設置した=写真。農村環境改善センターで開いた初会議で、町は循環バスの運行経路、運行ダイヤ、停留所などを盛りこんだ素案を示した。
会の冒頭で、高坂町長は区会や各種団体の代表、運送事業者、公募を含む17人を委員に委嘱し「少ない経費でより効率的な運用ができるように、智恵を出し、基本的部分の方向付けをお願いしたい」と会の趣旨に触れてあいさつ。
引き続き、担当職員から運行経路や運行ダイヤ、停留所、料金など、ワークショップや庁内検討でまとめた素案を説明した。
説明では、運行経路(バス3台使用)は▽現在運行中の福祉バスのコースを基準に利用範囲を拡大する▽町外へのルート(昭和病院への送迎)▽コースは(1)七久保コース(2)本郷コース(3)飯島西コース(4)飯島東コース(5)田切コース(6)昭和病院コース-の6コース▽各2コースを1ルートに設定し、1週間同時刻の3ルート運行▽スタート時間は午前7時30分発を早便、午後8時30分発を後便とし、昭和病院便は後便に含む▽運行日は月縲恚燉j日の平日。
運行時間は▽1コース45分として、2コースで1回り1ルートの設定▽1コースは午前2縲・回、午後2縲・回で計4回(6回)の循環となる▽通学コースは午前7時30分スタートで、3コース朝1回の運行となる。
また、車両管理、運転業務、運賃徴収などは委託する。社会実験期間中(試行運転)は臨時車両や町の福祉バスを活用し、08年より、随時自車運行とする-などとした。
) -
伊南行政組合議会第1回定例会
伊南行政組合議会は26日、07年第1回定例会を開き、07年度一般会計予算案、同昭和伊南総合病院事業会計予算案など6議案をいずれも原案通り可決して閉会した。
07年度一般会計予算は総額20億6390万円で、前年度当初比2億7810万円(15・6%)増。歳出では今年度着工した消防本部・北消防署建設事業などの工事費として3億7930万円を計上した。
昭和伊南総合病院事業会計予算は事業収益として61億760万円(前年度比0・9%減)、事業費用として63億1940万円(同0・8%増)をそれぞれ見込んだ。
議会全員協議会では、昨年11月に議員定数等検討委員会(北澤洋委員長)が示した議員定数を21から17に削減する案などを盛り込んだ規約改正について説明され、了承された。これにより各市町村別の定数は駒ケ根市7、飯島町4、中川村3、宮田村3となる。新定数の適用時期は各市町村議会の議決を経た上で4月30日としたい考え。 -
駒ケ根市議選現職7人出馬へ
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選(4月15日告示、22日投開票)に現職の竹内正寛氏(56)=無所属、町三区=が立候補の意向を固めた。竹内氏は4期目。日本大卒。会社役員。
現職21人のうち立候補を決めたのは7人目となり、引退を決めた11人と合わせ、態度を保留している共産党の3人を除いてすべて進退を明らかにした。
これまでに立候補を表明した現職はいずれも無所属の長谷部清人氏(58)=上穂町、塩沢崇氏(62)=南割、猿田洋子氏(45)=下平、木下力男氏(66)=小町屋、宮沢清高氏(53)=町三、坂井昌平氏(55)=中沢=の6人(議席順)。
新人で立候補を表明しているのは3人。定数は今選挙から15となる。 -
県議選 林奉文氏事務所開き
県議選(3月30日告示、4月8日投開票)の駒ケ根市区(定数1)に立候補する現職の林奉文氏(61)=あおぞら、南割=は25日、同市中央で事務所開きをした。後援会員や支持者など約120人が集まり、必勝を誓って気勢を上げた。林氏は支持者らに対し「知事が交代し村井県政になったが、改革は絶対に後戻りさせず前進できる県にしていかなければならない」、「昭和伊南総合病院の救命センター返上問題では私が県に存続を強く要望した結果、10床残すことができた」などとして、地元のことをしていないという批判は当たらないとした上で「県民、市民とともに全力で頑張っていく」と決意を示した=写真。
同市区は元県議の佐々木祥二氏(55)=無所属、赤須東=が立候補を表明しているがほかに出馬の動きはなく、前回選と同じ顔ぶれでの一騎打ちとなりそうな様相。
林氏は上伊那農業高卒。03年4月の前回選では現職だった佐々木氏をわずか255票差で破った。 -
副市長2人の給料に差
27日に開会する伊那市議会3月定例会で、特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例について、市は4月から配置する副市長2人の給料を同額から差をつけた金額で提案する見通し。
給料は、現行の助役と同じ額を示していたが、副市長1人は現行のままで、もう1人は減額するとみられる。
市特別職報酬審議会は「合併で職務が増大する中、政策執行の重大な責務を負う。給料に差をつけたり、減額することは適切でない。助役と同じ月額76万8千円が適当である」と答申した。
市役所には、県内の副市長配置の状況から、2人はいらないのではないかという内容のはがきが市長あてに届いている。
副市長制度は、地方自治法の改正に伴うもの。収入役の給料は現行、月額68万1千円。 -
県議選 垣内基良氏を励ます会
県議選上伊那郡区(定数2)に出馬する垣内基良氏(57)=無所属・辰野町=の後援会は24日夜、辰野町内で「かきうち基良を励ます集い」を開いた。支持者約300人が集まった。
垣内氏は、景気対策による財政の健全化、災害対策、介護施設の整備拡充、中山間地農業の振興などを挙げ「最後の戦い」に支援を求めた。また、県知事との関係について「知事を選んだ県民の意思を尊重するべき。知事を支援しつつ、是々非々であるのが、県議の正しい選択ではないか」と述べた。
原東吉後援会長は「厳しく過酷な戦いだが『辰野から再び県議誕生』を達成するため、力強い支援を」と中だるみに気を引き締めた。
再構築した後援会支部は、辰野町内に17区(総支部含む)あり、箕輪町、南箕輪村、飯島町、中川村は町村単位で設けた。
事務所は辰野町宮木3817竏・で、辰野西小学校西側。電話は0266・41・5158。 -
箕輪町議選
新人の荻原かほり氏出馬表明任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙で、新人の荻原かほり氏(65)=無所属、木下栄町=が24日、出馬を表明した。
女性議員を出すために集まった有志グループの要請を受け、「女性の声を町に」と出馬を決意。木下区の支援も受けているという。
「ぬくもりのあるわが箕輪町」をテーマとし、公約に▼子育て支援・高齢者・障がい者福祉に光を▼環境にやさしいまちづくり▼男(ひと)と女(ひと)が輝く活力あるまちづくり-を掲げる。
教職や介護の経験も生かし「認め合い、支え合い、人と地域が“ひびき合う”まちづくりのお手伝いをしたい」とする。
小田原女子短大卒。元小学校教諭。横浜市立豊田小学校副校長を最後に01年退職。町教育委員会社会教育指導員など歴任。みのわ少年少女合唱団指導。 -
県議選 上伊那郡区清水洋氏事務所開き
県議選上伊那郡区(定数2)に出馬する清水洋氏(53)=自民党・箕輪町=の後援会は23日夜、箕輪町内で事務所開きをした。役員約70人が集まった。
清水氏は、災害、経済、少子化などの対策を挙げ「豊かさを実感できる地域づくりが使命と思っている。県議となって恩返ししたい」と決意を述べた。
自民党公認について「地域の人に自分の立場をわかりやすくした。国・県・地域とつながりを持ったスタイルは大事かと思う」とした。
金沢芳雄後援会長は「清水県議は、若くて行動力があり、誠実である」と再選に向けて支援を求めた。
後援会組織は箕輪町、南箕輪村が区・常会単位、辰野町、飯島町、中川村が町村単位に各支部を設けている。
事務所は箕輪町9417で、松島の国道153号線沿い。電話は79・7418。 -
南箕輪議員選挙に現職の大熊氏出馬表明
任期満了(4月26日)に伴う南箕輪村議会議員選挙で、現職で無所属の大熊恵二氏(65)=自営業、中込=が24日、5選を目指し出馬を表明した。
大熊氏は、市民団体の「明るい県政を進める会」「県政連絡協議会」のほか、区、後援会などの推薦を受けて出馬を表明。「今までの培ってきた人脈を生かし、5期目に挑戦したい」と意気込みを語る。
「豊かで住みよい元気な村づくり」を基本テーマに活動。福祉・介護、防犯・安全、森林セラピーなどについて力を入れたいとしている。「自立した村にとって健全財政が基本となる。農工商のバランスが取れた発展が特に求められると思う」と話す。 -
駒ケ根市議選に新人菅沼孝夫氏出馬へ
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選(4月15日告示、22日投開票)に新人の菅沼孝夫氏(52)=無所属、北割一区=が立候補する意向を固めた。北割二区の現職宮下治氏(2期)の引退により北割一、二区の市議が不在となることなどから、区民らの要請を受けて出馬を決めた。会社役員。飯田長姫高校卒。
新人の立候補表明は3人目。現職では7人が出馬を表明している。定数は15。 -
駒ケ根市 原助役を副市長に
駒ケ根市の中原正純市長は21日開いた会見で、地方自治法改正により4月から新たに設置する副市長に助役の原寛恒氏(60)を充てたいとする考えを明らかにした。報酬は助役と同額。任期は残任期間の08年3月31日まで。同市が置く副市長は1人。
-
南箕輪村防犯協会第2回会議
南箕輪村防犯協会(会長・唐木一直村長)は21日夜、06年度第2回会議を村民センターで開いた。本年度の活動報告のほか各団体の活動状況など意見を交わした。
本年度は、協会組織を16団体の各代表で構成する新体制になった。村内全12区に地区防犯部を設置し、防犯協会に地区防犯部も参加。防犯部の活動は07年度から本格的に始まるが、防犯パトロールボランティア、まっくん見守り隊も地区防犯部と情報提供など協力する体制で活動してきた。
主な活動は各地区防犯部と役場職員による青色回転灯車での防犯パトロール、放置自転車の警告活動、地域安全運動など。
07年度の活動重点目標も示した。▽各地区防犯部体制の充実(防犯部長、副部長、女性部長、青年部長の役員の全地区からの選出)▽防犯パトロールの実施▽防犯灯整備▽地域安全安心ステーションモデル事業▽緊急情報システムの構築-。
意見交換では、小学校から「まっくん見守り隊の活動が始まってから児童が安全に登下校できている」などの報告があった。村消防団は、北殿で発生した火災や、久保の神社周辺で毎年春に火災があることから消防団に重点的に巡回するよう指示したことを報告し、久保は過去に昼間に土手火災が発生しているため、地域で不審者がいないか注意を払うなどの協力を求めた。 -
観成園跡に地域自立支援施設
駒ケ根市は昨年新築、移転した特別養護老人ホーム「観成園」跡=上穂栄町=に、共同作業所「桜木園」、児童発達支援施設「つくし園」などを移転し、駒ケ根地域自立支援施設(仮称)とする方針を22日の市議会全員協議会で報告した。旧観成園の用地は市の所有だが、建物は伊南福祉会の所有であることから今後譲渡を求めていくという。
隣接していた旧看護専門学校校舎の解体に伴い、建物内に設置していた市文化センター分館と市立図書館・博物館収蔵庫、小中学校中間教室としての機能も同施設内に移転する。担当者によると3月中に改修計画をまとめ、4月以降に工事を発注。07年内の完成を目指したい考え。
観成園跡に移転が検討されていた市福祉共同作業所「たんぽぽの家」はつくし園移転後の高砂園に移転。子育て交流支援室は移転せず、現在のまま駒ケ根駅前ビル・アルパ3階に置くこととしている。 -
箕輪町消防委員会
箕輪町消防委員会(荻原利一会長)は22日、箕輪消防署で開き、06年度消防関係事業や06年火災・救急出動状況などの報告を受け協議した。
消防施設整備事業は、耐震性貯水槽40トン1基を木下に新設(409万5千円)、災害対応特殊ポンプ自動車導入(2698万5千円、国庫補助803万4千円)、小型動力ポンプ付積載車を第1分団八乙女に1台配置(467万2千円)。消防施設等整備補助事業は第3分団基幹詰所研修室改修、ポンプ用ホースや吸管の整備、消火栓器具整備、長岡警鐘やぐら塗装などで計193万7千円。このほか消火栓の新設、取替・移転工事、第1分団沢基幹詰所排水施設工事、第4分団木下基幹詰所水道設備工事など。
消防団事業は、分団交付金1211万8800円、ラッパ交付金11万円、救護交付金6万6千円、消防団員福祉共済掛け金交付金67万5千円。装備は、07年度の新入団員32人分の法被一式、作業服、長靴、ヘルメットの購入。消防団安全装備品補助事業による防寒衣30着の購入(各分団5着ずつ)。2月15日支払い済みの出席率に応じた出動報奨金89万800円の内訳も示した。
委員からは、「災害時などに最低限必要な備品量の見直しをしたほうがいい」との意見があった。また、箕輪町内は昨年12月から現在まで火災が発生しておらず、「風の強い日や乾燥しているときに防災無線での火災予防の呼びかけはありがたい。引き続きお願いしたい」との要望もあった。 -
既存ごみ処理施設の稼働期間延長に伴う地元対応
上伊那広域連合議会は23日、2月定例会を伊那市役所で開き、稼働延長となった伊那市と辰野町のごみ処理施設の周辺地区に対し、総額で約9300万円の補償金を支払う方針を示し、07年度一般会計予算に計上した。
上伊那広域連合では、上伊那にある3つのごみ処理施設を段階的に1つに統合するため、07年度稼働を目指して新施設の検討を進めてきたが、用地選定が難航していることなどから04年、07年度稼働は困難と判断。そのため、05縲・6年にかけて現在稼働している両ごみ処理施設の周辺地区と、稼働延長に関する協議を重ねていた。その結果、条件面での地元の了承を得られたため、今年に入って正式に文書を取り交わた。
稼働延長に伴う補償費は、前回施設全面改築時(中央清掃センターは1985年、クリーンセンターたつのは1992年)の額を据え置いた額となっており、07年度は伊那中央清掃センターの周辺地区である6区1常会に協力費4千万円を、クリーンセンターたつのの周辺地区、雨沢耕地に協力費(環境整備費を含む)1600万円を負担する。また、6区1常会には対象地区内で環境整備事業を行う場合、3600万円を上限とした環境整備費を負担することとなっている。
また、稼働延長の年数については「新ごみ処理施設の環境影響評価を5年以内に行う」とすることで合意。これに従うと、新施設の稼働は最短で2012年、最長で平成2016年となる。 -
新ごみ処理中間施設の用地選定に検討会を設置
上伊那広域連合議会2月定例会が23日、伊那市役所であり、連合長の小坂伊那市長は新しいごみ処理施設の建設候補地の選定に向けた検討組織を近く発足する方針を明らかにした。
検討組織の設置は一般会計に関する柳川広美議員の質疑に答弁する中で明らかにした。柳川議員は新聞報道などで浮上している用地選定検討組織の存在を問い、組織の構成主体などを質問。それに対し小坂市長は「合意ができ、地元で議決をした地区が何個所かある。技術的な問題や道路の問題など、検討していかなければならない。広域連合の施設なので広域にも入ってもらうことになると思うが、一義的には伊那市でやっていく」と語り、伊那市を主体とした検討会組織を設置する方針を示した。
一方、候補予定地の隣接地でも説明を求める声が高まっていることに対しては「そうした人にも十分な説明責任がある」と語り、用地選定は依然として慎重に進めていく姿勢を見せた。
柳川議員は候補地名を明らかにすることも求めたが、上伊那広域連合は「一義的には伊那市が選定するので広域の場では言えない」とし、候補地の明言は避けた。 -
上伊那情報センターの最適化計画、本格実施へ
上伊那広域連合議会は23日、2月定例会を伊那市役所で開き、07年度から上伊那情報センターのコンピューターシステムの最適化計画を本格実施していく方針を示した。
上伊那8市町村の電算事務などを共同処理する上伊那情報センターは、情報化業務とシステム運用コストの増大、システムの複雑化してきたことから、効率的な運用を図るために業務とシステムの最適化が必要であると判断。プロジェクトを立ち上げて最適化計画を検討してきた。今回その基本計画がまとまり、07年度から現在の汎用コンピューターのリース期間が満了となる09年を目標に、共同処理の業務システムの刷新と市町村の業務・システムの最適化する方針を示した。
業務の最適化として取り組む内容は▽情報センター分科会などの機能見直し▽仕事の流れを明確とする業務可視化の推進▽市町村業務の集約化竏窒ネど。情報システムについては、これまで大型汎用コンピューターと職員の自己開発で管理していた基幹系システムをオープン化し、現行システムと連携しながら、段階的に新システム構築する。
事業の見直し効果として、人件費で約1億8千万円(年間)、基幹系システム処理コストで約1億3千万円(07縲・013年の総額)の削減となる見込み。また、基幹系システムの利用時間も平日時間内対応から原則として24時間365日対応できる体制となる。 -
北の城橋の改修費用支援に村長が感謝、伊那市の1千万円予算化受け
橋げたの一部損傷で通行止めになっている宮田村中越区の北の城橋について、伊那市が1千万円の経費負担を新年度予算に盛り込んだことを受け、本紙の取材に清水靖夫宮田村長は「応分の負担をして頂き感謝している」と答えた。
同橋は4月末の復旧完了を目指しているが、改修工費は約2900万円を見込み、管理者の宮田村は昨年末の補正予算と新年度予算に計上している。
同橋は天竜川にかかり、伊那市民の利用者も多いことから、昨年末の同市議会一般質問で小坂樫男市長が「応分の負担金を出して、早期復旧できるようにしたい」と答えていた。 -
駒ケ根市長が県土地改良事業団体連合会長に
駒ケ根市の中原正純市長は22日付で県土地改良事業団体連合会(水土里ネットながの)会長に就任した。21日に長野市で開かれた理事会で選任された。
中原市長は1988年から同連合会上伊那支部運営委員、93年から理事、98年から副会長を務めた。